2014/09/08
濁川の源泉を探る
石尊山
(浅間周辺エリア)
全山行 421回
石尊山の情報はこちら
前日のハイキングはこちら
標高 石尊山 1667.4m
天気 曇り
山行時間 6時間15分
〈コース〉
石尊山登山口(追分宿)(6:45)-馬飼の土手-赤滝-
分岐より左コース-石尊平-山頂(9:00)-石尊平-源泉-分岐-
座禅窟散策(林道へ)-赤滝-ピストンで登山口(1:00)
*お楽しみポイント休憩時間1時間弱含む
前日は小諸付近をウロウロ
みなさんは当然 浅間山に登ったと思ったでしょ
しかぁ~し ひとちがが向かったのは
浅間山ぢゃない
軽井沢町の西端に位置し 浅間山の南斜面に
ふいっと吹き出たような外見はあまり目立たない
じみ~な山
今回は眺望目的ではなく
川の源泉を巡る山歩き
はじまり はじまり
早朝 車泊した道の駅から登山口へ移動
天気は思いっきり曇天で
麓から見えるはずの浅間山はいない
登山口を探してウロウロしていると
天気は一転 浅間山が
どかーん と姿を現した
うぉ~っ
こりゃ 山頂から浅間山を
満喫できるかもね
そうですね
朝が勝負かもしれません
急ぎましょう
このコース 林道が何本も山をはしり
何度か林道と交差している
登山口には4-5台程度の駐車可
道路ぎわの草地を刈ってくれてあるスペース
登山ポストと案内板はあるものの
登山道の入口は
もっさもさ
それでも進まにゃ
山頂にはつけん
ということで 蜘蛛の巣を払いのけながら
標高差のあまりないコースを歩き始めた
お楽しみポイントまで樹林帯の中を
2時間ほど 延々と真っ直ぐ登っていく
もさもさのヤブ地帯も少し歩けば解消され
歩きやすい道が続くのだが なんせ平坦で刺激がない
目につくものといえば 湿った山に生えた
得体の知れないキノコばっか
この時期 この辺りを仕切っているキノコ
山の中で白い洋服を着たひとたちは目立っている上
そこらかしこで手を振りながらアピールしている
ひとちが よく来たね
お天気がいいうちに
山頂へ行きたいよね
そうですね
いくつかお楽しみポイントはありますが
帰りに寄ることにしましょう
小走りで赤滝の横を通過する
この川の水の色黄土色だね
血の流れってあったから もっと赤いかと思ってた
フツーの川とは違いますね
なんだか臭うような気もします
滝を横断する橋はちょっと刺激的
川幅は広くないものの
川へ落ちれば悲惨なことになり兼ねない
渡りきった場所から振り返ると
滝壺の近くに黒い穴が見えた
お楽しみは後回し
今までより山っぽくなった坂を登っていく
うが うが うが うが
ねぇ
また もさもさしてきたけど
ですね
この時期は草が多くて
人が入らないんでしょうかね~
冬の積雪期の方がいいのかな?
そうかもしれませんね
危険個所も少なそうですし
うじゃうじゃ会話しながら進んでいくと
ヤブの中に標識発見
ありゃ?
ここ血の池らしいけど ないよ
おかしいですね
ホントにありませんか?
背丈より遥か上までのびきった草をかきわけ
とりあえず池を探してはみたものの
ヤブはあれど池の姿なし
きっと 草が生えて
なくなっちゃったのかな?
ないものはない
諦めて先に進む
血の池から10歩も進むと開けた分岐
分岐の前に流れる水はご覧の通り透明無色
赤く川が見えるのは堆積物や沈殿物の色
ということがわかった
コースを左に進むと おはぐろ池
血の川とか 血の池とか おはぐろ池とか
地獄の絵図のような場所を想像していたけど
ブキミな雰囲気ではない
おはぐろ池は源泉とはいえ 水の流れはなく
周遊コースにある 第二源泉を期待したい
進みますか
ススキ ワレモコウ アザミ♪
踏み跡通りに登って行くと
稜線の石尊平にポンと出た
にょ?
左コース歩いてきたのに
なんで石尊平に出ちゃったのかな?
地図では左コースをとると山頂へ南から登るはず
ホントですね
きっと昔の左コースはなくなって
新しく歩きやすい道を作ったんでしょう
まぁ いいや
帰路は石尊平の分岐から北側の
第二源泉がある右コースを下ろうっと
実は ひとちが 2009年製版の山と高原地図を
頼りに今回は石尊山に入ったものの
5年も経過すると登山道は変化したようで
現在 実際の左コースは過去のコースとは違うようだ
現在正規ルートとなっている登山道の略図
ちがこさんが作成したものなのでアバウトですが
樹林帯を抜け山頂が見えた
空は曇天
ぶぉぉぉぉ。。。
ダメじゃん また天気
山が姿を見せていたのは
短時間だけだったようですね
それにしても なんじゃい
このヤブは
足元見えないしぃ
踏み跡はしっかりあるものの
ストックで掻き分けないと踏み跡がでてこない
ひどいですねー
このヤブ
出ました山頂
本来なら北側には すべり落ちてきそうな
スケールの大きい浅間山の眺望を満喫できるはず
が
だよね
北方向 どよん どよん
残念でしたね
でも南の軽井沢方向はよく見えますぅ
諦めがつかないのか
カメラ片手にウロウロ山頂を
物色しているのは ちがこさん
ちがこカメラ~マン
作品をみなさんにお見せしたら?
えへ これ
まるで イングリッシュガーデンみたいだね
ところで ひとちは?
あー
あっちに座って地図見てるよ
太陽がぼんやりと雲の中から
薄い光を放っていた
下山ルートは石尊平まで戻り
第二源泉を経由して下の分岐まで戻ることとする
と
ヤバくないですか?
火山ガスで行っちゃダメみたいですよ
いいじゃん 浅間山方向に登ろうってわけじゃないし
さっきの下の分岐から右コースの源泉ルートは
閉鎖されていなかったんだからフツーに通れるよ
でも・・・
確か 浅間山に登った時 もそうだった
ちがこさんに引きずられて火口の縁まで行ったけど
あの時はホント火山ガスで臭くて
死ぬんじゃないかと思ったっけ
どーしよー
その先は特に問題もなく
おかげさまで火山ガスの臭いもなく
気になったことといえば
コースが草で もさもさしてたくらいだ
やっぱり人が通らないんですよ
こっちのコースは
通っちゃダメなんじゃないのー?
たぶん
川の音が大きく聞こえはじめると
第二源泉は近い
源泉が出る場所には屋根がとりつけられ
しっかり保護されている
中を覗けば 勢いよく流れ出す第二源泉
おはぐろ池の溜まった第一源泉とはエラい違い
流れる川の中から石コロを拾ってみた
石の周囲は泥状の堆積物と沈殿物で覆われ
エステの泥パックにでも使えそう
使えるわけないじゃん
興味深々で顔に近づけると
なんとも不快な悪臭?
手についた成分はとても強いらしく
皮膚がピリピリしてきた
とてもエステには使えそうもない
当 然
ついでに水も口に含んでみた
なんで口に入れるかな
酸っぱいような 苦いような感じと
ピリピリ感で口がきしむ
きゃぁー
毒だよ 毒
毒ではないと思いますが
飲めませんね
この山には川が流れているけど
水場はないというのが納得できた
下の分岐まで下っていく
源泉へのコースも今時期は
歩く人が少ないようですね
メインは源泉を通らない左コース
山頂直登コースのみってことだ
変に納得しながら最終林道交差地点から
今度は草がボーボー生えた林道を西方向へ
林道には ちがこさんが好きな花がいっぱいいた
ツリフネソウ
正面 横
クサボタン
よく見ると どちらも愛らしい
不思議な形の花たち
結局 林道を15分歩いたものの
目的地は発見するどころか到達できず
15分林道交差地点へUターン
報われなかった時間30分
どうやら 座禅窟までの道も草で覆われ
衰退してしまったようだ
それでも諦めないのは ちがこさん
座禅窟へは行けなかったけど
あそこの穴が怪しい
赤滝へ降りれば行けるであろう穴を目指し
滝壺の近くまで降りる道を下ってみた
大きな滝ではないものの
濁川の源泉に近い滝を
じっくり見学できるのが嬉しい
そして横には上から見えた穴
座禅窟で予定していた
石仏さんとの座禅共演
煩悩を捨て心静かに我が身を清める
な~んちゃって
山頂からの眺望はイマイチだったけど
見どころがいっぱいの山だった
今年は天気が不安定
そんな時でも楽しめる山歩き
何事もなくゴール
来週はいよいよ三連休
みなさんはどこの山に登るのかな?
この日の立ち寄り湯はこちら
北八ヶ岳松原湖温泉
八峰の湯
広く露天風呂からの景色もいいですね
食事も充実していますよ