ロング ロングコース♪

ひとちが

2012年08月02日 15:42

2012/7/28・29

なにかと ご縁♪
妙高山
(妙高周辺エリア)


全山行 308回




 初 日 



標高  妙高山 2454m 
天気  晴れ・ガス
山行時間  9時間40分   



〈コース〉自宅(3:30)- 笹ヶ峰・明星荘(6:30-6:50)-十二曲り-
富士見平-高谷池ヒュッテ(9:50-11:20)-茶臼山-黒沢池ヒュッテ-大倉乗越-
妙高山(1:50-2:10)-ピストンで高谷池ヒュッテ(4:30)







急げ! 急げ!








頸城三山のひとつ、火打山に登ることにした



今回わぁー 花めぐり♪
のぉ~んびり 池のほとりにテントをたてて
花を満喫しちゃおっと



と ちがこさんはウハウハしていた





ところが
テン場に執着をもっている人が 約1名
(がーん)



花の一番いい時期の百名山、テン場もコミコミですよ
自宅を2時半起きの3時半出発にします
なんとしてもいい場所を確保しなければ





問答無用 




どひゃぁ
予定じゃ 家を5時半ころ出発れば
余裕のはずだったのにぃ




まあ、いいです






高速をブッ飛ばす 
到着予定時間より なんと2時間も早く駐車場に着いた
(うはは。)

静岡 → 新潟 3時間
(はや)




ということは?



早くテン場に着けば もしかして お隣の妙高山にも
行けちゃうかも




そんなに上手くいくかな?




地図上では 妙高山までピストンで歩くと本日の山歩き時間は
10時間5分、休憩なし
そのうち4時間は背中に どでかいザックがいるのだ
(げっ)





テントを張る時間、休憩を入れれば12時間は
かかっちゃう



日暮れまでにテント場に到着できるの?



微 妙 


 
どうする? ひとちが?



迷っていても仕方ない、ともかく出発しなければ
(そう! そう!)




次々と出発していく登山者を横目に ひとしさんは 
ちがこさんのお尻を黙ってつつく
(うぇー)



はい、はい わかってますから





さっそく入口のゲートをくぐり、木道の続く整備された
コースを登っていく


なんともまあ、綺麗な森♪





ブナの林が続き 歩きやすい木道はさすが百名山


うが うが うが うが





汗が噴き出てきた


ひとしさんの汗
ハンパぢゃない!





飽きる程 木道の坂を登り 黒沢橋に到着
(やったね)

橋の上から覗くと たくさんの登山者が 涼しげな沢で休憩中
子供たちが楽しそうに水遊びをしている





ちがこさんも 一休みしたいなぁ


ひとしさんの顔を じぃー っと見る



無表情 



ダ、ダメってことね
はい、はい 行きますよ



休憩なし 





橋から先は本格的な登山道、九十九に急登が続く
十二曲りに突入した
(うりゃ)

ここわぁー、曲がり角に標識が立っている


 


意外に大変と思いきや 上等な木の階段、不安定な足場には
石を詰めた土嚢が置かれ登りやすい
(よいですなぁー)



じゃ、行ってみよう♪



一曲り
余裕♪





三曲り
あ~大変・・・





八曲り
もうダメぇーっ。。。





そんでも ちがこさんはペースを落とさない
ブンブン先を行く登山者たちを追い抜いていく



どでかいザックを背負っている割に今日は 
がんばるねぇー




あったり前じゃん!
できることなら妙高山にも行きたいもんね
行けるか 行けないかは ちがこさんの
ペースにかかってるもん!




あれ?
のんびり 花めぐりじゃなかったっけ?





いいの





さぁ
がんばりますよぉ



更に急登は続く
(へっ?)



ここってさ、十二曲りより その上の方が
キツイよね




振り返ると 息絶え絶えの ひとしさんが 
ボソっ と一言



山鈴出してもらえますか?



えっ?
だって たくさん登山者いるし、クマなんか
出ないんじゃないの?




そうじゃないんです
鈴の音が聞こえなくなったら 振り返って見て下さい。
私がいなかったら 待っててね




あ~、そうなんだ





ズンズン進む
登山道の脇に ハクサンコザクラがちらほらと





この時期、火打山は ハクサンコザクラで満開のはず
(うん、うん)



青空が見え始めた





深い樹林帯も終わり富士見平に到着
(ほっ)



フツー 妙高山を経由して高谷池ヒュッテを目指すなら 
富士見平から妙高山を目指すよね




しかぁ~し ひとちがは違う
先に高谷池ヒュッテを目指し、テントを張ってから 
妙高山に向かう計画だ



と いうことは?



皆さんより 1時間 は余分に山歩きを
しなくちゃいけない計算
(うげ)

そんでもいい場所にテントを張りたいから 
1分 でも早くヒュッテに到着したい



そぉ~れ
すすめ  すすめ 





谷筋に雪が残る 火打山が姿を現した
その先には煙を吐く 活火山の焼山が見える
(いいねぇー)





黒沢岳を巻くようにして 三角屋根の高谷池ヒュッテに到着


  


受付を済ませテン場に向かった
すでに10張ほどのテントがカラフルにテン場を彩っている
(先を越された)





近くに水場はあるものの、池の水は煮沸しないと
飲むことはできない

水はお世辞にも綺麗というわけでなく 濁って温かった
(写真では綺麗そうに見えますが)





ここからの景色は 最高 

池と火打山が素晴らしい





って もたもたしてはいられない
さっそく 一等地にテントを設営した



よっしゃ
完成♪




ここはテントはダメですから 水場より先に
テントを移して下さい




えっ?



禁止区域 に おもいっきりテントを張って
小屋のスタッフに叱られた



あはは。
ここぢゃ ダメなのね?

どぉ~しても ダメ?



ダメです!



やっぱり



せっかく完成したテントは 三角のまま ひとちがに持ち上げられ 
別の場所に移動した
(あは)

予定より30分も時間をロス



急げ! 急げ!



アタックザック背負って 妙高山にいざ出発





美しい池のほとり♪
のんびり眺めてる暇もない
(ふぇ~ん)





花の咲き乱れる登山道を 茶臼山に向かって
登っていく


  

 
キヌガサソウ                大きくてびっくり


うが うが うが うが


あ゛―
大変
 


やっと一つ目のコブを越えた





サンサンと照りつける太陽は ジリジリと 
ひとちがを弱らせていく


あぢぃー 


緩やかに下ると黒沢池ヒュッテが池のほとりに見えた





夏の高山植物たちが満開であ~る
(うひ)


いいねぇ~♪


  




屋根がドーム型をした面白いヒュッテ
こちらの小屋もなかなかステキ





分岐から大倉乗越のコブをまた ひとつ越える
(がんばれぇー)





ねぇ、ひとしさん
ここをまた帰るんだよね?



ここまでかなりの体力消耗、心が折れそうになった





惰性で急坂のロープ場を下る





ひとしさんが何かを見つけた



あれ・・・
カメラ?



赤いケースに入ったカメラが急坂に転がっていた
まだ落としたばかりみたいだ



きっと妙高に向かっている人かな。
カメラ落としちゃって困ってるだろうね。
山頂で会えるかもしれないから届けてあげようよ




会えなかったら帰りにの黒沢ヒュッテに届ければいい
大事にザックにしまった





ガスが山の上を覆い始めた
(う~わ)

あれに見えるお尻形は 妙高山 





曲りタケを始め 草はモリモリとヤブ状態、
そんでも進むっきゃない





雪渓の残る水場に到着
数人の登山者が休んでいる

残雪が溶け、水の流れる山斜面は ドロ臭く 
とても飲めるとは思えないような状態
(きゃぁーっ)


期待していた水場も×
どうしよう?






あのぉー
カメラ拾いませんでしたか?


顔を上げると若いお兄さんが立っていた


燕温泉から縦走してきたお兄さん、カメラの落とし主に 
ヒュッテ方向から妙高に向かっている人にカメラが落ちていなかったか 
尋ねて欲しいと頼まれたそうだ



あ~
よかった
 



黒沢ヒュッテに落とし主も お兄さんも宿泊するのこと
カメラをお兄さんに託す
(肩の荷が下りました)






さぁ~てと
ここからが また たぁ~いへん

最後の正念場 とでも言うべきか?

ともかく急登続き
最後の力を振り絞って登っていく





うが うが うが うが





ねぇ、帰りも同じコース歩くんだよね?
最後の力使っちゃっていいわけ?




いいの!
とりあえず がんばらねば




おっ!
山頂らしきトンガリ発見



あと ちょっとだ




小さな祠が祀られた岩屋、少し進むと妙高山の山頂に
ポン とでた

 


やったぁーっ 



景色はガスで真っ白け
なぁ~んにも見えないけど 妙高の立派な山頂標識が
大歓迎してくれた



ひとちが 大満足 





と?


あのぉー
カメラ拾いませんでしたか?


今度は おじさんに尋ねられた



拾いました!
すれ違ったお兄さんに預けちゃいましたけど






山頂でカメラの落とし主と会うことができた
お子さんからプレゼントされた大切なカメラだとか

山頂の記念撮影はカメラに収めることができず残念そうだったけど
カメラが無事戻って よかった よかった
(うん、うん)


 
カメラの落とし主            テントの隣人ご夫婦


もう一組、ご夫婦が
(後にテン場でお隣さんでした)



ご縁はどこにあるか
わからない
 



皆さんにお別れして ひとちがもピストンで
テン場まで戻ることにする
(うりゃ)

力を使い果たしたので 根性で歩くっきゃない





水が心配・・・
煮沸した水を使わなきゃいけなのかな?




ドロ臭い水場の分岐を過ぎると 勢いよく水の流れる音が
雪渓から溶けた雪解け水がコンコンと流れる沢を発見





うぉーっ!
ラッキー♪




たっぷり空のペットに冷たい水を調達、ついでに
ゴクゴク飲みまくる


山の神様ありがとう♪






帰り道も花三昧♪

  

  


うが うが うが うが





乗越を登り返し、茶臼山も登り返す

あ゛―
大変
 





ガスで視界はよくないけど 一生懸命休まず歩く 
(ひょぇぇぇ)





結果 2時間の短縮 



やれば できるじゃん



高谷池が見えてきた




おぉ!
テントがいっぱい
 


すっかりガスも消え 池のほとりのテン場は
コミコミであ~る





夕方までに戻れてよかったね 
ひとちが




明日は火打山に登ろう
今日はホントよく がんばりました


二日目の山歩きはこちら


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