雷だぁー!!

ひとちが

2009年08月05日 09:40

2009/08/01
宝剣岳(中央アルプス)

全山行 136回
百名山 25座







標高 伊那前岳 2883m 宝剣岳 2931m
天気 晴れ・曇り・雷雨
山行時間 10時間30分
距離 14.74km


〈コース〉こまゆき荘(4:30-4:40)-菅の台バス停(4:50-5:12)-北御所登山口バス停(5:30)-蛇腹
沢登山口(6:30-6:40)-清水平(7:25-7:30)-うどんや峠・五合目(7:55-8:00)-一丁池・六合目(8:35)-舟窪・七合目(9:25-9:40)-伊那前岳(10:45-10:50)-九合目(11:05)-乗越(11:15-11:30)-宝剣岳(11:50-12:00)-極楽平(12:45)-千畳敷(1:05-1:50)-菅の台バス停(2:45)-こまゆき荘(3:00)


またもや やっちゃいました・・・無謀山行?

宝剣岳の山頂で 雷の襲来、ビビル ひとちが!

超コワコワの南峰ルート 無事下山できたのか?



中央アルプス 木曽駒ヶ岳方面への山行は 今回で三度目。
梅雨もまだ終わらない高山に 夏の花を求めて元気にでかける。

早朝2:00自宅を出発、さすが この時間ともなると 高速はスキスキで ご機嫌な ひとちが。
睡眠時間が短いため ややオネムではあるが 始発の林道バスに乗るためには そんなことはいってられません!(そう! そう!!)
それにしても 頭にくるのは この天気。(ぶぅ。)
予報は 雨・雲、ってことは展望はダメなわけで 登山口からカッパ隊かと思うと クジケ気味・・・

ところがさぁー、車を駐車させてもらう 早太郎温泉 こまゆき荘に着くと なんだか やたらと天気がいいじゃん。(やったね♪)
正面玄関の脇にある 従業員用の扉から 支配人さんに声をかけた。

「おはようございまぁ~す♪ 今日、宿泊する ひとちがでぇ~す♪ 今からお山に行ってくるので車をお願いしまぁ~す!」

まったく 朝の4時から はた迷惑な客であ~る
寝ぼけ眼の 支配人さん、モゴモゴと 
「お気をつけて・・・」と見送ってくれた。(ごめんなさい。)

こまくさ橋からは これから向う千畳敷方面が くっきりと見え 梅雨時期でも 菅の台
バス停から 始発のバスに乗り込む登山者たちは列をなしている・・・(スゴ。)





本日は ロープウェイは使わないため 北御所登山口で途中下車、満員のバスから降りるのも一苦労。
降りたのは ひとちがだけ、バスの中から 他の登山者は ご苦労さんといった顔で ひとちがを眺めているのが見えた。(だはははは。。。)





はい、はい、今日は ガッツリ登るつもりですから 先を急がなくちゃね♪(やりますよぉー!!)

蛇腹沢登山口までは 歩きやすい林道であ~る。
梅雨に濡れた 満開のホタルブクロが うじゃうじゃいる。
鳥の声を聞きながら 一時間も歩くと登山口、仮設トイレもちゃぁ~んとあるので安心ですな。(うん、うん。)

  

お腹がすいたので 登山口で ちょいと朝食のパンを立ち食いし、早々に出発。(うりゃ!)
清水平までの 気持ちのよい樹林帯を ウガウガ登る。





ありがたいのは お天気がマズマズなこと、整備のいきとどいた登山道を 五合目のうどんや峠まで 更にウガウガ登る。 
峠は なかなかの展望スポット。(わぁ~ぉ♪)





「なんで うどんや峠なんだろね?」 
いつものごとく ちがこさんの なぜなぜ?は続く・・・

一丁池を過ぎ、七合目の舟窪付近は 花の数が一気に増える。

 

登りながらの写真撮影、屈むという姿勢は なかなか辛いものがありまして・・・

「あっ♪ ここにも違うひとがいるぅ」
先頭を歩く ちがこさんの声に カメラを出したり しまったりと カメラマンの ひとしさんは忙しい・・・(がんばれぇー! ひとしさん!)

さ~て、それでは ひとしさんの成果を並べてみましょう

  
  
  
  
  
  
  
  


ねっ♪
スゴイでしょ

森林限界を超え、展望の開けた尾根に出ると やってきたのはガス。(うげ。)
はぁぁぁ・・・
やっぱり最後まで 晴れってわけにはいかないわけね・・・





と思いきや、ガスは ひとちがを避けるように流れ、どうせ雨山行と サングラスを忘れてきた ひとちがは 日に焼けた。(あちゃ。)

高山植物の保護育成のため 登山道は限られている。
イワカガミや ハクサンシャクナゲの群落が美しいポイントであ~る。(よいですなぁ~。)





伊那前岳に着いた。
ガス ガス・・・(ぶぅぅぅぅーっ。)
乗越から 木曽駒方面と間違えて歩いてきた 5,6人のパーティー、本日 お山で初めてお会いした登山者であ~る。
あまりのガスのひどさに 展望がないのでどうやら間違えてしまったよう





尾根の真下は千畳敷、ロープウェイの放送だけが ガスの中から聞こえる。

「雷雲が近づいているようです、登山者の方は十分注意して下さい。」

へっ?
雷雲?

のん気な ちがこさんは気にする様子もない。(いつものことですが・・・)
ひとしさんは ちょっと固まっている。

「ねぇ、ちがこさん、さっき ゴロ っていわなかった?」

そう・・・
ひとしさんは 雷が大嫌いなのであ~る。
これまで 何度か雷と遭遇しているが そのたんびに ちがこさんのお尻をつつき 下山をさせ、歩くのが のろい ちがこさんを見捨てて 短距離ランナーばりの勢いで山を下るという事例もある。(だはは。。。)

「そうかな? 気のせいじゃない?」

ちがこさんは 顔色ひとつ変えない。
だって 「そうかも。」なんて言おうもんなら いつものごとく ひとしさんは すぐに下山行動にでること間違えないもん

ここまできたからにゃ 宝剣岳を越えるまでは 雷に待っていただかなくては!
と 更に乗越まで進む。(よっしゃ!)

乗越は案の定 登山者でいっぱいであ~る
千畳敷から 木曽駒に向う登山者が列をなして登ってくる。





さすが 百名山ともなると こんな ガスガスのお天気でも登山者は多いわけで・・・(はははは。。。)
登山者の多いルートは避けることにして 時間も余裕があるので千畳敷に下る予定は変更して更に進むことに決定!

お天気が悪くても山頂を目指す登山者に負けることなく ひとちがも 宝剣岳の 北峰ルートから山頂を目指す。
南峰ルートは険しく危険なため 北峰ルートを ピストンで帰ってくる登山者が大半で 安全確保のためにも しばし待たなくてはいけなかった。

山頂からお帰りのみなさん、かなりビビっているようで。(ははは。。。)
お顔が蒼白ですぞ!

ようやく ひとちがの番だ。
三度目なので 晴れても ガスでも道の予想はついているので恐怖はない。
ないけど 展望がないので つまんない・・・(ぶぅぅぅぅ。。。)

 

あっという間に 山頂に到着

実は 今回 ひとしさんは 企んでいた。
宝剣岳の山頂の てっぺんの山頂岩に立つこと。

毎回 ちがこさんが 「危ないから 登っちゃダメ」
と 登りたくても登れなかった岩、1m四方の狭い山頂岩は よじ登るにも足場がないから 腕を使って這い上がらなくてはいけない。
ちがこさんは ひとしさんが 落っこちはしないかと ヒヤヒヤ見ている・・・

「お願いだから 立つのだけはヤメてぇーっ」
登る本人よりも 見ている方が恐怖であ~る。

嬉しそうな ひとしさん、
「風が吹いていますぅ」
山頂標識と記念撮影をした 嬉しそうな顔ったら!





もちろん ちがこさんは怖いので登りませんでしたよ





その合間にも ガスは流れ 千畳敷がうっすらと見え隠れしている。
もうちょっと待てば もっと展望よくなるかも♪





ゴロ、、、

ゴロ

うへへ・・
か、雷だぁー

大きくなった雷鳴に気づいた時はすでに遅かった・・・

「雷が近づいています、早めに建物に非難して下さい。」
ロープウェイの駅からはアナウンスが 頻繁に流れた。(がびぃ~ん)

ぎょぇぇぇぇーーーーーっ!!
は、早く下山しなきゃ!
おっかなびっくり危ない南峰ルートを進む。

こわすぎぃ~
なにが 怖いかって、このルートも恐怖だけど 雷が来るっんだから 怖いんだよぉー!!(ひょぇぇぇーっ!!)
どのくらい怖いかは 写真をご覧あれ・・・

 
 

な、なんとか極楽平に到着。(ほっ。)
ほっとする間もなく ざーっきました 雷雨。(あらら・・・)





すぐさまカッパ隊に変身したけど ズボンを履いてる時間はなく 雨と戦いながらロープウェイの駅まで 猛烈な勢いで下る。

のは ひとしさんだけでした・・・

ちがこさんは 雨で滑って転ぶといけないので マイペース、おかげで 山ズボンは絞れるほど濡れちゃいましたがね。(ははは。。。)
なんとか滑り込みセーフ。
建物に入ったと同時に 雷が ガラガラ どっかん!と落ち始め、雨は ザーザーと滝のように降り、千畳敷を散策していて登山者たちは 濡れネズミになりながら 一斉に非難してくる。 
当然、建物は大混雑となり 下りのロープウェイに乗る人の長い列が あっという間にできた。





雷のため ロープウェイは一時間程止まり、運良く早い順番の整理券を もらえた ひとちがは あまり待つことなくロープウェイに乗ることができたよ。
雷が収まると 登山者たちは 雲の子を散らしたように千畳敷に消えていった・・・
ホントは ひとちがももう少し千畳敷を散策したかったけど 雷が怖いのと ロープウェイが込み合いそうなので断念することに・・・(いいの、いいの!次回また来ればいいんだから)





それにしても・・・
しらび平の駅には これから千畳敷に向う乗客の列ができていたのには 驚いちゃった
みなさん、雷怖くないのかなぁ?

帰路のバスは快適で、面白トークの運転手さんの話を 一番前の席で聞きながら 次回は冬に訪れたいと 性懲りもなく 雷山行のことを すっかり忘れている ひとちががいた。





今回も 面白かったねぇー ひとしさん


この日の宿泊地はこちら


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