バックマウンテンエアボート1♪ 

ひとちが

2012年04月17日 09:25

2012/4/14

雨滑走!
斑尾山
(東頸城丘陵エリア)


全山行 289回



標高 斑尾山 1381.8m
天気 雨・雪
山行時間 3時間



〈コース〉自宅(5:15)-斑尾高原サンバティックスキー場(9:30-11:30)-
斑尾山(1:30-1:50)- 斑尾高原サンバティックスキー場(2:30)









ねぇ、どうする?

もう かれこれ2時間も車の中にいる。
外はガンガン雨が降り続き一向にやむ様子もない。


登るのヤメる?

登るのヤメてどうするんですか?

ん?
温泉三昧ってのは?

・・・・・。


そうだよね、山登ってから温泉入るのが楽しみなんだもんねぇー



どうする?
ひとちが?











豪雪地帯の妙高・戸隠エリア
ようやく春めいてきたスキー場、4月の初めにクローズされた。




ということは?
リフトはもちろん動いていない、誰もいないゲレンデ


スキー場は登りたい放題!!


ってわけだ



地図を眺めながら ちがこさんは ひとりニンマり
夏山シーズンが来る前に このエリアを物色しようじゃないの!



こんな安易な思いつきから始まった今回の山歩き

初日は斑尾山(300名山)、翌日は飯縄山(200名山)を二日かけて
バッチリ登ることにする








さてさて、駐車場についたものの、降り続く雨にはお手上げであ~る

長時間 運転手だった ひとしさんは座席を倒し フガフガ状態、
小雨になるまで 待ちましょうと車の中で居眠りをしている


ブ ブ ブ・・・

ふんが?
今、私イビキかいてました?
 



はい、はい 思いっきりかいてましたよ


時折 自分の鼻が鳴る音で びっくりして起きる ひとしさん
(あはははは。)




ちがこさんは ひとりフロントガラスに叩きつける雨を恨めしそうに 
じぃー っと見つめている


小雨にならないかなぁー 

かれこれ2時間が過ぎた
いいかげん限界であ~る





スキーシーズンも終わり閑散としたホテルの駐車場には
従業員さんの車が数台あるのみ
(寂しいですな)


登るべきか?
登らぬべきか?



ひとちがの どちらかが決断しなければ 山歩きは始まらない


雨もちっとも止まないしぃー
出花くじかれちゃったよね・・・



散々悩んだあげく、ちがこさんが叫んだ


よし、出発しよう♪


そうしますか!


今日も始まりました ひとちがの無謀なる挑戦が







さっそく カッパを着込む、雨が降ってるんだから 濡れることは当たり前
でもね、車から一歩出れば意外に雨も悪くない


これじゃ、なんとかなりそう


入口にあるスキー場の看板を確認




とはいえ、目の前にあるはずのゲレンデはガスで真っ白、
なぁ~んにも見えない





どこを登りゃいいわけ?




天気がよければ一望できるゲレンデも これじゃよくわからない
そんでも ゲレンデを直登すれば迷うこともないと思う
(たぶんね)


うが うが うが うが



雪が緩み始めたゲレンデではあるものの、油断は禁物
念のためアイゼン装着、やや溶け始めたシャーベット状の
雪を踏んでいく。




一本目のリフトの上部に出た
時折ガスの切れ間に 車を停めたホテルが見える



はぁ・・・・
この雨なんとか なんないのかな?
 



すでに顔は雨で びちょびちょ、盛り上がりに欠ける ひとちが
クローズして半月もすれば 整備されないゲレンデには 
雪が積もり壺足になる
(あらら・・・)

なんとも 中途半端に登りにくいゲレンデ





雪崩も心配、おかげさまでまだ雪崩を経験したことのない ひとちがだけど、
春になり気温が上昇すれば当然スキー場だって雪崩が起きる可能性は
あるのだから
(そう! そう!)


こんなのは ゴメンだ!



見上げても山の頂はガスの中
景色も ひったくりもなく ひたすら登り続ける・・・


うが うが うが うが


はぁぁぁぁ・・・・



ようやく一番上のリフトの上部らしき場所に到着
(よっしゃ)




山頂までの稜線ルートを探す

ここ数日は誰も登っていないのだろう、トレースなどは一切ない 
赤テープも確認できない



時計で方位を見ながら地図を正置する。


こっちの方角かな?


真っ白けの景色では方位だけが頼り、樹林帯に突入
(うりゃ)



地図によれば リフトの上部から山頂までは樹林帯を歩くこと
10分と記載されていた。

いつのまにか雨が雪に変っている

分岐を左に



木々の間の標高差がない稜線、樹林帯の中とはいえ 
コワイのは東側に発達した雪庇



どさっと落ちれば樹林帯の急坂を滑落しかねない
慎重に雪庇の上を歩かないように西よりに歩く。


ズボ ズボ ズボ 


スキー場よりも 雪は深く歩きにくい
倒木をまたぎ、たまぁ~に雪を踏み抜きウマる



ズボ!




おっ
山頂に到着か!?



小さな山頂標識を見つけた
十三薬師が祀られているという祠は 雪に深く埋もれているのか 
姿かたちすらない
(ちがこさんが踏んづけていたらゴメンなさい)


よっしゃ!



雨の中、誰もいない山頂に立った
それにしても ガスガス山とはいえ 誰もいないってのは
寂しいもんであ~る




目標達成したので帰ることにしよう♪

ズボ ズボ ズボ 


リフトのてっぺんに戻ってきた


ここからがお楽しみ♪ 

誰もいないスキー場には まだ雪がいっぱい

ってことは エアボートができる 
(うひひひひ)


ひとしさんが背負ってきた大きなザックの中身、
実はエアボートだったのだ





さっそくお支度開始

シュポ シュポ 



エアボート二つ分空気を入れるのも結構体力を使うもんだ

がんばれ ひとしさん!



では、さっそくスキー場を滑走してみましょう

ってさ、今までこんな急斜面滑ったことなし、スキーと違ってエッジがね



頭から滑ったら止まんないんじゃない?


ヘルメットなし = 急斜面 = 転倒 = 首の骨を折る



じ、冗談じゃない!




こんな時わぁー♪
座って滑ればいいんじゃぁーっ



お行儀よくボートに腰掛け斜面を滑ろう

スピードが出てコワくなったら足で上手くブレーキを
かければいいもんね
(そう! そう!)





スタート♪ 


ガスの中をものすごい勢いで滑走するエアボート



きゃぁーっ!!


足でブレーキが効くのでコワさはない
が、前方からみぞれ雪が恐ろしい程飛び散ってくる

 

うぎゃぁーっ!!



わぁー わぁー 叫んでいると口の中まで
雪が入り息ができない


中腹あたりまでくると もう雨とみぞれで ひとちが 
びちょ びちょ

 

あははは・・・
面白かったけど 雨に加えて 更に濡れネズミ




緩やかになったゲレンデを 今度は頭から 悠々とエアボート
で滑っていく



いいねぇーっ♪



ホテルに到着するころには 雨もほとんど上がっていたよ
(うほほほほ!)


今日は展望なしだったけど 登ってよかったね ひとしさん
(うん、うん)





市内のコインランドリーまで下り 地元の人たちに交じって
濡れた衣類を乾かす


大型乾燥機の中でザックも一緒に
 ごろん ごろん 
と回っていたよ

(ちなみに、山靴は大きすぎて靴用の乾燥機に入りませんでした)


これで快適!
準備OK!!




明日の天気予報は晴れ

バックマウンテンエアボート2

飯縄山からの展望をご期待あれ♪




立ち寄り湯情報:本日立ち寄ったのは 斑尾高原ホテル


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