ひとち滑落!?

ひとちが

2013年11月07日 19:06

2013/11/3

お天気がビミョーだけど・・・
高ドッキョ
(身延山エリア)

全山行 387回



高ドッキョの情報はこちら


標高 高ドッキョ 1134M
天気  なんとか晴れ
山行時間  4時間30分


〈コース〉樽登山口(9:00-9:10)-樽峠(10:10)-山頂(11:30-11:50)-
ピストンで登山口(1:40)






ズル

後方で地面を滑る鈍い音がした


振りかえると 無言で ひとしさんが
山の斜面を転がっていく


ごろん ごろん


150m 滑落か!








せっかくの三連休も 初日はご用で丸つぶれ


二日目は 冴えない雨が降りそうな曇天で
山の天気は 更に予想がつかない
(はぁ。。。)


じゃ 三日目は?といえば
雨のち晴れ


なんじゃい 頭にくる 


ともかく雨は夜半に激しく降りそうなので
本日二日目は 近くの行ったことのない
地元の山に登ることにした
(うりゃ)





富士川付近まで来ると 後方には富士山が
大きな帽子をかぶって立っている



まだ傘 ちっちゃいな


富士山に傘雲がかかる時は雨が降る


ちがこさんは子供のころから
経験しているので間違いない


できるだけ 急いで登って 
できるだけ 急いで下ろう



清水から国道52号に入り
目的の山に向かって車を走らせる


集落が山の奥まで続いていた



道の蝶脇には 茶畑が広がる
のどかな風景


道の終点が登山口
このような標識が立っている



さっそく茶畑に沿って出発♪



舗装路をズンズン登っていくと



あれーっ?
なんか違うみたい



またか・・・
といった顔で ひとしさんがジロリと睨む
(げっ)


ごめん ごめん
さっき見た標識 よく確認しなかった



いつものことか・・・
といった顔で ひとしさんは機嫌が悪い


もどろっか!


それでも道間違いしたおかげで
思わぬものが手に入った



うは! うは!





駐車場まで戻り正規ルートに入った



すぐに沢沿いの道に出る


半分腐りかけたような橋は 苔むしていて
ヌルヌルして歩きにくい
(うーわ)



すでに形を崩しかけた橋に使われている材木は
体重をかけるとブカブカして底が抜けそう


くわばら くわばら



沢を渡り赤テープが道を示す
それほどわかりにくいルートじゃない



そして
じゃじゃ~ん



峠までは暗い植林帯とは聞いていたものの
やっぱり目の前にするとテンシュンが下がる
(はぁ。。。)


それでも登らにゃ 
山頂にはつけん



うが うが うが うが


意を決して 気の進まない沢沿いの
植林帯の登山道を登っていく



所々に 近年 手を入れた様子のない 
水の干上がった わさび田が山を一層暗くする



ようやく植林帯も終わり
雑木林に突入
(やったぁー)


サクサクと枯葉の積もる登山道を
せっせと登っていく



進む先に 自然の物ではない
冷たいステンの塊が沢に落ちていた


水場に到着



落ちてるんじゃなく
設置してあるんだよ



あー
そうか



それにしても随分立派な水場
ここまで流し台を運ぶ意味があるのかな?


な~んて考えながら先に進んで行くと
「ヒュッテ」と書かれたポールが一本



えっ?
こんな場所に 山小屋があるの?



まだ登り始めて それほどの距離でもなく
利用する人がいるのか?


素朴な疑問 


過ぎてきた水場に流し台があったのには
納得できたけど



ともかく興味があるものは
見てみたいのが ひとちが


さっそく寄り道
ヒュッテまで行ってみることにしよう
(よっしゃ)


階段を少し登ると建物はあった
まだ そんなに古い感じはしない



そーっと割れているガラスの戸から
中を覗くと 風呂場?のようなもの


ますます興味津々 


今度は入口に手をかけると引き戸は
スルりと開いた


あっ
開いた




中には暖をとるための囲炉裏
古めかしい机や椅子がいくつか


床は綺麗に掃除され 避難小屋として
利用する人がいることを伺わせる


のんびりしちゃいられないので
先に進むことにしよう





雑木林を一気に登ると樽峠に出た



ここには おじさん顔のお地蔵さん がいる



お地蔵さんといえば かわいい顔とか
優しい顔の方がよいと思うのは
ちがこさんだけかな?



お地蔵さんに失礼でしょ


あっ
すんません



峠の標識の北側には 顔のない
お地蔵さんが ひとり立っている



よく すえたろうさんが言う言葉
「峠には必ず三体のお地蔵さんがいるもんだ」


納得 


広く最初はなだらかな尾根を
ピッチを上げて進んだ


うが うが うが うが



切れた樹林帯ごしから見えた景色


麓には雲海のような薄いガスがかかり
天気がよければ駿河湾まで見えるはず
(はぁ。。。)



ガ ガ ガガガ

異音がした


ねぇー
あれって工事用の作業車の音みたい
に聞こえるけど



見て下さい あそこ 



どうりで工事用の車の音がするはずだ


すぐ下の林道を横目に 尾根を登っていく


広くなだらかな道は
紅葉と枯葉が舞い落ちる秋の道


いいねぇー

 

北側の樹林帯の切れ間からは
このような山の姿



今日は地図がないので ステキな形の山も
名前はわからないまま通り過ぎていく

(残念)

そして



急登が始まった



嬉しいのは 登れば 登るほど
富士山が見えること



そして



ようやくお楽しみか?


期待に胸ふくらませて
さっそく展望台へ


って 行き止まりでトラロープ
ちょっとだけ木が払われた地味な展望地



まっ いいか!


まだまだ急登は終わらない



アップダウンしながら標高を上げる



登りきった場所には
こんな標識



いよいよ山頂ですか
やっと着きましたね



少し進むと山頂に到着



富士山の姿が美しい



遠くの山々は見えないものの
ご近所さんの山はよく見える



山頂でお会いした 二人の登山者と
丁度入れ違いとなり 貸切状態
(うは うは)



おむすびをかじりながら
心行くまで富士山を眺めたよ



帰路は 急坂となった登山道を下る



転がって落ちたらいけないので
ドカドカと ガニ股歩きで下る



途中で拾ったのはこれ



今日も ちがこさんの
拾い乞食 は健在だ


そして 次に見つけたのは



あまり こーゆー木は
歓迎致しませぬ






急坂も終わったので安心して
サクサクと枯葉を踏み
尾根を九十九に下っていく


枯葉の時期ってのは
葉っぱに乗っかるとたまに滑ることがある
葉っぱの下が滑りやすい土の場合は
もっと達が悪い



そんなことを考えていたら
さっそく滑って転びそうになった


やば
また転ぶとこだった



ホットした瞬間


ズル

後方で地面を滑る鈍い音がした



振りかえると 無言で ひとしさんが
山の斜面を転がっていく


ごろん ごろん



150m 滑落か!



いやいや
15m
 




じゃなかった
1m50cm



すみません 驚かせて


転がった先のヤブと木にひっかかって
なんとか停止


あ あぶなかったですぅー 


なんか 餓鬼岳の時の ちがこさん 
変わんないような



悪かったですね



枯葉と土でお尻は汚れたものの
怪我もなく 登山口に無事生還


よかった よかった 




 今回の教訓 


大きな山 小さな山
危険な山 安心して登れる山

色々な山があるけど
どんな山でも気を抜かないで
最後までしっかり歩ききろう





明日もまた 山を歩くことにする
雨上がりの山
いったいどんな山だったのか?



 翌日の山歩きはこちら 



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