2017年01月13日
雪山ファイター 2017♪
2017/01/02
ラッセル! ラッセル!
稲包山
(三国山脈エリア)
全山行 531回
稲包山の情報はこちら
標高 稲包山 1597.7m
天気 晴れ
山行時間 6時間(休憩を含む)
〈コース〉赤沢スキー場P-ムタコ沢林道-秋小屋沢橋(登山口)-
下の鉄塔-巨大鉄塔-稲包山-ピストンでP
稲包山について
群馬と新潟の県境にそびえる
名湯名山に包まれたピラミッド型の美しい山容と展望の山
春・秋は新緑、紅葉を楽しむことができる
夏はヒル地帯のため登ることはおすすめできない
冬は2m以上の雪が積もるためラッセルは免れない
ワカン・ストックでの登山が適と思われる
山頂からの景色は素晴らしい
ムタコ沢コースは送電線の巡視路を利用して登る
標識・赤テープもあるが数は多くない
無積雪期は林道終点の秋小屋沢橋に駐車可
トレースのない急登を這い登れ
先には到達できた者にしか見ることのできない絶景と
雪山を登りきった達成感が待っている
これぞ 雪山ファイター
大学寮に戻る しょうたろう選手を送りながら
新年イッパツ群馬の山に登ることにした
地元の老人たちが数人広い駐車場で車の誘導している
駐車している車は一台のみ
なんともひなびたスキー場
すみませんね
今シーズンは雪が少ないのでリフトの運行は
しないですがいいですか?
元々スキーを楽しみに来たわけではないので
かえって恐縮してしまった
いえ 今日は山を登りにきたので
車を駐車させてもらってもいいですか?
どうぞ どうぞ
本当に山に登るの?
通常なら今時期は2m以上雪が積もるから
地元の人は閉山すると山には登らないそうだ
駐車許可を得ることができたので
準備もそこそこに山に向かう
駐車場から少し下った場所にあるバス停から左に入る
稲包山は奥四万湖から赤沢峠を経て登るコースが従来のコースだが
大学寮からも みなかみ町はほど近くラッセルの具合では
ピストンになるであろうスキー場を起点とする周遊コースを選んだ
スキー場の雪の具合からすれば山も大して雪はないはず
油断大敵
どんな状態かは行ってみなきゃわからない
舗装路の林道沿いには第一浄水場・第二浄水場と村の水を管理する
施設(無人)があるだけだ
雪かきしてくれたキャタピラーの雪のワダチが続く道を
ムタコ沢に沿って延々と歩く
進むべき方向の山にはいくつも鉄塔が立っていて
どれが目標の鉄塔なんだかわからない
林道脇にこんな看板
許可とんないと山に登っちゃダメだって
自己責任ってことで ま いいか!
しばらく進むと雪かきがストップ
ここからくるぶし程の雪道歩きになる
もちろんトレースなし
ワカン履くまで至らないような気もするけど
壺足よりマシかもね
まずは林道終点の秋小屋橋まで行かなければいけない
先頭をきったのは若手のホープ しょうたろう選手
チーン
10分足らずで ひとしさんと交代
ちがこさんは体力温存?
最後尾を歩く
ようやく橋まできた
枯れ木の枝に小さな「稲包山」と記載された標識
上部におまけかピロピロと赤テープ
ふくらはぎ程積もった雪の巡視路はゆるやかに高度を上げる
勢いよくラッセルを始めた しょうたろう選手
復活!
二番手は ひとしさん 最後尾はやっぱり ちがこさん
あれ?
今日は ちがこさんラッセルしないんですか?
いいの いいの
今日は若いもんがいるからさ!
しばらく進むと しょうたろう選手が
すっとんきょうな声を上げた
おかしいよ
知らない山の名前が書いてある
杉の大木に打ち付けられた茶色の標識に白い文字
よく読めないが少なくとも「稲包山」でないことは確か
大丈夫? 間違ってない?
慌ててガイドブックで確認するがよくわからない
よ~く見ると白ペンキの下に黒い文字
「稲包山→」と記載されている
なんじゃい
間違ってないじゃん
危険な場所の先頭は ちがこさん
何故ならば 落っこちても支障がない という理由から
枯葉の上に雪が積もって歩きにくい
山側も崩れやすいから気を使う
道が二手に分かれた
ねぇ 方向が違わない?
地図だと真っ直ぐ登ってるよ?
いいの いいの
こっちでいいの
トレースのない赤テープや標識頼りの雪山登山
記載されたコースなんてジグザグでもアップダウンが多少あっても
縮尺が大きいから真っ直ぐにしか表示されないことを知らないのだ
ふ~ん
いつもこんな感じで山歩くの?
そーだよ
いつもこんな感じ
へー
不安になったりしない?
あまりしませんね
うそ!うそ!
四つ目があると間違ってると気付くんですよ
違ったら戻ればいいんですよ 戻れば
ふ~ん
信憑性に欠けるのか納得いかない様子
樹林帯の雪は湿っていて高下駄になり
足が重くて前に進めない
雪の重さでスノーシュが脱げてしまい
何度もベルトを締めなおさないと急坂は上れないのだ
頼りになるのはやっぱりマイダーリン
遅れまいと ちがこさんも続く
いつの間にか先頭から脱落
ヘロっている しょうたろう選手も続く
テンポよく深い雪の急登を登る体力には
いつも感服させられる
がんばれ ひとしさん
私 子供の頃からは身体が弱いんですぅー
これは ひとしさんの口癖だが断じて間違っていると思う
ひとしさんが病弱なら世間一般の人はすでに
この世にはいないはずだ
ようやく下の鉄塔
樹林帯を抜けた鉄塔近くは見晴もよいが風も強い
さぶ~っ
時間が押してます
まだここから巨大鉄塔までかなりかかりそうですね
がんばらないと山頂まで行けませんよ
時計をチラチラ見る ひとしさん
いいじゃん
周遊しないでピストンなら日暮れまでには戻れるよ
雪道の下山は早いし林道も問題ないし
そーゆーもんなの?
そうゆーもんです
下の鉄塔から先は樹林帯と笹の急登
赤テープも少なくどこを登ればいいのかわからない
なんとなく道っぽい場所を選んで登れば
自然にジグザグに高度が上がっていく
右に曲がるたび展望が開けた
急登の直角カーブだから下山時は注意しないと
山から転げ落ちるだろう
ズーム
急登は これでもか! というほど続いた
さすがの ひとしさんも疲れを隠せない
大変すぎる
無理かな・・・
疲れもマックスに達したころ・・・
下の鉄塔に比べ巨大鉄塔はスゴかった
デカいデカい 比べものにならない
鉄塔付近でラッセルの王者はとうとう力尽きた
もうダメですぅ~
チ~ン
ひとしさん先頭から脱落
山頂方向に向かってコースは関係なく
バリバリと笹を踏み稜線に向かって突っ切って行く
たぶん山頂が見えて嬉しかったんだと思う
単純な若者だ
さっきまで 「コースが違う」 とか
「道がなんちゃら」 とウジャウジャ言ってた割には
道なき道を歩くんだから笑える
しょうたろう選手がラッセルしてくてたので
ひとちがもマケジと後を追う
とうとう過酷なラッセルの末
稲包山のピークに三人で立った
ちがこさんはラッセルしなかったけどね
360度の大パノラマ
白砂山が見えます
平標山・仙ノ倉山が絶景ですね
赤沢峠に向かう稜線が続く
巨大鉄塔が小さく見えます
通常の年より雪が少なかったため登ることができた
ラッキーな あけおめ山行
トレースのない山歩き とか
ラッセルしないと登れない山 とか
赤テープの重要性 とか
色々な意味で しょうたろう選手にはいい経験だったと思う
中でもNO1は 頼りになる父親の後姿 かも
今年ももよろしくね
マイダーリン♪
この日の宿泊地はこちら
猿ヶ京温泉 仁田屋旅館
24時間入れる温かいお風呂 もち温泉です
身体の冷えた山行後には最高でした
ラッセル! ラッセル!
稲包山
(三国山脈エリア)
全山行 531回
稲包山の情報はこちら
標高 稲包山 1597.7m
天気 晴れ
山行時間 6時間(休憩を含む)
〈コース〉赤沢スキー場P-ムタコ沢林道-秋小屋沢橋(登山口)-
下の鉄塔-巨大鉄塔-稲包山-ピストンでP
稲包山について
群馬と新潟の県境にそびえる
名湯名山に包まれたピラミッド型の美しい山容と展望の山
春・秋は新緑、紅葉を楽しむことができる
夏はヒル地帯のため登ることはおすすめできない
冬は2m以上の雪が積もるためラッセルは免れない
ワカン・ストックでの登山が適と思われる
山頂からの景色は素晴らしい
ムタコ沢コースは送電線の巡視路を利用して登る
標識・赤テープもあるが数は多くない
無積雪期は林道終点の秋小屋沢橋に駐車可
トレースのない急登を這い登れ
先には到達できた者にしか見ることのできない絶景と
雪山を登りきった達成感が待っている
これぞ 雪山ファイター
大学寮に戻る しょうたろう選手を送りながら
新年イッパツ群馬の山に登ることにした
地元の老人たちが数人広い駐車場で車の誘導している
駐車している車は一台のみ
なんともひなびたスキー場
すみませんね
今シーズンは雪が少ないのでリフトの運行は
しないですがいいですか?
元々スキーを楽しみに来たわけではないので
かえって恐縮してしまった
いえ 今日は山を登りにきたので
車を駐車させてもらってもいいですか?
どうぞ どうぞ
本当に山に登るの?
通常なら今時期は2m以上雪が積もるから
地元の人は閉山すると山には登らないそうだ
駐車許可を得ることができたので
準備もそこそこに山に向かう
駐車場から少し下った場所にあるバス停から左に入る
稲包山は奥四万湖から赤沢峠を経て登るコースが従来のコースだが
大学寮からも みなかみ町はほど近くラッセルの具合では
ピストンになるであろうスキー場を起点とする周遊コースを選んだ
スキー場の雪の具合からすれば山も大して雪はないはず
油断大敵
どんな状態かは行ってみなきゃわからない
舗装路の林道沿いには第一浄水場・第二浄水場と村の水を管理する
施設(無人)があるだけだ
雪かきしてくれたキャタピラーの雪のワダチが続く道を
ムタコ沢に沿って延々と歩く
進むべき方向の山にはいくつも鉄塔が立っていて
どれが目標の鉄塔なんだかわからない
林道脇にこんな看板
許可とんないと山に登っちゃダメだって
自己責任ってことで ま いいか!
しばらく進むと雪かきがストップ
ここからくるぶし程の雪道歩きになる
もちろんトレースなし
ワカン履くまで至らないような気もするけど
壺足よりマシかもね
まずは林道終点の秋小屋橋まで行かなければいけない
先頭をきったのは若手のホープ しょうたろう選手
チーン
10分足らずで ひとしさんと交代
ちがこさんは体力温存?
最後尾を歩く
ようやく橋まできた
枯れ木の枝に小さな「稲包山」と記載された標識
上部におまけかピロピロと赤テープ
ふくらはぎ程積もった雪の巡視路はゆるやかに高度を上げる
勢いよくラッセルを始めた しょうたろう選手
復活!
二番手は ひとしさん 最後尾はやっぱり ちがこさん
あれ?
今日は ちがこさんラッセルしないんですか?
いいの いいの
今日は若いもんがいるからさ!
しばらく進むと しょうたろう選手が
すっとんきょうな声を上げた
おかしいよ
知らない山の名前が書いてある
杉の大木に打ち付けられた茶色の標識に白い文字
よく読めないが少なくとも「稲包山」でないことは確か
大丈夫? 間違ってない?
慌ててガイドブックで確認するがよくわからない
よ~く見ると白ペンキの下に黒い文字
「稲包山→」と記載されている
なんじゃい
間違ってないじゃん
危険な場所の先頭は ちがこさん
何故ならば 落っこちても支障がない という理由から
枯葉の上に雪が積もって歩きにくい
山側も崩れやすいから気を使う
道が二手に分かれた
ねぇ 方向が違わない?
地図だと真っ直ぐ登ってるよ?
いいの いいの
こっちでいいの
トレースのない赤テープや標識頼りの雪山登山
記載されたコースなんてジグザグでもアップダウンが多少あっても
縮尺が大きいから真っ直ぐにしか表示されないことを知らないのだ
ふ~ん
いつもこんな感じで山歩くの?
そーだよ
いつもこんな感じ
へー
不安になったりしない?
あまりしませんね
うそ!うそ!
四つ目があると間違ってると気付くんですよ
違ったら戻ればいいんですよ 戻れば
ふ~ん
信憑性に欠けるのか納得いかない様子
樹林帯の雪は湿っていて高下駄になり
足が重くて前に進めない
雪の重さでスノーシュが脱げてしまい
何度もベルトを締めなおさないと急坂は上れないのだ
頼りになるのはやっぱりマイダーリン
遅れまいと ちがこさんも続く
いつの間にか先頭から脱落
ヘロっている しょうたろう選手も続く
テンポよく深い雪の急登を登る体力には
いつも感服させられる
がんばれ ひとしさん
私 子供の頃からは身体が弱いんですぅー
これは ひとしさんの口癖だが断じて間違っていると思う
ひとしさんが病弱なら世間一般の人はすでに
この世にはいないはずだ
ようやく下の鉄塔
樹林帯を抜けた鉄塔近くは見晴もよいが風も強い
さぶ~っ
時間が押してます
まだここから巨大鉄塔までかなりかかりそうですね
がんばらないと山頂まで行けませんよ
時計をチラチラ見る ひとしさん
いいじゃん
周遊しないでピストンなら日暮れまでには戻れるよ
雪道の下山は早いし林道も問題ないし
そーゆーもんなの?
そうゆーもんです
下の鉄塔から先は樹林帯と笹の急登
赤テープも少なくどこを登ればいいのかわからない
なんとなく道っぽい場所を選んで登れば
自然にジグザグに高度が上がっていく
右に曲がるたび展望が開けた
急登の直角カーブだから下山時は注意しないと
山から転げ落ちるだろう
ズーム
急登は これでもか! というほど続いた
さすがの ひとしさんも疲れを隠せない
大変すぎる
無理かな・・・
疲れもマックスに達したころ・・・
下の鉄塔に比べ巨大鉄塔はスゴかった
デカいデカい 比べものにならない
鉄塔付近でラッセルの王者はとうとう力尽きた
もうダメですぅ~
チ~ン
ひとしさん先頭から脱落
山頂方向に向かってコースは関係なく
バリバリと笹を踏み稜線に向かって突っ切って行く
たぶん山頂が見えて嬉しかったんだと思う
単純な若者だ
さっきまで 「コースが違う」 とか
「道がなんちゃら」 とウジャウジャ言ってた割には
道なき道を歩くんだから笑える
しょうたろう選手がラッセルしてくてたので
ひとちがもマケジと後を追う
とうとう過酷なラッセルの末
稲包山のピークに三人で立った
ちがこさんはラッセルしなかったけどね
360度の大パノラマ
白砂山が見えます
平標山・仙ノ倉山が絶景ですね
赤沢峠に向かう稜線が続く
巨大鉄塔が小さく見えます
通常の年より雪が少なかったため登ることができた
ラッキーな あけおめ山行
トレースのない山歩き とか
ラッセルしないと登れない山 とか
赤テープの重要性 とか
色々な意味で しょうたろう選手にはいい経験だったと思う
中でもNO1は 頼りになる父親の後姿 かも
今年ももよろしくね
マイダーリン♪
この日の宿泊地はこちら
猿ヶ京温泉 仁田屋旅館
24時間入れる温かいお風呂 もち温泉です
身体の冷えた山行後には最高でした
2016年08月22日
2016 中年の証明Ⅰ
2016/07/30
ロングトレイル♪
谷川岳・万太郎山
(谷川岳・三国エリア)
全山行 506回
*画像をクイックすると山行メモを見ることができます
谷川岳の情報はこちら
万太郎山の情報はこちら
標高 谷川岳トマの耳 1963m 万太郎山 1954m
天気 晴れ・ガス
山行時間 12時間20分(休憩を含む)
〈コース〉JR土合駅〜谷川岳ロープウェイ〜(西黒尾根)〜ラクダのコブ〜
ザンゲ岩〜肩ノ広場〜トマノ耳〜谷川岳肩の小屋〜オジカ沢ノ頭〜小障子ノ頭〜
大障子ノ頭〜万太郎山〜(吾策新道)〜井戸小屋沢ノ頭〜JR土樽駅
この日の立ち寄り湯はこちら
谷川温泉 湯テルメ谷川
ロングトレイル♪
谷川岳・万太郎山
(谷川岳・三国エリア)
全山行 506回
*画像をクイックすると山行メモを見ることができます
谷川岳の情報はこちら
万太郎山の情報はこちら
標高 谷川岳トマの耳 1963m 万太郎山 1954m
天気 晴れ・ガス
山行時間 12時間20分(休憩を含む)
〈コース〉JR土合駅〜谷川岳ロープウェイ〜(西黒尾根)〜ラクダのコブ〜
ザンゲ岩〜肩ノ広場〜トマノ耳〜谷川岳肩の小屋〜オジカ沢ノ頭〜小障子ノ頭〜
大障子ノ頭〜万太郎山〜(吾策新道)〜井戸小屋沢ノ頭〜JR土樽駅
この日の立ち寄り湯はこちら
谷川温泉 湯テルメ谷川
2013年07月11日
燻されて・・・Ⅰ
2013/7/6
ニッコウキスゲの大群落♪
大源太山・三国山
(三国山脈エリア)
全山行 368回
大源太山の情報はこちら
三国山の情報はこちら
標高 三国山1636.4m 大源太山(河内沢ノ頭) 1764.1m
天気 晴れ・ガス
山行時間 5時間30分
〈コース〉上越橋駐車場(11:30)-三国峠(12:00)-三国山(1:00)-
三角山(2:10)-分岐(2:20)-大源太山(2:30)-ピストンで駐車場(5:00)
南に向いてる 窓を開け
ひとりで見ている 海の色
美しぎると怖くなる
若さによく似た 真昼の蜃気楼
ちがこさん それって
燻されて ぢゃなくて
魅せられて でしょ
あ そうか
土曜日の午前中は ご用があったので
出発時間が遅くなってしまった
(はぁ。。。)
珍しく日中の中央高速を
ブッ飛ばす ひとしさん
意外とスムーズ
武尊山を始め 尾瀬も近い場所
向っているのは 谷川連峰のお隣
冬場は苗場もスキー客で賑わう場所
いったい どんな山なのか?
国道17号沿いの三国トンネルの手前の
駐車場に車を停める
いざ 出発♪
周辺にはいくつか駐車場はあるものの
車は数台 なんとも寂しい
混雑してませんね
ぜんぜん
あれ おかしいな?
人気の花の山なんだけどな?
駐車場前からも山の中腹にある東屋へつながる
登山道があるはずなのに すっかりヤブ
大丈夫ですか?
この山
たぶん
諦めて 前を行く登山者の後を追っかけ
トンネル横の登山口からスタートすることにした
(よっしゃ)
橋を越え 法師ノ沢沿いを登っていく
案内の棒が立っている
棒には張り紙がしてあり何やら注意事項が
記載されているようだ
が 読めない
強調してある部分は黄色で字は白
時と共に色あせた張り紙
一番重要な文字が読めないのだ
じぃー っと観察してみる
なぬ なぬ・・・
お知らせ
遊歩道に 山ヒル が生息しています
ご 注意 ください
のぉーっ?
山ヒル?
またかい
ちょっと前に ひとち
やられたばっか じゃん
そうなんです
どうしましょう
今日は バカ暑いので服装は半袖
山ヒルが出てきたらいい餌食だ
どうしよう
今更どうにもなんないので
諦めてそのまま山に登ることにした
(あは。)
張り紙がしてある割に登山道は整備が
行き届いてきれいだし 登りやすい
そして ひとちがには
強ぉ~い味方がいるのだ
ちがこさんのザックには
ミニ蚊取
安心 安心
三国峠までピッチを上げて登っていく
うが うが うが うが
ゲボ ゲボ ゲボ・・・
時折 ひとしさんが蚊取に燻され
苦しがっている
虫より先に ひとちの方が
お陀仏になっちゃうかもよ
まったくですぅー
木の間から峠が見えている
(わーい)
峠に出ちゃえば こっちのもんだ
そこから先はパラダイス♪
このコース
三国山まで は 初級者向けで山行時間も短い
午後から山行 にはピッタリなのだ
それに 今日は花めぐり
そんな 簡単に行くかな?
三国峠に到着
鳥居を潜り手を併せる
三阪神社の建物の後ろは三国山
登山道には
レモン色の ニッコウキスゲ
わぁ~ぉ
いた いた
お目当ての花はこれ
ここから先は木道が続いている
樹林帯から草原に変わり 山斜面には
キスゲが うじゃうじゃ いる
キスゲたちはみな 太陽の方向に顔を向け
たった一日のために 美しさを競う
翌朝になれば しおれてしまうその花の横には
次に咲くであろう若いつぼみがスタンバイ
薄命であろうと 冬を越し 春を越し
夏を待っていたキスゲたち
今日しか見ることができない絶景だ
(そう そう)
下を見れば 駐車場が白く光っている
どんどん木道を上がっていく
登山道の脇にも
キスゲたちがいっぱいだ
木道を登りきると お花畑が広がる
休憩するベンチもある
さぁ~てと 向かう先はコブの上
いっくよぉーっ
微妙に斜めに傾いて作られている
ガレ場の上の階段?
なんとも歩きにくい
ひとしさんが指さしたのは
有名な 苗場スキー場
村の上に見えるのは 苗場山
急坂を九十九に登っていく
あれ?
道が直角に曲がったと思ったら
目の前に 数えたくない程
長い階段がそびえていた
これ 登るわけね
そういうこと
ハァ ハァ ハァ ハァ
枝分かれした道を右に入り しばらく進むと
今日の一座目 三国山 に到着
誰もいない
空には 黒い渦となって
トンボが飛んでいる
トンボの他にも
気のせいか 虫が多いような
今日は強い味方がいるんでしょ
そうそう
必殺 蚊取線香
それほど広くない山頂だけど
幸福の鐘 なるものもあり
洒落たピークには違いない
じゃ さっそく鳴らしますか
嬉しくなって カンカン 鐘を叩いた
ここまではよかった
ヤメときゃいいのに枝分かれした道を
更に大源太山に向かって進むことにする
実は この 大源太山 ってのは二つある
ひとつは 谷川岳の裏手にある
東洋のマッターホルン と
呼ばれる大源太山
数年前に登った時
同じ名前の山があったので
とっても気になっていた ちがこさん
どうせ登るんなら ついでに
なんて計画したものの
計算しなおしたら往復すると5時間以上
(きゃぁー どうしよー)
午後から登る山ぢゃない
ひとしさんに真実を告げれば三国山
オンリー になり兼ねない
知らないフリをして登り続けることにする
またぁー
ちゃんと話た方がいいんじゃない?
いいの
5時までに下山できれば!
ということで 急変したお天気の
ゴキゲンを伺いながら大源太に向かう
はっきり言わせてもらいますと
このコース展望はあまりよろしくない
じゃなかった
ガスで何にも見えない
(あわわ)
天気がよければ 稜線からは 大源太山も
谷川連峰も見えるはずなんだけどな
少しずつガスが山の下へ降りていく
お天気回復か?
ガスで見えない中
登ったり降りたりといくつもの
小さなコブを繰り返す
うが うが うが うが
ようやくガスが消え
目の前に大源太山が顔を出した
(おぉ)
なんだか
やたら大変でしたね
う ううん
三角山を越え
分岐から大源太山に向かう
本日の二座目
大源太山のピークに到着
ここも誰もいない
きゃぁー
なんてことなの
虫だらけ
強い味方のはずの蚊取線香も
ほとんど役に立っていないような
あちこち かゆい
早々に退散
山頂から見えた景色はこんな
サエない感じだけど
まぁいいかっ!
すっかりガスの消えた稜線を三国峠目指して
帰ることにした
あ゛―
かゆい かゆい
ボリボリ 腕やら顔やら
ブユらしき虫に刺され
頭にきながらコブを越えていく
くそぉー
蚊取線香の役たたず
私は 燻されてましたから
大丈夫でしたぁー
ゲボ ゲボ・・・
お花畑に戻ってきた
雲の様子が怪しい
またゲリラ豪雨がくるかも
急ぎましょう
大急ぎで下山
お花畑のキスゲに別れを告げ
かわいい チョウチョにさようなら
ボリボリ かゆかゆ
あー イライラする
私は燻されて 燻されて
苦しいですぅー
ゲボ ゲボ・・・
こーして 午後から半日の山歩きが終わった
明日も山に登る
とりあえず 汗でベタベタだから
温泉入ってから車泊
予想通り車に落ち着くと 待っていましたかのように
猛烈な勢いで雨が降ってきた
ひとちの天気予報も
なかなかじゃん
そうでしょ
ということで 今回も 自作の前室 は
使われることもなく レポは後日・・・
本日の立ち寄り湯はこちら
苗場温泉 雪ささの湯
スキーシーズンが終わったのでスキスキ
茶色の温泉だよ
本日の車泊地はこちら
平標山登山口有料駐車場
車泊できます、トイレも使えるので便利だよ 500円なり
翌日の山歩きはこちら
ニッコウキスゲの大群落♪
大源太山・三国山
(三国山脈エリア)
全山行 368回
大源太山の情報はこちら
三国山の情報はこちら
標高 三国山1636.4m 大源太山(河内沢ノ頭) 1764.1m
天気 晴れ・ガス
山行時間 5時間30分
〈コース〉上越橋駐車場(11:30)-三国峠(12:00)-三国山(1:00)-
三角山(2:10)-分岐(2:20)-大源太山(2:30)-ピストンで駐車場(5:00)
南に向いてる 窓を開け
ひとりで見ている 海の色
美しぎると怖くなる
若さによく似た 真昼の蜃気楼
ちがこさん それって
燻されて ぢゃなくて
魅せられて でしょ
あ そうか
土曜日の午前中は ご用があったので
出発時間が遅くなってしまった
(はぁ。。。)
珍しく日中の中央高速を
ブッ飛ばす ひとしさん
意外とスムーズ
武尊山を始め 尾瀬も近い場所
向っているのは 谷川連峰のお隣
冬場は苗場もスキー客で賑わう場所
いったい どんな山なのか?
国道17号沿いの三国トンネルの手前の
駐車場に車を停める
いざ 出発♪
周辺にはいくつか駐車場はあるものの
車は数台 なんとも寂しい
混雑してませんね
ぜんぜん
あれ おかしいな?
人気の花の山なんだけどな?
駐車場前からも山の中腹にある東屋へつながる
登山道があるはずなのに すっかりヤブ
大丈夫ですか?
この山
たぶん
諦めて 前を行く登山者の後を追っかけ
トンネル横の登山口からスタートすることにした
(よっしゃ)
橋を越え 法師ノ沢沿いを登っていく
案内の棒が立っている
棒には張り紙がしてあり何やら注意事項が
記載されているようだ
が 読めない
強調してある部分は黄色で字は白
時と共に色あせた張り紙
一番重要な文字が読めないのだ
じぃー っと観察してみる
なぬ なぬ・・・
お知らせ
遊歩道に 山ヒル が生息しています
ご 注意 ください
のぉーっ?
山ヒル?
またかい
ちょっと前に ひとち
やられたばっか じゃん
そうなんです
どうしましょう
今日は バカ暑いので服装は半袖
山ヒルが出てきたらいい餌食だ
どうしよう
今更どうにもなんないので
諦めてそのまま山に登ることにした
(あは。)
張り紙がしてある割に登山道は整備が
行き届いてきれいだし 登りやすい
そして ひとちがには
強ぉ~い味方がいるのだ
ちがこさんのザックには
ミニ蚊取
安心 安心
三国峠までピッチを上げて登っていく
うが うが うが うが
ゲボ ゲボ ゲボ・・・
時折 ひとしさんが蚊取に燻され
苦しがっている
虫より先に ひとちの方が
お陀仏になっちゃうかもよ
まったくですぅー
木の間から峠が見えている
(わーい)
峠に出ちゃえば こっちのもんだ
そこから先はパラダイス♪
このコース
三国山まで は 初級者向けで山行時間も短い
午後から山行 にはピッタリなのだ
それに 今日は花めぐり
そんな 簡単に行くかな?
三国峠に到着
鳥居を潜り手を併せる
三阪神社の建物の後ろは三国山
登山道には
レモン色の ニッコウキスゲ
わぁ~ぉ
いた いた
お目当ての花はこれ
ここから先は木道が続いている
樹林帯から草原に変わり 山斜面には
キスゲが うじゃうじゃ いる
キスゲたちはみな 太陽の方向に顔を向け
たった一日のために 美しさを競う
翌朝になれば しおれてしまうその花の横には
次に咲くであろう若いつぼみがスタンバイ
薄命であろうと 冬を越し 春を越し
夏を待っていたキスゲたち
今日しか見ることができない絶景だ
(そう そう)
下を見れば 駐車場が白く光っている
どんどん木道を上がっていく
登山道の脇にも
キスゲたちがいっぱいだ
木道を登りきると お花畑が広がる
休憩するベンチもある
さぁ~てと 向かう先はコブの上
いっくよぉーっ
微妙に斜めに傾いて作られている
ガレ場の上の階段?
なんとも歩きにくい
ひとしさんが指さしたのは
有名な 苗場スキー場
村の上に見えるのは 苗場山
急坂を九十九に登っていく
あれ?
道が直角に曲がったと思ったら
目の前に 数えたくない程
長い階段がそびえていた
これ 登るわけね
そういうこと
ハァ ハァ ハァ ハァ
枝分かれした道を右に入り しばらく進むと
今日の一座目 三国山 に到着
誰もいない
空には 黒い渦となって
トンボが飛んでいる
トンボの他にも
気のせいか 虫が多いような
今日は強い味方がいるんでしょ
そうそう
必殺 蚊取線香
それほど広くない山頂だけど
幸福の鐘 なるものもあり
洒落たピークには違いない
じゃ さっそく鳴らしますか
嬉しくなって カンカン 鐘を叩いた
ここまではよかった
ヤメときゃいいのに枝分かれした道を
更に大源太山に向かって進むことにする
実は この 大源太山 ってのは二つある
ひとつは 谷川岳の裏手にある
東洋のマッターホルン と
呼ばれる大源太山
数年前に登った時
同じ名前の山があったので
とっても気になっていた ちがこさん
どうせ登るんなら ついでに
なんて計画したものの
計算しなおしたら往復すると5時間以上
(きゃぁー どうしよー)
午後から登る山ぢゃない
ひとしさんに真実を告げれば三国山
オンリー になり兼ねない
知らないフリをして登り続けることにする
またぁー
ちゃんと話た方がいいんじゃない?
いいの
5時までに下山できれば!
ということで 急変したお天気の
ゴキゲンを伺いながら大源太に向かう
はっきり言わせてもらいますと
このコース展望はあまりよろしくない
じゃなかった
ガスで何にも見えない
(あわわ)
天気がよければ 稜線からは 大源太山も
谷川連峰も見えるはずなんだけどな
少しずつガスが山の下へ降りていく
お天気回復か?
ガスで見えない中
登ったり降りたりといくつもの
小さなコブを繰り返す
うが うが うが うが
ようやくガスが消え
目の前に大源太山が顔を出した
(おぉ)
なんだか
やたら大変でしたね
う ううん
三角山を越え
分岐から大源太山に向かう
本日の二座目
大源太山のピークに到着
ここも誰もいない
きゃぁー
なんてことなの
虫だらけ
強い味方のはずの蚊取線香も
ほとんど役に立っていないような
あちこち かゆい
早々に退散
山頂から見えた景色はこんな
サエない感じだけど
まぁいいかっ!
すっかりガスの消えた稜線を三国峠目指して
帰ることにした
あ゛―
かゆい かゆい
ボリボリ 腕やら顔やら
ブユらしき虫に刺され
頭にきながらコブを越えていく
くそぉー
蚊取線香の役たたず
私は 燻されてましたから
大丈夫でしたぁー
ゲボ ゲボ・・・
お花畑に戻ってきた
雲の様子が怪しい
またゲリラ豪雨がくるかも
急ぎましょう
大急ぎで下山
お花畑のキスゲに別れを告げ
かわいい チョウチョにさようなら
ボリボリ かゆかゆ
あー イライラする
私は燻されて 燻されて
苦しいですぅー
ゲボ ゲボ・・・
こーして 午後から半日の山歩きが終わった
明日も山に登る
とりあえず 汗でベタベタだから
温泉入ってから車泊
予想通り車に落ち着くと 待っていましたかのように
猛烈な勢いで雨が降ってきた
ひとちの天気予報も
なかなかじゃん
そうでしょ
ということで 今回も 自作の前室 は
使われることもなく レポは後日・・・
本日の立ち寄り湯はこちら
苗場温泉 雪ささの湯
スキーシーズンが終わったのでスキスキ
茶色の温泉だよ
本日の車泊地はこちら
平標山登山口有料駐車場
車泊できます、トイレも使えるので便利だよ 500円なり
翌日の山歩きはこちら
2013年06月13日
バチあたりⅡ
2013/6/9
ひとち ぴ~んち!
吾妻耶山
(三国山脈エリア)
全山行 364回
吾妻耶山の情報はこちら
パートⅠはこちら
標高 吾妻耶山 1322,7m 大峰山 1254,8m
天気 晴れ
山行時間 6時間
〈コース〉仏岩ポケットパーク(6:30)-仏岩(7:00-7:30)-
吾妻耶山・ほこら(8:30-9:00)-スキー場コース-赤谷越峠-
大峰山(9:40)-展望台-大峰山-赤谷越峠-
三角点(11:20-11:30)-仏岩-仏岩ポケットパーク(12:30)
仏さんによじ登ったりしたから
バチが当ったのかも
by ひとし
過去のバチあたりはこちら
パートⅡ
展望のない皇海山の山歩き を終え
向かった先はここ
明日登る山の登山口
ポケットパークは快適な車泊場所だった
(うひひ)
車の交通量も少ないし
とっても静か
その夜は 貸切駐車場
(夜中2度ほど 大きな地震で目が覚めましたが)
朝だぁーっ
朝日が昇り お天気バツグン
ゴキゲンな一日 になりそうな予感
(わーい)
気持ちいい駐車場で
ハッスル するのは ひとしさん
朝ごはん 食べますか!
うん
食べよ♪ 食べよ♪
って
例の前室は?
あはは
実はね 今回は気温が低くて暑くないし
虫も全くいなかったから 前室が必要なかったわけ
つまり 使わなかったってこと?
そういうこと
みなさま
ご期待に沿えず 申し訳ありません
レポは次回のお楽しみとなります・・・
さっそく駐車場から出発♪
(うりゃ)
今回このコースを選んだ理由はふたつ
駐車場が車泊場所に適していたから
コース上にある 仏岩に登ってみたかったから
えっ?
仏岩って何?
仏さんの形をした岩
地図に「岩登りで上に出るルートがある」って
書いてあったよ
へぇー
面白そうだね
でしょ! でしょ!
登山道を登っていく
ちょっと暗くて 杉の植林から始まる
いいじゃん いいじゃん
ちがこさんは ゴキゲンだ
なんせ 昨日は天気にやられて
どこの山に登ったのか よくわかんない
山歩きになっちゃったけど
今日は ちがぁ~う
すこぷるいい お天気に恵まれ
その上 整備された登山道
(うは! うは!)
とっても 登りやすい
杉林はすぐに終わり 色鮮やかな
新緑の雑木林に出た
(きれい)
峠から道は ますますステキになる
緑のトンネル
そして これが 仏岩
まるで仏さんが横向きに
座っているような大きな岩
ひゃぁー
なかなか スゴイ岩だね
さっそく登ってみることにする
(よっしゃ)
まずは ひとしさん
古い錆びた鎖が上部にブラリとついている
見上げると でっかい石がゴロゴロと
不安定で 今にも転がり落ちてきそうだ
ダメですぅー
崩れそうでコワいですぅー
諦めて下に降りる ひとしさん
なんか かっちょ悪いな
ボルダリングの時は上手かったのに
いいんですぅー
本番に弱い ひとち
続いて ちがこさんも
マケジと登る
(ありゃりゃ)
ヤメた方がいいよ
ちがこさん 鈍いから
うるさぁーい
ヤメろと言われても
今更 止まらない
ささっと岩をつかみ
岩の上部を目指す
5m以上ある岩の上は
どうなっているかわからない
ちょっとした冒険♪
おぉ?
ボルダリングのヘタさと
随分違うじゃん
そうでしょ
あっと言う間に岩の上
仏さんの膝の上まで出た
きゃほー
いい景色だよぉー
早く ひとしさんも登っておいで
本番に強い ちがこさん
おっかなびっくり登る ひとち
おそる おそる登る ひとち
嬉しそうに顔を出す ひとち
なんか フツーに
登れましたぁー
よかったね
安心しちゃいけない
仏さんルートは まだ先があるのだ
腰まで上がるには
鎖なしの大きな岩を這い登る
落ちたら怪我するよ
もうヤメたら?
ボルダリングで登る時は素手で登る
つかみにくい岩を登るには
指の感覚がないと不安
さっそく実行
グローブなし
山靴はクライミングシューズと違って
小さな岩に足がかかりにくい
そんな場合は 指と腕で
身体を上げるしかない
うりゃーっ
ちがこさん 大満足
続いて 覚悟を決めた
ひとしさんも続く
コワイ って言ってる割に
余裕があるのか グローブはつけたまま
(ありゃま)
いやぁー
いい景色ですねぇー
岩の上から見渡せば
白く雪が残る谷川岳が頭を出している
それに 昨日登った皇海山も
この山並みのひとつのはずだ
でも どれだかわからない
そして横は 垂直の大岩
その先には苗場方向の山々
さーてと
これから どうするっかな?
この先はもっと難関
垂直の大岩を登らなきゃいけない
(きゃぁーっ)
登るための 鎖はある
私はいいです
ひとしさん ビビリ気味
そんじゃ 登ってみるね
えっ?
登るの?
そう 登るの!
無理しないで下さいよ
降りることも考えて
はい はい
わかってますったら
ちがこさんが登る
とりあえず なんとか胸まで登った
その先を覗いたら 恐ろしくなった
肩から首まで移動するには
つかまるものがない岩の上を
ピョンピョン渡んなきゃいけない
更に頭の上に登るなんていったら
どうなることやら
見ただけで 足がすくむ
周りは絶壁
やぁーめたっと
落ちたら 死んじゃいそうだから
それが 正解だよ
ひとしさんも登る
ひとちの方が ホントは岩登りは
ウマイもんね
えへへ
登ってみますね
すみません
緊張のあまり オナラが出ました
おりゃぁーっ
ひとち 景色はどう?
こんなですぅー
頭までは無理だったけど
大満足で 仏岩を後にした
吾妻耶山の山頂を目指す
新緑の稜線は サイコー♪
の?
目の前に毛虫が ぶら下がっている
ひとしさんが後ろから声をかけた
ちょっと待って下さい
変な虫がついてますから
とってあげます
えい!
ちがこさんのお尻についていた
虫をストックではらう
ビヨヨヨヨ~ン
この時 忍び寄る黒い影 が
刻々と迫っていることも
知らぬが仏 の ひとちであった
登る 登る
うが うが うが うが
せっかく登ったと思ったら激下り
(あはは)
熱帯ジャングル のような
シダに覆われた不思議な場所
そして また登る
うが うが うが うが
分岐から祠がある山頂に向かう
緑のトンネルを ゴー♪
立派な標識のある山頂に到着
石で造られた祠は
これまた立派
(うん、うん)
そして目の前の展望地からは
こんなステキな景色を見ることができる
すご~い
谷川連峰・越後山脈と一望なのだ
後方で石に腰掛けた ひとしさんが
驚いたように叫んだ
血が出てますぅー
えっ?
差し出した左手のグローブには
多量の血がにじんでいた
(きゃぁー)
どうしたの?
さっき岩でこすった?
傷口が小さいのに
血が止まらないんです
おかしいなぁー
グローブを外すと 湧きだすように
ドバっと 血が流れ出す
(あわわ)
どうしたの ひとち?
もしかして ヒル かも
えっ?
ヒル?
さっき ちがこさんの服についていた
虫が 山ヒル だったようです
落っこちたの見た?
いいえ 見ませんよ
ちがこさんは考えた
きっと ひとしさんに落とされた山ヒルは
三回転して ひとしさんにくっついたのだ
ありえる!
現に 性懲りもなく別の山ヒルが
ちがこさんのスパッツにひっついていた
(げっ)
山ヒルについてはこちら
気をつけましょうね
梅雨時期は 山ヒルの季節です
山頂からスキー場方向に下る
これから向かうのは 大峰山
もひとつ 山を登っちゃおうってわけね
これでもかー
というほど下ってついた山頂は
地味 だった
まるで登山道の途中に
とってつけたような感じ
それって 山に失礼じゃない?
あは
そうかも
も少し下って 希望の展望台に向かう
これがまた 地味
っていうか 展望台のくせに
展望なしってのは どういうこと?
もじゃもじゃ生えている木々に
文句も言えない
(はぁ。。。)
今度は 吾妻耶山の三角点 を目指して
直登コースを登っていく
うが うが うが うが
さっき通った山頂への分岐
実はここには三角点がある
周りを見渡してもそれらしきものはない
あれー おかしいなぁー
この辺りに三角点があるはずなんだけど
そうなんですかぁー
ひとしさんは 三角点に興味がないらしい
登山道を外れ 一番高そうな場所を目指し
ヤブの中を進む ちがこさん
踏み跡も あるような ないような・・・
でも きっと三角点はあるばず!
不安になりながら進む
あった あった!
草むらに埋もれた三角点と標識が
木々の中にチラりと見えた
(やったぁー)
あったよぉー
大声で 分岐で立ちんぼして待っている
ひとしさんに叫んだ
仏岩に向かって下っていく
山は ヒグラシ の大合唱
昨日はガスで景色はダメだったけど
今日は近くの山から たくさんの山々を
眺めることができた
(うん、うん)
登るのは今日
見るのは明日
そんな山歩きもステキじゃない?
自分達が登った山を眺めるのって最高だよね
この日の立ち寄り湯はこちら
仏岩温泉 鈴森の湯
施設内はとてもきれいです
併設された岩魚釣り&バーベQのグリーンハウスは
たくさんの人で賑わっていました
ひとち ぴ~んち!
吾妻耶山
(三国山脈エリア)
全山行 364回
吾妻耶山の情報はこちら
パートⅠはこちら
標高 吾妻耶山 1322,7m 大峰山 1254,8m
天気 晴れ
山行時間 6時間
〈コース〉仏岩ポケットパーク(6:30)-仏岩(7:00-7:30)-
吾妻耶山・ほこら(8:30-9:00)-スキー場コース-赤谷越峠-
大峰山(9:40)-展望台-大峰山-赤谷越峠-
三角点(11:20-11:30)-仏岩-仏岩ポケットパーク(12:30)
仏さんによじ登ったりしたから
バチが当ったのかも
by ひとし
過去のバチあたりはこちら
パートⅡ
展望のない皇海山の山歩き を終え
向かった先はここ
明日登る山の登山口
ポケットパークは快適な車泊場所だった
(うひひ)
車の交通量も少ないし
とっても静か
その夜は 貸切駐車場
(夜中2度ほど 大きな地震で目が覚めましたが)
朝だぁーっ
朝日が昇り お天気バツグン
ゴキゲンな一日 になりそうな予感
(わーい)
気持ちいい駐車場で
ハッスル するのは ひとしさん
朝ごはん 食べますか!
うん
食べよ♪ 食べよ♪
って
例の前室は?
あはは
実はね 今回は気温が低くて暑くないし
虫も全くいなかったから 前室が必要なかったわけ
つまり 使わなかったってこと?
そういうこと
みなさま
ご期待に沿えず 申し訳ありません
レポは次回のお楽しみとなります・・・
さっそく駐車場から出発♪
(うりゃ)
今回このコースを選んだ理由はふたつ
駐車場が車泊場所に適していたから
コース上にある 仏岩に登ってみたかったから
えっ?
仏岩って何?
仏さんの形をした岩
地図に「岩登りで上に出るルートがある」って
書いてあったよ
へぇー
面白そうだね
でしょ! でしょ!
登山道を登っていく
ちょっと暗くて 杉の植林から始まる
いいじゃん いいじゃん
ちがこさんは ゴキゲンだ
なんせ 昨日は天気にやられて
どこの山に登ったのか よくわかんない
山歩きになっちゃったけど
今日は ちがぁ~う
すこぷるいい お天気に恵まれ
その上 整備された登山道
(うは! うは!)
とっても 登りやすい
杉林はすぐに終わり 色鮮やかな
新緑の雑木林に出た
(きれい)
峠から道は ますますステキになる
緑のトンネル
そして これが 仏岩
まるで仏さんが横向きに
座っているような大きな岩
ひゃぁー
なかなか スゴイ岩だね
さっそく登ってみることにする
(よっしゃ)
まずは ひとしさん
古い錆びた鎖が上部にブラリとついている
見上げると でっかい石がゴロゴロと
不安定で 今にも転がり落ちてきそうだ
ダメですぅー
崩れそうでコワいですぅー
諦めて下に降りる ひとしさん
なんか かっちょ悪いな
ボルダリングの時は上手かったのに
いいんですぅー
本番に弱い ひとち
続いて ちがこさんも
マケジと登る
(ありゃりゃ)
ヤメた方がいいよ
ちがこさん 鈍いから
うるさぁーい
ヤメろと言われても
今更 止まらない
ささっと岩をつかみ
岩の上部を目指す
5m以上ある岩の上は
どうなっているかわからない
ちょっとした冒険♪
おぉ?
ボルダリングのヘタさと
随分違うじゃん
そうでしょ
あっと言う間に岩の上
仏さんの膝の上まで出た
きゃほー
いい景色だよぉー
早く ひとしさんも登っておいで
本番に強い ちがこさん
おっかなびっくり登る ひとち
おそる おそる登る ひとち
嬉しそうに顔を出す ひとち
なんか フツーに
登れましたぁー
よかったね
安心しちゃいけない
仏さんルートは まだ先があるのだ
腰まで上がるには
鎖なしの大きな岩を這い登る
落ちたら怪我するよ
もうヤメたら?
ボルダリングで登る時は素手で登る
つかみにくい岩を登るには
指の感覚がないと不安
さっそく実行
グローブなし
山靴はクライミングシューズと違って
小さな岩に足がかかりにくい
そんな場合は 指と腕で
身体を上げるしかない
うりゃーっ
ちがこさん 大満足
続いて 覚悟を決めた
ひとしさんも続く
コワイ って言ってる割に
余裕があるのか グローブはつけたまま
(ありゃま)
いやぁー
いい景色ですねぇー
岩の上から見渡せば
白く雪が残る谷川岳が頭を出している
それに 昨日登った皇海山も
この山並みのひとつのはずだ
でも どれだかわからない
そして横は 垂直の大岩
その先には苗場方向の山々
さーてと
これから どうするっかな?
この先はもっと難関
垂直の大岩を登らなきゃいけない
(きゃぁーっ)
登るための 鎖はある
私はいいです
ひとしさん ビビリ気味
そんじゃ 登ってみるね
えっ?
登るの?
そう 登るの!
無理しないで下さいよ
降りることも考えて
はい はい
わかってますったら
ちがこさんが登る
とりあえず なんとか胸まで登った
その先を覗いたら 恐ろしくなった
肩から首まで移動するには
つかまるものがない岩の上を
ピョンピョン渡んなきゃいけない
更に頭の上に登るなんていったら
どうなることやら
見ただけで 足がすくむ
周りは絶壁
やぁーめたっと
落ちたら 死んじゃいそうだから
それが 正解だよ
ひとしさんも登る
ひとちの方が ホントは岩登りは
ウマイもんね
えへへ
登ってみますね
すみません
緊張のあまり オナラが出ました
おりゃぁーっ
ひとち 景色はどう?
こんなですぅー
頭までは無理だったけど
大満足で 仏岩を後にした
吾妻耶山の山頂を目指す
新緑の稜線は サイコー♪
の?
目の前に毛虫が ぶら下がっている
ひとしさんが後ろから声をかけた
ちょっと待って下さい
変な虫がついてますから
とってあげます
えい!
ちがこさんのお尻についていた
虫をストックではらう
ビヨヨヨヨ~ン
この時 忍び寄る黒い影 が
刻々と迫っていることも
知らぬが仏 の ひとちであった
登る 登る
うが うが うが うが
せっかく登ったと思ったら激下り
(あはは)
熱帯ジャングル のような
シダに覆われた不思議な場所
そして また登る
うが うが うが うが
分岐から祠がある山頂に向かう
緑のトンネルを ゴー♪
立派な標識のある山頂に到着
石で造られた祠は
これまた立派
(うん、うん)
そして目の前の展望地からは
こんなステキな景色を見ることができる
すご~い
谷川連峰・越後山脈と一望なのだ
後方で石に腰掛けた ひとしさんが
驚いたように叫んだ
血が出てますぅー
えっ?
差し出した左手のグローブには
多量の血がにじんでいた
(きゃぁー)
どうしたの?
さっき岩でこすった?
傷口が小さいのに
血が止まらないんです
おかしいなぁー
グローブを外すと 湧きだすように
ドバっと 血が流れ出す
(あわわ)
どうしたの ひとち?
もしかして ヒル かも
えっ?
ヒル?
さっき ちがこさんの服についていた
虫が 山ヒル だったようです
落っこちたの見た?
いいえ 見ませんよ
ちがこさんは考えた
きっと ひとしさんに落とされた山ヒルは
三回転して ひとしさんにくっついたのだ
ありえる!
現に 性懲りもなく別の山ヒルが
ちがこさんのスパッツにひっついていた
(げっ)
山ヒルについてはこちら
気をつけましょうね
梅雨時期は 山ヒルの季節です
山頂からスキー場方向に下る
これから向かうのは 大峰山
もひとつ 山を登っちゃおうってわけね
これでもかー
というほど下ってついた山頂は
地味 だった
まるで登山道の途中に
とってつけたような感じ
それって 山に失礼じゃない?
あは
そうかも
も少し下って 希望の展望台に向かう
これがまた 地味
っていうか 展望台のくせに
展望なしってのは どういうこと?
もじゃもじゃ生えている木々に
文句も言えない
(はぁ。。。)
今度は 吾妻耶山の三角点 を目指して
直登コースを登っていく
うが うが うが うが
さっき通った山頂への分岐
実はここには三角点がある
周りを見渡してもそれらしきものはない
あれー おかしいなぁー
この辺りに三角点があるはずなんだけど
そうなんですかぁー
ひとしさんは 三角点に興味がないらしい
登山道を外れ 一番高そうな場所を目指し
ヤブの中を進む ちがこさん
踏み跡も あるような ないような・・・
でも きっと三角点はあるばず!
不安になりながら進む
あった あった!
草むらに埋もれた三角点と標識が
木々の中にチラりと見えた
(やったぁー)
あったよぉー
大声で 分岐で立ちんぼして待っている
ひとしさんに叫んだ
仏岩に向かって下っていく
山は ヒグラシ の大合唱
昨日はガスで景色はダメだったけど
今日は近くの山から たくさんの山々を
眺めることができた
(うん、うん)
登るのは今日
見るのは明日
そんな山歩きもステキじゃない?
自分達が登った山を眺めるのって最高だよね
この日の立ち寄り湯はこちら
仏岩温泉 鈴森の湯
施設内はとてもきれいです
併設された岩魚釣り&バーベQのグリーンハウスは
たくさんの人で賑わっていました
2010年09月08日
ひとちが 危機一髪!?
2010/09/04
巻機山
全山行 196回
百名山 39座
標高 割引岳 1930.9m 巻機山 1967m 牛ヶ岳 1961.6m 前巻機 1861m
天気 曇り・晴れ
山行時間 10時間10分
距離 14.00km
〈コース〉自宅(1:00)-桜坂駐車場(5:20)-ヌクビ沢出合(7:05)-天狗池(9:45)-割引岳(10:15-10:40)-巻機山(11:00-11:15)-牛ヶ岳(11:45)-巻機山(12:15-12:30)-前巻機山(1:00)-桜坂駐車場(3:30)
お、おちるぅ~~~~っ・・・
這いつくばって必死に耐える ちがこさん。
滑り落ちたら一巻の終わり、沢に転落するしかない・・・
早朝、桜坂駐車場には すでにたくさんの車が停まっていた
出発寸前の登山者が コースマップの立て看板の前でウロウロしている。
?
いつもなら颯爽と出発していく登山者を 慌てておっかけるようにスタートをきる ひとちが。
なかなか山に出発しようとしない登山者たちを 疑問に思ったが、本日はロングコースということで 皆さんを待っているわけにはいかない。
でもって 一番乗り
(うはははは!)
本日わぁー、人気のある井戸尾根コースではなく、分岐から割引沢沿いを ウガウガ登り始めた。
(大丈夫?)
百名山のひとつである巻機山、しかぁ~し、このコースは怪しい
暗ぼったいし、登山道も歩きにくいし、虫がやたらと多い
いつもなら後から出発した登山者に 次々と追い抜かれるはずなのだが 誰一人として登ってくる様子がない
益々 怪しい
へっ?
なんで???
あんなにたくさんの登山者がいたのに このコースにはこないわけ?
不安になる ひとちが
いいじゃん!
ともかく先に進もう
巻き道の分岐にでた。
しかぁ~し、巻き道には進まない。
何故かって?
うひひひひ・・・
だって この先には 吹上ノ滝、アイガメノ滝なるポイントがあるからであ~る
滝ときいたら 行くっきゃないでしょ!
ってなわけで 危険が待ち受けているとも知らず ひとちがは進む・・・
樹林帯から沢に突入
(始まっちゃいました・・・)
ともかぁ~く このコース、ゴロゴロと大きな石が転がっている。
そりゃ沢ですもんね、あたり前じゃん。
でもですな、これが大変なわけで・・・
(涙。。。)
沢の大きな石に 赤ペンキで○印。
たぶん 登りやすいコースを案内しているんじゃないかと思われますが ひとちが的には 沢登りなんてしたことがないわけで・・・
あ~でもない、こ~でもない・・・
と大きな石をよじのぼり、時には沢から外れた 細ぉ~い危険な へりっちょの崖を歩いたりと もぉーたぁーいへん
(あちゃぁーっ)
な、なんとか 吹上ノ滝に到着。
(やったね)
大きな一枚石を まるでウォータースライダーのように水が流れていく。
一歩間違えれば沢にて転落する可能性が高い。
(うげ。。。)
雨の日や 水量が増している日は 鉄砲水がきたら一巻の終わり
あ゛――――っ
かろうじて曇りでよかったぁー・・・
そして最大の難関に突入
写真からは 怖さは伝わりにくいかと・・・
ここまで危ないポイントには ロープや鎖が取り付けられ どうにかクリアできたのだが、目の前にある石はどうやって渡ればいいのか?
一枚の大きな岩には水が流れ ヌルヌルしている
そのまま歩ければ何の問題もなかった。
が、、、
一歩足を置いた ちがこさんが叫んだ
うぎゃぁーっ、、、
ひとしさん、滑るよ この石・・・
周りを見渡しても他に逃げ道はないようだ
じゃ、進むっきゃない!
手前には鎖があるのに 抜け落ちてしまったのだろうか 肝心要の場所は 鎖はなく 小さな穴が開いているだけであ~る。
どうする ひとちが?
ひょぇぇぇーーーっ・・・
がんばって 登ってみるよ・・・
下段はヌルヌルしてて怖いので 上段の大きな石に よっこらせと 重たいお尻をがんばって上げる ちがこさん。
が、、、
ここからが問題だった
大きな石はツルツルしている。
水がかかっていて ツルツルしているわけじゃない、石が研磨されたように ツルツルなのだ・・・
(げげぇーっ)
手をかけようにも 窪みひとつなく、足を少しでも動かすと そのままズルズルと石から滑り落ちそうになる・・・
っていうか 滑った
きゃぁーっ!!
怖いじゃん!!
お、おちるぅ~~~~っ・・・
這いつくばって必死に耐える ちがこさん
滑り落ちたら一巻の終わり、沢に転落するしかない・・・
張り付いたカエルがごとく そろり そろりと斜め上方向に身体を傾け這い登る
(スゴイへんてこりんな格好です)
ぐぇぇぇぇぇーーーーっ
な、なんとか渡れたぁー・・・
(ちがこさん クリア)
わぁぁぁぁーーー!!
次に同じように ひとしさんも滑り落ちそうになる
必死に耐える ひとしさん。
(ひとしさんもなんとか クリア)
こうやって最大の難所を 暑さとは違う汗を ダラダラかきながら越えた ひとちがであ~る。
(アブナなかったぁー)
そして 美しいアイガメノ滝は そのすぐ先にあった。
わぁーぉ♪
スゴイ迫力!!
さっきまでの恐怖はいずこに?
落差40mある滝は 滝壺に豪快に吸い込まれていくようであ~る。
ナメから流れ落ちる素晴しい滝を 独占、大満足の ひとちが
よっしゃ! 進もう♪
ヌクビ沢の出合からは ゴーロ状の河原を更に登る。
と、その前に腹ごしらえ
ガイドブックには 右手方向に 天狗岩が見えるはずなのに ガスでよくわからない・・・
天狗尾根へのとりつきを間違え、なんと 天狗岩下まで急登を這い登ってしまった。
(がびぃーん)
「ひとしさぁ~ん、道ないよぉー」
登ったのはいいけど 踏み跡がなくなり 道を間違えたことに気づいた。
ウロウロ困る ひとちが・・・
「戻りましょう」
きっぱりと ひとしさんが言う。
「えええええーーーーっ」
がんばって登ったのに 他に道はないかと諦めの悪い ちがこさん
ブシブシしながら お尻を真っ黒けにして河原へ逆戻り。
ビンゴ!!
やっぱり道が違っていた。
石についた赤ペンキの目印を隠すように落ち葉が ひとちがを迷わせたのだ!
ふん!
いいもんねぇー!
がんばるから!
赤ペンキが続く・・・
赤○のしるしは いつの間にか↑に変わっている・・・
↑
↑
↑
↑
↑
えっ?
これって どうやって登るのさ
見上げた岩は 大きすぎて水が垂れてて とても登れないじゃん
途方に暮れている ちがこさんを見て ひとしさんは考えた
『きっと別ルートがあるはずだ・・・』
ちがこさんが 大口を開けて岩を見上げている間、ひとしさんは付近を捜す。
(さすが マイダーリン♪)
「ありましたよぉー こっちの方が登りやすいみたいです」
確かに別ルートはあった。
しかし 長ぁ~いロープがぶる下がっている。
う~ん、、、
これ登れってか
負けちゃおれんですよぉー
どんどん滝を背に高度を上げる。
ようやく終わった沢登りも ここからは笹の潅木のキツイ登りであ~る。
(ぶぅ。。。)
そうさねぇー・・・
ほぼ60度はあろうかと思われる滑りやすい 登りにくいコース。
(はぁぁぁ、、、)
フツウには登れない。
ここもまた 山に張り付くという表現が正しいかも
何かをつかまないと登ることができないので 登山道脇の笹をひっつかみ ズルズル滑る足を上に上げていくしかない・・・
気がつけば ふたりとも 顔は泥だらけ、ズボンも真っ黒だ
(あらら・・・)
厳しい登りは更に続き・・・
ようやく尾根に出た
ここでまたもやピンチであ~る
なんと 飲み水が足りない
今回はふたりで3リットル、あまりの暑さと恐怖による変な汗をかいたので 喉が渇きすでに1リットルはのみ干してしまった。
残っているのは コチコチに固まった2リットルの氷・・・
冷たいのを飲みたいと凍れらせてきたのはいいけど ザックの中で溶けない氷
(あちゃぁーっ)
喉渇いたぁー・・・
可愛い天狗ノ池を通過、割引岳まで一気に登る。
振り返ると がんばって登ってきたコースが ようやくでた太陽に輝いている。
(うひょ ひょ)
とうとう割引岳の山頂に到着
やっぱり ひとちがと同じコースを歩いてきた登山者は いなかったようであ~る
「これまでに いくつもの山を登ってきたけど ここまで大変な山は なかったよね ひとしさん」
ふたりで がんばれたことが 嬉しくて誇らしかった。
祠に手を合わせ感謝のお礼を・・・
よっしゃ、巻機山へゴー♪
ここからはお楽しみ、気持ちのよい尾根歩き。
(わぁーい♪)
なだらかで整備された道は、これぞ百名山の登山道って感じ!
ここまでの登山道って いったい何だったのか?
あまりの違いに 驚くしかない。
相変わらずザックの中の氷は溶けない
もう喉の渇きの限界であ~る
ピカリン♪
ちがこさん、ひらめいた!
大きな氷を ガンガン割って ひとしさんのザックの後ろに縛り付けた。
これで日が当れば 早く溶けるもんねぇー
(さっすが ちがこさん)
ひとしさんは 情けない姿で 歩くことになった
いいじゃん!
水が飲めるんだからさ!
(うはははは!)
巻機山の山頂に到着、たくさんの登山者で賑わっている
皆さん 井戸尾根のピストンですな。
前巻機山へ続く登山道は 整備され歩きやすそうだもんねぇー
出発時、登山者たちが迷っていたのが よくわかった。
そして ひとちがの歩いたコースを選ばないわけも・・・
(危険だもん)
立派な山頂標識のたつ場所から10分程登った場所が 一番高い場所であ~る。
小さなケルンの後ろに 小さな巻機山と書かれた看板が・・・
ここが 本当の山頂だぁー♪
更に牛ヶ岳まで往復しよう
もう少し早い時期なら たくさんの夏の花たちが歓迎してくれたに違いない。
カンカン照りつける日差しの中、目の前に広がる緑が美しい山歩きを楽しもう♪
お蔭様で ひとしさんが おんぶしている氷は溶け ほどよい冷たさの水にありつけた
なんとも ゴキゲンだぁー!
牛ヶ岳に到着、倒れた山頂標識を起こして記念撮影。
ここもまた登山者の数は少ない。
(皆さん山頂までのピストンのようです。)
井戸尾根コースを下る。
綺麗な無人小屋を ちょいと見学、前巻機山からの 巻機山の山容をしばし眺める♪
朝はガスって見えなかった 天狗岩も下りの六合目・展望台から眺めることができた。
あと どのくらい歩くんだろう
水がピンチであ~る
残り少ないプラティパスに残った小さな氷の塊がふたつ・・・
(後2リットルはもってくるべきだった・・・)
後方から ひとちがを追い抜いていった おじさんに聞いてみた。
「あとどのくらいで駐車場ですか?」
「そうさねぇー、15分もあれば着くよ。」
ラッキー♪
こうして 長い 長い ながぁ~い下りをようやく終え無事に駐車場に到着できた ひとちが。
た、大変だったよね、今回のお山は!
今年の夏は 日本三大急登の 甲斐駒・黒戸尾根、谷川岳・西黒尾根を歩きましたが この巻機山・天狗尾根は それ以上?
色々な意味で ウルトラ級のお山 でしたな
これで終わったわけじゃない!
お楽しみが待っているわけで・・・
魚沼の金色に輝き始めた田んぼの中を つっぱしって シャクナゲ湖近くの 畔地温泉に向った
不思議なもの発見
一枚の田んぼだけ 黒いものが点々と見える。
近づいてみると マネキンの頭がいっぱい
なんじゃこりゃ?
カカシならぬ マネキンの頭???
なんともブキミだ
そして田んぼの中の一軒宿、三国川のほとりの 旅館 こいし に到着♪
おかみさんは とってもユーモラスな人。
部屋からは のんびりした景色を見ることができる。
綺麗に掃除された部屋は 気持ちがいいねぇーっ
夏休みが終わったためか 旅館は静かであ~る。
快適な温度の温泉、エコプランでお願いしたので なんと一泊二食6300円で宿泊できるのが嬉しい。
(とってもお得なプランです)
エコプランとは・・・
パジャマや ハブラシは持ち込みで!
食事は 残すことのないよう少なめで!
電気は こまめに消しましょう!
布団は自分で敷きます!
いいじゃん!
十分です!
がんばっちゃった登山の後を のぉ~んびり温泉で過ごすことができた ひとちがであ~る
(うはははは!)
新潟といえば 美味しい魚沼産のこしひかり
夕食も朝食も お櫃でお代わりした大食漢の ひとちが。。。
(全然エコになってませんな)
超ウマウマ♪
腹いっぺぇーっ!!
おかみさん、お世話になりました
まだ 登らなければならぬ山が 近くにたくさんありますので また泊めてください
ここもまた ひとちがお気に入りの花丸お宿となった
巻機山
全山行 196回
百名山 39座
標高 割引岳 1930.9m 巻機山 1967m 牛ヶ岳 1961.6m 前巻機 1861m
天気 曇り・晴れ
山行時間 10時間10分
距離 14.00km
〈コース〉自宅(1:00)-桜坂駐車場(5:20)-ヌクビ沢出合(7:05)-天狗池(9:45)-割引岳(10:15-10:40)-巻機山(11:00-11:15)-牛ヶ岳(11:45)-巻機山(12:15-12:30)-前巻機山(1:00)-桜坂駐車場(3:30)
お、おちるぅ~~~~っ・・・
這いつくばって必死に耐える ちがこさん。
滑り落ちたら一巻の終わり、沢に転落するしかない・・・
早朝、桜坂駐車場には すでにたくさんの車が停まっていた
出発寸前の登山者が コースマップの立て看板の前でウロウロしている。
?
いつもなら颯爽と出発していく登山者を 慌てておっかけるようにスタートをきる ひとちが。
なかなか山に出発しようとしない登山者たちを 疑問に思ったが、本日はロングコースということで 皆さんを待っているわけにはいかない。
でもって 一番乗り
(うはははは!)
本日わぁー、人気のある井戸尾根コースではなく、分岐から割引沢沿いを ウガウガ登り始めた。
(大丈夫?)
百名山のひとつである巻機山、しかぁ~し、このコースは怪しい
暗ぼったいし、登山道も歩きにくいし、虫がやたらと多い
いつもなら後から出発した登山者に 次々と追い抜かれるはずなのだが 誰一人として登ってくる様子がない
益々 怪しい
へっ?
なんで???
あんなにたくさんの登山者がいたのに このコースにはこないわけ?
不安になる ひとちが
いいじゃん!
ともかく先に進もう
巻き道の分岐にでた。
しかぁ~し、巻き道には進まない。
何故かって?
うひひひひ・・・
だって この先には 吹上ノ滝、アイガメノ滝なるポイントがあるからであ~る
滝ときいたら 行くっきゃないでしょ!
ってなわけで 危険が待ち受けているとも知らず ひとちがは進む・・・
樹林帯から沢に突入
(始まっちゃいました・・・)
ともかぁ~く このコース、ゴロゴロと大きな石が転がっている。
そりゃ沢ですもんね、あたり前じゃん。
でもですな、これが大変なわけで・・・
(涙。。。)
沢の大きな石に 赤ペンキで○印。
たぶん 登りやすいコースを案内しているんじゃないかと思われますが ひとちが的には 沢登りなんてしたことがないわけで・・・
あ~でもない、こ~でもない・・・
と大きな石をよじのぼり、時には沢から外れた 細ぉ~い危険な へりっちょの崖を歩いたりと もぉーたぁーいへん
(あちゃぁーっ)
な、なんとか 吹上ノ滝に到着。
(やったね)
大きな一枚石を まるでウォータースライダーのように水が流れていく。
一歩間違えれば沢にて転落する可能性が高い。
(うげ。。。)
雨の日や 水量が増している日は 鉄砲水がきたら一巻の終わり
あ゛――――っ
かろうじて曇りでよかったぁー・・・
そして最大の難関に突入
写真からは 怖さは伝わりにくいかと・・・
ここまで危ないポイントには ロープや鎖が取り付けられ どうにかクリアできたのだが、目の前にある石はどうやって渡ればいいのか?
一枚の大きな岩には水が流れ ヌルヌルしている
そのまま歩ければ何の問題もなかった。
が、、、
一歩足を置いた ちがこさんが叫んだ
うぎゃぁーっ、、、
ひとしさん、滑るよ この石・・・
周りを見渡しても他に逃げ道はないようだ
じゃ、進むっきゃない!
手前には鎖があるのに 抜け落ちてしまったのだろうか 肝心要の場所は 鎖はなく 小さな穴が開いているだけであ~る。
どうする ひとちが?
ひょぇぇぇーーーっ・・・
がんばって 登ってみるよ・・・
下段はヌルヌルしてて怖いので 上段の大きな石に よっこらせと 重たいお尻をがんばって上げる ちがこさん。
が、、、
ここからが問題だった
大きな石はツルツルしている。
水がかかっていて ツルツルしているわけじゃない、石が研磨されたように ツルツルなのだ・・・
(げげぇーっ)
手をかけようにも 窪みひとつなく、足を少しでも動かすと そのままズルズルと石から滑り落ちそうになる・・・
っていうか 滑った
きゃぁーっ!!
怖いじゃん!!
お、おちるぅ~~~~っ・・・
這いつくばって必死に耐える ちがこさん
滑り落ちたら一巻の終わり、沢に転落するしかない・・・
張り付いたカエルがごとく そろり そろりと斜め上方向に身体を傾け這い登る
(スゴイへんてこりんな格好です)
ぐぇぇぇぇぇーーーーっ
な、なんとか渡れたぁー・・・
(ちがこさん クリア)
わぁぁぁぁーーー!!
次に同じように ひとしさんも滑り落ちそうになる
必死に耐える ひとしさん。
(ひとしさんもなんとか クリア)
こうやって最大の難所を 暑さとは違う汗を ダラダラかきながら越えた ひとちがであ~る。
(アブナなかったぁー)
そして 美しいアイガメノ滝は そのすぐ先にあった。
わぁーぉ♪
スゴイ迫力!!
さっきまでの恐怖はいずこに?
落差40mある滝は 滝壺に豪快に吸い込まれていくようであ~る。
ナメから流れ落ちる素晴しい滝を 独占、大満足の ひとちが
よっしゃ! 進もう♪
ヌクビ沢の出合からは ゴーロ状の河原を更に登る。
と、その前に腹ごしらえ
ガイドブックには 右手方向に 天狗岩が見えるはずなのに ガスでよくわからない・・・
天狗尾根へのとりつきを間違え、なんと 天狗岩下まで急登を這い登ってしまった。
(がびぃーん)
「ひとしさぁ~ん、道ないよぉー」
登ったのはいいけど 踏み跡がなくなり 道を間違えたことに気づいた。
ウロウロ困る ひとちが・・・
「戻りましょう」
きっぱりと ひとしさんが言う。
「えええええーーーーっ」
がんばって登ったのに 他に道はないかと諦めの悪い ちがこさん
ブシブシしながら お尻を真っ黒けにして河原へ逆戻り。
ビンゴ!!
やっぱり道が違っていた。
石についた赤ペンキの目印を隠すように落ち葉が ひとちがを迷わせたのだ!
ふん!
いいもんねぇー!
がんばるから!
赤ペンキが続く・・・
赤○のしるしは いつの間にか↑に変わっている・・・
↑
↑
↑
↑
↑
えっ?
これって どうやって登るのさ
見上げた岩は 大きすぎて水が垂れてて とても登れないじゃん
途方に暮れている ちがこさんを見て ひとしさんは考えた
『きっと別ルートがあるはずだ・・・』
ちがこさんが 大口を開けて岩を見上げている間、ひとしさんは付近を捜す。
(さすが マイダーリン♪)
「ありましたよぉー こっちの方が登りやすいみたいです」
確かに別ルートはあった。
しかし 長ぁ~いロープがぶる下がっている。
う~ん、、、
これ登れってか
負けちゃおれんですよぉー
どんどん滝を背に高度を上げる。
ようやく終わった沢登りも ここからは笹の潅木のキツイ登りであ~る。
(ぶぅ。。。)
そうさねぇー・・・
ほぼ60度はあろうかと思われる滑りやすい 登りにくいコース。
(はぁぁぁ、、、)
フツウには登れない。
ここもまた 山に張り付くという表現が正しいかも
何かをつかまないと登ることができないので 登山道脇の笹をひっつかみ ズルズル滑る足を上に上げていくしかない・・・
気がつけば ふたりとも 顔は泥だらけ、ズボンも真っ黒だ
(あらら・・・)
厳しい登りは更に続き・・・
ようやく尾根に出た
ここでまたもやピンチであ~る
なんと 飲み水が足りない
今回はふたりで3リットル、あまりの暑さと恐怖による変な汗をかいたので 喉が渇きすでに1リットルはのみ干してしまった。
残っているのは コチコチに固まった2リットルの氷・・・
冷たいのを飲みたいと凍れらせてきたのはいいけど ザックの中で溶けない氷
(あちゃぁーっ)
喉渇いたぁー・・・
可愛い天狗ノ池を通過、割引岳まで一気に登る。
振り返ると がんばって登ってきたコースが ようやくでた太陽に輝いている。
(うひょ ひょ)
とうとう割引岳の山頂に到着
やっぱり ひとちがと同じコースを歩いてきた登山者は いなかったようであ~る
「これまでに いくつもの山を登ってきたけど ここまで大変な山は なかったよね ひとしさん」
ふたりで がんばれたことが 嬉しくて誇らしかった。
祠に手を合わせ感謝のお礼を・・・
よっしゃ、巻機山へゴー♪
ここからはお楽しみ、気持ちのよい尾根歩き。
(わぁーい♪)
なだらかで整備された道は、これぞ百名山の登山道って感じ!
ここまでの登山道って いったい何だったのか?
あまりの違いに 驚くしかない。
相変わらずザックの中の氷は溶けない
もう喉の渇きの限界であ~る
ピカリン♪
ちがこさん、ひらめいた!
大きな氷を ガンガン割って ひとしさんのザックの後ろに縛り付けた。
これで日が当れば 早く溶けるもんねぇー
(さっすが ちがこさん)
ひとしさんは 情けない姿で 歩くことになった
いいじゃん!
水が飲めるんだからさ!
(うはははは!)
巻機山の山頂に到着、たくさんの登山者で賑わっている
皆さん 井戸尾根のピストンですな。
前巻機山へ続く登山道は 整備され歩きやすそうだもんねぇー
出発時、登山者たちが迷っていたのが よくわかった。
そして ひとちがの歩いたコースを選ばないわけも・・・
(危険だもん)
立派な山頂標識のたつ場所から10分程登った場所が 一番高い場所であ~る。
小さなケルンの後ろに 小さな巻機山と書かれた看板が・・・
ここが 本当の山頂だぁー♪
更に牛ヶ岳まで往復しよう
もう少し早い時期なら たくさんの夏の花たちが歓迎してくれたに違いない。
カンカン照りつける日差しの中、目の前に広がる緑が美しい山歩きを楽しもう♪
お蔭様で ひとしさんが おんぶしている氷は溶け ほどよい冷たさの水にありつけた
なんとも ゴキゲンだぁー!
牛ヶ岳に到着、倒れた山頂標識を起こして記念撮影。
ここもまた登山者の数は少ない。
(皆さん山頂までのピストンのようです。)
井戸尾根コースを下る。
綺麗な無人小屋を ちょいと見学、前巻機山からの 巻機山の山容をしばし眺める♪
朝はガスって見えなかった 天狗岩も下りの六合目・展望台から眺めることができた。
あと どのくらい歩くんだろう
水がピンチであ~る
残り少ないプラティパスに残った小さな氷の塊がふたつ・・・
(後2リットルはもってくるべきだった・・・)
後方から ひとちがを追い抜いていった おじさんに聞いてみた。
「あとどのくらいで駐車場ですか?」
「そうさねぇー、15分もあれば着くよ。」
ラッキー♪
こうして 長い 長い ながぁ~い下りをようやく終え無事に駐車場に到着できた ひとちが。
た、大変だったよね、今回のお山は!
今年の夏は 日本三大急登の 甲斐駒・黒戸尾根、谷川岳・西黒尾根を歩きましたが この巻機山・天狗尾根は それ以上?
色々な意味で ウルトラ級のお山 でしたな
これで終わったわけじゃない!
お楽しみが待っているわけで・・・
魚沼の金色に輝き始めた田んぼの中を つっぱしって シャクナゲ湖近くの 畔地温泉に向った
不思議なもの発見
一枚の田んぼだけ 黒いものが点々と見える。
近づいてみると マネキンの頭がいっぱい
なんじゃこりゃ?
カカシならぬ マネキンの頭???
なんともブキミだ
そして田んぼの中の一軒宿、三国川のほとりの 旅館 こいし に到着♪
おかみさんは とってもユーモラスな人。
部屋からは のんびりした景色を見ることができる。
綺麗に掃除された部屋は 気持ちがいいねぇーっ
夏休みが終わったためか 旅館は静かであ~る。
快適な温度の温泉、エコプランでお願いしたので なんと一泊二食6300円で宿泊できるのが嬉しい。
(とってもお得なプランです)
エコプランとは・・・
パジャマや ハブラシは持ち込みで!
食事は 残すことのないよう少なめで!
電気は こまめに消しましょう!
布団は自分で敷きます!
いいじゃん!
十分です!
がんばっちゃった登山の後を のぉ~んびり温泉で過ごすことができた ひとちがであ~る
(うはははは!)
新潟といえば 美味しい魚沼産のこしひかり
夕食も朝食も お櫃でお代わりした大食漢の ひとちが。。。
(全然エコになってませんな)
超ウマウマ♪
腹いっぺぇーっ!!
おかみさん、お世話になりました
まだ 登らなければならぬ山が 近くにたくさんありますので また泊めてください
ここもまた ひとちがお気に入りの花丸お宿となった
2009年10月23日
大冒険♪ 二日目!
2009/10/10
朝日岳(谷川連峰)
全山行 149回
百名山 29座
初日の山歩きはこちら
宿泊した山小屋はこちら
標高 七つ小屋山 1674.7m 朝日岳 1945.3m 笠が岳(大倉山) 1852.1m 白毛門 1720m 松ノ木沢の頭 1484m
天気 晴れ・曇り・ガス・雨
山行時間 11時間
距離 15.57km
〈コース〉蓬ヒュッテ(6:30)-七つ小屋山(7:50-7:55)-清水峠(8:50-9:00)-朝日岳(11:10-11:50)-笠が岳(1:15-1:20)-白毛門(2:15-2:20)-松ノ木沢の頭(3:05-3:10)-土合駐車場(5:30)
うははははは!!
始まっちゃいました!
長い 長い ながぁ~い 馬蹄型縦走の続きがぁー・・・
ひとちがの 冒険は今日も続行だぁー!!
蓬ヒュッテを出発、二百名山でもある 朝日岳を目指す。(よっしゃ!)
笹原の稜線は なんと たおやかで美しいのであろう・・・
気持ちよく刈り取られた笹尾根の 真ん中に続くコースは 小さなピークをいくつも越え限りなく続いているようであ~る
朝日が昇った緩やかな尾根を歩く。
振り返ると 昨日は大荒れだった 谷川岳が どかん と姿を現している
小屋番さんが 勧めてくれたコース、ひとちがが独占状態(うひひ!)
超ゴキゲンだ!
ホント、お天気が回復してよかったぁー♪
展望のよい 七つ小屋山を過ぎ 清水峠に到着。
立派な非難小屋がある・・・
ちょっと覗いてみましょうかねぇー
ここなら シュラフを持参すれば快適な非難小屋生活ができそうであ~る
高層湿原を越えたあたりから 山一面、紅葉が
うぉぉぉぉーーーーっ! 超きれいじゃんねぇー!!
ひとしさんの撮影は留まることがない。
「あ、あと一枚だけ」
そう言って写真を撮りまくる・・・
結果、同じような写真が 何枚も重複して カメラの中に収められたわけであった(ははは。。。)
ここから ジャンクションピークまでは 急登。(うげ)
しっかぁ~し、紅葉の尾根を歩くわけだから ゴキゲンなわけで・・・
空はピーカンよい天気♪
なんとも かんとも 素晴らしい景色じゃん!(最高♪)
ジャンクションピークから 朝日岳までは 緩やかな尾根道、驚いたことに 池がたくさんあるのと 整備された木道が ひとちがを出迎えてくれた。(ほぉー・・・)
朝日岳の山頂に 登山者発見!
ひとちがと 反対方向から山行してきたのであろう。
山頂からは 蓬ヒュッテが 真正面に位置するのだが 残念なことに?
じゃなくて 小屋番さんが言ってた通り?
「一日山を歩いていれば雨も降るよ、ずーっと好天というわけにはいかないでしょ。」(小屋番さん)
はははは・・・・
やっぱしぃー・・・
ガスってきた
山頂で ランチのラーメンを作り じゅるじゅる食べる。
完食! ゴチです!
先を急がなくっちゃ! まだ先は長いもんねぇー・・・
大鳥帽子、小鳥帽子とよばれるピークをはじめ たくさんのコブを ウガウガ 登ったり 降りたり・・・
ようやく 笠が岳
ここもまたガスって 谷川岳は雲の中・・・
進む方向は 紅葉と尾根道がしっかり見える。
紅葉といえば。。。
赤や 黄色、緑が入って綺麗なのは当然、でもねぇー、ここら辺りのは ちょいと違うわけで・・・
何が違うのかって?
白が入るわけよ。
何だろう?
白の正体は 白樺? なんじゃ?
ともかく 綺麗としか言いようがない。
次のピークは 白毛門、もしかして白毛の正体なのか・・・(ふむ)
ぶぉぉぉぉーーーーっ!!
また雨が降ってきたじゃん!
カッパは今日も健在です。(涙、、、)
負けずに ウガウガ歩いて白毛門。
そこからの下りの長いことっていったらハンパじゃない
人面石のような ジジ岩、ババ岩の横を通過する。
高度を下げるにつれて 樹林帯が深くなっていく・・・
次々に登山者とすれ違うのだが 皆さんガスってても雨が降っても 行くわけね ピークを目指して・・・(ご苦労さま)
長い 長い ながぁ~い下り・・・
がんばれー ひとちが!
時々、木の根っこで転びそうになりながら どうにか土合の駐車場に到着。(やったね)
駐車場に到着して びっくりしたのは 車の数。
うへぇー・・・
お天気 イマイチなのに こんなにたくさんの車?
昨日は ひとちがっち車も含めて3台だけだったんですけどね・・・(あは。)
馬蹄型縦走も 無事終了、谷川温泉にある 湯テルメ・谷川で ひとっ風呂。(きっもちいい♪)
これで 今回の山行も終了?
なわけないじゃん!
明日は なぁ~んと お隣の 武尊山に登っちゃうも~ん♪
ってなわけで 登山口の 武尊神社に移動、車中泊だもんねぇー
すでに 駐車場には たくさんの車が駐車、明日の山行に備えて みなんさんお休み中のようであ~る。
さてさて どうなることやら・・・・
大冒険、三日目に続く
って まだ あんたたち歩くわけぇー?
もっちろん♪
朝日岳(谷川連峰)
全山行 149回
百名山 29座
初日の山歩きはこちら
宿泊した山小屋はこちら
標高 七つ小屋山 1674.7m 朝日岳 1945.3m 笠が岳(大倉山) 1852.1m 白毛門 1720m 松ノ木沢の頭 1484m
天気 晴れ・曇り・ガス・雨
山行時間 11時間
距離 15.57km
〈コース〉蓬ヒュッテ(6:30)-七つ小屋山(7:50-7:55)-清水峠(8:50-9:00)-朝日岳(11:10-11:50)-笠が岳(1:15-1:20)-白毛門(2:15-2:20)-松ノ木沢の頭(3:05-3:10)-土合駐車場(5:30)
うははははは!!
始まっちゃいました!
長い 長い ながぁ~い 馬蹄型縦走の続きがぁー・・・
ひとちがの 冒険は今日も続行だぁー!!
蓬ヒュッテを出発、二百名山でもある 朝日岳を目指す。(よっしゃ!)
笹原の稜線は なんと たおやかで美しいのであろう・・・
気持ちよく刈り取られた笹尾根の 真ん中に続くコースは 小さなピークをいくつも越え限りなく続いているようであ~る
朝日が昇った緩やかな尾根を歩く。
振り返ると 昨日は大荒れだった 谷川岳が どかん と姿を現している
小屋番さんが 勧めてくれたコース、ひとちがが独占状態(うひひ!)
超ゴキゲンだ!
ホント、お天気が回復してよかったぁー♪
展望のよい 七つ小屋山を過ぎ 清水峠に到着。
立派な非難小屋がある・・・
ちょっと覗いてみましょうかねぇー
ここなら シュラフを持参すれば快適な非難小屋生活ができそうであ~る
高層湿原を越えたあたりから 山一面、紅葉が
うぉぉぉぉーーーーっ! 超きれいじゃんねぇー!!
ひとしさんの撮影は留まることがない。
「あ、あと一枚だけ」
そう言って写真を撮りまくる・・・
結果、同じような写真が 何枚も重複して カメラの中に収められたわけであった(ははは。。。)
ここから ジャンクションピークまでは 急登。(うげ)
しっかぁ~し、紅葉の尾根を歩くわけだから ゴキゲンなわけで・・・
空はピーカンよい天気♪
なんとも かんとも 素晴らしい景色じゃん!(最高♪)
ジャンクションピークから 朝日岳までは 緩やかな尾根道、驚いたことに 池がたくさんあるのと 整備された木道が ひとちがを出迎えてくれた。(ほぉー・・・)
朝日岳の山頂に 登山者発見!
ひとちがと 反対方向から山行してきたのであろう。
山頂からは 蓬ヒュッテが 真正面に位置するのだが 残念なことに?
じゃなくて 小屋番さんが言ってた通り?
「一日山を歩いていれば雨も降るよ、ずーっと好天というわけにはいかないでしょ。」(小屋番さん)
はははは・・・・
やっぱしぃー・・・
ガスってきた
山頂で ランチのラーメンを作り じゅるじゅる食べる。
完食! ゴチです!
先を急がなくっちゃ! まだ先は長いもんねぇー・・・
大鳥帽子、小鳥帽子とよばれるピークをはじめ たくさんのコブを ウガウガ 登ったり 降りたり・・・
ようやく 笠が岳
ここもまたガスって 谷川岳は雲の中・・・
進む方向は 紅葉と尾根道がしっかり見える。
紅葉といえば。。。
赤や 黄色、緑が入って綺麗なのは当然、でもねぇー、ここら辺りのは ちょいと違うわけで・・・
何が違うのかって?
白が入るわけよ。
何だろう?
白の正体は 白樺? なんじゃ?
ともかく 綺麗としか言いようがない。
次のピークは 白毛門、もしかして白毛の正体なのか・・・(ふむ)
ぶぉぉぉぉーーーーっ!!
また雨が降ってきたじゃん!
カッパは今日も健在です。(涙、、、)
負けずに ウガウガ歩いて白毛門。
そこからの下りの長いことっていったらハンパじゃない
人面石のような ジジ岩、ババ岩の横を通過する。
高度を下げるにつれて 樹林帯が深くなっていく・・・
次々に登山者とすれ違うのだが 皆さんガスってても雨が降っても 行くわけね ピークを目指して・・・(ご苦労さま)
長い 長い ながぁ~い下り・・・
がんばれー ひとちが!
時々、木の根っこで転びそうになりながら どうにか土合の駐車場に到着。(やったね)
駐車場に到着して びっくりしたのは 車の数。
うへぇー・・・
お天気 イマイチなのに こんなにたくさんの車?
昨日は ひとちがっち車も含めて3台だけだったんですけどね・・・(あは。)
馬蹄型縦走も 無事終了、谷川温泉にある 湯テルメ・谷川で ひとっ風呂。(きっもちいい♪)
これで 今回の山行も終了?
なわけないじゃん!
明日は なぁ~んと お隣の 武尊山に登っちゃうも~ん♪
ってなわけで 登山口の 武尊神社に移動、車中泊だもんねぇー
すでに 駐車場には たくさんの車が駐車、明日の山行に備えて みなんさんお休み中のようであ~る。
さてさて どうなることやら・・・・
大冒険、三日目に続く
って まだ あんたたち歩くわけぇー?
もっちろん♪
最終日の山歩きはこちら
2009年10月20日
大冒険♪ 蓬ヒュッテ!
2009/10/09
温かいランプの灯り
その日の山歩きはこちら
大冒険 初日、荒れ狂う谷川岳を越え 命辛々 ようやく 蓬ヒュッテにたどり着くことができた ひとちが。
疲れきった ひとちがを出迎えてくれたのは・・・・
「 只今 到着しましたぁー 」(ちがこさん)
大きな声で叫ぶ。(いつものことですが。)
土間には 古い背負子がブラブラと下がっている
ん?
返事がない?
時刻は3:30、小屋の到着するには まずまずの時間であ~る。
もう一度声をかけてみた。
「 こ ん に ち わぁー!! 」(ちがこさん)
引き戸が開いた。
中からでてきたのは 小柄なお髭を生やした小屋番さんだ。
サムイにバンダナと なかなかお洒落♪
「只今 到着しましたぁー!!」(ちがこさん)
疲れきっていても ちがこさんは 思いっきり笑顔で叫ぶ
「今日はこないかと思っていたよ、こんな天気の中 よく来たね。
大抵の人は帰っちゃうんだけどね・・・」(小屋番さん)
と 驚いた顔で呟いた。
「ひどいお天気ですね、ずぶ濡れになっちゃった・・・
こんなにお天気悪くなると思ってなかったから」(ちがこさん)
「天気図 見なきゃダメだよ。 冬型の気圧配置になっているから この辺りは荒れるんだ。」(小屋番さん)
なんだか ぶっきらぼうに聞こえた。
『せっかく がんばって歩いてきたのに・・・』(ぶぅぅぅぅーっ)
「濡れたカッパは そこのハンガーを使って干して。」(小屋番さん)
そう言うと小屋番さんは 引き戸をパタンと閉め 部屋に入ってしまった・・・
う~ん、なんとも とっつきにくい小屋番さんだ・・・(あは)
長時間 雨と風と氷の山行をしてきたため 手がかじかんで ちっともカッパや山靴が脱げない。
ザックカバーをしていても ザックの底は雨で濡れ水がしたたっている。
ようやく靴も脱ぐことができ、引き戸を開けて部屋の中に入れてもらった。(お疲れ!)
暗い部屋・・・
とても古い建物のようであ~る。(スゴすぎる。。。)
小さなテーブル、二段になった宿泊用のスペースは まるで林間学校の宿泊施設のようだ。
小屋の紹介には 20人宿泊できると書いてあった。
今日は この天気、金曜日ということもあり ひとちがの貸切!(うひひ!)
周りをぐるりと見渡して み~つけた
小さなストーブ♪(わぁ~い!)
冷え切った ひとちがのために 小屋番さんがつけてくれたのであろう。
「濡れたザックは宿泊のスペースに持ち込まないで、そこに置くといい。」(小屋番さん)
相変わらず ぶっきらぼうな 小屋番さんだ。
ともかく寒かった。
こんな天気を予想していなかったし、ちがこさんは 着替えの靴下を忘れた。(やらかしました・・・)
靴下は もちろん びちょ びちょ・・・
どうしれってかぁー!!(涙、、、)
ピカリ~ン♪
そうじゃん、ストーブで乾かせばいいじゃんねぇー(そうじゃん!)
さっそく長いすに腰掛け、小さなストーブの前に足を突き出す。
ひとしさんと仲良くならんで乾かそうとするのだが、イマイチ ストーブの温かい場所に上手く足があたらない。(お行儀悪いですな)
う~ん・・・
ピカリ~ン♪
台所にある 小屋番さん専用の 丸イス発見!
これを使わない手はない!(これ! これ!)
ってなことで ずーずーしく 勝手にイスを拝借、ストーブの前に でんと置き 足をどかっと乗せる。
いい感じぃー♪(うししし。。。)
奥の部屋から出てきた小屋番さん、むっとしたような顔。
あらあら 気を悪くしちゃったかな?(ごめんなちゃい)
こっそり 慌ててイスを元の位置に返す ちがこさん
ザックを開ける。
一泊二日にしては大荷物。
何が入ってたのかって?
ははは・・・・
衣類が ごちゃまんと!
寒いと思って 真冬装備一式 ぎっちり持ってきちゃったもんねぇー(さすが!)
さっそく着込む。
それにしても 小さなストーブ、なかなか体が温まらない・・・
「落ち着いたら これに記入して。」(小屋番さん)
小屋の宿泊記入用紙を ポンと渡された。
「夕食は5時だよ。」(小屋番さん)
そう言って 小屋番さんは 暗くて狭い台所で カチャカチャと夕食の準備を始めた。
ストーブの前で動けないでいる ひとちが、延々と 濡れた靴下を乾かしながら 小さな小屋の窓をじっと眺めた・・・
ひとちがっち静岡は すでに5時を回れば 日が沈み始める。
ここは まだ明るいのが不思議であ~る。
外は 相変わらず スゴイ風と雨、 窓に叩きつける音がやまない。(くじけ)
「ねぇー ひとしさん、明日はどうする? こんな天気じゃ コース変更して 沢沿いの道を下ろうか?」(ちがこさん)
残念だが 天気が荒れ模様ならエスケープルートをとるしか方法がない。(はぁぁ、、、)
「小屋番さん、沢沿いの道は 危なくなりませんか? 沢の水量が多くなって危険じゃないですか?」(ちがこさん)
「大丈夫だよ。」(小屋番さん)
言葉少なげな 小屋番さん、会話が続かない。(ぶぅ。)
夕食の時間になった。
器用に暗い台所で調理されていたのは カレー。(わぁーい♪)
「凍ったカレーを持ってきたので コチコチで なかなか温まらないんだよ。」(小屋番さん)
そうかぁー!!
小屋番さんは ひとちがだけのために 小屋を開けてくれたんだっけ!
悪天候の中、来るか 来ないかわからない ひとちがのために小屋まで食材を運んで待っててくれたんだ!
小さなテーブルに 炊きたてのご飯とカレー、野菜サラダが並ぶ。
「 おいしい♪ 」(ひとちが)
こんなに美味しいカレーを食べたのは 何年ぶり?
ひとしさんは 遠慮なくおかわりをして 鍋の ご飯とカレーをたいらげる!(あは!)
暗闇がやってきた。
部屋にかかった ランプに灯がともる。
温かい優しい色であ~る。
古ぼけた小屋には ピッタリだねぇー・・・
夕食も済み、延々と乾かしていた靴下は どうにか乾いた。
お次は びちょ濡れの軍手だ。
体もようやく温まり ひとちがしかいない部屋は しんとしている・・・
し~~~~ん・・・・
し、静かすぎるぅーーー・・・・
ストーブの上で やかんが暴れている・・・・
ポットのお湯で梅酒を割って ズリズリ飲む。
おや?
小屋番さん、部屋から出てきたかと思ったら お酒を呑み始めたぞぉー!(うひ!)
お酒も進むと 三人で話が始まった
蓬ヒュッテは 昭和30年代半ばに建てられたものだそうだ。
古いわけだぁー・・・
小屋番さんも 25歳の時から 小屋番をしているっていうんだから 小屋に負けず古い
ぶっきらぼうかと思っていた ちがこさんだが、決してそんなことなかった。
ひとちがが 到着した時、ちゃぁ~んと見てたんだね。
「ザックから何が出てくるかと思ったら、冬装備をしっかり支度してあったね、到着した時も きちんとした装備だったから安心したんだよ。それにしても元気に小屋に入ってきたので驚いたよ。」(小屋番さん)
笑いながら話す。
明日は 25人もの泊り客があるそうで、20人が定員の小屋は ぎゅうぎゅう詰めになるそうだ。(ひょぇぇーーー)
なんとも ひとちがはラッキーな日にお泊まりできたわけで・・・
なんたって 小屋を貸切なんだからさ!
奥さんも明日はお手伝いに来るそうだ。
25人分の野菜を背負って!(がんばりますなぁ。)
小屋は11月最初まで 予約が入れば開けてくれるという。
奥さんと小屋を開けない日は 山登りに出かける仲のよいご夫婦であ~る。
無線を気にする小屋番さん。
息子さんが 苗場山にガイドで登っているので心配で仕方ないらしい。
「ここより標高が高いから 雪がつくかもしれないから。」(小屋番さん)
何度も電波のよい場所に出て連絡を取ってみる。
ようやく連絡はとれたようで一安心。(よかった よかった)
仲良くなった小屋番さんに ひとちがの 山名刺を渡す。
お返しに 小屋番さんがくれた名刺は 冬場のお仕事?
なぁ~んと 湯沢パークリゾートの スキー・スノボーの校長先生になっちゃうそうだ!(すご~い♪)
「生徒に教える時にね、少しだけ冒険させるんだよ。
自分ひとりで安全パイの範囲でいると上達しないから 人に教えてもらうことは進歩になるし、できる範囲が広がるとステップアップすることができる。
安全、冒険、危険の順番があるから 危険にならないように 冒険をたくさんすることは とても大事なこと。」(小屋番さん)
そう言って熱く語る・・・
山登りも同じこと。
ひとちが流で 安全山行ばかりしていたら きっと進歩はしないもんね!(そうだ! そうだ!)
今回の山行は ひとちがにとって できることの範囲が広がった・・・
スゴク 怖かったけど 安全第一で小屋まで 無事到着できたことは冒険に挑戦したからだね♪(うん、うん)
心に響く 小屋番さんの話。
たくさん ひとちがの これまでの山行の話、小屋番さんの 色々な話。
盛り上がって 話が止まることはない・・・
ひとしさんは 横で ニコニコしながら それを聞く。
いつの間にか 軍手もカラカラに乾いた。
小さなストーブでも 体はチンチンに温まった。
そして ひとちがの心も・・・・
ありがとう 小屋番さん、この小屋を訪れることができたのは 偶然なんかじゃない!
楽しく山行できるための ノウハウを一から見つめなおす いい機会となったもん!
明日からも 更にパワーアップして歩ける元気をもらった ひとちがであ~る。
「明日はどうするの? 明日は大丈夫だよ、馬蹄型縦走したら?」(小屋番さん)
できるかな?????
ひとちがなら 大丈夫って 思ってくれたみたい♪
もちろん 行きますよぉー
モリモリ元気が沸いてきた!(よっしゃ)
時刻は9時を回った。
ランプの灯を小さく落とし 小屋の夜はふけていく・・・
明日の縦走の続きが 楽しみで仕方ない ひとちが。
どーっとでた疲れで あっという間に爆睡だ!(がはははは、、、)
おやすみなさぁ~い♪
翌朝、昨日の天気はウソのよう・・・
小屋の前に出て 素晴らしい景色に びっくりの ひとちが。
おおぉ~っ!
青々とした笹原の尾根が美しい!
大荒れだった 谷川岳、越えてきた山々の稜線が 朝日に輝いている・・・
ちがこさんが ガイドブックで見た写真と同じじゃん!
すっごく すっごく 楽しみにしてたんだよねぇー
朝食は お手製の玉子焼き。
小屋の中に いいにおいが漂う・・・
今日も ひとちがの胃袋は調子がいいらしい。(あはは!)
鍋のご飯を空にし、鍋の味噌汁を最後の一滴まで飲み干して出発だ
小屋の前の鐘を 小屋番さんが ひとちがのために鳴らしてくれる。
鐘の音は 谷川連峰をこだまする・・・
また いつの日か・・・
素晴らしい小屋、蓬ヒュッテと 小屋番さんに出会えて ひとちがは また成長できたね。
今日もまた 馬蹄型縦走の続きが始まる。
よぉ~し いくよぉー!!
二日目の山歩きはこちら
最終日の山歩きはこちら
温かいランプの灯り
その日の山歩きはこちら
大冒険 初日、荒れ狂う谷川岳を越え 命辛々 ようやく 蓬ヒュッテにたどり着くことができた ひとちが。
疲れきった ひとちがを出迎えてくれたのは・・・・
「 只今 到着しましたぁー 」(ちがこさん)
大きな声で叫ぶ。(いつものことですが。)
土間には 古い背負子がブラブラと下がっている
ん?
返事がない?
時刻は3:30、小屋の到着するには まずまずの時間であ~る。
もう一度声をかけてみた。
「 こ ん に ち わぁー!! 」(ちがこさん)
引き戸が開いた。
中からでてきたのは 小柄なお髭を生やした小屋番さんだ。
サムイにバンダナと なかなかお洒落♪
「只今 到着しましたぁー!!」(ちがこさん)
疲れきっていても ちがこさんは 思いっきり笑顔で叫ぶ
「今日はこないかと思っていたよ、こんな天気の中 よく来たね。
大抵の人は帰っちゃうんだけどね・・・」(小屋番さん)
と 驚いた顔で呟いた。
「ひどいお天気ですね、ずぶ濡れになっちゃった・・・
こんなにお天気悪くなると思ってなかったから」(ちがこさん)
「天気図 見なきゃダメだよ。 冬型の気圧配置になっているから この辺りは荒れるんだ。」(小屋番さん)
なんだか ぶっきらぼうに聞こえた。
『せっかく がんばって歩いてきたのに・・・』(ぶぅぅぅぅーっ)
「濡れたカッパは そこのハンガーを使って干して。」(小屋番さん)
そう言うと小屋番さんは 引き戸をパタンと閉め 部屋に入ってしまった・・・
う~ん、なんとも とっつきにくい小屋番さんだ・・・(あは)
長時間 雨と風と氷の山行をしてきたため 手がかじかんで ちっともカッパや山靴が脱げない。
ザックカバーをしていても ザックの底は雨で濡れ水がしたたっている。
ようやく靴も脱ぐことができ、引き戸を開けて部屋の中に入れてもらった。(お疲れ!)
暗い部屋・・・
とても古い建物のようであ~る。(スゴすぎる。。。)
小さなテーブル、二段になった宿泊用のスペースは まるで林間学校の宿泊施設のようだ。
小屋の紹介には 20人宿泊できると書いてあった。
今日は この天気、金曜日ということもあり ひとちがの貸切!(うひひ!)
周りをぐるりと見渡して み~つけた
小さなストーブ♪(わぁ~い!)
冷え切った ひとちがのために 小屋番さんがつけてくれたのであろう。
「濡れたザックは宿泊のスペースに持ち込まないで、そこに置くといい。」(小屋番さん)
相変わらず ぶっきらぼうな 小屋番さんだ。
ともかく寒かった。
こんな天気を予想していなかったし、ちがこさんは 着替えの靴下を忘れた。(やらかしました・・・)
靴下は もちろん びちょ びちょ・・・
どうしれってかぁー!!(涙、、、)
ピカリ~ン♪
そうじゃん、ストーブで乾かせばいいじゃんねぇー(そうじゃん!)
さっそく長いすに腰掛け、小さなストーブの前に足を突き出す。
ひとしさんと仲良くならんで乾かそうとするのだが、イマイチ ストーブの温かい場所に上手く足があたらない。(お行儀悪いですな)
う~ん・・・
ピカリ~ン♪
台所にある 小屋番さん専用の 丸イス発見!
これを使わない手はない!(これ! これ!)
ってなことで ずーずーしく 勝手にイスを拝借、ストーブの前に でんと置き 足をどかっと乗せる。
いい感じぃー♪(うししし。。。)
奥の部屋から出てきた小屋番さん、むっとしたような顔。
あらあら 気を悪くしちゃったかな?(ごめんなちゃい)
こっそり 慌ててイスを元の位置に返す ちがこさん
ザックを開ける。
一泊二日にしては大荷物。
何が入ってたのかって?
ははは・・・・
衣類が ごちゃまんと!
寒いと思って 真冬装備一式 ぎっちり持ってきちゃったもんねぇー(さすが!)
さっそく着込む。
それにしても 小さなストーブ、なかなか体が温まらない・・・
「落ち着いたら これに記入して。」(小屋番さん)
小屋の宿泊記入用紙を ポンと渡された。
「夕食は5時だよ。」(小屋番さん)
そう言って 小屋番さんは 暗くて狭い台所で カチャカチャと夕食の準備を始めた。
ストーブの前で動けないでいる ひとちが、延々と 濡れた靴下を乾かしながら 小さな小屋の窓をじっと眺めた・・・
ひとちがっち静岡は すでに5時を回れば 日が沈み始める。
ここは まだ明るいのが不思議であ~る。
外は 相変わらず スゴイ風と雨、 窓に叩きつける音がやまない。(くじけ)
「ねぇー ひとしさん、明日はどうする? こんな天気じゃ コース変更して 沢沿いの道を下ろうか?」(ちがこさん)
残念だが 天気が荒れ模様ならエスケープルートをとるしか方法がない。(はぁぁ、、、)
「小屋番さん、沢沿いの道は 危なくなりませんか? 沢の水量が多くなって危険じゃないですか?」(ちがこさん)
「大丈夫だよ。」(小屋番さん)
言葉少なげな 小屋番さん、会話が続かない。(ぶぅ。)
夕食の時間になった。
器用に暗い台所で調理されていたのは カレー。(わぁーい♪)
「凍ったカレーを持ってきたので コチコチで なかなか温まらないんだよ。」(小屋番さん)
そうかぁー!!
小屋番さんは ひとちがだけのために 小屋を開けてくれたんだっけ!
悪天候の中、来るか 来ないかわからない ひとちがのために小屋まで食材を運んで待っててくれたんだ!
小さなテーブルに 炊きたてのご飯とカレー、野菜サラダが並ぶ。
「 おいしい♪ 」(ひとちが)
こんなに美味しいカレーを食べたのは 何年ぶり?
ひとしさんは 遠慮なくおかわりをして 鍋の ご飯とカレーをたいらげる!(あは!)
暗闇がやってきた。
部屋にかかった ランプに灯がともる。
温かい優しい色であ~る。
古ぼけた小屋には ピッタリだねぇー・・・
夕食も済み、延々と乾かしていた靴下は どうにか乾いた。
お次は びちょ濡れの軍手だ。
体もようやく温まり ひとちがしかいない部屋は しんとしている・・・
し~~~~ん・・・・
し、静かすぎるぅーーー・・・・
ストーブの上で やかんが暴れている・・・・
ポットのお湯で梅酒を割って ズリズリ飲む。
おや?
小屋番さん、部屋から出てきたかと思ったら お酒を呑み始めたぞぉー!(うひ!)
お酒も進むと 三人で話が始まった
蓬ヒュッテは 昭和30年代半ばに建てられたものだそうだ。
古いわけだぁー・・・
小屋番さんも 25歳の時から 小屋番をしているっていうんだから 小屋に負けず古い
ぶっきらぼうかと思っていた ちがこさんだが、決してそんなことなかった。
ひとちがが 到着した時、ちゃぁ~んと見てたんだね。
「ザックから何が出てくるかと思ったら、冬装備をしっかり支度してあったね、到着した時も きちんとした装備だったから安心したんだよ。それにしても元気に小屋に入ってきたので驚いたよ。」(小屋番さん)
笑いながら話す。
明日は 25人もの泊り客があるそうで、20人が定員の小屋は ぎゅうぎゅう詰めになるそうだ。(ひょぇぇーーー)
なんとも ひとちがはラッキーな日にお泊まりできたわけで・・・
なんたって 小屋を貸切なんだからさ!
奥さんも明日はお手伝いに来るそうだ。
25人分の野菜を背負って!(がんばりますなぁ。)
小屋は11月最初まで 予約が入れば開けてくれるという。
奥さんと小屋を開けない日は 山登りに出かける仲のよいご夫婦であ~る。
無線を気にする小屋番さん。
息子さんが 苗場山にガイドで登っているので心配で仕方ないらしい。
「ここより標高が高いから 雪がつくかもしれないから。」(小屋番さん)
何度も電波のよい場所に出て連絡を取ってみる。
ようやく連絡はとれたようで一安心。(よかった よかった)
仲良くなった小屋番さんに ひとちがの 山名刺を渡す。
お返しに 小屋番さんがくれた名刺は 冬場のお仕事?
なぁ~んと 湯沢パークリゾートの スキー・スノボーの校長先生になっちゃうそうだ!(すご~い♪)
「生徒に教える時にね、少しだけ冒険させるんだよ。
自分ひとりで安全パイの範囲でいると上達しないから 人に教えてもらうことは進歩になるし、できる範囲が広がるとステップアップすることができる。
安全、冒険、危険の順番があるから 危険にならないように 冒険をたくさんすることは とても大事なこと。」(小屋番さん)
そう言って熱く語る・・・
山登りも同じこと。
ひとちが流で 安全山行ばかりしていたら きっと進歩はしないもんね!(そうだ! そうだ!)
今回の山行は ひとちがにとって できることの範囲が広がった・・・
スゴク 怖かったけど 安全第一で小屋まで 無事到着できたことは冒険に挑戦したからだね♪(うん、うん)
心に響く 小屋番さんの話。
たくさん ひとちがの これまでの山行の話、小屋番さんの 色々な話。
盛り上がって 話が止まることはない・・・
ひとしさんは 横で ニコニコしながら それを聞く。
いつの間にか 軍手もカラカラに乾いた。
小さなストーブでも 体はチンチンに温まった。
そして ひとちがの心も・・・・
ありがとう 小屋番さん、この小屋を訪れることができたのは 偶然なんかじゃない!
楽しく山行できるための ノウハウを一から見つめなおす いい機会となったもん!
明日からも 更にパワーアップして歩ける元気をもらった ひとちがであ~る。
「明日はどうするの? 明日は大丈夫だよ、馬蹄型縦走したら?」(小屋番さん)
できるかな?????
ひとちがなら 大丈夫って 思ってくれたみたい♪
もちろん 行きますよぉー
モリモリ元気が沸いてきた!(よっしゃ)
時刻は9時を回った。
ランプの灯を小さく落とし 小屋の夜はふけていく・・・
明日の縦走の続きが 楽しみで仕方ない ひとちが。
どーっとでた疲れで あっという間に爆睡だ!(がはははは、、、)
おやすみなさぁ~い♪
翌朝、昨日の天気はウソのよう・・・
小屋の前に出て 素晴らしい景色に びっくりの ひとちが。
おおぉ~っ!
青々とした笹原の尾根が美しい!
大荒れだった 谷川岳、越えてきた山々の稜線が 朝日に輝いている・・・
ちがこさんが ガイドブックで見た写真と同じじゃん!
すっごく すっごく 楽しみにしてたんだよねぇー
朝食は お手製の玉子焼き。
小屋の中に いいにおいが漂う・・・
今日も ひとちがの胃袋は調子がいいらしい。(あはは!)
鍋のご飯を空にし、鍋の味噌汁を最後の一滴まで飲み干して出発だ
小屋の前の鐘を 小屋番さんが ひとちがのために鳴らしてくれる。
鐘の音は 谷川連峰をこだまする・・・
また いつの日か・・・
素晴らしい小屋、蓬ヒュッテと 小屋番さんに出会えて ひとちがは また成長できたね。
今日もまた 馬蹄型縦走の続きが始まる。
よぉ~し いくよぉー!!
二日目の山歩きはこちら
最終日の山歩きはこちら