2017年02月10日
スリル満点!岩山縦走♪
2017/02/04
ひぃ~っ!
二子山
(関東山地エリア)
全山行 533回

二子山の情報はこちら
標高 西岳 1165.6m 東岳 1122m
天気
晴れ
山行時間 6時間(休憩を含む)
〈コース〉二子山登山口(坂本)-二子山西登山口(河原沢)-
魚尾道峠-ローソク岩分岐-坂本降下点-西峰-西岳(中央峰)-
東峰-上級コースから股峠-東岳-股峠-双子山登山口
二子山登山コースについて
二子山は西岳(西峰・中央峰・東峰)と東岳に分かれている
西岳東峰の上級コースは注意 ほぼ垂直な岩壁のため極めて危険
手がかり・足がかりは豊富だが滑落事故が多発
鎖はすべて撤去されている 下りには不向き

ふたご と名のつく山は数あれど
ここまで スリルある ふたご はいないだろう
恐怖と絶景の山にようこそ!
計画していた山までのアクセス時間が予想以上にかかりそうだ
山行時間も長いので諦めるしかない
以前 山友が教えてくれた面白そうな山が近かったので
急遽山変更
時間が押しているといいつつも まずは麓の尾ノ内渓谷に寄り道
駐車場付近からは本日登る山の姿が美しい

吊橋の上からは一合滝の美しい氷柱
冬限定の絶景だ

いいねぇ~
車で移動
うじゃうじゃ計画を練る ひとちが
地図はあるものの直前に変更した山はイマイチ勉強不足
スリルたっぷりの山みたいだけど
どのコースを登ればいいのか迷った
いいじゃん
フツーに周遊コースで
時計回りにする? それとも逆コース?
いきなり変更になった山のコースを決めろと言われても
ひとしさんには選択できるわけがなく・・・
じゃ 時計回りで♪
ちがこさんの独断と偏見で双子山登山口からスタート

舗装路を短時間歩き二子山西登山口から
緩やかに続く植林を登る

雪もなく寒くもなく青空の山日和
落ち葉が深く積もる明るい雑木林
登るたびサクサクと乾燥した落ち葉が音をたてた

目の前に二子山のゴジゴジした姿が現れるころ
大きな送電線の鉄塔に到着

振り返ると両神山

進む方向には西岳の姿が大きい

景色を眺めながらの静かな山歩き
登山者はいない

魚尾道峠らしき場所に到着
標識はあるものの峠の表記はない

植林帯をしばらく道なりに登っていくと岩壁に突き当たった

地図では岩に沿い左方向に進み岩を登っていくはずが
目印にまどわされ逆方向へ進んでしまった

目印のついている道は岩を沿うように続いている
稜線に上がれるどころか下っていた
ありゃん こっちじゃないね
戻ろっか

間違えた場所まで一端戻る
稜線下に並行して走る魚尾道(中間道)に進んでしまったようだ
気を取り直して左方向へ向かうと赤テープ

岩にとりつきロープ・7m鎖を登る

ゴジゴジした凸凹の岩壁は意外にも登りやすい

振り返ると最初のポイントの鉄塔が小さく見えた

西北には白くセメント材料を掘削するために
扁平にされた叶山が痛々しい

進むべき方向は ゴジゴジ岩の稜線
緊張感を持って進む

岩の上をアップダウンしながら進む
西岳は西峰・中央峰・東峰と連なる石灰岩の奇峰

北斜面は凍結している部分もあるので要注意
凍っているのは大抵コース上なのでコース外の
ゴジゴジ険しい凍結していない岩を選んで歩いた

稜線からの景色は最高

南には両神山
進むべき方向はこんな

麓からはコンパクトに見える二子山
実際 岩の稜線はアップダウンが多く手ごわい

なかなか先に進まない
腰が引けるような場所もある

一枚の大岩を下ったり 突き出た細い岩をまたぎ越えたりと
危険マークがついているのがうなずける

西峰に到着 標識はなかった
のんびり小休憩

青空と連なる山々の景色

進むべき方向を見れば西峰と中央峰の間に
写真撮影するのに絶好の小峰があるのを見つけた

ひとしさぁ~ん ちょっと待ってて!
あそこの岩の上に行くからさー
きっといい写真撮れると思うよ
ズルズルと下り細い岩尾根をずんずん進む

小峰の上に到着

小峰からは残してきた ひとしさんが小さく見えた

見ている方が恐ろしいほど切れ落ちた西峰は大きい
写真撮りますよ~

峰から身を乗り出してカメラを構える ひとしさん
か 風が吹くと落っこちそうですぅ~

中央峰に登る

切れ落ちた山斜面 振り返ると高度感で思わず足がすくんでしまう

ひたすら岩とにらめっこして上を目指すしかない

西岳山頂(中央峰)に到着
立派な標識と記念撮影 しばし景色を楽しんだ

進むべき稜線は一端下り東峰につながっていた
稜線上の東峰の足元は分岐になっている
右に行けば東峰を経由する上級コース
左に行けば東峰を巻く一般コース

ここで ひとしさんに どっちにする? って
聞いたら間違いなく 左コースで って答えるはず
聞くのよ~そ~ぉっと 東峰も行きたいもん
伺うことなく そのまま右に
後にこの ちがこさんの安易な計画が とてつもなく危険なコースを
歩くことになろうとはこの時点では知る由もなかった

東峰の岩壁を這い登った
心の中で やった~ と思ったらこんな看板を見つけた

どんなに危険なんだろ?
と思いつつ降下点に
え゛―っ!
一瞬目を疑った
足元はスパっと切れていた
お助けマンの鎖は一切なし
どうやって下ればいいんだろ?
と思いつつお尻から恐る恐る足を降ろす

こーなったら自分の手だけが頼り
ヘルメット持って来ればよかった
後悔しても後の祭り

ほぼ垂直に近いような東壁は時には足元が見えず手だけで
宙ぶらりんになりながら足かけを探すような場所もあり
「危険を感じたら引き返す」と看板に書かれていた
意味がわかったような気がした
今更引き返そうとしても それはそれで危険
戻ることはせず下ることに専念する

岩には鎖を外した後に残されたハーケンが残っている
微妙に岩に足が届かない場合足ががりになってもらった

時折 左右の足の置き位置を間違えバランスが悪く
次の足を降ろすことができないようなシーンもあり
上級コースを下山したことを悔いた

後に地元の人の話によると
東壁は登る人はいても下る人はいない そうだ
鎖を撤去したのも鎖に頼った滑落事故が多発したから
ようやく足が地に着いた 股峠に到着

ホッとする間もなく今度は東岳を目指す
またしても岩壁登り 岩をへっつる鎖・ロープもある

下った東峰を見上げる中間テラスからは
よくまあ あの岩壁を下ったもんだと我ながら感心

予定したピークをすべて登頂

本日も大満足

帰路は股峠から仁平沢沿方向へ下る
荒れ気味のコースが続いた

枯葉が積もり不明瞭な上歩きにくい
迷うことはないもののお世辞にもステキな道ではなかった
こちらも登りに使った方が楽だったかも

今回の失敗は時計回りに周遊したこと
たぶん逆のコースを辿れば怖さも半減だったかもね

山調べは大切です
無事下山できて よかったよかった

この日の宿泊地はこちら
民宿旅館 不二野屋
またぎ料理のフルコースを食べることができます
(クマ・イノシシ・シカ・イノブタ)
ご主人は猟師&山のガイド
話好きな面白いおじさんです

宿の部屋はとてもきれいで布団もフカフカ
一泊二食6,500円(税別) 言うことなしのお宿です
ひぃ~っ!
二子山
(関東山地エリア)
全山行 533回



標高 西岳 1165.6m 東岳 1122m
天気

山行時間 6時間(休憩を含む)
〈コース〉二子山登山口(坂本)-二子山西登山口(河原沢)-
魚尾道峠-ローソク岩分岐-坂本降下点-西峰-西岳(中央峰)-
東峰-上級コースから股峠-東岳-股峠-双子山登山口
二子山登山コースについて
二子山は西岳(西峰・中央峰・東峰)と東岳に分かれている

西岳東峰の上級コースは注意 ほぼ垂直な岩壁のため極めて危険

手がかり・足がかりは豊富だが滑落事故が多発

鎖はすべて撤去されている 下りには不向き


ふたご と名のつく山は数あれど
ここまで スリルある ふたご はいないだろう

恐怖と絶景の山にようこそ!
計画していた山までのアクセス時間が予想以上にかかりそうだ

山行時間も長いので諦めるしかない

以前 山友が教えてくれた面白そうな山が近かったので
急遽山変更

時間が押しているといいつつも まずは麓の尾ノ内渓谷に寄り道

駐車場付近からは本日登る山の姿が美しい


吊橋の上からは一合滝の美しい氷柱

冬限定の絶景だ


いいねぇ~

車で移動

うじゃうじゃ計画を練る ひとちが

地図はあるものの直前に変更した山はイマイチ勉強不足
スリルたっぷりの山みたいだけど
どのコースを登ればいいのか迷った

いいじゃん
フツーに周遊コースで
時計回りにする? それとも逆コース?
いきなり変更になった山のコースを決めろと言われても
ひとしさんには選択できるわけがなく・・・
じゃ 時計回りで♪
ちがこさんの独断と偏見で双子山登山口からスタート


舗装路を短時間歩き二子山西登山口から
緩やかに続く植林を登る


雪もなく寒くもなく青空の山日和

落ち葉が深く積もる明るい雑木林
登るたびサクサクと乾燥した落ち葉が音をたてた


目の前に二子山のゴジゴジした姿が現れるころ
大きな送電線の鉄塔に到着


振り返ると両神山


進む方向には西岳の姿が大きい


景色を眺めながらの静かな山歩き
登山者はいない


魚尾道峠らしき場所に到着
標識はあるものの峠の表記はない


植林帯をしばらく道なりに登っていくと岩壁に突き当たった


地図では岩に沿い左方向に進み岩を登っていくはずが
目印にまどわされ逆方向へ進んでしまった


目印のついている道は岩を沿うように続いている
稜線に上がれるどころか下っていた

ありゃん こっちじゃないね
戻ろっか


間違えた場所まで一端戻る
稜線下に並行して走る魚尾道(中間道)に進んでしまったようだ

気を取り直して左方向へ向かうと赤テープ


岩にとりつきロープ・7m鎖を登る


ゴジゴジした凸凹の岩壁は意外にも登りやすい


振り返ると最初のポイントの鉄塔が小さく見えた


西北には白くセメント材料を掘削するために
扁平にされた叶山が痛々しい


進むべき方向は ゴジゴジ岩の稜線
緊張感を持って進む


岩の上をアップダウンしながら進む

西岳は西峰・中央峰・東峰と連なる石灰岩の奇峰

北斜面は凍結している部分もあるので要注意

凍っているのは大抵コース上なのでコース外の
ゴジゴジ険しい凍結していない岩を選んで歩いた


稜線からの景色は最高


南には両神山

進むべき方向はこんな


麓からはコンパクトに見える二子山
実際 岩の稜線はアップダウンが多く手ごわい


なかなか先に進まない

腰が引けるような場所もある


一枚の大岩を下ったり 突き出た細い岩をまたぎ越えたりと
危険マークがついているのがうなずける


西峰に到着 標識はなかった

のんびり小休憩


青空と連なる山々の景色


進むべき方向を見れば西峰と中央峰の間に
写真撮影するのに絶好の小峰があるのを見つけた


ひとしさぁ~ん ちょっと待ってて!
あそこの岩の上に行くからさー
きっといい写真撮れると思うよ

ズルズルと下り細い岩尾根をずんずん進む


小峰の上に到着


小峰からは残してきた ひとしさんが小さく見えた


見ている方が恐ろしいほど切れ落ちた西峰は大きい

写真撮りますよ~

峰から身を乗り出してカメラを構える ひとしさん

か 風が吹くと落っこちそうですぅ~


中央峰に登る


切れ落ちた山斜面 振り返ると高度感で思わず足がすくんでしまう


ひたすら岩とにらめっこして上を目指すしかない


西岳山頂(中央峰)に到着

立派な標識と記念撮影 しばし景色を楽しんだ


進むべき稜線は一端下り東峰につながっていた

稜線上の東峰の足元は分岐になっている

右に行けば東峰を経由する上級コース
左に行けば東峰を巻く一般コース

ここで ひとしさんに どっちにする? って
聞いたら間違いなく 左コースで って答えるはず

聞くのよ~そ~ぉっと 東峰も行きたいもん

伺うことなく そのまま右に

後にこの ちがこさんの安易な計画が とてつもなく危険なコースを
歩くことになろうとはこの時点では知る由もなかった


東峰の岩壁を這い登った

心の中で やった~ と思ったらこんな看板を見つけた


どんなに危険なんだろ?
と思いつつ降下点に

え゛―っ!
一瞬目を疑った

足元はスパっと切れていた

お助けマンの鎖は一切なし

どうやって下ればいいんだろ?
と思いつつお尻から恐る恐る足を降ろす


こーなったら自分の手だけが頼り

ヘルメット持って来ればよかった

後悔しても後の祭り


ほぼ垂直に近いような東壁は時には足元が見えず手だけで
宙ぶらりんになりながら足かけを探すような場所もあり
「危険を感じたら引き返す」と看板に書かれていた
意味がわかったような気がした

今更引き返そうとしても それはそれで危険

戻ることはせず下ることに専念する


岩には鎖を外した後に残されたハーケンが残っている

微妙に岩に足が届かない場合足ががりになってもらった


時折 左右の足の置き位置を間違えバランスが悪く
次の足を降ろすことができないようなシーンもあり
上級コースを下山したことを悔いた


後に地元の人の話によると
東壁は登る人はいても下る人はいない そうだ
鎖を撤去したのも鎖に頼った滑落事故が多発したから

ようやく足が地に着いた 股峠に到着


ホッとする間もなく今度は東岳を目指す

またしても岩壁登り 岩をへっつる鎖・ロープもある


下った東峰を見上げる中間テラスからは
よくまあ あの岩壁を下ったもんだと我ながら感心


予定したピークをすべて登頂


本日も大満足


帰路は股峠から仁平沢沿方向へ下る

荒れ気味のコースが続いた


枯葉が積もり不明瞭な上歩きにくい

迷うことはないもののお世辞にもステキな道ではなかった

こちらも登りに使った方が楽だったかも


今回の失敗は時計回りに周遊したこと
たぶん逆のコースを辿れば怖さも半減だったかもね


山調べは大切です

無事下山できて よかったよかった




民宿旅館 不二野屋
またぎ料理のフルコースを食べることができます

(クマ・イノシシ・シカ・イノブタ)
ご主人は猟師&山のガイド
話好きな面白いおじさんです


宿の部屋はとてもきれいで布団もフカフカ
一泊二食6,500円(税別) 言うことなしのお宿です

Posted by ひとちが at 12:17│Comments(0)
│関東山地エリア
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