2016年09月12日
息子と共に♪
2016/09/10
空は碧かった♪
木曽駒ヶ岳・宝剣岳
(木曽山脈北部エリア)
全山行 511回

*画像をクイックすると山行メモを見ることができます
木曽駒ヶ岳岳の情報はこちら
宝剣岳の情報はこちら
標高 宝剣岳 2931m 木曽駒ヶ岳 2956m
天気
晴れ
山行時間 4時間30分
〈コース〉千畳敷-極楽平-宝剣岳-中岳-木曽駒ヶ岳-中岳-乗越浄土-千畳敷
この日の宿泊地はこちら
駒ヶ根キャンプセンター
この時の様子はこちら
空は碧かった♪
木曽駒ヶ岳・宝剣岳
(木曽山脈北部エリア)
全山行 511回

*画像をクイックすると山行メモを見ることができます





標高 宝剣岳 2931m 木曽駒ヶ岳 2956m
天気

山行時間 4時間30分
〈コース〉千畳敷-極楽平-宝剣岳-中岳-木曽駒ヶ岳-中岳-乗越浄土-千畳敷


駒ヶ根キャンプセンター
この時の様子はこちら

2016年05月01日
2013年08月24日
バラ色のコマクサ♪
2013/8/15
やぶこぎ・根性・学生の道?
将棊頭山・茶臼山
(木曽山脈エリア)
全山行 376回

将棊頭山の情報はこちら
茶臼山の情報はこちら
標高 将棊頭山 2730m 茶臼山 2658m
天気
晴れ
山行時間 8時間45分
〈コース〉自宅(4:00)-桂小場(6:45-7:00)-西駒登山道-野田場-
馬返し-大樽避難小屋-胸突八丁-やっとこ平-胸突ノ頭-夏道-
西駒山荘-P2730-天水岩-将棊頭山-冬道-行者岩-茶臼山-
胸突八丁-信大ルート-桂小場(3:45)
今回歩いたコース

胸突八丁からの 信大ルート は 後半にご紹介
休業中の山荘をわざわざ
訪れる人もいないだろう
小屋の周辺には
今年も登山者を待っているひとたちがいた
眠り姫のバラ色の唇のような
赤ではない濃いピンク色
なんて情熱的な色
今回わぁー
アルプスでも中央に移動

といっても木曽駒ヶ岳を
目指したわけぢゃない
どこに行ったの?
ん
木曽駒ヶ岳の途中の山
そんじゃ いってみよう♪
信州大学の西駒演習林寄宿舎の先にある
桂小場へ車を停めた

ちがこさん
どうして桂小場っていうの?
えーとね
寄宿舎の近くに桂の木があることから
桂小場 と名がついたそうだよ
へぇー
すでに かなりの登山者が山に向かっていた
この車の持ち主たちは
やっぱ駒ヶ岳を目指して登ってるんだよね?
そうですね
将棊頭山までなら そんなに早く出発する
こともないでしょうから
さっそく整備の行き届いているという
西駒登山道の入口からスタート
(よっしゃ
)

今日の目的のひとつは
西駒カレー
ガイドブックに
山荘のカレーは学生たちの手作りでおいしい
と書いてあった
(うひひひ)
絶対食べたい
食いしん坊の ちがこさんらしいね
いいじゃん 別に
そのため コンビニでパンや
おむすびころりんを遠慮気味に購入
カレーが余裕で入る分のお腹を空けて
おかなくちゃいけないってわけだ
そういうこと
ところが
登山口の看板に こんな張り紙が
貼られていたのだ

が~ん
そゃ 建て替えするために休業は仕方ないけど
少な目に購入した食糧で 腹っぺらしの
ちがこさんは一日 大丈夫なんだろうか?
最悪だった 笠ヶ岳の登り を
再び思い出した
シャリバテは もうごめん
ちょっと心配
今更 町のコンビニまで戻るわけにもいかず
あるだけの食糧・行動食でしのぐことにする
(はぁ。。。)
がんばってね
うん
ゆるやかな整備された登山道を登っていく

歩きやすいフカフカの道には石ころもなけりゃ
木の根っこが飛び出てる場所もない
(うは うは)
なんか とっても親切な道だよね
でも単調ですね
うが
うが
うが
うが

登山道の脇には色々な花たちが
次々とお出迎え

西駒登山道は 学校登山のルートとしても
使われる登山道なので危険個所はないらしい

ともかぁ~く 歩きやすい

暗っぽい湿った道を登っていくと
ぶどうの泉 に到着

顔をジャブジャブ洗い
頭から水をかぶる ひとしさん
あ~
きもちいい♪
水場を過ぎると明るいカラマツの林
どんどん標高を上げて登っていく
(おりゃ
)

登山道はやっぱり ゆるやかに九十九に続き
刺激のない登山道は たいくつだ

あ゛―
下から山を見たらガスがかかっていたけど
稜線に出れば晴れるかな?
どうでしょうねぇー
降水確率30%でしたから微妙ですね
うが
うが
うが
うが

標高を示す小さな看板だけが楽しみで
早く樹林帯を脱出したい ひとちがは先急ぐ
がんば がんば

その甲斐あってか
時間短縮して二番目の水場
野田場に到着
(やったね
)
どういう場所なのか期待してたけど
実に地味で 山際からチョロチョロと
水が出ているだけで 他に何もない

あ~
きもちいい♪
再び 顔をジャブジャブ洗い
頭から水をかぶる ひとしさん
ついでに首に巻いたタオルも
洗っちゃおっと
ジャブ ジャブ
馬返しを過ぎ 登りがキツくなり始めると
だんだんペースも落ちてくる
(はぁ。。。)

白川分岐のすぐ上には 行者岩なるものが
見える場所があるのだが ガスで岩は雲隠れ
(ぶぅ
)

数少ない樹林帯からの展望地なのに
景色がイマイチとなると 結構凹む

しばらく登るとプレハブの避難小屋に着いた
(うりゃ
)

これが大樽避難小屋ですよ

それでは小屋の戸を開けてみますね
ガラ ガラ ガラ

でもって小屋の近くにはトイレもありますぅ

水場も近くにあるようですよぉー

どうもありがとう ひとち
いいえ
どういたしまして
更に登りはキツくなっていく
(あわわ
)
胸突八丁に到着

分岐には 古い案内板の横に
新しい看板が立っていた
よーく見ると
桂小場と書かれた看板の裏側に
もうひとつ別のがついている
方向を変えて見てみよう

の?
信大ルト?
じゃない 信大ルート
その下には赤枠に 迷 と表示
地図を見ると 破線ルート になっている
コースタイムの表示もなく
安全ルートを登ってきた ひとちがとしては
興味津々 冒険ルート
同じ桂小場に出るみたいだし
帰りはこっちのルートを下ってみようか?
そうですね
でも 迷 って書いてありますよ
大丈夫かなぁー?
やめた方がいいよ ちがこさん
フツーの道を歩きなよ
いってみなきゃ
わかんないじゃん
とりあえず 帰りのコースは後回し
先に進むことにする
大変な登りも花たちが癒してくれる
(ふふ
)

ハァ
ハァ
ハァ

上で話し声がした
ベンチが置かれた やっとこ平
10人ほどのパーティーがベンチに座り休憩中
ここまで一気に登ってきたので
休憩したいのは山々
しかぁーし
前回登った 笠ヶ岳の登り が
あまりに強烈だったので この程度なら
まだまだ がんばれる と思った

ハァ
ハァ
ハァ

ポン と出た 胸突ノ頭
ようやく急登も終わった
(やったぁー
)

さぁ いよいよ この先から稜線に出る
ガスがかかっていた山もいつの間にか青空

いい天気になったね
はい
今日も楽しい稜線歩きになりそうです

白い砂礫の稜線に出ると
北方向に三角形の山

ピークの上には
大きな石が積み重なっている

ちがこさんらしいね
今日は 将棊頭山 ともうひとつ
茶臼山 ってのに登る計画
茶臼山は木曽町から駒ヶ岳に登るルートの途中にある
西駒登山道と合流する稜線上で
将其頭山と茶臼山はつながるってわけね
そういうこと
茶臼山は後半に向かう計画なので
くるりと180度方向を変え 南 に

ちょっと先に白い棒が立っていた
黒文字で書かれていたのは 行者岩
鶏冠の正体見たり!

ということはだよ
あそこは茶臼山ぢゃない
ってこと?
じゃ 茶臼山はいったいどこ?
???
少し先に進むと 分水嶺

登山道が二つに分かれている

夏道を通れば 西駒山荘に出るので
冬道は帰りに使うことにしよう
(よっしゃ
)
夏道は山の東側を巻くように続いていた
標高差もなく平坦で山斜面は花畑
(わーい
)


あっ!
あれが将棊頭山?

木々の間からは 権現づるね と呼ばれる
伊那スキー場から続く尾根が見える
将棊の頭に向かって進んでいこう

山荘が近づいてきた
今日もアルプス日和 空は青♪

森林限界を超えた稜線上の小屋付近は
直射日光バンバンで暑いのなんの
(ひょぇぇぇ
)
そんじゃ ちがこさん
小屋の紹介してよ

オッケー
小屋の後ろに見えるのが
本当の将棊頭山ピーク

小屋の横の将棊の頭は
岩が積み重なった小山なのだ

麓からは立派に見えるんだけどね
近くまでくると意外とちっちゃいね
そんなもんだよ

登山者は誰もいない
営業していない人気のない山荘は
寂しいもんだ
(そう そう)
休業中の山荘をわざわざ
訪れる人もいないだろう
小屋の周辺には
今年も登山者を待っているひとたちがいた
眠り姫のバラ色の唇のような
赤ではない濃いピンク色
なんて情熱的な色

ロープを張った保護区域には
たくさんの コマクサ

将棊頭山ピークに向かう前に
遭難記念碑のある駒ヶ岳八合目方向に進んでみた

手前にあるP2730まで行けば
駒ヶ岳がよく見えるはず
稜線にチングルマの綿毛が風に揺れている

ねぇ! ねぇ!
チングルマが綿毛に変身するまでって
どういう風に変化するか知ってる?
知らないよ
教えて! 教えて!



へぇー
面白いもんだねぇー
そうでしょ!
稜線を進んで行くと目の前に
駒ヶ岳の立派な姿が現れた
(きゃぁー
)

岩に登った ひとしさんをズームすると
ついでに駒ヶ岳付近の山々も大きく見える
(おおお
)

さいこー

先には進まずUターン
将棊頭ピークに向かうことに
途中にあったのは 天水岩
ひとち!
天水岩って何?

岩の上を覗いてみると

こんな夏もあるんでしょうな
砂礫の稜線を北に向かって登っていく

西駒山荘の 古くひしゃげた屋根が悲しい

砂礫の中には トウヤクリンドウ が
かくれんぼしていたよ

将棊頭ピークは 三角点もない山頂なのだ
山荘から外れ 少し戻った位置にあるため
訪れる人も少ないとか

展望のいい冬道の稜線を
茶臼山に向けて下っていく

看板に書いてあったように
踏み跡薄いから どこを歩いたらいいのか
よくわかんないよね
そうですね
ザレてて歩きにくいし
冬なら別でしょうけど
ガスが切れ目なく通過するため
展望はいいとは言えない
(はぁ。。。)
行者岩が見えた

胸突の頭の先の分岐から
行者岩に向かって登る

こちらの道は
あまり人が入っていないみたいだね

特に今年は西駒山荘が休業中のため
木曽町方向からの登山者は極端に少ないはずだ
モサモサを抜けると
鶏冠まで あとちょい

行者岩に到着
駒ヶ岳方向は ガスでイマイチ

岩の先に見えたのは

なんだか モサモサ木が生えて
地味な山だね
展望あるのかな?
ガイドブックには 素晴らしい眺望
って 書いてあったけど
ホントかな
ぶつぶつ・・・
とりあえず 先に進んでみることにする
(うりゃ
)
予想通り
こちらも木々がウザイ

でもね 道はしっかりあるし
迷うこともないよ
茶臼山ピークに到着
(やったぁー
)

そんじゃ ピークを物色してみよう

そして砂礫に埋もれた三角点

でもって 大事に祀られてる祠もある

景色はどうだったの?
はい こんなだよ

そして木曽町方向は こんな

ピークからの景色を期待していなかった
ひとしさんも大満足

もうちょっとガスがなけりゃ
もっとよかったのにね
贅沢言わないの!
下山開始
胸突八丁の分岐まで戻った

ここからが問題だ
冒険して 情報が全くない信大ルートを
下るべきか 下らぬべきか・・・

どうします?
ひとしさんの言葉も終わらぬうちに
ちがこさんは どかどか信大ルートを下って行った
あ゛―
行っちゃったよ ちがこさん
ひとちも 行くの?
とりあえず 追っかけます
迷 と書かれていたけど
笹やぶで迷うってことかな?
進めば 進むほど
ひどい笹やぶ

これまで何度か 笹のやぶこぎで
大変なことはあったけど その中で一番かも
(あはははは
)
言わせてもらえば 下りにこのルートを
使ったからいいようなものの
登りだったら絶対通るのは無理・・・

ストックで笹を掻き分けルート確認
笹に足をとられないように下っていく
(ひぃ
ひぃ
)
それにしても ひどい

ようやく笹の丈が短くなり
歩きやすくはなったものの
このような看板が ポン と
木の下に置かれていた

右があるってことは
左もあるってことだ
いったいどっちに進めばいいんだろ?
ひとしさんと道を観察した結果
左は道がないという結論に至り
右方向へ進む
下った場所は どうやら
しらべ平 という場所のようだ
建物があった
鍵は開いている
さっそく中を拝見しよう

まるで避難小屋みたいだね

しらべ平から先は しばらく広い道かと
思いきや そんなに甘くはなかった

九十九に山を下るころには
笹帯も終わり フツーの登山道
(ほっ
)

下っていく途中には二か所 西駒登山道に
抜けるエスケープルート?もあったようで
現在は赤テープで通行禁止になっている
テープの先は 笹やぶ
見なかったことにしよう
麓の景色が見える場所に出た

看板がついているものの 古すぎて
何が書いてあるのかよくわからない

どんどん標高を下げて1400m付近まで下った
横には沢 暗ぼったく湿っている
(げっ
)

そろそろ桂小場に近いはずですけど
大丈夫でしょうね?
一本道だし 方向的にもおかしくないから
たぶん桂小場は近いよ
そんな会話をしながら下っていくと

近くには こんな建物が

ということで
性懲りもなく ちがこさんが物色しようと
小屋の引き戸を開けた
ガラ ガラ ガラ

何か頭の上に落ちてきた
ボタ ボタ ボタ
髪に ボタボタは当たり
床に ボタボタは落ちた
え゛?
雨ぢゃないし?
続いて第二段が降ってきた
ボタ ボタ ボタ
も もしや
これって?
コンクリートに落ちた ボタボタに顔を
近づけた ちがこさんが悲鳴を上げた
ぎゃーっ
山ヒル!
今年は 山ダニ・ブユ・山蚊 と散々な目に
会ってきた ちがこさん
今回は 山ヒルの餌食か?
きゃぁー
きもちわるぅー
バタバタとタオルで頭を掃い
これまでにない機敏さで お互いの身体に
山ヒルがついていないか確認
退散 退散
ひゃぁー
ひどい目に会いましたね
危うく 山ヒルの餌食に
なる所だったよ
被害がなくてよかったじゃん
そ そうだけど
長くて 今にも落ちそうな古い橋

暗くて湿った山道から 沢沿いのモサモサ草が
覆い茂る道を下っていく

なんとも かんとも この信大ルート
破線ルートだけあって一筋縄ってわけには
いかない強烈な登山道だった
信大の学生さんたちも大変ですね
もうこのルートは ごめんかな

人工堤防の横にも登山道はあったみたいだが
鉄の階段でも登山道に合流できる

ポン と出た沢沿いの道路
迷 よりも やぶ&山ヒル が
印象的な冒険破線ルートだった
ちなみに・・・
歩きたいという人はいないとは思いますが
参考に 信大ルートの詳細を記しておきます

この日の立ち寄り湯はこちら
羽広温泉 みはらしの湯
同じ敷地内に色々な施設もあるので楽しめるよ♪
やぶこぎ・根性・学生の道?
将棊頭山・茶臼山
(木曽山脈エリア)
全山行 376回





標高 将棊頭山 2730m 茶臼山 2658m
天気

山行時間 8時間45分
〈コース〉自宅(4:00)-桂小場(6:45-7:00)-西駒登山道-野田場-
馬返し-大樽避難小屋-胸突八丁-やっとこ平-胸突ノ頭-夏道-
西駒山荘-P2730-天水岩-将棊頭山-冬道-行者岩-茶臼山-
胸突八丁-信大ルート-桂小場(3:45)
今回歩いたコース


休業中の山荘をわざわざ
訪れる人もいないだろう

小屋の周辺には
今年も登山者を待っているひとたちがいた

眠り姫のバラ色の唇のような
赤ではない濃いピンク色

なんて情熱的な色

今回わぁー
アルプスでも中央に移動


といっても木曽駒ヶ岳を
目指したわけぢゃない

どこに行ったの?
ん

木曽駒ヶ岳の途中の山

そんじゃ いってみよう♪
信州大学の西駒演習林寄宿舎の先にある
桂小場へ車を停めた


ちがこさん
どうして桂小場っていうの?
えーとね

寄宿舎の近くに桂の木があることから
桂小場 と名がついたそうだよ

へぇー

すでに かなりの登山者が山に向かっていた

この車の持ち主たちは
やっぱ駒ヶ岳を目指して登ってるんだよね?
そうですね
将棊頭山までなら そんなに早く出発する
こともないでしょうから

さっそく整備の行き届いているという
西駒登山道の入口からスタート

(よっしゃ


今日の目的のひとつは
西駒カレー

ガイドブックに
山荘のカレーは学生たちの手作りでおいしい
と書いてあった

(うひひひ)
絶対食べたい

食いしん坊の ちがこさんらしいね

いいじゃん 別に

そのため コンビニでパンや
おむすびころりんを遠慮気味に購入

カレーが余裕で入る分のお腹を空けて
おかなくちゃいけないってわけだ

そういうこと

ところが

登山口の看板に こんな張り紙が
貼られていたのだ


が~ん

そゃ 建て替えするために休業は仕方ないけど
少な目に購入した食糧で 腹っぺらしの
ちがこさんは一日 大丈夫なんだろうか?
最悪だった 笠ヶ岳の登り を
再び思い出した

シャリバテは もうごめん

ちょっと心配

今更 町のコンビニまで戻るわけにもいかず
あるだけの食糧・行動食でしのぐことにする

(はぁ。。。)
がんばってね

うん

ゆるやかな整備された登山道を登っていく


歩きやすいフカフカの道には石ころもなけりゃ
木の根っこが飛び出てる場所もない

(うは うは)
なんか とっても親切な道だよね

でも単調ですね

うが





登山道の脇には色々な花たちが
次々とお出迎え


西駒登山道は 学校登山のルートとしても
使われる登山道なので危険個所はないらしい


ともかぁ~く 歩きやすい


暗っぽい湿った道を登っていくと
ぶどうの泉 に到着


顔をジャブジャブ洗い
頭から水をかぶる ひとしさん

あ~
きもちいい♪
水場を過ぎると明るいカラマツの林
どんどん標高を上げて登っていく

(おりゃ


登山道はやっぱり ゆるやかに九十九に続き
刺激のない登山道は たいくつだ


あ゛―
下から山を見たらガスがかかっていたけど
稜線に出れば晴れるかな?
どうでしょうねぇー
降水確率30%でしたから微妙ですね

うが





標高を示す小さな看板だけが楽しみで
早く樹林帯を脱出したい ひとちがは先急ぐ

がんば がんば


その甲斐あってか
時間短縮して二番目の水場
野田場に到着

(やったね

どういう場所なのか期待してたけど
実に地味で 山際からチョロチョロと
水が出ているだけで 他に何もない


あ~
きもちいい♪
再び 顔をジャブジャブ洗い
頭から水をかぶる ひとしさん

ついでに首に巻いたタオルも
洗っちゃおっと

ジャブ ジャブ
馬返しを過ぎ 登りがキツくなり始めると
だんだんペースも落ちてくる

(はぁ。。。)

白川分岐のすぐ上には 行者岩なるものが
見える場所があるのだが ガスで岩は雲隠れ

(ぶぅ


数少ない樹林帯からの展望地なのに
景色がイマイチとなると 結構凹む


しばらく登るとプレハブの避難小屋に着いた

(うりゃ


これが大樽避難小屋ですよ


それでは小屋の戸を開けてみますね

ガラ ガラ ガラ

でもって小屋の近くにはトイレもありますぅ


水場も近くにあるようですよぉー


どうもありがとう ひとち

いいえ
どういたしまして

更に登りはキツくなっていく

(あわわ

胸突八丁に到着


分岐には 古い案内板の横に
新しい看板が立っていた

よーく見ると
桂小場と書かれた看板の裏側に
もうひとつ別のがついている

方向を変えて見てみよう


の?
信大ルト?
じゃない 信大ルート

その下には赤枠に 迷 と表示

地図を見ると 破線ルート になっている

コースタイムの表示もなく
安全ルートを登ってきた ひとちがとしては
興味津々 冒険ルート

同じ桂小場に出るみたいだし
帰りはこっちのルートを下ってみようか?
そうですね
でも 迷 って書いてありますよ
大丈夫かなぁー?
やめた方がいいよ ちがこさん
フツーの道を歩きなよ

いってみなきゃ
わかんないじゃん

とりあえず 帰りのコースは後回し
先に進むことにする

大変な登りも花たちが癒してくれる

(ふふ


ハァ




上で話し声がした

ベンチが置かれた やっとこ平

10人ほどのパーティーがベンチに座り休憩中

ここまで一気に登ってきたので
休憩したいのは山々

しかぁーし

前回登った 笠ヶ岳の登り が
あまりに強烈だったので この程度なら
まだまだ がんばれる と思った


ハァ




ポン と出た 胸突ノ頭
ようやく急登も終わった

(やったぁー


さぁ いよいよ この先から稜線に出る

ガスがかかっていた山もいつの間にか青空


いい天気になったね

はい
今日も楽しい稜線歩きになりそうです


白い砂礫の稜線に出ると
北方向に三角形の山


ピークの上には
大きな石が積み重なっている


ちがこさんらしいね

今日は 将棊頭山 ともうひとつ
茶臼山 ってのに登る計画

茶臼山は木曽町から駒ヶ岳に登るルートの途中にある

西駒登山道と合流する稜線上で
将其頭山と茶臼山はつながるってわけね

そういうこと

茶臼山は後半に向かう計画なので
くるりと180度方向を変え 南 に


ちょっと先に白い棒が立っていた
黒文字で書かれていたのは 行者岩

鶏冠の正体見たり!

ということはだよ
あそこは茶臼山ぢゃない
ってこと?
じゃ 茶臼山はいったいどこ?
???
少し先に進むと 分水嶺


登山道が二つに分かれている


夏道を通れば 西駒山荘に出るので
冬道は帰りに使うことにしよう

(よっしゃ

夏道は山の東側を巻くように続いていた

標高差もなく平坦で山斜面は花畑

(わーい





あっ!
あれが将棊頭山?

木々の間からは 権現づるね と呼ばれる
伊那スキー場から続く尾根が見える

将棊の頭に向かって進んでいこう


山荘が近づいてきた

今日もアルプス日和 空は青♪

森林限界を超えた稜線上の小屋付近は
直射日光バンバンで暑いのなんの

(ひょぇぇぇ

そんじゃ ちがこさん
小屋の紹介してよ


オッケー

小屋の後ろに見えるのが
本当の将棊頭山ピーク


小屋の横の将棊の頭は
岩が積み重なった小山なのだ


麓からは立派に見えるんだけどね
近くまでくると意外とちっちゃいね

そんなもんだよ


登山者は誰もいない

営業していない人気のない山荘は
寂しいもんだ

(そう そう)
休業中の山荘をわざわざ
訪れる人もいないだろう

小屋の周辺には
今年も登山者を待っているひとたちがいた

眠り姫のバラ色の唇のような
赤ではない濃いピンク色

なんて情熱的な色


ロープを張った保護区域には
たくさんの コマクサ


将棊頭山ピークに向かう前に
遭難記念碑のある駒ヶ岳八合目方向に進んでみた


手前にあるP2730まで行けば
駒ヶ岳がよく見えるはず

稜線にチングルマの綿毛が風に揺れている


ねぇ! ねぇ!
チングルマが綿毛に変身するまでって
どういう風に変化するか知ってる?
知らないよ
教えて! 教えて!



へぇー
面白いもんだねぇー

そうでしょ!
稜線を進んで行くと目の前に
駒ヶ岳の立派な姿が現れた

(きゃぁー


岩に登った ひとしさんをズームすると
ついでに駒ヶ岳付近の山々も大きく見える

(おおお


さいこー


先には進まずUターン
将棊頭ピークに向かうことに

途中にあったのは 天水岩

ひとち!
天水岩って何?

岩の上を覗いてみると


こんな夏もあるんでしょうな

砂礫の稜線を北に向かって登っていく


西駒山荘の 古くひしゃげた屋根が悲しい


砂礫の中には トウヤクリンドウ が
かくれんぼしていたよ


将棊頭ピークは 三角点もない山頂なのだ
山荘から外れ 少し戻った位置にあるため
訪れる人も少ないとか


展望のいい冬道の稜線を
茶臼山に向けて下っていく


看板に書いてあったように
踏み跡薄いから どこを歩いたらいいのか
よくわかんないよね

そうですね
ザレてて歩きにくいし
冬なら別でしょうけど

ガスが切れ目なく通過するため
展望はいいとは言えない

(はぁ。。。)
行者岩が見えた


胸突の頭の先の分岐から
行者岩に向かって登る


こちらの道は
あまり人が入っていないみたいだね


特に今年は西駒山荘が休業中のため
木曽町方向からの登山者は極端に少ないはずだ

モサモサを抜けると
鶏冠まで あとちょい


行者岩に到着

駒ヶ岳方向は ガスでイマイチ


岩の先に見えたのは


なんだか モサモサ木が生えて
地味な山だね

展望あるのかな?
ガイドブックには 素晴らしい眺望
って 書いてあったけど

ホントかな

ぶつぶつ・・・
とりあえず 先に進んでみることにする

(うりゃ

予想通り
こちらも木々がウザイ


でもね 道はしっかりあるし
迷うこともないよ

茶臼山ピークに到着

(やったぁー


そんじゃ ピークを物色してみよう


そして砂礫に埋もれた三角点


でもって 大事に祀られてる祠もある


景色はどうだったの?
はい こんなだよ


そして木曽町方向は こんな


ピークからの景色を期待していなかった
ひとしさんも大満足


もうちょっとガスがなけりゃ
もっとよかったのにね

贅沢言わないの!
下山開始

胸突八丁の分岐まで戻った


ここからが問題だ

冒険して 情報が全くない信大ルートを
下るべきか 下らぬべきか・・・

どうします?
ひとしさんの言葉も終わらぬうちに
ちがこさんは どかどか信大ルートを下って行った

あ゛―
行っちゃったよ ちがこさん
ひとちも 行くの?
とりあえず 追っかけます

迷 と書かれていたけど
笹やぶで迷うってことかな?
進めば 進むほど
ひどい笹やぶ


これまで何度か 笹のやぶこぎで
大変なことはあったけど その中で一番かも

(あはははは

言わせてもらえば 下りにこのルートを
使ったからいいようなものの
登りだったら絶対通るのは無理・・・

ストックで笹を掻き分けルート確認
笹に足をとられないように下っていく

(ひぃ


それにしても ひどい


ようやく笹の丈が短くなり
歩きやすくはなったものの
このような看板が ポン と
木の下に置かれていた


右があるってことは
左もあるってことだ

いったいどっちに進めばいいんだろ?
ひとしさんと道を観察した結果
左は道がないという結論に至り
右方向へ進む

下った場所は どうやら
しらべ平 という場所のようだ

建物があった

鍵は開いている
さっそく中を拝見しよう


まるで避難小屋みたいだね


しらべ平から先は しばらく広い道かと
思いきや そんなに甘くはなかった


九十九に山を下るころには
笹帯も終わり フツーの登山道

(ほっ


下っていく途中には二か所 西駒登山道に
抜けるエスケープルート?もあったようで
現在は赤テープで通行禁止になっている

テープの先は 笹やぶ

見なかったことにしよう

麓の景色が見える場所に出た


看板がついているものの 古すぎて
何が書いてあるのかよくわからない


どんどん標高を下げて1400m付近まで下った
横には沢 暗ぼったく湿っている

(げっ


そろそろ桂小場に近いはずですけど
大丈夫でしょうね?
一本道だし 方向的にもおかしくないから
たぶん桂小場は近いよ

そんな会話をしながら下っていくと


近くには こんな建物が


ということで
性懲りもなく ちがこさんが物色しようと
小屋の引き戸を開けた

ガラ ガラ ガラ

何か頭の上に落ちてきた

ボタ ボタ ボタ
髪に ボタボタは当たり
床に ボタボタは落ちた
え゛?
雨ぢゃないし?
続いて第二段が降ってきた

ボタ ボタ ボタ
も もしや
これって?
コンクリートに落ちた ボタボタに顔を
近づけた ちがこさんが悲鳴を上げた

ぎゃーっ

山ヒル!
今年は 山ダニ・ブユ・山蚊 と散々な目に
会ってきた ちがこさん

今回は 山ヒルの餌食か?
きゃぁー

きもちわるぅー

バタバタとタオルで頭を掃い
これまでにない機敏さで お互いの身体に
山ヒルがついていないか確認

退散 退散

ひゃぁー
ひどい目に会いましたね

危うく 山ヒルの餌食に
なる所だったよ

被害がなくてよかったじゃん

そ そうだけど

長くて 今にも落ちそうな古い橋


暗くて湿った山道から 沢沿いのモサモサ草が
覆い茂る道を下っていく


なんとも かんとも この信大ルート
破線ルートだけあって一筋縄ってわけには
いかない強烈な登山道だった

信大の学生さんたちも大変ですね

もうこのルートは ごめんかな


人工堤防の横にも登山道はあったみたいだが
鉄の階段でも登山道に合流できる


ポン と出た沢沿いの道路

迷 よりも やぶ&山ヒル が
印象的な冒険破線ルートだった

ちなみに・・・
歩きたいという人はいないとは思いますが
参考に 信大ルートの詳細を記しておきます



羽広温泉 みはらしの湯
同じ敷地内に色々な施設もあるので楽しめるよ♪
2012年12月04日
雪山ファインディング!
2012/12/1
アドレナリン逆流!?
経ヶ岳
(赤石山脈北部前衛エリア)
全山行 327回

経ヶ岳の情報はこちら
標高 大泉山 2252m 経ヶ岳 2296.3m
天気
雪
山行時間 7時間35分
〈コース〉自宅(4:45)-大泉ダム(7:35)-大泉ダムルート-四合目(8:30)-
七合目(9:40-9:50)-八合目(10:30-10:40)-黒沢山分岐(10:55)-九合目-
山頂(11:30-11:40)-九合目-黒沢山分岐(12:10)-下山路分岐(1:10)-
5m岩・林道終点(3:00)-大泉ダム(3:20)
皆さんは中央アルプス前衛の山
経ヶ岳をご存じだろうか?
今回 ひとちがはメインルートの
仲仙寺ルートではなく
マニアックな周遊できるルートを
歩いてきたよ
雪山ファインディング
それは ちがこさんの
山調べから始まった
はぁ。。。 経ヶ岳ってさ
他に登るルートがないわけ?
ピストンで歩く仲仙寺コースは
本格派向けのコース と紹介されている

でもね、往復で8時間10分
展望も八合目だけしかない長い道のり
とても楽しいとは思えなかった
(はぁぁぁ
)
しかぁーし、200名山もやろうとしている
ひとちがとしては 一度は登らねばならぬ
(そう! そう!)
う~ん
もっと違うルートは
ないのかなぁー?
調べていくうちに 大泉ダムルート
ってのがあることがわかった
(うは
)
でも四合ですぐ仲仙寺ルートと
合流しちゃうわけだから面白みに欠ける・・・
(ぶぅ
)
どうしようかな
思い悩んでいた時 偶然ネットで
見つけたマニアックルート
なんと大泉ダムまで周遊できるのだ
(うは! うは!)
うぉ!
これ! これ!
これしかない
しかぁーし、問題があった
黒沢山へ向かう分岐から 下山するルートの
分岐まで 道がない?
だ、だいじょうぶ?
ちがこさん
なんとかなるっしょ!
*今回 ひとちがが歩いたルートを
張り付けておきます

コースタイムは ちがこさんのペース
通常平均タイムで歩けますが
今回は下りに時間がかかりました
参考になれば嬉しいです
天気は 晴れ時々曇り ってのを信じて
大泉ダムの駐車場に車を停めた
何故だか経ヶ岳だけ 黒い雪雲が
渦巻いている
当然 登山口にもチラチラと雪が舞う
(あららん
)
あはは。。。
天気予報ハズレだね
今日は晴れじゃなかったんですか?
口をへの字に曲げて ひとしさんが
じぃーっ と ちがこさんを見る
まぁ、そんな日もあるよ
平気な顔をして ちがこさんは
ズンズン出発準備
雪が降っているけど あんまりサブくないから
冬グローブとゴーグルは置いて行こうっと♪
カッパを着て準備OK
実に身軽?

緩やかに登る広い林道を登っていく
(うりゃ
)
すっかり葉を落とした落葉樹は
ひとちがに茶色のフカフカのジュータンを
プレゼント

写真には写っていないけど
かなり雪が降っている
パラパラと細かい雪が切れ目なく
空から落ちてきた
(ひょぇぇぇぇ
)
経ヶ岳のコースには立派な標識
マツボックリのキャラクター まっくん が
コースタイムを表示してくれるのが楽しい
(うん、うん
)

二合目を過ぎると林道は終わり
フツーの登山道になった
うが
うが
うが
うが

三合目から 枯葉のジュータンは終わり
白い雪道に変身
(わっ
)

まだパウダースノーのサラサラ雪は
アイゼンも必要なし

仲泉寺ルートとの合流に到着
(よし
)
先客がいた
カップルの登山者が
じっとこっちを見ている
こんにちわぁー
すかざず ちがこさんが声をかける
雪、降ってきちゃいましたね
そう?
美人さんの彼女はツンとおすまし
まぁ いいや
それ以上会話もなく お茶を一口飲んで
さっそく出発
ひとしさぁーん
ここまでどのくらいかかった?
えぇーと 45分ですね
早かったね、1時間はかかると
思ってたから
ひとちがの声が聞こえたのか
彼女の文句ブゥブゥが聞こえた
ここまで1時間半もかかってるよ
私たち
彼氏はモグモグ行動食を食べながら
別にいいじゃん って顔
きっと天気もイマイチで 長い道のり
楽しくないのかもね・・・
まぁ いいです
五合目を過ぎ ズンズン登る
なんともカラマツと笹の緊張感のない道のり
ずーっ とカラマツ林が続く
帰りもこのコースだったら眠くなりそうだ
そんなことを考えていたら道幅の狭い
カラマツの斜面にでた
ひとしさんぁーん
今はいいけどさ、もっと雪が積もったら
滑落しそうだね この辺り
今日はいつものストック
ピッケルは持ってこなかなった
道が凍ってたら
アブナイ アブナイ
六合目を通過、林ごしに 伊北の町が見える

あーぁ
なんでこの山だけ雪なんだろ?
恨めしそうな ちがこさん

どんよりと黒雲がかかり
更に雪が激しく降り出した
(あわわ
)
七合目に到着
ここは ちょっとした展望地

行動食をパクついで すぐに登り始める
サブくなってきた
七合目からいったん下り
八合目まで一気に登る
うが
うが
うが
うが
物も言わず 必死に登っていく
ちがこさん 経ヶ岳の山頂の標高
どのくらいですか?
えーと
たぶん1700m位だったかな?
えっ?
もう とっくに1700m越えてますよ
えぇ~っ?
地図を確認すると山頂は2296.3m
どうりで長いわけだ
ちみたち!
標高も確認しないで登ってたの?
すんません
八合目に到着
ここわ 蔵鹿の頭と呼ばれる場所
望郷と書かれた立派な石塔が立っていた

きゃほぉーっ♪
景色いいじゃん
大手を振って ワイワイ喜びたいのは山々
今日は雪

空はどんより黒い雲
町は見えても その先に見えるはずの
南アルプスの山々も姿はなし
(はぁぁ。。。)

小広い平坦地の八合目は 風がよく通る
って やたらサブイ
ひとしさんは身を縮め 冷えた指を少しでも
温めようとポケットに手を突っ込む
寒いですね
冬ブローブ持ってくれば
よかったですぅ
そうだよねぇー
車に置いてきちゃったの失敗だったね
そんなもんです
山頂方向の枯れ木には 霧氷♪
天気がよければ 青空に
キラキラ
光る
美しい光景を見ることができるはず
今日は雪

どんよりと黒い雲の中に白い霧氷
気温は氷点下、サブいわけ
ここからアイゼンの出番であ~る
さぁさぁ 先を急ごう
まるで冷凍庫のような
霧氷の林に突入

15分程登っていくと標識がある
八合目と九合目の中間地点を示すもの
ここが問題の 黒沢山との分岐

標識の上のポールと すぐ後ろの木に赤テープ
テープに 黒沢山ルート と黒マジックで
書いてある
(これがないとたぶんわかりません
)
ちがこさん さっそく黒沢山ルートの様子を
物色することにした
(どれ どれ?)
どうですかぁー?
ひとしさんの声がする
目の前には トレースなし、登山道はおろか
雪の重みで倒れた笹薮があるのみ
(えっ?)
かなり笹が深いみたい
道あんのかな?
仕方がないので なんとなぁーく道かな?
と思われる方向に少し下ってみた
やっぱり道がない?
あるのは深い笹薮のみ
と 古ぼけた赤テープ発見
その先には 白茶けた赤テープ?
あった あった
これじゃ なんとかなるかな
分岐に戻る
どうでしたか?
うん、たぶん行ける と思う
・・・・・
不安そうな ひとしさん
あっと言う間に九合目まで登った
大泉山の山頂であ~る
ここわ 奥ノ院跡だそうだ
益々気温は下がり、口まで凍る
上手く話ができないくらい
木についた霧氷が芸術的♪

目出し帽 しましょうか?

身体の露出している部分だけが
冷たくなっていた
あるものすべて着込んだから
ふたりとも まるでダルマ
石仏が雪に埋もれている

ここまで来る間 黒沢山の分岐の先 下りルートを
樹林帯の隙間から カラマツ林の間をジグザグに
雪がついているのを確認することができた
不明瞭な笹薮道を迷うことなくファインディングし
黒沢山と下りルートの分岐に出ることができれば
帰り道に出ることができる
気をつけなきゃいけないのは
笹藪を斜めに下らないこと
下りの分岐は黒沢山を少し登った尾根上にあるから
迷って笹薮を下りすぎると 急な山斜面の谷筋を
下るハメになるからだ
下りルートの確認ができたので
山頂を目指そう

笹は深く頭を下げ登山道を塞ぐ
とはいっても不明瞭ではない

九合目と山頂の中間地点を示す標識を
通過し、最後の坂を登る

うが
うが
うが
うが
山頂に到着
石仏と石塔がお出迎え

三角点は深く雪に埋もれ
頭が出ているのみ

樹林帯の山頂からは景色は望めない
記念撮影を済ませると早々に退散
再び笹が邪魔っけな登山道を下っていく

九合目付近で朝あったカップルとすれ違った
無言で彼女は二番手を歩き
気に入らないオーラを振りまいていた
(あはは。。。)
お気をつけて!
問題の黒沢山ルートの分岐に到着
意を決して ちがこさんが先頭をいく

大丈夫ですか?
不安そうな ひとしさんは
後方で立ちんぼ
うひひひ
大丈夫、石仏たちに よーくお願いしてきたから
きっと道を教えてくれるはず
そんなわけないじゃん!

古ぼけた赤テープと白茶けた赤テープを過ぎると
目印が完全になくなった
(あれま
)
どの方向を見ても笹薮ばっかで不明瞭どころか
全く登山道は確認できない
(どうしよう
)

もしかすると目印の赤テープがついた木があった
かもしれない
探すより、笹薮を谷筋に下らないよう
なるべく真っ直ぐに進んでいくことにした
(うりゃ
)
*夏道は更に笹薮がひどくなっているかと
道はわかるかもしれません
時々立ち止まる ちがこさん
こっちじゃないみたい
どっちに進んだらいいのかな?
迷った時の登山道なんて どこも道の
ように見えるもんです
本当に大丈夫なんですか?
ドキ ドキ ドキ ドキ
後方の ひとしさんは緊張と不安で
アドレナリンが逆流しているようだ
おぇー
がないだけマシか?
もし、先に進めないとしたら 今下った急な笹薮を
再び登り返さなくてはいけないな
時間が気になる ひとしさん
そんな ひとしさんの不安をよそに ちがこさんは
ひとり先に進むことしか考えていなかった
(あはは
)
きっと笹は登山道があるとしたら 雪の重みで
こんにちわ するはず
ってことは、笹が重なり合って盛り上がっている
方向は×だよね
と勝手な解釈
なるべく笹が凹んで雪が積もっている
部分を吟味して進む
(うりゃーっ
)
とはいえ、笹が倒れ雪が積もり アイゼンをした登山靴は
笹にひっかかり一筋縄では進めない
(たちけて
)
時折 ズボっ と ハマ り
動けなくなる
(きゃぁーっ
)

おっ!
カラマツ林と あれは黒沢山への登り?

進むべき方向が見えた
やっぱり石仏たちは ひとちがを守って
くれてるのだ
(うん、うん
)

たぶん、分岐の急坂を下り、黒沢山への登りとの間
らしき場所に ポン とでた
あれ?
道あった

広く笹が刈られ 一人分のトレースもある
目の前には笹薮の谷、伊北の町が一望だ
ひとちがが登ってきた尾根もバッチリ

しかぁーし、ここは下りの分岐じゃない
再びトレースを追って黒沢山方向に登っていく
いったいこのトレースの主は
どこに向かったんだろう?
トレースのついた登山道を追うように登ると
そこには念願の分岐
(きゃほぉーっ
)

もっと雪が深くなれば 完全にこの目印の杭は雪に
埋もれわからなくなる
ある意味ラッキーだったかも
(そう!そう)
やったぁー
山頂に立った以上に ふたりで大喜び
不明瞭な道をクリアできたのだ
その先の黒沢山方向は 不明?

登山道は広く笹は刈られ迷うような箇所もなし
下りのジグザグに続く登山道を下る

カラマツ、そして大きな立派なブナ

ブナ?
そう ブナ!
ちがこさんは 見つけてしまった

入っちゃえ

急なジグザグ道は 次第に雪がなくなり枯葉が
積もった道に変わった
本日 ちがこさんが一番コワかったのは
踏み跡のない枯葉が積もった急坂を下ること
(ふぇーん
)

踏まれていない枯葉の上には パラパラ雪が
足を置いたとたんに ツルっ と滑る
枯葉の下の土は湿っていて ヌルっ と滑る
(げっ
)
靴一足分の幅くらいしかない登山道は 枯葉が
積もることにより更に道幅を狭くしていた
(あわわ
)
落葉樹林帯のこの辺り、ハンパなく深く積もった
枯葉は登山道を消してしまいそうな勢い
うわぁーっ!!
何度も滑って転びそうになる ちがこさん
枯葉で滑落?
あ゛―
いやだ いやだ

ひとしさんは案外平気な顔でズンズン下る
それに続く へっぴり腰の ちがこさん
(チ~ン
)
長い急なジグザグ道を下り ようやく登山口のある
大泉ダムの上流 林道終点にでた
大きな岩の下に小さな看板
(ちょっとわかりにくいかも
)
沢沿いの林道を下っていく
今日この山で会ったのは カップルの登山者と帰りの
林道にいたカップルのカモシカだけだった
(あはは
)

ゴール
ストックの先端は雪と寒さのため?
氷が三角形の重りになっていた
(びっくり
)

経ヶ岳周遊ルート
面白そうでしょ!
経ヶ岳への山計画している人におすすめ!
ハラハラ ドキドキルートだよ
本日の車泊場所はこちら
森と水のアウトドア体験広場
*駒ヶ根、早太郎温泉にあります
駐車スペースはありますが 夜間トイレ、水は使えません
本日の立ち寄り湯はこちら
早太郎温泉 こまゆき荘
*森と水のアウトドア体験広場のすぐ横です。
こじんまりしていますが泉質もよく混んでいないのがいいです


アドレナリン逆流!?
経ヶ岳
(赤石山脈北部前衛エリア)
全山行 327回



標高 大泉山 2252m 経ヶ岳 2296.3m
天気

山行時間 7時間35分
〈コース〉自宅(4:45)-大泉ダム(7:35)-大泉ダムルート-四合目(8:30)-
七合目(9:40-9:50)-八合目(10:30-10:40)-黒沢山分岐(10:55)-九合目-
山頂(11:30-11:40)-九合目-黒沢山分岐(12:10)-下山路分岐(1:10)-
5m岩・林道終点(3:00)-大泉ダム(3:20)
皆さんは中央アルプス前衛の山
経ヶ岳をご存じだろうか?
今回 ひとちがはメインルートの
仲仙寺ルートではなく
マニアックな周遊できるルートを
歩いてきたよ

雪山ファインディング


山調べから始まった

はぁ。。。 経ヶ岳ってさ
他に登るルートがないわけ?
ピストンで歩く仲仙寺コースは
本格派向けのコース と紹介されている

でもね、往復で8時間10分
展望も八合目だけしかない長い道のり
とても楽しいとは思えなかった

(はぁぁぁ

しかぁーし、200名山もやろうとしている
ひとちがとしては 一度は登らねばならぬ

(そう! そう!)
う~ん
もっと違うルートは
ないのかなぁー?
調べていくうちに 大泉ダムルート
ってのがあることがわかった

(うは

でも四合ですぐ仲仙寺ルートと
合流しちゃうわけだから面白みに欠ける・・・
(ぶぅ

どうしようかな

思い悩んでいた時 偶然ネットで
見つけたマニアックルート

なんと大泉ダムまで周遊できるのだ

(うは! うは!)
うぉ!
これ! これ!
これしかない

しかぁーし、問題があった

黒沢山へ向かう分岐から 下山するルートの
分岐まで 道がない?
だ、だいじょうぶ?
ちがこさん

なんとかなるっしょ!
*今回 ひとちがが歩いたルートを
張り付けておきます


コースタイムは ちがこさんのペース
通常平均タイムで歩けますが
今回は下りに時間がかかりました

参考になれば嬉しいです

天気は 晴れ時々曇り ってのを信じて
大泉ダムの駐車場に車を停めた

何故だか経ヶ岳だけ 黒い雪雲が
渦巻いている

当然 登山口にもチラチラと雪が舞う

(あららん

あはは。。。
天気予報ハズレだね

今日は晴れじゃなかったんですか?
口をへの字に曲げて ひとしさんが
じぃーっ と ちがこさんを見る

まぁ、そんな日もあるよ

平気な顔をして ちがこさんは
ズンズン出発準備

雪が降っているけど あんまりサブくないから
冬グローブとゴーグルは置いて行こうっと♪
カッパを着て準備OK

実に身軽?

緩やかに登る広い林道を登っていく

(うりゃ

すっかり葉を落とした落葉樹は
ひとちがに茶色のフカフカのジュータンを
プレゼント


写真には写っていないけど
かなり雪が降っている

パラパラと細かい雪が切れ目なく
空から落ちてきた

(ひょぇぇぇぇ

経ヶ岳のコースには立派な標識
マツボックリのキャラクター まっくん が
コースタイムを表示してくれるのが楽しい

(うん、うん


二合目を過ぎると林道は終わり
フツーの登山道になった

うが





三合目から 枯葉のジュータンは終わり
白い雪道に変身

(わっ


まだパウダースノーのサラサラ雪は
アイゼンも必要なし


仲泉寺ルートとの合流に到着

(よし

先客がいた

カップルの登山者が
じっとこっちを見ている

こんにちわぁー

すかざず ちがこさんが声をかける

雪、降ってきちゃいましたね

そう?
美人さんの彼女はツンとおすまし

まぁ いいや

それ以上会話もなく お茶を一口飲んで
さっそく出発

ひとしさぁーん
ここまでどのくらいかかった?
えぇーと 45分ですね

早かったね、1時間はかかると
思ってたから

ひとちがの声が聞こえたのか
彼女の文句ブゥブゥが聞こえた

ここまで1時間半もかかってるよ
私たち

彼氏はモグモグ行動食を食べながら
別にいいじゃん って顔

きっと天気もイマイチで 長い道のり
楽しくないのかもね・・・
まぁ いいです

五合目を過ぎ ズンズン登る

なんともカラマツと笹の緊張感のない道のり

ずーっ とカラマツ林が続く

帰りもこのコースだったら眠くなりそうだ

そんなことを考えていたら道幅の狭い
カラマツの斜面にでた

ひとしさんぁーん
今はいいけどさ、もっと雪が積もったら
滑落しそうだね この辺り

今日はいつものストック
ピッケルは持ってこなかなった

道が凍ってたら
アブナイ アブナイ

六合目を通過、林ごしに 伊北の町が見える


あーぁ
なんでこの山だけ雪なんだろ?
恨めしそうな ちがこさん


どんよりと黒雲がかかり
更に雪が激しく降り出した

(あわわ

七合目に到着

ここは ちょっとした展望地


行動食をパクついで すぐに登り始める

サブくなってきた

七合目からいったん下り
八合目まで一気に登る

うが




物も言わず 必死に登っていく

ちがこさん 経ヶ岳の山頂の標高
どのくらいですか?
えーと
たぶん1700m位だったかな?
えっ?
もう とっくに1700m越えてますよ

えぇ~っ?
地図を確認すると山頂は2296.3m
どうりで長いわけだ

ちみたち!
標高も確認しないで登ってたの?
すんません

八合目に到着

ここわ 蔵鹿の頭と呼ばれる場所
望郷と書かれた立派な石塔が立っていた


きゃほぉーっ♪
景色いいじゃん

大手を振って ワイワイ喜びたいのは山々
今日は雪


空はどんより黒い雲

町は見えても その先に見えるはずの
南アルプスの山々も姿はなし

(はぁぁ。。。)

小広い平坦地の八合目は 風がよく通る
って やたらサブイ

ひとしさんは身を縮め 冷えた指を少しでも
温めようとポケットに手を突っ込む

寒いですね
冬ブローブ持ってくれば
よかったですぅ

そうだよねぇー
車に置いてきちゃったの失敗だったね

そんなもんです

山頂方向の枯れ木には 霧氷♪
天気がよければ 青空に


美しい光景を見ることができるはず

今日は雪

どんよりと黒い雲の中に白い霧氷
気温は氷点下、サブいわけ

ここからアイゼンの出番であ~る

さぁさぁ 先を急ごう

まるで冷凍庫のような
霧氷の林に突入

15分程登っていくと標識がある

八合目と九合目の中間地点を示すもの

ここが問題の 黒沢山との分岐

標識の上のポールと すぐ後ろの木に赤テープ
テープに 黒沢山ルート と黒マジックで
書いてある

(これがないとたぶんわかりません

ちがこさん さっそく黒沢山ルートの様子を
物色することにした

(どれ どれ?)
どうですかぁー?
ひとしさんの声がする

目の前には トレースなし、登山道はおろか
雪の重みで倒れた笹薮があるのみ

(えっ?)
かなり笹が深いみたい
道あんのかな?
仕方がないので なんとなぁーく道かな?
と思われる方向に少し下ってみた

やっぱり道がない?
あるのは深い笹薮のみ

と 古ぼけた赤テープ発見

その先には 白茶けた赤テープ?
あった あった
これじゃ なんとかなるかな

分岐に戻る

どうでしたか?
うん、たぶん行ける と思う

・・・・・

不安そうな ひとしさん

あっと言う間に九合目まで登った

大泉山の山頂であ~る

ここわ 奥ノ院跡だそうだ

益々気温は下がり、口まで凍る

上手く話ができないくらい

木についた霧氷が芸術的♪

目出し帽 しましょうか?

身体の露出している部分だけが
冷たくなっていた

あるものすべて着込んだから
ふたりとも まるでダルマ

石仏が雪に埋もれている


ここまで来る間 黒沢山の分岐の先 下りルートを
樹林帯の隙間から カラマツ林の間をジグザグに
雪がついているのを確認することができた

不明瞭な笹薮道を迷うことなくファインディングし
黒沢山と下りルートの分岐に出ることができれば
帰り道に出ることができる

気をつけなきゃいけないのは
笹藪を斜めに下らないこと

下りの分岐は黒沢山を少し登った尾根上にあるから
迷って笹薮を下りすぎると 急な山斜面の谷筋を
下るハメになるからだ

下りルートの確認ができたので
山頂を目指そう


笹は深く頭を下げ登山道を塞ぐ

とはいっても不明瞭ではない


九合目と山頂の中間地点を示す標識を
通過し、最後の坂を登る


うが




山頂に到着

石仏と石塔がお出迎え


三角点は深く雪に埋もれ
頭が出ているのみ


樹林帯の山頂からは景色は望めない

記念撮影を済ませると早々に退散
再び笹が邪魔っけな登山道を下っていく

九合目付近で朝あったカップルとすれ違った

無言で彼女は二番手を歩き
気に入らないオーラを振りまいていた

(あはは。。。)
お気をつけて!
問題の黒沢山ルートの分岐に到着

意を決して ちがこさんが先頭をいく


大丈夫ですか?
不安そうな ひとしさんは
後方で立ちんぼ

うひひひ
大丈夫、石仏たちに よーくお願いしてきたから
きっと道を教えてくれるはず

そんなわけないじゃん!

古ぼけた赤テープと白茶けた赤テープを過ぎると
目印が完全になくなった

(あれま

どの方向を見ても笹薮ばっかで不明瞭どころか
全く登山道は確認できない

(どうしよう


もしかすると目印の赤テープがついた木があった
かもしれない

探すより、笹薮を谷筋に下らないよう
なるべく真っ直ぐに進んでいくことにした

(うりゃ

*夏道は更に笹薮がひどくなっているかと
道はわかるかもしれません

時々立ち止まる ちがこさん

こっちじゃないみたい
どっちに進んだらいいのかな?
迷った時の登山道なんて どこも道の
ように見えるもんです

本当に大丈夫なんですか?
ドキ ドキ ドキ ドキ
後方の ひとしさんは緊張と不安で
アドレナリンが逆流しているようだ

おぇー
がないだけマシか?
もし、先に進めないとしたら 今下った急な笹薮を
再び登り返さなくてはいけないな

時間が気になる ひとしさん

そんな ひとしさんの不安をよそに ちがこさんは
ひとり先に進むことしか考えていなかった

(あはは

きっと笹は登山道があるとしたら 雪の重みで
こんにちわ するはず

ってことは、笹が重なり合って盛り上がっている
方向は×だよね

と勝手な解釈
なるべく笹が凹んで雪が積もっている
部分を吟味して進む

(うりゃーっ

とはいえ、笹が倒れ雪が積もり アイゼンをした登山靴は
笹にひっかかり一筋縄では進めない

(たちけて

時折 ズボっ と ハマ り
動けなくなる

(きゃぁーっ


おっ!
カラマツ林と あれは黒沢山への登り?

進むべき方向が見えた

やっぱり石仏たちは ひとちがを守って
くれてるのだ

(うん、うん


たぶん、分岐の急坂を下り、黒沢山への登りとの間
らしき場所に ポン とでた

あれ?
道あった


広く笹が刈られ 一人分のトレースもある

目の前には笹薮の谷、伊北の町が一望だ

ひとちがが登ってきた尾根もバッチリ


しかぁーし、ここは下りの分岐じゃない

再びトレースを追って黒沢山方向に登っていく

いったいこのトレースの主は
どこに向かったんだろう?
トレースのついた登山道を追うように登ると
そこには念願の分岐

(きゃほぉーっ


もっと雪が深くなれば 完全にこの目印の杭は雪に
埋もれわからなくなる

ある意味ラッキーだったかも

(そう!そう)
やったぁー

山頂に立った以上に ふたりで大喜び

不明瞭な道をクリアできたのだ

その先の黒沢山方向は 不明?

登山道は広く笹は刈られ迷うような箇所もなし

下りのジグザグに続く登山道を下る


カラマツ、そして大きな立派なブナ


ブナ?
そう ブナ!
ちがこさんは 見つけてしまった


入っちゃえ


急なジグザグ道は 次第に雪がなくなり枯葉が
積もった道に変わった

本日 ちがこさんが一番コワかったのは
踏み跡のない枯葉が積もった急坂を下ること

(ふぇーん


踏まれていない枯葉の上には パラパラ雪が
足を置いたとたんに ツルっ と滑る

枯葉の下の土は湿っていて ヌルっ と滑る

(げっ

靴一足分の幅くらいしかない登山道は 枯葉が
積もることにより更に道幅を狭くしていた

(あわわ

落葉樹林帯のこの辺り、ハンパなく深く積もった
枯葉は登山道を消してしまいそうな勢い

うわぁーっ!!
何度も滑って転びそうになる ちがこさん

枯葉で滑落?
あ゛―
いやだ いやだ


ひとしさんは案外平気な顔でズンズン下る

それに続く へっぴり腰の ちがこさん

(チ~ン

長い急なジグザグ道を下り ようやく登山口のある
大泉ダムの上流 林道終点にでた

大きな岩の下に小さな看板

(ちょっとわかりにくいかも

沢沿いの林道を下っていく

今日この山で会ったのは カップルの登山者と帰りの
林道にいたカップルのカモシカだけだった

(あはは


ゴール

ストックの先端は雪と寒さのため?
氷が三角形の重りになっていた

(びっくり


経ヶ岳周遊ルート
面白そうでしょ!
経ヶ岳への山計画している人におすすめ!
ハラハラ ドキドキルートだよ



森と水のアウトドア体験広場
*駒ヶ根、早太郎温泉にあります

駐車スペースはありますが 夜間トイレ、水は使えません



早太郎温泉 こまゆき荘
*森と水のアウトドア体験広場のすぐ横です。
こじんまりしていますが泉質もよく混んでいないのがいいです



2010年10月07日
展望最高!秋の稜線歩き♪
2010/10/01.02
南駒ケ岳・越百山
(木曽山脈エリア)
全山行 199回
百名山 39座

後編!!
前編はこちら♪
標高 赤梛岳 2798m 南駒ケ岳 2841m 仙涯嶺 2734m 越百山 2613m
天気
晴れ
山行時間 9時間20分
〈コース〉摺鉢窪避難小屋(7:00)-稜線(7:30)- 赤梛岳(7:45-8:10)-南駒ケ岳(9:10-9:30)- 仙涯嶺(10:40)-越百岳(12:10-12:40)-越百小屋(1:45)-上の水場(2:05-2:10)-七合目展望台(2:30)-下のコル(3:10)-福栃平・登山口(3:30)-駐車場(4:20)
秋のお山の稜線歩き♪
素晴しい景色に見とれて遊びすぎた・・・・
下りは またもやトレラン状態!
日暮れまでに駐車場に戻れるのか ひとちが!!
夜が明けた・・・

小屋の明り取りの窓から朝日が差し込んでいる
ふんがぁぁぁーーーっ!
うーーーーん、よく寝たぞぉーっ!!
昨夜は冷え込んだものの、足元に貼ったホッカイロと 背中に貼ったホッカイロのおかげで ぐっすり眠ることができた ちがこさん
静かな貸切の小屋で 快調な目覚めであ~る。
(うしししし。。。)
本日わぁー、カールを稜線まで戻り 南駒ケ岳から越百山までの稜線歩き♪
(やったぁー! 昨日は 大変な樹林帯を がんばったからねぇー
)
風は少々あるものの、お天気はバツグンにいい
それにしても さぶぅーーーーっ・・・
シュラフから出るのもしゃくなんで イモムシのようにシュラフのまんま外に出てみた
(変だよ あんたたち
)

うはは!
いい天気じゃぁーっ!!
百間ナギから雲海と朝日の昇った山々をしばし眺める

出発しますかぁー♪

カールも朝日に
輝いている。

快適な小屋を後に
うが
うが稜線まで登る。
ナナカマドは 今年の暑さのせいか 葉っぱがカレカレで
赤く色づくはずの葉が茶色に変色、赤い実だけが秋を彩る。

稜線でた。
(よっしゃ
)
小屋が小さく見える

風はいつの間にかやみ 澄んだ空気と美しい稜線が ひとちがを待ち構えていた。
昨日登った南駒ケ岳も迫力ありますなぁー・・・

それにしても 後ろ髪引くのは反対方向の空木岳
本来ならば 空木岳まで足を延ばしたい
しかぁ~し、ちがこさんの足では 帰りの時間を計算すると無理がある。
はぁぁぁぁ、、、、
あまりに惜しすぎる
よぉ~し、そんじゃ 空木の手前の赤梛岳までは行ってみよう
(
始まっちゃいました・・・ ひとちがの寄り道
)

ザックを稜線にデポして赤梛岳まで登る。

朝日に輝く南アルプスと雲海、ちょこんと富士山も顔を出している・・・

山頂から見えた景色・・・
こりゃ絶景!!

きゃぁーーーーっ♪
空木までの稜線の なんて綺麗なこと
往復3時間はかかる道のりも なんだか がんばっちゃえば歩けるような気もするけど・・・

でもね、がまんです。
ちがこさんの歩くペースでは帰りの時間が心配ですから
ふぇぇぇーーーん
山頂の壊れた棒だけになった標識と 御嶽山をバックに 超ゴキゲンな ひとしさん

写真撮影の手にも余念がない。
パシャ パシャ♪
そんじゃ、戻りますかぁー・・・
デポしたザックの場所に戻ると登山者が
空木のヒュッテに宿泊した 大阪の 藤田さん、安曇野の なおベーさんであ~る

ふたりとも 南駒を経て帰るそうだが 健脚でなければ長丁場の下山、スゴイ人たちだ。
ひとちがも見習いたいところ。
重たいザックを再び背負い 南駒ケ岳へゴー♪

昨日はガスがかかり始めていた山頂、本日は青空の下 360度のパノラマを見せつけている。

わぁ~ぉ♪
最高の展望だぁー!!
再び稜線歩きが始まった

メインは越百山、 ところが大きな誤算
っていうか、仙涯嶺なる存在を忘れていたのだ!
(がちょびーーーん
)
単なる稜線上の峰・・・
と ちがこさんは思っていた。
しかぁ~し、仙涯嶺の形を見たとたん あえなく甘い考えは打ち砕かれた
なんじゃこりゃぁー!!
す、スゴイ岩の塊じゃんねぇーーーーっ!

中央アルプスの三大岩峰といわれる仙涯嶺、岩峰はひとつだけでなく 幾重にも大きな峰が連なっている

おぉぉぉぉぉーーーーっ
これを越せってか?
もちろん 越しますとも

越百山からのたくさんの登山者が いくつものパーティーを組み稜線の反対側方向からやってくる。
昨日、越百小屋は大盛況だったようであ~る。
よかったぁー・・・
スキスキの摺鉢窪まで がんばった甲斐があったというもんだ
コミコミの小屋は ゴメンだよ!
(うはははは!)
すれ違った登山者たちが 南駒ケ岳の山頂を目指している。
素晴しい光景だ。
いったい どこまで行くのだろう?

手ごわい仙涯嶺も なんとかクリア
(ほっ。。。)
再び高度を下げながら越百山までの稜線歩き♪

気っ持ちいい♪
秋のお山は最高!!

赤や
黄色、
緑の描いたような紅葉 いくつもの大きな白っぽい岩峰・・・

秋ですなぁーーー・・・・
越百山に到着
(やったね
)

怪しいガスが出てきた
おかげさまで稜線歩きもここまで、天気が悪くなってもいいよね!
越百小屋に向おう


樹林帯に突入
紅葉の樹林帯を ちんたら歩く ちがこさん。
赤と黒のハデハデな小屋に到着、ここから先は ずーーーーーっと樹林帯であ~る。

「あ~ぁ、稜線歩きも終わっちゃったねぇー・・・
長い帰りの樹林帯を思うと テンション下がるしぃ
」
これ! これ!
十分楽しんだんだから がんばって歩きなさい ちがこさん
はい、はい、そうですな

とりあえず がんばって七合目の展望台まで下った。
展望台といっても ほとんど展望なし。
ちんたら歩く ちがこさんのペースで 後方を歩く ひとしさんが騒ぎ始めた。
「ちがこさん、ペースを上げないと日暮れまでに駐車場まで たどりつけませんよ
」
地図のコースタイムを計算して ひとしさんは ちがこさんのお尻をつっつく
「だってぇー・・・」
ぶぅ
ぶぅ
ぶぅたれる ちがこさん
『いいじゃん、登山口に出れば日が暮れても林道歩き、危ない箇所もないしぃー ヘッドライトも持ってるんだから のんびり歩きたいよぉー
』
しかぁ~し、一度 ひとしさんが時間を気にしだしたら のんびり歩くことは不可能であ~る。
(あはははは。)
ちょっと遊びすぎちゃったかな?
よぉ~~~し、そんじゃ
ここからトレランしますかぁー!!
遠見尾根を走って下る。
(最近このパターンが多いような
)
いつものことながら 周りから見れば 歩いているようにしか見えないであろうが ちがこさん的には 超早いペースで走っているのだ
それも 重たいザックを背負って
がんばれぇー!
一気に福栃平の登山口まで滑走
休むことなく走ったおかげで 写真もありませんが タイムは上出来、約半分の時間で登山口まで下ることができた ひとちがであ~る

林道をのんびり歩く。
ステキな稜線歩きの余韻を楽しみながら 駐車場までの林道を下った。
静かなる山・・・
中央アルプス南部は 最高でしたな ひとしさん♪

来週は どこへ行くのか ひとちが
いよいよ秋の三連休
南駒ケ岳・越百山
(木曽山脈エリア)
全山行 199回
百名山 39座
後編!!

標高 赤梛岳 2798m 南駒ケ岳 2841m 仙涯嶺 2734m 越百山 2613m
天気

山行時間 9時間20分
〈コース〉摺鉢窪避難小屋(7:00)-稜線(7:30)- 赤梛岳(7:45-8:10)-南駒ケ岳(9:10-9:30)- 仙涯嶺(10:40)-越百岳(12:10-12:40)-越百小屋(1:45)-上の水場(2:05-2:10)-七合目展望台(2:30)-下のコル(3:10)-福栃平・登山口(3:30)-駐車場(4:20)
秋のお山の稜線歩き♪
素晴しい景色に見とれて遊びすぎた・・・・
下りは またもやトレラン状態!
日暮れまでに駐車場に戻れるのか ひとちが!!

小屋の明り取りの窓から朝日が差し込んでいる

ふんがぁぁぁーーーっ!
うーーーーん、よく寝たぞぉーっ!!
昨夜は冷え込んだものの、足元に貼ったホッカイロと 背中に貼ったホッカイロのおかげで ぐっすり眠ることができた ちがこさん

静かな貸切の小屋で 快調な目覚めであ~る。
(うしししし。。。)

(やったぁー! 昨日は 大変な樹林帯を がんばったからねぇー

風は少々あるものの、お天気はバツグンにいい

それにしても さぶぅーーーーっ・・・
シュラフから出るのもしゃくなんで イモムシのようにシュラフのまんま外に出てみた

(変だよ あんたたち

うはは!
いい天気じゃぁーっ!!
百間ナギから雲海と朝日の昇った山々をしばし眺める

出発しますかぁー♪
カールも朝日に

快適な小屋を後に


ナナカマドは 今年の暑さのせいか 葉っぱがカレカレで

稜線でた。
(よっしゃ

小屋が小さく見える

風はいつの間にかやみ 澄んだ空気と美しい稜線が ひとちがを待ち構えていた。
昨日登った南駒ケ岳も迫力ありますなぁー・・・
それにしても 後ろ髪引くのは反対方向の空木岳

本来ならば 空木岳まで足を延ばしたい


はぁぁぁぁ、、、、
あまりに惜しすぎる

よぉ~し、そんじゃ 空木の手前の赤梛岳までは行ってみよう

(


ザックを稜線にデポして赤梛岳まで登る。
朝日に輝く南アルプスと雲海、ちょこんと富士山も顔を出している・・・
山頂から見えた景色・・・
こりゃ絶景!!
きゃぁーーーーっ♪
空木までの稜線の なんて綺麗なこと

往復3時間はかかる道のりも なんだか がんばっちゃえば歩けるような気もするけど・・・
でもね、がまんです。
ちがこさんの歩くペースでは帰りの時間が心配ですから

ふぇぇぇーーーん

山頂の壊れた棒だけになった標識と 御嶽山をバックに 超ゴキゲンな ひとしさん

写真撮影の手にも余念がない。
パシャ パシャ♪
そんじゃ、戻りますかぁー・・・
デポしたザックの場所に戻ると登山者が

空木のヒュッテに宿泊した 大阪の 藤田さん、安曇野の なおベーさんであ~る

ふたりとも 南駒を経て帰るそうだが 健脚でなければ長丁場の下山、スゴイ人たちだ。
ひとちがも見習いたいところ。
重たいザックを再び背負い 南駒ケ岳へゴー♪
昨日はガスがかかり始めていた山頂、本日は青空の下 360度のパノラマを見せつけている。
わぁ~ぉ♪
最高の展望だぁー!!
再び稜線歩きが始まった

メインは越百山、 ところが大きな誤算

っていうか、仙涯嶺なる存在を忘れていたのだ!
(がちょびーーーん

単なる稜線上の峰・・・
と ちがこさんは思っていた。
しかぁ~し、仙涯嶺の形を見たとたん あえなく甘い考えは打ち砕かれた

なんじゃこりゃぁー!!
す、スゴイ岩の塊じゃんねぇーーーーっ!
中央アルプスの三大岩峰といわれる仙涯嶺、岩峰はひとつだけでなく 幾重にも大きな峰が連なっている

おぉぉぉぉぉーーーーっ
これを越せってか?
もちろん 越しますとも

越百山からのたくさんの登山者が いくつものパーティーを組み稜線の反対側方向からやってくる。
昨日、越百小屋は大盛況だったようであ~る。
よかったぁー・・・
スキスキの摺鉢窪まで がんばった甲斐があったというもんだ

コミコミの小屋は ゴメンだよ!
(うはははは!)
すれ違った登山者たちが 南駒ケ岳の山頂を目指している。
素晴しい光景だ。
いったい どこまで行くのだろう?
手ごわい仙涯嶺も なんとかクリア

(ほっ。。。)
再び高度を下げながら越百山までの稜線歩き♪
気っ持ちいい♪
秋のお山は最高!!



秋ですなぁーーー・・・・
越百山に到着

(やったね

怪しいガスが出てきた

おかげさまで稜線歩きもここまで、天気が悪くなってもいいよね!
越百小屋に向おう

樹林帯に突入

紅葉の樹林帯を ちんたら歩く ちがこさん。
赤と黒のハデハデな小屋に到着、ここから先は ずーーーーーっと樹林帯であ~る。
「あ~ぁ、稜線歩きも終わっちゃったねぇー・・・
長い帰りの樹林帯を思うと テンション下がるしぃ

これ! これ!
十分楽しんだんだから がんばって歩きなさい ちがこさん

はい、はい、そうですな

とりあえず がんばって七合目の展望台まで下った。
展望台といっても ほとんど展望なし。
ちんたら歩く ちがこさんのペースで 後方を歩く ひとしさんが騒ぎ始めた。
「ちがこさん、ペースを上げないと日暮れまでに駐車場まで たどりつけませんよ

地図のコースタイムを計算して ひとしさんは ちがこさんのお尻をつっつく

「だってぇー・・・」




『いいじゃん、登山口に出れば日が暮れても林道歩き、危ない箇所もないしぃー ヘッドライトも持ってるんだから のんびり歩きたいよぉー

しかぁ~し、一度 ひとしさんが時間を気にしだしたら のんびり歩くことは不可能であ~る。
(あはははは。)
ちょっと遊びすぎちゃったかな?
よぉ~~~し、そんじゃ
ここからトレランしますかぁー!!
遠見尾根を走って下る。
(最近このパターンが多いような

いつものことながら 周りから見れば 歩いているようにしか見えないであろうが ちがこさん的には 超早いペースで走っているのだ

それも 重たいザックを背負って

がんばれぇー!
一気に福栃平の登山口まで滑走

休むことなく走ったおかげで 写真もありませんが タイムは上出来、約半分の時間で登山口まで下ることができた ひとちがであ~る

林道をのんびり歩く。
ステキな稜線歩きの余韻を楽しみながら 駐車場までの林道を下った。
静かなる山・・・
中央アルプス南部は 最高でしたな ひとしさん♪
来週は どこへ行くのか ひとちが

いよいよ秋の三連休

2010年10月05日
開かない扉!?
2010/10/01.02
南駒ケ岳・越百山
(木曽山脈エリア)
全山行 199回
百名山 39座

標高 南駒ケ岳 2841m
天気
晴れ・
曇り
山行時間 8時間25分
〈コース〉自宅(2:30)-伊奈川ダム駐車場(6:25)-福栃平分岐(7:15)-登山口・四合(7:55-8:05)-五合(9:10-9:15)-見晴台(9:30-9:40)-六合(10:15)-北沢尾根三角点(1100:-11:10)-2700m地点(12:45)-南駒ケ岳(1:45-2:10)-摺鉢窪避難小屋(3:00)
前 編!!
「扉が開きません・・・・」
ひとしさんの悲痛な叫びが摺鉢窪カールにこだまする。
えええええーーーーっ!!
そ、そんなぁーーーーっ↓
やっと到着した避難小屋の前で 呆然と立ち尽くす ひとちが。
扉が開かなければ このまま野宿するしかないのか?
伊奈川ダムの駐車場には ひとちがの車を入れても三台のみ。
(あは、、、)
うひひひひ・・・
まだ 登山者少ないじゃん
(ラッキー
)

今日は平日 金曜日、一足お先に紅葉の中央アルプスを楽しんじゃおうってわけ
二年前、木曽駒方面から 空木岳を目指した時、紅葉絶頂期のためか 檜尾避難小屋はコミコミであった
避難小屋デビュー、ひとちがにとってはいい思い出とはいえなかったのが現実。
(はぁぁぁ。。。)
しかぁ~し、今回は違いますよぉー
今回の宿泊は摺鉢窪避難小屋、とても中途半端な位置にあるのと、到着までに時間がかかること、山小屋ではないので食事や寝具は持参、更に水場もないとくりゃ 宿泊者も少ないはず!
(そうかなぁー?)
またも コミコミじゃないかと 疑い深く見つめる ひとしさんを引きずって いざ 出発♪
(うりゃ!!)
駐車場からは 空木岳に向うコース、南駒ケ岳に向うコース、越百山に向うコースの三方に林道が分岐する。
もちろ~ん ひとちがが向ったのは 南駒ケ岳に向うコースであ~る
福トチ沢の綺麗な流れを見ながら1時間20分、福栃平に到着。
ここは帰路、越百山から下山した時にでる場所なのだ。
(へぇーっ
)

林道を
うが
うが歩き続ける・・・
「荷物が重いですぅー
」
こらしょと入れてきた水のおかげで ひとしさんのザックはハンパなく重ぉ~い。
がんばれ ひとしさん!
これからが本番、大変なんだから!!

朝日が昇り 更に歩き続けて1時間、ようやく4合の登山口に到着♪
これより急登が始まった。
(ふんがぁー
)

は、ハンパじゃない・・・
ひたすら地面を見ながら 汗ダク
になって険しい登山道を登り続ける
赤く色づいた山の木々

実はこのコース、南駒ケ岳へ直接行くことのできる最短コースなのだが 問題があった。
どの本やコースガイドを見ても 【熟達者向け】 と記載されていた。
(えぇぇぇーーーっ
)
悪いけど ひとちがは まだ初心者のぶるいでして 熟達者向けが どんなコースなんだか イマイチ ぴんとこない
その上、マップには危険マークと迷いマークがついている。
(はぁぁぁ
)
大丈夫なわけぇー?
そうなんです・・・
大丈夫なわけないはずで

おっかなびっくり 危険&迷いマークの地点付近に ビビリながら進むっきゃない!
(がんばりますよぉー
)

御嶽山や 秋めいて紅葉が進む木々、そして 空木岳の展望を楽しみながら六合を通過、問題の 北沢尾根にとりつく。


ハイマツ帯の展望バツグンの尾根に出た。
(うひょひょ!)
きゃぁーーーっ♪
空木岳が
がつんと見えるじゃんねぇーーーーっ!!

超ゴキゲンの ちがこさん
へっ?
何かが違う・・・
登山道がない・・・

ないんじゃない、ハイマツで埋もれて見えないのであ~る
ハイマツを掻き分けてみた。

あったぁー!!
コースはしっかりとあるのだが ひとしさんの身長ほどに伸びきったハイマツは 太くて弾力のある枝を広げ 登山道を塞いでいる・・・
(がぁーーん
)
げっ、、、
もしかして これを掻き分けながら進むわけぇー?
意を決して先頭の ちがこさんは進む。
(うりゃ
)

あ゛―――――っ↓
歩きにくいよぉー・・・・
弾力のある枝は 容赦なく先に進もうとする ちがこさんを押し戻す。

あ゛――――――――っ↓
前に進まないよぉーーーっ

先に進めば進むほど 悪化していくハイマツのヤブ漕ぎ・・・
周りを見渡せば 赤や黄色、ハイマツの緑が山を飾っている。

あ゛――――――――――――っ↓
どうにかなんないのぉー

はい、はい、どうにもなりませんな。
ハイマツと戦い続ける ちがこさん。
振り返ると ハイマツに攻撃され 傷だらけになっている ひとしさん。
あちゃぁーっ、
そんでも 進むっきゃないわけね・・・
ようやくハイマツから脱出と思った。
コワコワの崩れそうな細尾根、大きな岩を よっこらせと越える。

そして またもやハイマツ帯
あ゛――――――――っ
いいかげんにしてぇーーーーっ
半分キレかかる ちがこさんであ~る。

まだ行くかぁーーーっ↓

どうにか脱出成功

危険マークの鎖場を過ぎ 最後のひと登り♪

大きな岩がゴロゴロしている危ないポイントは 足場も悪く 大きな穴がポッカリと開いている・・・
岩にペンキで赤丸がコースを示してくれてはあるものの 消えかかったペンキは ガスっていたら見落とすこと間違いなし。

お、お天気よくて よかったぁー・・・・
なんとか 重たいザックを背負って 南駒ケ岳の山頂までくることができた
【熟達者向け】っのが よーーーーく理解できたような ひとちがであ~る。

さ~てと 山頂からの景色はどうかなぁー?
空木方面、半ガス。
まあまあってとこでしょうか・・・

いいの、いいの!
明日は楽しい稜線歩き♪
(うん、うん
)
早朝の たぶん期待できるであろう景色をお楽しみに 本日宿泊の摺鉢窪避難小屋へ向おう!
南駒ケ岳を 空木方面へ下る。

あっ!
小屋が見えるぅー!!

稜線から 摺鉢窪カールの ど真ん中に登山道はつけられていた。
夏の花はすでに枯れ、
紅葉したナナカマドの赤い実がカールを飾る。
(よいですなぁー
)

避難小屋に到着、裏手の扉は施錠され、表側から入るようであ~る。
小屋の横には トイレ、雨水を貯めてあるポリタンクと なかなかグッド♪


そして問題の扉・・・

扉の下に 何か黒マジックで書かれてある。
?
消えかかってよく読めない文字
「ドアが開かないように 外から鍵を閉めるようにと書いてあるみたいです
」
さっそく ひとしさんが扉に手をかけた。
トッテも壊れているような いないような・・・
鉄の重そうな扉を 右から左にスライドさせようとする ひとしさん。
「う、動きません
」
えっ?
何度 ひっぱっても ビクともしない扉。
トッテの方向があるのかと 縦にしたり 横にしたりして うんうん唸りながら 必死で開けようとする ひとしさん。
でも 扉は がんとして動く気配もない。
すでに10分も 扉を ガチャ ガチャ 引っ張り続けている ひとしさん・・・
(だははは・・・)
『避難小屋が施錠されてるなんて情報なかったと思うけど・・・』
後ろで見守る ちがこさんとしては どうも納得がいかない。
もし扉が開かなかったら・・・
もうじき夕暮れてくる山を下るわけにもいかないし、まさか ここで野宿か?
うえぇぇぇーーーっ
ひとちが ぴーーーーーんち!
「裏の扉を見てきます
」
不安げに ひとしさんは 小屋の裏手に回った。
『おかしいなぁー・・・ 開かないはずないんだけど・・・』
なんとも納得がいかない。
扉のトッテに手をかける ちがこさん。
何気に扉を押してみた。
ん?
なんなく扉は開いた
うはははは!
この扉、横にスライドするんじゃなくて 押すわけね・・・・
(がはははは。)
「ひとしさぁ~ん、開いたよぉー♪」
こうして無事小屋の中に入ることができた ひとちがであった

小屋のは明り取りの窓があり、夕暮れまではライトもいらない。
この日は 宿泊者もなく、貸切だった非難小屋を ひとちが贅沢に使う。
(ラッキー♪)

小屋に置かれていたノートには ひとちがと同じように 扉が開かなくて困った登山者が数名、変に納得。
どう見ても 横にスライドして開けるようにしか見えない扉、開け方知らないと 焦っちゃいますよ!
教訓:摺鉢窪避難小屋の扉は押せ!!
この小屋に泊るのには もうひとつ訳があった。
百間ナギであ~る。
崩れ続けているナギを 一目近くで見てみたかった ちがこさん。
小屋までこなければ 間近でナギを見ることができないからねぇー・・・
(そう! そう!!)
さっそく小屋の前のナギを見物してみよう
小屋のサンダルを拝借、ナギまでペンペン歩く。
うわぁぁぁぁぁーーーーーっ
ド迫力!!
こんなの ちょとくら見ることができるもんじゃない!


ナギの下には伊那の町が ボンヤリと見えた。
山の夜が来る・・・

小屋に戻って夕食準備。
ふたりっきりの避難小屋は ちょびっと寒々しい

食事が済むと早々にシュラフに潜り込んだ。
今日も がんばっちゃったねぇー ひとしさん♪
明日は いよいよ お楽しみの稜線歩き、秋のお山を満喫しよう
真夜中・・・
空には
満天の星たち
が輝いていたよ。
う~~~ん、ロマンチック♪
後編はこちらから
南駒ケ岳・越百山
(木曽山脈エリア)
全山行 199回
百名山 39座
標高 南駒ケ岳 2841m
天気


山行時間 8時間25分
〈コース〉自宅(2:30)-伊奈川ダム駐車場(6:25)-福栃平分岐(7:15)-登山口・四合(7:55-8:05)-五合(9:10-9:15)-見晴台(9:30-9:40)-六合(10:15)-北沢尾根三角点(1100:-11:10)-2700m地点(12:45)-南駒ケ岳(1:45-2:10)-摺鉢窪避難小屋(3:00)
前 編!!
「扉が開きません・・・・」
ひとしさんの悲痛な叫びが摺鉢窪カールにこだまする。
えええええーーーーっ!!
そ、そんなぁーーーーっ↓
やっと到着した避難小屋の前で 呆然と立ち尽くす ひとちが。
扉が開かなければ このまま野宿するしかないのか?
伊奈川ダムの駐車場には ひとちがの車を入れても三台のみ。
(あは、、、)
うひひひひ・・・
まだ 登山者少ないじゃん

(ラッキー

今日は平日 金曜日、一足お先に紅葉の中央アルプスを楽しんじゃおうってわけ



避難小屋デビュー、ひとちがにとってはいい思い出とはいえなかったのが現実。
(はぁぁぁ。。。)
しかぁ~し、今回は違いますよぉー

今回の宿泊は摺鉢窪避難小屋、とても中途半端な位置にあるのと、到着までに時間がかかること、山小屋ではないので食事や寝具は持参、更に水場もないとくりゃ 宿泊者も少ないはず!
(そうかなぁー?)
またも コミコミじゃないかと 疑い深く見つめる ひとしさんを引きずって いざ 出発♪
(うりゃ!!)
駐車場からは 空木岳に向うコース、南駒ケ岳に向うコース、越百山に向うコースの三方に林道が分岐する。
もちろ~ん ひとちがが向ったのは 南駒ケ岳に向うコースであ~る

福トチ沢の綺麗な流れを見ながら1時間20分、福栃平に到着。
ここは帰路、越百山から下山した時にでる場所なのだ。
(へぇーっ

林道を


「荷物が重いですぅー

こらしょと入れてきた水のおかげで ひとしさんのザックはハンパなく重ぉ~い。
がんばれ ひとしさん!
これからが本番、大変なんだから!!
朝日が昇り 更に歩き続けて1時間、ようやく4合の登山口に到着♪
これより急登が始まった。
(ふんがぁー

は、ハンパじゃない・・・
ひたすら地面を見ながら 汗ダク


赤く色づいた山の木々

実はこのコース、南駒ケ岳へ直接行くことのできる最短コースなのだが 問題があった。
どの本やコースガイドを見ても 【熟達者向け】 と記載されていた。
(えぇぇぇーーーっ

悪いけど ひとちがは まだ初心者のぶるいでして 熟達者向けが どんなコースなんだか イマイチ ぴんとこない

その上、マップには危険マークと迷いマークがついている。
(はぁぁぁ

大丈夫なわけぇー?
そうなんです・・・
大丈夫なわけないはずで

おっかなびっくり 危険&迷いマークの地点付近に ビビリながら進むっきゃない!
(がんばりますよぉー

御嶽山や 秋めいて紅葉が進む木々、そして 空木岳の展望を楽しみながら六合を通過、問題の 北沢尾根にとりつく。
ハイマツ帯の展望バツグンの尾根に出た。
(うひょひょ!)
きゃぁーーーっ♪
空木岳が
がつんと見えるじゃんねぇーーーーっ!!
超ゴキゲンの ちがこさん


何かが違う・・・
登山道がない・・・
ないんじゃない、ハイマツで埋もれて見えないのであ~る

ハイマツを掻き分けてみた。
あったぁー!!
コースはしっかりとあるのだが ひとしさんの身長ほどに伸びきったハイマツは 太くて弾力のある枝を広げ 登山道を塞いでいる・・・
(がぁーーん


もしかして これを掻き分けながら進むわけぇー?
意を決して先頭の ちがこさんは進む。
(うりゃ

あ゛―――――っ↓
歩きにくいよぉー・・・・
弾力のある枝は 容赦なく先に進もうとする ちがこさんを押し戻す。
あ゛――――――――っ↓
前に進まないよぉーーーっ

先に進めば進むほど 悪化していくハイマツのヤブ漕ぎ・・・
周りを見渡せば 赤や黄色、ハイマツの緑が山を飾っている。
あ゛――――――――――――っ↓
どうにかなんないのぉー

はい、はい、どうにもなりませんな。
ハイマツと戦い続ける ちがこさん。
振り返ると ハイマツに攻撃され 傷だらけになっている ひとしさん。

そんでも 進むっきゃないわけね・・・
ようやくハイマツから脱出と思った。
コワコワの崩れそうな細尾根、大きな岩を よっこらせと越える。
そして またもやハイマツ帯

あ゛――――――――っ
いいかげんにしてぇーーーーっ

半分キレかかる ちがこさんであ~る。
まだ行くかぁーーーっ↓
どうにか脱出成功

危険マークの鎖場を過ぎ 最後のひと登り♪
大きな岩がゴロゴロしている危ないポイントは 足場も悪く 大きな穴がポッカリと開いている・・・
岩にペンキで赤丸がコースを示してくれてはあるものの 消えかかったペンキは ガスっていたら見落とすこと間違いなし。
お、お天気よくて よかったぁー・・・・
なんとか 重たいザックを背負って 南駒ケ岳の山頂までくることができた

【熟達者向け】っのが よーーーーく理解できたような ひとちがであ~る。
さ~てと 山頂からの景色はどうかなぁー?
空木方面、半ガス。
まあまあってとこでしょうか・・・
いいの、いいの!
明日は楽しい稜線歩き♪
(うん、うん

早朝の たぶん期待できるであろう景色をお楽しみに 本日宿泊の摺鉢窪避難小屋へ向おう!
南駒ケ岳を 空木方面へ下る。
あっ!
小屋が見えるぅー!!
稜線から 摺鉢窪カールの ど真ん中に登山道はつけられていた。
夏の花はすでに枯れ、

(よいですなぁー

避難小屋に到着、裏手の扉は施錠され、表側から入るようであ~る。
小屋の横には トイレ、雨水を貯めてあるポリタンクと なかなかグッド♪

扉の下に 何か黒マジックで書かれてある。
?
消えかかってよく読めない文字

「ドアが開かないように 外から鍵を閉めるようにと書いてあるみたいです

さっそく ひとしさんが扉に手をかけた。
トッテも壊れているような いないような・・・
鉄の重そうな扉を 右から左にスライドさせようとする ひとしさん。
「う、動きません

えっ?
何度 ひっぱっても ビクともしない扉。
トッテの方向があるのかと 縦にしたり 横にしたりして うんうん唸りながら 必死で開けようとする ひとしさん。
でも 扉は がんとして動く気配もない。
すでに10分も 扉を ガチャ ガチャ 引っ張り続けている ひとしさん・・・
(だははは・・・)
『避難小屋が施錠されてるなんて情報なかったと思うけど・・・』
後ろで見守る ちがこさんとしては どうも納得がいかない。

もうじき夕暮れてくる山を下るわけにもいかないし、まさか ここで野宿か?
うえぇぇぇーーーっ
ひとちが ぴーーーーーんち!
「裏の扉を見てきます

不安げに ひとしさんは 小屋の裏手に回った。
『おかしいなぁー・・・ 開かないはずないんだけど・・・』
なんとも納得がいかない。
扉のトッテに手をかける ちがこさん。
何気に扉を押してみた。
ん?
なんなく扉は開いた

うはははは!
この扉、横にスライドするんじゃなくて 押すわけね・・・・
(がはははは。)
「ひとしさぁ~ん、開いたよぉー♪」
こうして無事小屋の中に入ることができた ひとちがであった

小屋のは明り取りの窓があり、夕暮れまではライトもいらない。
この日は 宿泊者もなく、貸切だった非難小屋を ひとちが贅沢に使う。
(ラッキー♪)
小屋に置かれていたノートには ひとちがと同じように 扉が開かなくて困った登山者が数名、変に納得。
どう見ても 横にスライドして開けるようにしか見えない扉、開け方知らないと 焦っちゃいますよ!
教訓:摺鉢窪避難小屋の扉は押せ!!
この小屋に泊るのには もうひとつ訳があった。
百間ナギであ~る。
崩れ続けているナギを 一目近くで見てみたかった ちがこさん。
小屋までこなければ 間近でナギを見ることができないからねぇー・・・
(そう! そう!!)
さっそく小屋の前のナギを見物してみよう

小屋のサンダルを拝借、ナギまでペンペン歩く。
うわぁぁぁぁぁーーーーーっ
ド迫力!!
こんなの ちょとくら見ることができるもんじゃない!
ナギの下には伊那の町が ボンヤリと見えた。
山の夜が来る・・・
小屋に戻って夕食準備。
ふたりっきりの避難小屋は ちょびっと寒々しい

食事が済むと早々にシュラフに潜り込んだ。
今日も がんばっちゃったねぇー ひとしさん♪
明日は いよいよ お楽しみの稜線歩き、秋のお山を満喫しよう

真夜中・・・
空には


う~~~ん、ロマンチック♪


2010年02月05日
雪崩の巣に突入!!
2010/01/30
木曽駒ヶ岳
全山行 165回
百名山 32座

標高 中岳 2650m
天気
晴れ
山行時間 9時間30分
距離 6.00km
〈コース〉自宅(3:45)-すずらん荘(7:00)-菅ノ台バスセンター(8:12発)-しらび平(8:50-9:00)-乗越浄土(12:30)-中岳(1:15)-伊那前岳(1:30)-乗越浄土(1:45)-千畳駅(3:00)-すずらん荘(4:30)
山頂駅の前は別世界だった・・・
夏山とは違う白銀の世界・・・
今回も口約通り、行ってまいりました木曽駒ヶ岳!
ひとちが、いざ 雪崩の巣に突入!!
バスセンターでの待ち時間、朝一番のバスには ひとちがの予想ははずれ、 たくさんの人が並んでいた。(
うへ)
隣にいた 関西のおっちゃん、ずいぶん軽装備だけど山頂を目指すらしい、大丈夫ですかぁ~?
反して ひとちがの格好といえば もちろんフル装備、いったいどんな山に登るんだろうくらいの ゴッつい格好であ~る。(
だはは。。。)
バス停には こんな張り紙が・・・

うげぇー、、、登れるんかいなぁ?
凍りついた林道をバスは進む。

スリップするんじゃないかと 最前席で
ドキドキしながら外を眺める ひとちが。
山はすっかり雪化粧、バスが しらび平に近づくにつれて 雪はどんどん多くなっていく。
ロープウェイで一気に 標高2650mの千畳敷カールに到着
さっそく支度を整え駅から外に出てみよう!(
うりゃ!)

きゃぁー!!
激サブぅーーーーーっ!!
粉雪が舞っている、除雪車が駅の前の雪かきをしているからだ。
バスに同乗してきたほとんどの人は
カメラマン。
もちろん 雪の美しい千畳敷カールを撮影するためであ~る。
ってことは?
登山者は少ない・・・・(
ひょぇぇーーっ
)
やる気マンマンで ここまできたものの、入り口では 山岳指導員が警告を発し 山に向って進むことができるのは 冬山装備を完璧にしている登山者のみ。
登山届けを提出し、行く気マンマンの ひとちがであったが、あまりのザブさにクジケ
駅に逆戻りして がっちり着込むことに。(それが正解!)
「ひとしさぁ~ん、こりゃ 目だし帽に ヘルメット、とりあえずカールの中は スノーシューで進むしかありませんなぁー
」
ひとちがの ゴッつい装備と ゴーグルを取らなきゃ 誰だかわからないような姿を 駅の中から ギャラリーたちは呆れた顔で眺めている・・・
いいの、いいの!
もしもって時のことを考えたら 格好もへったくりもないんだから!(そう!そう!!)
よし、出発
外に出ると 関西のおっちゃんが 山岳指導員に怒られている。
?
「アイゼンの歯は10本以上のものですか? 簡単に登ろうなんて甘い考えで山に入らないで下さい、命を賭けるくらいの気持ちのない方は登山は中止して下さい
」
「
そんなこといったって ここまでせっかく来たんだから アイゼンの歯が足りないくらいで登るななんて殺生なぁ・・・」
おっちゃん くいさがる。
がんばりますなぁー・・・
その横を のん気な ひとちが、
わぁーい♪
綺麗だぁー!!
と 小走りに通過。(うはは!)
山岳指導員、あんたたちはよし!といった顔で ちらりと ひとちがを見る。
ははは!!
そうだよね、これだけ ゴッつければ 文句もないよね・・・

駒ケ岳神社で記念撮影、さっそくカールに突入!(よっしゃ
)
と言いたいところだが 実はコースがわからない。

夏場なら フツーに登山道を歩くのだろうが、どこそこ真っ白けで 入り口も出口も わかりましぇん・・・
立ち入り禁止の看板が立ち並ぶ。

ロープの先は 白い世界、 いったいどこから歩けばいいのか?
運悪く・・・
ひとちがの前を歩いている登山者がいない。(
ふんがぁー、、、)
げげぇぇぇぇーーーっ!
いったい どこが入り口なんじゃぁー?
本当ゎぁー、ちょっぴり期待してたんだよね、ひとちがの前には ちゃぁ~んとトレースがあって、登山者がいて、ラッセルしなくてもよくって・・・
って 誰も歩いてないじゃん
(
ぶぅ。)
ひょぇぇぇぇーーーっ!
これって もしかして 自分達で道作れってか?
あのぉーーっ、ひとちがは 冬山は初心者でして なんだかよくわからないんですがぁー
ホテルの裏手からカールに突入、真っ白な大平原、でもコースを間違えれば 雪崩に巻き込まれる危険が伴う。

どうしれってかぁー!!
おや?
小さな黒い点が動いてるじゃん。
なんと! スノーシューで歩いている人発見!!
超ラッキーだぁー
お、おっかけるしかない!

登りの手前で ようやく追いついた ひとちが。(
やったぁー!)
「こんにちわぁー! 今日は山頂まで行かれるんですかぁー?」
すかさず声をかけるのは もちろん ちがこさんだ
「いいえ、今日はスノーシューの下見にきただけです。」
えっ?
い、行かないの?
山頂方向へは・・・

ってことは この先は やっぱし ひとちがが先頭さんかいな・・・(
うへ)
ふぇぇぇぇーーーっ
いかん、いかんですよぉー!!
ピンチを感じた ちがこさん、お兄さんを道連れにしようと心みた
が、残念なことに 登り2/3地点で お兄さんは帰ってしまった・・・
雪はだんだん深くなる・・・
がんばれ ひとちが!
ラッセルが始まった
雪が深いので壺足では 埋まってしまうので スノーシューで進むしかない。
雪は軟らかいから アイゼンじゃ役にもたたなそうだしぃー・・・

駅からは放送が入る。
「
スノーシューでの登山はやめてください、大変危険です、アイゼンを持っていない方はすぐに下山してください。」
どうやら駅から 双眼鏡かなんかで 登山者を監視しているらしい・・・(
安心なんだかよくわかりませんが)
ひとちがが ラッセルした後を 数名の登山者らしき人が追ってくる。
彼らも同じくスノーシュー、ひとちがを追い抜いたものの、登りは更にキツくなってきた。
もう これ以上は スノーシューでは 坂が急すぎる!(
ぶぅぅぅーーーっ!)

「やぁ~めた
スノーシュー脱いじゃおうっと♪ 壺足の方が 全然ラッセルできちゃうもん!」
一歩進むと 三歩足が滑って前に進まない・・・
ひとちがを 追い抜いた スノーシュー軍団は ひとちがの数メートル先で あえなく リタイアした

彼らの目的は 山岳スキーだったそうであ~る。
残念なことに 今年は雪は少なく 気温が高いため 雪がゆるみ 少しの衝撃などで雪崩が発生する恐れ大、バスに スキーで乗車することは拒否されたので 仕方なく スノーシューで歩ける所まできたということ。(お疲れさまでやんした。)
はっ!
もしかして またもや先頭さん?(
うげ)
ちがこさん、ラッセルして 傾斜70度はあるであろう登りを 壺足で必死に登る・・・
そうなんです、スノーシューを脱いだ時点で アイゼンを装着すべきだったと 気づいた時は すでに時遅し・・・(
あちゃぁー)
雪質は 固めとなり 急登をアイゼンなしで登るのは 恐怖に近いものがありまして・・・
下を見れば カールが大きく口を開けて 「滑落してらっしゃい!」といわんばかり
後方の ひとしさん、
「ふくらはぎが パンパンで痛いですぅ・・・
」
と 半クジケ気味。
みぃ~んな帰っちゃって ひとちがが この危ないポイントを通過できるか 不安で仕方ないのであ~る。(
いつものことですが)
はっ はっ はっ!
そんなことで クジケる ちがこさんではありませんよぉー

ひとしさんの言葉に 振り返ることなく登る。(
うりゃぁぁーーーっ!)
目の前に 鉄の手すりが 雪の間から見えていたからだ。
『あそこまで がんばれば 手すりにまたがって アイゼンなんとか装着できるもんね、この急斜面じゃ 腰を下ろすことさえできないもん 立ってるのがやっとだしぃ
』
おや?
ピンチの ひとちがを 追い抜いていく ご夫婦が・・・
もちろんアイゼンで。
あちゃー・・・
先を越されましたなぁー・・・(
がびぃ~ん)

ようやく手すりに到着、なんとかアイゼンも無事装着完了!
って、後10メートルも登れば 乗越浄土だったんですが・・・(
とほほ。。。)
うひょぉーーーーーーっ!!
ここが 冬の乗越♪
ガビガビに凍りついた表示板、エビのしっぽが面白い。
雪ではなく 凍りついた稜線を歩く。

うがぁぁーーーーっ!
す、スゴイ風!!
宝剣山荘の横を通過、天狗岩も白く凍っている。

すぐ横の 宝剣岳は 厳冬期の 滑りやすい 超アブナイ山になっていた。
お腹がすいた。
山荘の裏手の風のあたらない場所で おむすびをパクつく。
とはいっても 粉雪が吹き荒れ、おむすびは 石のように硬く凍りつき 口を動かしていることさえ感覚がない。

ろくに噛まず、飲み込むことなく 稜線を中岳に向う。
ともかく風が強く吹き飛ばされそうであ~る
こんな時、ホームグランドで練習してきた ピッケルを使った構えが役に立った。
竜巻のように襲い掛かってくる風は ピッケル、アイゼンなしでは 到底立ち向かうことはできないのだから・・・(
実践練習は大切ですな)
なんとか中岳の山頂に到着、ひとちがを追い抜いていった ご夫婦もあまりの風の強さに引き返していく。
それにしても 駒ケ岳方向から 風が巻き上がってくるので 山頂は立っているのが やっとなのだ
運悪ければ 風に吹き飛ばされて滑落・・・
なんて可能性も否定できないほど。(
スゴすぎます)

乗越まで 本来なら1時間程度で登れるはずが、なんと3時間半もかかってしまい 帰りのロープウェイの最終便に乗るには 駒ケ岳までだと あまりに時間のゆとりがなかった。
その上、このスゴイ風、向かい風の中岳を下り、風の吹き荒れる駒ケ岳を登り、後方からいつ突風になるかわからない 追い風を恐れながら山頂を目指すなどもってのほか!

写真もいっぱい撮りたいしぃー、ひとちがの山歩きは 楽しくなけりゃダメなわけで、ピークは二人で行ける場所って決めてるじゃん。
だから 今日はここまででよしとしよう
(そうだ! そうだ!!)

せめて中岳の祠に お参りしたいと願っていた ちがこさんだが、風が強くて動けないでいる ひとしさんに 猛烈な反対をくらい あえなく下山。(
しょぼん)
乗越から 伊那前岳方面へ・・・

誰も歩いていない稜線は 強い風で舞い上がってできたシュカブラが美しい文様を描き出している・・・

なんてステキ♪
またもや突風! 竜巻のように荒れ狂う稜線・・・(
うがぁー!)
ひとちが 必死でピッケルを突き刺し構える!

あはは!
このへんでよしとしましょう
乗越を下る。

登りも大変だったけど 下りも怖い
ロープでお互いを結び 先を行く ちがこさんを ひとしさんが 尻セードで万が一の滑落を想定して後方からサポート。(
いざという時 頼りになるのは やっぱり マイダーリン♪)

かっちょいいじゃん ひとしさん!
いっぱしの山男だぁー!!

おっかなびっくりながらも どうにか無事下山、がんばっちゃった急登ラッセルコースも ある程度 下ってしまえば スノーシューのハイキングコースに大変身♪

アイゼンをはずし、スノーシューに履き替えて 駅までゴキゲンなハイキング

気にしていた時刻も 最終便にどうにか間に合った。
よかったね ひとちが。
雪崩に巻き込まれなくて!
素晴らしい雪山と 稜線の風の強さに あらためて フル装備で山行したことをよかったと思う二人であ~る
*ちなみに 山行中、ひとしさんは写真撮影のため手袋をはずしたため あまりの寒さに手は 半凍傷気味でしばらく腫れていた・・・
-10度にも耐えられるはずの カメラのバッテリー、 一枚写真を撮るごとに電池切れマークが表示され 気温の低さを物語っていた・・・

ナメちゃいけませんよ!
冬の雪山・・・
木曽駒ヶ岳
全山行 165回
百名山 32座
標高 中岳 2650m
天気

山行時間 9時間30分
距離 6.00km
〈コース〉自宅(3:45)-すずらん荘(7:00)-菅ノ台バスセンター(8:12発)-しらび平(8:50-9:00)-乗越浄土(12:30)-中岳(1:15)-伊那前岳(1:30)-乗越浄土(1:45)-千畳駅(3:00)-すずらん荘(4:30)
山頂駅の前は別世界だった・・・
夏山とは違う白銀の世界・・・
今回も口約通り、行ってまいりました木曽駒ヶ岳!
ひとちが、いざ 雪崩の巣に突入!!
バスセンターでの待ち時間、朝一番のバスには ひとちがの予想ははずれ、 たくさんの人が並んでいた。(

隣にいた 関西のおっちゃん、ずいぶん軽装備だけど山頂を目指すらしい、大丈夫ですかぁ~?
反して ひとちがの格好といえば もちろんフル装備、いったいどんな山に登るんだろうくらいの ゴッつい格好であ~る。(

バス停には こんな張り紙が・・・

凍りついた林道をバスは進む。
スリップするんじゃないかと 最前席で

山はすっかり雪化粧、バスが しらび平に近づくにつれて 雪はどんどん多くなっていく。
ロープウェイで一気に 標高2650mの千畳敷カールに到着

さっそく支度を整え駅から外に出てみよう!(

きゃぁー!!
激サブぅーーーーーっ!!
粉雪が舞っている、除雪車が駅の前の雪かきをしているからだ。
バスに同乗してきたほとんどの人は

もちろん 雪の美しい千畳敷カールを撮影するためであ~る。
ってことは?
登山者は少ない・・・・(


やる気マンマンで ここまできたものの、入り口では 山岳指導員が警告を発し 山に向って進むことができるのは 冬山装備を完璧にしている登山者のみ。
登山届けを提出し、行く気マンマンの ひとちがであったが、あまりのザブさにクジケ

駅に逆戻りして がっちり着込むことに。(それが正解!)
「ひとしさぁ~ん、こりゃ 目だし帽に ヘルメット、とりあえずカールの中は スノーシューで進むしかありませんなぁー

ひとちがの ゴッつい装備と ゴーグルを取らなきゃ 誰だかわからないような姿を 駅の中から ギャラリーたちは呆れた顔で眺めている・・・

もしもって時のことを考えたら 格好もへったくりもないんだから!(そう!そう!!)
よし、出発

外に出ると 関西のおっちゃんが 山岳指導員に怒られている。
?
「アイゼンの歯は10本以上のものですか? 簡単に登ろうなんて甘い考えで山に入らないで下さい、命を賭けるくらいの気持ちのない方は登山は中止して下さい

「

おっちゃん くいさがる。
がんばりますなぁー・・・

その横を のん気な ひとちが、
わぁーい♪
綺麗だぁー!!
と 小走りに通過。(うはは!)
山岳指導員、あんたたちはよし!といった顔で ちらりと ひとちがを見る。
ははは!!
そうだよね、これだけ ゴッつければ 文句もないよね・・・

駒ケ岳神社で記念撮影、さっそくカールに突入!(よっしゃ

と言いたいところだが 実はコースがわからない。
夏場なら フツーに登山道を歩くのだろうが、どこそこ真っ白けで 入り口も出口も わかりましぇん・・・

立ち入り禁止の看板が立ち並ぶ。
ロープの先は 白い世界、 いったいどこから歩けばいいのか?
運悪く・・・

ひとちがの前を歩いている登山者がいない。(

げげぇぇぇぇーーーっ!
いったい どこが入り口なんじゃぁー?

って 誰も歩いてないじゃん


ひょぇぇぇぇーーーっ!
これって もしかして 自分達で道作れってか?
あのぉーーっ、ひとちがは 冬山は初心者でして なんだかよくわからないんですがぁー

ホテルの裏手からカールに突入、真っ白な大平原、でもコースを間違えれば 雪崩に巻き込まれる危険が伴う。
どうしれってかぁー!!

小さな黒い点が動いてるじゃん。
なんと! スノーシューで歩いている人発見!!
超ラッキーだぁー

お、おっかけるしかない!
登りの手前で ようやく追いついた ひとちが。(

「こんにちわぁー! 今日は山頂まで行かれるんですかぁー?」
すかさず声をかけるのは もちろん ちがこさんだ

「いいえ、今日はスノーシューの下見にきただけです。」

い、行かないの?
山頂方向へは・・・

ってことは この先は やっぱし ひとちがが先頭さんかいな・・・(

ふぇぇぇぇーーーっ
いかん、いかんですよぉー!!
ピンチを感じた ちがこさん、お兄さんを道連れにしようと心みた

が、残念なことに 登り2/3地点で お兄さんは帰ってしまった・・・

雪はだんだん深くなる・・・

がんばれ ひとちが!
ラッセルが始まった

雪が深いので壺足では 埋まってしまうので スノーシューで進むしかない。
雪は軟らかいから アイゼンじゃ役にもたたなそうだしぃー・・・

駅からは放送が入る。
「

どうやら駅から 双眼鏡かなんかで 登山者を監視しているらしい・・・(

ひとちがが ラッセルした後を 数名の登山者らしき人が追ってくる。
彼らも同じくスノーシュー、ひとちがを追い抜いたものの、登りは更にキツくなってきた。
もう これ以上は スノーシューでは 坂が急すぎる!(

「やぁ~めた

一歩進むと 三歩足が滑って前に進まない・・・
ひとちがを 追い抜いた スノーシュー軍団は ひとちがの数メートル先で あえなく リタイアした

彼らの目的は 山岳スキーだったそうであ~る。
残念なことに 今年は雪は少なく 気温が高いため 雪がゆるみ 少しの衝撃などで雪崩が発生する恐れ大、バスに スキーで乗車することは拒否されたので 仕方なく スノーシューで歩ける所まできたということ。(お疲れさまでやんした。)

もしかして またもや先頭さん?(

ちがこさん、ラッセルして 傾斜70度はあるであろう登りを 壺足で必死に登る・・・

そうなんです、スノーシューを脱いだ時点で アイゼンを装着すべきだったと 気づいた時は すでに時遅し・・・(

雪質は 固めとなり 急登をアイゼンなしで登るのは 恐怖に近いものがありまして・・・
下を見れば カールが大きく口を開けて 「滑落してらっしゃい!」といわんばかり

後方の ひとしさん、
「ふくらはぎが パンパンで痛いですぅ・・・

と 半クジケ気味。
みぃ~んな帰っちゃって ひとちがが この危ないポイントを通過できるか 不安で仕方ないのであ~る。(


そんなことで クジケる ちがこさんではありませんよぉー

ひとしさんの言葉に 振り返ることなく登る。(

目の前に 鉄の手すりが 雪の間から見えていたからだ。
『あそこまで がんばれば 手すりにまたがって アイゼンなんとか装着できるもんね、この急斜面じゃ 腰を下ろすことさえできないもん 立ってるのがやっとだしぃ


ピンチの ひとちがを 追い抜いていく ご夫婦が・・・
もちろんアイゼンで。
あちゃー・・・

先を越されましたなぁー・・・(

ようやく手すりに到着、なんとかアイゼンも無事装着完了!
って、後10メートルも登れば 乗越浄土だったんですが・・・(

うひょぉーーーーーーっ!!
ここが 冬の乗越♪
ガビガビに凍りついた表示板、エビのしっぽが面白い。
雪ではなく 凍りついた稜線を歩く。
うがぁぁーーーーっ!
す、スゴイ風!!
宝剣山荘の横を通過、天狗岩も白く凍っている。
すぐ横の 宝剣岳は 厳冬期の 滑りやすい 超アブナイ山になっていた。

山荘の裏手の風のあたらない場所で おむすびをパクつく。
とはいっても 粉雪が吹き荒れ、おむすびは 石のように硬く凍りつき 口を動かしていることさえ感覚がない。
ろくに噛まず、飲み込むことなく 稜線を中岳に向う。
ともかく風が強く吹き飛ばされそうであ~る

こんな時、ホームグランドで練習してきた ピッケルを使った構えが役に立った。
竜巻のように襲い掛かってくる風は ピッケル、アイゼンなしでは 到底立ち向かうことはできないのだから・・・(

なんとか中岳の山頂に到着、ひとちがを追い抜いていった ご夫婦もあまりの風の強さに引き返していく。
それにしても 駒ケ岳方向から 風が巻き上がってくるので 山頂は立っているのが やっとなのだ

運悪ければ 風に吹き飛ばされて滑落・・・

なんて可能性も否定できないほど。(

乗越まで 本来なら1時間程度で登れるはずが、なんと3時間半もかかってしまい 帰りのロープウェイの最終便に乗るには 駒ケ岳までだと あまりに時間のゆとりがなかった。
その上、このスゴイ風、向かい風の中岳を下り、風の吹き荒れる駒ケ岳を登り、後方からいつ突風になるかわからない 追い風を恐れながら山頂を目指すなどもってのほか!

だから 今日はここまででよしとしよう

せめて中岳の祠に お参りしたいと願っていた ちがこさんだが、風が強くて動けないでいる ひとしさんに 猛烈な反対をくらい あえなく下山。(

乗越から 伊那前岳方面へ・・・
誰も歩いていない稜線は 強い風で舞い上がってできたシュカブラが美しい文様を描き出している・・・
なんてステキ♪
またもや突風! 竜巻のように荒れ狂う稜線・・・(

ひとちが 必死でピッケルを突き刺し構える!
あはは!
このへんでよしとしましょう

乗越を下る。
登りも大変だったけど 下りも怖い

ロープでお互いを結び 先を行く ちがこさんを ひとしさんが 尻セードで万が一の滑落を想定して後方からサポート。(

かっちょいいじゃん ひとしさん!
いっぱしの山男だぁー!!
おっかなびっくりながらも どうにか無事下山、がんばっちゃった急登ラッセルコースも ある程度 下ってしまえば スノーシューのハイキングコースに大変身♪
アイゼンをはずし、スノーシューに履き替えて 駅までゴキゲンなハイキング

気にしていた時刻も 最終便にどうにか間に合った。
よかったね ひとちが。
雪崩に巻き込まれなくて!
素晴らしい雪山と 稜線の風の強さに あらためて フル装備で山行したことをよかったと思う二人であ~る

*ちなみに 山行中、ひとしさんは写真撮影のため手袋をはずしたため あまりの寒さに手は 半凍傷気味でしばらく腫れていた・・・

-10度にも耐えられるはずの カメラのバッテリー、 一枚写真を撮るごとに電池切れマークが表示され 気温の低さを物語っていた・・・

ナメちゃいけませんよ!
冬の雪山・・・
2009年08月05日
雷だぁー!!
2009/08/01
宝剣岳(中央アルプス)
全山行 136回
百名山 25座

標高 伊那前岳 2883m 宝剣岳 2931m
天気
晴れ・
曇り・
雷雨
山行時間 10時間30分
距離 14.74km
〈コース〉こまゆき荘(4:30-4:40)-菅の台バス停(4:50-5:12)-北御所登山口バス停(5:30)-蛇腹
沢登山口(6:30-6:40)-清水平(7:25-7:30)-うどんや峠・五合目(7:55-8:00)-一丁池・六合目(8:35)-舟窪・七合目(9:25-9:40)-伊那前岳(10:45-10:50)-九合目(11:05)-乗越(11:15-11:30)-宝剣岳(11:50-12:00)-極楽平(12:45)-千畳敷(1:05-1:50)-菅の台バス停(2:45)-こまゆき荘(3:00)
またもや やっちゃいました・・・無謀山行?
中央アルプス 木曽駒ヶ岳方面への山行は 今回で三度目。
梅雨もまだ終わらない高山に 夏の花を求めて元気にでかける。
早朝2:00自宅を出発、さすが この時間ともなると 高速はスキスキで ご機嫌な ひとちが。
睡眠時間が短いため
ややオネムではあるが 始発の林道バスに乗るためには そんなことはいってられません!(そう! そう!!)
それにしても
頭にくるのは この天気。(
ぶぅ。)
予報は 雨・雲、ってことは展望はダメなわけで 登山口からカッパ隊かと思うと クジケ気味・・・
ところがさぁー、車を駐車させてもらう 早太郎温泉 こまゆき荘に着くと なんだか やたらと天気がいいじゃん。(
やったね♪)
正面玄関の脇にある 従業員用の扉から 支配人さんに声をかけた。
「おはようございまぁ~す♪ 今日、宿泊する ひとちがでぇ~す♪ 今からお山に行ってくるので車をお願いしまぁ~す!」
まったく 朝の4時から はた迷惑な客であ~る
寝ぼけ眼の 支配人さん、モゴモゴと
「お気をつけて・・・」と見送ってくれた。(
ごめんなさい。)
こまくさ橋からは これから向う千畳敷方面が くっきりと見え 梅雨時期でも 菅の台
バス停から 始発のバスに乗り込む登山者たちは列をなしている・・・(スゴ。)

本日は ロープウェイは使わないため 北御所登山口で途中下車、満員のバスから降りるのも一苦労。
降りたのは ひとちがだけ、バスの中から 他の登山者は ご苦労さんといった顔で ひとちがを眺めているのが見えた。(だはははは。。。)

はい、はい、今日は ガッツリ登るつもりですから 先を急がなくちゃね♪(
やりますよぉー!!)
蛇腹沢登山口までは 歩きやすい林道であ~る。
梅雨に濡れた 満開のホタルブクロが うじゃうじゃいる。
鳥の声を聞きながら 一時間も歩くと登山口、仮設トイレもちゃぁ~んとあるので安心ですな。(うん、うん。)

お腹がすいたので 登山口で ちょいと朝食のパンを立ち食いし、早々に出発。(
うりゃ!)
清水平までの 気持ちのよい樹林帯を
ウガウガ登る。

ありがたいのは お天気がマズマズなこと、整備のいきとどいた登山道を 五合目のうどんや峠まで 更に
ウガウガ登る。
峠は なかなかの展望スポット。(
わぁ~ぉ♪)

「なんで うどんや峠なんだろね?」
いつものごとく ちがこさんの なぜなぜ?は続く・・・
一丁池を過ぎ、七合目の舟窪付近は
花の数が一気に増える。

登りながらの写真撮影、屈むという姿勢は なかなか辛いものがありまして・・・
「あっ♪ ここにも違うひとがいるぅ
」
先頭を歩く ちがこさんの声に カメラを出したり しまったりと カメラマンの ひとしさんは忙しい・・・(がんばれぇー! ひとしさん!)
さ~て、それでは ひとしさんの成果を並べてみましょう








ねっ♪
スゴイでしょ
森林限界を超え、展望の開けた尾根に出ると やってきたのはガス。(
うげ。)
はぁぁぁ・・・
やっぱり最後まで 晴れってわけにはいかないわけね・・・

と思いきや、ガスは ひとちがを避けるように流れ、どうせ雨山行と サングラスを忘れてきた ひとちがは 日に焼けた。(
あちゃ。)
高山植物の保護育成のため 登山道は限られている。
イワカガミや ハクサンシャクナゲの群落が美しいポイントであ~る。(
よいですなぁ~。)

伊那前岳に着いた。
ガス ガス・・・(
ぶぅぅぅぅーっ。)
乗越から 木曽駒方面と間違えて歩いてきた 5,6人のパーティー、本日 お山で初めてお会いした登山者であ~る。
あまりのガスのひどさに 展望がないのでどうやら間違えてしまったよう

尾根の真下は千畳敷、ロープウェイの放送だけが ガスの中から聞こえる。
「
雷雲が近づいているようです、登山者の方は十分注意して下さい。」
へっ?
雷雲?
のん気な ちがこさんは気にする様子もない。(いつものことですが・・・
)
ひとしさんは ちょっと固まっている。
「ねぇ、ちがこさん、さっき ゴロ っていわなかった?」
そう・・・
ひとしさんは
雷が大嫌いなのであ~る。
これまで 何度か雷と遭遇しているが そのたんびに ちがこさんのお尻をつつき 下山をさせ、歩くのが のろい ちがこさんを見捨てて 短距離ランナーばりの勢いで山を下るという事例もある。(
だはは。。。)
「そうかな? 気のせいじゃない?」
ちがこさんは 顔色ひとつ変えない。
だって 「そうかも。」なんて言おうもんなら いつものごとく ひとしさんは すぐに下山行動にでること間違えないもん
ここまできたからにゃ 宝剣岳を越えるまでは
雷に待っていただかなくては!
と 更に乗越まで進む。(
よっしゃ!)
乗越は案の定 登山者でいっぱいであ~る
千畳敷から 木曽駒に向う登山者が列をなして登ってくる。

さすが 百名山ともなると こんな ガスガスのお天気でも登山者は多いわけで・・・(はははは。。。)
登山者の多いルートは避けることにして 時間も余裕があるので千畳敷に下る予定は変更して更に進むことに決定!
お天気が悪くても山頂を目指す登山者に負けることなく ひとちがも 宝剣岳の 北峰ルートから山頂を目指す。
南峰ルートは険しく危険なため 北峰ルートを ピストンで帰ってくる登山者が大半で 安全確保のためにも しばし待たなくてはいけなかった。
山頂からお帰りのみなさん、かなりビビっているようで。(ははは。。。)
お顔が蒼白ですぞ!
ようやく ひとちがの番だ。
三度目なので 晴れても ガスでも道の予想はついているので恐怖はない。
ないけど 展望がないので つまんない・・・
(
ぶぅぅぅぅ。。。)

あっという間に 山頂に到着
実は 今回 ひとしさんは 企んでいた。
宝剣岳の山頂の てっぺんの山頂岩に立つこと。
毎回 ちがこさんが 「危ないから 登っちゃダメ
」
と 登りたくても登れなかった岩、1m四方の狭い山頂岩は よじ登るにも足場がないから 腕を使って這い上がらなくてはいけない。
ちがこさんは ひとしさんが 落っこちはしないかと ヒヤヒヤ見ている・・・
「お願いだから 立つのだけはヤメてぇーっ
」
登る本人よりも 見ている方が恐怖であ~る。
嬉しそうな ひとしさん、
「風が吹いていますぅ
」
山頂標識と記念撮影をした 嬉しそうな顔ったら!

もちろん ちがこさんは怖いので登りませんでしたよ

その合間にも ガスは流れ 千畳敷がうっすらと見え隠れしている。
もうちょっと待てば もっと展望よくなるかも♪

ゴロ、、、
ん?
ゴロ?
うへへ・・
か、
雷だぁー
大きくなった雷鳴に気づいた時はすでに遅かった・・・
「
雷が近づいています、早めに建物に非難して下さい。」
ロープウェイの駅からはアナウンスが 頻繁に流れた。(
がびぃ~ん)
ぎょぇぇぇぇーーーーーっ!!
は、早く下山しなきゃ!
おっかなびっくり危ない南峰ルートを進む。
こわすぎぃ~
なにが 怖いかって、このルートも恐怖だけど
雷が来るっんだから 怖いんだよぉー!!(
ひょぇぇぇーっ!!)
どのくらい怖いかは 写真をご覧あれ・・・


な、なんとか極楽平に到着。(
ほっ。)
ほっとする間もなく ざーっきました
雷雨。(あらら・・・)

すぐさまカッパ隊に変身したけど ズボンを履いてる時間はなく 雨と戦いながらロープウェイの駅まで 猛烈な勢いで下る。
のは ひとしさんだけでした・・・
ちがこさんは 雨で滑って転ぶといけないので マイペース、おかげで 山ズボンは絞れるほど濡れちゃいましたがね。(ははは。。。)
なんとか滑り込みセーフ。
建物に入ったと同時に
雷が ガラガラ どっかん!と落ち始め、雨は ザーザーと滝のように降り、千畳敷を散策していて登山者たちは 濡れネズミになりながら 一斉に非難してくる。
当然、建物は大混雑となり 下りのロープウェイに乗る人の長い列が あっという間にできた。

雷のため ロープウェイは一時間程止まり、運良く早い順番の整理券を もらえた ひとちがは あまり待つことなくロープウェイに乗ることができたよ。
雷が収まると 登山者たちは 雲の子を散らしたように千畳敷に消えていった・・・
ホントは ひとちがももう少し千畳敷を散策したかったけど
雷が怖いのと ロープウェイが込み合いそうなので断念することに・・・(いいの、いいの!次回また来ればいいんだから
)

それにしても・・・
しらび平の駅には これから千畳敷に向う乗客の列ができていたのには 驚いちゃった
みなさん、
雷怖くないのかなぁ?
帰路のバスは快適で、面白トークの運転手さんの話を 一番前の席で聞きながら 次回は冬に訪れたいと 性懲りもなく
雷山行のことを すっかり忘れている ひとちががいた。

今回も 面白かったねぇー ひとしさん
この日の宿泊地はこちら
宝剣岳(中央アルプス)
全山行 136回
百名山 25座
標高 伊那前岳 2883m 宝剣岳 2931m
天気



山行時間 10時間30分
距離 14.74km
〈コース〉こまゆき荘(4:30-4:40)-菅の台バス停(4:50-5:12)-北御所登山口バス停(5:30)-蛇腹
沢登山口(6:30-6:40)-清水平(7:25-7:30)-うどんや峠・五合目(7:55-8:00)-一丁池・六合目(8:35)-舟窪・七合目(9:25-9:40)-伊那前岳(10:45-10:50)-九合目(11:05)-乗越(11:15-11:30)-宝剣岳(11:50-12:00)-極楽平(12:45)-千畳敷(1:05-1:50)-菅の台バス停(2:45)-こまゆき荘(3:00)

宝剣岳の山頂で 雷の襲来、ビビル ひとちが!
超コワコワの南峰ルート 無事下山できたのか?
中央アルプス 木曽駒ヶ岳方面への山行は 今回で三度目。
梅雨もまだ終わらない高山に 夏の花を求めて元気にでかける。
早朝2:00自宅を出発、さすが この時間ともなると 高速はスキスキで ご機嫌な ひとちが。
睡眠時間が短いため

それにしても


予報は 雨・雲、ってことは展望はダメなわけで 登山口からカッパ隊かと思うと クジケ気味・・・

ところがさぁー、車を駐車させてもらう 早太郎温泉 こまゆき荘に着くと なんだか やたらと天気がいいじゃん。(

正面玄関の脇にある 従業員用の扉から 支配人さんに声をかけた。
「おはようございまぁ~す♪ 今日、宿泊する ひとちがでぇ~す♪ 今からお山に行ってくるので車をお願いしまぁ~す!」
まったく 朝の4時から はた迷惑な客であ~る

寝ぼけ眼の 支配人さん、モゴモゴと
「お気をつけて・・・」と見送ってくれた。(

こまくさ橋からは これから向う千畳敷方面が くっきりと見え 梅雨時期でも 菅の台
バス停から 始発のバスに乗り込む登山者たちは列をなしている・・・(スゴ。)
本日は ロープウェイは使わないため 北御所登山口で途中下車、満員のバスから降りるのも一苦労。
降りたのは ひとちがだけ、バスの中から 他の登山者は ご苦労さんといった顔で ひとちがを眺めているのが見えた。(だはははは。。。)
はい、はい、今日は ガッツリ登るつもりですから 先を急がなくちゃね♪(

蛇腹沢登山口までは 歩きやすい林道であ~る。
梅雨に濡れた 満開のホタルブクロが うじゃうじゃいる。

お腹がすいたので 登山口で ちょいと朝食のパンを立ち食いし、早々に出発。(

清水平までの 気持ちのよい樹林帯を

ありがたいのは お天気がマズマズなこと、整備のいきとどいた登山道を 五合目のうどんや峠まで 更に

峠は なかなかの展望スポット。(

「なんで うどんや峠なんだろね?」
いつものごとく ちがこさんの なぜなぜ?は続く・・・

一丁池を過ぎ、七合目の舟窪付近は



「あっ♪ ここにも違うひとがいるぅ

先頭を歩く ちがこさんの声に カメラを出したり しまったりと カメラマンの ひとしさんは忙しい・・・(がんばれぇー! ひとしさん!)
さ~て、それでは ひとしさんの成果を並べてみましょう

ねっ♪
スゴイでしょ



はぁぁぁ・・・

やっぱり最後まで 晴れってわけにはいかないわけね・・・

と思いきや、ガスは ひとちがを避けるように流れ、どうせ雨山行と サングラスを忘れてきた ひとちがは 日に焼けた。(

高山植物の保護育成のため 登山道は限られている。
イワカガミや ハクサンシャクナゲの群落が美しいポイントであ~る。(

伊那前岳に着いた。
ガス ガス・・・(

乗越から 木曽駒方面と間違えて歩いてきた 5,6人のパーティー、本日 お山で初めてお会いした登山者であ~る。
あまりのガスのひどさに 展望がないのでどうやら間違えてしまったよう

尾根の真下は千畳敷、ロープウェイの放送だけが ガスの中から聞こえる。
「

へっ?

のん気な ちがこさんは気にする様子もない。(いつものことですが・・・

ひとしさんは ちょっと固まっている。
「ねぇ、ちがこさん、さっき ゴロ っていわなかった?」
そう・・・
ひとしさんは

これまで 何度か雷と遭遇しているが そのたんびに ちがこさんのお尻をつつき 下山をさせ、歩くのが のろい ちがこさんを見捨てて 短距離ランナーばりの勢いで山を下るという事例もある。(

「そうかな? 気のせいじゃない?」
ちがこさんは 顔色ひとつ変えない。
だって 「そうかも。」なんて言おうもんなら いつものごとく ひとしさんは すぐに下山行動にでること間違えないもん

ここまできたからにゃ 宝剣岳を越えるまでは

と 更に乗越まで進む。(

乗越は案の定 登山者でいっぱいであ~る

千畳敷から 木曽駒に向う登山者が列をなして登ってくる。
さすが 百名山ともなると こんな ガスガスのお天気でも登山者は多いわけで・・・(はははは。。。)
登山者の多いルートは避けることにして 時間も余裕があるので千畳敷に下る予定は変更して更に進むことに決定!
お天気が悪くても山頂を目指す登山者に負けることなく ひとちがも 宝剣岳の 北峰ルートから山頂を目指す。
南峰ルートは険しく危険なため 北峰ルートを ピストンで帰ってくる登山者が大半で 安全確保のためにも しばし待たなくてはいけなかった。
山頂からお帰りのみなさん、かなりビビっているようで。(ははは。。。)
お顔が蒼白ですぞ!
ようやく ひとちがの番だ。
三度目なので 晴れても ガスでも道の予想はついているので恐怖はない。
ないけど 展望がないので つまんない・・・


あっという間に 山頂に到着

実は 今回 ひとしさんは 企んでいた。

毎回 ちがこさんが 「危ないから 登っちゃダメ

と 登りたくても登れなかった岩、1m四方の狭い山頂岩は よじ登るにも足場がないから 腕を使って這い上がらなくてはいけない。
ちがこさんは ひとしさんが 落っこちはしないかと ヒヤヒヤ見ている・・・

「お願いだから 立つのだけはヤメてぇーっ

登る本人よりも 見ている方が恐怖であ~る。
嬉しそうな ひとしさん、
「風が吹いていますぅ

山頂標識と記念撮影をした 嬉しそうな顔ったら!
もちろん ちがこさんは怖いので登りませんでしたよ

その合間にも ガスは流れ 千畳敷がうっすらと見え隠れしている。
もうちょっと待てば もっと展望よくなるかも♪
ゴロ、、、
ん?
ゴロ?

か、


大きくなった雷鳴に気づいた時はすでに遅かった・・・

「

ロープウェイの駅からはアナウンスが 頻繁に流れた。(

ぎょぇぇぇぇーーーーーっ!!

おっかなびっくり危ない南峰ルートを進む。
こわすぎぃ~

なにが 怖いかって、このルートも恐怖だけど


どのくらい怖いかは 写真をご覧あれ・・・
な、なんとか極楽平に到着。(

ほっとする間もなく ざーっきました

すぐさまカッパ隊に変身したけど ズボンを履いてる時間はなく 雨と戦いながらロープウェイの駅まで 猛烈な勢いで下る。
のは ひとしさんだけでした・・・

ちがこさんは 雨で滑って転ぶといけないので マイペース、おかげで 山ズボンは絞れるほど濡れちゃいましたがね。(ははは。。。)
なんとか滑り込みセーフ。
建物に入ったと同時に

当然、建物は大混雑となり 下りのロープウェイに乗る人の長い列が あっという間にできた。

雷が収まると 登山者たちは 雲の子を散らしたように千畳敷に消えていった・・・

ホントは ひとちがももう少し千畳敷を散策したかったけど


それにしても・・・
しらび平の駅には これから千畳敷に向う乗客の列ができていたのには 驚いちゃった

みなさん、

帰路のバスは快適で、面白トークの運転手さんの話を 一番前の席で聞きながら 次回は冬に訪れたいと 性懲りもなく

今回も 面白かったねぇー ひとしさん


