日本のヘソ?

ひとちが

2013年03月12日 18:41

2013/3/9

林道に始まり林道で終わるⅡ
榊 山
(佐久エリア)

全山行 349回



榊山の情報はこちら
一座目の山歩きはこちら



標高 日本のヘソ 1200m(海遠点) 榊山 1257,8m
天気 晴れ
山行時間 3時間30分


〈コース〉滝ヶ沢林道入口(1:00-1:30)-登山口(2:00)-
海から一番遠い地点(2:50-3:00)-左の耳-榊山(3:30)-林道入り口(4:30)







人が入る大きな山より 小さな里山の方が
大変だったりすることもある

春も近いが 
雪の多い三月


今週は低山の山修行

喧嘩しながら 
どこまでがんばれるか ひとちが








本日の二座目


一座目の茂来山を後にし 向かった先は
臼田村にある 榊山


この山を選んだ訳は 山の途中に 
日本のヘソ なる場所があるからだ


日本のヘソ とは何なのか?



山行時間も短く 往復2.5時間 
昼から二座目を登るのには好都合
(うしししし)


そんなに上手くいくかな?


やってみなきゃ
わかんないじゃん



ふぅ~ん そう




県道93号を車で走る
臼田駅前の案内板には大きく ヘソの宣伝



林道ゲートの前に到着
すぐ横に駐車スペースがあるものの
ここもまた入り口がアイスバン
(あわわ)


ここで始まりました 押し問答 


またかい


どうします?
駐車スペースに入ると出られなくなっちゃう
かもしれませんよ



だって道の真ん中に車停めるわけにも
いかないじゃん



じゃぁ どうするんですか?


ゲートの前に停めればいいじゃん
どうせ雪がいっぱいなんだから
車の出入りもないんだしぃ



うじゃうじゃもめた末 
車は林道のゲート前に収まった
(あは。)


なんとか出発できそうだね


なんとかね




標識に従いヘソのある地点に向かうことにする
(うりゃ)



ゲートの棒に何かが埋もれて
かかっているのを発見


ん?



目の前の木には 怖そうなクマの警告板
(げっ)



クマ鈴 ならぬ 
クマンバリン か?


叩いて進めってわけね


通常オバカなことを平気でこなす ちがこさんだか
さすがに タンバリンを叩きながら山を歩くなんて
妙ちきりんじゃないかと遠慮した


そうだよ
ヤメといた方がいいと思う




林道歩きが始まった
白い雪道がずーっと緩やかに沢に沿っている
一人分の足跡が点々と続く


無言で ひとしさんが先を行く



きっと林道歩きばっかで つまんないと
思ってるんだろうなぁー



登山口の丸太橋に出た
(よし)



橋を渡ると 日陰の林道と違い沢に沿った
明るい登山道に道が変わる


はぁ~るの小川はサラサラいくよ♪
きぃ~しのスミレやレンゲの花に・・・


声を張り上げ ちがこさんが歌う


のん気ですねぇー


いいじゃん 別に



次第に雪が多くなり 沢の水は徐々に少なくなり
枯れた沢の中を歩いたり 沢沿いを歩いたりと
標高を上げていく

うが うが うが うが



整備された登山道は 迷う箇所もなく
赤テープもほとんどない

所々に立派な ヘソまでの看板が立っている



雪が深くなり 先頭を歩く ひとしさんは
またもラッセル隊

スボ ズボ ズボ


あー
大変
 



日本のヘソに到着



何のことのない フツーの山の途中 



間違っても 
ヘソは生えてなんかいない 


立派なヘソの標柱と説明の看板が妙に嬉しい
(うん、うん)



写真撮って送りましょう
賞状もらえるの 楽しみですね


ひとしさん ウハ! ウハ!



って ここが終わりぢゃないのだ
先にある榊山まで行かねばならん




稜線に向かって急坂を登る


トレースは? 


ないよ


きっとヘソまでは来た人がいるけど
山頂へは誰も行ってないんだね



そうですね
時間も押しているし早めに下山できるように
急いで山頂に向かいましょう


とはいえ ズボズボのラッセルは大変なこと


くそぉー 
くそぉー 


ヤケっぱちになりながら ひとしさんが進む



がんばれ ひとち!

ちがこさんは 後ろからついていくのみ




稜線に出た
左の耳なるものに向かって進め



とたんに雪はすくなくなり日が当たる小さな山コブは
厚い腐葉土が積もりヌルヌルしている
(ひょぇぇぇ)

うが うが うが うが


ひとつ目の小山が耳かと思われたが
違うみたいだ



鹿に食べられた木が痛々しい
クマより鹿が問題のような気がする



たまぁ~にある木にくくりつけられた小さな看板は
木と同化して見落としやすいので注意


ほとんど踏み跡もなく 赤いプラスチックの
ペナントが頼り



やたらついているピンクのテープには
騙されちゃいけない

見渡せば そこらじゅうについてる クセ者
赤テープとは違うのだ



ありましたぁー 


先を歩いていた ひとしさんが
左の耳の小さな地味な看板を見つけた


よーく見ないとわかんないよね



まだ先に進みますか?
時間が気になるんですけど



あとちょっとで山頂じゃないかな
ここまで来たんだから進もうよ!



不明瞭な道と時間が気になり ひとしさんは
ソワソワしている
(いつものことですが)


なんとなぁ~く
またもや 冷たい風が二人の間に吹いた


ヒュー 


まぁ まぁ
ふたりとも落ち着いて





本当にこの先に山頂があるのか?
と思われるような あるような ないような道を進む


あっ!
あったぁーっ♪



これまた地味だけど 
ちゃんとあったよ 山頂 



無事山頂到達できたので 
大急ぎで下山することにした




ヘソを過ぎ しばらく下っていくと
山ボーイがふたり軽装で登ってきた


ん?
あれは もしや?



先頭を歩いてきたお兄ちゃんの手には
ゲートにかけられていた クマンバリン


それ?


あっ これですか?
クマよけだと思って 叩いて登ってきました




そうなんだ



いるんだよね 
こーゆー人が




賑やかにタンバリンを振りながら
登ってきた山ボーイたち


楽しそうに ヘソに向かっていった


オバカな ちがこさんに
負けてない人がたまにいるんだね





ゲートに到着
なんとか二座クリアできた
(やったね)



今夜はまたしても車泊
明日も引き続き山に登ることにする


まだ登るの?
それにしても いつになったら 
仲直りするの?



わかぁ~んない 





この日の立ち寄り湯はこちら
海尻温泉 灯明の湯
薄い緑色のお風呂だよ 雰囲気最高♪
源泉かけ流し、冬季3/31まで800円が500円とお得
(但し、冬場は露天風呂は温度が低くて冷たいです)



この日の車泊場所
松原湖 町営駐車場
24時間暖かいトイレを使うことができます(無料)


車泊の様子と翌日のハイキングはこちら

翌日の山歩きはこちら



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