2012/10/5
ちがこさんの工作教室♪
キャンディーバード
少し前に荒島岳で 山の粘土を一握ゲットしたよ
白山エリアには1800万年から2000万年もの昔、
巨大なカルデラ火山が活動していたが、長年の浸食作用が
山を削り崩し、わずかに残った残骸が荒島岳なのだ
そんな歴史ある浸食にも耐えた荒島岳の粘土で 今回は
可愛いキャンディーバードを作ってみることにしよう
みなさんが知っている粘土といえば 子供のころに
学校で使った油粘土、紙粘土
そして陶芸家さんが使うような本格的な粘土もある
でもね、山にある粘土でも簡単に工作ができること
知らないでしょ?
小さなものなら日陰干しで作品ができちゃうよ
さっそく作ってみようか
材 料
山の粘土
(山を歩いていると ヌルヌルした粘着質の土が粘土だよ)
紙粘土
針金
必要なもの
工作用ボンド
絵具道具 一式
穴を開けるためのドリル
カラースプレー
ラッカー
バット
アルミホイル
ペンチ
作り方
ザルに粘土を入れ ボールを受けにして水で粘土を洗います
を
石や浮いてきたゴミを除きます
(水を多く入れすぎないで洗ってね)
ドロドロになった粘土を天日で干しましょう
時間が経つと水と粘土が分離するので 上水を捨てれば
きれいな粘土ができるのが早いですよ
2日~3日経つと水が引き きれいな粘土が完成します
硬さの目安は指で押した時、プニュと凹む柔らかさです
耳たぶの柔らかさといった所でしょうか
握っても手につかないくらいになったら 形を作ります
(大きなものは加熱が必要となるので注意)
最初は水分があるので形は作りやすいです
時間が経つと水分が蒸発するのでヒビが入りやすくなります
手早く形を作りバットなどに並べて乾かします
一週間ほどでカラカラになります
(白っぽくなります)
バットからはずす時は割れてしまうといけないので
金属ヘラなどで上手にはずします
乾いた粘土は手に持ってもOK
但し、乾燥しただけなので強度はありません
工作用のボンドを2倍に水で薄め、万弁なく粘土に塗ります
最初に裏側、乾いたら表側を塗るとバットにつきませんよ
を
まるでチョコレートクッキーにお砂糖が塗られているようで
思わず食べちゃいそうになります
ボンドが透明になるとカチカチになり強度がでます
(ボンドが乾くと黒っぽくなります)
次にドリルで針金を刺す穴を開けます
5ミリ程度の深さで穴が開けばOK、それ以上深く開け過ぎると
粘土が割れてしまう可能性大
針金にカラースプレーで色をつけ乾かします
穴を開けた部分に針金をボンドで接着
まるで棒に刺したチョコレートクッキー
食べちゃいたい♪
紙粘土でくちばしを作ります
接着した針金が乾いたら絵具で粘土に色をつけます
粘土にボンドがついているので吸い込むことなく
綺麗に色が塗れますよ
チョコレートクッキーからカラフルキャンディーに変身
柄や目を描きましょう
(色を重ねる場合は最初に塗った色がよく乾いてから描いてね)
紙粘土で作った くちばしをボンドで接着します
次に、洗っていない目の粗い粘土でお山を作ります
大きな石が入っていなければOK、オムスビを
握るようにして作ります
ゴツゴツしてるほうが可愛いよ
工作用ボンドを2倍に薄めたものを塗ります
(粘土が乾燥してなくてOK)
を
バットにアルミホイルなどを敷くとバットに
ボンドがつきませんよ
まだ柔らかいお山に 出来上がった鳥をバランスよく刺します
(ペンチで針金を丁度いい長さに切ってね)
針金とお山の隙間にボンドをたっぷりつけます
お山の粘土が透明になり乾いたらラッカーをふき
更に乾燥させましょう
(強度が増します)
最後にお山を倒して裏側もボンドで塗れば
お山が崩れる心配もなく、どこに置いても汚れません
裏側が乾いたら完成です♪
できたぁーっ
まるで
ぺろぺろキャンディー みたい!
山の粘土でもこんなに可愛い作品ができますよ
*今回はキャンディーバードの作り方でしたが、
次回は山の粘土で違った作品を紹介します。
お楽しみに!
次にできた作品はこちら