雪山ファイター!

ひとちが

2013年01月21日 19:06

2013/1/20

みかごんに会いに行こう♪
大谷嶺
(安部奥エリア)

全山行 339回


八紘嶺・大谷嶺の情報はこちら



標高 大谷嶺(行田山) 1999,7m
天気 晴れ
山行時間 6時間45分

〈コース〉自宅(5:00)-大谷嶺登山口(8:00)-扇の要-
新窪乗越(10:30-10:40)-大谷嶺(12:00-12:30)-
ピストンで登山口(2:45)






山友の ittaさん 情報によると・・・
先日降った雪で 梅ヶ島温泉付近は
現在 雪がパフパフらしい
(うは! うは!)


チャーンス?






久しぶりにスノーシューで遊ぼう
ってことになり 山梨百名山
八紘嶺を目指すことにした
(よっしゃ)


八紘嶺に登るには 梅ヶ島温泉からのコース、
大谷嶺を経由するコースがある


大きく欲をかいた ちがこさん
大谷嶺を経由する 尾根歩き展望コース を選んだ





ところが 
駐車場がある道は 車で登るにつれ雪がガッツリ
ハンドルを握る ひとしさんも気が抜けない
(げっ)


なんか
ツルツル滑るんですけど



そ、そうだね


スタッドレスとはいえ、アイスバンになると
どうにもならない


が 今日は違ぁ~う!
チェーンがあるもんねぇーっ



なんか
ヤバいみたいですけど



う、うん


駐車場まであと一歩の所で急カーブを
登れず車はタイヤは空まわり


ど どうするんですか?


どうしよう


ちがこさんが運転代わってみたものの
役に立つわけがない
(あたり前だよね)


どうするんですか?


そ、そんなこと言ったって
こんな時のために チェーン買ったんじゃん



いざ実践!




ということで 車道の真ん中に車を斜めっちょに
停めたまま チェーンをつけることにした
(うりゃ)


が チェーンのつけ方が
よくわからない



えっ?
わからない?



そう わからない・・・


焦る 




いやぁーねぇー
買った時はお店のおじさんが教えてくれてさ
ひとしさんも練習はしたよ
でもね 実際やってみるとできないんだなぁー

これが!


ど どうします?


困り八丁していると 車が3台つながった


ひゃぁー
こんな時期だから ひとちがっちだけかと
思ったら 案外登る人がたくさんいるのね



もっと 焦る 


ひとちがの車が道路を塞いでいるので通行不可
大急ぎで ひとしさんが横のスペースに
なんとか車を押し込んだ
(ほっ)


さぁ~てと
どうしたもんだか?



途方に暮れていると つながっていた
一台の車の中から数人の おじさんが
ゾロゾロ出てきた


ダメだなー
こりゃ



そういうと 右往左往している ひとちがを
呆れた顔もせず ささっとシャベルを取り出すと
タイヤの周辺を掻き チェーンの張り方を
丁寧に教えてくれた


おぉ!
かっちょいい!



感心して 眺めてばっかいないで
手伝ったら?



あっ そう! そう!


焦る 



ひとちがを助けてくれた おじさんを
紹介することにする
静岡の山岳会で活動されている オヤジさん

Oyajiくんブログ

静岡踏岳会



本日は山伏、大谷嶺方面をグリーンパトロールとか
(スノーパトロールだよね)
トレースをつけるためにきたそうだ


メンバーはオヤジさんを含めて4人
どの方も 年期の入った山男!


 天の助け 
本当に助かりました
(この場を借りてお礼申し上げマス)

さっそくシャベル買わなきゃね
ひとしさん



なんか 違わないかい?





初っ端のアクシデントで やや ひとしさんの
テンションは下がってしまったものの
蒼く澄み渡ったお天気は気分を一転させる


さぁ、がんばりますよぉーっ


雪が積もった道路を テクテク歩いて
登山口に向かう
(よっしゃ)



朝日が山々照らし輝き始めた



正規の駐車場を横目に登山口
ここからが 本番 いざ進め!


今日はスノーシューを楽しむ予定だったけど
雪は意外にも硬い ってことでアイゼンと
ストックで山登り


大谷崩れが白く大きな口を開けている

最初のポイント 扇の要
ここわぁー 文字がごとく
大谷崩れを扇に見立て 扇を止める
帯状の輪の部分なのだ




大谷崩れを登ってみよう

しばらく登ると 先を行く おじさん達に
追いついてしまった



ぎょ!
ラッセルか?


と とりあえず 
がんばってみることにした



うが うが うが うが

崩れには雪が積もり 
深い所では膝丈までウマる


昨日 登った人がいるのだろう
トレースはしっかりついていた
が ハンパぢゃない 


トレースはあれど 雪が深く急斜面を
登っていくには尋常なく体力を使う
(ふぇーん)


ノソノソと がんばってはみたものの
なかなか前に進めない ちがこさん
後方で ひとしさんがシビレを切らしている


おおっと 
追いついてきた 若手の細身のお兄さんが
先頭をかってくれた


早い! 早い!
あっという間に お兄さんは遥か彼方上
(ほぉーっ)


がんばってはみるものの
やっぱり追いつけない


雪が深ければ深い程 先を歩く人の
負担は大きいわけだから・・・


ちがこさんはない知恵を絞って考えた


そうだ!
ひとしさんに先を歩いてもらおっと♪


ひとしさん 代わって!


えっ?
私ですか?



珍しく ひとしさんが ちがこさんの前を
シブシブ登るハメとなった



あ゛ー 
あ゛ー 


ひとしさんのウメく声が聞こえる

あ゛ー  
う゛ーっ 

 

とはいえ ちがこさんも登るのに必死だから
気にしちゃいられない



ハァ ハァ ハァ ハァ



日が当たる崩れの雪は次第に緩み
ズボズボのシャーベットになっていく

足が重い 



見上げると空は 真っ青
雪の白が眩しくて目を開けていられない程


気持ちいいですぅ~♪


大変でも こんなステキな日に山に
登れるって最高だよね




先頭を行く お兄さんのペースは落ちることなく
ひとちがの後方を歩く おじさんたちは 
のんびり山を楽しみながら登っているようだ





やっと稜線上の新窪乗越に出た


ひゃぁーっ
大変だった
 



大谷嶺方向は
トレースないみたいですよ


おじさん達を待つ お兄さんがボソっと一言


あわわ
ラッセルですか



お兄さんたちは山伏方向へ行くそうなので
ここでお別れ
ここまで先頭さん お疲れ様でした




さぁ 進もう!

トレースのない稜線の登りから
大谷嶺を目指す
(おりゃ)



先頭は 
もちろん ひとしさん 

がんばれぇーっ 

うが うが うが うが



尋常なく深い雪を 
ひとしさんが登っていく

ズボ ズボ ズボ ズボ



赤テープはあるので迷うことはないけど
トレースがないので 踏んだ瞬間どこまで
ウマるかわからない


山の北斜面をトラバースするように
赤テープはついていた


少し山影に入れば 雪は益々深くなり
腰までウマる ひとしさん



た たいへんですぅー 


北斜面は凍っている箇所も多く気がぬけない
12本爪のアイゼンをしっかり突き刺し
転がり落ちないようにロープに沿っていく



なかなか激しい登り 



小さなコブを越え 下って登って
青空の山頂に到着
(やったぁー)



小広い山頂には立派な山頂標柱



そして北側には南アルプス南部の
山たちがお出迎え


きゃほぉーっ♪



おじさんが言っていたように ここから先は
八紘嶺までトレースはない

ラッセルして進むには ちょいと時間がかかり
過ぎるため 今日はここをピークとしよう



大満足♪



あれ?
お兄さんきたよ?



ひとちがの後を追うように
乗越でお別れした お兄さんが登ってきた


おやじさんたち 乗越で雪ダルマ
作ってるよ



あはは。。。
そりゃ 楽しそう



結局 山伏方向へは行かないことに
なったようだ



ここからわぁー
山伏もよく見える



山頂貸切と思われたが もうひとり
別のお客さんがいた



じぃーっと微動だせず
ちがこさんを見つめる黒い獣



かわいい♪


近付くとイヤそうな顔をして
お尻を向けて行っちゃった

またね 




ピストンで乗越まで戻ると
おじちゃん達の力作がお出迎え



大きな雪ダルマ♪



素晴らしい出来栄え
お目めは みかん

帽子もかぶって なんとも愛嬌たっぷり



また雪が降るっていうから
残らないかな?



数日が チャーンス!



みなさぁ~ん
乗越に みかごん が待ってますよぉー
(たぶん、お目めの みかんはないと思うけど)



かぁ~えろっと♪



大谷崩れを下る



緩んだ雪のせいで アイゼンは高下駄どころか
ソフトクリーム
(あはは。。。)



帰りは楽ちん♪
尻セードで山を滑り ズボズボ埋まりながら
下っていく



一日いい天気♪
最後まで大谷嶺の雄大な姿を
満喫することがでた



駐車場に戻ると ポツンと一台 
エクストレイルが待っていた
いや ひとりじゃなかった


横にはね
可愛い ササごん 
一緒に待っていたよ



お疲れ♪



次回はもっと雪がモサモサの時期に
ラッセルしながら 八紘嶺を登ろう
(うん、うん)

またひと楽しみが増えた


今日は素晴らしい人たちとも出会えることが
できた充実した山歩きだったよ
(うはははは!)




帰りの立ち寄り湯はこちら
梅ヶ島温泉 黄金の湯
お肌スベスベ 気持ちいいお風呂だよ


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