恐怖の山・・・

ひとちが

2009年08月26日 21:17

2009/08/23
篠井山


全山行 139回
百名山 26座







標高 1394m
天気 晴れ・ガス
山行時間 5時間
距離 10.00km

〈コース〉七つ釜の滝・風吹の滝(6:50-7:45)-奥山登山口(7:50-8:10)-明源の滝(8:45)-渡り場の頭(9:30-9:35)-山頂(9:55)-四ノ位神社(10:20)-奥山登山口(12:00)


危険生物が うじゃうじゃと・・・
低山ならではの ハプニング山行。
びっくり! どっきり! 負けるな ひとちが



今週は ひとしさんが土曜は会社、一日だけのお休みを有効活用?
と またもや お山に出かける ひとちが。
今日は 国道52号線沿いの 山梨百名山のひとつ、篠井山であ~る。

このお山、数年前に登山口まで行きかけたのだが 予想外の林道崩れで通行止め、あえなく別のお山に山行は変更となった いわくつきのお山。
低山ということもあり、遠出のできない日の山行には ピッタリじゃんねぇー
登山口からの 標高差は860mとなかなかのもんだ!(よっしゃ)

ちゃんとした地図はもたず、駅で調達したトレッキングコースガイドを元に 登山口へ直行?(これが間違いのもと! ナメちゃいかんですな・・・)
ははは・・・
んなわけないでしょ!
途中には 観光できる滝があるじゃん、寄り道大好きな ひとちがとしては 寄らない手はない。(いつものことですが、、、)
特に  と聞けばなお更であ~る。





道の脇っちょに車を停車、どうやら 見学者はいないようだ。
看板の横をすり抜けると 雑草がうるさい滝までの下り道。(うげ。。。)

「あ~あ、ペンペン草履のまんまじゃなくて正解だったよね、結構険しいじゃん」

ブツブツ言いながら先頭を歩くのは いつものごとく ちがこさん。
背中には 滝でも眺めながら食べようと 朝食のパンが入ったザック♪





滝 = 水 = 湿気 = 両生類 = カエル = へび!

ピンポーン!

いました いました 長いひと・・・
まだ ほんの子供で 15~20cm。
でもね、へびは やっぱし へびじゃん

わぁぁぁぁーーーーっ!!!

一様 驚いてはみるものの ちがこさんは へびが好き♪
軍手をはめると さっそく捕獲。(これこれ! やめなさい!)
ニョロ ニョロと迷惑そうに 体をよじって嫌がる へびを面白そうに眺める。

「ひとしさん、 早く写真撮ってよぉー!」

ひとしさん、なかなかカメラを出すことができない・・・
へび 好きじゃないもんねぇー・・・

撮影は諦めて 更に道を進むこと5分。
その間にも 同じくらいのサイズの へび 二匹歓迎してくれる。(ははは・・・)
ようやく 七つ釜の滝に到着。(やったね)





吊橋の上から 眺めてみる。
イマイチ迫力に欠けるが 七つある釜のひとつだということ、まあよし 先に進むことに・・・
またもや 下ること5分。
岩肌をなめるように 風吹の滝は流れている。

    

「う~ん、いいじゃん! ドードー流れる迫力ある滝もいいけど 上品な優しい感じの滝も なかなかのもんだよねぇー・・・」

大喜びの ひとちが、滝壺の近くの岩に座って ご機嫌な朝食タイム♪
と 洒落込むつもりが・・・

わぁぁぁぁーーーーーっ!!

大声を出したのは ひとしさん、ちがこさんは 何事が起こったのかわからず キョトンとするばかり。

「 ひ、ひる・・・蛭がぁーーーーっ・・・

見れば ひとしさんのズボンを 黒い物体が 尺取虫のごとく動いている・・・

よいしょ! よいしょ!






ひとしさん 半分泣き顔。

「と、とって下さい・・・ 早くぅー・・・」

朝食どころではない、むしゃむしゃ食べる ちがこさんを横目に 帽子をかぶり タオルを首に巻き 山蛭よいつでもこい! といわんばかりの ひとしさん。(ははは。。。)

はい、はい・・・
そろそろ 戻らないととね、一時間も遊んじゃったから





車に戻り 今度こそ登山口へ。(うりゃ)
と、休憩舎の横には 看板が。
もちろ~ん、登山道の案内板だけど どこか違うぞぉー・・・





よく見れば それとは別に小さな看板が。
何、何???

【 ヤマビルとマムシに注意! 】

どひゃぁー!!
ここにも出るんですかいな・・・(あわ あわ あわわ・・)

舗装路が終わると 沢の橋が本格的な登山道。
登山口で 予期せぬ看板を見ちゃった ふたり、やや足が前に出ない。(はぁぁぁ・・・)

うげげげぇぇぇーーー!!

いました いました 超長いひと。
いきなり 1mはあろうかと思われる へび が登山道を塞ぐ。(あちゃぁ・・・)





ちがこさん、ストックで威嚇・・・
へび、迷惑そうにヤブに退散・・・

ははは・・・・
さっそく出ましたな、この先思いやられる ひとちが。

一度お会いすると また でるんじゃないかと おっかなびっくりになり いつもの歩幅が3/1減るので山行時間は遅い。(それでなくても遅いのにぃー)
登山靴じゃぁ 噛まれたって大したことないけど ふくらはぎあたりを 噛まれたら大変であ~る。
先頭の ちがこさんは ストックで道を探りながら進む。

「ねぇー、ひとしさん。ちがこさんばっか先頭さんじゃ へびに噛まれるかもしれないから たまには順番変わろうよぉー」

後ろで ひとしさんが答える。

「二番手だって大変なんです。ちがこさんが ドカドカ歩いた後、びっくりした へびが 私に ガブッと 噛み付く可能性もあるからです。」

ははは・・・
そういう考え方もあるわけね、どっちみち ちがこさんが先頭行けってか(けっ)

ちがこさん、へびは好きだけど ここのお山の ヘビは土色の背中、赤い腹、いわゆる マムシだから遠慮したい所。(可愛くないんだもん。)

それにしても 蒸し暑い山。
鳥の声もなく、アブラ蝉の 暑つくるしい鳴き声を聞きながら 沢沿いの壊れそうな橋を右に渡り、左に渡りながら山行は進む。

  

ヤブっている場所は 危険地帯であ~る。
案の定、またまた 長いひと登場・・・
この山には いったい どれだけ マムシが住んでいるのか・・・(ひょぇぇぇ~~~っ。)

ようやく植林の杉の樹林帯。(安全地帯であ~る。)
道は険しくないのだが 変化がない、飽きてきた・・・
無言で ひたすら登る。
どうやら 蛭からは免れたらしい・・・
ヒメシャラの若木が目に付くようになると山頂に到着♪(やったぁー)





って・・・・
山頂は 丁度いい具合に ガスの中(うげ。。。)
展望なし・・・
天気よかったら 富士山が見えるはずだったのにぃ・・・

山頂にあった カードボックスの 登頂者リストに ひとちがの名前を記入、横に設置されていた鐘を ガンガン鳴らして 北峰にある 四ノ位神社に向う。

  

祠は 建物の中にあり しっかり雨戸が閉まっているので参拝は不可能であ~る。
一つ壊れた雨戸が 倒れこんでいる建物発見!
ひとちが がんばって補修、これでよし(きっといいことあるかもね♪)





帰路に向う・・・
恐怖の ヘビだらけの道を またもや歩く。
はぁぁぁ・・・・
はっきり言って大変でした。
山行が大変なんじゃなくて へび との遭遇が・・・




 
夏場は この付近のお山を山行するのは避けましょう!
山蛭とマムシが うじゃうじゃいますから!!
身を持って実証、ひとちが おっかなびっくり山行でしたぁー!!


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