2016年08月03日
山足算♪ Ⅰ
2016/07/23
最終的に こうなった!
双子山・蓼科山
(北八ヶ岳エリア)
全山行 504回

蓼科山の情報はこちら
標高 双子山 2223.8m 蓼科山 2530.3m 兜巾の岩 2013m
天気
ガス・
晴れ
山行時間 6時間
〈コース〉大河原峠-双子山-双子池-亀甲池-天祥寺原-分岐-
将軍平-蓼科山-赤谷の分岐-大河原峠
ガスの中に見え隠れ
顔を出しなよ イケ面山
行こうかな?
やめよっかな?
久しぶりの北八ヶ岳
今日の目的は双子山

この山は蓼科山と北横岳の間にある
小さな山であ~る
「信州ふるさと百名山」の一座でもあり
ほぼ午後から登山という悪条件の中
短い時間でピークを踏めるということもあり美味しい山だ
これまで蓼科山や北横岳には数回足を運んだものの
その奥にある地味目な双子山へ出向くことはなかった
ごめんね 双子山
別にキライってたわけじゃないよ
大河原峠からは双子山周遊コースがあるだけでなく
蓼科山へのコースもある

さ~てと右周りにしようか?
それとも左周り?
私は最初にピーク踏みたいです
天気も微妙ですしね
だから左周りがいいと思います
え゛―っ
お楽しみを最初にしちゃったら
後半がつまんないじゃん
ありがたみないしー
だから右周りがいい
険悪なムード
どちらかが譲らなければ山歩きは始まらない
・・・・じゃ いいよ
結局 ひとしさんのいう
左周りコースに ちがこさんが折れた
ゆるやかに登るコースは整備され
階段状の登山道をゆっくり登って行く

池が多くなるので花の種類も多いかと
期待していたものの残念な現実

それでもひと登りでピークを踏めるかと思うと
ついつい足が前に出た

実は ちがこさん 峠の山地図を頭に
思い浮かべながら別の事を考えていた

後半 周遊すると大河原峠まで50分も登る
なんで下山するのに登んなきゃいけないんだろ?

どうせ登るなら多少山行時間長くなっても
蓼科山の山頂まで足をのばせばいいじゃん

蓼科山からだったら峠までは下りだし
二座登れればラッキーだもん
昼から登山なのに無謀な計画?

双子山のピークを踏むと双子池までは
ガスの中の暗い樹林帯
分岐のある双子山ヒュッテ前にポンと出た
大きな荷物の登山者たちがテントの受付をしていた

ヒュッテの左には雄池
右は亀甲池方向に登山道が続く雌池がある

雌池をぐるりと反対側まで行くと
すでにたくさんのテントが並び湖畔でお山ライフを
楽しむ人たちが賑やかだった

亀甲池に向かう
これぞ 北八
と言わんばかりの苔むした樹林帯

双子池とは違う雰囲気の亀ちゃん
石がゴロゴロしていて甲干しする亀がいそうな雰囲気

池を過ぎた辺りで道は分岐していた
(北横岳と蓼科山の分岐はそれぞれズレて違う場所です
)
お~っと危ない
間違えるとこだったよ
天祥寺原方向へ
分岐を右に曲がれば大河原峠に向かう

天気は微妙で日差しはカンカン照りつけ暑いのに
山の上にはガスがとれたりかかったり
ねぇ ひとしさん
今 何時?
妙に時間を気にする ちがこさんに
違和感を覚える ひとしさん
天祥寺原の分岐に到着すると
待ってましたとばかりに
ちがこさんが叫んだ

やっぱり・・・
そんなことじゃないかと思いました
どうする? どうする?
たぶん今からだったら5時には峠に戻れるよ
同じ登るでも帰るのに登るなんてヤダじゃん
どうしましょう・・・

しばらく考えた末 ひとしさんが言った
わかりました 行きますよ
左周りで先に双子山のピーク踏んで正解でした
先に蓼科を登ったら双子山が
どーでもよくなりそうでしたからね
ようやく 峠で左周りコースで納得した ちがこさんの野望に
気付いた ひとしさんであった

登ると決めたからにはなんとしても登る

足場の悪いゴーロ場を過ぎると
今度は暗い樹林帯
誰もいない登山道

おなじみの将軍平に出ると驚いた
登山者がいっぱい

とたんに ひとしさんの顔色が変わった
ヤバい ヤバい
早いとこピークを踏んで下山した方がいいかも
ストックをしまって大きなゴロゴロの
登山道をずんずん登った

山頂はガス
周囲の山々の景色はガスでダメ

標識の前で記念撮影して下山することに

将軍平まで戻り赤谷方向へ
途中 面白いものみ~っけ♪

まだ白くて新しい標識ピカピカ

峠に到着 時刻は午後5:00
山が足算で増えちゃったけど
日が落ちる前までに下山できた
車で下っていくと またしても面白そうな看板

まだ新品で大きいってことは立ち寄ってみる価値あり?
ね~ いこ♪
え゛―っ
また寄り道ですかぁー
さっそく看板の前の駐車スペースに車をつっこむと
踏み跡をたどって登っていく

突然 木がなくなったと思ったら目の前に現れたのは

写真では兜巾岩の大きさがよくわからないと
思われるが そりゃーでっかい岩だよ
岩はボコボコと固そうで崩れる心配はなさそう
さっそく登ってみることにした
と

何?

いつものことじゃん

意外と登りやすい大きな岩
高さはあるので ちょっと怖いけど慎重に登れば大丈夫

岩の上からは こんな景色が

そして山頂にはこんなものも

新しい看板でアピールすることだけあって
立派な立派な岩だった

双子山・蓼科山・兜巾岩の三峰を登れた
大満足の半日であった

せっかく来たんだから山曜日を楽しもう
ということで次回は 山足算♪ Ⅱ
花と緑と熱中地獄のお話
お楽しみに~っ♪
最終的に こうなった!
双子山・蓼科山
(北八ヶ岳エリア)
全山行 504回



標高 双子山 2223.8m 蓼科山 2530.3m 兜巾の岩 2013m
天気


山行時間 6時間
〈コース〉大河原峠-双子山-双子池-亀甲池-天祥寺原-分岐-
将軍平-蓼科山-赤谷の分岐-大河原峠
ガスの中に見え隠れ
顔を出しなよ イケ面山

行こうかな?
やめよっかな?
久しぶりの北八ヶ岳
今日の目的は双子山


この山は蓼科山と北横岳の間にある
小さな山であ~る

「信州ふるさと百名山」の一座でもあり
ほぼ午後から登山という悪条件の中
短い時間でピークを踏めるということもあり美味しい山だ

これまで蓼科山や北横岳には数回足を運んだものの
その奥にある地味目な双子山へ出向くことはなかった

ごめんね 双子山
別にキライってたわけじゃないよ

大河原峠からは双子山周遊コースがあるだけでなく
蓼科山へのコースもある


さ~てと右周りにしようか?
それとも左周り?
私は最初にピーク踏みたいです

天気も微妙ですしね

だから左周りがいいと思います

え゛―っ

お楽しみを最初にしちゃったら
後半がつまんないじゃん

ありがたみないしー

だから右周りがいい

険悪なムード

どちらかが譲らなければ山歩きは始まらない

・・・・じゃ いいよ

結局 ひとしさんのいう
左周りコースに ちがこさんが折れた

ゆるやかに登るコースは整備され
階段状の登山道をゆっくり登って行く


池が多くなるので花の種類も多いかと
期待していたものの残念な現実


それでもひと登りでピークを踏めるかと思うと
ついつい足が前に出た


実は ちがこさん 峠の山地図を頭に
思い浮かべながら別の事を考えていた


後半 周遊すると大河原峠まで50分も登る
なんで下山するのに登んなきゃいけないんだろ?

どうせ登るなら多少山行時間長くなっても
蓼科山の山頂まで足をのばせばいいじゃん


蓼科山からだったら峠までは下りだし
二座登れればラッキーだもん

昼から登山なのに無謀な計画?

双子山のピークを踏むと双子池までは
ガスの中の暗い樹林帯

分岐のある双子山ヒュッテ前にポンと出た
大きな荷物の登山者たちがテントの受付をしていた


ヒュッテの左には雄池
右は亀甲池方向に登山道が続く雌池がある


雌池をぐるりと反対側まで行くと
すでにたくさんのテントが並び湖畔でお山ライフを
楽しむ人たちが賑やかだった


亀甲池に向かう

これぞ 北八
と言わんばかりの苔むした樹林帯


双子池とは違う雰囲気の亀ちゃん

石がゴロゴロしていて甲干しする亀がいそうな雰囲気


池を過ぎた辺りで道は分岐していた

(北横岳と蓼科山の分岐はそれぞれズレて違う場所です

お~っと危ない
間違えるとこだったよ

天祥寺原方向へ

分岐を右に曲がれば大河原峠に向かう


天気は微妙で日差しはカンカン照りつけ暑いのに
山の上にはガスがとれたりかかったり

ねぇ ひとしさん
今 何時?
妙に時間を気にする ちがこさんに
違和感を覚える ひとしさん

天祥寺原の分岐に到着すると
待ってましたとばかりに
ちがこさんが叫んだ


やっぱり・・・
そんなことじゃないかと思いました

どうする? どうする?
たぶん今からだったら5時には峠に戻れるよ

同じ登るでも帰るのに登るなんてヤダじゃん

どうしましょう・・・


しばらく考えた末 ひとしさんが言った

わかりました 行きますよ

左周りで先に双子山のピーク踏んで正解でした

先に蓼科を登ったら双子山が
どーでもよくなりそうでしたからね

ようやく 峠で左周りコースで納得した ちがこさんの野望に
気付いた ひとしさんであった


登ると決めたからにはなんとしても登る


足場の悪いゴーロ場を過ぎると
今度は暗い樹林帯

誰もいない登山道


おなじみの将軍平に出ると驚いた

登山者がいっぱい


とたんに ひとしさんの顔色が変わった

ヤバい ヤバい
早いとこピークを踏んで下山した方がいいかも

ストックをしまって大きなゴロゴロの
登山道をずんずん登った


山頂はガス

周囲の山々の景色はガスでダメ


標識の前で記念撮影して下山することに

将軍平まで戻り赤谷方向へ
途中 面白いものみ~っけ♪

まだ白くて新しい標識ピカピカ


峠に到着 時刻は午後5:00

山が足算で増えちゃったけど
日が落ちる前までに下山できた

車で下っていくと またしても面白そうな看板


まだ新品で大きいってことは立ち寄ってみる価値あり?
ね~ いこ♪
え゛―っ

また寄り道ですかぁー

さっそく看板の前の駐車スペースに車をつっこむと
踏み跡をたどって登っていく


突然 木がなくなったと思ったら目の前に現れたのは

写真では兜巾岩の大きさがよくわからないと
思われるが そりゃーでっかい岩だよ

岩はボコボコと固そうで崩れる心配はなさそう
さっそく登ってみることにした

と

何?

いつものことじゃん


意外と登りやすい大きな岩
高さはあるので ちょっと怖いけど慎重に登れば大丈夫


岩の上からは こんな景色が


そして山頂にはこんなものも


新しい看板でアピールすることだけあって
立派な立派な岩だった


双子山・蓼科山・兜巾岩の三峰を登れた
大満足の半日であった


せっかく来たんだから山曜日を楽しもう

ということで次回は 山足算♪ Ⅱ
花と緑と熱中地獄のお話
お楽しみに~っ♪
2015年01月07日
2015 年末年始の八ヶ岳 第二弾♪
2015/01/03
新年初登り♪
天狗岳
(八ヶ岳エリア)
全山行 431回

天狗岳の情報はこちら
標高 西天狗 2645.8m 東天狗 2640m
天気
晴れ
山行時間 7時間(休憩時間を含む)
〈コース〉自宅(4:30)-唐沢鉱泉(8:00)-西尾根分岐(9:30)--西天狗(12:20-12:30)-
東天狗(1:00)-中山峠(2:00)-黒百合ヒュッテ-唐沢鉱泉(3:00)
高校生活もあと一年
逞しく成長した我が息子
月例山行・ボッカ訓練と
山岳部で鍛え抜いた身体
今なら何でも背負える ってか?
年末最後の山行は悪天のため
敗退となってしまった
新年明けた正月は?
予報では早朝から午前中は雲
昼からはピカピカの晴れマーク
また騙されるんじゃない
わかりませんよー
高速を降り 白く降り雪の積もった畑のど真ん中を
ブッ飛ばしてはみたものの 目の前に見える八ヶ岳は
どよんどよん

怪しい雲が峰々を覆いテンションが上がらない
とりあえず 登山口の唐沢鉱泉を目指した
山道をウネウネ上っていくと
車がスリップして立ち往生している現場に遭遇
後続の車に助けを借り動かそうとはするものの
二駆の車じゃ上れそうもない
話に寄れば かれこれ30分も
戦っていたようで
どうやら ひとちがの登場は
ナイスタイミング だったらしい
押しますか!
ひとしさん・ちがこさん・しょうたろう選手が
車を後ろから押し上げる
そ~れ!
ズル ズルズル シャー
なんとか移動することができた
運転手さんは申し訳なさそうに頭を下る
上れそうもないですね
このままバックでUターンできる場所まで
下った方がいいと思いますよ
渋滞解除
ようやく道が解放されたので後続の車は無事
唐沢鉱泉の駐車場にそれぞれ収まった

ponchanご夫妻:ひとちがたちと車の救助をお手伝いしたご夫婦
お互いの無事登頂を祈りお別れした
ponchanのヤマレコはこちら
さ~てと ここかからが問題
トレースはあるのかな?
数日降った雪のため
うっすらトレースはあるものの踏み跡はない
ほぼ同時刻に到着した若い登山者たちと協力して
ラッセルしながらピークを目指すことにした
いきますか!

三年前は これほど雪はなかった
今シーズンは もっさりとハンパない雪の量
うっすらと見えるトレースを追いながら
足首ほどに積もった雪を踏んで行く

すごいねー 雪
久しぶりの雪山山行の しょうたろう選手
部活で訓練した成果を発揮
何が入っているかよくわからない
たくさんの荷物を背負っている

昔はさー
自分の食糧だけで ひーひーしてたのに
今じゃ余裕だねー
そうですね
成長しましたね 息も上がらないで
黙々と登ってますしぃー
感心するのは親だけか?
スタート地点では曇りだった空が
明るく青く見えるとテンションも上がる

がんばろっ!
はい~っ!
尋常なく木に積もった雪は少しでも触れれば落下する
トップを歩く ちがこさんは頭上を見ながら
後方に声を上げて注意を促す
でもね この通り

ひとしさんが言った
まるで 破壊王 ですね
おかまいなしの しょうたろう選手
雪をかぶろうが へっちゃらへの字

ラッセル隊は順番に交代しながら前進
あんまり戦力になっていない ひとちが家族
この先は急登になりアイゼンがあった方が楽ちんだとみた
あともう少しで分岐だよ
稜線に出ると装備を整えるのが困難になるから
できるだけここで済ませようよ

ノロノロしている間に先頭を行くラッセル隊に
置いていかれてしまった
さぁ~
がんばりますよぉ~っ

雪が多くなかなか分岐まで辿りつけない
時間は大丈夫なのか?
ねぇー
さっきから もう少し もう少しって
言ってるけどなかなかつかないねー
分岐の標識についた時は
ホッとしたと同時に不安になった

山頂に辿りつけるか?
尾根の分岐からは更に雪の量が増した
ようやく追いついた先頭集団は雪ですっかり消された
トレースのない場所でコースを探っている
樹林帯に入ると雪が深いので
なるべく尾根沿いに進んだ方がいいですよー
何度かこのコースは歩いているので様子がわかる
雪山の下見の大切さがよくわかった

青空が眩しい尾根に

そこから見える景色は登った者に与えられるご褒美だ

膝丈ほどの深さになった雪を踏み
第一展望台に向かった

展望のいい尾根に積もった雪は 強い風で雪庇が盛り上がり
シュカブラの美しい模様が白銀の雪山を彩っている

しばし景色を楽しもう♪

散々雪をかぶった しょうたろう選手
白眉

ちみも そのうちアイスモンスターになれるよ

まだ先は長いので ラッセル隊は再び
アイスモンスターの中に突入して行った

またもやどん尻です

雪で押しつぶされた木の枝には隙間がない程
多量の雪が乗っかって通過するのにも大変だ

時には・・・

再び先頭集団のトレースを追って樹林帯

見上げると美しい樹氷がキラキラ輝いて
すてき

尾根を下降する
目の前に大きく立ちはだかる西天狗

すげぇーっ!
迫力ある西天狗を前に これからまた深い雪の中を
登らなければならないと思うと 気持ちが萎えた

コース上には それほど危険な場所もないと
高をくくっていた ひとちが
正直あまり危険な雪山に しょうたろう選手を
連れてきたくなかったってのもある

予期せぬ事態が
こんなでっかく盛り上がった雪庇
見たことない
どこを通過すりゃいいの?

踏み跡を見ると雪庇の裏側に続くものと
雪庇を横断しているものがある
雪庇の横断は危険極まりない
こわー と思った
裏側に向かって踏み跡が多かったので
安全を期して追ってみる
成長した雪庇の裏は雪が深く歩きにくい
途中で踏み跡がなくなった
ありゃ? 戻ってるね
やっぱ雪庇を横断しなきゃダメみたいだよ

Uターンして再び雪庇の上から進むことにした
写真ではあまり怖さも斜度も伝わりにくいとは思われますが
ここは かな~り怖い場所
万が一雪が崩れたり バランスを崩せば
間違いなく滑落するはず

いつものごとく
先頭は ちがこさん
落ちたらよろしくね
どうせ誰も助けられないよね ブツブツ・・・

なるべく右下を見ないように
ひたすら前の踏み跡と左の雪壁に手を突っ込みながら
10mほどの距離を横断した
続く しょうたろう選手
意外とへっちゃら

ひとしさんも問題なく通過
あ゛―
みんな無事でよかった

尾根を下り 再び樹林帯から
西天狗直下まで標高を上げる

見上げると岩稜帯になった山肌に雪と氷がついた
無敵の西天狗が立ちはだかっていた

振り返ると素晴らしい景色


最後の急登を這い登るようにして進む

風が強い

樹林帯で装備を整えてきたものの
ストックとピッケルの入れ替えを怠ったため
面倒になってそのまま進んだ
登るにつれ ますます強くなる風

ストックじゃ刺さんないし
バランス悪くて吹き飛ばされそう
今日もまた後の祭り
後に続く しょうたろう選手・ひとしさんも
必死の形相で登ってくる

風がしのげる場所なんかない
こーなったらアイゼンだけでがんばらねば
心を強くして前進するのみ

西天狗のピークに到着
無積雪期ならハイマツ帯の広い山頂
この時期は雪の広場に化している
やったぁーっ
今日連れてきてもらって本当によかった

嬉しそうな しょうたろう選手の様子を見ながら
心の中で よくがんばりました と子供の成長を
共に喜ぶ ひとちがであります
あのー
一緒に行動してきたラッセル隊のお兄さんが声をかけてきた
大宮アルパインの若きホープ
彼はこれから硫黄岳を通過し
赤岳鉱泉にテントを張ると聞いていた
パートナーのお姉さんは西尾根をピストンで
ひとりで下山すると聞いていた
彼女を一緒に同行させてもらえませんか?
え?
西尾根ピストンはしませんがいいですか?
黒百合平経由なので時間かかるかもしれませんよ
お願いします
こんな頼りない家族パーティーに
お姉さんを預けちゃっていいんだろうか?

三人から四人のパーティーへ
ちがこさん→みわこちゃん(お姉さん)→しょうたろう選手→ひとしさん
の順で東天狗へ向かうことに
西天狗と東天狗の間のコルは腰丈まであるような深さ
下った分風も収まり快適だ

すでに入った登山者のラッセルのおかげで
歩きにくい程度
そして再び風の強いピークに向かって
一歩一歩足を進めていく

うがぁー
またしても吹き飛ばされそう
体重の重い ひとしさんや しょうたろう選手に比べると
ちがこさんも みわこちゃんも
山にとっては軽いスポンジみたいなもんだ
ピ ピッケルぅ~
ひゃぁ~っ
飛ばされるぅ~
どんなに後悔しても後の祭り
どうにかピークの手前まで行けたものの
風は尋常なく吹きさらし
頬に垂直にザラメの粒がぶち当たり顔が痛い
立っていることすらままならない
強風が吹きつけるたび動けなくなる

もうピークは目の前なのに
ひとしさんの指示に従い黒百合平を目指して下る

東天狗からの下りも風のためバランスを崩しやすく
ともかく安全確保しながら下る

写真には素晴らしい景色が写っているものの
当時は周囲を見渡す余裕などなく
ひたすら消えかかった踏み跡を探しながら必死

岩稜帯の尾根から巻き道を通過

再び岩稜帯の尾根に

黒百合平方向から登ってくる登山者も風と戦い
それでもピークを踏もうと必死の形相
諦めて下山するパーティーも多数いたようだ
森林限界の中山峠に到着

すっかり風のなくなった樹林帯をずるずる下り
通過しヒュッテに出た

ねー お茶でもしてかない?
私はいいです
僕もどうでもいいよ
私は下山できればいいですから
みなさんお茶には興味がないようだ
結局そのまんまズルズル下山

危険個所もなくトレースもバッチリだったので
ペースを上げて樹林帯を通過

長い道のりも ちがこさんと みわこちゃんは話に花が咲き
退屈することもなく唐沢鉱泉まで歩いた

無事下山
早朝別ルートで登頂を目指したponchanご夫妻
後日連絡があり 強風のため周遊を断念
ピストンで唐沢鉱泉へ下ったとのこと
無事でよかったよかった
新年最初の山は 雪山の醍醐味を味わい
息子の成長を確認できたすばらしい一日だった
ところで
しょうたろう選手のザック何が入ってたの?
やたら一人デカくなかった?
お母さんが持ってけって言ったスノーシューと
飲まずにそのまま持ち帰った2リットルの水分だよ
どれも不要に終わったけど
チ~ン
ご愁傷様・・・
それともう一つ
三年前に紹介した 恐怖のトイレ は
現在どうなっていたのか?
怖い物見たさに ちがこさん拝借しました
(物好きだと思うでしょ
)
トイレの中は当時と同じ凍った状態で
当時ご紹介した姿勢で用を足すことになります
(実験済み
)

当時と違うのは

*使用される方はくれぐれも怪我のないようお願いします
この日の立ち寄り湯はこちら
尖石温泉 縄文の湯
地元のお客さんでいつも賑わっています
湯加減熱めのいい湯だよ
帰路の車の中から見えたのは
朝とは違う 雪の頂きを八つ並べた美しい山

雪の白と夕闇の青にぼんやりと
月と山がランデブー
新年初登り♪
天狗岳
(八ヶ岳エリア)
全山行 431回



標高 西天狗 2645.8m 東天狗 2640m
天気

山行時間 7時間(休憩時間を含む)
〈コース〉自宅(4:30)-唐沢鉱泉(8:00)-西尾根分岐(9:30)--西天狗(12:20-12:30)-
東天狗(1:00)-中山峠(2:00)-黒百合ヒュッテ-唐沢鉱泉(3:00)
高校生活もあと一年

逞しく成長した我が息子

月例山行・ボッカ訓練と
山岳部で鍛え抜いた身体

今なら何でも背負える ってか?
年末最後の山行は悪天のため
敗退となってしまった

新年明けた正月は?
予報では早朝から午前中は雲

昼からはピカピカの晴れマーク

また騙されるんじゃない

わかりませんよー

高速を降り 白く降り雪の積もった畑のど真ん中を
ブッ飛ばしてはみたものの 目の前に見える八ヶ岳は
どよんどよん


怪しい雲が峰々を覆いテンションが上がらない

とりあえず 登山口の唐沢鉱泉を目指した

山道をウネウネ上っていくと
車がスリップして立ち往生している現場に遭遇

後続の車に助けを借り動かそうとはするものの
二駆の車じゃ上れそうもない

話に寄れば かれこれ30分も
戦っていたようで

どうやら ひとちがの登場は
ナイスタイミング だったらしい

押しますか!
ひとしさん・ちがこさん・しょうたろう選手が
車を後ろから押し上げる

そ~れ!
ズル ズルズル シャー
なんとか移動することができた

運転手さんは申し訳なさそうに頭を下る

上れそうもないですね

このままバックでUターンできる場所まで
下った方がいいと思いますよ



ようやく道が解放されたので後続の車は無事
唐沢鉱泉の駐車場にそれぞれ収まった


ponchanご夫妻:ひとちがたちと車の救助をお手伝いしたご夫婦

お互いの無事登頂を祈りお別れした



さ~てと ここかからが問題
トレースはあるのかな?
数日降った雪のため
うっすらトレースはあるものの踏み跡はない

ほぼ同時刻に到着した若い登山者たちと協力して
ラッセルしながらピークを目指すことにした

いきますか!

三年前は これほど雪はなかった

今シーズンは もっさりとハンパない雪の量

うっすらと見えるトレースを追いながら
足首ほどに積もった雪を踏んで行く


すごいねー 雪

久しぶりの雪山山行の しょうたろう選手
部活で訓練した成果を発揮

何が入っているかよくわからない
たくさんの荷物を背負っている


昔はさー
自分の食糧だけで ひーひーしてたのに
今じゃ余裕だねー

そうですね
成長しましたね 息も上がらないで
黙々と登ってますしぃー

感心するのは親だけか?
スタート地点では曇りだった空が
明るく青く見えるとテンションも上がる


がんばろっ!
はい~っ!
尋常なく木に積もった雪は少しでも触れれば落下する

トップを歩く ちがこさんは頭上を見ながら
後方に声を上げて注意を促す

でもね この通り


ひとしさんが言った

まるで 破壊王 ですね

おかまいなしの しょうたろう選手
雪をかぶろうが へっちゃらへの字


ラッセル隊は順番に交代しながら前進

あんまり戦力になっていない ひとちが家族

この先は急登になりアイゼンがあった方が楽ちんだとみた

あともう少しで分岐だよ

稜線に出ると装備を整えるのが困難になるから
できるだけここで済ませようよ


ノロノロしている間に先頭を行くラッセル隊に
置いていかれてしまった

さぁ~
がんばりますよぉ~っ


雪が多くなかなか分岐まで辿りつけない

時間は大丈夫なのか?
ねぇー
さっきから もう少し もう少しって
言ってるけどなかなかつかないねー

分岐の標識についた時は
ホッとしたと同時に不安になった


山頂に辿りつけるか?
尾根の分岐からは更に雪の量が増した

ようやく追いついた先頭集団は雪ですっかり消された
トレースのない場所でコースを探っている

樹林帯に入ると雪が深いので
なるべく尾根沿いに進んだ方がいいですよー

何度かこのコースは歩いているので様子がわかる
雪山の下見の大切さがよくわかった


青空が眩しい尾根に


そこから見える景色は登った者に与えられるご褒美だ


膝丈ほどの深さになった雪を踏み
第一展望台に向かった


展望のいい尾根に積もった雪は 強い風で雪庇が盛り上がり
シュカブラの美しい模様が白銀の雪山を彩っている


しばし景色を楽しもう♪

散々雪をかぶった しょうたろう選手

白眉


ちみも そのうちアイスモンスターになれるよ


まだ先は長いので ラッセル隊は再び
アイスモンスターの中に突入して行った


またもやどん尻です


雪で押しつぶされた木の枝には隙間がない程
多量の雪が乗っかって通過するのにも大変だ


時には・・・

再び先頭集団のトレースを追って樹林帯


見上げると美しい樹氷がキラキラ輝いて
すてき


尾根を下降する

目の前に大きく立ちはだかる西天狗


すげぇーっ!
迫力ある西天狗を前に これからまた深い雪の中を
登らなければならないと思うと 気持ちが萎えた


コース上には それほど危険な場所もないと
高をくくっていた ひとちが

正直あまり危険な雪山に しょうたろう選手を
連れてきたくなかったってのもある


予期せぬ事態が

こんなでっかく盛り上がった雪庇
見たことない

どこを通過すりゃいいの?

踏み跡を見ると雪庇の裏側に続くものと
雪庇を横断しているものがある

雪庇の横断は危険極まりない
こわー と思った

裏側に向かって踏み跡が多かったので
安全を期して追ってみる

成長した雪庇の裏は雪が深く歩きにくい
途中で踏み跡がなくなった

ありゃ? 戻ってるね

やっぱ雪庇を横断しなきゃダメみたいだよ


Uターンして再び雪庇の上から進むことにした

写真ではあまり怖さも斜度も伝わりにくいとは思われますが
ここは かな~り怖い場所

万が一雪が崩れたり バランスを崩せば
間違いなく滑落するはず


いつものごとく
先頭は ちがこさん

落ちたらよろしくね

どうせ誰も助けられないよね ブツブツ・・・

なるべく右下を見ないように
ひたすら前の踏み跡と左の雪壁に手を突っ込みながら
10mほどの距離を横断した

続く しょうたろう選手
意外とへっちゃら


ひとしさんも問題なく通過

あ゛―
みんな無事でよかった


尾根を下り 再び樹林帯から
西天狗直下まで標高を上げる


見上げると岩稜帯になった山肌に雪と氷がついた
無敵の西天狗が立ちはだかっていた


振り返ると素晴らしい景色



最後の急登を這い登るようにして進む


風が強い


樹林帯で装備を整えてきたものの
ストックとピッケルの入れ替えを怠ったため
面倒になってそのまま進んだ

登るにつれ ますます強くなる風


ストックじゃ刺さんないし
バランス悪くて吹き飛ばされそう

今日もまた後の祭り

後に続く しょうたろう選手・ひとしさんも
必死の形相で登ってくる


風がしのげる場所なんかない
こーなったらアイゼンだけでがんばらねば

心を強くして前進するのみ


西天狗のピークに到着

無積雪期ならハイマツ帯の広い山頂
この時期は雪の広場に化している

やったぁーっ

今日連れてきてもらって本当によかった


嬉しそうな しょうたろう選手の様子を見ながら
心の中で よくがんばりました と子供の成長を
共に喜ぶ ひとちがであります

あのー
一緒に行動してきたラッセル隊のお兄さんが声をかけてきた

大宮アルパインの若きホープ
彼はこれから硫黄岳を通過し
赤岳鉱泉にテントを張ると聞いていた

パートナーのお姉さんは西尾根をピストンで
ひとりで下山すると聞いていた

彼女を一緒に同行させてもらえませんか?
え?
西尾根ピストンはしませんがいいですか?
黒百合平経由なので時間かかるかもしれませんよ

お願いします

こんな頼りない家族パーティーに
お姉さんを預けちゃっていいんだろうか?

三人から四人のパーティーへ
ちがこさん→みわこちゃん(お姉さん)→しょうたろう選手→ひとしさん
の順で東天狗へ向かうことに

西天狗と東天狗の間のコルは腰丈まであるような深さ
下った分風も収まり快適だ


すでに入った登山者のラッセルのおかげで
歩きにくい程度

そして再び風の強いピークに向かって
一歩一歩足を進めていく


うがぁー

またしても吹き飛ばされそう

体重の重い ひとしさんや しょうたろう選手に比べると
ちがこさんも みわこちゃんも
山にとっては軽いスポンジみたいなもんだ

ピ ピッケルぅ~

ひゃぁ~っ
飛ばされるぅ~

どんなに後悔しても後の祭り

どうにかピークの手前まで行けたものの
風は尋常なく吹きさらし
頬に垂直にザラメの粒がぶち当たり顔が痛い

立っていることすらままならない

強風が吹きつけるたび動けなくなる


もうピークは目の前なのに

ひとしさんの指示に従い黒百合平を目指して下る


東天狗からの下りも風のためバランスを崩しやすく
ともかく安全確保しながら下る


写真には素晴らしい景色が写っているものの
当時は周囲を見渡す余裕などなく
ひたすら消えかかった踏み跡を探しながら必死


岩稜帯の尾根から巻き道を通過


再び岩稜帯の尾根に


黒百合平方向から登ってくる登山者も風と戦い
それでもピークを踏もうと必死の形相

諦めて下山するパーティーも多数いたようだ

森林限界の中山峠に到着


すっかり風のなくなった樹林帯をずるずる下り
通過しヒュッテに出た


ねー お茶でもしてかない?
私はいいです

僕もどうでもいいよ

私は下山できればいいですから

みなさんお茶には興味がないようだ

結局そのまんまズルズル下山


危険個所もなくトレースもバッチリだったので
ペースを上げて樹林帯を通過


長い道のりも ちがこさんと みわこちゃんは話に花が咲き
退屈することもなく唐沢鉱泉まで歩いた


無事下山

早朝別ルートで登頂を目指したponchanご夫妻
後日連絡があり 強風のため周遊を断念
ピストンで唐沢鉱泉へ下ったとのこと

無事でよかったよかった

新年最初の山は 雪山の醍醐味を味わい
息子の成長を確認できたすばらしい一日だった

ところで
しょうたろう選手のザック何が入ってたの?
やたら一人デカくなかった?
お母さんが持ってけって言ったスノーシューと
飲まずにそのまま持ち帰った2リットルの水分だよ

どれも不要に終わったけど

チ~ン

ご愁傷様・・・
それともう一つ

三年前に紹介した 恐怖のトイレ は
現在どうなっていたのか?
怖い物見たさに ちがこさん拝借しました

(物好きだと思うでしょ

トイレの中は当時と同じ凍った状態で
当時ご紹介した姿勢で用を足すことになります

(実験済み


当時と違うのは


*使用される方はくれぐれも怪我のないようお願いします



尖石温泉 縄文の湯
地元のお客さんでいつも賑わっています
湯加減熱めのいい湯だよ

帰路の車の中から見えたのは

朝とは違う 雪の頂きを八つ並べた美しい山

雪の白と夕闇の青にぼんやりと
月と山がランデブー
2013年01月06日
2012年 〆の山♪
2012/12/29
最高の山歩き♪
蓼科山
(八ヶ岳エリア)
全山行 334回

蓼科山の情報はこちら
標高 蓼科山 2530.3m
天気
ピーカン晴れ
山行時間 5時間
〈コース〉自宅(5:00)-女神茶屋駐車場(8:00-8:30)-
山頂(11:00-12:00)-ピストンで駐車場(1:30)
来年はあの山に登りたい
2011年12月末
北横岳の山頂から しょうたろう選手が
指差した雪の帽子をかぶった大きな山

それが 蓼科山 だった
あれから一年、いよいよ受験期を迎えた じゃりんこ隊
勉強ばっかもしちゃいられない
(そう! そう!)
せめて年末年始くらい
思いっきり 息抜き しよう
一時はスリムに変身した しょうたろう選手だったが
部活が終わると同時にほぼ元の体系にビヨヨンと戻った
(あれま
)
三ヶ月で 15キロ増
(げっ
)
いいんだよ
僕はこれで
本当にいいんかい?
いいんだよ 別に
体型のことは一向に気にする様子もない
(あはは。。。)
しょうたろう選手とは反対に
スリムな身体を維持するトミー
しかぁ~し運動不足は隠しきれない様子
今日は山に
登るどぉーっ
昨年の同時期 駐車場は満車 たくさんの登山者で
溢れかえっていた記憶
本日は何故だか 数台の車のみ
(あららん?)
ある意味 ラッキー

麓はガスで真っ白け
標高が高い駐車場付近は雲一つない青空
(うしし
)
昨年より雪は多く 昨日降った雨で
山は新雪に覆われている
雪は晴れ渡った青い空と山を更に美しく彩っていた
(よいですなぁー
)
いざ 出発♪

先人は数人、しっかりしたトレースのつく登山道を
なだらかに登っていく
うが♪ うが♪ うが♪ うが♪

次第に傾斜がキツくなっていく
新雪は登りにくく足が戻る
先頭を歩く しょうたろう選手は汗ビタだ

ふっへぇ
キツいなぁ
身体重いしぃ
泣き言いっても始まらない
がんば! がんば!

振り返ると麓の村は雲海の中
山々が空に浮かんでいる
いい景色♪

初めて大きな雪山に挑戦する トミーも悪戦苦闘
履きなれないアイゼンに右往左往
(あは。)
野球のスパイクとは全然違うね
歩きにくいなぁー

大きくひと登りすると蓼科山の南西に到着
やっと一休み

素晴らしい展望を楽しもう
乗鞍も立派な姿を現した

まだまだ急登は続く
うが
うが
うが
うが
ふたりとも必死だ

受験も山登りも同じ、辛い山を越えねば
山頂には到達できない
(そう! そう!)
がんば! がんば!
はぁ
はぁ
はぁ
はぁ

後方では ひとちがが山を楽しんでいた
蓼科山は何度か同じコースを登っているもんね
じゃりんこ隊の後ろを のんびり登っていく
うが♪ うが♪ うが♪ うが♪
ひとしさんはどうかって?
こんなだよ こんな

気持ちいいですぅ~
年末最後の山歩き
こんなにお天気がいいのは 普段の行いがいい
じゃりんこ隊のおかげか?
ここんとこ ちがこさんの天気予報
大ハズレだったもんね
いいの
お腹すいたぁー
久しぶりの運動、カロリー消費も激しい子供たち
急登の途中でへたり込み 行動食をパクつく

って 一番お腹すかしてるの
ちがこさんじゃないの?
いいの

さぁ、あと一息
がんば!
森林限界を抜けると岩場に出る
ゴロゴロと積みあがったゴーロ場
岩にはアイゼンは刺さらない
風が強い日は特に注意しなければいけないポイント
岩の間には雪だけではなく凍っている箇所もあるので
バランスを崩さないように登っていく
じゃりんこ隊に怪我をさせるわけにはいかない
(そう! そう!)

先頭を ちがこさんが歩く
じゃりんこ隊のふたりを挟むようにして
最後方は ひとしさん
ストックも危険だから なるべく三点確保で
ゆっくり登ってね
うん
岩だらけの急登は じゃりんこ隊には初めての経験
岩にしがみつくようにして慎重に
コワぁーっ
みんな 真顔
ようやく一息できる場所に到着
(ほっ
)

素晴らしい景色が一行を待っていた

うわぁー
すごいなぁー

う~ん

山頂方向を示す標識にもエビのしっぽ

風もない穏やかに晴れた雪山は
寒いこともなく危険度も低い
最高じゃん
ヒュッテの赤い建物が見える
山頂まではあと少し

広い山頂はまるで南極のペンギンが
無数に並んでいるようだ
なんとも不思議な光景

やったぁー
2012年冬、念願の蓼科山の山頂
親友のトミーと共に しょうたろう選手は立った

目標達成 
広い山頂の真ん中にある祠へ移動しよう
(よっしゃ
)
ここまで無事に登ってくることができたお礼と
そして・・・
南無 南無・・・

お願いしますって言っちゃダメだよ
がんばりますから応援して下さいってね
うん、わかってるよ
努力する者は
必ず報われる
神頼みするんじゃなくて
見守ってもらうことが大事
神様はきっと応援してくれてるよ
(うん、うん
)
西方の外れにある展望台に向かう
ここにも見事なエビのしっぽ

で景色はどうだったの?
見たい?
見たいでしょ?
でわ お見せしましょう

じゃ じゃぁ~ん

すっげぇーっ!

青空の下、空には中央アルプス
北アルプスが一望
ひとちが&じゃりんこ隊
大・大・大満足

横にあるケルンも雪と氷でコチコチにかたまり
よじ上ってもこの通り
ひゃほっ~っ♪

展望台から山頂の標識までは こんなにも距離がある

蓼科山の山頂って広いんだね
そうだよぉー
雪山満喫 山頂で一時間も遊んでしまった
(うはははは!)
じゃりんこ隊
超ゴキゲン
後ろ髪引かれつつ下山開始

帰りも慎重に岩場を下っていく

日差しが強くなった山は
雪が緩みシャーベット
(あちゃぁー
)

うわぁぁぁぁ!
樹林帯に入る手前で プチ雪崩?

突然のハプニングに
みんなで 大笑い
樹林帯に入れば急坂は天然スベリ台
楽しく尻セードで山を下る
(うは うは
)
今年一年たくさんの山を歩くことができた ひとちが
〆の山は じゃりんこ隊と

いよいよ高校受験が目の前だ
がんばれ じゃりんこ隊!
最高のお天気、素晴らしい展望の中
2012年の山歩きが終わった
また来年も
楽しい山歩きができますように
イエーっ
本日の立ち寄り湯はこちら
尖石温泉 縄文の湯
いつも市民でいっぱいの温泉だよ
最高の山歩き♪
蓼科山
(八ヶ岳エリア)
全山行 334回



標高 蓼科山 2530.3m
天気

山行時間 5時間
〈コース〉自宅(5:00)-女神茶屋駐車場(8:00-8:30)-
山頂(11:00-12:00)-ピストンで駐車場(1:30)
来年はあの山に登りたい

2011年12月末
北横岳の山頂から しょうたろう選手が
指差した雪の帽子をかぶった大きな山


それが 蓼科山 だった

あれから一年、いよいよ受験期を迎えた じゃりんこ隊

勉強ばっかもしちゃいられない

(そう! そう!)
せめて年末年始くらい
思いっきり 息抜き しよう

一時はスリムに変身した しょうたろう選手だったが
部活が終わると同時にほぼ元の体系にビヨヨンと戻った

(あれま

三ヶ月で 15キロ増
(げっ

いいんだよ
僕はこれで

本当にいいんかい?
いいんだよ 別に

体型のことは一向に気にする様子もない

(あはは。。。)
しょうたろう選手とは反対に
スリムな身体を維持するトミー
しかぁ~し運動不足は隠しきれない様子

今日は山に
登るどぉーっ

昨年の同時期 駐車場は満車 たくさんの登山者で
溢れかえっていた記憶

本日は何故だか 数台の車のみ

(あららん?)
ある意味 ラッキー


麓はガスで真っ白け

標高が高い駐車場付近は雲一つない青空

(うしし

昨年より雪は多く 昨日降った雨で
山は新雪に覆われている

雪は晴れ渡った青い空と山を更に美しく彩っていた

(よいですなぁー

いざ 出発♪

先人は数人、しっかりしたトレースのつく登山道を
なだらかに登っていく

うが♪ うが♪ うが♪ うが♪

次第に傾斜がキツくなっていく

新雪は登りにくく足が戻る

先頭を歩く しょうたろう選手は汗ビタだ


ふっへぇ

キツいなぁ

身体重いしぃ

泣き言いっても始まらない

がんば! がんば!

振り返ると麓の村は雲海の中

山々が空に浮かんでいる

いい景色♪

初めて大きな雪山に挑戦する トミーも悪戦苦闘

履きなれないアイゼンに右往左往

(あは。)
野球のスパイクとは全然違うね
歩きにくいなぁー


大きくひと登りすると蓼科山の南西に到着

やっと一休み


素晴らしい展望を楽しもう

乗鞍も立派な姿を現した

まだまだ急登は続く

うが




ふたりとも必死だ


受験も山登りも同じ、辛い山を越えねば
山頂には到達できない

(そう! そう!)
がんば! がんば!
はぁ





後方では ひとちがが山を楽しんでいた

蓼科山は何度か同じコースを登っているもんね

じゃりんこ隊の後ろを のんびり登っていく

うが♪ うが♪ うが♪ うが♪
ひとしさんはどうかって?
こんなだよ こんな


気持ちいいですぅ~

年末最後の山歩き

こんなにお天気がいいのは 普段の行いがいい
じゃりんこ隊のおかげか?
ここんとこ ちがこさんの天気予報
大ハズレだったもんね

いいの

お腹すいたぁー

久しぶりの運動、カロリー消費も激しい子供たち
急登の途中でへたり込み 行動食をパクつく

って 一番お腹すかしてるの
ちがこさんじゃないの?
いいの


さぁ、あと一息
がんば!
森林限界を抜けると岩場に出る
ゴロゴロと積みあがったゴーロ場

岩にはアイゼンは刺さらない

風が強い日は特に注意しなければいけないポイント

岩の間には雪だけではなく凍っている箇所もあるので
バランスを崩さないように登っていく

じゃりんこ隊に怪我をさせるわけにはいかない

(そう! そう!)

先頭を ちがこさんが歩く

じゃりんこ隊のふたりを挟むようにして
最後方は ひとしさん

ストックも危険だから なるべく三点確保で
ゆっくり登ってね

うん

岩だらけの急登は じゃりんこ隊には初めての経験
岩にしがみつくようにして慎重に

コワぁーっ

みんな 真顔

ようやく一息できる場所に到着

(ほっ


素晴らしい景色が一行を待っていた


うわぁー
すごいなぁー


う~ん


山頂方向を示す標識にもエビのしっぽ


風もない穏やかに晴れた雪山は
寒いこともなく危険度も低い

最高じゃん

ヒュッテの赤い建物が見える

山頂まではあと少し


広い山頂はまるで南極のペンギンが
無数に並んでいるようだ

なんとも不思議な光景


やったぁー

2012年冬、念願の蓼科山の山頂
親友のトミーと共に しょうたろう選手は立った




広い山頂の真ん中にある祠へ移動しよう

(よっしゃ

ここまで無事に登ってくることができたお礼と
そして・・・
南無 南無・・・

お願いしますって言っちゃダメだよ
がんばりますから応援して下さいってね

うん、わかってるよ

努力する者は
必ず報われる
神頼みするんじゃなくて
見守ってもらうことが大事

神様はきっと応援してくれてるよ

(うん、うん

西方の外れにある展望台に向かう

ここにも見事なエビのしっぽ


で景色はどうだったの?
見たい?
見たいでしょ?
でわ お見せしましょう


じゃ じゃぁ~ん

すっげぇーっ!

青空の下、空には中央アルプス
北アルプスが一望

ひとちが&じゃりんこ隊
大・大・大満足


横にあるケルンも雪と氷でコチコチにかたまり
よじ上ってもこの通り

ひゃほっ~っ♪

展望台から山頂の標識までは こんなにも距離がある


蓼科山の山頂って広いんだね

そうだよぉー

雪山満喫 山頂で一時間も遊んでしまった

(うはははは!)
じゃりんこ隊
超ゴキゲン

後ろ髪引かれつつ下山開始


帰りも慎重に岩場を下っていく


日差しが強くなった山は
雪が緩みシャーベット

(あちゃぁー


うわぁぁぁぁ!
樹林帯に入る手前で プチ雪崩?

突然のハプニングに
みんなで 大笑い

樹林帯に入れば急坂は天然スベリ台

楽しく尻セードで山を下る

(うは うは

今年一年たくさんの山を歩くことができた ひとちが
〆の山は じゃりんこ隊と


いよいよ高校受験が目の前だ

がんばれ じゃりんこ隊!
最高のお天気、素晴らしい展望の中
2012年の山歩きが終わった

また来年も
楽しい山歩きができますように

イエーっ



尖石温泉 縄文の湯
いつも市民でいっぱいの温泉だよ

2012年01月05日
2011年 〆の山♪
2011/12/30
素晴らしい雪山に乾杯♪
北横岳
(八ヶ岳)
全山行 271回

標高 北横岳 2472.5m
天気
ピーカン晴れ
山行時間 5時間45分
〈コース〉自宅(4:45)-ピラタスロープウェイ(7:30-7:45)-坪庭-北横岳ヒュッテ-
南峰-北峰-南峰-北横岳ヒュッテ-坪庭-ピラタスロープウェイ(2:30)
すっげぇーっ!!
紺碧の空と 輝く白銀の山斜面・・・
年末、〆の山は八ヶ岳
本日の主役は しょうたろう選手だ。

小学校4年から ひとちがと山歩きを始めた じゃりんこ隊、
低山・夏山・雪遊びと順調に 山男の道を歩いている
中学校になると 勉強・部活と忙しい毎日、なかなか山に
行くことができない
増して 年末ともなるとメンバーたちも集まらないのが現実
(はぁぁぁ。。。)
いいの、いいの!
お友達が行かなくたって ひとちががいるじゃん
出かけてみようじゃないの
雪山にぃーっ!!
ってなわけで やってきました八ヶ岳
ロープウェイは使わず 自らの足で山頂を目指す
(あは。)

坪庭までは スキー場とロープウェイの下を沿うように登っていく。
山頂駅まで2時間程のコースであ~る。
夏場は樹林帯も少なく 太陽との戦いとなるであろうが
冬は違ぁ~う!
なんたって ゴキゲンな雪道、登りながらの景色は最高じゃん
歩きやすい雪道は パウダースノ、アイゼンも必要ない。

動き始めたロープウェイとリフトが パラパラと雪を落としながら
ブンブン唸って登っていく

いいなぁー・・・
ピュっと山頂・・・
ちがこさんが恨めしそうにロープウェイを見上げる

「いいんです、自分の足で登らなきゃ意味ないでしょ
」
いつもの ひとしさんの言葉
はい、はい そうでしたな

三人分の往復リフト代を考えると ケチな ひとちがとしては
なんとしても歩くのだ
お天気もいいことだし、丈夫な足も健在
もったいない もったいない
そんでも便利なロープウェイがあると利用する人の方が多いのか
山頂駅までのコースは ほとんど
足跡がない
(道はしっかりありますよ
)
先を見ても 振り返っても 登っているのは ひとちがっちだけ

(うはははは!)

コースの脇には樹氷が 青空に
輝いている

振り返れば南アルプスと茅野の町が広がる・・・

いいねぇーっ♪
ズンズン登ろう

うが
うが
うが
うが
スキー場を横切り
樹林帯に突入
笹藪が雪の重みで垂れ下がりコースを塞ぐ

うっひゃぁーっ!!
木の枝を払いのけるたびに雪が落ち 首元に入って
くるので冷たい
縞枯山が綺麗であ~る
ロープウェイを使わなくても このコース、冬場は すっごく楽しいのだ

歩かなきゃ 損! 損!!
2時間といっても 景色を眺めながらのゴキゲンなコースであった
(意外と早かった・・・)
笹薮帯を抜けるとポンと山頂駅

人がざわめく山頂駅、スキーやスノボーでゲレンデを滑走していく
賑やかな坪庭に到着
(よっしゃ
)

ふんがぁー・・・
スゴイ人!
とたんに曇る ひとしさんの顔
たくさんの登山者たちがベンチに腰掛け装備を整えている。
年末最後の雪山登山を楽しもうって人でいっぱいなのだ
ひとちが?
ちょいと休憩、駅の二階にある休憩所で 腹ごしらえ
(うはははは!)

建物の中は暖かく、気温マイナス10℃の外とは大違い。
さてと本番、装備を整え いざ山頂に向けて出発だぁーっ

ここから先は アイゼン装着、ピッケルは必要なさそうなので
ストックで参戦してみることに。
白い銀世界の坪庭を散策しながら進む

いいねぇ~っ♪

分岐から北横岳方面へ。
いよいよ
樹林帯に突入であ~る

うが
うが
うが
うが
あっ!
雪が降ってきた♪

山の急登を登っていく
右側には 縞枯山、その先には八ヶ岳の峰々が
連なっている絶景♪

きれい♪
しょうたろう選手、魅了されっぱなし
2000m以上ある標高の高い山への雪山登山なんて
初めてだもんね
雪がどんどん深くなっていく

それでも たくさん人が入っている山、ラッセルすることもなく
道迷いもない。
天気さえよければ 安心して雪山登山できる人気の山なのだ。
(うん、うん
)
北横岳ヒュッテに到着

たくさんの登山者たちが休憩中、横目でチラリ 先を急ぐ。
どっかり木々に覆いかぶさるように雪がついている
どひゃぁーっ!!

あまり雪に馴染みのない しょうたろう選手は
物珍しそうにキョロキョロ。
空は紺碧・・・
白銀の雪斜面を踏みしめて稜線を目指そう
うが
うが
うが
うが

ポンと出た!
白く輝く南峰!!

とたんに風が強くなった。
体感温度も低くなり 立ち止まっていると身体が凍えそう

三角点 タッチ♪

すげぇーっ!
しょうたろう選手が大声を上げる
南峰から見えた景色は 最高だった。
見たい?
見たいでしょ?
じゃ じゃぁ~~~ん!!

八ヶ岳連峰

蓼科山
稜線を移動、北峰に向かう

ドテ!

ちがこさん 宙を舞って すっ転ぶ
いてててて・・・
ありゃりゃ
慣れないアイゼン歩行の指導を しょうたろう選手にしていた割に
自らがコース脇の木の枝にアイゼンを引っかけ転倒するとは
(アブナイ場所ぢゃなくて よかった・・・)
短い距離の割に 数えきれない程の登山者とすれ違い 北峰に到着
(やったぁーっ
)
2011年、最後の山に登頂することができた
ひとちが、しょうたろう選手、大・大・大満足♪

雪山バンザイ!
雄大な景色、素晴らしいお天気
チャンスをくれた神様に感謝しなくちゃね♪
(賢パパ大明神、ありがと
)
そして・・・
しょうたろう選手には また新しい目標ができた

いい顔してるよ
しょうたろう選手♪
次回挑戦するのは 蓼科山! だとさ
後ろ髪ひかれながら 山を下る
八ヶ岳の峰々を眺めながら・・・

最高じゃん!

ヒュッテに戻ると 相変わらず たくさんの登山者、下っても
下っても まだまだ登山者がきれることはなく
(あはは。。。)

坪庭に無事到着、ここもまた大賑わい。
ロープウェイは使うわず 更に下っていく。

楽しかったね♪
またひとつ素晴らしい思い出ができた。
これから山男に成長していくであろう 若き獅子と共に
雪山に登れたこと
2011年、〆の山は 白く輝く ピーカン晴れの雪山だったよ♪
イエーっ!!

素晴らしい雪山に乾杯♪
北横岳
(八ヶ岳)
全山行 271回

標高 北横岳 2472.5m
天気

山行時間 5時間45分
〈コース〉自宅(4:45)-ピラタスロープウェイ(7:30-7:45)-坪庭-北横岳ヒュッテ-
南峰-北峰-南峰-北横岳ヒュッテ-坪庭-ピラタスロープウェイ(2:30)
すっげぇーっ!!
紺碧の空と 輝く白銀の山斜面・・・
年末、〆の山は八ヶ岳

本日の主役は しょうたろう選手だ。
小学校4年から ひとちがと山歩きを始めた じゃりんこ隊、
低山・夏山・雪遊びと順調に 山男の道を歩いている

中学校になると 勉強・部活と忙しい毎日、なかなか山に
行くことができない

増して 年末ともなるとメンバーたちも集まらないのが現実

(はぁぁぁ。。。)
いいの、いいの!
お友達が行かなくたって ひとちががいるじゃん

出かけてみようじゃないの
雪山にぃーっ!!
ってなわけで やってきました八ヶ岳

ロープウェイは使わず 自らの足で山頂を目指す

(あは。)
坪庭までは スキー場とロープウェイの下を沿うように登っていく。
山頂駅まで2時間程のコースであ~る。
夏場は樹林帯も少なく 太陽との戦いとなるであろうが
冬は違ぁ~う!
なんたって ゴキゲンな雪道、登りながらの景色は最高じゃん

歩きやすい雪道は パウダースノ、アイゼンも必要ない。
動き始めたロープウェイとリフトが パラパラと雪を落としながら
ブンブン唸って登っていく

いいなぁー・・・
ピュっと山頂・・・
ちがこさんが恨めしそうにロープウェイを見上げる


「いいんです、自分の足で登らなきゃ意味ないでしょ

いつもの ひとしさんの言葉

はい、はい そうでしたな


三人分の往復リフト代を考えると ケチな ひとちがとしては
なんとしても歩くのだ

お天気もいいことだし、丈夫な足も健在

もったいない もったいない
そんでも便利なロープウェイがあると利用する人の方が多いのか
山頂駅までのコースは ほとんど


(道はしっかりありますよ

先を見ても 振り返っても 登っているのは ひとちがっちだけ


(うはははは!)

コースの脇には樹氷が 青空に


振り返れば南アルプスと茅野の町が広がる・・・
いいねぇーっ♪
ズンズン登ろう







スキー場を横切り


笹藪が雪の重みで垂れ下がりコースを塞ぐ


うっひゃぁーっ!!
木の枝を払いのけるたびに雪が落ち 首元に入って
くるので冷たい

縞枯山が綺麗であ~る

ロープウェイを使わなくても このコース、冬場は すっごく楽しいのだ

歩かなきゃ 損! 損!!
2時間といっても 景色を眺めながらのゴキゲンなコースであった

(意外と早かった・・・)
笹薮帯を抜けるとポンと山頂駅

人がざわめく山頂駅、スキーやスノボーでゲレンデを滑走していく
賑やかな坪庭に到着

(よっしゃ

ふんがぁー・・・
スゴイ人!
とたんに曇る ひとしさんの顔

たくさんの登山者たちがベンチに腰掛け装備を整えている。
年末最後の雪山登山を楽しもうって人でいっぱいなのだ

ひとちが?
ちょいと休憩、駅の二階にある休憩所で 腹ごしらえ

(うはははは!)

建物の中は暖かく、気温マイナス10℃の外とは大違い。
さてと本番、装備を整え いざ山頂に向けて出発だぁーっ


ここから先は アイゼン装着、ピッケルは必要なさそうなので
ストックで参戦してみることに。
白い銀世界の坪庭を散策しながら進む


いいねぇ~っ♪

分岐から北横岳方面へ。
いよいよ








あっ!
雪が降ってきた♪

山の急登を登っていく

右側には 縞枯山、その先には八ヶ岳の峰々が
連なっている絶景♪
きれい♪
しょうたろう選手、魅了されっぱなし

2000m以上ある標高の高い山への雪山登山なんて
初めてだもんね

雪がどんどん深くなっていく


それでも たくさん人が入っている山、ラッセルすることもなく
道迷いもない。
天気さえよければ 安心して雪山登山できる人気の山なのだ。
(うん、うん

北横岳ヒュッテに到着


たくさんの登山者たちが休憩中、横目でチラリ 先を急ぐ。
どっかり木々に覆いかぶさるように雪がついている

どひゃぁーっ!!

あまり雪に馴染みのない しょうたろう選手は
物珍しそうにキョロキョロ。
空は紺碧・・・
白銀の雪斜面を踏みしめて稜線を目指そう







ポンと出た!
白く輝く南峰!!

とたんに風が強くなった。
体感温度も低くなり 立ち止まっていると身体が凍えそう


三角点 タッチ♪

すげぇーっ!
しょうたろう選手が大声を上げる

南峰から見えた景色は 最高だった。
見たい?
見たいでしょ?
じゃ じゃぁ~~~ん!!
八ヶ岳連峰
蓼科山
稜線を移動、北峰に向かう


ドテ!

ちがこさん 宙を舞って すっ転ぶ

いてててて・・・
ありゃりゃ

慣れないアイゼン歩行の指導を しょうたろう選手にしていた割に
自らがコース脇の木の枝にアイゼンを引っかけ転倒するとは

(アブナイ場所ぢゃなくて よかった・・・)
短い距離の割に 数えきれない程の登山者とすれ違い 北峰に到着

(やったぁーっ

2011年、最後の山に登頂することができた

ひとちが、しょうたろう選手、大・大・大満足♪

雪山バンザイ!
雄大な景色、素晴らしいお天気

チャンスをくれた神様に感謝しなくちゃね♪
(賢パパ大明神、ありがと

そして・・・
しょうたろう選手には また新しい目標ができた


いい顔してるよ
しょうたろう選手♪
次回挑戦するのは 蓼科山! だとさ

後ろ髪ひかれながら 山を下る

八ヶ岳の峰々を眺めながら・・・

最高じゃん!

ヒュッテに戻ると 相変わらず たくさんの登山者、下っても
下っても まだまだ登山者がきれることはなく

(あはは。。。)
坪庭に無事到着、ここもまた大賑わい。
ロープウェイは使うわず 更に下っていく。
楽しかったね♪
またひとつ素晴らしい思い出ができた。
これから山男に成長していくであろう 若き獅子と共に
雪山に登れたこと

2011年、〆の山は 白く輝く ピーカン晴れの雪山だったよ♪
イエーっ!!

2011年12月26日
ホワイトクリスマス♪
2011/12/24
雪山から メリークリスマス♪
天狗岳
(八ヶ岳)
全山行 269回

標高 西天狗 2645,8m 東天狗
天気
晴れ・
曇り
山行時間 6時間45分
〈コース〉自宅(4:30)-唐沢鉱泉(7:30-7:45)-西尾根-西天狗(11:00-11:10)-
東天狗(11:40-11:50)-中山峠-黒百合ヒュッテ(12:50-1:00)-唐沢鉱泉(2:30)
ひとちがっちにも来てくれるかな?
サンタさん♪
クリスマスだから 雪山を楽しもう♪
今週 向かった先は八ヶ岳
週末のお天気は冬型の大荒れとTVでは連日注意を発令
(ひょぇぇぇ。。。)
『雪がガンガン降るかもしれない、ホワイトアウトして道迷い
したらどうしよう
』
おっかなびっくり唐沢鉱泉までの林道を ノロノロ走る ひとしさん
(あはは。)
八ヶ岳といえば、年末年始 山小屋のほとんどが営業する
登山者には嬉しいお山
さぞかし
クリスマスは 山小屋でのパーティーを楽しむ人たちが
いっぱいで コミコミに違いない
人気のある渋の湯の登山口は混雑しそうなので避けて
あえて唐沢鉱泉からの西尾根コースを歩くことにした ひとちが
唐沢鉱泉の前にある駐車場は無料であ~る
雪で埋もれた駐車場には すでに数台の車がいる。
さすがに雪山となると登山者は少ないのか?

今日はクリスマスなのに?
ありがたいことに駐車場にはトイレが併設されている。
冬季は通常使われているトイレは閉鎖されているが、すぐ横にある
仮設のトイレは使用可
(よかった よかった
)
気温はすでにマイナス10度
トイレが近いのは当たり前
さ~てと、トイレを拝借して出発することにしましょう!!

トイレの戸を開けた。
うわぁーーーっ!!
先に入った ひとしさんの叫び声が聞こえる
「ちがこさぁ~ん、このトイレ危ないですぅーっ
」
えっ?
危ない?
いったい何が危ないって
いうんだろ???
ちがこさんは想像した
たとえば、便器がなくて ポッカリ穴が開いていて
用を足しづらいとか?
ん~~~~ん、
よくわからん・・・
トイレから出てきた ひとしさんが言った。
「このトイレ、凍っていて壁や床がツルツルですよ
用を足すには 両側の壁に手をつっぱって ついでに足も壁を
つっぱらないと滑って転びますからね
」
えええええーーーーっ!?
戸を開ける。
見た目はフツーだった
が、よく見ると薄い鉄板の壁と床には薄い氷が張っている
図解してみよう

想像してもらえたかな?
恐怖のトイレ!
慎重に一歩足を床に置いてみる
つるるん♪
げっ↓
確かに滑る
こりゃ 一筋縄では用は足せそうもない
用を足す体制を取るまでに油断できないんので 壁を押さえながら
便器をまたぐ = 戸が閉められない
どうしれってか?
バランスを崩せば 間違いなくトイレで すっ転ぶに違いない
山歩く前にトイレで負傷するのは ゴメンだ
ズボンを下ろすにも、用を足すにも スクワットみたいな
へんちくりんな体制で閉口した
なんとか 生還・・・
出だしイッパツ トイレで無駄な体力を使ってしまった
(はぁぁぁ、、、)
さあ さあ 出発しますよぉーっ
もたもた してられません

唐沢鉱泉の前から橋を渡り 西尾根ルートを登って行く
橋の上から見た川は 凍りつき氷瀑になっていた

さすが人気の山、雪山とはいえトレースや赤テープがしっかりして
いるので迷うことはなさそうであ~る
ズンズン登っていく。

雪はパウダースノーに近く アイゼンなしでも十分登ることができた。
2年前の5月に同じコースを歩いたが 今時期より登山道は凍り
アイゼンなしでは登れなかった記憶
まだ 雪山に慣れていない ひとちが、ひとしさんが後方で
恐怖の症状、 おえーーーっ!
を連発していたような・・・
(あはははは!)
雪の積もった樹林帯は 薄暗く まるで冷凍庫の中にいるようであ~る
それでも樹林帯は風がこないからまだマシなのかも。

分岐を越え 高度を上げていく。
雪がどんどん多くなった。

稜線に出る前に装備を万全にしよう♪
目出し帽、アイゼン
完璧じゃん!
「もう少し早く歩けませんか?」
後方で ひとしさんが ちがこさんのお尻をつっつく
気温が低く 吸い込む空気は冷たい
肺が苦しい
冬用の登山靴と でっかいアイゼンは普段履き
なれている山靴よりの数倍重いような気がする。
「無理だしぃー
これ以上早くなんて歩けないもん
」
ぶぅたれながら ちがこさん ノロノロ山斜面を登っていく。
ようやく森林限界を抜け 第一展望台に出た

きゃぁーっ♪
すごぉ~~~い!!
雪の帽子をかぶった蓼科山&北横岳

下界は暖かく穏やかそうに見える

稜線に出ると急に風が強くなった
目出し帽から出ている頬が痛い
足元は樹林帯と違い 岩がゴロゴロとアイゼンでは歩きにくかった。
先を思えば 外すわけにもいかず ただひたすら ガニ股で
アイゼンを ひっかけないように慎重に歩く
うぉぉぉーーーーっ!!
西天狗が大きく立ちはだかる
ここまできたら引き返すなんてできない、目の前にある
山の頂にむかって進むべし!

うが
うが
うが
うが
お腹が減った
最後のひと登りをする前に 腹ごしらえしよう。
うま♪

と言いたかったが、おむすびはコチコチに凍っている
まるで 石でも食べているようであ~る
(あちゃぁー
)
そんでもいいのだ、とりあえずお腹が落ち着けば
(そう! そう!!)
荒い呼吸は 目出し帽の鼻と口を息で濡らす
外気に触れた口元は白く凍りつく。
口だけぢやなかった・・・
「あれ?
なんだか目がちゃんと開かないよ
」
振り返った ちがこさんの顔を見て ひとしさんが笑う。
「ツララになってます
」
鼻の隙間から出た蒸気は まつ毛に付着、白いビーズでも
あしらったかのように まつ毛が凍りついている

ツララは更に大きくなり 今度はまつ毛の上下が
ツララで合体しそうな勢いであ~る
ありゃりゃ・・・
まいったね
第二展望台に到着
西天狗までは あとひと登り!

がんばれぇーっ!!
ここからが大変だった
大きな岩のゴロゴロした山斜面を ほぼ直登、風は益々強くなり
気温はどんどん低くなっていった
体感温度、マイナス20度!
ただひたすら 風と寒さに耐えながら山頂を目指す
さびぃ~~~っ!!
それでなくても遅いペースの ちがこさんの足取りは
寒さと山靴の重さで更にペースダウン
このままじゃ ちがこさん、低体温症になりそうであ~る
一刻も早く なんとか山頂に出ねば
やったぁーっ♪
とうとう登りきった。
不思議なことに風は止んだ
(ラッキー♪)

広い西天狗からの景色を楽しもう
雪の八ヶ岳、なんて美しい景色・・・

空は雪雲が覆い始めている。
午後には雪が降り始めるかもしれない
クリスマスに雪が降ったらステキ♪

南八ヶ岳方面

蓼科山方面
そして ひとちがから皆様に愛を込めて
メリークリスマス♪

東天狗に向かおう
山頂には数名の登山者の姿が。

一気に登る。
ピッケルも持ち合わせてきたが 冬用のストックで使うことはなかった。
まだ柔らかい雪だもん、ピッケル刺さんないもんね

東天狗に到着、しっかり握り合った手
今年も二人で一年がんばれたね!

年末雪山に登れた ひとちが、大満足♪
(うん、うん
)

中山峠を経由して黒百合ヒュッテに向かう。
天狗の奥庭は 大きな石がゴロゴロしているのでアイゼンでは
危険と判断、緩やかに下れると思われた峠ルートを選んだのだ。
あまぁ~い!
そりゃ 天狗の奥庭よりはマシでしたがね。
やっぱし 足元大きな石がゴロゴロ、危険に変わりは
ありませんでしたな

途中、東天狗&西天狗を並べて見ることができるポイントがある。
改めて大満足

中山峠を経由してヒュッテまで下った

うぉ?
なんと ヒュッテ前のテン場には10数張のテントが
こんなにサブくても テン泊なんて まだまだ ひとちがには
無理そうであ~る。

修行を積んで出直そう・・・
ヒュッテの前にはたくさんの登山者、皆さん 渋の湯方面
からこられたようですな。
装備を整える。
アイゼンをはずし 緩やかに樹林帯を唐沢鉱泉まで
帰りにも ヒュッテでクリスマスを過ごす登山者の
パーティーとたくさんすれ違った。
きっと今夜は満員御礼だね!
樹林帯をズルズル下っていく。
アイゼンを外しただけでも 随分足が楽ちんになった。
(ほっ
)

ゴール♪
楽しい雪山歩きも終了
迷うこともなく、雪山を満喫できたね ひとしさん

本日一番怖かったのは?
やっぱり登山口のトイレかな?

メリークリスマス♪
うはははは!!
雪山から メリークリスマス♪
天狗岳
(八ヶ岳)
全山行 269回
標高 西天狗 2645,8m 東天狗
天気


山行時間 6時間45分
〈コース〉自宅(4:30)-唐沢鉱泉(7:30-7:45)-西尾根-西天狗(11:00-11:10)-
東天狗(11:40-11:50)-中山峠-黒百合ヒュッテ(12:50-1:00)-唐沢鉱泉(2:30)
ひとちがっちにも来てくれるかな?
サンタさん♪

今週 向かった先は八ヶ岳

週末のお天気は冬型の大荒れとTVでは連日注意を発令

(ひょぇぇぇ。。。)
『雪がガンガン降るかもしれない、ホワイトアウトして道迷い
したらどうしよう

おっかなびっくり唐沢鉱泉までの林道を ノロノロ走る ひとしさん

(あはは。)
八ヶ岳といえば、年末年始 山小屋のほとんどが営業する
登山者には嬉しいお山

さぞかし

いっぱいで コミコミに違いない

人気のある渋の湯の登山口は混雑しそうなので避けて
あえて唐沢鉱泉からの西尾根コースを歩くことにした ひとちが

唐沢鉱泉の前にある駐車場は無料であ~る

雪で埋もれた駐車場には すでに数台の車がいる。
さすがに雪山となると登山者は少ないのか?
今日はクリスマスなのに?
ありがたいことに駐車場にはトイレが併設されている。
冬季は通常使われているトイレは閉鎖されているが、すぐ横にある
仮設のトイレは使用可

(よかった よかった

気温はすでにマイナス10度

トイレが近いのは当たり前

さ~てと、トイレを拝借して出発することにしましょう!!
トイレの戸を開けた。
うわぁーーーっ!!
先に入った ひとしさんの叫び声が聞こえる

「ちがこさぁ~ん、このトイレ危ないですぅーっ


危ない?
いったい何が危ないって
いうんだろ???
ちがこさんは想像した

たとえば、便器がなくて ポッカリ穴が開いていて
用を足しづらいとか?
ん~~~~ん、
よくわからん・・・
トイレから出てきた ひとしさんが言った。
「このトイレ、凍っていて壁や床がツルツルですよ

用を足すには 両側の壁に手をつっぱって ついでに足も壁を
つっぱらないと滑って転びますからね

えええええーーーーっ!?
戸を開ける。
見た目はフツーだった

が、よく見ると薄い鉄板の壁と床には薄い氷が張っている




想像してもらえたかな?
恐怖のトイレ!
慎重に一歩足を床に置いてみる

つるるん♪
げっ↓
確かに滑る

こりゃ 一筋縄では用は足せそうもない

用を足す体制を取るまでに油断できないんので 壁を押さえながら
便器をまたぐ = 戸が閉められない
どうしれってか?
バランスを崩せば 間違いなくトイレで すっ転ぶに違いない

山歩く前にトイレで負傷するのは ゴメンだ

ズボンを下ろすにも、用を足すにも スクワットみたいな
へんちくりんな体制で閉口した

なんとか 生還・・・
出だしイッパツ トイレで無駄な体力を使ってしまった

(はぁぁぁ、、、)
さあ さあ 出発しますよぉーっ

もたもた してられません


唐沢鉱泉の前から橋を渡り 西尾根ルートを登って行く

橋の上から見た川は 凍りつき氷瀑になっていた

さすが人気の山、雪山とはいえトレースや赤テープがしっかりして
いるので迷うことはなさそうであ~る

ズンズン登っていく。

雪はパウダースノーに近く アイゼンなしでも十分登ることができた。
2年前の5月に同じコースを歩いたが 今時期より登山道は凍り
アイゼンなしでは登れなかった記憶

まだ 雪山に慣れていない ひとちが、ひとしさんが後方で
恐怖の症状、 おえーーーっ!
を連発していたような・・・
(あはははは!)
雪の積もった樹林帯は 薄暗く まるで冷凍庫の中にいるようであ~る

それでも樹林帯は風がこないからまだマシなのかも。

分岐を越え 高度を上げていく。
雪がどんどん多くなった。

稜線に出る前に装備を万全にしよう♪
目出し帽、アイゼン
完璧じゃん!
「もう少し早く歩けませんか?」
後方で ひとしさんが ちがこさんのお尻をつっつく

気温が低く 吸い込む空気は冷たい

肺が苦しい

冬用の登山靴と でっかいアイゼンは普段履き
なれている山靴よりの数倍重いような気がする。
「無理だしぃー

これ以上早くなんて歩けないもん


ようやく森林限界を抜け 第一展望台に出た


きゃぁーっ♪
すごぉ~~~い!!
雪の帽子をかぶった蓼科山&北横岳

下界は暖かく穏やかそうに見える

稜線に出ると急に風が強くなった

目出し帽から出ている頬が痛い

足元は樹林帯と違い 岩がゴロゴロとアイゼンでは歩きにくかった。
先を思えば 外すわけにもいかず ただひたすら ガニ股で
アイゼンを ひっかけないように慎重に歩く

うぉぉぉーーーーっ!!
西天狗が大きく立ちはだかる

ここまできたら引き返すなんてできない、目の前にある
山の頂にむかって進むべし!





お腹が減った

最後のひと登りをする前に 腹ごしらえしよう。
うま♪

と言いたかったが、おむすびはコチコチに凍っている
まるで 石でも食べているようであ~る

(あちゃぁー

そんでもいいのだ、とりあえずお腹が落ち着けば

(そう! そう!!)
荒い呼吸は 目出し帽の鼻と口を息で濡らす

外気に触れた口元は白く凍りつく。
口だけぢやなかった・・・
「あれ?
なんだか目がちゃんと開かないよ

振り返った ちがこさんの顔を見て ひとしさんが笑う。
「ツララになってます

鼻の隙間から出た蒸気は まつ毛に付着、白いビーズでも
あしらったかのように まつ毛が凍りついている


ツララは更に大きくなり 今度はまつ毛の上下が
ツララで合体しそうな勢いであ~る

ありゃりゃ・・・
まいったね

第二展望台に到着

西天狗までは あとひと登り!

がんばれぇーっ!!
ここからが大変だった

大きな岩のゴロゴロした山斜面を ほぼ直登、風は益々強くなり
気温はどんどん低くなっていった

体感温度、マイナス20度!
ただひたすら 風と寒さに耐えながら山頂を目指す

さびぃ~~~っ!!
それでなくても遅いペースの ちがこさんの足取りは
寒さと山靴の重さで更にペースダウン

このままじゃ ちがこさん、低体温症になりそうであ~る

一刻も早く なんとか山頂に出ねば

やったぁーっ♪
とうとう登りきった。
不思議なことに風は止んだ

(ラッキー♪)
広い西天狗からの景色を楽しもう

雪の八ヶ岳、なんて美しい景色・・・

空は雪雲が覆い始めている。
午後には雪が降り始めるかもしれない

クリスマスに雪が降ったらステキ♪
南八ヶ岳方面
蓼科山方面
そして ひとちがから皆様に愛を込めて

メリークリスマス♪

東天狗に向かおう

山頂には数名の登山者の姿が。

一気に登る。
ピッケルも持ち合わせてきたが 冬用のストックで使うことはなかった。
まだ柔らかい雪だもん、ピッケル刺さんないもんね

東天狗に到着、しっかり握り合った手

今年も二人で一年がんばれたね!

年末雪山に登れた ひとちが、大満足♪
(うん、うん


中山峠を経由して黒百合ヒュッテに向かう。
天狗の奥庭は 大きな石がゴロゴロしているのでアイゼンでは
危険と判断、緩やかに下れると思われた峠ルートを選んだのだ。
あまぁ~い!
そりゃ 天狗の奥庭よりはマシでしたがね。
やっぱし 足元大きな石がゴロゴロ、危険に変わりは
ありませんでしたな


途中、東天狗&西天狗を並べて見ることができるポイントがある。
改めて大満足


中山峠を経由してヒュッテまで下った



なんと ヒュッテ前のテン場には10数張のテントが

こんなにサブくても テン泊なんて まだまだ ひとちがには
無理そうであ~る。
修行を積んで出直そう・・・
ヒュッテの前にはたくさんの登山者、皆さん 渋の湯方面
からこられたようですな。
装備を整える。
アイゼンをはずし 緩やかに樹林帯を唐沢鉱泉まで

帰りにも ヒュッテでクリスマスを過ごす登山者の
パーティーとたくさんすれ違った。
きっと今夜は満員御礼だね!
樹林帯をズルズル下っていく。
アイゼンを外しただけでも 随分足が楽ちんになった。
(ほっ

ゴール♪
楽しい雪山歩きも終了

迷うこともなく、雪山を満喫できたね ひとしさん


本日一番怖かったのは?
やっぱり登山口のトイレかな?
メリークリスマス♪
うはははは!!
2011年02月04日
見たいでしょ? 氷爆 2!!
2011/1/30
お手軽散策コース♪
横谷渓谷
(奥秩父山塊エリア)

天気
曇り
ハイキングコース 駐車場(10:30)-乙女滝-霜降の滝-屏風岩-駐車場(12:00)
ハイキング時間 1時間30分
前日の山歩きはこちらから
山の二日目は お手軽に楽しめるハイキングコースを紹介しまぁ~す♪
冬の滝といえば やっぱり氷爆。
寒さは一番厳しいですが こんな時期だからこそ 美しい芸術品に出会うことができます。
あなたも みたいでしょ?
氷爆!
今回お世話になったのは、毎年冬になると行きたくなるお宿、八ヶ岳山麓 原村にある
オーベルジュ もえぎ野山荘 であ~る
(ひとちがイチオシのお宿です!)

ここのお宿のオーナーは 関西出身の山男、お山のガイド、料理の腕は天下一品!
(すべてオーナーの手作りですよ♪)
こだわりのお宿は 和風のステキな空間なのだ

囲炉裏でお茶を頂き、美味しいお料理と オーナーの楽しい山の話に夜はふけていく・・・

翌朝、ちがこさんはやらかしてしまった
何?
はい、呑みすぎです
美味しいお酒をたらふく頂き二日酔い、ゲロゲロ状態で朝を迎えた なさけない ちがこさん
ゲロッパ ゲロゲロ・・・
うっへぇーっ
気持ち悪い・・・
美味しい朝食も眺めることしかできず ちがこさんの朝ごはんは ひとしさんの胃袋に投入され 二人分の朝食を きれいさっっぱり食べきった ひとしさんはといえば・・・

腹いっぺぇーで 動けません・・・
(意外に大食漢の ひとしさん
)
お世話になりましたぁー!!
元気よくお宿を出発
本日は オーナーに教えてもらった 渓流、渋川の横谷渓谷を散策することにぃー♪
さっそく車で30分ほどの駐車場に車を停め 氷爆見学と洒落こみます

遊歩道の階段を下ると 乙女滝、祈りを捧げると願いが叶うとか?
昔乙女だった人もOKみたい
おぉぉぉぉーーーっ!
なかなか迫力のある滝です
もちろん コチコチに凍っています

観光客やカメラマンが多いので しっかり遊歩道の雪も踏まれているので ほとんど危ない箇所もありません。
幅広い遊歩道を歩きます

ゲロッパ ゲロゲロ・・・
イマイチ調子のでない ちがこさん
他三人には 白い目で見られ なんとも情けない
渓谷沿いには 所々山々から流れ落ちた水が凍り氷爆となっています
芸術的・・・
としかいいようのない美しい景色

もちろん渓谷も凍っています。

横谷温泉の横を通過し、霜降の滝へ向おう♪
危なくないとはいえ、やはり凍っている箇所もありますから慎重に!

霜降の滝に到着
たくさんのカメラマンが ひしめき合う絶景ポイント。


滝ももちろん素晴しいですが、渓谷沿いの遊歩道の壁側には スゴイ氷爆が・・・

なんで カメラマンの皆さんは こっちの氷爆を撮らないのかな?
不思議だとおもって よくよく見ると・・・
氷の最上部には 噴水が
噴水?
へっ?
するとカメラマンのおばあちゃんが教えてくれた。
「これは人工だから
」
なぁ~んだ、そういうわけね。
色も綺麗だし、人工じゃカメラマンたちも興味がないわけだ。
(変に納得
)

ゲロッパ ゲロゲロ・・・
相変わらず調子の悪い ちがこさん
そんでも進んじゃうもんねぇーっ
(だはははは
)
更に進むこと数十分
屏風岩の標柱に到着。
ここわぁー、スゴイです!
迫力満点!!

今年も氷の芸術品を楽しむことができた ひとちが

すえちせも 珍しいもの見ることができてよかったね。
(うん、うん
)

先にも見学できる滝がありますが 今回はここで終了。
遊歩道をぐるりと回って駐車場へ。
そして信州といえば 忘れちゃいけないのが やっぱり蕎麦
丁度お昼になったし、ちがこさんも ようやく復活したので 富士見にある そば処 おっこと亭で きりだめ蕎麦をいただいた ひとちが一行であります
(きりだめ蕎麦:大きな切箱に人数分のお蕎麦がてんこ盛りです。みんなでつっついて食べるんですよ。)

ひとちが、お味はどうだったの?
う~ん、超ウマウマ!!
今回も大満足の旅ができたね
寒さにクジケてちゃ 何も冬を楽しめないよ!
冬には冬の楽しみ方がある。
さあ、あなたも冬のアウトドアに出かけてみよう
ひとちが&すえちせみたいにね♪
見たいでしょ? 氷爆!!(西沢渓谷) はこちらから
(去年の氷爆見学)
お手軽散策コース♪
横谷渓谷
(奥秩父山塊エリア)
天気

ハイキングコース 駐車場(10:30)-乙女滝-霜降の滝-屏風岩-駐車場(12:00)
ハイキング時間 1時間30分


山の二日目は お手軽に楽しめるハイキングコースを紹介しまぁ~す♪
冬の滝といえば やっぱり氷爆。
寒さは一番厳しいですが こんな時期だからこそ 美しい芸術品に出会うことができます。
あなたも みたいでしょ?
氷爆!

オーベルジュ もえぎ野山荘 であ~る

(ひとちがイチオシのお宿です!)
ここのお宿のオーナーは 関西出身の山男、お山のガイド、料理の腕は天下一品!
(すべてオーナーの手作りですよ♪)
こだわりのお宿は 和風のステキな空間なのだ

囲炉裏でお茶を頂き、美味しいお料理と オーナーの楽しい山の話に夜はふけていく・・・
翌朝、ちがこさんはやらかしてしまった


はい、呑みすぎです

美味しいお酒をたらふく頂き二日酔い、ゲロゲロ状態で朝を迎えた なさけない ちがこさん

ゲロッパ ゲロゲロ・・・
うっへぇーっ

気持ち悪い・・・
美味しい朝食も眺めることしかできず ちがこさんの朝ごはんは ひとしさんの胃袋に投入され 二人分の朝食を きれいさっっぱり食べきった ひとしさんはといえば・・・
腹いっぺぇーで 動けません・・・
(意外に大食漢の ひとしさん

お世話になりましたぁー!!
元気よくお宿を出発

本日は オーナーに教えてもらった 渓流、渋川の横谷渓谷を散策することにぃー♪
さっそく車で30分ほどの駐車場に車を停め 氷爆見学と洒落こみます

遊歩道の階段を下ると 乙女滝、祈りを捧げると願いが叶うとか?
昔乙女だった人もOKみたい

おぉぉぉぉーーーっ!
なかなか迫力のある滝です

もちろん コチコチに凍っています

観光客やカメラマンが多いので しっかり遊歩道の雪も踏まれているので ほとんど危ない箇所もありません。
幅広い遊歩道を歩きます

ゲロッパ ゲロゲロ・・・
イマイチ調子のでない ちがこさん

他三人には 白い目で見られ なんとも情けない

渓谷沿いには 所々山々から流れ落ちた水が凍り氷爆となっています

芸術的・・・
としかいいようのない美しい景色

もちろん渓谷も凍っています。
横谷温泉の横を通過し、霜降の滝へ向おう♪
危なくないとはいえ、やはり凍っている箇所もありますから慎重に!
霜降の滝に到着

たくさんのカメラマンが ひしめき合う絶景ポイント。
滝ももちろん素晴しいですが、渓谷沿いの遊歩道の壁側には スゴイ氷爆が・・・

不思議だとおもって よくよく見ると・・・
氷の最上部には 噴水が

噴水?
へっ?
するとカメラマンのおばあちゃんが教えてくれた。
「これは人工だから


色も綺麗だし、人工じゃカメラマンたちも興味がないわけだ。
(変に納得

ゲロッパ ゲロゲロ・・・
相変わらず調子の悪い ちがこさん

そんでも進んじゃうもんねぇーっ

(だはははは

更に進むこと数十分

屏風岩の標柱に到着。
ここわぁー、スゴイです!
迫力満点!!
今年も氷の芸術品を楽しむことができた ひとちが

すえちせも 珍しいもの見ることができてよかったね。
(うん、うん

先にも見学できる滝がありますが 今回はここで終了。
遊歩道をぐるりと回って駐車場へ。


丁度お昼になったし、ちがこさんも ようやく復活したので 富士見にある そば処 おっこと亭で きりだめ蕎麦をいただいた ひとちが一行であります

(きりだめ蕎麦:大きな切箱に人数分のお蕎麦がてんこ盛りです。みんなでつっついて食べるんですよ。)
ひとちが、お味はどうだったの?
う~ん、超ウマウマ!!
今回も大満足の旅ができたね

寒さにクジケてちゃ 何も冬を楽しめないよ!
冬には冬の楽しみ方がある。
さあ、あなたも冬のアウトドアに出かけてみよう

ひとちが&すえちせみたいにね♪


(去年の氷爆見学)
2011年02月02日
すえちせ雪山珍道中♪
2011/1/29
予定外・・・
八子ヶ峰
(北八ヶ岳エリア)
全山行 219回
百名山 40座

標高 八子ヶ峰 東峰 1869m 西峰 1833m
天気
曇り
山行時間 3時間45分
〈コース〉自宅(6:00)-スズラン峠(10:00)-西峰(12:15)-2in1スキー場(1:30)
毎回、ひとちがの山歩きの写真を見て 雪山に行きたがる ちせこさん。
そのくせ 冬場になると 決まって必ず言う言葉・・・
「寒い時期は 冬ごもりするから・・・」
雪山に行くには 寒さなんか気にしてたら行けないよ!
70代半ば、それでなくても後期高齢者、雪山が大変なことは百も承知!
わかっていても すえちせは決めた!
今年も雪山へ行く!!
(素晴しい!! ぱちぱち!!)
そうはいえ 一週間前になると 必ず ちせこさんから電話がかかってくる。
(やっぱし
)
「週末は天気があんまりよくないみたいだよ、寒いみたいだし
」
ははぁ~ん、やっぱしクジケてるわけね。
宿も手配しちゃったしぃー、今更キャンセルなんてできないからね
(そう! そう!!)
とはいえ、すえちせがエライのは 出発当日は ちゃぁ~んと玄関先に山の支度をして待っていることなのだ。
(うはははは!)
ちがこさんの今回の計画は 先日歩いた八子ヶ峰を縦走だ。
ピストンは無理でも 西峰のスキー場の下りリフトを使えば すえちせの足でも縦走可能と
宿からは 山情報も届いている。
数日前に降雪があり、新雪の上を ゴキゲンなスノーシューハイキングができそうじゃん。
(いいぞ! いいぞ!)
さっそくスズラン峠から出発♪
ようやく支度ができた すえちせ。
ぶっ!
なんとも へんてこりんな格好であ~る
それじゃぁ まるで
赤だるま&黒だるま!
(がはははは
)

いくら寒いからといっても それだけ着膨れていれば 寒さなんか へっちゃらだね♪
天気予報では それほど天気も崩れることもなさそうじゃん
いざ 出発
(よっしゃ
)

乙女茶屋の横から登山道に突入。
駐車場の脇から直接登山道を歩けば 雪は踏まれているので深いこともない。
だぁ~れも足を踏み入れていない茶屋近辺は 脹脛辺りまでの積雪量。
スノーシューが苦手な すえちせは長靴で参戦!
一歩足を踏み入れた ちせこさんが叫ぶ。
「あ、歩きにくい
ウマっちゃうよ
」

ははははは・・・
ひとちがが先を行かないとダメそうですなこりゃ
ひとしさんのラッセルを先頭に 本線との合流を目指す。

一歩一歩がなかなか進まない すえちせ

「ずぅ~っと こんなに大変なわけ?」
すでに ちせこさんは半分クジケ
と、ともかく がんばりましょうか・・・
本線と合流。
ヒュッテ アルビレオまでの登りに突入
(うりゃ
)

踏まれた雪とはいえ雪道、雪山経験が少ない ちせこさんは 上手に登ることができず
ヨロヨロしながら進む。
(ひょぇぇっ、なんとも危なっかしいですな
)
一方、すえたろうさんは快調であ~る。
さすが雪国生まれ、得意の長靴歩きは健在だね
(うん、うん
)

八ヶ岳の山々が見え始めると分岐に到着、左に少し反れると展望台がある。
展望台までの稜線は トレースもなく数日前に降った雪はパウダースノーのまんま。
ゴキゲンに先を急ぐ ひとちが。

今回もそうだが、すえちせや じゃりんこ隊と山歩きをする時は 必ず ひとちがが下見した山を歩くのだ。
季節が違えば 山の状態も把握できないので なるべく期間を空けないで山案内をすることを心がけている。
一度歩いたコースだから 安心、安心
稜線沿いをひと登りすると 展望台に到着
雄大な雪山を前に感激する すえちせ・・・

スゴイねぇーっ!!

八ヶ岳山麓に立つ 別荘の小さな屋根に雪が積もり 夏場の木々で見えない景色も 冬場はくっきりと違う顔を覗かせている。
天気は どんより気味

先を急ごう
分岐まで戻り ヒュッテ アルレビオの赤い屋根まで直登。
はあ、はあ、はあ、はあっ・・・
長靴が滑るので ちせこさんはアイゼン装着。
それでも 雪で少し高くなった一歩は辛い
後方から ちがこさんは ちせこさんが ひっくり返らないようにサポート。

がんばれぇーっ!
ヒッッテに到着。
風がとたんに強くなった
うへっ!
激サブじゃん!

気温は氷点下10度、耳がちぎれそうに冷たい。
こんな時は やっぱし目出帽
あ゛――――っ・・・
益々 ブキミな集団になってしまった

ここからは稜線歩き、体制を整え東峰に向かう♪
小さなアップダウン、右には山頂に雪雲をかぶった蓼科山。

うが
うが
うが
うが

東峰に出た。
(よっしゃ
)

ひとちが一行を追うように登ってきた登山者たちは ここでUターン。
なぜならば・・・
その先の稜線にはトレースがなかったからであ~る。
高台に しばらく迷ったらしいトレースがあった。
(皆さんトレースがないと不安なんでしょうね
)

大丈V!
なんたって ちょいと前に歩いてますからね
(うひひひひ!)
迷わず高台を下り西峰のあるスキー場のリフトを目指す。
ちがこさんの後を 転がりそうになりながら すえちせも懸命についてくる。
がんばれぇーっ!!
あっ!
ちせこさん転倒

うはははは!
大丈夫ですよぉーっ
なんたって稜線です、道幅ありますから
雪が深い
スノーシューを履いた ひとちがの後を歩く すえちせも壺足は免れず悪戦・・・
がんばれぇーっ!!!

リフトの手間からは 雪の吹き溜まりができていた、雪庇であ~る
初めての経験、雪庇って どこを歩けばいいのか?

鹿の足跡があった。
すえたろうさんが教えてくれたことを ちがこさんは思い出す
「動物は危険な場所は歩かないから どこを歩いていいのかわからなかったら足跡を追うといい
」
ははぁ~ん、そうかぁーっ
鹿は 雪庇の端上から1mほどの所を歩いていた。
わかっていても ちがこさん的には高い場所を歩きたくないので とりあえず雪庇の下の 雪の少ない部分を歩いてみる
げっ 失敗・・・
腰辺りまでウマる
ダメだこりゃ!
やっぱし 鹿の足跡を歩かなきゃ。
ちがこさんも苦戦していたが 更に すえちせも
壺足に苦戦していた。

雪山でウマって苦戦している老夫婦、よくやりますなぁ

ようやくゴールの西峰に到着
(やったぁー
)

たくさんの スキーやスノボーを楽しむ人たちに賑わう山頂。

ちがこさんの予定では・・・
下山はリフトを使って スキー場の基地まで すえちせを降ろし 基地でお茶しててもらう予定だった。
その間に ひとちがはピストンで車を スズラン峠までとりに向うはずだったのだ。
ところが
リフトの管理室から 出てきた おじさんに いきなり猛烈に怒られた。
「そこ 危ないからどいて! これは上り専用のリフトだから 下りは乗れないから
」
と冷たく言われた。
があーーーーーーん
なんじゃ そりゃ?
別にただで乗せてくれって 言ってるわけじゃないじゃん
ケチんぼ!!
登山者には冷たいスキー場関係者
少々頭にきた ちがこさんではありマスが 乗せてもらえないんじゃ仕方ない。
予定変更、すえちせにはピストンは無理なので エスケープルートとしてスキー場の横を下ることに
(よっぽどゲレンデ付近を歩く方が危険だと思うんですが・・・)
後ろで声がする。
「乗せてもらえないの?」
不安そうな ちせこさん
リフトに乗れるとばかり思っていた ちせこさん、ここまでは がんばれたものの とうとうクジケた。
(ごめんね ちせこさん
)
とぼとぼ歩きだす・・・

「私は急いで車をとりに行きますから ちがこさん、先導頼みますね
」
そういって ひとしさんは風のように消えた。
乗れないもんは仕方ない
もうクジケて ちんぷり始めている ちせこさんを引きずるようにして下山開始。
(がんばりますよぉーっ
)

なんせスキー場ですから スゴイ勢いでスキーやスノボーの人たちが 山の斜面を滑るわけです。
当然のことながら 脇のゲレンデ外をあるく登山者は怖いわけで
(ひょぇぇぇぇーーーっ
)
後方から滑ってくる人たちを警戒しながら 慎重にゲレンデを ゆっくりと下る。
脇により過ぎると 腰までウマる深い雪。
何度も ズボっとはまる すえちせ。
(あちゃぁ
)

リフトで下れるって言ったのに・・・
もう、ちせこさんは
ブぅたれるどころの騒ぎじゃありません。
クジケ クジケ クジケ
横を見れば 意外にも雪にウマって遊んでいる すえたろうさん
(あは。)

携帯で ひとしさんと連絡を取りたくても余裕がなかったので いったい ひとしさんがどんな状況なのか。
きっと ひとしさんのこと、走って稜線を越え、時間的には変わらないで合流できるかも
なんとか かんとか無事 スキー場の基地に到着
(よかったぁー
)
「ちがこさんぁ~ん♪」
声がした。
見れば 身一つで身軽になった ひとしさんが立っている。
ひとしさんは 20分も前に基地に到着していたのでありました。
(さすが早い!)
よかった よかった・・・

最後まで 無事歩ききることができたね
ちせこさん、やや疲れていましたが元気です
(あはは。)
ひとちが一行が山を下り終わったのと同時に雪が降り始めた

車で移動、蓼科湖は凍りつきスケートができそうでしたな。

すぐ横にある聖光寺(交通安全のお寺)も見学したよ

お寺の鐘を響かせて 今日の無事を感謝。

ごぉぉぉーーーん

なんとも刺激的な雪山でしたな すえちせ!
(うん、うん
)
今夜のお宿は 毎年楽しみにしているグルメ宿。
続きは次回のブログでね、お楽しみにぃーっ♪
予定外・・・
八子ヶ峰
(北八ヶ岳エリア)
全山行 219回
百名山 40座
標高 八子ヶ峰 東峰 1869m 西峰 1833m
天気

山行時間 3時間45分
〈コース〉自宅(6:00)-スズラン峠(10:00)-西峰(12:15)-2in1スキー場(1:30)
毎回、ひとちがの山歩きの写真を見て 雪山に行きたがる ちせこさん。
そのくせ 冬場になると 決まって必ず言う言葉・・・
「寒い時期は 冬ごもりするから・・・」
雪山に行くには 寒さなんか気にしてたら行けないよ!
70代半ば、それでなくても後期高齢者、雪山が大変なことは百も承知!
わかっていても すえちせは決めた!
今年も雪山へ行く!!
(素晴しい!! ぱちぱち!!)

(やっぱし

「週末は天気があんまりよくないみたいだよ、寒いみたいだし

ははぁ~ん、やっぱしクジケてるわけね。
宿も手配しちゃったしぃー、今更キャンセルなんてできないからね

(そう! そう!!)
とはいえ、すえちせがエライのは 出発当日は ちゃぁ~んと玄関先に山の支度をして待っていることなのだ。
(うはははは!)

ピストンは無理でも 西峰のスキー場の下りリフトを使えば すえちせの足でも縦走可能と

宿からは 山情報も届いている。
数日前に降雪があり、新雪の上を ゴキゲンなスノーシューハイキングができそうじゃん。
(いいぞ! いいぞ!)
さっそくスズラン峠から出発♪
ようやく支度ができた すえちせ。
ぶっ!
なんとも へんてこりんな格好であ~る

それじゃぁ まるで
赤だるま&黒だるま!
(がはははは

いくら寒いからといっても それだけ着膨れていれば 寒さなんか へっちゃらだね♪
天気予報では それほど天気も崩れることもなさそうじゃん

いざ 出発

(よっしゃ

乙女茶屋の横から登山道に突入。
駐車場の脇から直接登山道を歩けば 雪は踏まれているので深いこともない。
だぁ~れも足を踏み入れていない茶屋近辺は 脹脛辺りまでの積雪量。
スノーシューが苦手な すえちせは長靴で参戦!
一歩足を踏み入れた ちせこさんが叫ぶ。
「あ、歩きにくい


ははははは・・・
ひとちがが先を行かないとダメそうですなこりゃ

ひとしさんのラッセルを先頭に 本線との合流を目指す。
一歩一歩がなかなか進まない すえちせ

「ずぅ~っと こんなに大変なわけ?」
すでに ちせこさんは半分クジケ

と、ともかく がんばりましょうか・・・
本線と合流。
ヒュッテ アルビレオまでの登りに突入

(うりゃ

踏まれた雪とはいえ雪道、雪山経験が少ない ちせこさんは 上手に登ることができず

(ひょぇぇっ、なんとも危なっかしいですな

一方、すえたろうさんは快調であ~る。
さすが雪国生まれ、得意の長靴歩きは健在だね

(うん、うん

八ヶ岳の山々が見え始めると分岐に到着、左に少し反れると展望台がある。
展望台までの稜線は トレースもなく数日前に降った雪はパウダースノーのまんま。
ゴキゲンに先を急ぐ ひとちが。
今回もそうだが、すえちせや じゃりんこ隊と山歩きをする時は 必ず ひとちがが下見した山を歩くのだ。
季節が違えば 山の状態も把握できないので なるべく期間を空けないで山案内をすることを心がけている。
一度歩いたコースだから 安心、安心

稜線沿いをひと登りすると 展望台に到着

雄大な雪山を前に感激する すえちせ・・・
スゴイねぇーっ!!
八ヶ岳山麓に立つ 別荘の小さな屋根に雪が積もり 夏場の木々で見えない景色も 冬場はくっきりと違う顔を覗かせている。
天気は どんより気味

先を急ごう

分岐まで戻り ヒュッテ アルレビオの赤い屋根まで直登。
はあ、はあ、はあ、はあっ・・・
長靴が滑るので ちせこさんはアイゼン装着。
それでも 雪で少し高くなった一歩は辛い

後方から ちがこさんは ちせこさんが ひっくり返らないようにサポート。
がんばれぇーっ!
ヒッッテに到着。
風がとたんに強くなった

うへっ!
激サブじゃん!
気温は氷点下10度、耳がちぎれそうに冷たい。
こんな時は やっぱし目出帽

あ゛――――っ・・・
益々 ブキミな集団になってしまった

ここからは稜線歩き、体制を整え東峰に向かう♪
小さなアップダウン、右には山頂に雪雲をかぶった蓼科山。





東峰に出た。
(よっしゃ

ひとちが一行を追うように登ってきた登山者たちは ここでUターン。

その先の稜線にはトレースがなかったからであ~る。
高台に しばらく迷ったらしいトレースがあった。
(皆さんトレースがないと不安なんでしょうね

大丈V!
なんたって ちょいと前に歩いてますからね

(うひひひひ!)
迷わず高台を下り西峰のあるスキー場のリフトを目指す。
ちがこさんの後を 転がりそうになりながら すえちせも懸命についてくる。
がんばれぇーっ!!

ちせこさん転倒

うはははは!
大丈夫ですよぉーっ

なんたって稜線です、道幅ありますから

雪が深い

スノーシューを履いた ひとちがの後を歩く すえちせも壺足は免れず悪戦・・・
がんばれぇーっ!!!
リフトの手間からは 雪の吹き溜まりができていた、雪庇であ~る

初めての経験、雪庇って どこを歩けばいいのか?
鹿の足跡があった。
すえたろうさんが教えてくれたことを ちがこさんは思い出す

「動物は危険な場所は歩かないから どこを歩いていいのかわからなかったら足跡を追うといい

ははぁ~ん、そうかぁーっ

鹿は 雪庇の端上から1mほどの所を歩いていた。
わかっていても ちがこさん的には高い場所を歩きたくないので とりあえず雪庇の下の 雪の少ない部分を歩いてみる

げっ 失敗・・・
腰辺りまでウマる

ダメだこりゃ!
やっぱし 鹿の足跡を歩かなきゃ。
ちがこさんも苦戦していたが 更に すえちせも

雪山でウマって苦戦している老夫婦、よくやりますなぁ

ようやくゴールの西峰に到着

(やったぁー

たくさんの スキーやスノボーを楽しむ人たちに賑わう山頂。

下山はリフトを使って スキー場の基地まで すえちせを降ろし 基地でお茶しててもらう予定だった。
その間に ひとちがはピストンで車を スズラン峠までとりに向うはずだったのだ。
ところが

リフトの管理室から 出てきた おじさんに いきなり猛烈に怒られた。
「そこ 危ないからどいて! これは上り専用のリフトだから 下りは乗れないから

と冷たく言われた。
があーーーーーーん
なんじゃ そりゃ?
別にただで乗せてくれって 言ってるわけじゃないじゃん

ケチんぼ!!
登山者には冷たいスキー場関係者

少々頭にきた ちがこさんではありマスが 乗せてもらえないんじゃ仕方ない。
予定変更、すえちせにはピストンは無理なので エスケープルートとしてスキー場の横を下ることに

(よっぽどゲレンデ付近を歩く方が危険だと思うんですが・・・)
後ろで声がする。
「乗せてもらえないの?」
不安そうな ちせこさん

リフトに乗れるとばかり思っていた ちせこさん、ここまでは がんばれたものの とうとうクジケた。
(ごめんね ちせこさん

とぼとぼ歩きだす・・・
「私は急いで車をとりに行きますから ちがこさん、先導頼みますね

そういって ひとしさんは風のように消えた。

乗れないもんは仕方ない

もうクジケて ちんぷり始めている ちせこさんを引きずるようにして下山開始。
(がんばりますよぉーっ

なんせスキー場ですから スゴイ勢いでスキーやスノボーの人たちが 山の斜面を滑るわけです。
当然のことながら 脇のゲレンデ外をあるく登山者は怖いわけで

(ひょぇぇぇぇーーーっ

後方から滑ってくる人たちを警戒しながら 慎重にゲレンデを ゆっくりと下る。
脇により過ぎると 腰までウマる深い雪。
何度も ズボっとはまる すえちせ。
(あちゃぁ

リフトで下れるって言ったのに・・・
もう、ちせこさんは

クジケ クジケ クジケ
横を見れば 意外にも雪にウマって遊んでいる すえたろうさん

(あは。)
携帯で ひとしさんと連絡を取りたくても余裕がなかったので いったい ひとしさんがどんな状況なのか。
きっと ひとしさんのこと、走って稜線を越え、時間的には変わらないで合流できるかも

なんとか かんとか無事 スキー場の基地に到着

(よかったぁー

「ちがこさんぁ~ん♪」
声がした。
見れば 身一つで身軽になった ひとしさんが立っている。
ひとしさんは 20分も前に基地に到着していたのでありました。
(さすが早い!)
よかった よかった・・・
最後まで 無事歩ききることができたね

ちせこさん、やや疲れていましたが元気です

(あはは。)
ひとちが一行が山を下り終わったのと同時に雪が降り始めた

車で移動、蓼科湖は凍りつきスケートができそうでしたな。
すぐ横にある聖光寺(交通安全のお寺)も見学したよ

お寺の鐘を響かせて 今日の無事を感謝。
ごぉぉぉーーーん
なんとも刺激的な雪山でしたな すえちせ!
(うん、うん


続きは次回のブログでね、お楽しみにぃーっ♪
2011年01月26日
岩と雪のミックス壁に挑む!
2011/1/23
厳冬期の冬山・・・
蓼科山
(北八ヶ岳エリア)
全山行 218回
百名山 40座

標高 蓼科山 2530m
天気
曇り
山行時間 5時間30分
〈コース〉自宅(5:00)-スズラン峠(7:45)-蓼科山(10:30-11:10)-スズラン峠(1:15)
山頂わぁー、激サブ!
サブいんじゃない・・・
さびぃ~~~~っ!!
の方が正しい。
寒さを通り越して 痛みさえ感じる厳冬期の冬山。
今週は いかなる山歩きとなったのか?
先日 ちがこさんの へんちくりんな計画のおかげで登りそこねた蓼科山
今週は雪が吹雪こうが、天気が怪しかろうが 登っちゃいますよぉーっ
(うりゃ
)

さっそく スズラン峠を出発、意外にも しっかりトレースのついた登山道、スノーシューもアイゼンも必要なしか
(あは
)

なだらかな登りから 急登に突入。
雪がなければ ゴロゴロした岩の登りでしょうが、しっかり雪の積もった登山道、道から外れることさえなければウマることもなし
(積雪量は1m程)
ズンズン登ろう!

振り返ると 少し前に ひとちががウロウロした八子ヶ峰

雲っているので どんよりと景色も冴えないのが現実
(はぁぁぁ
)
ふへぇぇぇ
なんだか はっきりしない天気だねぇ
あらら?
雪がパラつく。
ひらひらと舞い降りる 優しい雪♪
樹林帯は まるで雪のダンゴが木になっているようであ~る
(うは! うは! 面白い!)

登りは続く
そろそろアイゼンの出番がきた。
(よっしゃ
)

うが
うが
うが
うが 
うがぁぁぁーーーっ
森林限界は まだかいな
木々に樹氷がつき始める。

見上げると いつの間にか 山頂方向に 青い空が見え隠れしていた
(おぉぉぉーっ! 期待しちゃうね
)

ようやく
森林限界を抜けた。
(よっしゃ
)
うっへぇぇぇーーーっ!!
こ、ここ のぼんの?

蓼科山の山頂までは ゴロゴロの大きな石の登り。
木々がないから風が吹けば 恐ろしいことになるじゃんねぇー
(ひょぇぇぇーーーっ
)
って、本日は意外に穏やかなんですわ♪
(あは。)

重たいお尻で ちがこさんが登る

うんこらせ!
コースに立てられた赤いポールと黄色印を頼りに慎重に ひとしさんも続く
ガンバ!!
雪山を始めた最初のころは ちょっとのことが 恐ろしくてビクビクしていた ひとちがキャリアや技術は まだまだ未熟とはいえ、恐ろしいんじゃなくて 最近じゃぁ、登ったことのない雪山も ワクワクするようになった
こんなスゴイ雪山を歩くことが
できるんだもんねぇー♪
山の斜面をトラバースしていく
雪山だから どこを登ってもいいんだけど、やっぱり皆さんが歩いた跡の方が安心じゃん
(うはは!)

ようやく山頂のヒュッテ前に到着。
(ガッツ
)

将軍平方面から登ってきたらしい 数名のパーティー、ひとちがと同じ スズラン平から登ってきた登山者が数名と 山頂は夏場と違う少人数の登山者であ~る。
やったぁーっ!!
お腹すいた
さっそくヒュッテの風を防げる場所で おむすびをパクつく。
寒くて ありったけの衣類を着込む・・・
が
サブいもんは サブいんじゃぁーっ!

止まっていたら 凍えてしまう、ふんじゃぁ、足踏みしながら食べましょうか?
(あちゃぁ
)
腹いっぺぇー!!
と
言いたいけど 少しでも早く動かないと
凍死しそうなので 山ごはんもそこそこに 山頂標識に向かう。
(あらま
)
ん?山頂にいた皆さん、なんと簡易テントで休憩中。
そうだよね、こんなにサブくちゃ たまんないもん。
次回、風の強いお山にくる時は ひとちがも テントのフライシート持参しなくっちゃ
山頂標識のポールに到着
(イエー
)
ひょぇぇぇぇーーーっ!!
風強いしぃー、超サブいじゃん!!
こりゃたまらん
急いで目出帽着用。

おっと ちがこさん、鼻が出てます
低い鼻でも凍傷になっちゃうよぉー
大急ぎで鼻を隠す
それにしてもサブい
サブいんじゃなくて痛い


これこそ まさに
サビいぃぃぃぃぃーーーーっ!
って 言葉がぴったんこ
気温は氷点下15度、風が強いから体感温度も下がっているはず。
もうこうなると着膨れ、肌が露出しないようにするしかありませんな
冬用のグローブは ぶ厚いから 細かい作業がたぁ~いへん
ほとんど指先には感覚がなく なかなか思うように作業が進まない ひとちが。
カメラもバッテリーがダメになり、常に温めていないと写真さえも撮ることができない始末であ~る。
山頂の様子は こんなだったよ

さぁ~てと、下山しますかぁー
時刻は昼前なので まだ数名の登山者が山頂を目指し ひとちがとすれ違う。
さすが大きな山になると 冬装備をしっかりした登山者しか登ってきなせんな。
(あたり前です
)

天気も回復方向に向っている。
樹氷が
キラキラ
と山を飾り、サラサラ落ちる雪の白さは最高じゃん♪
(いいじゃん! いいじゃん!)

登りでは雲隠れしていた八ヶ岳、南アルプスも顔を出す。

益々 いいねぇーっ!!
ゴキゲンで下る

少し前に ひとちがが登った八子ヶ峰、ヒュッテ アルビオの赤い屋根が すっごく小さく見えたよ。
(うん、うん
)

スズラン峠に到着、時間も早いので 蓼科温泉の共同浴場に立ち寄った。
ほとんど貸切状態、あっちっちの温泉に のぉ~んびりつかった ひとちがでした♪
来週は、すえちせ登場、これまた雪山に挑む
お楽しみにぃー♪
厳冬期の冬山・・・
蓼科山
(北八ヶ岳エリア)
全山行 218回
百名山 40座
標高 蓼科山 2530m
天気

山行時間 5時間30分
〈コース〉自宅(5:00)-スズラン峠(7:45)-蓼科山(10:30-11:10)-スズラン峠(1:15)
山頂わぁー、激サブ!
サブいんじゃない・・・
さびぃ~~~~っ!!
の方が正しい。
寒さを通り越して 痛みさえ感じる厳冬期の冬山。
今週は いかなる山歩きとなったのか?
先日 ちがこさんの へんちくりんな計画のおかげで登りそこねた蓼科山

今週は雪が吹雪こうが、天気が怪しかろうが 登っちゃいますよぉーっ

(うりゃ

さっそく スズラン峠を出発、意外にも しっかりトレースのついた登山道、スノーシューもアイゼンも必要なしか

(あは

なだらかな登りから 急登に突入。
雪がなければ ゴロゴロした岩の登りでしょうが、しっかり雪の積もった登山道、道から外れることさえなければウマることもなし

(積雪量は1m程)
ズンズン登ろう!
振り返ると 少し前に ひとちががウロウロした八子ヶ峰

雲っているので どんよりと景色も冴えないのが現実

(はぁぁぁ

ふへぇぇぇ

なんだか はっきりしない天気だねぇ


雪がパラつく。
ひらひらと舞い降りる 優しい雪♪
樹林帯は まるで雪のダンゴが木になっているようであ~る

(うは! うは! 面白い!)
登りは続く

そろそろアイゼンの出番がきた。
(よっしゃ






うがぁぁぁーーーっ



木々に樹氷がつき始める。
見上げると いつの間にか 山頂方向に 青い空が見え隠れしていた

(おぉぉぉーっ! 期待しちゃうね

ようやく

(よっしゃ

うっへぇぇぇーーーっ!!
こ、ここ のぼんの?
蓼科山の山頂までは ゴロゴロの大きな石の登り。
木々がないから風が吹けば 恐ろしいことになるじゃんねぇー

(ひょぇぇぇーーーっ

って、本日は意外に穏やかなんですわ♪
(あは。)
重たいお尻で ちがこさんが登る

うんこらせ!
コースに立てられた赤いポールと黄色印を頼りに慎重に ひとしさんも続く

ガンバ!!
雪山を始めた最初のころは ちょっとのことが 恐ろしくてビクビクしていた ひとちがキャリアや技術は まだまだ未熟とはいえ、恐ろしいんじゃなくて 最近じゃぁ、登ったことのない雪山も ワクワクするようになった

こんなスゴイ雪山を歩くことが
できるんだもんねぇー♪
山の斜面をトラバースしていく

雪山だから どこを登ってもいいんだけど、やっぱり皆さんが歩いた跡の方が安心じゃん

(うはは!)
ようやく山頂のヒュッテ前に到着。
(ガッツ

将軍平方面から登ってきたらしい 数名のパーティー、ひとちがと同じ スズラン平から登ってきた登山者が数名と 山頂は夏場と違う少人数の登山者であ~る。
やったぁーっ!!
お腹すいた

さっそくヒュッテの風を防げる場所で おむすびをパクつく。
寒くて ありったけの衣類を着込む・・・
が
サブいもんは サブいんじゃぁーっ!
止まっていたら 凍えてしまう、ふんじゃぁ、足踏みしながら食べましょうか?
(あちゃぁ

腹いっぺぇー!!
と
言いたいけど 少しでも早く動かないと

(あらま

ん?山頂にいた皆さん、なんと簡易テントで休憩中。
そうだよね、こんなにサブくちゃ たまんないもん。
次回、風の強いお山にくる時は ひとちがも テントのフライシート持参しなくっちゃ

山頂標識のポールに到着

(イエー

ひょぇぇぇぇーーーっ!!
風強いしぃー、超サブいじゃん!!
こりゃたまらん

急いで目出帽着用。
おっと ちがこさん、鼻が出てます

低い鼻でも凍傷になっちゃうよぉー

大急ぎで鼻を隠す

それにしてもサブい

サブいんじゃなくて痛い



これこそ まさに
サビいぃぃぃぃぃーーーーっ!
って 言葉がぴったんこ

気温は氷点下15度、風が強いから体感温度も下がっているはず。
もうこうなると着膨れ、肌が露出しないようにするしかありませんな

冬用のグローブは ぶ厚いから 細かい作業がたぁ~いへん

ほとんど指先には感覚がなく なかなか思うように作業が進まない ひとちが。
カメラもバッテリーがダメになり、常に温めていないと写真さえも撮ることができない始末であ~る。
山頂の様子は こんなだったよ

さぁ~てと、下山しますかぁー

時刻は昼前なので まだ数名の登山者が山頂を目指し ひとちがとすれ違う。
さすが大きな山になると 冬装備をしっかりした登山者しか登ってきなせんな。
(あたり前です

天気も回復方向に向っている。
樹氷が


(いいじゃん! いいじゃん!)
登りでは雲隠れしていた八ヶ岳、南アルプスも顔を出す。
益々 いいねぇーっ!!
ゴキゲンで下る

少し前に ひとちがが登った八子ヶ峰、ヒュッテ アルビオの赤い屋根が すっごく小さく見えたよ。
(うん、うん

スズラン峠に到着、時間も早いので 蓼科温泉の共同浴場に立ち寄った。
ほとんど貸切状態、あっちっちの温泉に のぉ~んびりつかった ひとちがでした♪


お楽しみにぃー♪
2011年01月04日
雪崩の恐怖・・・
2011/1/2
冬山の醍醐味♪
八子ヶ峰
(北八ヶ岳エリア)
全山行 214回
百名山 40座

標高 東峰 1869m 西峰 1833m
天気
曇り・
晴れ
山行時間 6時間
〈コース〉自宅(5:00)-しらかば2in1スキー場(8:30)-尾根(10:00)-東峰(10:20)-ヒュッテ アルビレオ-女ノ神茶屋(蓼科山登山口 11:00-11:10)-ヒュッテ アルビレオ(12:05)-東峰(12:45)-西峰(1:05)-しらかば2in1スキー場(2:30)
ズッ
鈍い音がした。
山の壁面に亀裂が入ったのだ・・・
ひとしさんが危ない!
どうしたらいい?
「ひとしさん、動かないで 雪崩れるから・・・」
傾斜50度はあろうスキー場横の急斜面、尾根まであと1/5地点まで到達していた。
今、一歩でも動けば ひとしさんは間違いなく雪崩と共に落ちていくだろう・・・
蓼科山に登る予定だった
地図を眺めながら ちがこさんは欲張った。
(これが失敗の基でしたな
)
「ひとしさぁ~ん、どうせ蓼科山に登るんなら 八子ヶ峰も経由してかない? 峰の直下にスキー場があるから そこに車を停めよう
」
早朝、予定通り白樺湖から2in1スキー場の東駐車場に車を停める。
100mほど西にも駐車場はあるのだが 少しでも峰まで直登したい ひとちがとしては最短距離の東駐車場の方が便利なんじゃないかと思ったのであ~る。
甘かった・・・

スキー場を登れば簡単に峰まで到達できるはずだった
ところが スキー場を登ることは安全のため禁止とされており 仕方なく薦められたスキー場をはずれた 東側の樹林帯付近を登ることにした。
(あちゃぁーっ
)
どんよりと暗い天気、今にも雪が落ちてきそうな
美しく樹氷のついた林を横目に見ながら登り始める。

ズボ ズボ ズボ ズボッ
埋まる
それにしても スキー場から外れると こんなにも雪が深く積もっているのか?
先頭を行く ひとしさんはスノーシューを履いているとはいえ、脛まで埋まる程のトレースのない山の斜面をラッセルしながら進まなければいけなかった
(ふんがぁー
)

ともかく歩きにくい、どこを登ればいいんだろう
地図では 峰に近づく程 等高線の間隔は狭くなり急斜度を示していた。
(ひょぇぇぇーーーっ
)
なるべく なだらかに登っていきたい ひとちがではあったが、スキー場を登ることができないんだから 多少 急だろうが大変だろうが がんばるしかないのだ。
その上、夏場ならリフトを使わなくても登ることができる 夏道を歩けばよいが ここまで雪が深くなり 歩く人など誰もいない山の斜面、道なき道を選んで歩くしかない。
(はぁぁぁ。。。)
益々 傾斜は厳しくなっていく
急斜面は スノーシューでは歩きにくく、直登するには傾斜がキツすぎた。

ひとしさんは スキー場側に ゆるやかに山を巻くようにして高度をあげていった。
下を見れば 雪のすべり台、転べば止まらないかも
(怖いよぉ~~っ
)
足をすべらせるわけにはいかない。

樹林帯側には 軟らかいフワフワの雪が深く積もり歩きにくい。
スキー場側は 雪は浅く、斜度はキツイがゆっくり登ればなんとか進めるように思えた。
笑顔で振り返る ひとしさん。

その瞬間
ズッ
鈍い音がした。
山の壁面に亀裂が入った
日当たりがスキー場側の斜面は 積もった雪が緩んでいたのだ。
音がした瞬間に ひとしさんを巻くように10m四方に弧を描くように 深く亀裂が入ったのが見えた。
ひとしさんは気づいていないようであ~る
うわぁぁぁぁーーーっ!
ひ、ひとしさんが危ない!
どうしたらいい?
傾斜50度はあろうスキー場横の急斜面、尾根まであと1/5地点に到達していた。
今、一歩でも動けば ひとしさんは間違いなく雪崩と共に落ちていくだろう・・・
想像した瞬間 体が一瞬凍った
「ひとしさん、山に亀裂が入った、進めば雪崩れるかもしれないから 静かにこっちに戻って。」
えっ?
っといった顔で ひとしさんが振り返った。
いつもにはない ちがこさんの真剣な顔、当然 ひとしさんも表情が険しい。
先日、大山で雪崩事故のため数名の尊い命の火が消えた。
同じスキー場での出来事、ひとちがだけでなく 雪崩れた先にはたくさんのスキー客がいるのだ・・・
ひとちが ぴ~~んち!!
スノーシューでは後退することは不可能、方向転換しようとしても 急斜面のためスノーシーューでは上手く方向転換できないのだ。
いつもになく動揺、転び転落しそうになる ちがこさん。
(ひょぇぇぇーーーっ
)
音、振動をたててはいけない。
そろり そろりと慎重に戻る
ズッ
また雪がずれる
怖い・・・
恐怖に体が震え止らなかった。
なんとか安全地帯まで戻ることができた。
雪崩なくて
よかったぁーっ・・・
このルートでは峰には到達できないだろう。
(ダメじゃん
)
樹林帯方向を物色。
ん?
いい具合に林道のようなスペースの道らしきものが
(ラッキー♪)

雪は深いが進むっきゃない
遠回りにはなるけど 樹林帯を歩けば雪崩ることもないもんね。
膝丈の深い雪を ひとしさんはラッセルしていった。
がんばれぇーっ!!

少しずつ標高を上げる。
山の上を ちらちら見上げる ちがこさん。
どこか直登できる場所はないかと探していたのだ。
峰には到達できなくても 目的は蓼科山、登山口まで山を巻いて進むことができればラッキー。
八子ヶ峰には帰路に立ち寄ればいい。
しかし、とうとう行き止ってしまった
(ふぇぇーーーん
)

「この先は道がないようですよ。」
腰まであるササには雪が積もり、足を踏み入れれば深い。
その上、ササがスノーシューに絡みつき歩きにくいのだ。
樹林帯の枯れ枝も隙間なく枝が広がり これ以上進むことはできそうにもなかった
「少しもどろ♪ 山の斜面に登れそうな場所があったから
」
20mほど戻った場所、尾根が見える場所があったのを ちがこさんは確認していた。
ササは同じように深いが 上手く木につかまりながら登ればなんとかなるかも。
(始まっちゃいました ちがこさんの無謀なる挑戦がぁー
)
振り返ると ひとしさんが不満そうな顔をしている。
「私は下に下れば道路に出るからいいと思いますけど
」
確かに道路の確認はできていた。
しかし、道に出るってことは道路に従って山を巻かなくてはいけない = 長い距離を歩くことになる。
どう考えても上に向った方が早いじゃんねぇーっ
「登って様子を見てくるから待ってて!」
そう言うと ちがこさんはササを掻き分け山の斜面を直登しはじめた。
これぞ 冬山の醍醐味!
道なき道を進む ちがこさん
がさ がさ がさ がさ・・・

うっへぇーーーっ
こりゃ大変だぁーーーーっ!!
かなりの体力がいる
それでも進む
よっしゃ、樹林帯から出たぞぉーっ
「ひとしさぁ~ん、でたよぉーーーっ
」
おきざりにして見えなくなった ひとしさんに大声で叫んだ。
雪の積もったササをラッセルしながら ようやく尾根にでた。
やったぁーーーーっ♪
大喜びの ちがこさん。
自慢そうに ひとしさんが登ってくるのを待っていた。
数分後・・・
ひとしさんが登ってきた。
げっ・・・・
赤鬼登場!
(節分には まだ早いんですけど
)
ひとしさんは猛烈に怒っていたのだ
ダメだと反対したのに 勝手に ちがこさんが先に進んだから
ごめん・・・
ちがこさん、反省
ようやく尾根に出たものの、いったい自分達がどのあたりにいるのかわからない
たぶん、この辺りかと目星をつけ 尾根を蓼科山登山口方向に向って歩き出した。
「ここまできたけど かなりの体力を使っちゃいました、時間も予想以上にかかって蓼科山は ちょっと無理そうですね
」
いいんじゃない
予定変更、今日は八子ヶ峰を楽しめば
(あはは!)
ってことで とりあえず登山口まで向うことにぃー♪
稜線は 美しい樹氷が尾根を飾っている

黒い雲は 蓼科山、八ヶ岳の山頂付近にかかり どんよりとしていた。
トレースはないけどコースはしっかりあるので迷う心配もなし。
楽しいスノーシューハイキングの始まりだぁーっ♪

いっくよぉ~っ!!
しばらく歩くと なんと東峰に到着
ようやく自分達がいる場所を把握することができた ひとちが。

ヒュッテ アルビレオを通過する。
(山頂はここみたいです。)
冬季閉鎖、ここからは素晴しい星の輝きを 夏場楽しむことができる場所なのであ~る
青空が見え始めた。
北横岳も顔を出す

天気がよくなると 樹氷は白く美しい姿が倍増するねぇー

尾根をアップダウンして蓼科山の登山口にようやく到着
時刻は11時。
これから蓼科山を登って下るのには やはり時間が足りない。
日が暮れるのが早い冬場、雪も考慮すれば このままピストンで 八子ヶ峰を楽しむ方が無難であ~る。
(仕方ありませんな
)
ささっとランチを済ませて また尾根に向って登り始めた。

よぉ~く考えてみれば 最初から欲張らず この登山口に駐車場にすれば 蓼科山に向うこともできたし、こんな大変な山歩きもしないで 八子ヶ峰も歩けたはず

あ゛――――っ
今回は ちがこさんの 完全なる計画ミスです
まあ、いいとしましょう!
ステキな尾根を歩けるんだから♪

再びヒュッテまで登る。


どんどん天気は回復しぃー
青空に 美しい尾根が ひとちがを歓迎してくれる。

綺麗だねぇーっ!

写真を撮りまくる ひとしさん

東峰を通過、蓼科山の絶景地にきた。
数人の登山者が展望地から 顔を出した蓼科山の美しい姿を眺めていた。
きゃぁーっ♪
ひとちがもぉーっ!!

ん?
展望を楽しむ人の前には 一本の道があった。
尾根からはずれ、とんでもない樹林帯から続いている踏み跡

「変な人がいるもんだ、なんであんな場所からでてきたのかな?」
ん?
あれって もしかして ひとちがのだったりして!
やっぱしよく見ると それは ちがこさんが がんばって登ったトレースに間違いなかった。
ぶっ!
なんじゃん、朝はほとんど周りの景色が どんよりしていたでわからなかったけど、絶景ポイントだったんだ・・・
(はははは
)
うが
うが進む。
やっぱり尾根歩きはいいね♪
(うん、うん
)

リフトを使い、登山者たちがスノーシューを楽しんでいる。
ひとちがも リフト代をケチんなきゃよかったのか?
(反省すること多々ありマス
)
目的の西峰に到着
(やったね!)

ここはリフトの最高地点でもある。
たくさんのスキー&スノボーを楽しむ人で賑わう山頂。
(賑やかですなぁー
)

下山しよう。
今度はスキー場の西側の山斜面を下ることにした。
うほほ!
やはり 埋まる!
下りなので楽しいけどね。

はぁぁぁ・・・
同じ登るなら 西側の方がずっと楽チンだったかも

下ってきた山を見上げ、そんなことを
ぶぅたれる ひとちがであった
スキー場のエリアに到着

新年早々 ヤバイ山歩きでしたな ひとしさん。
次回は もうちょっと計画を慎重に 欲張り過ぎないようにしようね♪
帰り道、白樺湖にある すずらんの湯 におじゃました ひとちがでした
冬山の醍醐味♪
八子ヶ峰
(北八ヶ岳エリア)
全山行 214回
百名山 40座
標高 東峰 1869m 西峰 1833m
天気


山行時間 6時間
〈コース〉自宅(5:00)-しらかば2in1スキー場(8:30)-尾根(10:00)-東峰(10:20)-ヒュッテ アルビレオ-女ノ神茶屋(蓼科山登山口 11:00-11:10)-ヒュッテ アルビレオ(12:05)-東峰(12:45)-西峰(1:05)-しらかば2in1スキー場(2:30)
ズッ
鈍い音がした。
山の壁面に亀裂が入ったのだ・・・
ひとしさんが危ない!
どうしたらいい?
「ひとしさん、動かないで 雪崩れるから・・・」
傾斜50度はあろうスキー場横の急斜面、尾根まであと1/5地点まで到達していた。
今、一歩でも動けば ひとしさんは間違いなく雪崩と共に落ちていくだろう・・・
蓼科山に登る予定だった

地図を眺めながら ちがこさんは欲張った。
(これが失敗の基でしたな

「ひとしさぁ~ん、どうせ蓼科山に登るんなら 八子ヶ峰も経由してかない? 峰の直下にスキー場があるから そこに車を停めよう

早朝、予定通り白樺湖から2in1スキー場の東駐車場に車を停める。
100mほど西にも駐車場はあるのだが 少しでも峰まで直登したい ひとちがとしては最短距離の東駐車場の方が便利なんじゃないかと思ったのであ~る。
甘かった・・・
スキー場を登れば簡単に峰まで到達できるはずだった

ところが スキー場を登ることは安全のため禁止とされており 仕方なく薦められたスキー場をはずれた 東側の樹林帯付近を登ることにした。
(あちゃぁーっ

どんよりと暗い天気、今にも雪が落ちてきそうな

美しく樹氷のついた林を横目に見ながら登り始める。
ズボ ズボ ズボ ズボッ
埋まる

それにしても スキー場から外れると こんなにも雪が深く積もっているのか?
先頭を行く ひとしさんはスノーシューを履いているとはいえ、脛まで埋まる程のトレースのない山の斜面をラッセルしながら進まなければいけなかった

(ふんがぁー

ともかく歩きにくい、どこを登ればいいんだろう

地図では 峰に近づく程 等高線の間隔は狭くなり急斜度を示していた。
(ひょぇぇぇーーーっ

なるべく なだらかに登っていきたい ひとちがではあったが、スキー場を登ることができないんだから 多少 急だろうが大変だろうが がんばるしかないのだ。
その上、夏場ならリフトを使わなくても登ることができる 夏道を歩けばよいが ここまで雪が深くなり 歩く人など誰もいない山の斜面、道なき道を選んで歩くしかない。
(はぁぁぁ。。。)
益々 傾斜は厳しくなっていく

急斜面は スノーシューでは歩きにくく、直登するには傾斜がキツすぎた。
ひとしさんは スキー場側に ゆるやかに山を巻くようにして高度をあげていった。
下を見れば 雪のすべり台、転べば止まらないかも

(怖いよぉ~~っ

足をすべらせるわけにはいかない。
樹林帯側には 軟らかいフワフワの雪が深く積もり歩きにくい。
スキー場側は 雪は浅く、斜度はキツイがゆっくり登ればなんとか進めるように思えた。
笑顔で振り返る ひとしさん。
その瞬間

ズッ
鈍い音がした。
山の壁面に亀裂が入った

日当たりがスキー場側の斜面は 積もった雪が緩んでいたのだ。
音がした瞬間に ひとしさんを巻くように10m四方に弧を描くように 深く亀裂が入ったのが見えた。
ひとしさんは気づいていないようであ~る

うわぁぁぁぁーーーっ!
ひ、ひとしさんが危ない!
どうしたらいい?
傾斜50度はあろうスキー場横の急斜面、尾根まであと1/5地点に到達していた。
今、一歩でも動けば ひとしさんは間違いなく雪崩と共に落ちていくだろう・・・
想像した瞬間 体が一瞬凍った

「ひとしさん、山に亀裂が入った、進めば雪崩れるかもしれないから 静かにこっちに戻って。」

っといった顔で ひとしさんが振り返った。
いつもにはない ちがこさんの真剣な顔、当然 ひとしさんも表情が険しい。

同じスキー場での出来事、ひとちがだけでなく 雪崩れた先にはたくさんのスキー客がいるのだ・・・
ひとちが ぴ~~んち!!
スノーシューでは後退することは不可能、方向転換しようとしても 急斜面のためスノーシーューでは上手く方向転換できないのだ。
いつもになく動揺、転び転落しそうになる ちがこさん。
(ひょぇぇぇーーーっ

音、振動をたててはいけない。
そろり そろりと慎重に戻る

ズッ
また雪がずれる

怖い・・・
恐怖に体が震え止らなかった。
なんとか安全地帯まで戻ることができた。
雪崩なくて
よかったぁーっ・・・
このルートでは峰には到達できないだろう。
(ダメじゃん


ん?
いい具合に林道のようなスペースの道らしきものが

(ラッキー♪)
雪は深いが進むっきゃない

遠回りにはなるけど 樹林帯を歩けば雪崩ることもないもんね。
膝丈の深い雪を ひとしさんはラッセルしていった。
がんばれぇーっ!!
少しずつ標高を上げる。
山の上を ちらちら見上げる ちがこさん。
どこか直登できる場所はないかと探していたのだ。
峰には到達できなくても 目的は蓼科山、登山口まで山を巻いて進むことができればラッキー。
八子ヶ峰には帰路に立ち寄ればいい。
しかし、とうとう行き止ってしまった

(ふぇぇーーーん

「この先は道がないようですよ。」
腰まであるササには雪が積もり、足を踏み入れれば深い。
その上、ササがスノーシューに絡みつき歩きにくいのだ。
樹林帯の枯れ枝も隙間なく枝が広がり これ以上進むことはできそうにもなかった

「少しもどろ♪ 山の斜面に登れそうな場所があったから

20mほど戻った場所、尾根が見える場所があったのを ちがこさんは確認していた。
ササは同じように深いが 上手く木につかまりながら登ればなんとかなるかも。
(始まっちゃいました ちがこさんの無謀なる挑戦がぁー

振り返ると ひとしさんが不満そうな顔をしている。
「私は下に下れば道路に出るからいいと思いますけど

確かに道路の確認はできていた。
しかし、道に出るってことは道路に従って山を巻かなくてはいけない = 長い距離を歩くことになる。
どう考えても上に向った方が早いじゃんねぇーっ

「登って様子を見てくるから待ってて!」
そう言うと ちがこさんはササを掻き分け山の斜面を直登しはじめた。
これぞ 冬山の醍醐味!
道なき道を進む ちがこさん

がさ がさ がさ がさ・・・
うっへぇーーーっ
こりゃ大変だぁーーーーっ!!
かなりの体力がいる

それでも進む

よっしゃ、樹林帯から出たぞぉーっ

「ひとしさぁ~ん、でたよぉーーーっ

おきざりにして見えなくなった ひとしさんに大声で叫んだ。
雪の積もったササをラッセルしながら ようやく尾根にでた。
やったぁーーーーっ♪
大喜びの ちがこさん。
自慢そうに ひとしさんが登ってくるのを待っていた。
数分後・・・
ひとしさんが登ってきた。
げっ・・・・
赤鬼登場!
(節分には まだ早いんですけど

ひとしさんは猛烈に怒っていたのだ

ダメだと反対したのに 勝手に ちがこさんが先に進んだから

ごめん・・・
ちがこさん、反省

ようやく尾根に出たものの、いったい自分達がどのあたりにいるのかわからない

たぶん、この辺りかと目星をつけ 尾根を蓼科山登山口方向に向って歩き出した。
「ここまできたけど かなりの体力を使っちゃいました、時間も予想以上にかかって蓼科山は ちょっと無理そうですね

いいんじゃない

予定変更、今日は八子ヶ峰を楽しめば

(あはは!)
ってことで とりあえず登山口まで向うことにぃー♪
稜線は 美しい樹氷が尾根を飾っている

黒い雲は 蓼科山、八ヶ岳の山頂付近にかかり どんよりとしていた。
トレースはないけどコースはしっかりあるので迷う心配もなし。
楽しいスノーシューハイキングの始まりだぁーっ♪
いっくよぉ~っ!!
しばらく歩くと なんと東峰に到着

ようやく自分達がいる場所を把握することができた ひとちが。
ヒュッテ アルビレオを通過する。
(山頂はここみたいです。)
冬季閉鎖、ここからは素晴しい星の輝きを 夏場楽しむことができる場所なのであ~る

青空が見え始めた。
北横岳も顔を出す

天気がよくなると 樹氷は白く美しい姿が倍増するねぇー

尾根をアップダウンして蓼科山の登山口にようやく到着

時刻は11時。
これから蓼科山を登って下るのには やはり時間が足りない。
日が暮れるのが早い冬場、雪も考慮すれば このままピストンで 八子ヶ峰を楽しむ方が無難であ~る。
(仕方ありませんな

ささっとランチを済ませて また尾根に向って登り始めた。
よぉ~く考えてみれば 最初から欲張らず この登山口に駐車場にすれば 蓼科山に向うこともできたし、こんな大変な山歩きもしないで 八子ヶ峰も歩けたはず

あ゛――――っ
今回は ちがこさんの 完全なる計画ミスです

まあ、いいとしましょう!
ステキな尾根を歩けるんだから♪
再びヒュッテまで登る。
どんどん天気は回復しぃー

青空に 美しい尾根が ひとちがを歓迎してくれる。
綺麗だねぇーっ!
写真を撮りまくる ひとしさん

東峰を通過、蓼科山の絶景地にきた。
数人の登山者が展望地から 顔を出した蓼科山の美しい姿を眺めていた。
きゃぁーっ♪
ひとちがもぉーっ!!

展望を楽しむ人の前には 一本の道があった。
尾根からはずれ、とんでもない樹林帯から続いている踏み跡

「変な人がいるもんだ、なんであんな場所からでてきたのかな?」

あれって もしかして ひとちがのだったりして!
やっぱしよく見ると それは ちがこさんが がんばって登ったトレースに間違いなかった。
ぶっ!
なんじゃん、朝はほとんど周りの景色が どんよりしていたでわからなかったけど、絶景ポイントだったんだ・・・
(はははは



やっぱり尾根歩きはいいね♪
(うん、うん

リフトを使い、登山者たちがスノーシューを楽しんでいる。
ひとちがも リフト代をケチんなきゃよかったのか?
(反省すること多々ありマス

目的の西峰に到着

(やったね!)
ここはリフトの最高地点でもある。
たくさんのスキー&スノボーを楽しむ人で賑わう山頂。
(賑やかですなぁー

下山しよう。
今度はスキー場の西側の山斜面を下ることにした。
うほほ!
やはり 埋まる!
下りなので楽しいけどね。
はぁぁぁ・・・
同じ登るなら 西側の方がずっと楽チンだったかも

下ってきた山を見上げ、そんなことを


スキー場のエリアに到着

新年早々 ヤバイ山歩きでしたな ひとしさん。
次回は もうちょっと計画を慎重に 欲張り過ぎないようにしようね♪


2010年08月01日
原生林に住む 木霊とハイキングしよう♪
2010/07/25
八ヶ岳
ニュウ・中山・丸山
全山行 190回
百名山 37座

前日の山歩きはこちら
標高 ニュウ 2351m 中山 2496m 丸山 2329m
天気
晴れ
山行時間 6時間15分
距離 10km
〈コース〉麦草峠(7:00)-ニュウ(9:05-9:30)-中山(10:35)-中山展望台(10:45-11:00)-高見石小屋(11:50-12:15)-丸山(12:20)-麦草峠(1:15)
北八ヶ岳独特のステキなコース!
原生林に住む 木霊とハイキングしよう♪
ひとちが ニュウから富士山を眺める・・・
うひひひひ・・・
とっても快適な車中泊、標高1760mにあるピラタスロープウェイの駐車場は 先日 標高が低く暑くて失敗した車用の網戸が効果抜群の威力を発揮した
しかぁ~し、昨日の夜は雨がしょぼつき 早朝の八ヶ岳には雲がぁー・・・
せっかく原生林の森へのハイキングを計画していたけど これじゃ展望はイマイチかなぁ~?
ショートコースに変更するっきゃないぞ
麦草峠に移動
うへへ!
いつの間にやら お天気回復かぁー!!
明日はお仕事だけど 限界まで歩いちゃいますよぉー♪
(うりゃ!)

さっそく白駒池へ向う
麦草ヒュッテの横から
お花畑を突っ切り
樹林帯へ・・・


木道を とっとこ歩いてステキな白駒の奥庭見学

なぁ~んて綺麗なんでしょう♪

たくさんの写真家たちが 三脚を背負って行き来する。
緩やかな道を進めば 白駒池に到着。
キラキラ
光る大きなお池・・・
鴨の親子が気持ちよさそうに池を泳いでいる

空が黒くなるほどたくさんのトンボが空を舞う・・・
通過した白駒荘からは 夏休みを楽しむ子供たちの元気な声
(賑やかですなぁ~)
池の周りをしばらく歩いて 分岐に到着、いよいよニュウへと向う山道に突入だぁー
(よっしゃ
)
よいしょ よいしょ!
登れ! 登れ!!

原生林の樹林帯、木々の間から こぼれおちる光が 苔むした岩や木の根っこを照らす。
まるで木霊たちが あちらこちらから出てきそうな雰囲気・・・
あっ♪
木霊が笑った

よいですなぁー・・・

必死で登るんじゃなく 山を楽しむことができる心穏やかなコースだねぇー・・・
(うん、うん
)
湿原に出た
ワタスゲが ほわほわ揺れている
花の種類は少ないけど ゴキゲンな木道を ルンルン気分で通過♪

そして、一気にニュウまでひと登り
(がんばれぇー
)
ポンと出た稜線、北八ヶ岳から富士山を眺められるのは二箇所だけ。
八柱山とニュウからしか富士山は眺めることができないのであ~る
うはははは!
もちろぉ~ん 富士山見えましたよ。
ほぉ~らね!

稜線から見上げたニュウ、岩でゴチゴチじゃん
(ひょぇぇぇーーーっ
)

んなこと言ってないで 登ってみよう。
岩場をよじ登る。
(きゃぁーっ! 結構大変
)
山頂には すでにたくさんの登山者がいた。
山頂標識もない地味な山頂・・・
(うへ
)
ちがこさんは釘付けになった
何がって?
うひひひひ♪
山頂に一際目立っている とんがり岩!
とんがった岩のてっぺんはさぞかしスゴイに違いない!
他の登山者が去った後、ちがこさんは もちろんよじのぼってみる。
て、てっぺんに立つのは無理だけど 寝転ぶことはできるぞぉーっ
うがぁぁぁーーーーっ
空が青い!

天狗岳と反対側の景色は もちろん白駒池方面。
なかなか素晴しい景色だねぇー・・・

おや?
なにやら ひとしさんの服に?
「あっ♪
ちょうちょじゃん
」
慌てて ちがこさんカメラで激写、こんなに高い場所にも
蝶はとんでくるんだね・・・

飽きるまで展望を楽しんでニュウを後にする。
よっしゃ! 今度は中山へ向おう
今 下りたばかりのニュウの姿を稜線からしばし眺めてみた。
やっぱり とんがっている・・・
ははははは

うが
うが
うが
うが・・・
歩きますよぉー

中山に到着、これまた地味な山頂であ~る
(ぶぅ。)

でもね、少し先に展望台あり♪
わぁーぉ♪随分ハデな展望台じゃんねぇーっ
ちょっと蓼科山の山頂に雰囲気が似ているような。
(うはははは!)
さっそく ひとしさん、双眼鏡で景色を眺めてみる。

だだっ広く、岩がゴロゴロした展望地からは 天狗岳、蓼科山、茅野の町が美しい・・・


高見石小屋に向おう
せっかく登った中山を下る
ぶふぁぁぁーーーっ
な、長い・・・
気持ちのよい道とはいえ いいかげん飽きてきた
やっと下りきった小屋の前で ひとちが驚く
あちゃぁーっ
大混雑・・・
振り返ると 人ごみが嫌いな ひとしさんが半分ちんぷりかえっている・・・
さ、最悪な状況・・・


ちがこさん、ぴーーーんち!!
子供たちの集団登山の大パーティー、お年寄りの50名はいたであろう大パーティー、観光ついでの軽装登山者の集団などなど・・・
小屋の前はもちろん、横にある高見石も人で埋め尽くされていた・・・
どうしても 高見石に登りたい ちがこさんとしては ひとしさんの機嫌で諦めるわけにはいかん
(そうだ! そうだ!!)
ってなことで ザックを捨てて ずんずん岩を登る。
(うほほ。)

しぶしぶ後をついてきた ひとしさん、
「仕方ないか・・・
」といった顔。
いいの、いいの!
今度はいつこれるかわかんないんだから 多少の混雑はがまんしてね

次に進んだ丸山の山頂も大渋滞だった・・・
(がぁ~ん
)
山頂はもちろん、登山道の脇にも お年寄りたちが うじゃうじゃとお弁当を広げている。
「きっとみなさん高見石から 白駒池に下るんだね。」
反対コースで歩いてきた ひとちがはラッキーだったかも
麦草峠に戻ったのはお昼も過ぎた1時すぎ。
あ~ぁ、また一日お山を徘徊しちゃったね ひとしさん・・・
ステキな ステキな北八ヶ岳。
次回は秋の
紅葉に・・・
(また渋滞かもね
)
今週も楽しい山歩きを満喫した ひとちがであ~る。
八ヶ岳
ニュウ・中山・丸山
全山行 190回
百名山 37座


標高 ニュウ 2351m 中山 2496m 丸山 2329m
天気

山行時間 6時間15分
距離 10km
〈コース〉麦草峠(7:00)-ニュウ(9:05-9:30)-中山(10:35)-中山展望台(10:45-11:00)-高見石小屋(11:50-12:15)-丸山(12:20)-麦草峠(1:15)
北八ヶ岳独特のステキなコース!
原生林に住む 木霊とハイキングしよう♪
ひとちが ニュウから富士山を眺める・・・
うひひひひ・・・
とっても快適な車中泊、標高1760mにあるピラタスロープウェイの駐車場は 先日 標高が低く暑くて失敗した車用の網戸が効果抜群の威力を発揮した



せっかく原生林の森へのハイキングを計画していたけど これじゃ展望はイマイチかなぁ~?
ショートコースに変更するっきゃないぞ

麦草峠に移動

うへへ!
いつの間にやら お天気回復かぁー!!
明日はお仕事だけど 限界まで歩いちゃいますよぉー♪
(うりゃ!)
さっそく白駒池へ向う

麦草ヒュッテの横から


木道を とっとこ歩いてステキな白駒の奥庭見学

なぁ~んて綺麗なんでしょう♪
たくさんの写真家たちが 三脚を背負って行き来する。
緩やかな道を進めば 白駒池に到着。


鴨の親子が気持ちよさそうに池を泳いでいる

空が黒くなるほどたくさんのトンボが空を舞う・・・
通過した白駒荘からは 夏休みを楽しむ子供たちの元気な声

(賑やかですなぁ~)
池の周りをしばらく歩いて 分岐に到着、いよいよニュウへと向う山道に突入だぁー

(よっしゃ

よいしょ よいしょ!
登れ! 登れ!!
原生林の樹林帯、木々の間から こぼれおちる光が 苔むした岩や木の根っこを照らす。
まるで木霊たちが あちらこちらから出てきそうな雰囲気・・・

あっ♪
木霊が笑った

よいですなぁー・・・
必死で登るんじゃなく 山を楽しむことができる心穏やかなコースだねぇー・・・
(うん、うん

湿原に出た

ワタスゲが ほわほわ揺れている

花の種類は少ないけど ゴキゲンな木道を ルンルン気分で通過♪
そして、一気にニュウまでひと登り

(がんばれぇー

ポンと出た稜線、北八ヶ岳から富士山を眺められるのは二箇所だけ。
八柱山とニュウからしか富士山は眺めることができないのであ~る

うはははは!
もちろぉ~ん 富士山見えましたよ。
ほぉ~らね!
稜線から見上げたニュウ、岩でゴチゴチじゃん

(ひょぇぇぇーーーっ

んなこと言ってないで 登ってみよう。
岩場をよじ登る。
(きゃぁーっ! 結構大変

山頂には すでにたくさんの登山者がいた。
山頂標識もない地味な山頂・・・
(うへ

ちがこさんは釘付けになった

何がって?
うひひひひ♪
山頂に一際目立っている とんがり岩!
とんがった岩のてっぺんはさぞかしスゴイに違いない!
他の登山者が去った後、ちがこさんは もちろんよじのぼってみる。
て、てっぺんに立つのは無理だけど 寝転ぶことはできるぞぉーっ

うがぁぁぁーーーーっ
空が青い!
天狗岳と反対側の景色は もちろん白駒池方面。
なかなか素晴しい景色だねぇー・・・


なにやら ひとしさんの服に?
「あっ♪


慌てて ちがこさんカメラで激写、こんなに高い場所にも

飽きるまで展望を楽しんでニュウを後にする。
よっしゃ! 今度は中山へ向おう

今 下りたばかりのニュウの姿を稜線からしばし眺めてみた。
やっぱり とんがっている・・・
ははははは





歩きますよぉー

中山に到着、これまた地味な山頂であ~る

(ぶぅ。)
でもね、少し先に展望台あり♪
わぁーぉ♪随分ハデな展望台じゃんねぇーっ

ちょっと蓼科山の山頂に雰囲気が似ているような。
(うはははは!)
さっそく ひとしさん、双眼鏡で景色を眺めてみる。
だだっ広く、岩がゴロゴロした展望地からは 天狗岳、蓼科山、茅野の町が美しい・・・
高見石小屋に向おう

せっかく登った中山を下る

ぶふぁぁぁーーーっ
な、長い・・・
気持ちのよい道とはいえ いいかげん飽きてきた

やっと下りきった小屋の前で ひとちが驚く

あちゃぁーっ
大混雑・・・
振り返ると 人ごみが嫌いな ひとしさんが半分ちんぷりかえっている・・・

さ、最悪な状況・・・



ちがこさん、ぴーーーんち!!
子供たちの集団登山の大パーティー、お年寄りの50名はいたであろう大パーティー、観光ついでの軽装登山者の集団などなど・・・

小屋の前はもちろん、横にある高見石も人で埋め尽くされていた・・・

どうしても 高見石に登りたい ちがこさんとしては ひとしさんの機嫌で諦めるわけにはいかん

(そうだ! そうだ!!)
ってなことで ザックを捨てて ずんずん岩を登る。
(うほほ。)
しぶしぶ後をついてきた ひとしさん、
「仕方ないか・・・

いいの、いいの!
今度はいつこれるかわかんないんだから 多少の混雑はがまんしてね

次に進んだ丸山の山頂も大渋滞だった・・・
(がぁ~ん

山頂はもちろん、登山道の脇にも お年寄りたちが うじゃうじゃとお弁当を広げている。
「きっとみなさん高見石から 白駒池に下るんだね。」
反対コースで歩いてきた ひとちがはラッキーだったかも

麦草峠に戻ったのはお昼も過ぎた1時すぎ。
あ~ぁ、また一日お山を徘徊しちゃったね ひとしさん・・・

ステキな ステキな北八ヶ岳。
次回は秋の

(また渋滞かもね

今週も楽しい山歩きを満喫した ひとちがであ~る。
2009年06月26日
シマシマ山に登っちゃえ! 五月の連休 三日目!
2009/05/03
茶臼山・縞枯山・八柱山
標高 茶臼山(2382m) 縞枯山(2402m) 八柱山(2114m)
天気
晴れ
山行時間 7時間30分
距離 13.94km

初日の話はこちら
二日目の話はこちら
〈コース〉麦草峠(7:30-7:45)-中小場(8:30-8:35)-茶臼山・展望台(9:00-9:10)-縞枯山・山頂(10:00-10:05)-雨池峠(10:35)-雨池(11:20-12:00)-八柱山(1:00-1:20)-雨池(1:50)-麦草峠(3:15)
北八ヶ岳山行3日目、初日の坪庭付近まで 山越えしよう!
どこまで歩く ひとちが?
予定外の八柱山までの長い 長ぁ~い ロ~ング山行・・・
今日もまた日は昇る そして お気楽な ひとちがの山行が始まった・・・(うりゃ!)
本日は 麦草峠から初日に山行した坪庭の近くまで お山を二つ越えて雨池を目指そう
麦草峠は標高が2120mとすでに八ヶ岳でも高い位置にある峠であ~る。
八ヶ岳を横断するメルヘン街道の最高点でもあり 北、南、どちらの山行をするにも もってこいのポイントなのだ。(
ほぉ。。。)
すでに 麦草ヒュッテ近くの無料駐車場は満車状態、なかには駐車場にテントを張る登山者もいた。
最近トイレも設置され 更に山行しやすくなっている。
すぐ近くには 大型の駐車場もあるが有料のため もちろんケチケチ山行の ひとちがとしては無料駐車場に停めなくてはいけない使命感がある・・・(だはは、、、)
さて、本日は道を挟んで北に向う。
明日はお天気がよければ 同じ峠から南に向うつもりなのだが なんとも お天気は怪しい・・・
晴れているうちに存分に山行を楽しまなければ!(そうだ!そうだ!!)
ってわけで さっそく登山開始

小さな茶水池を右手に 大石峠を越え 茶臼山に向う。
ほとんど登山道は まっすぐに伸びており 人気のあるコースにはしっかりと雪の土手ができていた。

それにしても毎回思うのだが この時期、早朝はよいのだが 日中になると雪が溶け始め 登山道はゆるくなり つぼ足になるパターンで歩きにくい・・・(
ぶぅ。)
今日もまた つぼ足を警戒しながらの雪道歩きであ~る。
被害者は いつも ちがこさん、だって いつだって先頭さんなんだもん
重い荷物を背負う ひとしさんは よほどのことがない限り 踏み抜くことはないわけだ。
まぁ、いいでしょう。
ほどよい斜面を登ると 中小場に到着。(やったぁー!)
一瞬 茶臼山に着いちゃったかと喜んだ ちがこさんだが そんなに甘いわけないじゃんねぇー・・・
中小場は展望スポットなのであった。(
ははは。。。)

更に登山道は続く、縞枯山と続いているが 尾根ではないので いったん標高を下げ、再び登りが始まる。
息がきれてきた・・・
縞枯山の山頂は 展望台から右に反れた位置にあり 枯れたシマシマ模様の正体は 緑の木々に混じる 枯れた木の幹の残骸が線のように山に模様を作っているのである。(面白いですなぁ。)
これがまた 遠くから眺めると美しいのであ~る。

二つの山の展望台は 日本アルプスの展望がよい。

山越えが厳しくなった場合は 山を巻くように なだらかなパノラマコースもあり雪山初心者にはもってこいなのかも。
冬場はバックカントリースキーやスノーシューのコースとして親しまれているのもよくわかる。(うん、うん。)

縞枯山の山頂からは 急な下りになる。

縞枯山荘の分岐から 更に下る 下る 下りきった場所に雨池があった。
お山の中にこんなに でっかい池があるなんて なんとも不思議・・・
なんといっても 池を一周するのに30分はかかるのだから大したもんだ。
でもねぇー! 一周回っても 今日は余裕だもんねぇー!!(うひひひひ。。。)
雨池でランチをしながら 地図を眺めていると 近くにお手軽な山行時間で行けそうな お山発見♪(でへへ!! 始まっちゃいました 寄り道の大好きな ひとちが。)
へ へ へ !
見逃すわけがない!!
さっそく ウガウガ登り始めた。
カラマツの美しい樹林帯を通り 小さな水溜り、神ノ池を樹間に見ながら ゆるやかに登っていった・・・
しかぁ~し、目的地には この時期 あまり人が入らないらしい・・
トレースはあるものの つぼ足がひどい・・・(
うげげげ、、、)
険しくはないものの かなり疲れた。
ようやく山頂、その名は八柱山。(やばしらやま)
どでんと 大きな鉄塔が立つ あまり
ぱっとしないお山であ~る。
天気がよければ富士山を見ることができるそうで ちょっぴり期待はしていたものの やや曇ってきた方向の先に 富士山を見ることはできなかった。(残念。)

ひとちがより 一足早く到着した 関西方面からきたという登山者も残念そうであ~る。
彼もまた 昨日、天狗岳にトライしたものの 山頂を踏むことができなかった登山者であった。(また挑戦してね!)
ピストンで雨池に向う。
帰路は早い、あっという間に池に到着、帰りのコースは深い樹林ルートを通り、越えてきた茶臼山と縞枯山を巻くように なだらかに続いている・・・
これが 長いのなんのって!
いい加減 飽きてきた・・・(
はぁぁぁっっ・・・)
途中のある 地獄谷とよばれているポイントも よくわからず ぽんと 木道の続く茶水池の反対側に出てしまった・・・
ははは。。。なかなかよかったよね、ロング山行・・
さすがに 三日も入浴していないと お風呂が恋しくなり ベースキャンプに戻る途中にある 共同浴場なるものに立ち寄ってみる。
入浴料が400円とお手ごろだったので・・・(はっはっは!!)
泉質はすごくいい!
ちょっとカビの生えた浴室には閉口したけど シャワ-もなく 湧き出す温泉と水の出る 二つの蛇口を交互に使い体を洗わなくてはいけない 昔ながらの銭湯のような施設に ビックリしながらも 快適に汗を流すことのできた ひとちがであった・・・(人気のお風呂だったようで コミコミでした。)
さて、入り口で一時間の入浴の約束で分かれた ひとちが。
源泉が45度もある あっちっちのお風呂に 一時間も ひとしさんがつかっていられるわけがない!(
やっぱりねぇー。)
約束の時間より30分も早く出た ひとしさんは 近くにある 大滝なる滝を ひとりで見にいったらしい・・・(
ずるいじゃんねぇー。。。)
ひとしさん曰く、たいした滝じゃなかったと ちがこさんは なだめすかされ納得、売店で冷たい
ビールを購入して さっぱり すっきり ベースキャンプで美味しく夕食を♪
なんて楽しい山行
その夜・・・
気持ちよぉ~く眠れた ひとちがの二人でしたぁー!!
明日はどうかな?
お天気次第!
四日目の話はこちら
茶臼山・縞枯山・八柱山
標高 茶臼山(2382m) 縞枯山(2402m) 八柱山(2114m)
天気

山行時間 7時間30分
距離 13.94km





〈コース〉麦草峠(7:30-7:45)-中小場(8:30-8:35)-茶臼山・展望台(9:00-9:10)-縞枯山・山頂(10:00-10:05)-雨池峠(10:35)-雨池(11:20-12:00)-八柱山(1:00-1:20)-雨池(1:50)-麦草峠(3:15)
北八ヶ岳山行3日目、初日の坪庭付近まで 山越えしよう!
どこまで歩く ひとちが?
予定外の八柱山までの長い 長ぁ~い ロ~ング山行・・・
今日もまた日は昇る そして お気楽な ひとちがの山行が始まった・・・(うりゃ!)
本日は 麦草峠から初日に山行した坪庭の近くまで お山を二つ越えて雨池を目指そう

麦草峠は標高が2120mとすでに八ヶ岳でも高い位置にある峠であ~る。
八ヶ岳を横断するメルヘン街道の最高点でもあり 北、南、どちらの山行をするにも もってこいのポイントなのだ。(

すでに 麦草ヒュッテ近くの無料駐車場は満車状態、なかには駐車場にテントを張る登山者もいた。
最近トイレも設置され 更に山行しやすくなっている。
すぐ近くには 大型の駐車場もあるが有料のため もちろんケチケチ山行の ひとちがとしては無料駐車場に停めなくてはいけない使命感がある・・・(だはは、、、)
さて、本日は道を挟んで北に向う。
明日はお天気がよければ 同じ峠から南に向うつもりなのだが なんとも お天気は怪しい・・・

晴れているうちに存分に山行を楽しまなければ!(そうだ!そうだ!!)
ってわけで さっそく登山開始


小さな茶水池を右手に 大石峠を越え 茶臼山に向う。
ほとんど登山道は まっすぐに伸びており 人気のあるコースにはしっかりと雪の土手ができていた。

それにしても毎回思うのだが この時期、早朝はよいのだが 日中になると雪が溶け始め 登山道はゆるくなり つぼ足になるパターンで歩きにくい・・・(

今日もまた つぼ足を警戒しながらの雪道歩きであ~る。
被害者は いつも ちがこさん、だって いつだって先頭さんなんだもん

重い荷物を背負う ひとしさんは よほどのことがない限り 踏み抜くことはないわけだ。
まぁ、いいでしょう。
ほどよい斜面を登ると 中小場に到着。(やったぁー!)
一瞬 茶臼山に着いちゃったかと喜んだ ちがこさんだが そんなに甘いわけないじゃんねぇー・・・

中小場は展望スポットなのであった。(


更に登山道は続く、縞枯山と続いているが 尾根ではないので いったん標高を下げ、再び登りが始まる。
息がきれてきた・・・
縞枯山の山頂は 展望台から右に反れた位置にあり 枯れたシマシマ模様の正体は 緑の木々に混じる 枯れた木の幹の残骸が線のように山に模様を作っているのである。(面白いですなぁ。)
これがまた 遠くから眺めると美しいのであ~る。

二つの山の展望台は 日本アルプスの展望がよい。

山越えが厳しくなった場合は 山を巻くように なだらかなパノラマコースもあり雪山初心者にはもってこいなのかも。
冬場はバックカントリースキーやスノーシューのコースとして親しまれているのもよくわかる。(うん、うん。)

縞枯山の山頂からは 急な下りになる。

縞枯山荘の分岐から 更に下る 下る 下りきった場所に雨池があった。
お山の中にこんなに でっかい池があるなんて なんとも不思議・・・
なんといっても 池を一周するのに30分はかかるのだから大したもんだ。
でもねぇー! 一周回っても 今日は余裕だもんねぇー!!(うひひひひ。。。)
雨池でランチをしながら 地図を眺めていると 近くにお手軽な山行時間で行けそうな お山発見♪(でへへ!! 始まっちゃいました 寄り道の大好きな ひとちが。)
へ へ へ !
見逃すわけがない!!
さっそく ウガウガ登り始めた。
カラマツの美しい樹林帯を通り 小さな水溜り、神ノ池を樹間に見ながら ゆるやかに登っていった・・・
しかぁ~し、目的地には この時期 あまり人が入らないらしい・・
トレースはあるものの つぼ足がひどい・・・(

険しくはないものの かなり疲れた。
ようやく山頂、その名は八柱山。(やばしらやま)
どでんと 大きな鉄塔が立つ あまり

天気がよければ富士山を見ることができるそうで ちょっぴり期待はしていたものの やや曇ってきた方向の先に 富士山を見ることはできなかった。(残念。)

ひとちがより 一足早く到着した 関西方面からきたという登山者も残念そうであ~る。
彼もまた 昨日、天狗岳にトライしたものの 山頂を踏むことができなかった登山者であった。(また挑戦してね!)
ピストンで雨池に向う。
帰路は早い、あっという間に池に到着、帰りのコースは深い樹林ルートを通り、越えてきた茶臼山と縞枯山を巻くように なだらかに続いている・・・
これが 長いのなんのって!
いい加減 飽きてきた・・・(

途中のある 地獄谷とよばれているポイントも よくわからず ぽんと 木道の続く茶水池の反対側に出てしまった・・・
ははは。。。なかなかよかったよね、ロング山行・・

さすがに 三日も入浴していないと お風呂が恋しくなり ベースキャンプに戻る途中にある 共同浴場なるものに立ち寄ってみる。
入浴料が400円とお手ごろだったので・・・(はっはっは!!)
泉質はすごくいい!
ちょっとカビの生えた浴室には閉口したけど シャワ-もなく 湧き出す温泉と水の出る 二つの蛇口を交互に使い体を洗わなくてはいけない 昔ながらの銭湯のような施設に ビックリしながらも 快適に汗を流すことのできた ひとちがであった・・・(人気のお風呂だったようで コミコミでした。)
さて、入り口で一時間の入浴の約束で分かれた ひとちが。
源泉が45度もある あっちっちのお風呂に 一時間も ひとしさんがつかっていられるわけがない!(

約束の時間より30分も早く出た ひとしさんは 近くにある 大滝なる滝を ひとりで見にいったらしい・・・(

ひとしさん曰く、たいした滝じゃなかったと ちがこさんは なだめすかされ納得、売店で冷たい

なんて楽しい山行

その夜・・・
気持ちよぉ~く眠れた ひとちがの二人でしたぁー!!
明日はどうかな?
お天気次第!


2009年06月25日
春の雪山登山♪ 五月の連休 二日目!
2009/05/02
天狗岳
標高 2646m
天気
晴れ
山行時間 8時間10分
距離 10.08km

初日の話はこちら
〈コース〉唐沢鉱泉(7:30-7:50)-第一展望台(9:20-9:40)-第二展望台(10:30-10:40)-西天狗(11:15-12:00)-東天狗(12:30-12:50)-黒百合ヒュッテ(2:10-2:25)-唐沢鉱泉(4:00)
連休2日目、あまりの天気のよさに天狗岳を目指しちゃお
唐沢鉱泉からの西尾根登山道、凍りつく滝のような登りに ビビり恐怖の ひとしさん、最後まで登ることができたのか?
うっすらと夜が明け始めた・・・
すえたろうさんから拝借したエクストレールに車中泊した ひとちが、朝は早い!(
ほい!)
連休2日目 今日もまた 素晴らしくよい天気であ~る。(
やったね!)
そそくさと 朝食をロープウェイのレストランの外にある白いテーブルで済ませ、唐沢鉱泉へと車で移動。
ベースキャンプからのアクセスは真に都合がいい!
どこの登山口にも近いからだ。(うしししし・・・)
林道の凸凹道を ガンガン走り、唐沢鉱泉の無料駐車場に駐車、すぐ前にはトイレも併設されているので安心 安心・・・
緩やかだが時間がかかりそうな 黒百合ヒュッテを経由するコースには向かわず 西尾根を登り始めた。(
ひょえぇぇぇーっ。。。)

さすが連休、天狗岳を目指す登山者も多い。
しかし、黒百合平からのコースの方が人気があるため 西尾根からの登山者は少ないらしい。(
あれま。)
それでも山頂までの山行時間が短いコースを選択することにした。(いいのかなぁ?)
登山道に入ると いきなり かなりの急登を一時間ほど登らなければいけない・・・
それでなくても まだ雪のある登山道、凍りついた道は アイゼンなしでは 到底登ることは不可能に近いのだ。(
げげぇー・・・)
それでも 硬く凍った道に しっかりとアイゼンは突き刺さり不安を半減させてくれる。
おそらく慎重に登れば 滑って滑落するようなこともないだろう・・・(かなりの覚悟が必要です。)
ふと 後ろを振り返ると なんだか ノロノロと歩く ひとしさん。
へっ?
も、もしや・・・
そう・・・
そこには恐怖でビビった ひとしさんがいた。
『あれほど危ないから やめようと言ったのに ちがこさんは どんどん歩いていく。戻りたい、これ以上は危険だ・・・』
きっと心の中で思っていたに違いない。(だはは。。。)
これまで何度か こんなパターンはあったけど 決まって ひとしさんは恐怖になると 無言になる。
極限が近づくと吐き気を催すこともしばしばなのだ。
大好きな写真撮影の手も止まる。
こんな時 決まって ちがこさんは ひとしさんに声をかける。
「大丈夫?」
大丈夫なわけないじゃん
(そうですな
)
それ以上は言わない、だって 「どうする ひとしさん?」なんて声をかけようものなら 間違いなく下山を余儀なくされそうだから・・・
ちがこさんは ひとしさんのことを気にしながらも標高を上げてく。
雪の土手の真ん中の細い足場の怪しい登山道を 一歩一歩アイゼンを突き刺しながら森林限界を抜けた・・・

お♪ お♪ お
第一展望台に到着!
そこには先客が。
数名のパーティー!
息をきらしながら登ってきた ひとちがと入れ替わるようにパーティーは天狗岳に向けて出発していく。(かっちょいい!)
それまで 不安で足の進まなかった ひとしさん、あまりの素晴らしい八ヶ岳の展望に がらりと急変・・・(
いつものことですが。)
カメラマンをさっそく再開、やめろと言われても 同じような風景の写真を撮り続ける・・・
よっしゃ! 気分が盛り上がってきたようだぞぉー!!

眺めの素晴らしい第二展望も なんなく通過し、天狗岳の西の山頂へ到着。(
やったぁー!)
雪の山頂だ。

昨日に引き続き 今日もまたピーカン、風もないなんとも穏やかな八ヶ岳・・・
たくさんの登山者に混じってランチを済ませ 更に東天狗に向う。

西天狗からの下りは雪の急斜面。(
こわぁ~~~っ。。)
かなりの斜度、滑落することはなさそうだけど さすがに怖い・・・
一方、向う東天狗には雪は見られない。

岩のゴロゴロした斜面を登りきると西天狗に到着、ここもまた たくさんの登山者で賑わっていた。
時間に余裕があるので ピストンで 西尾根の急坂を唐沢鉱泉に帰路するコースは避け 黒百合平から なだらかなコースを通ることにした。(うん、うん。)


天狗の奥庭なるポイントからは 今登ったばかりの天狗岳の展望が素晴らしい・・・
摺鉢池を挟んだ眺めは北八ヶ岳を代表する絶景であ~る。(
よいですなぁ~。)

下った場所は 黒百合ヒュッテ。(人気の山小屋です。)
ここからは なだらかなシラビソの若木の林を大きく蛇行しながら下っていく。
西尾根登山道とはエライ違い・・・
なんとも のんびり雪道を楽しみながらの下りだねぇー。
唐沢鉱泉の手前の橋で 一組のご夫婦に出会った。
鬢櫛さんご夫妻。
ひとちがと同じく 西尾根登山道から天狗岳を目指したそうだが あまりの険しさに断念、本日は唐沢鉱泉に宿泊し、明日 改めて黒百合平方面からアタックされるそうであ~る。(年をとったら リッチに ひとちがもお宿泊まりで お山を山行したいもんです。)

ご夫婦から聞いた話、ひとちがと同時刻、西尾根登山道から入った おじいちゃんと孫のペアは 途中、孫が転び断念して帰ってきたそうな。(
あらまぁ。)
登る人すべてが山頂を踏めるわけではないのだ・・・
最後まで がんばれてよかったね、ひとちが。
ちがこさんが どうしても行きたかった 春山 雪の天狗岳、最高に素晴らしい山行となったことはいうまでもないでしょ
もちろ~ん、ひとしさんも
出だしはともかく 今日の山行に大満足の ひとしさん、これでまた一歩大きく前進したに違いありませんね♪(そう!そう!!)
二日目、これまた汗をいっぱいかいたので お風呂が恋しくなったけど 長い山行、がまん、がまん・・・
ベースキャンプに戻り、初日同様 夕食を済ませるとPM7:00に就寝、ポリポリ体をかきながら眠った ひとちがでした。

明日は 麦草峠から雨池を目指すよぉー!!
三日目の話はこちら
四日目の話はこちら
天狗岳
標高 2646m
天気

山行時間 8時間10分
距離 10.08km



〈コース〉唐沢鉱泉(7:30-7:50)-第一展望台(9:20-9:40)-第二展望台(10:30-10:40)-西天狗(11:15-12:00)-東天狗(12:30-12:50)-黒百合ヒュッテ(2:10-2:25)-唐沢鉱泉(4:00)
連休2日目、あまりの天気のよさに天狗岳を目指しちゃお

唐沢鉱泉からの西尾根登山道、凍りつく滝のような登りに ビビり恐怖の ひとしさん、最後まで登ることができたのか?
うっすらと夜が明け始めた・・・
すえたろうさんから拝借したエクストレールに車中泊した ひとちが、朝は早い!(

連休2日目 今日もまた 素晴らしくよい天気であ~る。(

そそくさと 朝食をロープウェイのレストランの外にある白いテーブルで済ませ、唐沢鉱泉へと車で移動。
ベースキャンプからのアクセスは真に都合がいい!
どこの登山口にも近いからだ。(うしししし・・・)
林道の凸凹道を ガンガン走り、唐沢鉱泉の無料駐車場に駐車、すぐ前にはトイレも併設されているので安心 安心・・・
緩やかだが時間がかかりそうな 黒百合ヒュッテを経由するコースには向かわず 西尾根を登り始めた。(


さすが連休、天狗岳を目指す登山者も多い。
しかし、黒百合平からのコースの方が人気があるため 西尾根からの登山者は少ないらしい。(

それでも山頂までの山行時間が短いコースを選択することにした。(いいのかなぁ?)
登山道に入ると いきなり かなりの急登を一時間ほど登らなければいけない・・・
それでなくても まだ雪のある登山道、凍りついた道は アイゼンなしでは 到底登ることは不可能に近いのだ。(

それでも 硬く凍った道に しっかりとアイゼンは突き刺さり不安を半減させてくれる。
おそらく慎重に登れば 滑って滑落するようなこともないだろう・・・(かなりの覚悟が必要です。)
ふと 後ろを振り返ると なんだか ノロノロと歩く ひとしさん。

も、もしや・・・

そう・・・
そこには恐怖でビビった ひとしさんがいた。
『あれほど危ないから やめようと言ったのに ちがこさんは どんどん歩いていく。戻りたい、これ以上は危険だ・・・』
きっと心の中で思っていたに違いない。(だはは。。。)
これまで何度か こんなパターンはあったけど 決まって ひとしさんは恐怖になると 無言になる。
極限が近づくと吐き気を催すこともしばしばなのだ。
大好きな写真撮影の手も止まる。
こんな時 決まって ちがこさんは ひとしさんに声をかける。
「大丈夫?」
大丈夫なわけないじゃん


それ以上は言わない、だって 「どうする ひとしさん?」なんて声をかけようものなら 間違いなく下山を余儀なくされそうだから・・・
ちがこさんは ひとしさんのことを気にしながらも標高を上げてく。
雪の土手の真ん中の細い足場の怪しい登山道を 一歩一歩アイゼンを突き刺しながら森林限界を抜けた・・・

お♪ お♪ お

第一展望台に到着!
そこには先客が。
数名のパーティー!
息をきらしながら登ってきた ひとちがと入れ替わるようにパーティーは天狗岳に向けて出発していく。(かっちょいい!)
それまで 不安で足の進まなかった ひとしさん、あまりの素晴らしい八ヶ岳の展望に がらりと急変・・・(

カメラマンをさっそく再開、やめろと言われても 同じような風景の写真を撮り続ける・・・
よっしゃ! 気分が盛り上がってきたようだぞぉー!!

眺めの素晴らしい第二展望も なんなく通過し、天狗岳の西の山頂へ到着。(

雪の山頂だ。

昨日に引き続き 今日もまたピーカン、風もないなんとも穏やかな八ヶ岳・・・
たくさんの登山者に混じってランチを済ませ 更に東天狗に向う。

西天狗からの下りは雪の急斜面。(

かなりの斜度、滑落することはなさそうだけど さすがに怖い・・・

一方、向う東天狗には雪は見られない。

岩のゴロゴロした斜面を登りきると西天狗に到着、ここもまた たくさんの登山者で賑わっていた。
時間に余裕があるので ピストンで 西尾根の急坂を唐沢鉱泉に帰路するコースは避け 黒百合平から なだらかなコースを通ることにした。(うん、うん。)


天狗の奥庭なるポイントからは 今登ったばかりの天狗岳の展望が素晴らしい・・・
摺鉢池を挟んだ眺めは北八ヶ岳を代表する絶景であ~る。(


下った場所は 黒百合ヒュッテ。(人気の山小屋です。)
ここからは なだらかなシラビソの若木の林を大きく蛇行しながら下っていく。
西尾根登山道とはエライ違い・・・
なんとも のんびり雪道を楽しみながらの下りだねぇー。
唐沢鉱泉の手前の橋で 一組のご夫婦に出会った。
鬢櫛さんご夫妻。
ひとちがと同じく 西尾根登山道から天狗岳を目指したそうだが あまりの険しさに断念、本日は唐沢鉱泉に宿泊し、明日 改めて黒百合平方面からアタックされるそうであ~る。(年をとったら リッチに ひとちがもお宿泊まりで お山を山行したいもんです。)

ご夫婦から聞いた話、ひとちがと同時刻、西尾根登山道から入った おじいちゃんと孫のペアは 途中、孫が転び断念して帰ってきたそうな。(

登る人すべてが山頂を踏めるわけではないのだ・・・
最後まで がんばれてよかったね、ひとちが。
ちがこさんが どうしても行きたかった 春山 雪の天狗岳、最高に素晴らしい山行となったことはいうまでもないでしょ

もちろ~ん、ひとしさんも

出だしはともかく 今日の山行に大満足の ひとしさん、これでまた一歩大きく前進したに違いありませんね♪(そう!そう!!)
二日目、これまた汗をいっぱいかいたので お風呂が恋しくなったけど 長い山行、がまん、がまん・・・
ベースキャンプに戻り、初日同様 夕食を済ませるとPM7:00に就寝、ポリポリ体をかきながら眠った ひとちがでした。

明日は 麦草峠から雨池を目指すよぉー!!




2009年06月24日
山ジプシーの始まりじゃぁー!!五月の連休 初日!
2009/05/01
北横岳・大岳
標高 北横岳(2480m) 大岳(2382m)
天気
晴れ
山行時間 7時間20分
距離 8.57km

〈コース〉ピラタス蓼科ロープウェイ山頂駅(9:10)-北横岳ヒュッテ(10:15-10:20)-北横岳・南峰(10:35-11:15)-北横岳・北峰(11:20-11:25)-大岳(1:00-1:30)-北横岳・北峰(2:40-3:00)-山頂駅(4:20)
連休初日、ピラタス蓼科ロープウェイをベースキャンプとし、三泊四日の車中泊 山ジプシー生活スタート♪
お天気上々、春の雪山、北八ヶ岳の主峰 北横岳を目指す・・・
いよいよ五月の大型連休が始まった。(
よっしゃ!)
渋滞を避けるために ひとしさんは一日早く休暇をもらい平日移動で北八ヶ岳に臨む・・・
早朝の高速はスキスキだ。(うしし。。。)
春がきたばかりなのに ひとちがはすでに 今年の冬の山行計画を考えていた。
登ったことのない冬山は危険、コースもわからないし 雪のない時期に一度歩いたコースを山行できるようにと。
いわゆる冬山下見の 春山登山ってわけであ~る。(だはは。。。)
しかしながら 春山とはいえ 標高の高い八ヶ岳には まだ雪が・・・
南八ヶ岳は険しく 冬山初心者の ひとちがには絶対 無理 無理。
優しい北八ヶ岳を下見ということで あえて難しいコースは避けることにした。
とはいえ、現地に近づくにつれ ちがこさんには欲がでてきた。(
はじまっちゃいました・・・)
『天狗岳に登りたい。。。。』
ガイドブックには 天狗岳は南のお山同様、ピッケル&アイゼンが必要と記載されていた。
『行ってみたいなぁ・・・・
』
ひとしさんは がんとして譲らなかった。(
ははは。。。)
ちがこさんは イケイケ! ひとしさんは トメ。
いつものことだけど 天狗岳の山行は最初から
ブブーーーー
ってことで。(そうだよね
)
まぁ、いいか。

お天気は上々、ピラタスロープウェイの大駐車場は ガラスキで独占状態であ~る。
本日からはここに車を駐車、まだテント泊は寒いので車中泊とし、ベースキャンプを張ることにする・・・
なんといってもありがたかったのは ここのロープウェイ駅は 24時間使用できるトイレ(暖房付、洗面所付、それもお湯が出る)が無料で開放されている。
その上、自動販売機が設置されている室内も もちろん24時間開放、暖房がきいた部屋にはテーブルとイスがたくさんあり 自由に使うことができるのだ。
三泊した間にも この施設を利用する登山者もあり 夜は車でなく 暖かい休憩所で長イスを利用して部屋の片隅にベットを作り泊まる人、女性は更衣室を利用して泊まるなど 冬のスキー時期とは違う形で施設を上手に利用する光景を目にした。(ひとちがは
夜のトイレの電気の管理人でした。)

さてさて、山行一日目、さっそくAM9:00のロープウェイを使い坪庭に登る。
ロープウェイの下にも登山道はあるけれど 今日の予定山行は長い。(そう、そう!)
2時間近くかかるの坪庭までの登山は はしょって山頂駅から北横岳を目指すことにする。
まだ雪の残る坪庭は 観光客のために きれいに雪かきがされ 登山道の脇には雪の壁ができていた。
分岐からは樹林帯に入るが それほど雪道で苦労することもなく 踏み慣らされた登山道をアイゼン装着で順調に山行。

久しぶりの山らしい山行、気温も高いけど汗が止まらない・・・
体の中の悪いものがすべて排出されるように流れ出て来るのを感じた。(汗が目に沁みます
)
北横岳ヒュッテを越えると森林限界はすぐであ~る。(
わぁ~お!)
南峰からの展望は 日本アルプスが美しく、風も穏やかなので早めの
ランチを済ませた。

次々と登山者がやってくる・・・
きっと大型連休、どこの観光地も人があふれかえっているあろうが お山は違う。
ほどほどの登山者と自然を満喫できる 素晴らしい世界
(ご機嫌!!)

北峰に移動。

冬のホームグランドで修行したせいか足は軽快に動く。

山頂からは双子山方面に向かう計画だったので分岐を北に向った。
しかぁ~し、甘くはなかった・・・
トレースがまったくない。(がびょびょ~ん
)
迷い迷ったあげく コースを変更することに・・・
いつもなら イケイケの ちがこさん、初めてのコース、それも雪道でトレースなしでは惨敗であ~る。
後方の ひとしさんも不安が隠しきれない様子、ピンチじゃん!
後にわかったことだけど 雪のある時期はこのコースは ほとんど人が入らないのでトレースがなかったわけだ。(
納得。)
でもさぁー、ここで引き返すのも なんとも癪な話、コースマップを物色、ピストンで大岳に向うことにした。(ただでは帰りませんよぉー
)
かろうじて踏み跡を発見、かなり急な斜面を おっかなびっくり進む。

何度か 踏み跡を見失うハプニングもあったけど 無事 大岳の山頂を踏むことができた。
岩のゴロゴロした地味な山頂であ~る
北横岳とは違い 誰もいない山頂を独占、展望はよいので大満足、帰路は下ったぶんだけ 険しい登りとはなったが初日の山行は大成功となった。(よっしゃ。)

PM3時を回ると ピストンで通過した北横岳には すでに登山者の姿はなく 帰路の途中にある ヒュッテの管理人の島立さんが山小屋の前で雪かきをしている。
「どこまで行ってきたんですか?」
どんじりに下ってきた ひとちがに声をかけてくれる。
休憩ついでに この時期の八ヶ岳の状態を教えていただき あれほど今回の山行には組み込まないと誓っていた 天狗岳の山行を明日決行することに♪(うひひひひ!!)
決め手は なんといっても唐沢鉱泉の無料駐車場!
PM5時が最終のロープウェイの下り便に余裕で間に合い ベースキャンプの駐車場に戻る。
夕日の輝くテラスのテーブルで リッチな気分で夕食を済ませ午後7時には 爆睡の ひとちがであった・・・・
明日の天狗岳、楽しみだぁー!!
二日目の話はこちら
三日目の話はこちら
四日目の話はこちら
北横岳・大岳
標高 北横岳(2480m) 大岳(2382m)
天気

山行時間 7時間20分
距離 8.57km

〈コース〉ピラタス蓼科ロープウェイ山頂駅(9:10)-北横岳ヒュッテ(10:15-10:20)-北横岳・南峰(10:35-11:15)-北横岳・北峰(11:20-11:25)-大岳(1:00-1:30)-北横岳・北峰(2:40-3:00)-山頂駅(4:20)
連休初日、ピラタス蓼科ロープウェイをベースキャンプとし、三泊四日の車中泊 山ジプシー生活スタート♪
お天気上々、春の雪山、北八ヶ岳の主峰 北横岳を目指す・・・

いよいよ五月の大型連休が始まった。(

渋滞を避けるために ひとしさんは一日早く休暇をもらい平日移動で北八ヶ岳に臨む・・・
早朝の高速はスキスキだ。(うしし。。。)
春がきたばかりなのに ひとちがはすでに 今年の冬の山行計画を考えていた。
登ったことのない冬山は危険、コースもわからないし 雪のない時期に一度歩いたコースを山行できるようにと。
いわゆる冬山下見の 春山登山ってわけであ~る。(だはは。。。)
しかしながら 春山とはいえ 標高の高い八ヶ岳には まだ雪が・・・
南八ヶ岳は険しく 冬山初心者の ひとちがには絶対 無理 無理。
優しい北八ヶ岳を下見ということで あえて難しいコースは避けることにした。
とはいえ、現地に近づくにつれ ちがこさんには欲がでてきた。(

『天狗岳に登りたい。。。。』
ガイドブックには 天狗岳は南のお山同様、ピッケル&アイゼンが必要と記載されていた。
『行ってみたいなぁ・・・・

ひとしさんは がんとして譲らなかった。(

ちがこさんは イケイケ! ひとしさんは トメ。
いつものことだけど 天狗岳の山行は最初から



まぁ、いいか。

お天気は上々、ピラタスロープウェイの大駐車場は ガラスキで独占状態であ~る。
本日からはここに車を駐車、まだテント泊は寒いので車中泊とし、ベースキャンプを張ることにする・・・
なんといってもありがたかったのは ここのロープウェイ駅は 24時間使用できるトイレ(暖房付、洗面所付、それもお湯が出る)が無料で開放されている。
その上、自動販売機が設置されている室内も もちろん24時間開放、暖房がきいた部屋にはテーブルとイスがたくさんあり 自由に使うことができるのだ。
三泊した間にも この施設を利用する登山者もあり 夜は車でなく 暖かい休憩所で長イスを利用して部屋の片隅にベットを作り泊まる人、女性は更衣室を利用して泊まるなど 冬のスキー時期とは違う形で施設を上手に利用する光景を目にした。(ひとちがは


さてさて、山行一日目、さっそくAM9:00のロープウェイを使い坪庭に登る。
ロープウェイの下にも登山道はあるけれど 今日の予定山行は長い。(そう、そう!)
2時間近くかかるの坪庭までの登山は はしょって山頂駅から北横岳を目指すことにする。
まだ雪の残る坪庭は 観光客のために きれいに雪かきがされ 登山道の脇には雪の壁ができていた。
分岐からは樹林帯に入るが それほど雪道で苦労することもなく 踏み慣らされた登山道をアイゼン装着で順調に山行。

久しぶりの山らしい山行、気温も高いけど汗が止まらない・・・
体の中の悪いものがすべて排出されるように流れ出て来るのを感じた。(汗が目に沁みます

北横岳ヒュッテを越えると森林限界はすぐであ~る。(

南峰からの展望は 日本アルプスが美しく、風も穏やかなので早めの


次々と登山者がやってくる・・・
きっと大型連休、どこの観光地も人があふれかえっているあろうが お山は違う。
ほどほどの登山者と自然を満喫できる 素晴らしい世界


北峰に移動。

冬のホームグランドで修行したせいか足は軽快に動く。

山頂からは双子山方面に向かう計画だったので分岐を北に向った。
しかぁ~し、甘くはなかった・・・
トレースがまったくない。(がびょびょ~ん

迷い迷ったあげく コースを変更することに・・・
いつもなら イケイケの ちがこさん、初めてのコース、それも雪道でトレースなしでは惨敗であ~る。
後方の ひとしさんも不安が隠しきれない様子、ピンチじゃん!
後にわかったことだけど 雪のある時期はこのコースは ほとんど人が入らないのでトレースがなかったわけだ。(

でもさぁー、ここで引き返すのも なんとも癪な話、コースマップを物色、ピストンで大岳に向うことにした。(ただでは帰りませんよぉー

かろうじて踏み跡を発見、かなり急な斜面を おっかなびっくり進む。

何度か 踏み跡を見失うハプニングもあったけど 無事 大岳の山頂を踏むことができた。
岩のゴロゴロした地味な山頂であ~る

北横岳とは違い 誰もいない山頂を独占、展望はよいので大満足、帰路は下ったぶんだけ 険しい登りとはなったが初日の山行は大成功となった。(よっしゃ。)

PM3時を回ると ピストンで通過した北横岳には すでに登山者の姿はなく 帰路の途中にある ヒュッテの管理人の島立さんが山小屋の前で雪かきをしている。
「どこまで行ってきたんですか?」
どんじりに下ってきた ひとちがに声をかけてくれる。
休憩ついでに この時期の八ヶ岳の状態を教えていただき あれほど今回の山行には組み込まないと誓っていた 天狗岳の山行を明日決行することに♪(うひひひひ!!)
決め手は なんといっても唐沢鉱泉の無料駐車場!
PM5時が最終のロープウェイの下り便に余裕で間に合い ベースキャンプの駐車場に戻る。
夕日の輝くテラスのテーブルで リッチな気分で夕食を済ませ午後7時には 爆睡の ひとちがであった・・・・
明日の天狗岳、楽しみだぁー!!





