鳳凰三山 ピーカン晴れ♪

ひとちが

2010年11月10日 10:33

2010/11/06・07

とっておきのスペシャルコース♪
鳳凰三山
(赤石山脈北部エリア)



全山行 203回
百名山 40座






前 編


標高 高峰 2778m 地蔵ヶ岳 2764m 観音岳 2840m 薬師岳 2780m
天気 ピーカン晴れ♪
山行時間 9時間10分


〈コース〉自宅(2:30)-広河原(6:50)-白鳳峠登山口(7:05)-白鳳峠(9:00)-高峰(10:40-11:00)-赤ヌケ沢ノ頭(11:45)-地蔵ヶ岳(12:00-12:40)-赤ヌケ沢ノ頭-観音岳(1:50-2:20)-薬師岳(2:50)-南御室小屋(4:00)





素晴しい花崗岩の山・・・
白い砂、青空に聳え立つ地蔵ヶ岳のオベリスク・・・
鳳凰三山を縦走しよう!
ガッツり登っちゃいますよぉー!!
今週も ひとちがの旅が始まった。







げっ。。。。
車、停まっちゃいそうじゃん

ハプニングであ~る
真夜中、前日拝借した すえたろうさんのエクストレールは 朝霧付近でエンジントラブル!
まだ走行している車は少ないが 霧の中これ以上進むのは不可能、愕然とする ひとちが

以前の ひとしさんなら、こんなハプニングにみまわれた場合、
「もう いいです、ヤメましょう」
と 間違いなく言った

しかぁ~し、ひとしさんも強くなりましたよぉー
Uターンして すえちせ宅に直行、山にはあまり出番のないご老体のギャランに乗り換え改めて出発することにぃー

内心 ちがこさんもピンチであ~る
ご老体のギャランのナビは 全く役に立たないので地図がないと南アルプスのバスが出る 芦安には行けないのだ!
道路マップ持ってこなかったしぃー
(道がわからんじゃん)

おっ!
そうそう・・・
思い出した、先日 ちせこさんに貸してやった 山のアクセス本が すえちせっちにあったっけ!
(ラッキー♪)

すえちせ宅の裏口から まるで泥棒のように侵入する ちがこさん
生まれ育った家とはいえ、真っ暗闇の中、裏口の鍵の隠し場所を探すのも大変、その上 鍵穴がよく見えないときた!
(ふんがぁー)

ようやく開いた裏口が開いた。 
なんとかギャランのキーとアクセス本をゲットし ようやく一時間遅れで出発
(よっしゃ)

ふはぁぁぁ・・・・
朝から大変だったぁー・・・


ひとしさんは 遅れた時間を取り戻すために車をブンブン飛ばす。
(うっひょぉーーーっ)
なんたって始発のバスに間に合いたいからであ~る。

今回の縦走は 夜叉神へ車を停め、始発のバスに乗車、広河原から白鳳峠を登りたい。
そのためには 手前にある芦安のバス停で 料金を支払い 夜叉神で待っていなくてはいけないからだ。

しかぁ~し、現実は甘くはないですな
芦安に到着したのは 始発のバスには ちょいと間に合わなかった。
(がぁぁぁ~~~ん)

おや?
ラッキーなことに タクシーが乗客待ちしてるじゃん!
バスは出発しちゃったけど 満員になれば タクシーは出る。
(うほほ!)

さっそく交渉
二人分のお金を払い 夜叉神へ再び車を飛ばす。

「よかったねぇー、ひとしさん。これで予定通りの山行ができるね♪」
ひとしさんも ホッとしたようであ~る。

山靴を履いて支度していると タクシーがきた。
(わぁーい)
大急ぎで荷物を ずるずる引きずりながらタクシーへ向う ちがこさん。

ん?こちらを見ている人物がぁー・・・

「ひとちがさんじゃありませんか」

な、なんと ひとちがに声をかけた人物・・・

うっへぇぇぇーーーーっ!
Yちゃんじゃん!
ぶ、ぶったまげぇーっ!!




Yちゃんは ひとちがの山友であ~る。
ブログ上でも 長いお付き合い。
偶然とはいえ、同じタクシーに乗り合わせることになるとは
(うはははは!)

これも 車が故障して時間がずれたハプニング
なんてラッキー♪
(うん、うん)

南アルプス林道の紅葉も絶頂期、タクシーの運転手さんのトークと Yちゃんとの会話を楽しみながら広河原に向う ひとちがであった


広河原に到着、甲斐駒に向うYちゃんとは ここでお別れ、北沢峠行きのバスに手を振る ちがこさん。
って・・・
Yちゃんに手を振ったのに 乗客の皆さん ほぼ全員 ちがこさんに手を振っている。
(あはははは・・・ちょいと恥ずかしい ちがこさんでした)

さっそく登山口に向う
林道から見える北岳が雪化粧した姿も格別であ~る。



登山口から いきなりの急登が始まった



ひとちがの他にも登山者が数名、同じコースから鳳凰三山を目指す。
地図にも 【厳しい登り】と記載はあったが う~ん、ホントにキビシーッ

延々と登る

登るしかない

うっへぇーーーっ!!

美しいシラビソの林を抜け ようやく大きな石が ゴロゴロした白鳳峠に到着。
(やったね)



ぶふぁぁぁぁーーーっ
た、大変だったねぇー・・・・


振り返ると 北岳が どかんとスゴイ迫力であ~る



八ヶ岳が くっきりと青空に浮かんでいる・・・



きゃぁーっ! 
超綺麗♪

あまりの素晴しさに見とれ 足が先に進まない程なのだ



と。
安心しちゃいけません。
ここからも急登が続く、高峰までは景色はよいけど なかなか手ごわい。

うが うが うが うが・・・・
がんばれぇーっ!

おっ♪
あれに見えるは 地蔵ヶ岳のオベリスクじゃん!
とんがった頭が ぴょこんと見えた。
俄然張り切る ひとちが。



高峰に到着、さっそく 携帯で すえちせに連絡を入れとこう。
朝起きたら いつの間にか 車が入れ替わっているのを見たら さぞかし驚くでしょうからね!
(すえちせは爆睡してましたから)



わぁ~ぉ♪
それにしても なんていい景色・・・
360度の大パノラマじゃんねぇーっ!!




高峰からの展望を満喫して 地蔵ヶ岳に向う。



地蔵ヶ岳の山容は 花崗岩の隆起した無数の岩に囲まれ、まるでたくさんの仏像が立ち並んでいるようにも見える

ちょいと下って アカヌケ沢ノ頭に到着、観音岳と地蔵ヶ岳の分岐であ~る。
ザックをデポして 10分ほど下ると 賽の河原、オベリスクの直下なのだが だぁ~れもいない

な、なんで?
皆さんオベリスクに
登らないんですかぁー?


こんなにスゴイ オベリスクに登れちゃうのに



賽の河原に降りた。



ひとちが?
もちろん登りますとも!
(うはははは!)



さっそく岩を這い登る
(うりゃぁーーーっ!)
でっかい岩は見上げるとクラクラするほど高い

三年前に登った岩の限界まできた。
やっぱし怖いもんは 怖い

大きな石は なんとか手は届くものの 重たいお尻の ちがこさんには よいこらしょとがんばっても登れそうにない。
(ふぇぇぇーん)
もし登れたとしても 降りるのは絶対無理そうなので やっぱり断念、ひとしさんに希望を託す・・・

さすが マイダ~リン♪
ひょい ひょいと岩を登る姿は かっちょいい!
しかぁ~し、山頂岩の割れ目に垂れ下がるロープまでは 難しいらしい・・・

「怖いですぅー・・・、行けないこともないですが 危険そうなので今回は ここまでにしておきます。」
(慎重派の ひとしさんですから)

さぁ~て、ひとしさんは どこまで登ったのかな?

うはは!
ここまでじゃぁーっ!




誰もいない地蔵岳を満喫し、デポしたザックの アカヌケ沢ノ頭まで 登り返す。
地蔵ヶ岳を眺めながら ランチを楽しむご夫妻と合流、ひとちがも おむすびをパクつく。
(山ごはんは最高ですな)



まだまだ先は長い
観音岳に向けて出発♪
(よっしゃ!)



登って降りて 登って降りて・・・
過去の記憶は乏しくなりかけていた。
本日は山小屋に宿泊なので時間のゆとりがあるので 素晴しい稜線を楽しもう
(うん うん)



  

観音岳に到着、振り返ると さっき登ったばかりのオベリスクが小さくなっている。



薬師岳方向は 花崗岩の白い美しい稜線が続く・・・



がんばって登って ホントよかったぁー・・・



超ゴキゲンな ひとちが、
薬師岳でイエーっ!



ちょいと遊びすぎたかな
(あはは。)
雲が湧き上がって雲海を作り出している。
そろそろ小屋へ向おう!
今夜は 南御室小屋に宿泊であ~る
(ケチな ひとちがが一泊二食の小屋泊なんで珍しいでしょ? これには深いわけがあったのだ!)

下っていくと すぐ下にある薬師小屋は 随分と賑わっている。
夜叉神方面からの登山者で 小屋の外にあるテーブルベンチも満席じゃん
(この日、50名程の宿泊者がいたそうです。)


薬師小屋

最後の 砂払い岳を越えよう
11月を過ぎると山は冬支度を始める。
ツララも成長し始めてこの通り



大きな巨岩が立ち並ぶその中には ガマ石なるカエルが どでんと座っていたよ。
(わはははは!)



樹林帯を のんびり下ると広い敷地に到着、南御室小屋であ~る。
テント場も広く、快適そうな小屋じゃんねぇー


南御室小屋

 
テント場                  小屋の中

 
小屋のデッキ                  水場

ん?
夜叉神方面から ひとちがと山小屋にほぼ同時に到着したのは?


続きは中編でのお楽しみ♪

後編はこちらから



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