2013年09月06日
2013 初秋の山旅♪ Ⅳ
2013/9/1
新しい目標♪
磐梯吾妻スカイライン
(吾妻連邦エリア)

磐梯吾妻スカイラインの情報はこちら
パートⅠはこちら 
パートⅡはこちら 
パートⅢはこちら 
千葉はいいなぁー
すえたろうさん
ここは ふくしま
パートⅣ
朝だぁ~
本日山日和♪
福島の美味しいお米と 豪華な食事
ふかふかのお布団に 温泉三昧と
気持ちよ~く目覚めた ひとちが一行
(うは!うは!)
午前10時 宿を出発

本来なら 今日も一座山を歩きたい所
しかぁーし
初日の風雨による敗退が尾を引いて
計画していた もう一座は諦めるしかない
(ふぇーん
)
なぜならば
帰りの首都高の渋滞が怖いから
昼過ぎまでに首都高に入らねば・・・
悔しいことに 今日は三日間で
最高にいい天気
(ぶぅ
)
留守番している しょうたろう選手に
お土産は 福島なら桃でしょ! と言われ
桃街道のある高湯温泉郷方面へ
磐梯吾妻スカイライン
ドライブするにはもってこい!
最初の寄り道はここ

まだ山の中腹にガスは出ているものの
安達太良山・磐梯山 の絶景地
(わぁ~ぉ
)


スカイラインをどんどん標高を上げて
車は登って行く

車の窓からは 浄土平が近づくにつれて
一切経山 が どかん と鎮座している

昨日 速攻山歩きをした吾妻小富士横の
駐車場から 登った山を眺めてみよう
ここはどこ?
ちょっと方向が違うだけで
自分が登った山だと気づかないのが
ちせこさんの面白い所だ
あー 昨日登った吾妻山かぁー
あそこまで登ったんだよねぇー
感慨無量の ちせこさん

時間が押しているにもかかわらず
ちょっと寄り道 湿原の中をウロウロ
(あはは)

キキョウが紫色の花をつけ
湿原いっぱいに群れていた

浄土平からの一切経山はモクモクと
噴煙を上げ 迫力満点

ズーム

活動中の山肌は 荒々しく
山屋の心を誘う
こんなに天気いいのに
一切経に登れないなんて残念
魔女の瞳の五色沼 見たかったなぁー
ほんと そうですねぇー
次々とザックを背負った登山者たちが
一切経を目指して木道を歩いていく姿が
妙に羨ましかった
指を舐めて 見ているしかない
空を見れば 秋

登った山並みを満足そうに見上げる すえちせは
いったい何を思っているんだろう?

浄土平からは下りになる
ここからが ドライブ最高の絶景エリア

後部座席で とんちんかんなこと を言う
すえたろうさんに呆れながら
車はどんどん標高を下げて行った
(あはははは)

連日の疲れもなんとやら
すえちせは まだまだ山に登るつもりらしい
晴れ渡った吾妻連邦
天気がいいのに計画していた山を登れなかった
ひとちがは 後ろ髪引かれる思い


なんだ かんだ言っても
また ひとちがはこの地を
近いうちに訪れるはず
山を縫うようにスカイラインは走る

どこまでも続く絶景に
窓に張り付いて写真を撮りまくる ちがこさん

吾妻小富士が裾まで見えた

私らもお鉢を一周したかったよね
足も痛かったし 仕方ないか
今度はゆっくり歩けばいいさ
って
すえちせも やっぱリベンジするつもり?
クネクネと山間を曲がるたび
どんどん変わっていく景色は素晴らしい
(うは! うは!)

遠く福島の町が近づいている

最後の小富士展望地から
もう一度姿を眺めてみる


どうやら すえたろうさんは
ここ千葉県だと思い込んでいるようだ
なんとかなんないわけ?
晴れ渡った山の景色に
見とれる ひとちが一行
いいですねぇー

最後の寄り道は つばくろ谷

展望台から深い谷にかかる橋が
初秋の山旅の終わりを告げた

すっかりガスも消え 福島の町が
麓一杯に広がっている

福島の桃を買って東北道に
二本松付近の田んぼは 黄金色染まり
どこまでも どこまでも続いていたよ

おしまい
新しい目標♪
磐梯吾妻スカイライン
(吾妻連邦エリア)









千葉はいいなぁー

すえたろうさん
ここは ふくしま

パートⅣ
朝だぁ~

本日山日和♪
福島の美味しいお米と 豪華な食事
ふかふかのお布団に 温泉三昧と
気持ちよ~く目覚めた ひとちが一行

(うは!うは!)
午前10時 宿を出発


本来なら 今日も一座山を歩きたい所

しかぁーし
初日の風雨による敗退が尾を引いて
計画していた もう一座は諦めるしかない

(ふぇーん

なぜならば
帰りの首都高の渋滞が怖いから

昼過ぎまでに首都高に入らねば・・・
悔しいことに 今日は三日間で
最高にいい天気

(ぶぅ

留守番している しょうたろう選手に
お土産は 福島なら桃でしょ! と言われ
桃街道のある高湯温泉郷方面へ


磐梯吾妻スカイライン
ドライブするにはもってこい!
最初の寄り道はここ


まだ山の中腹にガスは出ているものの
安達太良山・磐梯山 の絶景地

(わぁ~ぉ



スカイラインをどんどん標高を上げて
車は登って行く


車の窓からは 浄土平が近づくにつれて
一切経山 が どかん と鎮座している


昨日 速攻山歩きをした吾妻小富士横の
駐車場から 登った山を眺めてみよう

ここはどこ?
ちょっと方向が違うだけで
自分が登った山だと気づかないのが
ちせこさんの面白い所だ

あー 昨日登った吾妻山かぁー
あそこまで登ったんだよねぇー

感慨無量の ちせこさん


時間が押しているにもかかわらず
ちょっと寄り道 湿原の中をウロウロ

(あはは)

キキョウが紫色の花をつけ
湿原いっぱいに群れていた


浄土平からの一切経山はモクモクと
噴煙を上げ 迫力満点


ズーム

活動中の山肌は 荒々しく
山屋の心を誘う

こんなに天気いいのに
一切経に登れないなんて残念
魔女の瞳の五色沼 見たかったなぁー

ほんと そうですねぇー

次々とザックを背負った登山者たちが
一切経を目指して木道を歩いていく姿が
妙に羨ましかった

指を舐めて 見ているしかない

空を見れば 秋


登った山並みを満足そうに見上げる すえちせは
いったい何を思っているんだろう?

浄土平からは下りになる

ここからが ドライブ最高の絶景エリア


後部座席で とんちんかんなこと を言う
すえたろうさんに呆れながら
車はどんどん標高を下げて行った

(あはははは)

連日の疲れもなんとやら
すえちせは まだまだ山に登るつもりらしい

晴れ渡った吾妻連邦

天気がいいのに計画していた山を登れなかった
ひとちがは 後ろ髪引かれる思い



なんだ かんだ言っても
また ひとちがはこの地を
近いうちに訪れるはず

山を縫うようにスカイラインは走る


どこまでも続く絶景に
窓に張り付いて写真を撮りまくる ちがこさん


吾妻小富士が裾まで見えた


私らもお鉢を一周したかったよね
足も痛かったし 仕方ないか

今度はゆっくり歩けばいいさ

って

すえちせも やっぱリベンジするつもり?
クネクネと山間を曲がるたび
どんどん変わっていく景色は素晴らしい

(うは! うは!)

遠く福島の町が近づいている


最後の小富士展望地から
もう一度姿を眺めてみる



どうやら すえたろうさんは
ここ千葉県だと思い込んでいるようだ

なんとかなんないわけ?
晴れ渡った山の景色に
見とれる ひとちが一行

いいですねぇー


最後の寄り道は つばくろ谷


展望台から深い谷にかかる橋が
初秋の山旅の終わりを告げた


すっかりガスも消え 福島の町が
麓一杯に広がっている


福島の桃を買って東北道に

二本松付近の田んぼは 黄金色染まり
どこまでも どこまでも続いていたよ


おしまい
2013年09月05日
2013 初秋の山旅♪ Ⅲ
2013/8/31
百名山もう一座?
吾妻小富士
(吾妻連邦エリア)
全山行 378回

吾妻小富士の情報はこちら
パートⅠはこちら 
パートⅡはこちら 
標高 吾妻小富士 1707m
天気
曇り
山行時間 なんと驚きの30分
〈コース〉浄土平(4:00)-吾妻小富士山頂(4:20)-浄土平(4:30)
ひとちがが お鉢を一周するのが早いか
すえちせが 下るが早いか
よーい ドン♪
パートⅢ
蔵王山 を後にし
向かった先は 福島の吾妻小富士
ちょっと前に 爆風で敗退した山 だ
今回はなんとしても
お鉢を一周しなきゃ 納得できないよねぇー
そうですね
でも時間押してますよ
宿にあまり遅く入るのは失礼ですから
時間を見ながらってことで
うじゃうじゃ話しながら車で移動
蔵王の山歩きで すっかり疲れてしまったのか
後部座席で ふがふがしている すえちせ
(あれまぁー
)
高速は晴天で 福島の中心街も
夏の青空にすっかり戻っていた
なのに なのに・・・
絶景の吾妻連邦を車でドライブできる
磐梯吾妻スカイラインに入ると

なんてこったい
やっとガスから脱出できたかと
思ったのに これじゃダメダメじゃん
あーぁ
せっかくきれいな景色
見せようと思ったのになぁー
ふがふがの すえちせを横目に
残念そうな ちがこさん
それでもガス地帯を過ぎると
吾妻小富士が顔を出し始めた
いいじゃん!

今日は風もなく やや曇ってはいるものの
前回のような 爆風雨敗退をせずに済みそうだ
(うひひひひ)
浄土平に到着
もうひとつ百名山で写真を撮れると
ウハウハの ちせこさん
それも ほとんど登ることのない
楽ちん山歩き
すでに登り口の大きな看板で大満足
(これ! これ!)

もう足が痛くってさ
あんまり登りたくないんだけどさー
行こうかな?
せっかく来たんだから
登らなきゃもったいないよ
せめてお鉢の縁まででいいからさ
すえたろうさん
登る気マンマン
吾妻山といえば 百名山とされるのは
ここ東吾妻ではなく 西吾妻山
でもねぇー
吾妻山はでっかいし
どこに登っても吾妻山なんだから
ここを すえちせの 吾妻山ピーク
としてもいいじゃまいか!
さっそく観光路ともなっている階段を
吾妻小富士のお鉢の縁まで登っていく
うが
うが
うが
うが

尋常なく ノロイ
このまんまじゃ
お鉢を一周するどころぢゃない
(きゃぁー
)
そんなことじゃいかん
なんとしてもお鉢を一周
ピークまで行かなければ
ひとしさん 時間どのくらいまでいい?
そうですね 30分
4時半までには駐車場に戻りたいですね
えーっ
単純に考えても 渕まで10分
お鉢は一周 1時間
駐車場まで5分としても1時間15分はかかる
(ぶぅ
)
どうします?
どうしよう
うじゃうじゃと話しあった末
トレランで時間を稼ぐことにした
そうと決まったら
もたもたしてはいられない
先行くよぉー
渕まで行ってお鉢の中見たら
駐車場に戻ってね
ゆっくりでいいから
はいよー

ノロノロ登る すえちせを置き去りにして
階段の中腹から恐ろしい勢いで ひとちがが登る

観光客をゴボウ抜き
ハァ
ハァ
ゼエ
ゼエ

という割に
一生懸命に見えないよね?
ちがこさんの登り
振りかえると すえちせが小さく見えた

お鉢の縁まで出た

いかに短時間でお鉢を一周できるか
勝負!
ピークがあそこだってことは
時計回りに行けば近いけど
反対周りの方が俄然ゆるやかに行けるはず

ブツブツ ちがこさんが にらめっこしてる間にも
時間はどんどん過ぎていくのだ
考えてる場合ぢゃない
ほとんど標高差のないお鉢の縁を
駆け足で周り始めた

今日は短時間の山頂アタックということで
ザックもないし ストックもない
その上 なめているのか
山靴の代わりに ぺんぺん草履
(ありゃりゃ
)

ここまで登ったからにゃ
今更 車に山靴をとりに行くわけにも行かず
(はぁ。)
ちがこさんが走る!
平坦な場所は走っているような気もするが
ちょいと登りになるとやや失速気味

ひとちが走る!
身長が高い分足の長い ひとちゆえ
ちがこさんのように 走るフリ しなくても
早いのはウソじゃない
ペン
ペン
ペン
ペン

お鉢の半周まできた
階段の登り口方向

小さなマッチ棒みたいな人が お鉢の縁を
ウロウロしている
ん?
ズーム

たぶん服の色からして すえちせとみた
更に ズーム

やっぱりそうだ
あの動きはいったい何?
疑問に思いつつも先を急ぐ
ペン
ペン
ペン
ペン
たぶん ここがお鉢の縁で一番高い場所だ
三角点は? えーと
岩の上にボルトのようなものを発見
たぶん これがピークの印

ひとしさぁ~ん
ここまで時間どのくらいかかった?
そうですね
15分くらいです
って エラク早いじゃないですか!
がんばった甲斐あって
かなりの時間短縮
(やったね
)

よっしゃぁー
今度は下りだぁーっ
再び お鉢の縁にいるマッチ棒状の
すえちせを観察してみる

ズーム

ブルーのマッチ棒が お鉢の鉢を
ウロウロしている
のん気に観察している場合ぢゃない
そーれ
追っかけろー

傾斜のついた山頂からの下りは
ぺんぺん草履は やっぱり不向き
(あはは。)

一歩足を前に出せば ズルリと滑って
コケそうになる
ヤバイよ これわ!

手をつないで仲よく登る すえちせを
思い出して 右に倣い
仲よく手をつないで 四足
なんとか安心できる場所まで下った
(イエー)

お鉢の縁を再び トレラン
階段の上から すえちせ み~っけ♪

一気に階段を駆け下りる
すえちせと ほとんど同時に
駐車場にゴール

前回のリベンジを無事果たした
ひとちがであ~る
なんかさぁー
必死で走った割に
感動がないんですけど
いいんじゃないですか
お鉢一周できたんですから
そ そうね
お宿の話 

ここは前回 立ち寄り湯で入ってみたかった温泉
土湯峠温泉郷 鷲倉温泉
しかぁーし
残念なことに その日は到着時間が遅く
断られてしまった宿
次回 吾妻山に来る時は すえちせをつれて
絶対ここに宿泊しようと目論んでいた
館内はこんな感じ

小奇麗な部屋に案内され
さっそく自慢の温泉に入らせていただく

この宿は 二つの違う源泉をもつお宿
館内のお風呂は乳白色

ぷおんと硫黄のにおいが漂う癒し系
外風呂は少し温め
高台にあるので景色も すこぷるいい

そして もうひとつ

ズーム

モクモクと煙を立ち上げ
活動中の山の斜面
なんとも かんとも
贅沢な温泉であ~る
館内のもうひとつの目玉といえば
のれんの前にある立札が 入浴中 でなければ
いつでも宿泊者が利用できる混浴の家族風呂

さっそく入ったのは この人たち

いやはや ふたりとも
気持ちよさそうだねぇー

お決まりは やっぱこれでしょ!

さてさて ちせこさんが向かったのは?
この日 外は夕方から大荒れ
建物の外に移動するってことは
雨でびちょ濡れになるってこと

入口で おかみに遭遇
熱すぎるので水をうめてありますからね と
濡れ鼠で 早く身体を温めたい
ちせこさんと ちがこさん
入口にある飲泉には目もくれず

風で巻き上がった のれんをくぐり

衣類を脱ぎ捨てると露天風呂の扉を
蹴っ飛ばすように入った

あ゛―
さむい さむい

半分 屋根のない露天風呂は黄土色
風と雨が吹き込んで やたら寒い
早く温かいお風呂につかりたい
それにしても 誰もいないのは何故?
風呂の縁に座り 半分足をつっこんだ
あ゛じぃー
尋常ない熱さ
ひぃ
ひぃ
あじ
あじ
あじ
これに入れるのは
ボイル海老か 茹でタコくらいのもんだ
もう笑うっきゃない
あじ
あじ
あじ
かき回しても かき回しても
一向にぬるくならない露天風呂
身体は寒いわ かき回す手は熱いわで
入ることもままならず 退散
結局 館内のお風呂におちついた
チーン
その夜の夕食は?

お部屋出しの夕食を 部屋に飾られた
粋な生け花を見ながら乾杯した
ひとちが一行でありました

早朝
やっと ぬるくなった温泉につかり
ゴキゲンの ちせこさん

また来たいねぇー
吾妻山
明日はいよいよ最終日
どんな山旅だったのかな?
パートⅣはこちら 
百名山もう一座?
吾妻小富士
(吾妻連邦エリア)
全山行 378回







標高 吾妻小富士 1707m
天気

山行時間 なんと驚きの30分
〈コース〉浄土平(4:00)-吾妻小富士山頂(4:20)-浄土平(4:30)
ひとちがが お鉢を一周するのが早いか

すえちせが 下るが早いか

よーい ドン♪
パートⅢ
蔵王山 を後にし
向かった先は 福島の吾妻小富士

ちょっと前に 爆風で敗退した山 だ

今回はなんとしても
お鉢を一周しなきゃ 納得できないよねぇー

そうですね
でも時間押してますよ

宿にあまり遅く入るのは失礼ですから
時間を見ながらってことで

うじゃうじゃ話しながら車で移動

蔵王の山歩きで すっかり疲れてしまったのか
後部座席で ふがふがしている すえちせ

(あれまぁー

高速は晴天で 福島の中心街も
夏の青空にすっかり戻っていた

なのに なのに・・・
絶景の吾妻連邦を車でドライブできる
磐梯吾妻スカイラインに入ると


なんてこったい

やっとガスから脱出できたかと
思ったのに これじゃダメダメじゃん

あーぁ
せっかくきれいな景色
見せようと思ったのになぁー

ふがふがの すえちせを横目に
残念そうな ちがこさん

それでもガス地帯を過ぎると
吾妻小富士が顔を出し始めた

いいじゃん!

今日は風もなく やや曇ってはいるものの
前回のような 爆風雨敗退をせずに済みそうだ

(うひひひひ)
浄土平に到着

もうひとつ百名山で写真を撮れると
ウハウハの ちせこさん

それも ほとんど登ることのない
楽ちん山歩き

すでに登り口の大きな看板で大満足

(これ! これ!)

もう足が痛くってさ
あんまり登りたくないんだけどさー
行こうかな?
せっかく来たんだから
登らなきゃもったいないよ

せめてお鉢の縁まででいいからさ

すえたろうさん
登る気マンマン

吾妻山といえば 百名山とされるのは
ここ東吾妻ではなく 西吾妻山

でもねぇー
吾妻山はでっかいし
どこに登っても吾妻山なんだから
ここを すえちせの 吾妻山ピーク
としてもいいじゃまいか!
さっそく観光路ともなっている階段を
吾妻小富士のお鉢の縁まで登っていく

うが





尋常なく ノロイ

このまんまじゃ
お鉢を一周するどころぢゃない

(きゃぁー

そんなことじゃいかん

なんとしてもお鉢を一周
ピークまで行かなければ

ひとしさん 時間どのくらいまでいい?
そうですね 30分
4時半までには駐車場に戻りたいですね

えーっ

単純に考えても 渕まで10分
お鉢は一周 1時間
駐車場まで5分としても1時間15分はかかる

(ぶぅ

どうします?
どうしよう

うじゃうじゃと話しあった末
トレランで時間を稼ぐことにした

そうと決まったら
もたもたしてはいられない

先行くよぉー

渕まで行ってお鉢の中見たら
駐車場に戻ってね
ゆっくりでいいから

はいよー


ノロノロ登る すえちせを置き去りにして
階段の中腹から恐ろしい勢いで ひとちがが登る


観光客をゴボウ抜き
ハァ


ゼエ



という割に
一生懸命に見えないよね?
ちがこさんの登り

振りかえると すえちせが小さく見えた


お鉢の縁まで出た


いかに短時間でお鉢を一周できるか

勝負!
ピークがあそこだってことは
時計回りに行けば近いけど
反対周りの方が俄然ゆるやかに行けるはず


ブツブツ ちがこさんが にらめっこしてる間にも
時間はどんどん過ぎていくのだ

考えてる場合ぢゃない

ほとんど標高差のないお鉢の縁を
駆け足で周り始めた


今日は短時間の山頂アタックということで
ザックもないし ストックもない

その上 なめているのか
山靴の代わりに ぺんぺん草履

(ありゃりゃ


ここまで登ったからにゃ
今更 車に山靴をとりに行くわけにも行かず

(はぁ。)
ちがこさんが走る!
平坦な場所は走っているような気もするが
ちょいと登りになるとやや失速気味


ひとちが走る!
身長が高い分足の長い ひとちゆえ
ちがこさんのように 走るフリ しなくても
早いのはウソじゃない

ペン





お鉢の半周まできた

階段の登り口方向


小さなマッチ棒みたいな人が お鉢の縁を
ウロウロしている

ん?
ズーム

たぶん服の色からして すえちせとみた

更に ズーム

やっぱりそうだ

あの動きはいったい何?
疑問に思いつつも先を急ぐ

ペン




たぶん ここがお鉢の縁で一番高い場所だ

三角点は? えーと

岩の上にボルトのようなものを発見

たぶん これがピークの印


ひとしさぁ~ん
ここまで時間どのくらいかかった?
そうですね
15分くらいです

って エラク早いじゃないですか!
がんばった甲斐あって
かなりの時間短縮

(やったね


よっしゃぁー
今度は下りだぁーっ

再び お鉢の縁にいるマッチ棒状の
すえちせを観察してみる


ズーム

ブルーのマッチ棒が お鉢の鉢を
ウロウロしている

のん気に観察している場合ぢゃない

そーれ
追っかけろー


傾斜のついた山頂からの下りは
ぺんぺん草履は やっぱり不向き

(あはは。)

一歩足を前に出せば ズルリと滑って
コケそうになる

ヤバイよ これわ!

手をつないで仲よく登る すえちせを
思い出して 右に倣い

仲よく手をつないで 四足

なんとか安心できる場所まで下った

(イエー)

お鉢の縁を再び トレラン

階段の上から すえちせ み~っけ♪

一気に階段を駆け下りる

すえちせと ほとんど同時に
駐車場にゴール


前回のリベンジを無事果たした
ひとちがであ~る

なんかさぁー
必死で走った割に
感動がないんですけど

いいんじゃないですか
お鉢一周できたんですから

そ そうね




ここは前回 立ち寄り湯で入ってみたかった温泉

土湯峠温泉郷 鷲倉温泉
しかぁーし
残念なことに その日は到着時間が遅く
断られてしまった宿

次回 吾妻山に来る時は すえちせをつれて
絶対ここに宿泊しようと目論んでいた

館内はこんな感じ


小奇麗な部屋に案内され
さっそく自慢の温泉に入らせていただく


この宿は 二つの違う源泉をもつお宿
館内のお風呂は乳白色


ぷおんと硫黄のにおいが漂う癒し系

外風呂は少し温め
高台にあるので景色も すこぷるいい


そして もうひとつ

ズーム

モクモクと煙を立ち上げ
活動中の山の斜面

なんとも かんとも
贅沢な温泉であ~る

館内のもうひとつの目玉といえば

のれんの前にある立札が 入浴中 でなければ
いつでも宿泊者が利用できる混浴の家族風呂


さっそく入ったのは この人たち


いやはや ふたりとも
気持ちよさそうだねぇー


お決まりは やっぱこれでしょ!

さてさて ちせこさんが向かったのは?
この日 外は夕方から大荒れ

建物の外に移動するってことは
雨でびちょ濡れになるってこと


入口で おかみに遭遇
熱すぎるので水をうめてありますからね と
濡れ鼠で 早く身体を温めたい
ちせこさんと ちがこさん

入口にある飲泉には目もくれず


風で巻き上がった のれんをくぐり


衣類を脱ぎ捨てると露天風呂の扉を
蹴っ飛ばすように入った


あ゛―
さむい さむい

半分 屋根のない露天風呂は黄土色
風と雨が吹き込んで やたら寒い

早く温かいお風呂につかりたい
それにしても 誰もいないのは何故?
風呂の縁に座り 半分足をつっこんだ

あ゛じぃー

尋常ない熱さ

ひぃ


あじ



これに入れるのは
ボイル海老か 茹でタコくらいのもんだ

もう笑うっきゃない

あじ



かき回しても かき回しても
一向にぬるくならない露天風呂

身体は寒いわ かき回す手は熱いわで
入ることもままならず 退散

結局 館内のお風呂におちついた

チーン

その夜の夕食は?

お部屋出しの夕食を 部屋に飾られた
粋な生け花を見ながら乾杯した
ひとちが一行でありました


早朝

やっと ぬるくなった温泉につかり
ゴキゲンの ちせこさん


また来たいねぇー
吾妻山

明日はいよいよ最終日
どんな山旅だったのかな?


2013年07月19日
嵐の東北 ぶったまげ! Ⅱ
2013/7/14・15
東北地方は荒れ模様・・・
西吾妻山
(吾妻連邦エリア)
全山行 371回

西吾妻山の情報はこちら
西大巓の情報はこちら
初日の山歩きはこちら
山歩き前の ワタスゲネットの話はこちら
標高 西大巓 1982m 西吾妻山 2035m
天気
曇天・
大雨
山行時間 8時間
〈コース〉デコ平(5:30)-ゴンドラ山頂駅(6:15)-西大巓(7:45-8:00)-
道間違え(1:30ロス)-西大巓(9:30)-西吾妻小屋(10:15)-
西吾妻山頂(10:30)-ゴンドラ山頂駅(12:15-12:45)-デコ平(1:30)
今回 最大の不幸 は
地図を途中で落としたこと だ
まったくもって
最悪ぅ
初日の夜
初日の山歩きを終え
車泊するため 西吾妻山の登山口
デコ平に移動した
真夜中・・・
荒れ狂う風と雨で かなかな眠れない
(はぁ。。。)
明日は天気回復するのかな?
すごい雨だよ
このままの天気だったら
登るのは諦めた方がいいですね
それより林道の方が心配です
まさか流されて通れなくなっちゃったり
してませんよね・・・
頭に浮かぶのは
最悪なパターン ばかり
二日目
朝だぁーっ
雨はやんだ
風もない

いそいそと車から出ると
しばし駐車場をウロウロ

時刻は5時
一台の車が駐車場にやってきた
中から出てきたのは おじさん二人
ラッキー♪
登山者か?
嬉しそうに ひとしさんが話しかける
山に登られるんですか?
いや
周辺の草刈り
え゛?
草刈り?
おじさんたちは草むらに消えた
(あは。)
他に車はなし
今日も 先頭きって
山に登らにゃいかん

さっそく登山口から湿原へ
ゴンドラ山頂駅方向に向かって登っていく
(よっしゃ
)

本日 ちがこさん
ワタスゲネット 装着
(うひひ)
白い袋をかぶった 変なおばさんだが
見た目なんて どうでもいいのだ
これで虫にやられない
うししし
ちょっとやっかいなのは
思ったほど視界がよくないこと
(はぁ。。。)
まるで白内障患者さんのように
白い幕がかかったように見えるので
足元を注意して歩かないと
けっまずいて転びそうになる
(げっ
)
なんだか歩きにくいね こりゃ
ブツブツ・・・
山を楽しむどころか 足元が気になって
周囲の観察ができない
(これが仇になるとわ
)

連日降り続いた雨で湿原も水浸し
流れる沢も増水して ゴーゴー と
すごい音をたてている
(おー
)

湿原の分岐から山頂駅までは木道が続き
ヌルヌルと滑りそうで気が抜けない
(きゃぁー
)
すっかり緑がモサモサと生えた湿原に
花の姿は なにもなかった
(はぁ。。。)

見上げると灰色の分厚い雲に空は覆われ
雨は降ってはいないものの景色はよろしくない
(ぶぅ
)

遊歩道の階段を 元気に登っていく
うが
うが
うが
うが

ゴンドラ山頂駅に到着

日中になれば湿原散策の観光客や
ゴンドラを利用する登山者で賑わうはず
今はまだ ひとっこひとりいない
山頂駅の前を通過して ゲレンデを横目に
登山道を山に向かって登っていく
(うりゃ
)

沢が近くにあるせいか虫が増えてきた
いよいよ ワタスゲネット活躍か?
ブンブン虫が出始めましたぁー
後ろで ひとしさんが叫んだ
ネットをかぶった ちがこさん
視界はよくないものの被害なし
黒い虫がネットの周りを
ブンブン飛び回っているのが見える
くそぉー
これじゃ 刺したくても近寄れないぜ
虫たちが叫んでいる
うひひ
ざまぁーみろ
ワタスゲネットは無敵だ
ちがこさん 勝利
雨で増水した沢を横断して
登山道は続いている

降り続いた雨で 登山道には水が流れ
もはや道ではない 川 だ
川 をさかのぼっていく

ジャブジャブと山靴のまま 水に足を突っ込み
ゴロゴロした登山道の急登を登る
(おりゃぁー
)
びちゃ
びちゃ
びちゃ
びちゃ

笹が登山道に覆いかぶさり山靴はおろか
服までびちょ濡れの状態
(あ゛―
)

空は相変わらず薄暗く
いつ雨が落ちてくるのかさえ予測不可能
(急げ
急げ
)

ようやく稜線に出た
ガスで周りがよく見えないけど
白い花がぼんやり見えた

今時期 山を彩るのは この花

ネットをはずして景色を見渡せば
ガスの中に花が うじゃうじゃ 並んでいる
きゃぁー
きれいじゃん

最初のピーク
西大巓 に到着

本来なら ここからは すこぷるながめが
いいはずなのだが 今日はガスガス
(はぁ。。。)
しばし休憩
西吾妻山に向けて出発
(よっしゃ
)
と
あれ?
地図がありませんよ
えっ?
私のザックの横に入ってない?
ないです
もしかして落としてきたのかな?
ザックの中を もっくりかえし
ひっくりかえししても やっぱりないもんはない
どうしよう
今更 落とした地図を探しに戻るのもねぇ
標識もあるし きっと西吾妻までは
迷うこともないよ
地図がないと詳しいコースはわかんないけど
行けないことはないはず
西大巓の山頂には分岐がある
標識には 米沢方向 と

ちがこさんは考えた
あれ? 道分岐してたっけ?
きっと こっちだよね
疑うこともしないで
迷わず進もうとした
あれ?
本当にこっちですか?
そう そう
西大巓からは 下ってから登るんでしょ?
そのうち右方向に巻いて
西吾妻の稜線に出るはずだよ
そ そうですよね
あ゛―
思い込みしてるよ ちがこさん
ひとちも ちがこさん止めなきゃ
すすめぇーっ!
ちょっとおかしいんじゃ? と思いつつ
ひとしさんも ちがこさんの後を追う
あ゛―
違うっていってるのに

確かに 道は下ってますね
でも どこまで下るんだろ?
西大巓のピークまで 登ってきたのと同じ
今度は 川みたいな登山道の急坂
(げっ
)

なんだかおかしい
そう気が付いたのは
すでに45分も下ってからだった

一向に登山道は右には巻かず
下り続ける一方
(げっ
)
これには いくら ちがこさんが オバカでも
おかしいってことくらいは気づく
やっぱり変だよ
この道じゃなったんだ
え゛―っ!?
だから違うって言ったのに
くるりと方向転換すると 再び ちがこさんは
西大巓のピーク目指して登り始めた
(あは。)
私が こっちでいいですか? って
さっき確認したじゃないですか
いい って自信あり気に言いましたよね
ごめん
不安な時はよく確認しないと
いつも ちがこさんは エラそうに
言い切るから ムカつく んです
・・・・
45分もズルズルと下ってしまったので
ひとしさんは すっかりテンションが
下がってしまった
(はぁ。。。)
そんなこといっても下った以上は
登らなきゃ先には行けない
(そう そう
)
地図ないし ガスってたから
周りの景色がよく見えなくてさ
それに ワタスゲネットで方向が
イマイチよくわからなくって
こっちかと思ったんだもん
そう言うと 機嫌の悪い ひとしさんを後に
ひとりズンズン先を登っていく
ハァ
ハァ
ハァ

木にかかっていた標識看板を見て
やっぱり道が間違っていたことを
確信したが 後の祭り

やっと西大巓のピークまで戻った
やっと着いたよ
地図がないんですから
もっと慎重にわからない場合は
確認しないと

まるで ぜ~んぶ ちがこさんが悪い
みたいに聞こえた
み~んな 私のせい?
とうとう ちがこさんがキレた
じゃ 山歩く前に 自分でコース
確認しっかりすればいいじゃん
・・・・
始まっちゃったよ
ひとちがの痴話喧嘩
ヒュー
冷たい風が 二人の間に吹いた
正しいコースは西大巓のピークのすぐ下にあった
稜線を沿うようにしてゆるやかに下っている
天気がよくて周りを見渡すことができれば
道間違いはしなかっただろう
地図さえあれば 迷うことなく
確実に道を探しだすことができたはず
(はぁ。。。)
なんで 私ばっか責められなきゃ
いけないんだろ?
悔しくて ボロボロ涙がでた
花畑の稜線を泣きながら
鼻をすすって歩く ちがこさん
ひとしさんのバカヤロー

せっかくきれいな花も台無し
涙で花がボヤボヤに見えた

私も登っている間に
何度も木に叩かれました
たぶん 反省しろ ってことですよね
ひとしさん ごめん って言わないけど
悪かった って思ってるみたいだ
いつまでも ちっちゃなことで
うじうじしてたら 山歩きはできない
泣くの
やぁ~めたっと
エライじゃん
ちがこさん
そうでしょ

気分を変えて コバイケイソウが一面に咲いた花畑を
西吾妻山に向けて元気に歩くことにした
(よっしゃ
)


山腹を巻く花畑から木道に

反対側の天元台スキー場のリフトを使って
たくさんの登山者が 木道を歩いてきた

西吾妻小屋の分岐から展望のないピークへ
地味な山頂だけど 道間違えしても
ちゃんとピークを踏めたんだから文句なし
(うん うん
)
ひとちが 大満足 

すっかり機嫌の治った
ちがこさんも この通り
よかった よかった
仲直りできて

曇天だった空が青くなっていた
陽がさした山は 流れていた水が徐々に引き
登山道は歩きやすくなっている
(わーい
)

再び花畑を見ながら西大巓に向けて
ゆっくり山を楽しみながら歩いた
ルン♪ ルン♪

あそこで間違えなければ
こんなに天気が回復している時間に
花畑を歩くことができなかったかも
そうかもね
ちょっと得した気分
ガスの中だった福島の町が見える

花畑は たくさんの登山者で大賑わい
東北は梅雨だけど 雨も恐れず
山を訪れる登山者は耐えないのだ

満開のコケイバイソウは明るい日差しを
浴びて背伸びしているように見えた

さっきまでガスの中だった西大巓も顔を出す
(おおっ
)

歩きにくいゴロゴロした赤土の登山道
一気にピークまで登った

西大巓の下を通過し ピストンで下山
(地図回収目的です
)
帰りはワタスゲネットをしたままだと
足元が危ないので外して下ることにする

モサモサした登山道には
虫が待ち構えていた
ちがこさん
またもや ピーンチか?
結局 リフト山頂駅付近までの被害は
左耳の一部をくわれただけで収まったけど
(あはは。)

リフト駅まで来ると 天気が急変
バサバサと大粒の雨
(ぎゃぁー
)
大慌てでリフト駅に避難

リフトを使って観光客たちは 山頂駅まで来たものの
雨で外を散策することができず折り返し帰っていく
ご愁傷様です
30分ほど雨宿りして
再びデコ平に向かった
落とした地図を探しながら下ったけど
とうとう地図は見つけることはできなかった
(あーぁ
)
雨は益々ひどくなる一方で
駆け足で下ったものの
車に到着するころには ずぶ濡れ
雨の白神岳以来の
大濡れ
びちょ びちょのまんま
大急ぎで車に退散
川のような林道を車で下る
よかったですぅー
林道ちゃんと通れて

梅雨の東北の山歩き
最後まで雨から逃れることはできなかったよ
(あはは。。。)
最終日
今日もまた性懲りもなく 浄土平にいる ひとちが
あれ?
まだ福島の山ん中にいるんかい
あはは そう
初日のリベンジを果たそうと目論んでいたものの
本日も 強風に負けて敗退
早朝5時半
浄土平を去ることとなった

一切経山と吾妻小富士は
次回のお楽しみとしよう
次回は すえちせも一緒にね♪

帰りの吾妻スカイラインから見た景色
復興が進む力強い福島の町が
輝いていた
(よいですなぁー
)

お昼には山梨を通過
梅雨の東北とは違う カンカン照りで
裏山の富士山がポッカリ顔を出していたよ

ワタスゲネットの感想
かぶっていれば絶対虫に刺されません
が 視界がイマイチ
なんか足元が危なくて下りには不向き
やっぱり素で歩くのが一番
ってのが正直な感想
改善点は 視界をよくするために工夫すること
しばし検討してみるね
この日の立ち寄り湯はこちら
横向温泉 森の料亭 マウント磐梯
クリアな泉質の温泉です 汗を流すのにはいいかも
この日の車泊地はこちら
浄土平駐車場
只今無料開放中 24時間トイレも使えます
東北地方は荒れ模様・・・
西吾妻山
(吾妻連邦エリア)
全山行 371回









標高 西大巓 1982m 西吾妻山 2035m
天気


山行時間 8時間
〈コース〉デコ平(5:30)-ゴンドラ山頂駅(6:15)-西大巓(7:45-8:00)-
道間違え(1:30ロス)-西大巓(9:30)-西吾妻小屋(10:15)-
西吾妻山頂(10:30)-ゴンドラ山頂駅(12:15-12:45)-デコ平(1:30)
今回 最大の不幸 は
地図を途中で落としたこと だ

まったくもって
最悪ぅ

初日の夜
初日の山歩きを終え
車泊するため 西吾妻山の登山口
デコ平に移動した

真夜中・・・
荒れ狂う風と雨で かなかな眠れない

(はぁ。。。)
明日は天気回復するのかな?
すごい雨だよ

このままの天気だったら
登るのは諦めた方がいいですね

それより林道の方が心配です

まさか流されて通れなくなっちゃったり
してませんよね・・・
頭に浮かぶのは
最悪なパターン ばかり

二日目
朝だぁーっ

雨はやんだ
風もない


いそいそと車から出ると
しばし駐車場をウロウロ


時刻は5時

一台の車が駐車場にやってきた
中から出てきたのは おじさん二人

ラッキー♪
登山者か?
嬉しそうに ひとしさんが話しかける

山に登られるんですか?
いや
周辺の草刈り

え゛?
草刈り?
おじさんたちは草むらに消えた

(あは。)
他に車はなし

今日も 先頭きって
山に登らにゃいかん


さっそく登山口から湿原へ
ゴンドラ山頂駅方向に向かって登っていく

(よっしゃ


本日 ちがこさん
ワタスゲネット 装着

(うひひ)
白い袋をかぶった 変なおばさんだが
見た目なんて どうでもいいのだ

これで虫にやられない

うししし
ちょっとやっかいなのは
思ったほど視界がよくないこと

(はぁ。。。)
まるで白内障患者さんのように
白い幕がかかったように見えるので
足元を注意して歩かないと
けっまずいて転びそうになる

(げっ

なんだか歩きにくいね こりゃ
ブツブツ・・・
山を楽しむどころか 足元が気になって
周囲の観察ができない

(これが仇になるとわ


連日降り続いた雨で湿原も水浸し
流れる沢も増水して ゴーゴー と
すごい音をたてている

(おー


湿原の分岐から山頂駅までは木道が続き
ヌルヌルと滑りそうで気が抜けない

(きゃぁー

すっかり緑がモサモサと生えた湿原に
花の姿は なにもなかった

(はぁ。。。)

見上げると灰色の分厚い雲に空は覆われ
雨は降ってはいないものの景色はよろしくない

(ぶぅ


遊歩道の階段を 元気に登っていく

うが





ゴンドラ山頂駅に到着


日中になれば湿原散策の観光客や
ゴンドラを利用する登山者で賑わうはず
今はまだ ひとっこひとりいない

山頂駅の前を通過して ゲレンデを横目に
登山道を山に向かって登っていく

(うりゃ


沢が近くにあるせいか虫が増えてきた

いよいよ ワタスゲネット活躍か?
ブンブン虫が出始めましたぁー

後ろで ひとしさんが叫んだ

ネットをかぶった ちがこさん
視界はよくないものの被害なし

黒い虫がネットの周りを
ブンブン飛び回っているのが見える

くそぉー
これじゃ 刺したくても近寄れないぜ

虫たちが叫んでいる

うひひ
ざまぁーみろ
ワタスゲネットは無敵だ

ちがこさん 勝利

雨で増水した沢を横断して
登山道は続いている


降り続いた雨で 登山道には水が流れ
もはや道ではない 川 だ

川 をさかのぼっていく


ジャブジャブと山靴のまま 水に足を突っ込み
ゴロゴロした登山道の急登を登る

(おりゃぁー

びちゃ





笹が登山道に覆いかぶさり山靴はおろか
服までびちょ濡れの状態

(あ゛―


空は相変わらず薄暗く
いつ雨が落ちてくるのかさえ予測不可能

(急げ



ようやく稜線に出た

ガスで周りがよく見えないけど
白い花がぼんやり見えた


今時期 山を彩るのは この花


ネットをはずして景色を見渡せば
ガスの中に花が うじゃうじゃ 並んでいる

きゃぁー
きれいじゃん


最初のピーク
西大巓 に到着


本来なら ここからは すこぷるながめが
いいはずなのだが 今日はガスガス

(はぁ。。。)
しばし休憩

西吾妻山に向けて出発

(よっしゃ

と
あれ?
地図がありませんよ

えっ?
私のザックの横に入ってない?
ないです

もしかして落としてきたのかな?
ザックの中を もっくりかえし
ひっくりかえししても やっぱりないもんはない

どうしよう
今更 落とした地図を探しに戻るのもねぇ

標識もあるし きっと西吾妻までは
迷うこともないよ

地図がないと詳しいコースはわかんないけど
行けないことはないはず

西大巓の山頂には分岐がある

標識には 米沢方向 と

ちがこさんは考えた

あれ? 道分岐してたっけ?
きっと こっちだよね

疑うこともしないで
迷わず進もうとした

あれ?
本当にこっちですか?
そう そう
西大巓からは 下ってから登るんでしょ?
そのうち右方向に巻いて
西吾妻の稜線に出るはずだよ

そ そうですよね

あ゛―
思い込みしてるよ ちがこさん

ひとちも ちがこさん止めなきゃ

すすめぇーっ!
ちょっとおかしいんじゃ? と思いつつ
ひとしさんも ちがこさんの後を追う

あ゛―
違うっていってるのに


確かに 道は下ってますね

でも どこまで下るんだろ?
西大巓のピークまで 登ってきたのと同じ
今度は 川みたいな登山道の急坂

(げっ


なんだかおかしい

そう気が付いたのは
すでに45分も下ってからだった


一向に登山道は右には巻かず
下り続ける一方

(げっ

これには いくら ちがこさんが オバカでも
おかしいってことくらいは気づく

やっぱり変だよ
この道じゃなったんだ

え゛―っ!?
だから違うって言ったのに

くるりと方向転換すると 再び ちがこさんは
西大巓のピーク目指して登り始めた

(あは。)
私が こっちでいいですか? って
さっき確認したじゃないですか

いい って自信あり気に言いましたよね

ごめん

不安な時はよく確認しないと

いつも ちがこさんは エラそうに
言い切るから ムカつく んです

・・・・

45分もズルズルと下ってしまったので
ひとしさんは すっかりテンションが
下がってしまった

(はぁ。。。)
そんなこといっても下った以上は
登らなきゃ先には行けない

(そう そう

地図ないし ガスってたから
周りの景色がよく見えなくてさ

それに ワタスゲネットで方向が
イマイチよくわからなくって
こっちかと思ったんだもん

そう言うと 機嫌の悪い ひとしさんを後に
ひとりズンズン先を登っていく

ハァ




木にかかっていた標識看板を見て
やっぱり道が間違っていたことを
確信したが 後の祭り


やっと西大巓のピークまで戻った

やっと着いたよ

地図がないんですから
もっと慎重にわからない場合は
確認しないと


まるで ぜ~んぶ ちがこさんが悪い
みたいに聞こえた

み~んな 私のせい?
とうとう ちがこさんがキレた

じゃ 山歩く前に 自分でコース
確認しっかりすればいいじゃん

・・・・

始まっちゃったよ
ひとちがの痴話喧嘩

ヒュー
冷たい風が 二人の間に吹いた

正しいコースは西大巓のピークのすぐ下にあった

稜線を沿うようにしてゆるやかに下っている

天気がよくて周りを見渡すことができれば
道間違いはしなかっただろう

地図さえあれば 迷うことなく
確実に道を探しだすことができたはず

(はぁ。。。)
なんで 私ばっか責められなきゃ
いけないんだろ?
悔しくて ボロボロ涙がでた

花畑の稜線を泣きながら
鼻をすすって歩く ちがこさん

ひとしさんのバカヤロー


せっかくきれいな花も台無し
涙で花がボヤボヤに見えた


私も登っている間に
何度も木に叩かれました

たぶん 反省しろ ってことですよね

ひとしさん ごめん って言わないけど
悪かった って思ってるみたいだ

いつまでも ちっちゃなことで
うじうじしてたら 山歩きはできない

泣くの
やぁ~めたっと

エライじゃん
ちがこさん

そうでしょ


気分を変えて コバイケイソウが一面に咲いた花畑を
西吾妻山に向けて元気に歩くことにした

(よっしゃ



山腹を巻く花畑から木道に


反対側の天元台スキー場のリフトを使って
たくさんの登山者が 木道を歩いてきた


西吾妻小屋の分岐から展望のないピークへ

地味な山頂だけど 道間違えしても
ちゃんとピークを踏めたんだから文句なし

(うん うん




すっかり機嫌の治った
ちがこさんも この通り

よかった よかった
仲直りできて


曇天だった空が青くなっていた

陽がさした山は 流れていた水が徐々に引き
登山道は歩きやすくなっている

(わーい


再び花畑を見ながら西大巓に向けて
ゆっくり山を楽しみながら歩いた

ルン♪ ルン♪

あそこで間違えなければ
こんなに天気が回復している時間に
花畑を歩くことができなかったかも

そうかもね

ちょっと得した気分
ガスの中だった福島の町が見える


花畑は たくさんの登山者で大賑わい

東北は梅雨だけど 雨も恐れず
山を訪れる登山者は耐えないのだ


満開のコケイバイソウは明るい日差しを
浴びて背伸びしているように見えた


さっきまでガスの中だった西大巓も顔を出す

(おおっ


歩きにくいゴロゴロした赤土の登山道
一気にピークまで登った


西大巓の下を通過し ピストンで下山

(地図回収目的です

帰りはワタスゲネットをしたままだと
足元が危ないので外して下ることにする


モサモサした登山道には
虫が待ち構えていた

ちがこさん
またもや ピーンチか?
結局 リフト山頂駅付近までの被害は
左耳の一部をくわれただけで収まったけど

(あはは。)

リフト駅まで来ると 天気が急変

バサバサと大粒の雨

(ぎゃぁー

大慌てでリフト駅に避難


リフトを使って観光客たちは 山頂駅まで来たものの
雨で外を散策することができず折り返し帰っていく

ご愁傷様です

30分ほど雨宿りして
再びデコ平に向かった

落とした地図を探しながら下ったけど
とうとう地図は見つけることはできなかった

(あーぁ

雨は益々ひどくなる一方で
駆け足で下ったものの
車に到着するころには ずぶ濡れ

雨の白神岳以来の
大濡れ

びちょ びちょのまんま
大急ぎで車に退散

川のような林道を車で下る

よかったですぅー
林道ちゃんと通れて


梅雨の東北の山歩き
最後まで雨から逃れることはできなかったよ

(あはは。。。)
最終日
今日もまた性懲りもなく 浄土平にいる ひとちが

あれ?
まだ福島の山ん中にいるんかい

あはは そう

初日のリベンジを果たそうと目論んでいたものの
本日も 強風に負けて敗退

早朝5時半
浄土平を去ることとなった


一切経山と吾妻小富士は
次回のお楽しみとしよう

次回は すえちせも一緒にね♪

帰りの吾妻スカイラインから見た景色

復興が進む力強い福島の町が


(よいですなぁー


お昼には山梨を通過

梅雨の東北とは違う カンカン照りで
裏山の富士山がポッカリ顔を出していたよ


ワタスゲネットの感想
かぶっていれば絶対虫に刺されません

が 視界がイマイチ

なんか足元が危なくて下りには不向き

やっぱり素で歩くのが一番
ってのが正直な感想

改善点は 視界をよくするために工夫すること
しばし検討してみるね



横向温泉 森の料亭 マウント磐梯
クリアな泉質の温泉です 汗を流すのにはいいかも



浄土平駐車場
只今無料開放中 24時間トイレも使えます

2013年07月16日
嵐の東北 ぶったまげ!Ⅰ
2013/7/13
東北地方は荒れ模様・・・
吾妻小富士
(吾妻連邦エリア)
全山行 370回

吾妻小富士の情報はこちら
標高 吾妻小富士 1707m
天気
大荒れ
山行時間 30分
〈コース〉自宅(3:00)-浄土平(9:00-11:00)-
吾妻小富士稜線(11:10-11:20)-浄土平(11:30)
*プラス 浄土平湿原散策 30分
今週わぁー
低気圧が停滞し 台風並みの大荒れだった
東北地方の山 での話・・・
まだ 山ダニの傷も癒えぬまま
お山ライフに突入
そんじゃ いってみよう
初日の話
待ちに待った三連休
迷い迷って 寸前まで 山を選ぶことが
できなかった ひとちがが選んだのは
なんと 福島の山
東北じゃん
うん そう
天気予報じゃ 東北地方は
梅雨真っ只中
(げっ
)
連休中は低気圧の動きが遅く
雨に降られることも覚悟の上
(はぁ。。。)
わかってるんなら 天気のいい
違う山にすればいいじゃん
そうかもね
でも遠征するには三連休じゃないと
行けないし 色々予定があるわけよ
ふぅ~ん
そうですよ
雨なんか いつものことですから
全然平気です カッパありますし
あまぁ~い
東北の梅雨を なめんなよ
高速を降りるころには
雨は本降り

ここまでひどく降らなくてもいいんじゃないかと
思われるような悪天候
(げっ
)
いやぁー
まいりましたね
予想以上の雨
山はどうなっているのか?
磐梯吾妻スカイラインを
ブンブン車で上っていく
現在も 無料開放 されているスカイラインは
ガスで真っ白 車はいない
(げっ
)

浄土平駐車場に着いた時は
雨に加え 突風が吹き荒れる始末
(あわわ
)
どうすりゃいいの?

風や雨は写真には写らないもんです
車から出るにも出れず 仕方ないので
しばらく様子を見ることに
(ぶぅ
)
駐車場からは 一切経山 がモクモクと
噴煙を上げている

それにしても ひどい天気に
なっちゃいましたね
確か この辺りは今日 雲って
ひとしさん言わなかったっけ?
・・・・
いつもの逆パターン
ひとしさん苦笑い

長時間の運転で ひとしさんもお疲れ気味
急ぐこともないので 車の中で雨宿り

二時間後
雨は小降りになったものの
風は強いまま
(げっ
)
ビジターセンターのスタッフの人が言うには
駐車場でも
現在 風速30m
吾妻小富士の稜線上に出れば
更に風は 強いとのこと
どうします?
どうしよう・・・
うじゃうじゃと作戦を練るものの
なかなかスタートを切ることができない
(はぁ。。。)
と
なんと雨のやみ間を見て 幸せそうなカップルが
腕を組んで吾妻小富士の登山道を登っていく
るんるん♪

え゛っ?
傘も持たず
Tシャツにスニーカー
確かに ここわ観光地の 観光山ではあるものの
こんなバカ風の強い日に フツーの格好で
登っていって 大丈夫なんだろうか?
で あんたたち
行かないの?
あっ
そうだった
山靴履いて ストック持って カッパ着て
完璧な山装備なのに 二時間も 足踏みしていた
自分達が滑稽に思えた

行くよ
ひとしさん
おーっ

カップルをおっかけて
さっそく登山道を登っていく
一歩登るごとに風に押し戻され
ストックの力を借りて 四足歩行
たった10分の階段が
やたら長く感じた

稜線に近づくと 益々風は強くなり
稜線に出ると動けないほどの強風
(げっ
)

ひゃぁーっ
なんてことなの

危険です
お鉢を回るのは無理ですね

身の危険を感じる山

火口にでも落ちたら
怪我じゃ済まないかもよ

稜線上には三角点がある
できることなら
そこまで行きたい
風が吹くたび身体が持ち上がり
進みたい方向へ行くことさえできない現実

思わず 耐風姿勢

たった1時間で周遊できる
お鉢めぐりも 断念するしかなかった
(はぁ。。。)
稜線までの 往復20分
スピード敗退

ひとちがの 赤と黄色の派手なカッパが
目立ったのか 次々と観光客が登ってきた
(あはは。。。)
みんな 気をつけてね
浄土平の周辺には湿原の散策コースがある
山に登れないんじゃ
何します?
やっぱ湿原散策でしょ♪
そうだよね これじゃぁー
あまりに悲しすぎる
そうですよね
せっかく福島まで遠征してきたんですから
ということで 木道を歩いて
湿原散策に出かけることにする

この時期 標高1600mの浄土平は
花が少ない ないに等しい
ちょっと寂しい
気温も15度と低い上
雨と風の寒さで残っている
花たちも硬く身を閉ざしていた
その中でも元気だったのは
このひと

ちがこさんが大好きな食虫植物
木道の上からは 一切経山方向から
温泉成分を含んだ水が流れ出す

相変わらず山の上はガスガスで
山は姿を見せてはくれなかった

さっき登りそこねた 小吾妻富士
姿は見せていたものの 風は治まる様子もない
それでも観光客たちは
入れ替わり立ち代わり稜線まで
アリンコのように登っていた

さ~てと スパっと敗退した後は
もちろん温泉でしょ!
ってなわけで 向かった先は
土湯峠温泉郷 赤湯温泉
ここには数軒の宿がある
その中でも一番マニアックな宿の
お風呂を楽しむことにしよう
(わ~い
)
スカイラインから赤湯方向へ向かい
看板に従ってボコボコした林道みたいな道を
下っていくと古ぼけた建物があった
ふたつの種類の違う源泉を持つ秘湯
赤湯好山荘

お世辞にも綺麗とはかけ離れ
宿の宿泊棟には 古めかしい
電気傘がぶら下がっている
(ひゃぁーっ
)
ここですか?
ちがこさんが選ぶ温泉はいつもフツーぢゃない ブツブツ・・・
一瞬たじろぐ ひとしさん
そうだよ
さっそく古ぼけた玄関でお金を払うと
外にある露天風呂に向かうことに
お世辞にも整備されているとはいえない
駐車場の脇から
ガラクタの積み重なった
廃材置き場? のような入口発見

ここですよね?
大丈夫かな? ブツブツ・・・
みたいだね
男女に別れ ひとしさんとは
さようなら

どかんと置かれたタンクの両側に
回れば 更衣室の扉があった
(女性の更衣室は扉が壊れてありません
)

いったいどんな露天風呂が
あるというのか?
期待大
山沿いに屋根がかけられ
四畳半ほどの広さの露天風呂
白く濁ったお湯からは湯気が
立ち上り ポコポコとお湯が出ている

きゃぁーっ
いいじゃん

誰もいない貸切の露天風呂は
温度もほどよく気持ちいい
最高ですぅー
最高ですぅー
最高ですぅー
男風呂で ひとしさんが叫んでいる

ふたりの孫がいる おばあちゃんですが何か?
露天を満喫し
今度は建物の中の内風呂に移動
見渡す限り 時が止まったかのような
古めかしい電化製品やら自動販売機やらが
通路を囲んでいた
(おー
)
古ぼけた建物の階段を下る
ギシギシ ギシギシ
床が抜けそうだ
(げっ
)

入口ののれんをくぐると更衣室
これまた昔ながらの銭湯のような
(あはは。。。)
地味ですな
置かれた体重計は正しい計測ができそうも
ないので乗るのをヤメた

女風呂の内湯は かなり広めで
七畳くらいはあるだろうか?
洗い場はない
もちろんシャワーや蛇口などなく
タライと風呂椅子が角にあるのみ
石鹸とシャンプーは置かれているが
使う人がいるかどうかは不明
これがホントの 湯治場
これぞ 秘 湯

渋色の酸っぱい臭いのする温泉は
身体がキシキシするような・・・
先週 山ダニにやられた傷跡が
ヒリヒリする
(まだ抜糸も済んでいません
)
それでも 熱めのお湯は
雨と風で冷えた身体を
ポッカポカ にしてくれたよ
(うん、うん
)

ふたりの孫がいる おばあちゃんですが何か?
続いて男風呂を覗いてみよう
女風呂より ひとまわり小さな△のお風呂に
ひとしさんが しゃがんでいた

あれ?
男風呂小さいね
そうなんです
狭いし 熱くて ここだけじゃ
長い時間入っていられません
ふ~ん
見回すと ドアがあった
これ何?
知りませんよ
ドアの取っ手には紐がついている
試しに押してみた
ぎー
開いた
目の前には 階段があり
その下には立派な露天風呂
な~んじゃん
ひとしさん 露天風呂
ちゃんとあるじゃん
あー
そうーなんですかぁー
知らなかったぁー
大喜びで さっそく
ぬる湯の露天を楽しむ ひとしさん

いやぁー
早く気が付けばよかった
よかったね ひとち!
ちがこさんが気づいてくれて
はい
おかげさまで

ふたりの孫がいる おじいちゃんですが何か?
あなたも行ってみたくなったでしょ
磐梯朝日国立公園 土湯峠温泉郷
赤湯温泉 好山荘
泊まりはどうかわかりませんが
立ち寄り湯は最高の温泉です
今日は不発の山歩きになっちゃったけど
明日は気合を入れて山に登ることにする
(よっしゃ
)
どこに行ったかは次回のお楽しみ
この日の車泊場所
吾妻山 デコ平口駐車場
20台ほど車を駐車できます
林道の入口は悪路で車高の低い車は腹を擦る
可能性があるので要注意
(仮設トイレあり)
翌日の山歩きはこちら
東北地方は荒れ模様・・・
吾妻小富士
(吾妻連邦エリア)
全山行 370回



標高 吾妻小富士 1707m
天気

山行時間 30分
〈コース〉自宅(3:00)-浄土平(9:00-11:00)-
吾妻小富士稜線(11:10-11:20)-浄土平(11:30)
*プラス 浄土平湿原散策 30分
今週わぁー
低気圧が停滞し 台風並みの大荒れだった
東北地方の山 での話・・・
まだ 山ダニの傷も癒えぬまま
お山ライフに突入

そんじゃ いってみよう

初日の話
待ちに待った三連休

迷い迷って 寸前まで 山を選ぶことが
できなかった ひとちがが選んだのは
なんと 福島の山

東北じゃん

うん そう

天気予報じゃ 東北地方は
梅雨真っ只中

(げっ

連休中は低気圧の動きが遅く
雨に降られることも覚悟の上

(はぁ。。。)
わかってるんなら 天気のいい
違う山にすればいいじゃん

そうかもね

でも遠征するには三連休じゃないと
行けないし 色々予定があるわけよ

ふぅ~ん

そうですよ
雨なんか いつものことですから
全然平気です カッパありますし

あまぁ~い
東北の梅雨を なめんなよ

高速を降りるころには
雨は本降り


ここまでひどく降らなくてもいいんじゃないかと
思われるような悪天候

(げっ

いやぁー
まいりましたね

予想以上の雨

山はどうなっているのか?
磐梯吾妻スカイラインを
ブンブン車で上っていく

現在も 無料開放 されているスカイラインは
ガスで真っ白 車はいない

(げっ


浄土平駐車場に着いた時は
雨に加え 突風が吹き荒れる始末

(あわわ

どうすりゃいいの?

風や雨は写真には写らないもんです

車から出るにも出れず 仕方ないので
しばらく様子を見ることに

(ぶぅ

駐車場からは 一切経山 がモクモクと
噴煙を上げている


それにしても ひどい天気に
なっちゃいましたね

確か この辺りは今日 雲って
ひとしさん言わなかったっけ?
・・・・

いつもの逆パターン
ひとしさん苦笑い


長時間の運転で ひとしさんもお疲れ気味

急ぐこともないので 車の中で雨宿り


二時間後
雨は小降りになったものの
風は強いまま

(げっ

ビジターセンターのスタッフの人が言うには
駐車場でも
現在 風速30m

吾妻小富士の稜線上に出れば
更に風は 強いとのこと

どうします?
どうしよう・・・
うじゃうじゃと作戦を練るものの
なかなかスタートを切ることができない

(はぁ。。。)
と
なんと雨のやみ間を見て 幸せそうなカップルが
腕を組んで吾妻小富士の登山道を登っていく

るんるん♪

え゛っ?
傘も持たず
Tシャツにスニーカー

確かに ここわ観光地の 観光山ではあるものの
こんなバカ風の強い日に フツーの格好で
登っていって 大丈夫なんだろうか?
で あんたたち
行かないの?
あっ
そうだった

山靴履いて ストック持って カッパ着て
完璧な山装備なのに 二時間も 足踏みしていた
自分達が滑稽に思えた


行くよ
ひとしさん

おーっ


カップルをおっかけて
さっそく登山道を登っていく

一歩登るごとに風に押し戻され
ストックの力を借りて 四足歩行

たった10分の階段が
やたら長く感じた


稜線に近づくと 益々風は強くなり
稜線に出ると動けないほどの強風

(げっ


ひゃぁーっ

なんてことなの


危険です

お鉢を回るのは無理ですね


身の危険を感じる山

火口にでも落ちたら
怪我じゃ済まないかもよ


稜線上には三角点がある

できることなら
そこまで行きたい

風が吹くたび身体が持ち上がり
進みたい方向へ行くことさえできない現実


思わず 耐風姿勢


たった1時間で周遊できる
お鉢めぐりも 断念するしかなかった

(はぁ。。。)
稜線までの 往復20分
スピード敗退


ひとちがの 赤と黄色の派手なカッパが
目立ったのか 次々と観光客が登ってきた

(あはは。。。)
みんな 気をつけてね

浄土平の周辺には湿原の散策コースがある

山に登れないんじゃ
何します?
やっぱ湿原散策でしょ♪
そうだよね これじゃぁー
あまりに悲しすぎる

そうですよね
せっかく福島まで遠征してきたんですから

ということで 木道を歩いて
湿原散策に出かけることにする


この時期 標高1600mの浄土平は
花が少ない ないに等しい

ちょっと寂しい

気温も15度と低い上
雨と風の寒さで残っている
花たちも硬く身を閉ざしていた


その中でも元気だったのは
このひと

ちがこさんが大好きな食虫植物

木道の上からは 一切経山方向から
温泉成分を含んだ水が流れ出す


相変わらず山の上はガスガスで
山は姿を見せてはくれなかった


さっき登りそこねた 小吾妻富士

姿は見せていたものの 風は治まる様子もない

それでも観光客たちは
入れ替わり立ち代わり稜線まで
アリンコのように登っていた


さ~てと スパっと敗退した後は
もちろん温泉でしょ!
ってなわけで 向かった先は
土湯峠温泉郷 赤湯温泉

ここには数軒の宿がある

その中でも一番マニアックな宿の
お風呂を楽しむことにしよう

(わ~い

スカイラインから赤湯方向へ向かい
看板に従ってボコボコした林道みたいな道を
下っていくと古ぼけた建物があった

ふたつの種類の違う源泉を持つ秘湯
赤湯好山荘

お世辞にも綺麗とはかけ離れ
宿の宿泊棟には 古めかしい

電気傘がぶら下がっている

(ひゃぁーっ

ここですか?
ちがこさんが選ぶ温泉はいつもフツーぢゃない ブツブツ・・・
一瞬たじろぐ ひとしさん

そうだよ

さっそく古ぼけた玄関でお金を払うと
外にある露天風呂に向かうことに

お世辞にも整備されているとはいえない
駐車場の脇から
ガラクタの積み重なった
廃材置き場? のような入口発見


ここですよね?
大丈夫かな? ブツブツ・・・
みたいだね

男女に別れ ひとしさんとは
さようなら


どかんと置かれたタンクの両側に
回れば 更衣室の扉があった

(女性の更衣室は扉が壊れてありません


いったいどんな露天風呂が
あるというのか?
期待大
山沿いに屋根がかけられ
四畳半ほどの広さの露天風呂

白く濁ったお湯からは湯気が
立ち上り ポコポコとお湯が出ている


きゃぁーっ
いいじゃん


誰もいない貸切の露天風呂は
温度もほどよく気持ちいい

最高ですぅー

最高ですぅー

最高ですぅー

男風呂で ひとしさんが叫んでいる


ふたりの孫がいる おばあちゃんですが何か?
露天を満喫し
今度は建物の中の内風呂に移動

見渡す限り 時が止まったかのような
古めかしい電化製品やら自動販売機やらが
通路を囲んでいた

(おー

古ぼけた建物の階段を下る

ギシギシ ギシギシ
床が抜けそうだ

(げっ


入口ののれんをくぐると更衣室
これまた昔ながらの銭湯のような

(あはは。。。)
地味ですな

置かれた体重計は正しい計測ができそうも
ないので乗るのをヤメた


女風呂の内湯は かなり広めで
七畳くらいはあるだろうか?
洗い場はない

もちろんシャワーや蛇口などなく
タライと風呂椅子が角にあるのみ

石鹸とシャンプーは置かれているが
使う人がいるかどうかは不明

これがホントの 湯治場
これぞ 秘 湯


渋色の酸っぱい臭いのする温泉は
身体がキシキシするような・・・
先週 山ダニにやられた傷跡が
ヒリヒリする

(まだ抜糸も済んでいません

それでも 熱めのお湯は
雨と風で冷えた身体を
ポッカポカ にしてくれたよ

(うん、うん


ふたりの孫がいる おばあちゃんですが何か?
続いて男風呂を覗いてみよう

女風呂より ひとまわり小さな△のお風呂に
ひとしさんが しゃがんでいた


あれ?
男風呂小さいね

そうなんです

狭いし 熱くて ここだけじゃ
長い時間入っていられません

ふ~ん

見回すと ドアがあった

これ何?
知りませんよ

ドアの取っ手には紐がついている
試しに押してみた

ぎー
開いた

目の前には 階段があり
その下には立派な露天風呂

な~んじゃん
ひとしさん 露天風呂
ちゃんとあるじゃん

あー
そうーなんですかぁー
知らなかったぁー

大喜びで さっそく
ぬる湯の露天を楽しむ ひとしさん


いやぁー
早く気が付けばよかった

よかったね ひとち!
ちがこさんが気づいてくれて

はい
おかげさまで


ふたりの孫がいる おじいちゃんですが何か?
あなたも行ってみたくなったでしょ

磐梯朝日国立公園 土湯峠温泉郷
赤湯温泉 好山荘
泊まりはどうかわかりませんが
立ち寄り湯は最高の温泉です

今日は不発の山歩きになっちゃったけど
明日は気合を入れて山に登ることにする

(よっしゃ

どこに行ったかは次回のお楽しみ



吾妻山 デコ平口駐車場
20台ほど車を駐車できます

林道の入口は悪路で車高の低い車は腹を擦る
可能性があるので要注意


