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2009年10月20日

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!

2009/10/09
温かいランプの灯り

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!



ぴよこその日の山歩きはこちらチョキ



大冒険 初日、荒れ狂う谷川岳を越え 命辛々 ようやく 蓬ヒュッテにたどり着くことができた ひとちが。
疲れきった ひとちがを出迎えてくれたのは・・・・




大冒険♪ 蓬ヒュッテ!




「 只今 到着しましたぁーびっくり 」(ちがこさん)

大きな声で叫ぶ。(ガーンいつものことですが。)
土間には 古い背負子がブラブラと下がっているイカの丸焼き

ん?
返事がない?

時刻は3:30、小屋の到着するには まずまずの時間であ~る。
もう一度声をかけてみた。

「 こ ん に ち わぁー!! 」(ちがこさん)

引き戸が開いた。
中からでてきたのは 小柄なお髭を生やした小屋番さんだ。
サムイにバンダナと なかなかお洒落♪

「只今 到着しましたぁー!!」(ちがこさん)

疲れきっていても ちがこさんは 思いっきり笑顔で叫ぶぴよこ3

「今日はこないかと思っていたよ、こんな天気の中 よく来たね。 
大抵の人は帰っちゃうんだけどね・・・タラ~」(小屋番さん)

と 驚いた顔で呟いた。

「ひどいお天気ですね、ずぶ濡れになっちゃった・・・ 
こんなにお天気悪くなると思ってなかったからぴよこ2」(ちがこさん)

ムカッ天気図 見なきゃダメだよ。 冬型の気圧配置になっているから この辺りは荒れるんだ。」(小屋番さん)

なんだか ぶっきらぼうに聞こえた。

『せっかく がんばって歩いてきたのに・・・』(ぶたぶぅぅぅぅーっ)

「濡れたカッパは そこのハンガーを使って干して。」(小屋番さん)

そう言うと小屋番さんは 引き戸をパタンと閉め 部屋に入ってしまった・・・汗

う~ん、なんとも とっつきにくい小屋番さんだ・・・(ガーンあは)


長時間 雨と風と氷の山行をしてきたため 手がかじかんで ちっともカッパや山靴が脱げない。
ザックカバーをしていても ザックの底は雨で濡れ水がしたたっている。
ようやく靴も脱ぐことができ、引き戸を開けて部屋の中に入れてもらった。(ぴよこ3お疲れ!)


暗い部屋・・・
とても古い建物のようであ~る。(ウワーンスゴすぎる。。。)

小さなテーブル、二段になった宿泊用のスペースは まるで林間学校の宿泊施設のようだ。
小屋の紹介には 20人宿泊できると書いてあった。
今日は この天気、金曜日ということもあり ひとちがの貸切!(うひひ!)

周りをぐるりと見渡して み~つけたハート
小さなストーブ♪(わぁ~い!)
冷え切った ひとちがのために 小屋番さんがつけてくれたのであろう。

「濡れたザックは宿泊のスペースに持ち込まないで、そこに置くといい。」(小屋番さん)

相変わらず ぶっきらぼうな 小屋番さんだ。


ともかく寒かった。
こんな天気を予想していなかったし、ちがこさんは 着替えの靴下を忘れた。(ウワーンやらかしました・・・)
靴下は もちろん びちょ びちょ・・・
どうしれってかぁー!!ぴよこ2涙、、、)

クラッカーピカリ~ン♪
そうじゃん、ストーブで乾かせばいいじゃんねぇーびっくりぴよこ3そうじゃん!)

さっそく長いすに腰掛け、小さなストーブの前に足を突き出す。
ひとしさんと仲良くならんで乾かそうとするのだが、イマイチ ストーブの温かい場所に上手く足があたらない。(ガーンお行儀悪いですな)

シーッう~ん・・・

クラッカーピカリ~ン♪
台所にある 小屋番さん専用の 丸イス発見!
これを使わない手はない!(パンチこれ! これ!)

ってなことで ずーずーしく 勝手にイスを拝借、ストーブの前に でんと置き 足をどかっと乗せる。
いい感じぃー♪(うししし。。。)

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!



奥の部屋から出てきた小屋番さん、むっとしたような顔。
あらあら 気を悪くしちゃったかな?(ウワーンごめんなちゃい)
こっそり 慌ててイスを元の位置に返す ちがこさん汗


ザックを開ける。
一泊二日にしては大荷物。
何が入ってたのかって?

ははは・・・・
衣類が ごちゃまんと!
寒いと思って 真冬装備一式 ぎっちり持ってきちゃったもんねぇーチョキ(さすが!)
さっそく着込む。

それにしても 小さなストーブ、なかなか体が温まらない・・・タラ~

「落ち着いたら これに記入して。」(小屋番さん)

小屋の宿泊記入用紙を ポンと渡された。

食事夕食は5時だよ。」(小屋番さん)

そう言って 小屋番さんは 暗くて狭い台所で カチャカチャと夕食の準備を始めた。

ストーブの前で動けないでいる ひとちが、延々と 濡れた靴下を乾かしながら 小さな小屋の窓をじっと眺めた・・・


ひとちがっち静岡は すでに5時を回れば 日が沈み始める。
ここは まだ明るいのが不思議であ~る。
外は 相変わらず スゴイ風と雨、 窓に叩きつける音がやまない。(ぴよこ2くじけ)

「ねぇー ひとしさん、明日はどうする? こんな天気じゃ コース変更して 沢沿いの道を下ろうか?」(ちがこさん)

残念だが 天気が荒れ模様ならエスケープルートをとるしか方法がない。(ウワーンはぁぁ、、、)

「小屋番さん、沢沿いの道は 危なくなりませんか? 沢の水量が多くなって危険じゃないですか?」(ちがこさん)

「大丈夫だよ。」(小屋番さん)

言葉少なげな 小屋番さん、会話が続かない。(ぶたぶぅ。)


夕食の時間になった。 
器用に暗い台所で調理されていたのは カレー。(ハートわぁーい♪)

「凍ったカレーを持ってきたので コチコチで なかなか温まらないんだよ。」(小屋番さん)

そうかぁー!!
小屋番さんは ひとちがだけのために 小屋を開けてくれたんだっけ!
悪天候の中、来るか 来ないかわからない ひとちがのために小屋まで食材を運んで待っててくれたんだ!

小さなテーブルに 炊きたてのご飯とカレー、野菜サラダが並ぶ。

「 おいしい♪ 」(ひとちが)

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!



こんなに美味しいカレーを食べたのは 何年ぶり?
ひとしさんは 遠慮なくおかわりをして 鍋の ご飯とカレーをたいらげる!(あは!)


暗闇がやってきた。
部屋にかかった 電球ランプに灯がともる。
温かい優しい色であ~る。
古ぼけた小屋には ピッタリだねぇー・・・ぴよこ3

夕食も済み、延々と乾かしていた靴下は どうにか乾いた。
お次は びちょ濡れの軍手だ。
体もようやく温まり ひとちがしかいない部屋は しんとしている・・・タラ~

し~~~~ん・・・・

し、静かすぎるぅーーー・・・・タラ~タラ~タラ~
ストーブの上で やかんが暴れている・・・・
ポットのお湯で梅酒を割って ズリズリ飲む。


ビックリおや?
小屋番さん、部屋から出てきたかと思ったら お酒を呑み始めたぞぉー!(うひ!)
お酒も進むと 三人で話が始まったぴよこ3


蓬ヒュッテは 昭和30年代半ばに建てられたものだそうだ。
古いわけだぁー・・・
小屋番さんも 25歳の時から 小屋番をしているっていうんだから 小屋に負けず古い汗

ぶっきらぼうかと思っていた ちがこさんだが、決してそんなことなかった。
ひとちがが 到着した時、ちゃぁ~んと見てたんだね。

「ザックから何が出てくるかと思ったら、冬装備をしっかり支度してあったね、到着した時も きちんとした装備だったから安心したんだよ。それにしても元気に小屋に入ってきたので驚いたよ。」(小屋番さん)

笑いながら話す。

明日は 25人もの泊り客があるそうで、20人が定員の小屋は ぎゅうぎゅう詰めになるそうだ。(ビックリひょぇぇーーー)
なんとも ひとちがはラッキーな日にお泊まりできたわけで・・・
なんたって 小屋を貸切なんだからさ!

奥さんも明日はお手伝いに来るそうだ。
25人分の野菜を背負って!(がんばりますなぁ。)

小屋は11月最初まで 予約が入れば開けてくれるという。
奥さんと小屋を開けない日は 山登りに出かける仲のよいご夫婦であ~る。

無線を気にする小屋番さん。
息子さんが 苗場山にガイドで登っているので心配で仕方ないらしい。

「ここより標高が高いから 雪だるま雪がつくかもしれないから。」(小屋番さん)

何度も電波のよい場所に出て連絡を取ってみる。
ようやく連絡はとれたようで一安心。(ぴよこ3よかった よかった)

仲良くなった小屋番さんに ひとちがの 山名刺を渡す。
お返しに 小屋番さんがくれた名刺は 冬場のお仕事? 
なぁ~んと 湯沢パークリゾートの スキー・スノボーの校長先生になっちゃうそうだ!(ビックリすご~い♪)

「生徒に教える時にね、少しだけ冒険させるんだよ。
自分ひとりで安全パイの範囲でいると上達しないから 人に教えてもらうことは進歩になるし、できる範囲が広がるとステップアップすることができる。
安全、冒険、危険の順番があるから 危険にならないように 冒険をたくさんすることは とても大事なこと。」(小屋番さん)

そう言って熱く語る・・・

山登りも同じこと。
ひとちが流で 安全山行ばかりしていたら きっと進歩はしないもんね!(そうだ! そうだ!)
今回の山行は ひとちがにとって できることの範囲が広がった・・・
スゴク 怖かったけど 安全第一で小屋まで 無事到着できたことは冒険に挑戦したからだね♪(ぴよこ3うん、うん)

心に響く 小屋番さんの話。
たくさん ひとちがの これまでの山行の話、小屋番さんの 色々な話。
盛り上がって 話が止まることはない・・・
ひとしさんは 横で ニコニコしながら それを聞く。

いつの間にか 軍手もカラカラに乾いた。
小さなストーブでも 体はチンチンに温まった。
そして ひとちがの心も・・・・ハート

ありがとう 小屋番さん、この小屋を訪れることができたのは 偶然なんかじゃない!
楽しく山行できるための ノウハウを一から見つめなおす いい機会となったもん!
明日からも 更にパワーアップして歩ける元気をもらった ひとちがであ~る。


「明日はどうするの? 明日は大丈夫だよ、馬蹄型縦走したら?」(小屋番さん)

ビックリできるかな?????

ひとちがなら 大丈夫って 思ってくれたみたい♪
もちろん 行きますよぉーびっくり
モリモリ元気が沸いてきた!(よっしゃチョキ

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!



時刻は9時を回った。
ランプの灯を小さく落とし 小屋の夜はふけていく・・・
明日の縦走の続きが 楽しみで仕方ない ひとちが。
どーっとでた疲れで あっという間に爆睡だ!(がはははは、、、)

おやすみなさぁ~い♪

翌朝、昨日の天気はウソのよう・・・
小屋の前に出て 素晴らしい景色に びっくりの ひとちが。

ビックリおおぉ~っ!
青々とした笹原の尾根が美しい!

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!



大荒れだった 谷川岳、越えてきた山々の稜線が 朝日に輝いている・・・
ちがこさんが ガイドブックで見た写真と同じじゃん!
すっごく すっごく 楽しみにしてたんだよねぇーびっくり

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!



朝食は お手製の玉子焼き。
小屋の中に いいにおいが漂う・・・
今日も ひとちがの胃袋は調子がいいらしい。(あはは!)
鍋のご飯を空にし、鍋の味噌汁を最後の一滴まで飲み干して出発だチョキ

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!



小屋の前の鐘を 小屋番さんが ひとちがのために鳴らしてくれる。
鐘の音は 谷川連峰をこだまする・・・

大冒険♪ 蓬ヒュッテ!



また いつの日か・・・
素晴らしい小屋、蓬ヒュッテと 小屋番さんに出会えて ひとちがは また成長できたね。

今日もまた 馬蹄型縦走の続きが始まる。
よぉ~し いくよぉー!!



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この記事へのコメント
今晩は~

驚きです!

何が?

『山名刺』

どんなのか載せてください~

私も作ろうかな『海名刺』(笑)

しかしちがこさんっていくつなんでしょう?

4枚目の写真なんて20代に見えたりしますし

うぅ~ん永遠に謎なんでしょうかね~

仲良し美男美女カップルでうらやましい限りです♪
Posted by 釣りザンマイ釣りザンマイ at 2009年10月20日 23:10
おお!
小屋番さん
良い笑顔していらっしゃる。

それにしても
昨日まで、あんな雨だったのに
良い朝を迎えられてよかったですね。
Posted by 黒雷鳥 at 2009年10月22日 14:06
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