ハプニング。。。  最終日

ひとちが

2011年10月13日 11:09

2011/10/10

ひとちがテント 大ピンチ!!
白馬三山
(後立山エリア)

全山行 256回



初日の山歩きはこちら
中日の山歩きはこちら




【最終日】
標高  乗鞍岳 2436,7m
天気 ピーカン晴れ
山行時間 3時間


〈コース〉白馬大池(7:30)-乗鞍岳(9:00)-天狗原-栂池山荘(10:30)-ロープウェイ乗車
-栂池高原バス停-塩の道・前山百体観音-栂池高原バス停-八方口駐車場(2:30)-倉下の湯







ぎょぇぇぇーーーーっ!
テ、テントがぁーっ!!








最初にご紹介しておきたい方がいる。
大谷ご夫妻であ~る。

最終日、無事 白馬三山縦走を終え ホッとしている 
ひとちがを突然襲ったハプニング
それを助けてくれたのが大谷ご夫妻だ



命の恩人 ではなく、 テントの恩人

 



朝がきた



快適なテント場ともお別れ 帰り支度を始めた ひとちが。
白馬大池は時折山側から吹き降ろす風を除けば 穏やかなテント場であった
今日は下山だけだから余裕で のんびり出発であ~る。
(うん、うん)



楽しかった山歩き、後ろ髪を引かれる思いで荷物の整理をする。
ひとしさんは テント内の荷物を外にいる ちがこさんに渡す。
レジャーシートの上には たくさんの荷物が並び ちがこさんは
ザックに順番に詰めるのが仕事



荷物がすべて外に出されテントは空になった。
出たり入ったりと山靴も半分履きかけ 紐もきちんと結んでいない状態
(これが仇となる・・・)


「ひとしさぁ~ん、これはどうする?」

荷物の整理をしながら ちがこさんがテントをたたむ ひとしさんに声をかける。


「そうですねえー、じゃ・・・」

と言いかけた時。


ぐぉぉぉぉーーーーーっ!!

突風が山から吹き降ろした
風は山斜面を下りテン場を直撃



その瞬間、まだテントの骨組みを張ったままの ひとちがテント、
入口も開けたまま 中身は空っぽ。
たたむ寸前だったので すでにペグは外され テントの下に敷いてあった
ブルーシートの上の重石も取り除かれていた



空のテント=軽い

入口開けっ放し=風が吹き込む

テント無固定=簡単に移動




ずずずずず・・・・

テントが風で ズリズリと移動し始めた

テントの横で なんじゃ かんじゃ と話をしていた ひとちが。



ん?

ずこ ずこ ずこ・・・

テントが 徐々にテント場を這っていく

へっ?



更に突風が。。。

ぎょぇぇぇーーーーっ!
テ、テントがぁーっ!!


フライシートはぶっ飛び ブルーシートはテン場を徘徊



早くつかめばいいものを 短時間にテントは ごろん ごろん 
と転がりながら池を目指して移動していく





うわぁぁぁーーーーっ!
早くつかまえなきゃ!!




大急ぎでテントを追っかけた

悲しいことに たくさんあったテントは ひとちががテントをたたむころには 
すでに数少なく密集していたテン場はスキスキだった
(あちゃぁー)



転がっていく ひとちがテント、ごろん ごろん 
と転がりながら 体制を整え 
今度は ボコン ボコン とジャンプを始めた



うぉ?

その先にあったのは ジャンプ台
ぢゃなかった・・・
テントだ



勢いをつけた ひとちがテント、他人のテントをバネにフィニッシュ

ワン、 ツー、 じゃぁ~~~~~んぷ♪



ひとちがテント 
ぶっ飛んだ!




羽ばたく ひとちがテント、青空高く15m程舞い上がる

スゴイ! スゴすぎる!!

あっけにとられて 口を大きく開けて見上げる ひとちが
テントが空を飛ぶなんて初めて見た



感心してる場合ぢゃないでしょ

きゃぁーっ・・・
どうすりゃいいの?




どうすりゃって 早く追いかけなくっちゃ

そうじゃん、早くテントつかまえないと!!



見る間にテントは池に向かって吸い込まれるように飛んでいく

荷物を放り投げ ひとしさんが走る

ズコ。。 ズコ。。 ズコ。。

靴がきちんと履けていないので 思うように走れない



きゃぁーーーーーっ!!

どうしていいかわからない ちがこさんも とりあえず後を追う
(あはははは。。。)





丁度そのころ、大谷ご夫妻は すでにテントもたたみ 帰り支度もOK、
余裕でテン場にある大きな石に腰を下ろしていた。
ひとちがテントがジャンプ台にした 他人のテントのすぐ横で。

そこでとんでもない光景を目にしたふたり

「えっ? こりゃマズい、テントが池に落ちたら大変だ」

大谷ご主人、舞い上がったテントを 猛烈な勢いで追っかけ始めた

早い 早い!! 



その後を ズコ。。 ズコ。。 ズコ。。 ひとしさんが追う



そして その後を わぁー わぁー 叫びながら ちがこさんが追う



後方で 大谷さんの奥さんが 何か叫んでいた



もうダメだ・・・

諦めかけた瞬間、

ガシっ!!

池の直前でテントの骨組みを片手でつかんで止めてくれたのは 大谷さんのご主人だった



よかったぁー・・・
ぎりぎりセーフ、、、


危うく ひとちがテントは白馬大池に浮かぶヨットになる所だった



安心して 後ろを振り返ると 大谷さんの奥さんが フライシートとブルーシートを
しっかり抱えて立っている
(あは。)



あっ! そうじゃん!
すっかり忘れてたけど テント以外にも ぶっ飛んだものがあったんだっけ

おバカな ちがこさんが 二人の後ろを追っかけている時に 奥さんは急いで
フライシートとブルーシートを捕獲してくれていたのだ。



よ~く考えてみたら ちがこさんにはテントを追いかけても意味なかった
鈍足な上、先には大谷さんのご主人と ひとしさんがいたんだから

ひとちが まったく役立たず



こうして ひとちがテントは 大谷ご夫妻に助けてもらうことができた
久しぶりにお腹を抱えて笑った。
ホント 助かったからよかったものの、テントが池に落ちてしまったら 大変のことだった。



ありがとうございました
大谷さんご夫妻・・・


感謝 感謝の ひとちがであ~る




最終日のハプニング、面白かったね ひとしさん
大池を沿うようにして 白馬乗鞍岳に向かう。



 

どんどん小さくなってく大池、そして縦走した山々たち・・・

また会う日まで さようなら♪



ゴロゴロした足場の悪い石を登り広い乗鞍の山頂に到着。
(よっしゃ)



東京からきた 玉ガールズのお姉さんたちとも楽しくお話することができた
(実はこのお姉さんたちとは またお会いすることになる。)





すでに終わってしまったナナカマド、もう少し早い時期ならば 
綺麗な赤い実と紅葉を楽しむことができたのにね



どんどん標高を下げて天狗池に到着、夏にはたくさんの植物が うじゃうじゃいるであろう
池の木道をしばし散策。



 



栂池山荘が見えてきた
紅葉と白い山、赤い屋根 なんともいい景色♪



観光客で賑わう栂池自然公園のあるロープウェイ乗り場に到着。

コミコミだ。。。





ロープウェイを乗り継いで 白馬の山たちにお別れ、只今 紅葉は最高潮
山の上は雪だったけど 紅葉を見るのはロープウェイからが一番かも






栂池高原のバス停で 待ち時間があったので 千国街道(塩の道)を散策してみることにした



前山百体観音、静寂の中 静かに観音さまたちが ひとちがを迎えてくれる
のんびりハイキングするにはいいかもね。

 

麓からも 白馬の山々が綺麗だったよ♪





バス停に戻り バスに乗車、発車寸前にバスに乗り込んできたのは 玉ガールズ。
最後方の席に どっかり座って出発を待っていた ひとちが。

と?

玉ガールズたち 荷物を置くないなや 売店めがけて すっ飛んでいった

へっ?
もう 発車だよ。。。

ビィーっ

発車のベルが鳴る
ドアが閉まりかけた。

ありゃりゃ・・・
お姉さんたちまだ帰ってこないよ

慌てて運転手さんに声をかける。
後部ドアからすっ飛ぶ ひとしさん

荷物だけぢゃなく 玉ガールズたちも 無事バスに乗ることができた。
(よかった よかった)



下山後、倉下の湯 で温泉三昧、茶色の塩っぽい温泉は 三日分の疲れを癒してくれる
気持ちのよいお風呂だったよ


帰り道、秋の味覚をゲット
真っ赤なリンゴと洋ナシ



秋ですなぁ~っ♪



最後の最後までいろんなことがあったね ひとしさん
またひとつ 大きく成長した ひとちががいる

ホント 成長できたのかな?
(あはは!!)


あなたにおススメの記事
関連記事