2013/6/29
山頂は地味でも!
小川山
(奥秩父エリア)
全山行 367回
小川山の情報はこちら
標高 小川山 2418.3mm
天気 曇り・雨
山行時間 8時間
〈コース〉金峰山荘(8:00)-カモシカコース-分岐-小川山-(11:00-11:20)-
分岐-唐沢の滝-分岐-第一岩峰-金峰山荘(4:00)
*駐車場は廻目平内の金峰山荘にあります。
(一日一人300円)
山梨百名山のひとつ 小川山
登山口のある廻目平は
岩峰群が点在する
これぞ
クライマーの聖地
そして その奥に
じみー に立っているのが
小川山
標高は2500m近くあるものの
周囲には 日本百名山の
金峰山・瑞牆山 など
名高い山があるため その存在は目立たない
実際 小川山って
どんな山なんだろ?
そんな疑問から ひとちがの山歩きが
今週も始まった
(よっしゃ)
須玉インターから 佐久街道をブッ飛ばし
野辺山から県道68号に入る
*前回は 大弛峠からトライしようとしたが
林道がボコボコで車で入れなかった経緯あり
のどかだねぇー
ひとしさん♪
いやぁー
すごいですねぇー
周りは どこもかしこも
レタス畑
道を挟んで両側には 緑の美味しそうな
レタスがお行儀よく並んでいる
いいですねぇー
毎日新鮮なレタスが食べられて
野菜好きな ひとしさん
羨ましい限り
廻目平に到着
駐車券を引き抜くとゲートが開いた
これでお金を払わなきゃ
出ることは不可能
ケチだねぇー
ちがこさんは考えた
お金を払うくらいなら
廻目平の中を ぜ~んぶ歩かなくっちゃ!
またぁー
バカみたいなこと言って
ちゃんと帰ってこれる計画立ててよね
あはは
そうだね
さっそく 金峰山荘前を出発
(うりゃ)
林道沿いのテン場や バンガローの横を通過
カモシカコース から山にとりつく
と
登山道入り口の看板には
こんなことが書かれていた
だ 大丈夫ですか?
上級者コースって
またコワい場所とか 危険な場所とか
たくさんあるんじゃないでしょうね?
疑いの眼差しで ひとしさんが
じぃーっ と ちがこさんを見つめる
えーと
確か途中が破線ルートになってて
危険マークもついてるけど
どんな危険 なんですか?
知らないよ
あ゛―
本当に大丈夫なの ちがこさん
わかぁ~んない
最初はゴキゲンな道だった
若い白樺の幹は 初夏の緑に映えて美しい
(うん、うん)
すっごく急なわけでもないし
ぶんぶんピッチが上がる ちがこさん
るん♪ るん♪
途中で気が付いた
ひとしさんが ちっともこない
どうしたの ひとち?
ノロノロと足取りも遅く
笑顔もないし 無表情
(えっ)
ハァ ハァ ハァ
苦しいですぅー
最近 ひとち 体調よくないね
今回もお酒がらみ?
違いますぅー
たぶん仕事のしすぎかな?
倒れるまで遊ぶ
倒れても起き上がって遊ぶ
ひとしさんのモットーは
最近 仕事に邪魔されているようだ
(あはは。。。)
登るにつれ 大きな岩が現れ
ヨロヨロと 登山道から外れ
寄り道する ちがこさん
ひとしさんさぁ~ん
いい景色だよぉー
おいでよぉー
私はいいです
楽しそうに 岩によじ登り
景色を眺める ちがこさんと対照的に
ひとしさんは岩の根っこに座り込み
動こうとしない
(あららん)
大丈夫?
ホントに?
破線ルート・危険マーク地帯 に突入したらしい
(よっしゃ)
振り返れば景色はやっぱりいい
足場の悪い岩場には立派な梯子が
かけられ 危ないという感じはしない
それでも 登ったり下ったり尾根沿いの
岩場が続いている
突如 大岩が現れた
岩には 展望台B と書かれているが
ここが 地図上の P2008 か?
写真からは その大きさがよく
わからないと思う
ちょっと離れた場所から見てみよう
積み重なった大きな岩
その最上部まで登ると高度感いっぱい
足がすくむような360度のパノラマ
ひとち 何が見える?
深い山の中に 二段の滝
唐沢ノ滝
ここは帰りに見に行く予定
(うひひ)
北方向には 廻目平の岩峰群が
ゴツゴツとした姿を見せていた
いいねぇ~
この中のひとつ
第一岩峰 は
展望絶景 とのこと
でも どれだか
よくわからない
帰りに寄り道し~よぉっと
(うひひ)
岩の上は慎重に行動しないと
戸隠山のような事態 になる可能性大
って ちがこさん
いったいどこから ひとちを撮ってるの?
あはは
隣の岩のてっぺんだよ
ここは展望台じゃないけど
登れたから登ってみた
こっちも 景色いいよぉー
あ゛―
また勝手に危ない場所に登るんだから
落ちても知らないよ
先を急ごう
尾根沿いの岩場の道は
ジャングル
に変わった
最初は背高のっぽのシャクナゲ
背が高いから
うじゃうじゃ
生えている割には歩きやすい
そのうち背の低いシャクナゲと
よくわからない植物が
もじゃもじゃ
生えている岩場の道に変わり
にっちも さっちも
どっちも ブルドック
イエー!
古いな
この繰り返しから脱出するまで
腕や足には ひっかき傷だらけ
(はぁぁ。。。)
もしかしなくて このコースで 一番大変 なのは
この もじゃもじゃ と
戦うことかもしれない
そうかもね
その先は苔むした単調な登りが続く
景色も樹林帯の中だから まったくなし
ようやく波に乗り出した ひとしさんと
山頂目指して うがうが登る
忍耐の末 山頂に到着
先客の登山者がランチ中
ともかく狭く 山梨百名山の棒が
ひょろろん と立っているだけ
じみぃーっ
少し奥に入った場所で おむすびころりんを
食べて早々に出発することにした
(よっしゃ)
帰路は途中までピストンのため
またもや
もじゃもじゃ
と戦うハメになった
(う゛ぇー)
ここを通過しなきゃ
帰れない
岩場コースには 大きな奇岩が多々点在
登れそうなものもあれば 登れないものもある
登れそうなものを 片っ端から
ちがこさんは 登ってみる
そのたびに 同じよーな景色を見るわけだが
それがまた楽しい
小川山自体には展望もなく 地味だけど
山頂に到達するまでの岩場コースは面白い
ひとしさんも おいでよぉー
誘うたびに
私はいいですぅー
と テンションの低い ひとしさん
(何度 断られたことか)
平たい大岩の横を通過しようとした時
何かに呼ばれたような・・・
ちーがこさん
ここ! ここ!
岩の上を覗いたら 神社さんの祠
小川神社
ご挨拶してきなさい
ってことね
ここからは 岩峰の遥か後ろに
さっき登った 小川山の姿を見ることができる
岩峰群と違い まん丸い山頂は
やっぱ地味
こりゃ
山に失礼だよ
ごめん
分岐から 滝を目指してカモシカコースの
破線ルートを下っていく
ヌルヌルして湿気がある歩きにくい道
(きゃぁー)
それでも梯子もあるし 慎重に歩けば
問題なし
わぁー
滝だぁー
朝 展望台Bから見えた
唐沢ノ滝 に到着
30mの なかなか立派な滝
なんか この滝
水しぶきがひどいですねぇー
確かに 尋常なく上から水が降ってくる
なんでかな?
沢を横断
それでもまだ 滝のみずしぶきが
森の中まで 追っかけてきた
あれ? これって
雨 ですね
そうみたい
天気は曇りから雨に変わった
(あは。)
カッパを着てゴー♪
再び山の中を歩く
分岐に到着
このまま
金峰山荘方向に下ればゴール
簡単なことだ
しかぁ~し 景色のいい
第一岩峰を登ろうと目論む
欲張りな ひとちがとしては
このまま下るわけにはいかない
またかい
分岐からパノラマコース方向に
ズンズン登っていく
目の前に大きな岩がある
赤ペンキの矢印はわかるけど
黄色の文字がイマイチよく読めない
なぬ なぬ・・・
「右は岩のぼりの方いがい行かないように 」
だと
岩登りって
クライマーの人だけなのかな?
雨も降ってるし 岩の上に出ても
景色はダメでしょうね
ひとしさん 弱気
たぶん 展望岩と思われる大岩を回り込み
たぶん ここから登るであろうと思われる
岩の隙間を見上げた
じゃいいよ
ここで待ってて
ちょっと様子見てくるから
あ゛―
また 行っちゃったよ ちがこさん
ひとち 追っかけなくていいの?
だってぇー
岩の上に出ると 雨が益々ひどくなった
岩自体は 雨が降っても滑るようには思えない
かえって 岩の上に乗っているジャリに
足を捕られれば コロン と下に
滑落する可能性はある
雨の中に 展望岩が浮かんでいた
進むべきか?
進まぬべきか?
しばらく悩んだものの
行ってみるこにした
やっぱりね
下でじっと なかなか降りてこない
ちがこさんを待っていた ひとしさん
雨もすぐやむから
おいでよぉー
という ちがこさんに励まされ
シブシブ登ってきた
慎重に展望岩まで出てみる
雨 ザーザー
ひとちが 濡れ鼠
もう笑うしかない
ひどいもんだ
10分ほど立ちんぼしていると
やっと雨が止んだ
(やったぁー)
眼下には 廻目平の駐車場
車が出たり入ったりするのがよく見える
(うは! うは!)
そして横の岩峰の岩壁には
クライマーのための目印か?
ここまで登れてよかったね
はい
雨が降っても がんばって
ホントよかったですぅー
雨は上がった
大満足で 緑の尾根岩パノラマコースを
軽快に下っていく
あれ?
ひとち 元気になったじゃん
はい
おかげさまで
中腹には さっき登った
展望岩がよく見える東屋
上級者コース? の
破線ルートの カモシカコースとは違う
整備された登山道に びっくり
廻目平に
ゴール
どこから出てくるのか?
ヘルメットをかぶったクライマーたちが
あちこちから駐車場に帰ってきた
こんな雨の日でも
岩に登るんだねぇー
お疲れさまでぇ~す
って ひとちがも
お疲れ♪
帰りに地元のスーパーで
朝どりされたレタスを こらしょと買った
(うははは)
どー どー どー
ゲリラ豪雨が村を襲う
ひとちが
スーパーに監禁
よかったね
雨が少ないうちに山下れて
ホントですね
見てください 道は大洪水ですよ
のんびりスーパーで雨宿り
梅雨時期のお天気は
晴れたり 曇ったり 雨が降ったりと大忙し
そんな時期でも 山を楽しもう
やっぱり
カッパは必需品!
この日の立ち寄り湯はこちら
ヘルシーパーク かわかみ
村人も その他の人も 300円でお風呂を使えます