秘密のルート♪

ひとちが

2011年04月02日 09:49

2011/3/26

新ルート発見!!
宝永山
(富士山エリア)


全山行 227回
百名山 40座




標高 本日のピーク 2400m地点
天気 晴れ
山行時間 7時間


〈コース〉水ヶ塚駐車場(8:45)-一合五勺-二合-新ルート-御殿庭(12:30-1:00)-本日のピーク(2:30)-新ルート-南山休憩所-水ヶ塚駐車場(3:15)

 



あ゛―――――っ↓
また 迷っちゃったよ・・・・




前日の雨のおかげで ホームグランドに新雪だ
西臼塚駐車場から見た富士山は 風が強く おばちゃんのパーマネントみたいに雲が渦を巻いている
(あはは。。。)
果たしてこんな風の強い日に宝永山を目指すことができるのか?



いえ、いえ、山頂までなんて大それたこと考えたりしませんからご安心を♪
雪の樹林帯を歩きたいのと、御殿庭から富士山&宝永山を眺めたいだけ
(うひ♪)



さっそくいつもの水ヶ塚駐車場から 須山口下山道(上り)を御殿庭に向けて出発
予想通り新雪のベストコンディション

スノーシューもアイゼンも必要なし、雪の深さもくるぶし程なので歩きにくいこともなし
(よっしゃ)



うはははは

って・・・
ここで重大なことに気がつた ちがこさん

げっ↓
アイゼン忘れた・・・


ひょぇぇぇぇーーーー
雪山登るのにアイゼンなしなんて 考えられない
ど、どうしよう・・・

まあ、いいとします、忘れちゃったものは仕方ない
危なくなったら引き返せばいいしぃー、スノーシューで代用できるなら それもまたよし!

うはははは

ってなわけで ずんずん歩くことに
(あちゃぁー)


しばらく歩くと登山道に何か落ちていた。
ん?

げっ↓
鹿の死体・・・




うへぇーーーーっ
あんまり見たくないもの見ちゃったよ

そういえば。。。
今日はトレースがまったくない。
新雪で前日までの登山者がつけたトレースはしっかり消され 鹿と小動物(ウサギとかタヌキかキツネ)らしい足跡だけしかない。
まあ、歩きなれてるホームグランドゆえ 迷うこともなかろうと甘い考えで進んでいく。

おおおおおおっ!!
あった あった!

 
雪が降る前に ちがこさんがつけた赤テープ
なかなか目だっていい感じぃー♪



でもね、やっぱり雪が降ると 足りない赤テープの設置が必要、さっそく持ち合わせているテープをつけていく。

 

二合に到着。
(うりゃ)



この先は ミニツリーの林、歩きなれていないと いったいどこから突入したらよいのかわからないと思う。
しかぁ~し、わかったとしても今日のミニツリーの林は無敵だった



何故ならば どっかり積もった雪のおかげで 樹林帯を潜っていかなければならないからであ~る

そんでも進む

うがぁーーーーっ
雪が襟から入って ちびたいじゃん!

 


進むにつれルートも怪しくなってきた

ん?
確かこの辺の木の間を左に入るはずなんだけど どこを通ればいいのかわかんない・・・
(どうしよう、、、)

そんでも進む

あっ♪
赤テープ発見!
 
(よかった よかった)

しかぁ~し、見たことのない看板が立っている?
(別ルートに迷いこんじゃったか?)



ん・・・・
怪しい・・・

 
そんでも進む
(んが。)



赤テープもなくなった、小さな沢を斜めっちょに富士山に向けて進む。
果たして目的地まで行けるのかなぁー?

ちがこさんの予想では ルートは外したものの、どこかで横道と交差する予定なのだ。

俄然強気!

斜めっちょの沢のへりは歩きにくいし なかなかの急登であ~る。
後方を歩く ひとしさんは押し黙っている。
勝手によくわからないルートを ずんずん進んでいく ちがこさんに腹を立てているに違いない



道間違えした時は わかる場所まで戻る!
それが登山の決まりなのだ
(そうだ! そうだ!)

そんでも 先頭を歩く ちがこさんは進む
振り返ると 愛鷹山の眺めが素晴しい♪

きゃぁーっ♪
いいじゃん いいじゃん!
 
(のん気なもんですな)



とうとう沢が終わった。
沢の終わりは また樹林帯のようであ~る。
(うへ。。。)

沢からは先が見えないので ちがこさんは一段高い沢の上まで 這いつくばってよじ登ってみた・・・

うげぇーーーっ
それにしても登りにくい・・・

 
深い雪が斜面をすべり ちっとも上に登れないのだ。



がんばれぇーっ!!

沢の上部に出ると なんと目の前に宝永山
沢の終わりは 御殿庭だったのであ~る。



木々の間をすり抜けると 第三火口のいつもの御殿庭。
いつも歩いている御殿庭下、御殿庭中をはしょった新ルート発見だったわけだ!
たぶん雪の時期しか登れないルート、急登だったけど御殿庭への最短ルートじゃん♪




うは! うは!
ゴキゲンじゃん!! 


結局、交差しているはずの横道も確認がとれずじまいだったけど すっごく得した気分だね♪
(時間的には大差ありませんが・・・)



朝、西臼塚から眺めた富士山は風が強そうだったけど 穏やかな第三火口、風もなくまるで空気が止まっているようであ~る
(風速20m越えてたらどうしようかと ヒヤヒヤしてたもんね。)



ぱぱっとランチを済ませ 宝永山を直登してみよう

ザリザリした雪のない斜面と雪の積もった斜面をスノーシューで登る。



ここもまた 雪の時期しか登ることがないルートなのだ。
アイゼンがなくても なんとかなってよかったよ。



見てみてぇーっ!! 

ちがこさんが大声で叫ぶ。

短い背丈の高山植物の枯れ枝に氷が ツララになって ニョキニョキと生えていた

おもしろぉ~い♪ 



すぐ目の前の 宝永山の山頂も近く見えるだけで 登っても登っても先は長い。
ひとりでとっとこ登っていく ちがこさんとは対照的なのは ひとしさんであ~る

いったい どこまで登るつもりなんだ
と ノロノロペースで ちがこさんの後を追う。



斜度も急、風も強くなってきたので 本日は四合とほぼ同じ高さの地点をピークとすることにぃー♪

どっかりと斜面に腰を降ろす。

 



下界は穏やかそうだね。
愛鷹山、駿河湾、箱根の山々と広がる景色は最高じゃん!

 

よっしゃ!
帰ろ♪ 


気がつけば ツララをムシャムシャ食べる ちがこさんがいる



御殿庭の分岐まで戻ると 双子山方面へ下る。

おや?
トレースが・・・

ひとちががつけたものじゃない、どうやら双子山方面からの登山者がいたようだ。
ひとちがが必死で宝永山に向って登っているのを見てたかも。
すでに登山者の姿はなく 足跡だけが本日の登山者が 3名だけだということを物語っていた。

大きな沢まで樹林帯を転がるように下る。
沢の降口をシリセードで滑り分岐に到着。



ん?
沢をスキーで下った人がいる。
きっと例の登山者に違いない、それにしても この沢はいったいどこに続くのか?



うはははは

またもや新ルートに突入
スキーの跡があるので たぶ大丈夫っしょ!
(始まっちゃいました ちがこさんのいいかげん)

ってなわけで 広い雪の沢をスノーシューで ブンブン歩く。



こりゃいいわぁーっ!!

  
 
沢が終わり樹林帯を ウネウネ歩き ポンと出たのは おなじみの南山休憩所のすぐ横だった
(うほ!)



またもや道を はしょってしまった。
なんともラッキー♪

登りも下りも新しいルートを発見、地図には載っていない雪山ならではの秘密のルート。
ひとちがの ホームグラウンド歩き、楽しさ倍増だ!
(うん、うん)



水ヶ塚駐車場からは 雲もなく夕暮れを待つ富士山が どっかり姿を見せていたよ


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