2012/5/12
心の友♪
高川山
(道志山塊エリア)
全山行 293回
標高 高川山 976m
天気 晴れ
山行時間 2時間30分
〈コース〉シイタケ栽培所(7:45-8:00)-玉石コース-分岐-
山頂(9:00-9:40)-男坂コース-シイタケ栽培所(10:30)
君は知ってるかい?
この山に ビッキー っていう
案内犬がいたことを。
その1
新緑の美しい季節になった
桜を愛でながらのお花見登山も今年はスルーして
雪山ばっか登っていた ひとちが
(そう、そう、凍傷になったりしてね)
今回は いいかげん季節に沿った春山を登ろうじゃないかと
河口湖近く、大月の山にターゲットを絞る
(うりゃ)
古いナビの案内は へんてこりんで 国道の曲がるはずだった信号ひとつ
間違えたために とんでもない道を通らされるハメとなった
(ひょぇぇぇ。。。)
助手席のナビ!
しっかり道案内せーや!
えっ?
わたしのこと??
グルグル うねうね狭い道を 必死でハンドルを握る
ひとしさん
(はぁ、、、)
うじゃうじゃ 車の中で話し合う ひとちが
ちがこさん、本当にこの道でいいんでしょうか?
んー。
いいような、間違っているような・・・
なんか また町の方に降りてきちゃいましたよ。
変だねぇー・・・
あっ!
あった! あった!
ようやく高川山の看板を見つけた
今回も登山口までの道迷いから始まり ようやく
山歩きはスタートした
駅から登山口に向かって のんびり歩いているパーティーの
横を素通りしてシイタケ栽培所のスペースに車を停める
古いガイドブックによれば、このお山 山頂から富士山の
景色がよく ハイカーが多いらしい
人気の山ゆえ さぞかし駐車場も混んでいるだろうと
到着したものの、車はなし
(いいような、悪いような・・・)
登山口を歩き出すと
クマ出没注意
の看板あり
一瞬たじろぐ ひとしさん
大急ぎでザックの鈴を
ガラガラ
鳴らしながら進む
シイタケ栽培所といっても その施設らしきものは見当たらず、
玉石コースと書かれた看板方向に進んだ。
ガイドブックには 玉石コースなんて書かれて
なかったけどな?
ブツブツ言いながら ちがこさんが先頭を歩く
久しぶりの新緑の山
緑がいっぱい!
ヤブいっぱい?
タマゴ石まで250m と書かれていたので 辺りをキョロキョロ
探してみるものの、タマゴ石らしきものは見当たらない
コースはなだらかで歩きにくい箇所もなく ズンズン進む
沢に沿い、展望のないコースをひたすら登る
クマに会いませんように・・・
じゃら じゃら じゃら じゃら
緑のトンネルのようなステキな山
(うん、うん)
日の光が木々の間からこぼれ 青々とした新芽が
光って見えた
帰りのコースとの分岐に到着、あと一息で
山頂であ~る
うが うが うが うが
山つつじや 春の花が歓迎してくれる
(いいねぇ~)
ポンと出た小広い山頂、一気に展望が開ける
わぁ~ぉ♪
ブンブンと飛び回る虫、春山の山頂じゃん
どぉ~れ 富士山は?
うげ。
いない・・・
残念なことに 見えるはずの富士山は雲隠れ
早朝は顔を出していたのに いつの間にか姿を
くらました
それでも景色はすこぷるいい
三つ峠、御正体山がよく見える
三つ峠山
御正体山
なんたって誰もいないのがいい、人気のお山ということで
コミコミの山頂をイメージしてきたけど ひとちがの貸切じゃん
のんびり おむすびころりんを食べた
いつもじゃ 時間に追われて 口にへしこむ時の方が多いが
今日は違ぁ~う
ポカポカと暖かい日差しの中で のんびりなのだ
って、
暑い
山頂標識で記念撮影
その横にある大きな石にグルグル巻きに針金で
設置されている小さな箱?
なんだろ?
じぃーと見る
正面にマジックで
ビッキー と書いてある。
ビッキーって何?
金具がついている
開けてもいいようだ
開けてみたい
ふんじゃ開けてみよう
ボコ
戸が開いた
んじゃなくて戸がとれた
中には古いノートやら写真集が入っていた
ボロけた写真集の表紙には
高川山の孤高犬ビッキー
と記されている。
孤高の人は聞いたことがあるけど
孤高の犬
なんて聞いたことがない
ページをめくると・・・
新聞記事と写真が
ビッキー
2010年没
10年にわたり 高川山の山頂付近に住み 登山者を出迎えたワンコ
元は飼い犬らしく首輪もついていたらしい。
登山者が最後の急登りまでくると 山頂まで誘導してくれる
お利口ワンコ
高齢のため老衰で亡くなったそうであ~る
どの写真もビッキーが山頂で写っているものばかりだ
ノートには ビッキーとの楽しい一時を過ごした記録がつらつらと
ひとちがも今までの山歩きの際、何度か案内犬らしき
ワンコと同行した記憶がある。
2年前に この山を訪れていれば 本物のビッキーに
会えたのに・・・
ちょっぴり残念だった
こうして山を愛する人たちに 忘れられることなく頂に
記念碑を残してもらえる犬も少ないはず。
なんて幸せなワンコ
肉体は滅びようと魂は きっとこの山頂の石の上で
山と登山者を見守っている
(うん、うん)
高川山=富士山の展望
だけじゃない
高川山=ビッキー
あなたも ビッキーに会いにきませんか?
富士山の姿はなかったけど 感激しながら山を下った
たくさんの登山者とすれ違う
皆さんランチに合わせて登っているらしい。
きっとお昼には そぞかし賑やかな山頂になるだろう
(早めに退散してきて正解ですな。)
ブンブン下って シイタケ栽培所に到着
今日の山歩き終了
(かと思った)
なんか物足りない。
もっと歩きたい。。
どうしよう・・・
どうしますぅ?
まだ時間たっぷりありますよ・・・
うじゃうじゃ 車で移動しながら話し合う ひとちが
と、地図で見つけてしまった
何を?
もう一つ登れそうな お手軽なお山
うひひひひ・・・
こりゃ 登るっきゃない!
また始まっちゃいましたよぉ
ひとちがの無謀なる山計画
続きは その2 でのお楽しみ♪