2014/07/21
真夏の低山
王岳
(御坂山地エリア)
全山行 417回
王岳の情報はこちら
標高 王岳 1623.4m
天気 ガス・麓は晴れ
山行時間 5時間
〈コース〉野鳥の森公園(6:30)-西入川沿い作業道から登山口(7:20)-
王岳(8:30-8:40)-鍵掛-鍵掛峠(9:40)-登山口(10:10)-
本沢川沿い作業道から根場いやしの里-野鳥の森公園(11:30)
本日富士山見えず
ってか
山はよくわからない天気予報
こんな時は近くの山で楽しみましょうと
向かった先は西湖の西に位置する王岳
すでに ひとしさんは登頂を果たしているが
ちがこさんは登っていない
ということで
このバカ暑い中
夏の低山を歩くことにした
野鳥の森公園を後にし
朝露で濡れた歩道を歩く
鳥の声に癒されながら
秋には立派な ちがこさんの工作材料に
なるであろうヤシャブシを眺め
観光地
根場 いやしの里の方向へ
もさもさと雑草が覆い茂る山へ向かう道
いやな予感
まさか またヤブ?
じゃないですよね
そうかも
麓は晴れ
山方向といえば この通り
ナイスなことに稜線上はガスが
ビロロ~ンと帯のように広がっている
あ゛―
これで景色見えるのかな?
もさもさした雑草地帯から
登山口までの薄暗い作業道
いまいち テンションは上がらない
登山口に到着
更にもさもさ?
テンション下降気味
しばらく もさもさ地帯を歩くと
森は変わっていった
迷いようのない登山道
薄日の刺す気持ちのいい山
ところが
大きな落とし穴が待ち受けていた
この時期 色々な草や花がメキメキと成長する
その中には あまり歓迎できないようなものも
アザミの葉は 登山道にはみ出るほど
大きく成長し 大きな顔で行く手を阻む
短パン・生足などもってのほか
傷だらけになるだろう
クマササの道を せっせと登る
噴き出す汗
あ゛ぢぃー
九十九が終わると
またもやヤブ?
道はしっかりあるものの
覆いかぶさった草はじゃまくそで
ストックでよけながら進んでいく
明るいけど ガスがかかった空
風もなく蒸し暑い
出発してから2時間ほどで
目的の王岳のピーク
で 景色はどうだったの?
ではお見せしよう
これが山頂からの眺望だ
じゃ~ん
そしてこっちは
全然ダメじゃん
そう
この先の稜線沿いコースには
何か所か展望地がある
そこに期待するしかない
虫が多くて
長く滞在できませ~ん
これも夏場の低山
次なる展望地に向けて出発
ところが
どうやら この時期登山者は
ほとんどいないのか
草ボーボー
っていうか
ひどくない この稜線?
そして ここにもまた
ひとちがを待ち受ける罠があった
なるべ~く触らないように
ストックで押さえるものの
どーしても触れてしまう
いでで
半袖のシャツ・グローブなしは
命取りになる危険地帯
右にアザミ
左にイバラ
目の前に広がるヤブを見ると
益々下がるテンション
あ゛―
大変でしたぁー
稜線の展望地からは
ガスの切れ間から見える景色は西湖のみ
ぼんやりと先には小ピークが
顔を覗かせていた
鍵掛とは?
昔 この辺りは険峻だったため 牛馬は通行禁止
鍵を掛けて通さないということで名前がついたそうです。
少し進むとロープ場
山に沿うようにつけられているが
あまり危険は感じられない
きっと天気がよかったら
いい景色なんだろうね~
鍵掛に到着
看板の左右に書かれていたのは
左は
日本国領土?
右は
ところで「ひっち」って何だろ?
ひとちじゃないことは確か
調べてみると 登山用語として
ちゃんとあるじゃまいか
ひっちとは?
ヒッチ(英語:hitch)とは、ロープと物を結ぶことを指し、
結び方によって、○○ヒッチと呼ばれる。
ということは
さっき通過したロープ場のことなんだ
納得
左の「
日本国領土」の意味は
よくわからない
稜線を進んでも一向に去ってくれない
ガスヤロー
なんじゃ かんじゃのうちに
鍵掛峠に到着
ここは人気のある鬼ヶ岳・節刀ヶ岳・
十二ヶ岳などに通じている峠なのだ
峠を挟んで反対側の王岳は
山梨百名山ではあるけれど地味で
稜線上がヤブになっているのも納得できる
予定では鬼ヶ岳まで行くつもり
進むべきか?
進まぬべきか?
どうするの ひとちが?
少し下ると崩壊地
慎重に通過
標高をずんずん下げて下る
なんかいい道ですね
登りに使ったコースに比べ
格段に歩きやすい整備された道
じゃなかったヤブってない道
何名かの登山者とすれ違う
このコースから登れば
あのもさもさしたヤブ道は
下山に使うことになったはず
どっちがよかったのかな?
植林地帯に出た
動物の食害から守るためのプラスチック製のチューブが
かぶせてあるものの ほとんどが倒れゴミ化
看板には破損に気付いたら連絡してくれと記載
帰宅後電話してみたがつながらない
こんな状態に山がなるなら食害のために
チューブなど設置する意味はあったのか?
工事には莫大なお金を費やした
でも最後まで責任を負わない?
いいのかなぁ~
これで?
うじゃうじゃ話してる間に
登山口にポンと出た
舗装された作業道から いやしの里へ
観光客で賑わっている中を駐車場に
向かって歩いていると 観光者のおじいさんに
声をかけられた
あんた ここは蜂がいるのかい?
すっかり忘れてた
防虫ネットをかぶったままで
観光地に降りてきちゃった
あはは。。。
いませんよ 蜂
麓はすっかり夏晴れ
見上げた山にはガスはいなかった