2013年07月19日
嵐の東北 ぶったまげ! Ⅱ
2013/7/14・15
東北地方は荒れ模様・・・
西吾妻山
(吾妻連邦エリア)
全山行 371回
西吾妻山の情報はこちら
西大巓の情報はこちら
初日の山歩きはこちら
山歩き前の ワタスゲネットの話はこちら
標高 西大巓 1982m 西吾妻山 2035m
天気 曇天・大雨
山行時間 8時間
〈コース〉デコ平(5:30)-ゴンドラ山頂駅(6:15)-西大巓(7:45-8:00)-
道間違え(1:30ロス)-西大巓(9:30)-西吾妻小屋(10:15)-
西吾妻山頂(10:30)-ゴンドラ山頂駅(12:15-12:45)-デコ平(1:30)
今回 最大の不幸 は
地図を途中で落としたこと だ
まったくもって
最悪ぅ
初日の夜
初日の山歩きを終え
車泊するため 西吾妻山の登山口
デコ平に移動した
真夜中・・・
荒れ狂う風と雨で かなかな眠れない
(はぁ。。。)
明日は天気回復するのかな?
すごい雨だよ
このままの天気だったら
登るのは諦めた方がいいですね
それより林道の方が心配です
まさか流されて通れなくなっちゃったり
してませんよね・・・
頭に浮かぶのは
最悪なパターン ばかり
二日目
朝だぁーっ
雨はやんだ
風もない
いそいそと車から出ると
しばし駐車場をウロウロ
時刻は5時
一台の車が駐車場にやってきた
中から出てきたのは おじさん二人
ラッキー♪
登山者か?
嬉しそうに ひとしさんが話しかける
山に登られるんですか?
いや
周辺の草刈り
え゛?
草刈り?
おじさんたちは草むらに消えた
(あは。)
他に車はなし
今日も 先頭きって
山に登らにゃいかん
さっそく登山口から湿原へ
ゴンドラ山頂駅方向に向かって登っていく
(よっしゃ)
本日 ちがこさん
ワタスゲネット 装着
(うひひ)
白い袋をかぶった 変なおばさんだが
見た目なんて どうでもいいのだ
これで虫にやられない
うししし
ちょっとやっかいなのは
思ったほど視界がよくないこと
(はぁ。。。)
まるで白内障患者さんのように
白い幕がかかったように見えるので
足元を注意して歩かないと
けっまずいて転びそうになる
(げっ)
なんだか歩きにくいね こりゃ
ブツブツ・・・
山を楽しむどころか 足元が気になって
周囲の観察ができない
(これが仇になるとわ)
連日降り続いた雨で湿原も水浸し
流れる沢も増水して ゴーゴー と
すごい音をたてている
(おー)
湿原の分岐から山頂駅までは木道が続き
ヌルヌルと滑りそうで気が抜けない
(きゃぁー)
すっかり緑がモサモサと生えた湿原に
花の姿は なにもなかった
(はぁ。。。)
見上げると灰色の分厚い雲に空は覆われ
雨は降ってはいないものの景色はよろしくない
(ぶぅ)
遊歩道の階段を 元気に登っていく
うが うが うが うが
ゴンドラ山頂駅に到着
日中になれば湿原散策の観光客や
ゴンドラを利用する登山者で賑わうはず
今はまだ ひとっこひとりいない
山頂駅の前を通過して ゲレンデを横目に
登山道を山に向かって登っていく
(うりゃ)
沢が近くにあるせいか虫が増えてきた
いよいよ ワタスゲネット活躍か?
ブンブン虫が出始めましたぁー
後ろで ひとしさんが叫んだ
ネットをかぶった ちがこさん
視界はよくないものの被害なし
黒い虫がネットの周りを
ブンブン飛び回っているのが見える
くそぉー
これじゃ 刺したくても近寄れないぜ
虫たちが叫んでいる
うひひ
ざまぁーみろ
ワタスゲネットは無敵だ
ちがこさん 勝利
雨で増水した沢を横断して
登山道は続いている
降り続いた雨で 登山道には水が流れ
もはや道ではない 川 だ
川 をさかのぼっていく
ジャブジャブと山靴のまま 水に足を突っ込み
ゴロゴロした登山道の急登を登る
(おりゃぁー)
びちゃ びちゃ びちゃ びちゃ
笹が登山道に覆いかぶさり山靴はおろか
服までびちょ濡れの状態
(あ゛―)
空は相変わらず薄暗く
いつ雨が落ちてくるのかさえ予測不可能
(急げ 急げ)
ようやく稜線に出た
ガスで周りがよく見えないけど
白い花がぼんやり見えた
今時期 山を彩るのは この花
ネットをはずして景色を見渡せば
ガスの中に花が うじゃうじゃ 並んでいる
きゃぁー
きれいじゃん
最初のピーク
西大巓 に到着
本来なら ここからは すこぷるながめが
いいはずなのだが 今日はガスガス
(はぁ。。。)
しばし休憩
西吾妻山に向けて出発
(よっしゃ)
と
あれ?
地図がありませんよ
えっ?
私のザックの横に入ってない?
ないです
もしかして落としてきたのかな?
ザックの中を もっくりかえし
ひっくりかえししても やっぱりないもんはない
どうしよう
今更 落とした地図を探しに戻るのもねぇ
標識もあるし きっと西吾妻までは
迷うこともないよ
地図がないと詳しいコースはわかんないけど
行けないことはないはず
西大巓の山頂には分岐がある
標識には 米沢方向 と
ちがこさんは考えた
あれ? 道分岐してたっけ?
きっと こっちだよね
疑うこともしないで
迷わず進もうとした
あれ?
本当にこっちですか?
そう そう
西大巓からは 下ってから登るんでしょ?
そのうち右方向に巻いて
西吾妻の稜線に出るはずだよ
そ そうですよね
あ゛―
思い込みしてるよ ちがこさん
ひとちも ちがこさん止めなきゃ
すすめぇーっ!
ちょっとおかしいんじゃ? と思いつつ
ひとしさんも ちがこさんの後を追う
あ゛―
違うっていってるのに
確かに 道は下ってますね
でも どこまで下るんだろ?
西大巓のピークまで 登ってきたのと同じ
今度は 川みたいな登山道の急坂
(げっ)
なんだかおかしい
そう気が付いたのは
すでに45分も下ってからだった
一向に登山道は右には巻かず
下り続ける一方
(げっ)
これには いくら ちがこさんが オバカでも
おかしいってことくらいは気づく
やっぱり変だよ
この道じゃなったんだ
え゛―っ!?
だから違うって言ったのに
くるりと方向転換すると 再び ちがこさんは
西大巓のピーク目指して登り始めた
(あは。)
私が こっちでいいですか? って
さっき確認したじゃないですか
いい って自信あり気に言いましたよね
ごめん
不安な時はよく確認しないと
いつも ちがこさんは エラそうに
言い切るから ムカつく んです
・・・・
45分もズルズルと下ってしまったので
ひとしさんは すっかりテンションが
下がってしまった
(はぁ。。。)
そんなこといっても下った以上は
登らなきゃ先には行けない
(そう そう)
地図ないし ガスってたから
周りの景色がよく見えなくてさ
それに ワタスゲネットで方向が
イマイチよくわからなくって
こっちかと思ったんだもん
そう言うと 機嫌の悪い ひとしさんを後に
ひとりズンズン先を登っていく
ハァ ハァ ハァ
木にかかっていた標識看板を見て
やっぱり道が間違っていたことを
確信したが 後の祭り
やっと西大巓のピークまで戻った
やっと着いたよ
地図がないんですから
もっと慎重にわからない場合は
確認しないと
まるで ぜ~んぶ ちがこさんが悪い
みたいに聞こえた
み~んな 私のせい?
とうとう ちがこさんがキレた
じゃ 山歩く前に 自分でコース
確認しっかりすればいいじゃん
・・・・
始まっちゃったよ
ひとちがの痴話喧嘩
ヒュー
冷たい風が 二人の間に吹いた
正しいコースは西大巓のピークのすぐ下にあった
稜線を沿うようにしてゆるやかに下っている
天気がよくて周りを見渡すことができれば
道間違いはしなかっただろう
地図さえあれば 迷うことなく
確実に道を探しだすことができたはず
(はぁ。。。)
なんで 私ばっか責められなきゃ
いけないんだろ?
悔しくて ボロボロ涙がでた
花畑の稜線を泣きながら
鼻をすすって歩く ちがこさん
ひとしさんのバカヤロー
せっかくきれいな花も台無し
涙で花がボヤボヤに見えた
私も登っている間に
何度も木に叩かれました
たぶん 反省しろ ってことですよね
ひとしさん ごめん って言わないけど
悪かった って思ってるみたいだ
いつまでも ちっちゃなことで
うじうじしてたら 山歩きはできない
泣くの
やぁ~めたっと
エライじゃん
ちがこさん
そうでしょ
気分を変えて コバイケイソウが一面に咲いた花畑を
西吾妻山に向けて元気に歩くことにした
(よっしゃ)
山腹を巻く花畑から木道に
反対側の天元台スキー場のリフトを使って
たくさんの登山者が 木道を歩いてきた
西吾妻小屋の分岐から展望のないピークへ
地味な山頂だけど 道間違えしても
ちゃんとピークを踏めたんだから文句なし
(うん うん)
ひとちが 大満足
すっかり機嫌の治った
ちがこさんも この通り
よかった よかった
仲直りできて
曇天だった空が青くなっていた
陽がさした山は 流れていた水が徐々に引き
登山道は歩きやすくなっている
(わーい)
再び花畑を見ながら西大巓に向けて
ゆっくり山を楽しみながら歩いた
ルン♪ ルン♪
あそこで間違えなければ
こんなに天気が回復している時間に
花畑を歩くことができなかったかも
そうかもね
ちょっと得した気分
ガスの中だった福島の町が見える
花畑は たくさんの登山者で大賑わい
東北は梅雨だけど 雨も恐れず
山を訪れる登山者は耐えないのだ
満開のコケイバイソウは明るい日差しを
浴びて背伸びしているように見えた
さっきまでガスの中だった西大巓も顔を出す
(おおっ)
歩きにくいゴロゴロした赤土の登山道
一気にピークまで登った
西大巓の下を通過し ピストンで下山
(地図回収目的です)
帰りはワタスゲネットをしたままだと
足元が危ないので外して下ることにする
モサモサした登山道には
虫が待ち構えていた
ちがこさん
またもや ピーンチか?
結局 リフト山頂駅付近までの被害は
左耳の一部をくわれただけで収まったけど
(あはは。)
リフト駅まで来ると 天気が急変
バサバサと大粒の雨
(ぎゃぁー)
大慌てでリフト駅に避難
リフトを使って観光客たちは 山頂駅まで来たものの
雨で外を散策することができず折り返し帰っていく
ご愁傷様です
30分ほど雨宿りして
再びデコ平に向かった
落とした地図を探しながら下ったけど
とうとう地図は見つけることはできなかった
(あーぁ)
雨は益々ひどくなる一方で
駆け足で下ったものの
車に到着するころには ずぶ濡れ
雨の白神岳以来の
大濡れ
びちょ びちょのまんま
大急ぎで車に退散
川のような林道を車で下る
よかったですぅー
林道ちゃんと通れて
梅雨の東北の山歩き
最後まで雨から逃れることはできなかったよ
(あはは。。。)
最終日
今日もまた性懲りもなく 浄土平にいる ひとちが
あれ?
まだ福島の山ん中にいるんかい
あはは そう
初日のリベンジを果たそうと目論んでいたものの
本日も 強風に負けて敗退
早朝5時半
浄土平を去ることとなった
一切経山と吾妻小富士は
次回のお楽しみとしよう
次回は すえちせも一緒にね♪
帰りの吾妻スカイラインから見た景色
復興が進む力強い福島の町が輝いていた
(よいですなぁー)
お昼には山梨を通過
梅雨の東北とは違う カンカン照りで
裏山の富士山がポッカリ顔を出していたよ
ワタスゲネットの感想
かぶっていれば絶対虫に刺されません
が 視界がイマイチ
なんか足元が危なくて下りには不向き
やっぱり素で歩くのが一番
ってのが正直な感想
改善点は 視界をよくするために工夫すること
しばし検討してみるね
この日の立ち寄り湯はこちら
横向温泉 森の料亭 マウント磐梯
クリアな泉質の温泉です 汗を流すのにはいいかも
この日の車泊地はこちら
浄土平駐車場
只今無料開放中 24時間トイレも使えます
東北地方は荒れ模様・・・
西吾妻山
(吾妻連邦エリア)
全山行 371回
西吾妻山の情報はこちら
西大巓の情報はこちら
初日の山歩きはこちら
山歩き前の ワタスゲネットの話はこちら
標高 西大巓 1982m 西吾妻山 2035m
天気 曇天・大雨
山行時間 8時間
〈コース〉デコ平(5:30)-ゴンドラ山頂駅(6:15)-西大巓(7:45-8:00)-
道間違え(1:30ロス)-西大巓(9:30)-西吾妻小屋(10:15)-
西吾妻山頂(10:30)-ゴンドラ山頂駅(12:15-12:45)-デコ平(1:30)
今回 最大の不幸 は
地図を途中で落としたこと だ
まったくもって
最悪ぅ
初日の夜
初日の山歩きを終え
車泊するため 西吾妻山の登山口
デコ平に移動した
真夜中・・・
荒れ狂う風と雨で かなかな眠れない
(はぁ。。。)
明日は天気回復するのかな?
すごい雨だよ
このままの天気だったら
登るのは諦めた方がいいですね
それより林道の方が心配です
まさか流されて通れなくなっちゃったり
してませんよね・・・
頭に浮かぶのは
最悪なパターン ばかり
二日目
朝だぁーっ
雨はやんだ
風もない
いそいそと車から出ると
しばし駐車場をウロウロ
時刻は5時
一台の車が駐車場にやってきた
中から出てきたのは おじさん二人
ラッキー♪
登山者か?
嬉しそうに ひとしさんが話しかける
山に登られるんですか?
いや
周辺の草刈り
え゛?
草刈り?
おじさんたちは草むらに消えた
(あは。)
他に車はなし
今日も 先頭きって
山に登らにゃいかん
さっそく登山口から湿原へ
ゴンドラ山頂駅方向に向かって登っていく
(よっしゃ)
本日 ちがこさん
ワタスゲネット 装着
(うひひ)
白い袋をかぶった 変なおばさんだが
見た目なんて どうでもいいのだ
これで虫にやられない
うししし
ちょっとやっかいなのは
思ったほど視界がよくないこと
(はぁ。。。)
まるで白内障患者さんのように
白い幕がかかったように見えるので
足元を注意して歩かないと
けっまずいて転びそうになる
(げっ)
なんだか歩きにくいね こりゃ
ブツブツ・・・
山を楽しむどころか 足元が気になって
周囲の観察ができない
(これが仇になるとわ)
連日降り続いた雨で湿原も水浸し
流れる沢も増水して ゴーゴー と
すごい音をたてている
(おー)
湿原の分岐から山頂駅までは木道が続き
ヌルヌルと滑りそうで気が抜けない
(きゃぁー)
すっかり緑がモサモサと生えた湿原に
花の姿は なにもなかった
(はぁ。。。)
見上げると灰色の分厚い雲に空は覆われ
雨は降ってはいないものの景色はよろしくない
(ぶぅ)
遊歩道の階段を 元気に登っていく
うが うが うが うが
ゴンドラ山頂駅に到着
日中になれば湿原散策の観光客や
ゴンドラを利用する登山者で賑わうはず
今はまだ ひとっこひとりいない
山頂駅の前を通過して ゲレンデを横目に
登山道を山に向かって登っていく
(うりゃ)
沢が近くにあるせいか虫が増えてきた
いよいよ ワタスゲネット活躍か?
ブンブン虫が出始めましたぁー
後ろで ひとしさんが叫んだ
ネットをかぶった ちがこさん
視界はよくないものの被害なし
黒い虫がネットの周りを
ブンブン飛び回っているのが見える
くそぉー
これじゃ 刺したくても近寄れないぜ
虫たちが叫んでいる
うひひ
ざまぁーみろ
ワタスゲネットは無敵だ
ちがこさん 勝利
雨で増水した沢を横断して
登山道は続いている
降り続いた雨で 登山道には水が流れ
もはや道ではない 川 だ
川 をさかのぼっていく
ジャブジャブと山靴のまま 水に足を突っ込み
ゴロゴロした登山道の急登を登る
(おりゃぁー)
びちゃ びちゃ びちゃ びちゃ
笹が登山道に覆いかぶさり山靴はおろか
服までびちょ濡れの状態
(あ゛―)
空は相変わらず薄暗く
いつ雨が落ちてくるのかさえ予測不可能
(急げ 急げ)
ようやく稜線に出た
ガスで周りがよく見えないけど
白い花がぼんやり見えた
今時期 山を彩るのは この花
ネットをはずして景色を見渡せば
ガスの中に花が うじゃうじゃ 並んでいる
きゃぁー
きれいじゃん
最初のピーク
西大巓 に到着
本来なら ここからは すこぷるながめが
いいはずなのだが 今日はガスガス
(はぁ。。。)
しばし休憩
西吾妻山に向けて出発
(よっしゃ)
と
あれ?
地図がありませんよ
えっ?
私のザックの横に入ってない?
ないです
もしかして落としてきたのかな?
ザックの中を もっくりかえし
ひっくりかえししても やっぱりないもんはない
どうしよう
今更 落とした地図を探しに戻るのもねぇ
標識もあるし きっと西吾妻までは
迷うこともないよ
地図がないと詳しいコースはわかんないけど
行けないことはないはず
西大巓の山頂には分岐がある
標識には 米沢方向 と
ちがこさんは考えた
あれ? 道分岐してたっけ?
きっと こっちだよね
疑うこともしないで
迷わず進もうとした
あれ?
本当にこっちですか?
そう そう
西大巓からは 下ってから登るんでしょ?
そのうち右方向に巻いて
西吾妻の稜線に出るはずだよ
そ そうですよね
あ゛―
思い込みしてるよ ちがこさん
ひとちも ちがこさん止めなきゃ
すすめぇーっ!
ちょっとおかしいんじゃ? と思いつつ
ひとしさんも ちがこさんの後を追う
あ゛―
違うっていってるのに
確かに 道は下ってますね
でも どこまで下るんだろ?
西大巓のピークまで 登ってきたのと同じ
今度は 川みたいな登山道の急坂
(げっ)
なんだかおかしい
そう気が付いたのは
すでに45分も下ってからだった
一向に登山道は右には巻かず
下り続ける一方
(げっ)
これには いくら ちがこさんが オバカでも
おかしいってことくらいは気づく
やっぱり変だよ
この道じゃなったんだ
え゛―っ!?
だから違うって言ったのに
くるりと方向転換すると 再び ちがこさんは
西大巓のピーク目指して登り始めた
(あは。)
私が こっちでいいですか? って
さっき確認したじゃないですか
いい って自信あり気に言いましたよね
ごめん
不安な時はよく確認しないと
いつも ちがこさんは エラそうに
言い切るから ムカつく んです
・・・・
45分もズルズルと下ってしまったので
ひとしさんは すっかりテンションが
下がってしまった
(はぁ。。。)
そんなこといっても下った以上は
登らなきゃ先には行けない
(そう そう)
地図ないし ガスってたから
周りの景色がよく見えなくてさ
それに ワタスゲネットで方向が
イマイチよくわからなくって
こっちかと思ったんだもん
そう言うと 機嫌の悪い ひとしさんを後に
ひとりズンズン先を登っていく
ハァ ハァ ハァ
木にかかっていた標識看板を見て
やっぱり道が間違っていたことを
確信したが 後の祭り
やっと西大巓のピークまで戻った
やっと着いたよ
地図がないんですから
もっと慎重にわからない場合は
確認しないと
まるで ぜ~んぶ ちがこさんが悪い
みたいに聞こえた
み~んな 私のせい?
とうとう ちがこさんがキレた
じゃ 山歩く前に 自分でコース
確認しっかりすればいいじゃん
・・・・
始まっちゃったよ
ひとちがの痴話喧嘩
ヒュー
冷たい風が 二人の間に吹いた
正しいコースは西大巓のピークのすぐ下にあった
稜線を沿うようにしてゆるやかに下っている
天気がよくて周りを見渡すことができれば
道間違いはしなかっただろう
地図さえあれば 迷うことなく
確実に道を探しだすことができたはず
(はぁ。。。)
なんで 私ばっか責められなきゃ
いけないんだろ?
悔しくて ボロボロ涙がでた
花畑の稜線を泣きながら
鼻をすすって歩く ちがこさん
ひとしさんのバカヤロー
せっかくきれいな花も台無し
涙で花がボヤボヤに見えた
私も登っている間に
何度も木に叩かれました
たぶん 反省しろ ってことですよね
ひとしさん ごめん って言わないけど
悪かった って思ってるみたいだ
いつまでも ちっちゃなことで
うじうじしてたら 山歩きはできない
泣くの
やぁ~めたっと
エライじゃん
ちがこさん
そうでしょ
気分を変えて コバイケイソウが一面に咲いた花畑を
西吾妻山に向けて元気に歩くことにした
(よっしゃ)
山腹を巻く花畑から木道に
反対側の天元台スキー場のリフトを使って
たくさんの登山者が 木道を歩いてきた
西吾妻小屋の分岐から展望のないピークへ
地味な山頂だけど 道間違えしても
ちゃんとピークを踏めたんだから文句なし
(うん うん)
ひとちが 大満足
すっかり機嫌の治った
ちがこさんも この通り
よかった よかった
仲直りできて
曇天だった空が青くなっていた
陽がさした山は 流れていた水が徐々に引き
登山道は歩きやすくなっている
(わーい)
再び花畑を見ながら西大巓に向けて
ゆっくり山を楽しみながら歩いた
ルン♪ ルン♪
あそこで間違えなければ
こんなに天気が回復している時間に
花畑を歩くことができなかったかも
そうかもね
ちょっと得した気分
ガスの中だった福島の町が見える
花畑は たくさんの登山者で大賑わい
東北は梅雨だけど 雨も恐れず
山を訪れる登山者は耐えないのだ
満開のコケイバイソウは明るい日差しを
浴びて背伸びしているように見えた
さっきまでガスの中だった西大巓も顔を出す
(おおっ)
歩きにくいゴロゴロした赤土の登山道
一気にピークまで登った
西大巓の下を通過し ピストンで下山
(地図回収目的です)
帰りはワタスゲネットをしたままだと
足元が危ないので外して下ることにする
モサモサした登山道には
虫が待ち構えていた
ちがこさん
またもや ピーンチか?
結局 リフト山頂駅付近までの被害は
左耳の一部をくわれただけで収まったけど
(あはは。)
リフト駅まで来ると 天気が急変
バサバサと大粒の雨
(ぎゃぁー)
大慌てでリフト駅に避難
リフトを使って観光客たちは 山頂駅まで来たものの
雨で外を散策することができず折り返し帰っていく
ご愁傷様です
30分ほど雨宿りして
再びデコ平に向かった
落とした地図を探しながら下ったけど
とうとう地図は見つけることはできなかった
(あーぁ)
雨は益々ひどくなる一方で
駆け足で下ったものの
車に到着するころには ずぶ濡れ
雨の白神岳以来の
大濡れ
びちょ びちょのまんま
大急ぎで車に退散
川のような林道を車で下る
よかったですぅー
林道ちゃんと通れて
梅雨の東北の山歩き
最後まで雨から逃れることはできなかったよ
(あはは。。。)
最終日
今日もまた性懲りもなく 浄土平にいる ひとちが
あれ?
まだ福島の山ん中にいるんかい
あはは そう
初日のリベンジを果たそうと目論んでいたものの
本日も 強風に負けて敗退
早朝5時半
浄土平を去ることとなった
一切経山と吾妻小富士は
次回のお楽しみとしよう
次回は すえちせも一緒にね♪
帰りの吾妻スカイラインから見た景色
復興が進む力強い福島の町が輝いていた
(よいですなぁー)
お昼には山梨を通過
梅雨の東北とは違う カンカン照りで
裏山の富士山がポッカリ顔を出していたよ
ワタスゲネットの感想
かぶっていれば絶対虫に刺されません
が 視界がイマイチ
なんか足元が危なくて下りには不向き
やっぱり素で歩くのが一番
ってのが正直な感想
改善点は 視界をよくするために工夫すること
しばし検討してみるね
この日の立ち寄り湯はこちら
横向温泉 森の料亭 マウント磐梯
クリアな泉質の温泉です 汗を流すのにはいいかも
この日の車泊地はこちら
浄土平駐車場
只今無料開放中 24時間トイレも使えます
Posted by ひとちが at 13:46│Comments(8)
│吾妻連邦エリア
この記事へのコメント
悪天候でも福島を嫌いにならないでください!
多分、デコ平から西大巓へ行くのだろうと予想してたらやっぱり行っちゃたのですね。
天気が良ければ磐梯山が見えたのですが・・・見せたかった。
今年はコバイケイソウの当たり年、西大巓でもこんなに咲いているとは。
15日の朝まで浄土平に居たとは、もう少し早く行っていたらトイレの前で会ってたかも。
「復興が進む力強い福島の町が輝いていた」あがとうどざいます。
世界遺産の富士山にも登りたいのですが混み込みでもう少し落ち着いたら登ります。
多分、デコ平から西大巓へ行くのだろうと予想してたらやっぱり行っちゃたのですね。
天気が良ければ磐梯山が見えたのですが・・・見せたかった。
今年はコバイケイソウの当たり年、西大巓でもこんなに咲いているとは。
15日の朝まで浄土平に居たとは、もう少し早く行っていたらトイレの前で会ってたかも。
「復興が進む力強い福島の町が輝いていた」あがとうどざいます。
世界遺産の富士山にも登りたいのですが混み込みでもう少し落ち着いたら登ります。
Posted by ダンボ。 at 2013年07月19日 16:36
ダンボ。さんへ♪
福島をキライになる?
悪天候だから?
そんなことあるわけないじゃないですか!
今回の山歩きで益々福島が好きになりましたよ。
いつもダンボ。さんにはそちらの綺麗な山や花、自然の
情報を頂いているので行きたい山ばかりです。
いったい何度足を運んだらいいのか?
きっと山を歩けなくなるまで福島の山へは
お邪魔することになるでしょうねぇー・・・
今回は吾妻小富士、一切経山に登れず残念でしたが
またリベンジできる楽しみがありますから。
花見山も確認できました。
春の花fが咲くころに行ってみたい山№1♪
悪天候でも すごく楽しかった。
地図なくしたのと 犬も食わない ひとしさんとの喧嘩
いいことばっかじゃないのもまたいいかっ!
コバイケイソウ当たり年?
いやぁー ホント見事でしたよ。
富士山も地元ながら世界遺産になると混むのが
わかっているので足が遠のいてしまいます。
富士山に登るなら 夏山シーズンをはずして
春とか秋に計画されたらいいかと。
ご連絡いただければ参上いたしまする!
うはは。。。
福島をキライになる?
悪天候だから?
そんなことあるわけないじゃないですか!
今回の山歩きで益々福島が好きになりましたよ。
いつもダンボ。さんにはそちらの綺麗な山や花、自然の
情報を頂いているので行きたい山ばかりです。
いったい何度足を運んだらいいのか?
きっと山を歩けなくなるまで福島の山へは
お邪魔することになるでしょうねぇー・・・
今回は吾妻小富士、一切経山に登れず残念でしたが
またリベンジできる楽しみがありますから。
花見山も確認できました。
春の花fが咲くころに行ってみたい山№1♪
悪天候でも すごく楽しかった。
地図なくしたのと 犬も食わない ひとしさんとの喧嘩
いいことばっかじゃないのもまたいいかっ!
コバイケイソウ当たり年?
いやぁー ホント見事でしたよ。
富士山も地元ながら世界遺産になると混むのが
わかっているので足が遠のいてしまいます。
富士山に登るなら 夏山シーズンをはずして
春とか秋に計画されたらいいかと。
ご連絡いただければ参上いたしまする!
うはは。。。
Posted by ひとちが at 2013年07月19日 19:03
ひとちがさん、こんばんわ! まきこばです。
雨の中、福島遠征 お疲れさまでした。
虫やら ダニやら 地図を落とされるやら
このところ 波乱万丈ですねえ・・・
でも パワフルで前向きなお二人の活躍、いつも楽しく拝見してます。
ところで三連休、こちらは いよいよ 富士山に登ってまいりました!
(やっぱり ひとちがさんには報告しないとね)
一日ずらして金曜日に登ったおかげかな、
覚悟していたほど混み合ってはいなかった、と思いますよ。
雨の中、福島遠征 お疲れさまでした。
虫やら ダニやら 地図を落とされるやら
このところ 波乱万丈ですねえ・・・
でも パワフルで前向きなお二人の活躍、いつも楽しく拝見してます。
ところで三連休、こちらは いよいよ 富士山に登ってまいりました!
(やっぱり ひとちがさんには報告しないとね)
一日ずらして金曜日に登ったおかげかな、
覚悟していたほど混み合ってはいなかった、と思いますよ。
Posted by 信州まきこば at 2013年07月19日 21:15
おお、、先日丁度バグネットを見にお店に行ってきたところです。
ちがこさんの作られたような分離型のやつが欲しかったのですが、
唯一あった1つは、若干網目が粗くて買い控えました。
昨年、大無間ですごく小さな虫に十箇所以上噛まれて痛かったので
目は細かすぎるくらいがいいです。
帽子との一体型は、ちょっと重くなるのでいやです、、わがままで、、
コバイケイソウ、見事ですね、、
先日初めて見ましたが、流石にこれほどは咲いていませんでした。
ちがこさんの作られたような分離型のやつが欲しかったのですが、
唯一あった1つは、若干網目が粗くて買い控えました。
昨年、大無間ですごく小さな虫に十箇所以上噛まれて痛かったので
目は細かすぎるくらいがいいです。
帽子との一体型は、ちょっと重くなるのでいやです、、わがままで、、
コバイケイソウ、見事ですね、、
先日初めて見ましたが、流石にこれほどは咲いていませんでした。
Posted by itta at 2013年07月20日 09:40
信州のまきこばさんへ♪
いらっしゃいませー!!
そうなんですよ
ここんとこ曇天やら雨やら
ヒルやらブユやら しまいにはダニと
悲惨な状態の ちがこさんです。
今回は地図なくしちゃって最悪。
地図がないとホント不安・・・
梅雨時期はどこに登っても
すこぷるいいってことはないですね。
それでもマケズ毎週山を歩いている私達ですが
自分たちの不幸も皆さんの 教訓になってもらえればと
恥もすべてさらしてブログ化しております。
富士山行かれたんですね。
それほど混雑してなかったとか?
よかったですねぇー
お盆は最悪でしょう・・・
うちの裏山とはいえ 最近は素通り専門に
なってマス。。。
また少し涼しくなる秋に登ろっかな?
あはは。。。
今週はお天気どうでしょうねぇー。
いらっしゃいませー!!
そうなんですよ
ここんとこ曇天やら雨やら
ヒルやらブユやら しまいにはダニと
悲惨な状態の ちがこさんです。
今回は地図なくしちゃって最悪。
地図がないとホント不安・・・
梅雨時期はどこに登っても
すこぷるいいってことはないですね。
それでもマケズ毎週山を歩いている私達ですが
自分たちの不幸も皆さんの 教訓になってもらえればと
恥もすべてさらしてブログ化しております。
富士山行かれたんですね。
それほど混雑してなかったとか?
よかったですねぇー
お盆は最悪でしょう・・・
うちの裏山とはいえ 最近は素通り専門に
なってマス。。。
また少し涼しくなる秋に登ろっかな?
あはは。。。
今週はお天気どうでしょうねぇー。
Posted by ひとちが at 2013年07月20日 14:44
ittaさんへ♪
やっぱりこの時期は防虫ネットが必要ですね。
今回はお試しだったので 改良しなければ
いけない箇所があり反省。
(さっそく改良しましたよ)
近いうちにブログでご紹介しますね。
ネット通販だと色々なタイプのものがあるようですね。
実際ネットの中からは どの程度視界があるのでしょうか?
ちなみに百円均一には黒くて薄手の細かい目にネットは
売ってませんでした。
(あたり前か!)
自作ともなると 愛着が出てきて改良も楽しく
虫の時期も楽しい山歩きになりそうです。
(いつも変な袋をかぶった写真ばっかになりそうですが)
あはは。。。
やっぱりこの時期は防虫ネットが必要ですね。
今回はお試しだったので 改良しなければ
いけない箇所があり反省。
(さっそく改良しましたよ)
近いうちにブログでご紹介しますね。
ネット通販だと色々なタイプのものがあるようですね。
実際ネットの中からは どの程度視界があるのでしょうか?
ちなみに百円均一には黒くて薄手の細かい目にネットは
売ってませんでした。
(あたり前か!)
自作ともなると 愛着が出てきて改良も楽しく
虫の時期も楽しい山歩きになりそうです。
(いつも変な袋をかぶった写真ばっかになりそうですが)
あはは。。。
Posted by ひとちが at 2013年07月20日 14:50
コバイケイソウ、見事ですね~!
数年に一度しか咲かないらしく、今年は当たり年の様なことを
どっかで耳にしましたが、この花の辺り年は冷夏になるとも
言われるらしく・・・本当か?って感じですよね~。
先日、金土で 蓮華岳&針の木岳 行ってきました♪
今年初のテント山行、ピーカンのお空につき絶景で
見たかった花のチングルマにも出会えて最高でした~^^
数年に一度しか咲かないらしく、今年は当たり年の様なことを
どっかで耳にしましたが、この花の辺り年は冷夏になるとも
言われるらしく・・・本当か?って感じですよね~。
先日、金土で 蓮華岳&針の木岳 行ってきました♪
今年初のテント山行、ピーカンのお空につき絶景で
見たかった花のチングルマにも出会えて最高でした~^^
Posted by ひなた at 2013年07月22日 09:31
ひなたさんへ♪
はい!
コバイケイソウの花畑は素晴らしかったです。
コバイケイソウの当たり年は冷夏ですか?
(なんか十分暑いような気がしますが)
針の木・蓮華のテン泊
お疲れ様でした。
天気にも恵まれたようで・・・
羨ましい・・・
(最近 ひとちがっちは雨・曇天・風・虫と恵まれておりません)
山計画には同じくテン泊で予定されてはいるものの
実行はされず いまだ ウジウジしていますわ。
あはは。。。
チングルマいいですねぇ~
きっと ひとちがが行くころには
風になびく残骸になっているような気もします。
あは!
ようやく梅雨明け
これからはテント背負って長い縦走が
楽しみな季節。
今年はどうなることやら???
うひひ。。。
はい!
コバイケイソウの花畑は素晴らしかったです。
コバイケイソウの当たり年は冷夏ですか?
(なんか十分暑いような気がしますが)
針の木・蓮華のテン泊
お疲れ様でした。
天気にも恵まれたようで・・・
羨ましい・・・
(最近 ひとちがっちは雨・曇天・風・虫と恵まれておりません)
山計画には同じくテン泊で予定されてはいるものの
実行はされず いまだ ウジウジしていますわ。
あはは。。。
チングルマいいですねぇ~
きっと ひとちがが行くころには
風になびく残骸になっているような気もします。
あは!
ようやく梅雨明け
これからはテント背負って長い縦走が
楽しみな季節。
今年はどうなることやら???
うひひ。。。
Posted by ひとちが at 2013年07月23日 08:55
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