2013/6/8
それでも登山者は行く!
皇海山
(足尾山地エリア)
全山行 363回
皇海山の情報はこちら
標高 皇海山 2143.6m 鋸山 1998m
天気 微妙な晴れ雲
山行時間 6時間
〈コース〉自宅(3:00)-林道入り口(7:00)-皇海橋(8:00-8:20)-
不動沢のコル-皇海山(10:20-10:30)-不動沢のコル-
鋸山(11:10-11:20)-不動沢のコル-皇海橋(2:20)
丁度 3年前のことだ
皇海山に登ろうと
林道入り口まできたものの
残念なことに閉鎖
しばらくぶりに この山域に
足を踏み入れることにする
パートⅠ
何故 6月なのかというと
それには大きな理由がある
ご当地グルメ
塩山椒の季節 だから
今じゃなきゃ
手に入らない代物
山の帰りに購入するっきゃない
アカシヤの花 が満開
日本ロマンチック街道を
車でブッ飛ばす
ひとしさぁ~ん
なんで アカシヤって花が白いのに
アカシヤなんだろ?
そんなこと
考えたこともありませんが
シロシヤ でいいんじゃない?
あれ
それって この間 カモシカ を
カモウシ って言ったのと同じ理屈?
いいじゃん 別に
無事
吹割の滝 から 迷わず林道の
入口にたどりついた
(よっしゃ)
3年前は
ここで足止め をくった
栗川原林道は 皇海山より気難しい
なんせ 林道が崩れやすいため
年中閉鎖になる
(ぶぅ)
4月が過ぎないと開かないし
11月になれば閉鎖
(ぶぅ ぶぅ)
その上 崩れるたんびに閉鎖じゃ
タイミングが悪けりゃ また登れない
(ぶぅ ぶぅ ぶぅ)
どうすりゃいいの?
無事 開いているゲートを通過
(うはは!)
最初から悪路を想定していた割に
意外にも きれいな舗装路
(おっ?)
車は進む
ところが・・・
やっぱりウワサ通り 進んでいくと舗装路から
ダートに変わり なんとも乗り心地が悪い
(あわわ)
写真ではわかりにくいかと思われるが
林道沿いの山は ガレガレの岩で
いつ落石があるかわからない
気が抜けない
右に左に 上に下にと
ムチ打ちになりそうな
ひどい悪路
(げっ)
何度 車の天井にまで飛び上がって
頭をぶつけそうになったことか
10キロ程度の低速で進んでも
悪路は悪路
ハンドルを握る ひとしさんも
緊張しっぱなし
と
きゃぁー
素掘りのトンネル
ぽっかりと黒々した穴がブキミだ
通過するまで身体が硬くなる
それにしてもだ
この悪路を 皇海山を登るために
何台もの車が ひとちがの車の後ろを
ついてくるのが不思議
ついてくる?
それってさ
ひとちがの車が 遅いってことじゃない?
あはは
そうかも
ようやく皇海橋のたもとにある
駐車場に到着
予想では
ひとしさん
5台
ちがこさん
10台
実際 25台停められる駐車場は
みごとに埋まっている
(あらら)
いやぁー
びっくりだね
みなさん あの林道平気なのかな?
かなり車高の低いフツーの
セダンなんかもあったりして
あ゛―
緊張して運転疲れですぅー
登る前から ひとしさん
お疲れ気味
駐車場には 登山届を記載する場所が
トイレの中に設置されている
あんまり嬉しくない
トイレのすぐ横で登山届を出すわけだから
中で用を足している人は落ち着かない
まあ 立派なトイレが使えるんだから
がまんしなくちゃね
そうかも
さっそく出発
百名山の中でも 山頂は展望もなく
人気があるとは思えない皇海山
いったい どんな山なのか?
カラマツの林の中を進んでいく
不動沢に降りる
ここから沢に沿って登るわけ
登山道はわかりにくいわけでもなく
フツーに踏み跡はあるし
なんせ今日は たくさんの登山者が入山
先を見渡せば人の頭が見える
ともかく沢沿いに カラマツと笹の登山道を
ひたすら登っていく
うが うが うが うが
天気はイマイチ
青空が見えるわけでもなく
花が出迎えてくれるわけでもなく
無言で登山者を
ゴボウ抜き
あんまり 楽しくない
っていうか
いつも人がいない静かな山歩きを
しているせいか 登山者がいると
気になっちゃって自分たちのペースが
保てないのだ
仕方ないじゃん
百名山なんだから
そうだよね
ブツブツ・・・
やっとカラマツから解放されて
新緑の美しい林に突入
(わーい)
テンション アップ
が
またカラマツと笹
沢はガレて登りにくくなっていく
(はぁ。。。)
ガレた急登に出た
ここを登れば沢ともおさらばだ
上から先行く登山者が落とす石が
絶え間なく落ちてくる
ラーク
ちがこさんなら大声で叫ぶところ
みなさん 誰も叫ばない
こーなったら
自己防衛するっきゃない
ヌルヌルした急登
ロープがついているけど
木の根っこを頼りに這い登る
ハァ ハァ ハァ
ひとちも がんばってるじゃん
そうでしょ!
今度は笹のヤブ漕ぎだ
この辺りは遭難ポイントらしく
このような看板が
笹と戦う ひとしさん
迷うポイントは笹の中だけぢゃない
こんな場所もある
しっかりついた笹の中の踏み跡は
正規ルートと見間違うばかり
要注意!
実際 間違ったコースから 戻ってきた
登山者に 行きも帰りもあった
ご愁傷様です
ズンズン登る
ありゃりゃ
ありゃ 何じゃ?
小ピークらしき場所の目印の上には
頭蓋骨?
ブキミ
ひと登りすれば 皇海山の山頂だ
やったぁー
たくさんの登山者が休憩中
所狭しと 押し合いへし合いランチを
楽しむ姿は さすが百名山
木々に囲まれた山頂に展望はない
(はぁ。。。)
山頂を後にコルまで戻り
再び目指したのは
鋸山
あの上まで行けば
皇海山の姿を拝めるかも
ダメだと思うよ
ガスだもん
淡い期待
シャクナゲのピンクの色鮮やかな花が
登山道沿いに咲いている
(よいですなぁー)
展望がいい場所からは
皇海山の姿が見えるはずだけど
ガスで全く見えないのが残念
(はぁ。。。)
あーぁ
やっぱ 見えないね
そうですね
鋸山まで登る意味があるんでしょうか?
ブツブツ・・・
稜線沿いに進むと
山頂直下は 岩場の急登
最後の登りを這い登っていく
振り返っても
やっぱり展望はよろしくない
(ぶぅ)
見えないとわかっていても
登山者は山頂を目指すのだ
かっちょいい!
別に かっちょ よくないよ
岩場の横には
イワカガミ
小さな花畑がお目見え♪
(いいですなぁー)
岩の上にでた
本日二座目
鋸山の山頂に到着
淡い期待も空しく
皇海山の姿を見ることはできなかった
本日のご褒美はこれかな?
狭い山頂には たくさんのシャクナゲ
諦めて下山しようとした瞬間
あっ
でた!
最後に皇海山が少しだけ
笑ってくれたような気がした
岩場を下りコルに向かう
鋸山のおかげで 最後に皇海山の
姿をチラ見することができた
ありがとね
ガレ場の急坂を下り
緑の沢沿いを下っていく
それにしても 山頂は展望なしだし
隣の山からもガスで姿が見えないんじゃね
なんとも不発な
山歩き?
駐車場に到着
バカ長いボコボコの林道 を再び
首振り人形のようになりながら
車に揺られて
1時間
山の疲れより 林道疲れの
ひとしさんと
吹割の滝 を眺めた
塩山椒?
もちろ~ん 購入
移動の途中
迦葉山 にも
立ち寄った
麓のお土産屋さんで
天狗さん も
ゲット
車泊地に向かおう
明日も懲りずに山を登る
楽しい山ジプシーの旅は まだまだ続くよ
この日の立ち寄り湯はこちら
温泉センター 諏訪の湯
ひなびた地元の人が多い温泉です
施設は古いですが泉質最高♪
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