2013/2/17
雪山ハイクを楽しもう♪
横尾山
(奥秩父エリア)
全山行 346回
横尾山の情報はこちら
標高 横尾山 1818.1m
天気 晴れ
山行時間 4時間30分
〈コース〉信州峠(9:30)-カヤトの原-山頂(12:00-12:30)-
ピストンで信州峠(2:00)
*無積雪期ならピストンで3時間程度で歩けます
今時期は雪が多いのでラッセル覚悟で!
四季を通して楽しめる山
冬景色は 特におすすめ♪
パフパフの雪を パタパタ踏んで
さぁ スノーシューハイクに出かけよう♪
どんぐり工作しながら ひとり ちがこさんは
思いふけっていた
あーあ
雪いっぱいの時期なのに
まだ スノーシューで遊んでないじゃん
そうなのだ
色々な雪山を歩くのはいいけど
なかなかスノーシューの出番がある山に
行きつけない
(はぁ。)
なんか
やたら大変な山ばっかだったもんね
よし
今週は スノーシューで遊ぼっと♪
いいねぇー!!
目をつけたのは 横尾山
山梨百名山のひとつだが 信州峠からは
山行時間も短く 迷うような場所、危険箇所がない
その上 素晴らしい山の景色を堪能できる
絶景の展望台でもあるのだ
(うは!うは!)
うひひひひ
ここに決ぃ~めたっと
信州峠に到着
駐車場にはすでに一台車がある
ってことは
トレース ばっちり!
ひとちがの後にも二台の車が次々と
駐車場に乗り入れてきた
ここは もしかしなくて
人気の山!?
さっそく道路を横断して階段を登り
カラマツの林に突入
(うりゃ)
どう見ても雪はたくさんありそうなので
念のためにアイゼン装着してきたものの
サラサラで深い雪にアイゼンは役たたず
(あはは。。。)
ありがたいことに深い雪には
しっかりと 先人のトレースがあり
迷うこともなさそうだ
(ほっ)
気温は低い
顔が痛いですぅー
寒い=雪質がいい
ってことは スノーシューにはうってつけ!
雪の深さは膝丈くらい
先人は壺足で進んでいるらしい
いやぁー
ありがたいことですな
そんでも登りはあるので先人に
右に倣え
スノーシューは履かずに壺足で進む
(よし!)
広いカラマツの尾根を緩やかに登ると
大きなコブが迫ってきた
ここから一気に
150m登る
先人のトレースがあるとはいえ 傾斜になると
雪が崩れ なかなか前に進めない
(ふぇ~ん)
トレースは山の北斜面を巻くように
続いている
雪が腰くらいの深さになった
ありゃりゃ
先をラッセルしてくれてる人
これじゃ大変だよね
そうですね
山頂までこんな調子なんでしょうか
明るいカヤトの山斜面に出た
蛇行したくても少しでもラッセルの距離を
短くしたいのか トレースはほぼ直登している
(ぐぇぇぇ)
トレース泥棒しても
やっぱり なかなか前に進めない
ぶぉぉぉぉ!!
足を乗せれば 益々サラサラの雪は崩れ
大苦戦
うが うが うが うが
ハァ ハァ ハァ ハァ
ようやく カヤトの原に出た
あ゛―
ぢかれた
振り返ると ひとちがが登ってきた道は
まるでモグラが行進した跡みたいだ
(あはは。)
うぉぉぉぉ
なんじゃ この景色わぁ
目の前に 広いカヤトの原
山梨・信州の山がぐるりと取り囲んでいる
絶景
息を呑んだ
まるで墨絵のような山並みと
有名どころの山が目白押し!
南は富士山と南アルプスの山々が連なっている
東は雪をかぶった 金峰山
その前に鎧をまとった みずがき山
そして向かう尾根の先には八ヶ岳
これだけの素晴らしい景色を一度に見ることができて
短時間で登れるわけだから人気なわけだ
(うん、うん)
晴れてるはずが やや曇り
カヤトの原は風が吹き抜け
尋常なくサブイ
あれ?
山頂方向から二人下ってきたよ
早いですね
もう山頂まで行ってきたのかな?
ドカドカと黒い覆面レスラーみたいな
おばちゃんと 追うように 大柄なおじちゃんが
駆け足で下ってくる
早いですね
もう山頂まで行ってこられたんですか?
違うのよぉー
すぐ先まで行ったらトレースが
なくって 山頂まで
まだ50分もかかるっていうから
帰ることにしたの
あれあれ そうなんだ
いやぁー
この先はね 雪がやたら深いよ
トレースがないと不安だし
天気もあまりよくないから
敗退することにしたんだよ
残念そうに おじちゃんがつぶやいた
ラッセルお疲れさまでした
さあ 出番だよ ひとち!
今日もラッセル隊だ
見晴のいい尾根の小さなコブをいくつも
越え山頂に向かうことにする
(うりゃ)
途中 おじちゃんのトレースがなくなった
確かに雪は深い
(あはは。)
ここで登場
スノーシュー
今履かなきゃ
いつ履く!?
次第に尾根は細くなり、樹林帯に入るが
一本道
赤テープもついてるし 迷うことなく進む
(おりゃ)
途中面白いものみぃ~っけ♪
春日山の時にも見つけた
木に食べられちゃった看板
意外とあるもんなのね・・・
サラサラの雪は下りになると滑るので
何度も
コケた
もちろ~ん
ひとしさんだって
コケる
トレースがないので先頭を歩く
ちがこさんは 必死
足場が悪けりゃ 滑り落ちる
(
烏帽子ヶ岳の時より全然マシだけど)
高く積もった雪のため 当然木々の背丈が
低くなり枝が邪魔して歩きにくい
(はぁ。)
枝に突っかかるたびに雪が落ち
頭もザックも雪だらけ
ボキボキ折れる枝
ごめんね
古ぼけたコース案内の看板発見
たぶん 山頂まで
あと10分
(俄然フィァイト)
最後の斜面を登ると
ポンと出た山頂
山梨百名山の棒が待っていた
やったぁーっ♪
おむすびころりんを食べよう
ふたりだけの山頂
最高♪ だよね
ところで 他の登山者は?
さっきのご夫婦は帰っちゃったし
いくら待っても 登ってくるはずの
登山者もこない
おかしいですねぇー
いいじゃん
貸切なんだから
そうですよね♪
ひとしさん
ウハ! ウハ!
山頂からも こんな素敵な景色を
見ることができたよ
さぁ 帰ろう♪
帰りは下り スノーシューが楽しい
景色を楽しみながら パタパタと下る
あのご夫婦 もう少し がんばれば
山頂行けたのにね
そうですね
私たちがラッセルしてあげたのに
結局 誰もこなかったわけだ
そういうこと
カヤトの原からは朝の景色とは違う
青空に輝く山々が見えた
パタ パタ パタ
カラマツの林を縦横無尽に
スノーシューで行進だ
(わぁーい)
あー
楽しい♪
ひとしさんの声がこだまする
冬の雪が多い時期でも楽しめる横尾山
明日は雨だからトレース消えちゃうけど
白い雪に自分の足跡をつけて登るのって楽しいよ
みんなも行ってみたくなったでしょ!
この日の立ち寄り湯
増富温泉
増富の湯
赤茶色の鉱泉です
温度の違うお風呂がいくつもあるよ