2011/1/9
氷の花♪
浜石岳
(興津川流域エリア)
全山行 215回
百名山 40座
標高 浜石岳 707m 陣場山 654m
天気 晴れ
山行時間 3時間45分
〈コース〉坂本登山口(11:45)-分岐(12:45)-陣場山(1:00-1:10)-分岐(1:20)-浜石岳(1:50-2:20)-分岐(2:50)-坂本登山口(3:30)
可憐な氷の花・・・
単調な杉林にだって 面白い発見があるもんです。
今日は海辺の低山に登ってみよう!
年末から ひとしさんは受験生となった。
(へっ?)
山ではあまり役に立たない携帯電話の代わりに 無線の免許を取得するためであ~る。
がんばって半年前から勉強を始め、本日いよいよテストを受けるのだ
(がんばれぇーっ)
試験会場は 静岡駅のすぐ近く、【
あざれあ】であ~る。
人ごみが苦手なので あまり町中にご縁のない ひとちがであるが、一世一代 ひとしさんの試験とあっちゃぁ そうも言っていられないのが現実
(あはは)
9時30分から始まった試験も一時間程度で終了、無事ニコニコ顔で会場を出てきた ひとしさんと合流し、後は結果待ち!
一月半ばの結果はいかに
(うほほ!)
さぁ~てと、時間もまだ早いことだし、どうせなら帰り道に ちょいとひと登りしましょうか?
ってなわけで ひとちがが向ったのは 国道52号線から浜石岳を目指す 坂本登山口であ~る。
浜石岳といえば 山の大先輩
賢パパさん お気に入りのお山。
しかぁ~し、ひとちがは数年前に山頂のすぐ近くの駐車場からしか行ったことがない。
(はぁぁぁ)
ふんじゃぁ、マニアックな裏口から行ってみようじゃないの!
ってなわけで とってもわかりにくい登山口を目指して国道をぶっ飛ばす
(よっしゃ!)
ふんがぁぁぁぁーーーっ
なんとも わかりにくい登山口
インターネットで偶然見つけた登山記録をもとに 国道からの入り口を探す。
あっ!
あったぁーっ!!
あまりのわかりにくさに通り過ぎ、Uターン
国道からの目印は これです!
道の左側に 八木温泉ってのがありますから目印にしてちょ
(うはははは)
やたら細い人家の道を山奥に向って走ること10分、車が3台しか停めることのできない駐車場、簡易トイレもありますが なんともブキミです
時刻は11時、しかぁ~し 駐車場には車はなく ひっそりとしてますな。
なんとも暗ぼったい コケむした登山口でありマス。
(ひょぇぇぇーーーっ)
そんでも出発♪
と・・・
ここで ちがこさん気がついた。
フツーの登山靴忘れた
げっ↓
最悪・・・
ということは ごっつイ冬靴で雪のない低山を歩かなくちゃいけないわけで
初っ端から ぶぅぶぅ ぶぅたれる ちがこさん。
「そんなことでは雪山は登れませんよ、重たくても 歩きにくくても訓練です、訓練!」
ひとしさんが眉間にシワを寄せながら ちがこさんのお尻をつっつく
はい、はい そうですな。
暗い登山道、杉林せいであ~る。
急坂が続く。
暗い 暗すぎるぅ~~~っ
んがぁーーーっ
なんせ二人とも目が悪いから 暗い登山道は歩きにくくって仕方がない。
「なんだかよく見えません」
先頭を歩く ちがこさんも必死だ
山の斜面を九十九折に登っていく登山道は お世辞にも広いとはいえず 慎重に登るしかない。
時折、ザラザラと崩れそうな斜面を おっかなびっくり進んでいった。
(いつものことですが)
それにしても 杉ばっか!
登っても 登っても
いいかげん飽きてきた
杉林の中から富士山が見えた
登山道に立てられた標識は キリのいい数字の標高が記載されている。
半分、杉だらけでクジケ気味だけど 標識を見ると ちょっとだけ元気になれるね♪
(うん、うん)
ん?
登山者が捨てたテッシュか?
暗い杉林の登山道の脇に 白い物が散乱している・・・
よ~く見ると どうやらテッシュではないみたいだ。
白い鳥の羽?
しゃがんで じぃ~と見る ちがこさん。
「羽じゃないよ 氷だぁーっ」
それは 枯れた植物の根っこに 巻きつくようについた氷の塊だった
不思議♪
色々な形の氷・・・
きゃぁーっ♪
綺麗じゃん!!
どうすれば こんな形になるんだろう?
まるで花のつぼみのような可憐な形。
カーブして ウネウネと曲がりくねった面白い形。
まるで円を描くような不思議な形・・・
色々な形があるので 探すのも飽きない。
でもさぁーっ、どうするとこんな氷ができるんだろ?
それに 氷がついているのは同じ植物の根っこに近い部分だけ。
なんとも 不思議であ~る。
たいくつな杉林も こんな面白い物に出会うと楽しくなるね♪
(そう! そう!!)
山どんと
賢パパさんが教えてくれたよ この植物は
シソ科のシモバシラっていうんだって
陣場山との分岐に到着
ちょいと寄り道、武田軍の のろし場があった場所であ~る。
昔 むかし、武田信玄が この地に砦を設けて陣場山、久能山を結んだそうだ。
歴史ある小さな山に立ち寄ってみよう!
(うりゃ)
10分足らずの ゆるい登り、そこには武田軍の栄誉を綴る石碑と 浜石岳の鉄塔が一望できる歴史ある山頂であった。
分岐まで戻り 浜石岳を目指す
相変わらず続く杉林、この裏山には杉しかないのか
山の南側の舗装路に出るまで杉林は続いた・・・
(ぶぅぅぅぅーーーっ)
舗装路から 再び杉林へ・・・
鉄塔の横を通過
しばらく歩くと見覚えのある山頂付近の駐車場に到着。
数年前は 掘れた登りにくい山頂までの道のりも 今では観光客が多いのか すっかり整備が進み綺麗な階段ができていた。
ようやく山頂に到着♪
(やったね)
広い芝生の広場には たくさんの観光客。
子連れや 犬と、そして軽装備の登山者が ウロウロと山頂の景色を楽しんでいた。
じゃ じゃーーーん!!
ごっつイ冬靴で ひとちが登場!!
ちょいと場違いのようではありますが まあいいとします
富士山と駿河湾の絶景地で記念撮影♪
・ ・・・・・
ダメです。
なんで?
ひとしんさんが 半分ちんぷってマス
たくさんの観光客がきっとイヤなんでしょうね。
写真撮影もそこそこに山頂を退散。
(あはは)
帰り道も 暗ぁ~い杉の登山道を ひたすら歩く ひとちがでした。
と。
帰りにも いいもんみぃ~つけた♪
登山道のすぐ脇に 杉の枯れっ葉で隠すように鳥の卵があったよ。
割れて巣立ったのが3つ、そのまま死んでしまったのが2つ。
鶏の卵より小さく、ウズラの卵よりずっと大きな卵・・・
『どんな鳥の卵かなぁー?』
たいくつな杉林が続く帰り道も 卵の産み主の鳥のことで頭がいっぱいの ちがこさん
なかなか面白い山歩きだったね ひとしさん♪
マニアックな 浜石岳、裏コースの紹介でしたぁー