夏山の風物詩♪

ひとちが

2013年07月31日 11:58

2013/7/29

山を彩る美しい羽・・・
小金沢山
(大菩薩連嶺エリア)


全山行 373回



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標高 小金沢山 2014.3m  黒岳 1987.5m  
牛奥ノ雁ヶ腹摺山 1995m
天気 晴れ・曇り
山行時間 5時間30分


〈コース〉湯ノ沢峠(10:20)-白谷ノ丸-黒岳-川胡桃沢ノ頭-
牛奥ノ雁ヶ腹摺山-小金沢山(1:20-1:40)-ピストンで湯ノ沢峠(3:50)






暑中お見舞い申し上げます 

あつ~い季節となりましたが
みなさま いかがお過ごしでしょうか?







さて 今週わぁー
ご用のため すっかり出だしが遅くなり
登山口の湯ノ沢峠に到着したのは 

なんと



まいったねぇー 


山は不安定な天気で 晴れたり曇ったりガスったり
時間が許す限り今週も山を歩いてみることにしよう


駐車場は ほぼ満車 
最後の一台
ぎりぎりセーフ


 
気合を入れて分岐から出発
(うりゃ)


反対側の滝子山の山歩きはこちら



今日は 稜線上のハイキング ということで
スパッツなし


暑いしね


そう!


ところが いきなり笹の間のヌルヌル道
(げっ)



なんか スパッツあった方が
よかったみたいですね



今さら ジロー 


ちょっとした展望地から見える景色といえば
期待と裏腹 ガス 
(はぁ。。。)



今日はさぁー
富士山見ながら山歩く予定だったのに
これじゃダメじゃん



まぁ まぁ
不安定な天気なんだから仕方ないよ



先行く方向を見れば 白谷ノ丸の崩れた山斜面が
迫力満点 



更に近づいてみるとこんなだ



登山道は深く掘れて歩きにくい
気を許せば 滑って谷に落ちそうな雰囲気


お~っと 危ない 


少し時期が遅い ウスユキソウ
白砂の上にひっそり咲いていたよ



樹林帯から飛び出すと
一気に山の雰囲気が変わる


緑の草原状の稜線 



いいじゃん!
と思ったものの とたんに炎天下 


それほどアップダウンのない 小さなコブを
登ったり下りたりと先は長いのだ
(ひゃぁーっ)


あぢぃー 



熊鈴の音が チリチリ聞こえる

白谷ノ丸から続く小さなコブに向かって
数名の登山者たちが歩いていた



あれって展望台だよね?


そうみたいですね
でも今日は 富士山見えそうもありませんね



うん
先に進もっか!



ひとつコブを越えると白谷ノ丸の姿が現れた
ちょっと日陰を見つけて休憩したらゴー♪



振りかえると周りの山々はガスで見えないのに
歩く登山道は 晴れてたまらなく暑い
(ぶぅ)



汗ビタ 

最初のピークに到着



草地のてっぺんなので景色が開けている



少し進むと うす暗い樹林帯
蒸し暑い炎天下の草地とは別天地


わーい
涼しい 涼しい
 



イメージでは 
ずーっと草地の稜線を干され続けて歩く
と思ってた


緩やかに続く登山道の脇には ミヤマバイケイソウ の
葉の色と変わらぬ緑の花が咲き乱れ不思議な雰囲気



樹林帯を登りつめると黒岳のピークは近い



二つ目のピーク 黒岳 は 残念ながら
樹林帯の中なので展望はない


しかぁーし 
立派な一等三角点が立っているのだ


なんか得した気分 

 

古めかしい昔の錆びた看板はよく読めないけど
今もあっるってことは大切なわけだよね
(あはは。。。)



更に進んでいくと 
樹林帯の中はもっと涼しくなった
(わーい)



きっと草地が尋常なく暑いから 
たいして涼しくなくても
涼しいように感じるのかな?



や 実際 涼しいと思うよ


あ そう



倒木が多くなり 倒れた木を巻くように
登山道はクネクネと曲がっている


樹林帯を出ると 
またもや炎天下の草地に飛び出た 
(げっ)


あぢぃー 


登り詰めると 景色の開けた
小さな三つ目のピーク 川胡桃沢ノ頭 



富士山の姿はなし 


先は長いので立ち止まっている余裕はない
(そう そう)



うが うが うが うが



ちがこさんが進む 

ひとちも進む
 

樹林帯と草地を交互に繰り返し




草地の中に オレンジの コウリンカ 



よーく見ると 咲いているんだか
枯れているんだかよくわからないけど
これが満開バリバリらしい
(あはは。。。)


で コウリンカの花畑



進むにつれて花の種類が
徐々に変わっていく






マルバダケブキに 蝶がヒラヒラと



羽を閉じている時は黒く目立たないのに
蜜を吸う時は 大きく羽を広げる


わぁーっ
きれい
 



このクジャクチョウは 孔雀の羽の目玉に模様が
似ているから名前がついたんだよ



知ってるよーっ
前にも見たもん



そうだったよね
確かあれは 毛無山の時かな




コヒョウモンは もちろん豹の模様に
似ているから?



その通り!

ヒラヒラと花を行きかう蝶たちも
花と同様この時期にしか見ることのできない
夏の風物詩だね



蝶に見とれて すっかり時間ロス
(あわわ)




賽の河原と呼ばれる長い草地を
暑くて死にそうになりながら進んで行く

うが うが うが うが


四つ目のピーク 牛奥ノ雁ヶ腹摺山 に到着


あ゛―
長かった
 



なんとも長くて よくわからない山の名前
この周辺には 雁ヶ腹摺 とつく山がいくつかある

その中でも一番長い名前の山がここ


あれ?
なんかゴロゴロいってるけど雷かな?



天気は下り坂 


急ぎましょう
雷が来たら大変です



大急ぎで 最後のピーク 小金沢山へ向かう

うが うが うが うが


笹道は少々ヤブせっこい箇所もある



樹林帯の展望のない黒岳は一等三角点があるのに
小金沢山は三等三角点

 

負けてるじゃん


いいの 



この山のあちこちで見かけた不思議な木



山頂にも一本立っている


削れた幹は 水性インクの赤色を塗ったような
鮮やかな色に染まり 暗い樹林帯の中でも
一際目立っていた

まるで赤テープに変わる目印のよう


面白いねぇー


そうでしょ!



本日の一番の見どころである富士山の姿は
雲に覆われ 拝むことはできなかった
(残念)





ヒラヒラと一匹のキアゲハが近づいてきた

何を思ったのか ちがこさんの赤い帽子に
嬉しそうにとまった



あららん?
何しにきたのかな?
もしかして帽子を花と勘違い?



ひとしさんも同じ赤い帽子をかぶっているのに
蝶は ちがこさんから離れようとしない


帽子に飾りの花が
ついてるからじゃない?



そうかな?


すると


蝶は飾りの花には目もくれず 帽子にとまると 
帽子の布をストローで ブチブチと突き刺し始めた


あのぉー
ちがこさんからは 蜜はでないと思うけどな



蝶は一向におかまいなしといった様子

どうやら 塩を舐めてるみたい


ぺろぺろ ぺろぺろ



きゃ 
モゾモゾして気持ち悪い


一生懸命 塩を舐めているので
邪魔するわけにもいかない


きゃぁー 
きゃぁー 



くすぐったいのをがまんして
蝶が離れるのを待つ


満足したのか 蝶は青空高くとんでいった


またね 



帰りはピストンで峠まで向かう


途中 かわいい鹿が ピョンピョンと
驚いたように山の中に消えてた



再び 牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ戻る



景色はどうだったかって?



草地と樹林帯を出たり入ったり繰り返し
小さなピークをいくつも越えるこのコース


帰りも長い 


展望ないもんねぇー


そう


ピッチを上げて 小走りで山を越えて行く


振りかえると ひとしさんがうつむき加減で
遥か遠くをノロノロと歩いている



あれ? どうしたの?


お腹に力が入りません



どうやら原因は 
凍らせてきたペットのお茶にあるとみた



ついつい グビグビ 
一気飲みしちゃうんだよね



そうなんですぅー


歩いては立ち止まり 振り返って
ひとしさんを待つパターンが続く


天気は次第に崩れ
すっかり山はガスで覆われてしまった
(はぁ。。。)



白谷ノ丸を通過する時には小雨模様



峠に到着



雨にひどく降られることはなかったけど
今週も不安定な天気の山歩きだったような


蝶をたくさん見ることができて
よかったじゃん ちがこさん



うん 


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