2010年02月05日
雪崩の巣に突入!!
2010/01/30
木曽駒ヶ岳
全山行 165回
百名山 32座
標高 中岳 2650m
天気 晴れ
山行時間 9時間30分
距離 6.00km
〈コース〉自宅(3:45)-すずらん荘(7:00)-菅ノ台バスセンター(8:12発)-しらび平(8:50-9:00)-乗越浄土(12:30)-中岳(1:15)-伊那前岳(1:30)-乗越浄土(1:45)-千畳駅(3:00)-すずらん荘(4:30)
山頂駅の前は別世界だった・・・
夏山とは違う白銀の世界・・・
今回も口約通り、行ってまいりました木曽駒ヶ岳!
ひとちが、いざ 雪崩の巣に突入!!
バスセンターでの待ち時間、朝一番のバスには ひとちがの予想ははずれ、 たくさんの人が並んでいた。(うへ)
隣にいた 関西のおっちゃん、ずいぶん軽装備だけど山頂を目指すらしい、大丈夫ですかぁ~?
反して ひとちがの格好といえば もちろんフル装備、いったいどんな山に登るんだろうくらいの ゴッつい格好であ~る。(だはは。。。)
バス停には こんな張り紙が・・・
うげぇー、、、登れるんかいなぁ?
凍りついた林道をバスは進む。
スリップするんじゃないかと 最前席で ドキドキしながら外を眺める ひとちが。
山はすっかり雪化粧、バスが しらび平に近づくにつれて 雪はどんどん多くなっていく。
ロープウェイで一気に 標高2650mの千畳敷カールに到着
さっそく支度を整え駅から外に出てみよう!(うりゃ!)
きゃぁー!!
激サブぅーーーーーっ!!
粉雪が舞っている、除雪車が駅の前の雪かきをしているからだ。
バスに同乗してきたほとんどの人は カメラマン。
もちろん 雪の美しい千畳敷カールを撮影するためであ~る。
ってことは?
登山者は少ない・・・・(ひょぇぇーーっ)
やる気マンマンで ここまできたものの、入り口では 山岳指導員が警告を発し 山に向って進むことができるのは 冬山装備を完璧にしている登山者のみ。
登山届けを提出し、行く気マンマンの ひとちがであったが、あまりのザブさにクジケ
駅に逆戻りして がっちり着込むことに。(それが正解!)
「ひとしさぁ~ん、こりゃ 目だし帽に ヘルメット、とりあえずカールの中は スノーシューで進むしかありませんなぁー」
ひとちがの ゴッつい装備と ゴーグルを取らなきゃ 誰だかわからないような姿を 駅の中から ギャラリーたちは呆れた顔で眺めている・・・
いいの、いいの!
もしもって時のことを考えたら 格好もへったくりもないんだから!(そう!そう!!)
よし、出発
外に出ると 関西のおっちゃんが 山岳指導員に怒られている。
?
「アイゼンの歯は10本以上のものですか? 簡単に登ろうなんて甘い考えで山に入らないで下さい、命を賭けるくらいの気持ちのない方は登山は中止して下さい」
「そんなこといったって ここまでせっかく来たんだから アイゼンの歯が足りないくらいで登るななんて殺生なぁ・・・」
おっちゃん くいさがる。
がんばりますなぁー・・・
その横を のん気な ひとちが、
わぁーい♪
綺麗だぁー!!
と 小走りに通過。(うはは!)
山岳指導員、あんたたちはよし!といった顔で ちらりと ひとちがを見る。
ははは!!
そうだよね、これだけ ゴッつければ 文句もないよね・・・
駒ケ岳神社で記念撮影、さっそくカールに突入!(よっしゃ)
と言いたいところだが 実はコースがわからない。
夏場なら フツーに登山道を歩くのだろうが、どこそこ真っ白けで 入り口も出口も わかりましぇん・・・
立ち入り禁止の看板が立ち並ぶ。
ロープの先は 白い世界、 いったいどこから歩けばいいのか?
運悪く・・・
ひとちがの前を歩いている登山者がいない。(ふんがぁー、、、)
げげぇぇぇぇーーーっ!
いったい どこが入り口なんじゃぁー?
本当ゎぁー、ちょっぴり期待してたんだよね、ひとちがの前には ちゃぁ~んとトレースがあって、登山者がいて、ラッセルしなくてもよくって・・・
って 誰も歩いてないじゃん(ぶぅ。)
ひょぇぇぇぇーーーっ!
これって もしかして 自分達で道作れってか?
あのぉーーっ、ひとちがは 冬山は初心者でして なんだかよくわからないんですがぁー
ホテルの裏手からカールに突入、真っ白な大平原、でもコースを間違えれば 雪崩に巻き込まれる危険が伴う。
どうしれってかぁー!!
おや?
小さな黒い点が動いてるじゃん。
なんと! スノーシューで歩いている人発見!!
超ラッキーだぁー
お、おっかけるしかない!
登りの手前で ようやく追いついた ひとちが。(やったぁー!)
「こんにちわぁー! 今日は山頂まで行かれるんですかぁー?」
すかさず声をかけるのは もちろん ちがこさんだ
「いいえ、今日はスノーシューの下見にきただけです。」
えっ?
い、行かないの?
山頂方向へは・・・
ってことは この先は やっぱし ひとちがが先頭さんかいな・・・(うへ)
ふぇぇぇぇーーーっ
いかん、いかんですよぉー!!
ピンチを感じた ちがこさん、お兄さんを道連れにしようと心みた
が、残念なことに 登り2/3地点で お兄さんは帰ってしまった・・・
雪はだんだん深くなる・・・
がんばれ ひとちが!
ラッセルが始まった
雪が深いので壺足では 埋まってしまうので スノーシューで進むしかない。
雪は軟らかいから アイゼンじゃ役にもたたなそうだしぃー・・・
駅からは放送が入る。
「スノーシューでの登山はやめてください、大変危険です、アイゼンを持っていない方はすぐに下山してください。」
どうやら駅から 双眼鏡かなんかで 登山者を監視しているらしい・・・(安心なんだかよくわかりませんが)
ひとちがが ラッセルした後を 数名の登山者らしき人が追ってくる。
彼らも同じくスノーシュー、ひとちがを追い抜いたものの、登りは更にキツくなってきた。
もう これ以上は スノーシューでは 坂が急すぎる!(ぶぅぅぅーーーっ!)
「やぁ~めた スノーシュー脱いじゃおうっと♪ 壺足の方が 全然ラッセルできちゃうもん!」
一歩進むと 三歩足が滑って前に進まない・・・
ひとちがを 追い抜いた スノーシュー軍団は ひとちがの数メートル先で あえなく リタイアした
彼らの目的は 山岳スキーだったそうであ~る。
残念なことに 今年は雪は少なく 気温が高いため 雪がゆるみ 少しの衝撃などで雪崩が発生する恐れ大、バスに スキーで乗車することは拒否されたので 仕方なく スノーシューで歩ける所まできたということ。(お疲れさまでやんした。)
はっ!
もしかして またもや先頭さん?(うげ)
ちがこさん、ラッセルして 傾斜70度はあるであろう登りを 壺足で必死に登る・・・
そうなんです、スノーシューを脱いだ時点で アイゼンを装着すべきだったと 気づいた時は すでに時遅し・・・(あちゃぁー)
雪質は 固めとなり 急登をアイゼンなしで登るのは 恐怖に近いものがありまして・・・
下を見れば カールが大きく口を開けて 「滑落してらっしゃい!」といわんばかり
後方の ひとしさん、
「ふくらはぎが パンパンで痛いですぅ・・・」
と 半クジケ気味。
みぃ~んな帰っちゃって ひとちがが この危ないポイントを通過できるか 不安で仕方ないのであ~る。(いつものことですが)
はっ はっ はっ!
そんなことで クジケる ちがこさんではありませんよぉー
ひとしさんの言葉に 振り返ることなく登る。(うりゃぁぁーーーっ!)
目の前に 鉄の手すりが 雪の間から見えていたからだ。
『あそこまで がんばれば 手すりにまたがって アイゼンなんとか装着できるもんね、この急斜面じゃ 腰を下ろすことさえできないもん 立ってるのがやっとだしぃ』
おや?
ピンチの ひとちがを 追い抜いていく ご夫婦が・・・
もちろんアイゼンで。
あちゃー・・・
先を越されましたなぁー・・・(がびぃ~ん)
ようやく手すりに到着、なんとかアイゼンも無事装着完了!
って、後10メートルも登れば 乗越浄土だったんですが・・・(とほほ。。。)
うひょぉーーーーーーっ!!
ここが 冬の乗越♪
ガビガビに凍りついた表示板、エビのしっぽが面白い。
雪ではなく 凍りついた稜線を歩く。
うがぁぁーーーーっ!
す、スゴイ風!!
宝剣山荘の横を通過、天狗岩も白く凍っている。
すぐ横の 宝剣岳は 厳冬期の 滑りやすい 超アブナイ山になっていた。
お腹がすいた。
山荘の裏手の風のあたらない場所で おむすびをパクつく。
とはいっても 粉雪が吹き荒れ、おむすびは 石のように硬く凍りつき 口を動かしていることさえ感覚がない。
ろくに噛まず、飲み込むことなく 稜線を中岳に向う。
ともかく風が強く吹き飛ばされそうであ~る
こんな時、ホームグランドで練習してきた ピッケルを使った構えが役に立った。
竜巻のように襲い掛かってくる風は ピッケル、アイゼンなしでは 到底立ち向かうことはできないのだから・・・(実践練習は大切ですな)
なんとか中岳の山頂に到着、ひとちがを追い抜いていった ご夫婦もあまりの風の強さに引き返していく。
それにしても 駒ケ岳方向から 風が巻き上がってくるので 山頂は立っているのが やっとなのだ
運悪ければ 風に吹き飛ばされて滑落・・・
なんて可能性も否定できないほど。(スゴすぎます)
乗越まで 本来なら1時間程度で登れるはずが、なんと3時間半もかかってしまい 帰りのロープウェイの最終便に乗るには 駒ケ岳までだと あまりに時間のゆとりがなかった。
その上、このスゴイ風、向かい風の中岳を下り、風の吹き荒れる駒ケ岳を登り、後方からいつ突風になるかわからない 追い風を恐れながら山頂を目指すなどもってのほか!
写真もいっぱい撮りたいしぃー、ひとちがの山歩きは 楽しくなけりゃダメなわけで、ピークは二人で行ける場所って決めてるじゃん。
だから 今日はここまででよしとしよう(そうだ! そうだ!!)
せめて中岳の祠に お参りしたいと願っていた ちがこさんだが、風が強くて動けないでいる ひとしさんに 猛烈な反対をくらい あえなく下山。(しょぼん)
乗越から 伊那前岳方面へ・・・
誰も歩いていない稜線は 強い風で舞い上がってできたシュカブラが美しい文様を描き出している・・・
なんてステキ♪
またもや突風! 竜巻のように荒れ狂う稜線・・・(うがぁー!)
ひとちが 必死でピッケルを突き刺し構える!
あはは!
このへんでよしとしましょう
乗越を下る。
登りも大変だったけど 下りも怖い
ロープでお互いを結び 先を行く ちがこさんを ひとしさんが 尻セードで万が一の滑落を想定して後方からサポート。(いざという時 頼りになるのは やっぱり マイダーリン♪)
かっちょいいじゃん ひとしさん!
いっぱしの山男だぁー!!
おっかなびっくりながらも どうにか無事下山、がんばっちゃった急登ラッセルコースも ある程度 下ってしまえば スノーシューのハイキングコースに大変身♪
アイゼンをはずし、スノーシューに履き替えて 駅までゴキゲンなハイキング
気にしていた時刻も 最終便にどうにか間に合った。
よかったね ひとちが。
雪崩に巻き込まれなくて!
素晴らしい雪山と 稜線の風の強さに あらためて フル装備で山行したことをよかったと思う二人であ~る
*ちなみに 山行中、ひとしさんは写真撮影のため手袋をはずしたため あまりの寒さに手は 半凍傷気味でしばらく腫れていた・・・
-10度にも耐えられるはずの カメラのバッテリー、 一枚写真を撮るごとに電池切れマークが表示され 気温の低さを物語っていた・・・
ナメちゃいけませんよ!
冬の雪山・・・
木曽駒ヶ岳
全山行 165回
百名山 32座
標高 中岳 2650m
天気 晴れ
山行時間 9時間30分
距離 6.00km
〈コース〉自宅(3:45)-すずらん荘(7:00)-菅ノ台バスセンター(8:12発)-しらび平(8:50-9:00)-乗越浄土(12:30)-中岳(1:15)-伊那前岳(1:30)-乗越浄土(1:45)-千畳駅(3:00)-すずらん荘(4:30)
山頂駅の前は別世界だった・・・
夏山とは違う白銀の世界・・・
今回も口約通り、行ってまいりました木曽駒ヶ岳!
ひとちが、いざ 雪崩の巣に突入!!
バスセンターでの待ち時間、朝一番のバスには ひとちがの予想ははずれ、 たくさんの人が並んでいた。(うへ)
隣にいた 関西のおっちゃん、ずいぶん軽装備だけど山頂を目指すらしい、大丈夫ですかぁ~?
反して ひとちがの格好といえば もちろんフル装備、いったいどんな山に登るんだろうくらいの ゴッつい格好であ~る。(だはは。。。)
バス停には こんな張り紙が・・・
うげぇー、、、登れるんかいなぁ?
凍りついた林道をバスは進む。
スリップするんじゃないかと 最前席で ドキドキしながら外を眺める ひとちが。
山はすっかり雪化粧、バスが しらび平に近づくにつれて 雪はどんどん多くなっていく。
ロープウェイで一気に 標高2650mの千畳敷カールに到着
さっそく支度を整え駅から外に出てみよう!(うりゃ!)
きゃぁー!!
激サブぅーーーーーっ!!
粉雪が舞っている、除雪車が駅の前の雪かきをしているからだ。
バスに同乗してきたほとんどの人は カメラマン。
もちろん 雪の美しい千畳敷カールを撮影するためであ~る。
ってことは?
登山者は少ない・・・・(ひょぇぇーーっ)
やる気マンマンで ここまできたものの、入り口では 山岳指導員が警告を発し 山に向って進むことができるのは 冬山装備を完璧にしている登山者のみ。
登山届けを提出し、行く気マンマンの ひとちがであったが、あまりのザブさにクジケ
駅に逆戻りして がっちり着込むことに。(それが正解!)
「ひとしさぁ~ん、こりゃ 目だし帽に ヘルメット、とりあえずカールの中は スノーシューで進むしかありませんなぁー」
ひとちがの ゴッつい装備と ゴーグルを取らなきゃ 誰だかわからないような姿を 駅の中から ギャラリーたちは呆れた顔で眺めている・・・
いいの、いいの!
もしもって時のことを考えたら 格好もへったくりもないんだから!(そう!そう!!)
よし、出発
外に出ると 関西のおっちゃんが 山岳指導員に怒られている。
?
「アイゼンの歯は10本以上のものですか? 簡単に登ろうなんて甘い考えで山に入らないで下さい、命を賭けるくらいの気持ちのない方は登山は中止して下さい」
「そんなこといったって ここまでせっかく来たんだから アイゼンの歯が足りないくらいで登るななんて殺生なぁ・・・」
おっちゃん くいさがる。
がんばりますなぁー・・・
その横を のん気な ひとちが、
わぁーい♪
綺麗だぁー!!
と 小走りに通過。(うはは!)
山岳指導員、あんたたちはよし!といった顔で ちらりと ひとちがを見る。
ははは!!
そうだよね、これだけ ゴッつければ 文句もないよね・・・
駒ケ岳神社で記念撮影、さっそくカールに突入!(よっしゃ)
と言いたいところだが 実はコースがわからない。
夏場なら フツーに登山道を歩くのだろうが、どこそこ真っ白けで 入り口も出口も わかりましぇん・・・
立ち入り禁止の看板が立ち並ぶ。
ロープの先は 白い世界、 いったいどこから歩けばいいのか?
運悪く・・・
ひとちがの前を歩いている登山者がいない。(ふんがぁー、、、)
げげぇぇぇぇーーーっ!
いったい どこが入り口なんじゃぁー?
本当ゎぁー、ちょっぴり期待してたんだよね、ひとちがの前には ちゃぁ~んとトレースがあって、登山者がいて、ラッセルしなくてもよくって・・・
って 誰も歩いてないじゃん(ぶぅ。)
ひょぇぇぇぇーーーっ!
これって もしかして 自分達で道作れってか?
あのぉーーっ、ひとちがは 冬山は初心者でして なんだかよくわからないんですがぁー
ホテルの裏手からカールに突入、真っ白な大平原、でもコースを間違えれば 雪崩に巻き込まれる危険が伴う。
どうしれってかぁー!!
おや?
小さな黒い点が動いてるじゃん。
なんと! スノーシューで歩いている人発見!!
超ラッキーだぁー
お、おっかけるしかない!
登りの手前で ようやく追いついた ひとちが。(やったぁー!)
「こんにちわぁー! 今日は山頂まで行かれるんですかぁー?」
すかさず声をかけるのは もちろん ちがこさんだ
「いいえ、今日はスノーシューの下見にきただけです。」
えっ?
い、行かないの?
山頂方向へは・・・
ってことは この先は やっぱし ひとちがが先頭さんかいな・・・(うへ)
ふぇぇぇぇーーーっ
いかん、いかんですよぉー!!
ピンチを感じた ちがこさん、お兄さんを道連れにしようと心みた
が、残念なことに 登り2/3地点で お兄さんは帰ってしまった・・・
雪はだんだん深くなる・・・
がんばれ ひとちが!
ラッセルが始まった
雪が深いので壺足では 埋まってしまうので スノーシューで進むしかない。
雪は軟らかいから アイゼンじゃ役にもたたなそうだしぃー・・・
駅からは放送が入る。
「スノーシューでの登山はやめてください、大変危険です、アイゼンを持っていない方はすぐに下山してください。」
どうやら駅から 双眼鏡かなんかで 登山者を監視しているらしい・・・(安心なんだかよくわかりませんが)
ひとちがが ラッセルした後を 数名の登山者らしき人が追ってくる。
彼らも同じくスノーシュー、ひとちがを追い抜いたものの、登りは更にキツくなってきた。
もう これ以上は スノーシューでは 坂が急すぎる!(ぶぅぅぅーーーっ!)
「やぁ~めた スノーシュー脱いじゃおうっと♪ 壺足の方が 全然ラッセルできちゃうもん!」
一歩進むと 三歩足が滑って前に進まない・・・
ひとちがを 追い抜いた スノーシュー軍団は ひとちがの数メートル先で あえなく リタイアした
彼らの目的は 山岳スキーだったそうであ~る。
残念なことに 今年は雪は少なく 気温が高いため 雪がゆるみ 少しの衝撃などで雪崩が発生する恐れ大、バスに スキーで乗車することは拒否されたので 仕方なく スノーシューで歩ける所まできたということ。(お疲れさまでやんした。)
はっ!
もしかして またもや先頭さん?(うげ)
ちがこさん、ラッセルして 傾斜70度はあるであろう登りを 壺足で必死に登る・・・
そうなんです、スノーシューを脱いだ時点で アイゼンを装着すべきだったと 気づいた時は すでに時遅し・・・(あちゃぁー)
雪質は 固めとなり 急登をアイゼンなしで登るのは 恐怖に近いものがありまして・・・
下を見れば カールが大きく口を開けて 「滑落してらっしゃい!」といわんばかり
後方の ひとしさん、
「ふくらはぎが パンパンで痛いですぅ・・・」
と 半クジケ気味。
みぃ~んな帰っちゃって ひとちがが この危ないポイントを通過できるか 不安で仕方ないのであ~る。(いつものことですが)
はっ はっ はっ!
そんなことで クジケる ちがこさんではありませんよぉー
ひとしさんの言葉に 振り返ることなく登る。(うりゃぁぁーーーっ!)
目の前に 鉄の手すりが 雪の間から見えていたからだ。
『あそこまで がんばれば 手すりにまたがって アイゼンなんとか装着できるもんね、この急斜面じゃ 腰を下ろすことさえできないもん 立ってるのがやっとだしぃ』
おや?
ピンチの ひとちがを 追い抜いていく ご夫婦が・・・
もちろんアイゼンで。
あちゃー・・・
先を越されましたなぁー・・・(がびぃ~ん)
ようやく手すりに到着、なんとかアイゼンも無事装着完了!
って、後10メートルも登れば 乗越浄土だったんですが・・・(とほほ。。。)
うひょぉーーーーーーっ!!
ここが 冬の乗越♪
ガビガビに凍りついた表示板、エビのしっぽが面白い。
雪ではなく 凍りついた稜線を歩く。
うがぁぁーーーーっ!
す、スゴイ風!!
宝剣山荘の横を通過、天狗岩も白く凍っている。
すぐ横の 宝剣岳は 厳冬期の 滑りやすい 超アブナイ山になっていた。
お腹がすいた。
山荘の裏手の風のあたらない場所で おむすびをパクつく。
とはいっても 粉雪が吹き荒れ、おむすびは 石のように硬く凍りつき 口を動かしていることさえ感覚がない。
ろくに噛まず、飲み込むことなく 稜線を中岳に向う。
ともかく風が強く吹き飛ばされそうであ~る
こんな時、ホームグランドで練習してきた ピッケルを使った構えが役に立った。
竜巻のように襲い掛かってくる風は ピッケル、アイゼンなしでは 到底立ち向かうことはできないのだから・・・(実践練習は大切ですな)
なんとか中岳の山頂に到着、ひとちがを追い抜いていった ご夫婦もあまりの風の強さに引き返していく。
それにしても 駒ケ岳方向から 風が巻き上がってくるので 山頂は立っているのが やっとなのだ
運悪ければ 風に吹き飛ばされて滑落・・・
なんて可能性も否定できないほど。(スゴすぎます)
乗越まで 本来なら1時間程度で登れるはずが、なんと3時間半もかかってしまい 帰りのロープウェイの最終便に乗るには 駒ケ岳までだと あまりに時間のゆとりがなかった。
その上、このスゴイ風、向かい風の中岳を下り、風の吹き荒れる駒ケ岳を登り、後方からいつ突風になるかわからない 追い風を恐れながら山頂を目指すなどもってのほか!
写真もいっぱい撮りたいしぃー、ひとちがの山歩きは 楽しくなけりゃダメなわけで、ピークは二人で行ける場所って決めてるじゃん。
だから 今日はここまででよしとしよう(そうだ! そうだ!!)
せめて中岳の祠に お参りしたいと願っていた ちがこさんだが、風が強くて動けないでいる ひとしさんに 猛烈な反対をくらい あえなく下山。(しょぼん)
乗越から 伊那前岳方面へ・・・
誰も歩いていない稜線は 強い風で舞い上がってできたシュカブラが美しい文様を描き出している・・・
なんてステキ♪
またもや突風! 竜巻のように荒れ狂う稜線・・・(うがぁー!)
ひとちが 必死でピッケルを突き刺し構える!
あはは!
このへんでよしとしましょう
乗越を下る。
登りも大変だったけど 下りも怖い
ロープでお互いを結び 先を行く ちがこさんを ひとしさんが 尻セードで万が一の滑落を想定して後方からサポート。(いざという時 頼りになるのは やっぱり マイダーリン♪)
かっちょいいじゃん ひとしさん!
いっぱしの山男だぁー!!
おっかなびっくりながらも どうにか無事下山、がんばっちゃった急登ラッセルコースも ある程度 下ってしまえば スノーシューのハイキングコースに大変身♪
アイゼンをはずし、スノーシューに履き替えて 駅までゴキゲンなハイキング
気にしていた時刻も 最終便にどうにか間に合った。
よかったね ひとちが。
雪崩に巻き込まれなくて!
素晴らしい雪山と 稜線の風の強さに あらためて フル装備で山行したことをよかったと思う二人であ~る
*ちなみに 山行中、ひとしさんは写真撮影のため手袋をはずしたため あまりの寒さに手は 半凍傷気味でしばらく腫れていた・・・
-10度にも耐えられるはずの カメラのバッテリー、 一枚写真を撮るごとに電池切れマークが表示され 気温の低さを物語っていた・・・
ナメちゃいけませんよ!
冬の雪山・・・
この記事へのコメント
ども~、当日はありがとうございました。
お二人とも無事稜線まで辿り着いたようで何よりです。
「竜巻のように荒れ狂う稜線」を越え、帰還おめでとうございます。
ちがこさんの「ブログやってないの?」のお声があったので、
ずいぶん休んでた記録ブログを復活させました。
たいしたものではないのでご了承ください。
お二人とも無事稜線まで辿り着いたようで何よりです。
「竜巻のように荒れ狂う稜線」を越え、帰還おめでとうございます。
ちがこさんの「ブログやってないの?」のお声があったので、
ずいぶん休んでた記録ブログを復活させました。
たいしたものではないのでご了承ください。
Posted by スノーシュー下見兄ちゃん at 2010年02月08日 20:55
スノーシュー下見兄ちゃんへ♪
どうも、どうもでぇ~す!!
さっそくブログ拝見しました♪
とても綺麗な樹氷がアップされてあったので羨ましかったです!
うちのホームグランドでは なかなか樹氷は見ることができません。
今年は見ることができるかな?
木曽駒でお会いできて楽しかったです。
一緒に稜線まで行けたらよかったのに・・・
これからもブログに遊びにいきまぁす♪
どうも、どうもでぇ~す!!
さっそくブログ拝見しました♪
とても綺麗な樹氷がアップされてあったので羨ましかったです!
うちのホームグランドでは なかなか樹氷は見ることができません。
今年は見ることができるかな?
木曽駒でお会いできて楽しかったです。
一緒に稜線まで行けたらよかったのに・・・
これからもブログに遊びにいきまぁす♪
Posted by ひとちが at 2010年02月10日 18:08
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