命がいくつあっても足りない!?

ひとちが

2011年11月29日 09:52

2011/11/26

ホッキリから白雲山縦走
妙義山
(妙義荒船エリア)


全山行 264回



前回の金洞山縦走はこちら





標高 相馬岳 113.8m 天狗岳 1084m
天気 晴れ
山行時間 9時間




〈コース〉自宅(1:00)-道の駅みょうぎ(4:30-6:30)-妙義神社から中間道-
第一見晴-大黒の滝-第二見晴-タルキ沢出合-本読みの僧-東屋-
ホッキリ入口(9:30)-ホッキリから茨尾根-顔面岩-大天狗-大のぞき-
白雲山頂-見晴-奥ノ院-大の字-白雲山登山口-道の駅みょうぎ(3:30)

*中間道で紅葉狩りを楽しんだので時間がかかりました。
通常は2時間程度で歩けます。








今日はいつもにも増して気を引き締めて山歩きに臨む。
何故ならば、危険いっぱいのお山 妙義山の縦走の続きだから・・・


命がいくつあったら足りるのか?

ひとちがの無謀なる挑戦が再び幕を開けた・・・








早朝4:30、予定より随分早く駐車場に到着した ひとちが。
日が昇るまで シュラフに潜り込み爆睡
(爆睡していたのは ちがこさんだけだったようですが)

すでに ひとちがと同じように何台もの車の中では 登山者たちが
同じように日の出を待っている。

7月に表妙義の半分、金洞山の恐ろしい縦走を終えてはいたものの、
当日はガス 鎖場からの景色も ほとんど見えないのでコワサは半減だった

しかぁ~し、今回は違う。

雲一つない晴れ!

ってことは 景色、足元はスケスケなのであ~る

ひょぇぇぇ~~~っ!
想像するだけで恐ろしい・・・


ホント大丈夫? ひとちが?




駐車場から見た白雲山、奇怪なゴジゴジの稜線が ひとちがを呼んでいる



日の出とともに 妙義神社から いよいよ中間道へゴー

 

山の中腹、山の麓は紅葉絶頂期との情報、期待大!


住宅街を抜け 中間道に入る。



とたんに モミジやカエデの鮮やかな赤い色が登山道を飾る



きゃぁーっ!
綺麗♪




右を向いても 左を向いても紅葉のオンパレード♪
パチパチと写真撮影に忙しい ひとしさん
なかなか先に進まない山歩き
(あはは。。。)





第一展望に到着。



中間道とはいえ標高は高い、見晴からの景色は素晴らしいものだった
(うん、うん)



目の前には 金鶏山のゴジゴジ、山の裾には モコモコと
赤や黄色の広葉樹たち♪



ほとんど標高差のないルートは歩きやすく 登山者だけでなく
観光で訪れた人たちも十分楽しめる絶景コースなのだよ。
(そう!そう!)

ちがこさん、紅葉にうっとり 




水の枯れた大黒の滝を通過、第二見晴に到着

 

ここからも 金鶏山の角度を変えた景色、麓の町が一望であ~る



ちがこさんの後ろに見えるのは 前回縦走した金洞山





紅葉は更に続く。




もう 危険な尾根のことなんか うち忘れて紅葉狩りを満喫する 
ひとちが



  



可愛らしい本読みの僧にご挨拶

 



東屋にようやく到着、ここからも白雲山の絶景と紅葉が素晴らしい。

 

やっとホッキリの入口まできた
コースタイムを1時間もオーバーしちゃったよ
(とほほ。。。)

 

振り返ると 何気に浮かない表情の ひとしさん?

えっ?
どうかした?

「大丈夫でしょうか? ここから縦走時間を計算すると5時間半
近くかかりますよ。
日暮れまでに山を下れるのかな?」

ちゃんと計算済み!

「紅葉見物で つっかえる時間も考えてコースを設定したんだからさ
がんばって ちゃんと歩くから」

珍しく やや半ギレ

実は ちがこさん、数日前から風邪っぴき
体調が悪くて ひとしさんは通常の山行タイムで歩けるのか
心配してくれていたのであ~る。

ごめんね ひとしさん、キレて・・・
(ちがこさん、反省。。。)





さぁ、気を取り直して 
登りますよぉ~っ



尾根までの小岩場を ズンズン登る
妙義の岩は まるでフリークライミングの練習用の壁によく似ている。
大きな岩に 接着剤で張り付けたみたいな コブがいくつも
くっいているので登りやすい。



むんずと 引っつかんで登るのみ!





ホッキリの分岐からは いよいよ危険な茨尾根に進むため 
ハーネス、簡易ロープを準備、もちろん頭にはヘルメット



大げさじゃないの? ひとちが?

いいんです、命が大事ですから!




茨尾根のピークに出た
西には浅間山の雄大な姿、金鶏山や麓の紅葉が一望であ~る。





スゴイ景色だねぇ~っ♪



さっきまでは 樹林帯の紅葉、今度は尾根からの絶景
と言うことなし



鎖場を登ったり 下ったりしながら相馬岳。
(よっしゃ)

 

狭い山頂に次々と登山者がやってくる。
皆さん ひとちがと反対方向の白雲登山口から縦走する方が
多いようだ。

後ろを振り返ると 山頂の隅っこで立ちんぼしている ひとしさん
そう、コミコミが嫌なのだ



あ゛――――っ↓
始まっちゃいましたよぉー・・・


ちがこさん ぴ~~~んち!

こうなると のんびり山頂で景色を楽しむ余裕はありません
景色を ささっと写真撮影



進め! 進め!



日陰には 霜が降り、ツララもお目見え。
アイゼンも持ってきたけど この程度なら使わずに済みそうじゃん





ぐぐっと登る

顔面岩に出た!
ここからは 北方向に白く輝く谷川岳♪



いいね♪ いいね♪

たくさんの登山者で賑わう天狗岩を通過、スベリ台状30mの鎖を登る



んが んが んが んが

絶対に手だけは放しちゃいけませんな










ポンと出た 御嶽三社大神の石碑がある 大のぞき。
ここにも たくさんの登山者が楽しそうに山ランチ。

いいなぁー・・・

振り返るとやっぱり すすめ! と ひとしさんが目で合図

 

はい、はい わかってますったら



これから進む先は 玉石、白雲山頂であ~る。
白雲の山頂は 北面の巻き道の途中にあり通過しがちとのこと。



そして また登る!



玉石を確認、見落とさないように山頂を探す。
やっと見つけた じみぃ~な山頂
山頂標識もなく、三角点?らしきものが ポコンとくぼみにあった



うへへへへ
ここは貸切 ようやく 落ち着ける場所みぃ~つけた♪

 

時間もまずまず、日暮れまでには十分下山できそう
いつの間にか おむすびをかじる ひとしさんも笑顔になっていた。
(よかった よかった)

  



さぁ、ここからが下りの鎖場の連続
それでなくても すでに腕と足はプルプル、鎖を握る手も痛い

うぇぇぇぇーーーっ!

3連鎖、ビビリ岩の鎖直立2m









んがぁーっ!
もう たぁ~いへん!!


 


ほっと一息 見晴に到着



ここから先は樹林帯への7m外傾鎖
一気に奥ノ院まで降りていくのであ~る。
(はぁぁぁ。。。)

*外傾は7mですが、直下に三段30mはある鎖場です・・・


下では 登りの登山者が ひとちがが下り終えるのを待っている。
もたもたしているわけにはいかない

もう腕がパンパンになってきた
それでも下らなきゃ先には進めないのだ。









あ゛――――っ
大変だったぁー↓


やっと足が地についた



すぐ横には奥ノ院、大きな岩でできている。
鉄梯子で登ってみよう♪



薄暗い中に 何体かの石仏が安置されている。

ちょっと怖いかも・・・



手を併せ 早々に退散することにした。
梯子の上からは こんなふうに見えるんだよ。
(あは。)





辻から大の字が見える



近くまでいくと ここもまた鎖場を登る展望地。



尾根から見た景色とは違う 妙義の町がなかなかグッド♪
駐車場の ひとちがの車だって見えちゃう!



でっかい 大の字に登って ひとしさんも超ゴキゲン。

わぁ~~~~い♪




ずんずん下る
まだ鎖場だ



樹林帯を抜け 白雲登山口に無事到着。
(よかった よかった)



紅葉で彩られた妙義神社を見物して 道の駅に戻った。

  

お疲れぇーっ!!



すぐ近くにある 妙義ふれあいプラザで ひとっ風呂



隣接している ふるさと美術館の駐車場からは さっき登った 
大の字が小さく白く山に張り付いていたよ



麓のモミジも夕日に輝いて 燃えるような赤だった

 





明日は 裏妙義を歩いてみることにする
無謀なる ひとちがの挑戦は まだまだ続く!
次回をお楽しみに♪

翌日の山歩きはこちら



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