虫だらけ!

ひとちが

2011年06月26日 19:54

2011/6/25

虫の襲来・・・
御正体山
(富士山・道志エリア)


全山行 240回
百名山 40座




標高 奥ノ岳 1371m 中ノ岳 1441m 前ノ岳 1471m 御正体山 1681.6m
天気 晴れ・ガス
山行時間  5時間30分


〈コース〉山伏峠(7:00-7:30)-奥ノ岳(8:30)-送電塔256-中ノ岳(9:30)-前ノ岳(10:00)-御正体山(10:50-11:10)-前ノ岳-中ノ岳-送電塔256-奥ノ岳-山伏峠(1:00)







ひょぇぇぇぇーーーーーっ!!
虫よけスプレーも 虫よけリングも
ぜぇ~んぜん 効果ないじゃん↓


山の虫の襲来に なすすべもなく ちがこさん敗退・・・
おかげで顔と耳は 虫刺されでボコボコ。


恐るべき6月の低山歩き↓







今週も天気予報はイマイチだ
(ふぇ~~ん)
今日は200名山のひとつ、山中湖の上に位置する御正体山に登ってみよう♪

本当わぁー、天気がよくないこんな日は 花が綺麗な山に向かいたい所
(そう! そう!)
でもね、こんな天気だからこそ登らなきゃならない 気乗りしない山もあるわけで
それが 御正体山だったわけだ。
(山頂は展望もなく お花畑マークもなく あんまり楽しそうじゃないんだもん)



山伏峠に車を駐車、廃屋のホテルの横から鳥居を潜り山にとりつく。
ここわぁー、一昨年の冬に反対側の山続き、高指山を目指した時に散々迷った峠
(車の停め場所がよくわからなかったから・・・)



峠の上から左へ、トンネル上部を通過 国道413号を横断する。
(右に向かえば高指山方面)
登山者は ひとちが以外にいないようであ~る


うは! うは!



それにしても こんもりと
緑はうるさい程 覆い茂り低山ならではの蒸し暑さを強調している
ヒグラシの カナカナと鳴く声も、一匹 二匹ならともかく 恐ろしい程の大集団で鳴くわけだから騒々しいなんてもんじゃぁない

うるさぁ~~~~い!

ちがこさんが怒鳴ったところで ヒグラシが鳴くのをヤメるわけないし、ひたすら耳が痛くなりそうな大合唱の山の中を ウガウガ進むっきゃない

気温は30度を超えている。

あぢぃーーーっ↓

すでに汗が滝のように流れ始めた
花もなく、あんまり可愛くない蝶や 最後の力を振り絞るように咲いているツツジを眺めながら登りは続く。

 

んがぁーっ↓
梅雨の蒸し暑い最悪のコンディション・・・


分岐に到着、ここから先は奥ノ岳、中ノ岳、前ノ岳と山連を アップダウンを繰り返しながら御正体山に向かう。



虫が急激に増えてきた
梅雨時期は特に悪質な虫が多いことは皆さんもご存じのはず。
低山なら やはり虫の対策は万全にしなければ!

ということで 今回 ちがこさんが用意したのはこれ!
虫よけリングっていうものだ



通常はゴム状のリングを両腕にブレスレット、ユーカリの優しい香りなので クサくないのがいい
(うん、うん)

しかぁ~し、山の虫は そんなに甘くはない。
両腕の香りなどおかまいなしに 顔のまわりをブンブン飛び回るのであ~る

ふんじゃどうするの ちがこさん?

うははははは!
こうするに決まってるじゃん!




なぁ~んと ちがこさんは紐と一緒にリングを帽子に留めた。
こうすれば 首を振るたびユーカリのいい匂いがするもんね、虫も寄り付かないってわけだ
(ちょっとブラブラして邪魔っけですが。。。)

準備万端、花がなくても 展望がなくても 夏山修行を兼ねて ひたすら登ることにしよう。
(うりゃ)

忍耐! 忍耐!!

うが うが うが うが 
ひたすら歩く。

カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ
カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ
カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ


うが うが うが うが

がんばれ ひとちが!

カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ
カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ
カナ カナ カナ カナ カナ カナ カナ ・・・・・・・・


カナ カナ カナ

だから何!

う、うるさい! 
うるさすぎる!!


静かな山歩き?
無理です、今日は絶対に

半分キレそうになりながら 地味な標識の奥ノ岳を通過。



唯一の展望地、送電塔256に到着
でっかい鉄塔の周辺は開けていた。
ようやく樹林帯から出ても鉄塔を過ぎれば また樹林帯、この先は展望なし



きゃほぉーっ♪

嬉しいことに富士山が顔を出している
それにしても暑い・・・



あぢぃーっ!!

まるで 天日干しの魚になったような気分であ~る


先を急ごう



樹林帯にまたもや突入、ブナの青々としたゴキゲンなコースじゃん♪
時折、尾根を涼しい風が吹き抜けていく



鳥が呼んでいる♪

そうだぁーっ!!

ひとしさんが嬉しそうにポケットから取り出したもの。
父の日に きょうこちゃんがプレゼントしてくれたバードコール



さっそく鳴らしてみた。

キ キキ・・・、、、
ぴょろ ぴょろ ぴょろ 
ぴ ぴぃー ぴぃー
キュ キュ キィー♪




へっ?
お世辞にも 鳥のさえずりとは違う

木々の間で黙る鳥
ひとしさん、負けずにバードコールを鳴らしまくる



キ キキー、、、
ぴょろ ぴょろ ぴょろ 
ぴ ぴぃー ぴぃー
キュ キュ キィー♪


これは仲間ぢゃない!

へたっぴな ひとしさんのバードコールを警戒したのか 鳥は行ってしまった
(無言)

ぴょろ ぴ?

バードコールも練習が必要なようであ~る
(あはははは、、、)
がんばろう ひとしさん、また勉強することがひとつ増えたね。


中ノ岳に到着
ここもやっぱり地味な標識とベンチがふたつ



こんなもんでしょ・・・・

ひたすら ヒグラシの大合唱を聞きながらアップダウンした稜線の樹林帯を歩き続ける
周りの木々には ヒグラシの抜け殻がいっぱいだ




前ノ岳に到着
やっぱりここも地味 地味・・・
(あちゃぁー)



クマザサ帯と記載されたコースには クマザサは少なく、生態系が変わったのか違う種類の草がボーボー生えていた。
いよいよ最後、御正体山の急登であ~る

がんばれぇーっ!

気合入れをしたせいか あっという間に小さな祠を通過、山頂に到着♪
(やったね)



平成16年に皇太子さまが訪れた時に設置されたのか まだ新しいテーブルベンチがおかれている。
でも やっぱりじみぃーな山頂。
わかっていたとはいえ、ちょっぴり がっかり
お世辞にも ステキな山頂とは言い難いような気がする。



祠に手を併せる。
展望もないので休憩もそこそこに・・・

と!
虫の襲来だ

ぐぇぇぇぇぇ~~~~っ
空が真っ黒になりそうな程の スゴイ数

こりゃたまらん!虫よけスプレー出動
(うりゃ!)

シュバァーッ! シュバァーッ!

ひょぇぇぇぇーーーーーっ!!
虫よけスプレーも 虫よけリングも
ぜぇ~んぜん 効果ないじゃん↓

払っても 払っても 汗でベトンベトンの ひとちがの体臭が好きなのか 山の虫たちは ひとちがの傍を離れようとしない。
(誰か助けてぇーっ)

なすすべもなく ちがこさん敗退・・・
おかげで顔と耳は 虫刺されでボコボコ

恐るべき6月の低山歩き・・・
展望や花どころの騒ぎぢゃない!

速攻撤退!!



サラサドウダンが笑っていた。



山頂に向かう途中、山頂から下ってきた登山者二人とすれ違ったけど どちらも楽しそうな顔をしていなかったっけ
これって 虫の襲来が原因じゃない?

結果、低山のこの時期の山歩きには 昔ならではの蚊取り線香が一番効果的という結論に至った。
もちろぉ~ん、虫よけリングも虫よけスプレーも虫には効果はあるけれど 山の強烈な虫たちには効き目はほとんどないってことが実証されたわけであ~る。

帰り道はガスガスの天気になった



ぶぅ ぶぅ言いながら痒い耳を掻きながら ちがこさんが下る。
止まることのない汗をダラダラ流しながら ひとしさんも下る



アップダウンを繰り返し ピストン山歩きも終了
ひどい目にあったもんだ

その夜・・・・

ボリ ボリ ボリ ボリ・・・

かじくる音がする
耳が痒くてぐっすり眠れない ちがこさんがいた

誰かたちけてぇー

 
フツーの耳           虫に刺されて腫れた耳

みなさぁ~ん!
山の虫対策は万全に!


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