ロックキャッスル♪

ひとちが

2016年12月29日 15:17

2016/12/24

スペシャル クリスマス♪
恩賀高岩
(妙義荒船エリア)

全山行 528回



恩賀高岩の情報はこちら


標高 雄岳 1084m  
天気 雪・曇り・晴れ
山行時間 4時間(休憩を含む)


〈コース〉東登山口-大岩祠-コル-雄岳北P-雄岳本峰-コル-雌岳P1-
雌岳P3(本峰)-中継アンテナ-西登山口-東登山口



高岩について

妙義荒船エリアの中でもレベル最上級と格付けされる恩賀高岩
標高差は264mだが岩登りの危険な岩山であり慎重を要する。

高岩は一見して雄岳と雌岳の双耳峰のように見えるが、
それぞれが三つの岩峰に分かれている。

麓から見た高岩は急峻な怪峰であり、とても人が峰に立てるとは思えないが
雌岳P2以外の峰には立つことができる。




女王さまの椅子に座って乾杯♪
やったね ちがこさん♪




冬休みに帰省する しょうたろう選手を迎えに行くという口実で
のんびり自宅を出発、登山口に到着したのはお昼もAM11時


大丈夫なんですか? こんな遅いスタートで
ちゃんと下山できますよね?



高速のインターチェンジ付近から見える恐ろしげな岩山を前に
すでに ひとしさんの心は折れていた



ヤバい ヤバすぎますぅー 


諏訪神社の横を通過 恩賀集落の民家の前の路肩に駐車
空には黒雲 チラチラと雪が舞って寒々しい


ホント大丈夫なんでしょうね?


登ったことのない山だし 大丈夫か なんて
聞かれたってわかるわけないじゃん

 
ヘラヘラ笑いながら答える ちがこさん


クリスマスに こんな危険そうな岩山を
選ばなくてもいいのに

ブツブツ・・・


小さな声でで叫び続けている ひとしさんであった


高岩の看板を頼りに民家の横から高岩山トンネル上部の舗装路を
登山口を探しながら数分歩いた


枯葉が積もった林の中をサクサクとゆるやかに登っていく
目の前に巨大な岩が現れた



コースはルンゼ状の荒れた急斜面に変わる



今日は「がっつり登る」というより「岩登りを楽しむ」のが目的
短時間で広いコルにポンと出た


足元には高速道路
進行方向の右には雄岳の岩峰が三つ並んで見える



ヘルメットおじさん登場♪



万が一を想定して ちがこさんはヘルメット以外にも
ハーネス・ロープとぬかりない


岩根沿いの道を進むと岩をしたたる水が



通過するコースは一端道が切れ一段下がって再びコースに戻るのだが
その一段下がった場所には上からしたたる水が岩を凍らせ覆っている



写真では怖さは伝わらないと思う 
右横は崖、凍りついた岩の上は通過不可能
通過しようと岩に足を乗せるとつるりと滑る


持ってきてよかったじゃん
ロープ 


これさえあれば木にしばって安全確保ができる
更に一段低い場所まで下って
再び上まで這いあがればいいってわけ!


トップを歩くちがこさんは実験台
確実に安全通過するのを見届けて から ひとしさんも続く



想定外の危険ヶ所すでにクジケ気味の ひとしさん
なんとか通過、広い場所でザックをデポした


やめませんか?
ここだけでも危険なのにあんなの登れませ~ん



目の前にはコース最難関のチムニーの鎖場
ほぼ垂直の岩の間に錆びた鎖がダランと下がっている

緊張のため顔がこわばる ひとしさん



岩に登るために来たのに登んないの?
とりつきまで行ってダメなら諦めるからさ~


スタスタ先を行く ちがこさん



見上げるとゴツゴツした岩は意外にも手架け足掛け部分が
多いことがわかって一安心


うひ うひ!
バッチリ登れそうじゃん♪



意を決していざ岩の上部を目指す



ハング気味の一本目の鎖
チムニーの間は狭く凸凹と突き出た岩をつかみ足をかけ
身体をつっぱらせながら身体を徐々に上げていく



大丈夫ですかぁ~?

下から不安そうな ひとしさんの声がする


大丈夫か って言われても手放すわけにはいかないし
途中でヤメるわけにはいかないじゃん




落ちれば山の下までコロコロ転がって怪我か死亡間違いなし
ほんわかした日常生活とは違う緊迫した時間



小テラスで一端休憩 
下で待機する ひとしさんは見えない



いいよ~っ!


狭いチムニーに右往左往しながら ひとしさんが登ってきた



ヘルメットがあってよかったですぅー
二度ほど頭をぶつけましたぁ~




二本目の鎖も無事通過



三本目の直登の鎖はかなり手強い



後方を見るのは怖いので目の前の岩と上部を見ながら
一気に鎖場を登る



なんとか岩の上部に出た
まずは稜線から左の岩峰(北P)に登ってみる



摩利支天の石碑のあり北側の景色が広がっている
低木が生えているので怖さはない



あのー
ここまででいいですか?



いいわけないじゃん


分岐まで戻り今度は雄岳のメインピークに登ってみる
頂上には御嶽の石碑
数人程度の広さの山頂はインターを見下ろす絶景ポイントだ


あまりの高度感に苦笑いの ひとしさん

ズーム 


ほ~らね


西側には雌岳がどかん
今日の浅間山は雲隠れ?



さ 次行ってみよう♪


大満足で雄岳を下る
下りのチムニー 足元が見えないので大変
ようやくザックをデポした場所まで戻ることができた



コルから雌岳に向かう
雄岳には腹に大きな穴が見える



北Pと本峰の間のチムニーは迫力満点 
よく上まで登ったもんだと我ながら感心するばかり


右よりの急なザレ斜面を木の根伝いに登ると
左が雌岳P1 Pを示す物はない



東には雄岳が目の前にどかんと鎮座
西隣にはP2、P3が横並び



P2の横を通過
ここは邪悪なピークだ



蟻の塔渡り状の切れ落ちた細尾根は幅20cm
岩までは距離にして5~7mほどだろうか?
先の岩も垂直で鎖・ロープなどはなく素人には登れない


登っちゃダメでしょ 死んじゃうよ
っていうか 絶対登ろうなんて思わないしー
 


雌岳のメインピークP3
ガイドブックにもある通り岩の小窓

ほ~らね♪



いよいよP3に



上部は四囲がそぎ落ちていてコワい
小さな1m四方の岩には楔が打たれ安全のための手架けロープ



上部に立つと360度の大パノラマ・高度感抜群





うわぁー
怖いですぅー
 

と言いつつも ひとしさん大満足みたいだ





そして ちがこさんは見つけてしまった
後方にステキな石の椅子があるのを


岩城の一番高い場所にある椅子
雌岳にあるから女王さまの椅子に違いない


クリスマスに女王さまの椅子に座れるなんて
ラッキー♪



ちがこさん ウハウハ
怖いこともすっかり忘れていた

もちろんこのひとも



大満足P3を下りで岩稜を西に向かう
尾根から下るとすぐにもろいルンゼを固定ロープで下る



ボロボロと岩が崩れ危険な場所でもある



下りも一筋縄ではいかない高岩



笹原にTVアンテナが立つ尾根に出た
女王さまの椅子がどんどん高く遠くなっていく



西登山口に到着
しばらく道路を歩き恩賀の集落に停めた車まで
高岩を横に眺めながら歩く



本日高岩貸切♪

焦ることなく自分達のペースで岩登り
スペシャルなクリスマス山行だったよ




この日の立ち寄り湯はこちら
妙義ふれあいプラザ・もみじの湯
高台にある見晴らしの良い温泉です


この日の車泊地はこちら
道の駅みょうぎ
駐車場所の選択ミスすると賑やかで眠れませんぞ!



翌日の山はこちら


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