2015/01/17
ご近所さんの山に♪
毛無山
(天子山地エリア)
全山行 434回
毛無山の情報はこちら
標高 毛無山 1945m
天気 晴れ・雪
山行時間 6時間(休憩時間を含む)
〈コース〉毛無山第二駐車場(9:10)-登山口(9:40)-展望台-
山頂(12:30-12:40)-ピストンで駐車場(3:10)
朝霧高原から見えた山は雄大だった
山頂には雪がつき
ふたりを呼んでいるように思えた
今年も登っちゃお
車をブッ飛ばして向かう山は
山梨の大月方面
ところが
目の前にステキな頂きの山が
ひょっこり現れたため
本当に毛無山に登るんですか?
今日は簡単な山の予定じゃ
そうなんだけどさー
ここの方が近いし
しばらく登ってなかったから登ろうよ
雪もいいみたいだしぃー
えー
予定していた山は それほど標高も高くなかったので
ちがこさんは重たい冬靴はヤメて夏靴
ひとしさんにも勧めてみたものの
私は冬靴で行きます
と
断固拒否されたため
それ以上押さなかった
毛無山に登る時
いつも停める駐車場
冬場になれば それほど登山口にある駐車場は
混み合うとは思えないが
ケチ根性で今回も登山口まで歩くことにする
一台の車が駐車場に入ると大急ぎで写真撮影をすると
登山口方向へ向かって行った
あの人も きっと今から登るんだ
今日は出発時間が遅いから
気合入れて登んないとダメだよね
ブツブツ独り言
さっそく道路を横断すると樹林帯を抜け
誰も歩いていない 飄々とした道を登山口まで急いだ
が
ひとしさんが遅い
雪がない道を冬靴で歩くってのは辛いよね
ソールが固い 靴は重い
だからゴキゲンがよろしくない
なんで毛無山になっちゃったんだろ
もっと簡単な山の方がよかった
ブツブツ・・・
そんなこと言ったって登るって決めたんだから
がんばって歩きなよ ひとち
わかってますぅー
何度か登っているコースなので
地図なしでも迷う心配もない
この山は
標高差1000mを一気に登る
トレーニングにはなるけど
かなぁ~り大変な山だ
今週は夏靴なので足取りも軽く
軽やかにブンブン登っていく ちがこさん
相反してピッチの上がらない ひとしさん
陽当りのいい南斜面は雪はなく
せっせと登ると汗が噴き出した
二合目と三合目の中間に不動の滝展望台がある
滝が近づくと水の音が聞こえてくる
手前に「
滝まで15分」と大きな文字で書かれた
看板があるけど 毎回15分で登れたためしがない
ハイキング目的で来る人は 滝まででも十分大変なので
山頂を諦めて下山する人も多いのだ
滝の上には雪を頂く美しい稜線
空の青がまぶしい
こんな時間だから誰も登ってないね
下山する人としか会わないかな?
ちがこさんが話かけても
押し黙って無表情で下を向いたまま登ってくる
かわいくないおじさん約一名
もっと楽しく登ろうよ
いいんですぅー
もう10年近く前のことになる
癌で手術した後 抗がん剤治療を受けている最中
無謀にも毛無山に登った
あの時は 骨川筋衛門みたいな身体で
四合目までしか登れなかったっけ
身体の不調で登頂できなかったのは
あの時だけ
懐かしく思い出した
ヘリポートのある四合と五合の中間
ちっともこない ひとしさん
ようやくチラホラと雪が出始め
ここから登りも本番になっていく
古ぼけたレトロな看板
いつ見てもいい
雪があっても
アイゼンもまだ必要なさそうだ
しばらく登っていると上から声がした
きっと先に行ったカメラくん
見上げると 見たことある帽子
きゃぁ~
Mr.毛無ぢゃん
カメラくんと話していたのは毛無山の達人
すでに
2100回の毛無山登頂を果たし
現在も記録を更新している
超人的存在の方だ
こんにちわ~
Mr.毛無
今日は時間が遅かったので会えないかと思っていた
Mr.毛無とお話ししていたカメラくんは
地元で山の写真と登山を楽しんでいる かずちゃん
しばし お話に混ぜてもらい
楽しい一時を過ごさせてもらった
話に夢中になっていて写真撮るの忘れてた
もう遅いですよ
あれ?
ひとち 笑顔になってる
これまでの態度はいったい何だったのか?
まぁ いいです
かずちゃんを追い抜いて
更にピッチを上げてブンブン登っていく
昔はさー
山頂まですごく大変なような気がしたけど
今はすっごく楽しいねぇ~
はい~
雪がしっかりついたのでアイゼン装着で
ゴキゲンがよくなった ひとしさんと共に
お楽しみの展望台に向かった
展望台からは山頂に雲はかかっていたものの
我が裏山の姿を眺めることができた
大抵 毛無山には3月に登っていたため
天候に恵まれず 展望不良も多かった
しかぁ~し
今回は厳冬期登山
雪雲さえなけりゃ 景色はバツグン
麓から白く見えた稜線は
早朝と違い 気温も上昇しているためか
やや溶け気味なのは致し方ないか
登りきった場所から山頂へ横移動
人気のある山なので降雪後も
トレースが消えることがない
っていうか Mr.毛無が
いつも歩いてくれてるもんね
安心 安心
雪いっぱいの山頂に到着
ご夫婦の登山者が一組
丁度下山する直前だった
毛無山の山頂は東に展望を得ることができるが
西は樹林帯
稜線の途中に南アルプスを望むことができる
展望岩があるものの 今日は西方向は雲でダメダメ
お腹がすいたのでパンをパクり
いつも行動食を選ぶ時
ちがこさんは 値段うんぬんより
美味しそうなパンを選ぶ
結果
パンがデカくてザックに入らないとか
パンがペチャンコになったとか
で もめることも多々
その上 太刀が悪いことに ちがこさんのパンを
一口頂戴 といつもせまってくる
いいじゃん
一口くらいあげれば ケチだね
うるさいな
西から黒い雲が流れてきた
汗をかいた身体が冷えていく
山頂滞在時間10分
遅れて到着した かずちゃんは雪の中に座り
シャッターチャンスを狙ってるみたいだ
予定していた山ではなかったけど
今年も毛無山に登ることができて
大満足
下山時は富士山展望台もこの通り
2015年1月17日の登山者
ひとちが ・ Mr.毛無
かずちゃん ・ ご夫婦の登山者
合計4名
駐車場に戻るころには雪雲も去り
何事もなかったかのように毛無山が
ふもとっぱらの上に鎮座していたよ
この日の立ち寄り湯はこちら
富士山
天母の湯
温泉ではありませんが露天に薬湯がありますよ