生還・・・

ひとちが

2012年01月17日 18:10

2012/1/14

ひとちが 大ピンチ!!
鼻曲山
(苗場白根浅間エリア)


全山行 275回



前編はこちら





後   編





標高 鼻曲山 1665m 氷妻山 1467.4m 駒髪山 1483m
天気 晴れ
山行時間 4時間30分



〈コース〉二度上峠(11:00)-獅子岩-氷妻山-(12:00)-大天狗-小天狗(1:10)-
大天狗-氷妻山-獅子岩-二度上峠(3:00)-駒髪山-二度上峠(3:30)











フツーに行けば何も問題など起こるはずもない。


はずだった・・・・











浅間隠山を下山後、二度上峠から 鼻曲山までピストンで歩くことにした
小さなアップダウンを繰り返しながらのロングコースであ~る。




アイゼンどうしますか?


微妙な感じ、あってもいいけど なくても大丈夫そう


どうする?


といいつつ アイゼン装着のまんまスタートすることに
(あはは。。。)






夏はヤブが多い

と地図には記載があった。
もう冬なんだから 快適に進めるはず
(そう、そう!)




ササの多い茂る登山道は 道はあれども 登山者が歩いた形跡なし
ここもまた ひとちがが一番のりのようです。
(あらら、、、)





ズンズン歩く
獅子岩を巻き登山道は続いている。




岩の近くからは 浅間隠山と二度上峠が小さく見えた






日中になったためか 雪が柔らかくなり アイゼンには雪と枯葉が 
高下駄のように張り付くのには閉口


うんぎゃぁーっ↓
歩きにくいぢゃん!



何度も倒木に靴をトントンして 雪と枯葉を落とす







いくつコブを越えたんだろう?


氷妻山に到着
(ちがこさんは 温妻ですよ)



展望なし、先を急ごう!!






鼻曲山の突き出たコブが見える







最後の登り
日陰になる山斜面は なんせ、トレースはいし、雪をラッセル
しながら登るわけ


結構大変・・・
道なき道を進む!!







やっと分岐に出た。
(よっしゃ)
ここが大天狗とよばれる場所とは知らず 展望のいい小天狗に向かう。


地味ぃ~~~~な山頂・・・




山頂標識などというものもなく 三角点があるのみ





ねぇー、なんで山頂標識がないわけぇー?

ぶぅぶぅ ぶぅたれる ちがこさん




いいんです
ここまで来たことに意義あり!
(そう!そう!)






さぁ~てと展望はいかに?



浅間山はこんなに近く




さっき登った浅間隠山もこの通り♪




そして 妙義山のゴツゴツだって見えちゃうんだよぉ~っ




なかなかよいじゃん!


大満足で下山することにした。






大天狗に戻る。
ここわぁー、南東のみの景色。

角落山がいい眺め♪






さっき登ったキョーレツな山斜面だが 下りは 
なんとなぁ~く道が読める





後は うが うが コブを越えて行くのみ





氷妻山までの ササとカヤトの道。
フツーに行けば何も問題など起こるはずもない。


はずだった・・・・







ガルルルル・・・

低い唸り声がした





へっ?

アイゼンがひっかからないようにと 足元を見ていた 
ちがこさん、顔を上げて前を見た。







その時だぁーっ!



ガオォーッ!!


ものすごく 大きく太い声






目の前にいたのは。。。。





ちがぁ~う、君ぢゃない!






そう、20m程前の登山道にいたのは 立ち上がった 
大きなクマ! 

体長3m近くはある 大物であ~る






ひょぇぇぇーーーーーっ!!
道を塞いでいる・・・







続いて ガサガサ と違うクマが こちらに向かって
突進してきた
(つまり2匹いたわけですな。)






ゲッ↓
やば!




急いで両手に持っていた ストックを束にして先端を 
クマの方向に向け 戦う姿勢を取る ちがこさん



ひとちが 大ぴーーーんち!!



突然の出来事だったので とても写真は撮れませんでした。
その時、ひとちがが見たのは こんな感じです。








クマもびっくりしただろうけど ひとちがだって驚いた
向かってきたクマは ちがこさんを見ると 左手側に90度方向を
変え樹林帯に逃げた
(ほっ。)


立ち上がったクマは ゆっくり四つん這いになると 右手側に向きを
変え樹林帯に ガサガサと逃げた
(ほっ。 ほっ。。)



こんな時・・・
どうすりゃいいの?



後方を振り返って もっと驚いた





ひとしさん、蒼白・・・




ハァ ハァ ハァ ハァ ハァ


呼吸が荒い サングラスの後ろで目が泳いでいる
(げっ)





だ、大丈夫? 

って 大丈夫なわけないじゃん






あ、足が動きません・・・


この登山道には 武器となる石がない
ひとしさんは ピンチだった・・・






そ、そうね・・・
と、とりあえず クマ鈴を鳴らそう!



ひとしさんのザックの横についていた 鈴を 
ガラガラ 鳴らした





もうクマは影も形もない



でも まだ近くにいるはず!
どうすりゃいいの?





前を向いて ちがこさんは 声を張り上げて歌った。



そう!
森のクマさん♪



あるぅ~ひ 森のなか クマさんに であ~た・・・


2番まで 3回歌った 






ここにいても仕方ないから 先に進むね 


そう言って さっきクマがいた場所を通過する。
(こわいよぉー)

クマがいた場所には 巨大な足跡が くっきりと雪にスタンプされていた



心臓がバクバクする・・・



ひとしさんの心臓は もっとバクバクしていたに違いない








歩きながら 森のクマさん を歌い続ける ちがこさん
長いはずのアップダウンも クマ出没により 

頭の中は真っ白け!



あっと言う間に 氷妻山に登り、獅子岩を越え 二度上峠に
命からがら逃げかえった ひとちがであ~る





あ゛――――っ↓
クマと戦わずに済んで よかった・・・




とんだハプニング!

まさか 本当にクマと鉢合わせになるとは 思わなかった






無事生還できた感謝を伝えるため 道路の反対側にある 
駒髪山の鳥居から山頂の祠へ登って行く。



大きな石と小さな祠、展望もない地味な山頂だけど 
お礼を述べるには十分だった






今日はたくさん山を歩いた。
そして初めて 本当の野生のクマを目の前にした。


もし クマが出たら?

なんて本や雑誌で読んでも 本当に会った時に確実に逃れる
ことが あなたにはできますか?


今回は運がよかった!


冬場とはいえ クマ対策を考えなくっちゃね ひとしさん





北軽井沢の交番に クマ出没の報告。
おまわりさんの話だと 二度上峠付近は クマの出没が多いとか


ついでに いい立ち寄り湯も教えてもらいゴー♪


絹糸の湯


入浴料1000円といい値ですが なかなかの温泉だったよ
(今時期はスキスキで 穴場かも)






夕食は 近くの 和食の店、広瀬
おなかペコペコ、ご飯お代わり!

うま♪ うま♪

 
お刺身御膳                      ひれかつ御膳

たらふく食べて 腹いっぺぇーっ♪




浅間牧場に車泊
明日は牧場付近を散策することにしよう




翌日の山歩きは 次回のブログでね♪
お・た・の・し・み にぃ~っ!!




翌日の山歩きはこちら



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