2018年02月19日
明光の彷徨に Ⅰ
2017/10/21
家族に伝えたい・・・
ありがとう

この記事は尊い命と家族愛のドキュメンタリーです
ご家族の許可のもと掲載させていただくことにしました
20歳の若き命の灯が消えた
始まりは道の駅で偶然入手した観光冊子だった
パラパラ眺めながらページをめくっていくと
一枚の写真が目に留まった
山の渓谷に架かる赤い橋

錦の木々の鮮やかさが目を引いたのではない
秋に彩られた景色の中、赤く美しい橋に目を引かれたわけでもない
ただ その時何となく心に引っかかるものがあった
今もまだ その冊子は私の手元にある
訃 報
2017/10/20
山友から一通のメールが届いた
ちがこさん
俺の息子が逝ってしまった
驚きと同時に身体が硬直し凍りつくような感覚を覚え
しばらく文章を何度もじっと読みかえした
信州が大好きな私たちにとって山・温泉・グルメはもとより
最近は山友やその家族にお会いすることも楽しみのひとつとなっていた
突然の息子さんの訃報
一つ屋根の下で暮らす「家族」の中にいた彼の存在は測り得ない
昨日まで元気だった家族が突然いなくなるということ
楽しかったこと、嬉しかったこと、辛かったこと、悲しかったこと
腹ただしかったこと、驚いたこと・・・
彼との20年という短い年月の中での色々な思い出は
決して消すことなどできない家族の歴史でもある
突然彼の存在が消えてしまったこと
「何故?」という疑問だけが深く家族の心に突き刺さり
どう受け止めていいのかわからない複雑で悲しい気持ちのやり場はなく
ただ時間だけが過ぎていく残酷な現実しか今はないのだ
遠く離れた信州に悲しみに暮れた家族がいる
山友のメールは苦しく辛い心の叫びが秘められていた
私たちにいったい何ができるだろう?
私たちがでしゃばることは単なる自己満足で山友の家族にとって
迷惑なことなのかもしれないと思いながらも・・・
終焉の地へ
2017/10/21
車は信州に向かっていた
町中を過ぎると のんびりした雰囲気の田舎風景が広がる
道沿いの木々は紅葉し鮮やかな秋色が目に飛び込んできた
紅葉の彩りとは裏腹に どんよりとした空が心を重くする
道の先に紅葉の山に架かる赤い橋が見える
あの冊子の中に掲載されていた橋だ
いつもなら山や景色を眺め紅葉を楽しみ心躍っている時間
今日は違う、心は小さく縮こまって身体の中に引きこもっていた
橋の上からの沢はV字状に深くえぐるように山の間を流れている
あの写真と同じ紅葉期の美しい景色だ

橋のすぐ横にある駐車場には与謝野晶子、芭蕉の句碑が立っている
この時期多くの観光者が訪れるスポットである

渓谷沿いには遊歩道が整備されていた
入り口には古めかしい門が静かにたたずむ

渓谷を高巻くようにつけられた遊歩道には安全柵がとりつけられ
崖状の切り立った場所からは沢へ降りることはできない
積もった枯れ葉をサクサク踏みながらまだ観光者の歩いていない
遊歩道を終点地でもある温泉街まで歩いてみることにした
沢の水音と静かに深まりゆく秋の匂いがする

温泉街に出る手前に鉄橋があった
橋脇には沢に降り立つことのできる遊歩道
入り口には鎖
朽ち果て危険なため立ち入り禁止になっているのだろう

躊躇することなく鎖をくぐり枯れ葉が積もった遊歩道から沢へ降りてみる

清らかに流れる水、水量も豊富で流れも速い
上部にある滝から蛇行しながら渓谷は続いていた

温泉街から冊子に掲載された写真の撮影ポイントの白い橋へ向かう
数人の観光者が美しい紅葉を眺め絶景をカメラに収めている
ふと見ると、橋の一角には花やジュース、たばこなど
彼を悼む人たちによって手向けられていた物で溢れていた
彼が終焉を迎えた場所の特定はとうとうできなかった
同じように花を手向けライターで線香に火をともす
何もできない自分たちの無力さが悲しい 涙がポロポロこぼれ落ちた
線香の煙が静かにたちのぼっていく

橋の横をふと見ると女性が座りこんでいた
具合でも悪いのだろうか?
彼女のいる場所はダム入口、他の観光者とは明らかに違った
車で移動し近づくと見覚えある姿 彼の姉
花束を握りしめ肩をふるわせ泣いている
声をかけたが放心状態、私たちが誰なのか わからない様子
いつからこの場で泣いているのだろう?
曇天の肌寒いこの場所で彼女はずっと泣き続けていた
ぎゅっと抱きしめたもののかける言葉が見つからない
しばらくするとようやく私たちがわかったようだった
弟の終焉の地に花を手向けようとこの場所に来たそうだ
冊子の写真、終焉の地を知る彼女との再会
不思議ではあるが見えない何かが巡り合わせてくれた
ダム内は立ち入り禁止
ゲートが数ヶ所あり施錠され立ち入り許可が必要なのだ
いこ!
迷いはなかった
決めたら最後、自己責任のもと突入する
山ヤのおじさんとおばさんのいい所でもあり悪い所でもある
ゲートを越え河原に降りると彼女の案内で終焉の地に向かう
湿った砂についた靴跡は捜索に入った人たちのものだろう
覆い茂ったヤブの奥から崩れ落ちる石と動物の気配を感じた
彼女に案内されたのは沢から少し上がった小広い場所だった
増水すれば水は上がってくるだろう
しばらくその場に立ち茫然とたちすくむ
寒かっただろう 苦しかっただろう 一人ぼっちで淋しかっただろう
心が苦しい、涙が止まらない
三人で河原の石を集めケルンを積んだ
心を込めて積んだ
一番上には姉が弟のために選んだ赤い石
彼を心から悼む家族の愛の色
花束がケルンの前に手向けられ 再び線香の煙が河原にたちのぼる
ありがとうございます
ちがこさんたちが来てくれなかったら私ここに来ることができなかった
本当にありがとうございます
彼女は涙をこらえながら震える声で何度も何度もつぶやいた
終焉の地に立つことができたのはきっと彼の導きだ
姉を連れてきて欲しくて私たちを選んだのだろう
おせっかいな山ヤのおじさんとおばさんを・・・
星が空に輝き始めるころ山友と家族が待つ自宅に向かった
灯りのともった家の中の空気は重い
悲しみを懸命にこらえ家族の柱となっている父
現実を受け入れたくない兄、涙も枯れ憔悴する姉
心優しい孫に戻ってきてもらいたいと願う祖母
それは彼を愛する家族の在り方そのものであった
遺留品捜索
2017/11/3
10月の最終週、葬儀はしめやかに行われた
彼を見送ることができなかった私たちの心は重い
日を改め再び渓谷に車を走らせる
今回は沢に残る遺留品捜索である
父である山友の言葉からまだ沢に彼の遺品が残されていることを知った
日は経ってしまったが、できることなら回収してあげたい
すでに捜索も打ち切られた今、沢を捜索するのは私たち以外いないだろうと
考えたからだ
前日にダムを管理する県の砂防課、建設事務所に許可を嘆願
地元の温泉施設に電話し沢の詳細情報を収集
装備も万端、捜索準備は完璧と思われた

赤い橋5キロ下流から沢を遡り遺留品が残されている場所を捜索する
天気も上々、特に問題はない

橋の上から見た沢は 雨で例年より増水しているようだ
流れも早く困難が予想された

沢に降りできるだけ水から顔を出している岩場を狙って
左右に沢を横断、岩の間や流木の下などを捜索する


沢の側面は崖状で崩れてきそうな岩肌が露出し水がしみだしている
大きな岩には水にうたれヤモリが黒光した身体をうねらせていた

歩いて遡れそうな箇所は次第に狭まっていく これ以上は進めそうもない
ロープで安全確保しても水流を遡るのは難しい

一旦 入沢口まで戻り別の場所からアプローチ
引き返した地点から再び沢に降り捜索を始めた

100mほど先まで進むと小滝が現れ行く先を阻む
そこから先も水流が激しくロープを出したものの遡ることはできなかった

計画変更、今度はダムまでの中間地点にある温泉付近からアプローチ
この日は村の秋祭りであった
たくさんの観光客が賑やかな温泉敷地のイベントを見学
満車の駐車場には村のスタッフが数人立ち車を誘導していた
異様ないでたちの私たちの姿は賑やかな秋祭り会場には異質である
たまたま声をかけたのが運よく村の区長さんだった
私たちが沢の遺留品捜索を行っていることを告げると
すぐさま消防団メンバーを集めてくれた
偶然にも彼らは事故当日警察と共にダムに入り捜索してくれた人たちだった
当時の捜索状況、ダムの状態などの詳しい情報を得ることができた上、
すぐさま区長さん自ら車で誘導、沢への降り口へ案内してくれた
民家を下った畑の一番奥にある小さなお神社さん

車を停めると畑を突っ切り道なきヤブから崖尾根を下る
区長さんの手には自宅から持ってきたカマ、足元は黒長
山ヤも引くような険しい崖をもろともせずヤブをバサバサ下っていく
地元ならではの土地勘と経験が心強い
ありがとうございました
ここから先、ダムまで遡ってみます

区長さんにお礼を述べた後、再び河原歩きが始まった
遺留品が見つかることを祈りながらの懸命の捜索は続いた

水流がハンパない 深みは腰までありそうだ
仕方なく陸に上がりヤブをかき分け進むもののバラヤブは無敵だった

ダムの壁が見えはじめたころ捜索は限界を迎えた
見つけられなかったね・・・
流されちゃったかもしれませんね・・・

消防団のメンバーの話では数日前に工事中だったダムが放流されたという
遺留品は激しい放水により流された可能性が高い
何も発見できず残念な結果に終わってしまったことが悔やまれた

足取りも重く車に戻るとワイパーに紙がはさんであった
区長さんの電話番号が記載されている
ご自宅にお借りしたカマを返却、電話で報告とお礼を伝える
何かお手伝いできることがあればいつでもお電話ください
惜しみない協力を申し出てくれる地元の人たちに深く感謝
ダム入口からゲートをすりぬけ終焉の地に向かった
増水したダム内の沢筋は姿を豹変していた
飛び越えることができた小さな沢ですら膝上の川
終焉の地には簡単に近づけない状態

白い橋の上まで戻るとあの日積んだケルンが見えた
増水した沢はあと数十センチでケルンを飲み込んでしまいそうだ

ごめんね 探してあげられなくて・・・
無力な自分たちが悲しかった
紅葉も終盤、河原にたつ小さなケルンから彼の声がしたように思えた
おじさん、おばさん ありがとう
今日はもういいよ
帰り道、沢で冷えた身体を温めようと捜索前日に沢の情報を
教えていただいた温泉施設にお礼がてら立ち寄ってみる
若いご夫婦が出迎えてくれた
無事に戻れてよかったです、心配していました
彼のことは村でも皆心を痛めています
地元の人たちは親切な人ばかりだった
山友からの手紙Ⅰ
2017/11/21
もう、月命日になります
すぐに21歳の誕生日です
手紙には彼の行方がわからなくなってから終焉の地で発見されるまでの
詳しい状況が数枚にわたりこんこんと綴られていた
川から這い上り見上げていた景色はどんな感じだったのだろう?
痛みは? 寒さは? 孤独感は? 誰かを想っていた?
誰かを憎んでいた? お腹すかしてた? 何に悲しみ? 涙を流してた?
まだ20歳の短い人生で淋しさの方が長かったのか?
楽しみより苦しみが大きかったのか?
ただ、おまえ最後は後悔したよな・・・
凄く後悔したと思う
きっと死にたくなかいと思ったよな 助けを待っていたよな
ごめんな ごめん 助に行けなくてごめん
同じ年ごろ、思春期の迷走する息子をもつ私たちは彼に息子の姿を重ねた
父の深い愛がいっぱい詰まった手紙、涙が止まらない
あの世に知り合い居ないでしょうに
大丈夫ですか?
息子を気遣う優しい父の最後の言葉
何を頼まれても断ることができない性格
人を気遣うことができる優しかった彼
父であるあなたにそっくりだったのでは?
そんな性格の彼だから今はもう言葉にはできない家族への「ありがとう」と
感謝の心を伝えたいと願っているのでは?
先立ってしまった息子
残された家族の時間は止まった
それでも彼の心は家族といつも一緒です
冥福を祈るばかり
追悼
2017/12/22
冬将軍が訪れ雪も舞い始めたこの季節
旅立っていった彼に届けたい物があった
山ヤのおじさんとおばさんからのプレゼント
顔なじみとなった山梨の若草瓦会館にお願いして自分たちの手で
レリーフとお地蔵さんを作り奉納する計画だ

レリーフは姉の言葉をヒントに彼が好きだった音楽と
山と渓谷の流れ、明るく光る水のきらめきをイメージ

窯入前

完成品・ちがこ作
大仏さん・大黒さん・お地蔵さんをイメージしたお友達
優しい表情、短い手足、なんとも癒し系
背中にはシッポみたいな袋を背負っている
大黒地蔵さん曰く、袋の中身はおやつだそうで・・・

窯入前

完成品・ひとし作
母(ちせこさん)が大黒地蔵さんのために冬は寒かろうと
赤い毛糸で帽子を編んでくれた
手紙にあった「あの世に知り合い居ないでしょうに大丈夫ですか?」と
心配している父の気持ちに添えただろうか?
瓦が焼きあがるまで一ヶ月、時間がかかってしまったけれど
ようやく完成、きっと彼も喜んでくれるよね
遺品の回収はできずじまい、せめてこれだけは自分たちの手で届けたい
そんな願いも空しく私達家族の事情で一足先にレリーフと大黒地蔵さんは
山友に託すこととなった
山友からの手紙Ⅱ
2018/1/5
年をまたいで山友から手紙が届いた
12月24日、イブの日に届けました
終焉の地のケルンの前に手向けられたレリーフと大黒地蔵さんの写真が
何枚も手紙に添えられていた
秋の錦に彩られた景色とは違う白い世界
沢の水が減った代わりに深く雪が積もっている

数日後、USBが届いた
12/23・12/24・12/29・12/31の画像ホルダーがあった
昨年の台風で半壊してしまったケルンの再建の一部始終、
奉納したレリーフと大黒地蔵さんの様子だ


荷を担ぎ沢に降り立ちケルンに積もる雪を払い丁寧に一つずつ石を積む
どんなに雨風にさらされても崩れないように

どこからでも息子が見えるように少しでも大きく立派なケルンになるように
大きな石を何度も引きずって運び積んでいく

降雪すれば一日でケルンもレリーフもお地蔵さんも深い雪に埋もれ
大きな綿帽子をかぶり白い景色に溶け込んでしまう

父は彼に会いたくて、少しでも傍にいたくって時間を作り終焉の地に通い
レリーフとお地蔵さんを掘り出すのだ

黄色のバンダナに包まれた大黒地蔵さん幸せそう

父ちゃん、今日も来てくれたんだね ありがとう

この場所に来るたびに父は泣いている
泣きながら今は亡き息子に問いかけている
「あの世に知り合い居ないでしょうに大丈夫ですか?」と

手紙の最後はこう綴られていた
自分自身にしっかりしろと言い聞かす毎日です

どうにもできない悲しみと苦しみから一歩でも前に進もうとする強い父
その姿、気持ちを想像するだけで私達の心もたまらなく辛い
解凍
2018/2/15
信州は今日も雪予報
山友はどうしているだろう?
あの日から私の時間も止まった
ブログは凍結、どうしてもPCに向かうことができず現在に至った
PCだけでなく私自身の生活もすべて氷の世界に閉ざされてしまったように
身も心も閉鎖、まるで引きこもりの息子と同じ状態だ
悩み行き詰っている私を気遣い山友がアドバイスをくれた
「子供を守る最後の結界は親だよ。俺は失敗しちゃったけど」
辛い状況下にもかかわらず冗談交じりに私達の気持ちを考えアドバイスを
くれる山友には本当に感謝の言葉しかなかった
百か日を区切りにして強がって生きる と宣言した山友
私も見習いたいと思う
今は彼の言葉を実行するのみ、必ず雪解けは訪れるはずだと
そしてもう一度あの場所へ
明光の彷徨に・・・

改めて両親と息子と共に訪れ共に冥福を祈ることを心待ちにしたいと思う
それまで待っててね
氷よ 解けろ! 雪よ 解けろ!
春はきっとくるはず

父ちゃん 20年間ありがとう
青年が最後に伝えたかったのはきっと家族への愛と感謝の言葉だ
家族に伝えたい・・・
ありがとう
この記事は尊い命と家族愛のドキュメンタリーです
ご家族の許可のもと掲載させていただくことにしました
20歳の若き命の灯が消えた
始まりは道の駅で偶然入手した観光冊子だった
パラパラ眺めながらページをめくっていくと
一枚の写真が目に留まった
山の渓谷に架かる赤い橋
錦の木々の鮮やかさが目を引いたのではない
秋に彩られた景色の中、赤く美しい橋に目を引かれたわけでもない
ただ その時何となく心に引っかかるものがあった
今もまだ その冊子は私の手元にある
訃 報
2017/10/20
山友から一通のメールが届いた
ちがこさん
俺の息子が逝ってしまった
驚きと同時に身体が硬直し凍りつくような感覚を覚え
しばらく文章を何度もじっと読みかえした
信州が大好きな私たちにとって山・温泉・グルメはもとより
最近は山友やその家族にお会いすることも楽しみのひとつとなっていた
突然の息子さんの訃報
一つ屋根の下で暮らす「家族」の中にいた彼の存在は測り得ない
昨日まで元気だった家族が突然いなくなるということ
楽しかったこと、嬉しかったこと、辛かったこと、悲しかったこと
腹ただしかったこと、驚いたこと・・・
彼との20年という短い年月の中での色々な思い出は
決して消すことなどできない家族の歴史でもある
突然彼の存在が消えてしまったこと
「何故?」という疑問だけが深く家族の心に突き刺さり
どう受け止めていいのかわからない複雑で悲しい気持ちのやり場はなく
ただ時間だけが過ぎていく残酷な現実しか今はないのだ
遠く離れた信州に悲しみに暮れた家族がいる
山友のメールは苦しく辛い心の叫びが秘められていた
私たちにいったい何ができるだろう?
私たちがでしゃばることは単なる自己満足で山友の家族にとって
迷惑なことなのかもしれないと思いながらも・・・
終焉の地へ
2017/10/21
車は信州に向かっていた
町中を過ぎると のんびりした雰囲気の田舎風景が広がる
道沿いの木々は紅葉し鮮やかな秋色が目に飛び込んできた
紅葉の彩りとは裏腹に どんよりとした空が心を重くする
道の先に紅葉の山に架かる赤い橋が見える
あの冊子の中に掲載されていた橋だ
いつもなら山や景色を眺め紅葉を楽しみ心躍っている時間
今日は違う、心は小さく縮こまって身体の中に引きこもっていた
橋の上からの沢はV字状に深くえぐるように山の間を流れている
あの写真と同じ紅葉期の美しい景色だ
橋のすぐ横にある駐車場には与謝野晶子、芭蕉の句碑が立っている
この時期多くの観光者が訪れるスポットである
渓谷沿いには遊歩道が整備されていた
入り口には古めかしい門が静かにたたずむ
渓谷を高巻くようにつけられた遊歩道には安全柵がとりつけられ
崖状の切り立った場所からは沢へ降りることはできない
積もった枯れ葉をサクサク踏みながらまだ観光者の歩いていない
遊歩道を終点地でもある温泉街まで歩いてみることにした
沢の水音と静かに深まりゆく秋の匂いがする
温泉街に出る手前に鉄橋があった
橋脇には沢に降り立つことのできる遊歩道
入り口には鎖
朽ち果て危険なため立ち入り禁止になっているのだろう
躊躇することなく鎖をくぐり枯れ葉が積もった遊歩道から沢へ降りてみる
清らかに流れる水、水量も豊富で流れも速い
上部にある滝から蛇行しながら渓谷は続いていた
温泉街から冊子に掲載された写真の撮影ポイントの白い橋へ向かう
数人の観光者が美しい紅葉を眺め絶景をカメラに収めている
ふと見ると、橋の一角には花やジュース、たばこなど
彼を悼む人たちによって手向けられていた物で溢れていた
彼が終焉を迎えた場所の特定はとうとうできなかった
同じように花を手向けライターで線香に火をともす
何もできない自分たちの無力さが悲しい 涙がポロポロこぼれ落ちた
線香の煙が静かにたちのぼっていく
橋の横をふと見ると女性が座りこんでいた
具合でも悪いのだろうか?
彼女のいる場所はダム入口、他の観光者とは明らかに違った
車で移動し近づくと見覚えある姿 彼の姉
花束を握りしめ肩をふるわせ泣いている
声をかけたが放心状態、私たちが誰なのか わからない様子
いつからこの場で泣いているのだろう?
曇天の肌寒いこの場所で彼女はずっと泣き続けていた
ぎゅっと抱きしめたもののかける言葉が見つからない
しばらくするとようやく私たちがわかったようだった
弟の終焉の地に花を手向けようとこの場所に来たそうだ
冊子の写真、終焉の地を知る彼女との再会
不思議ではあるが見えない何かが巡り合わせてくれた
ダム内は立ち入り禁止
ゲートが数ヶ所あり施錠され立ち入り許可が必要なのだ
いこ!
迷いはなかった
決めたら最後、自己責任のもと突入する
山ヤのおじさんとおばさんのいい所でもあり悪い所でもある
ゲートを越え河原に降りると彼女の案内で終焉の地に向かう
湿った砂についた靴跡は捜索に入った人たちのものだろう
覆い茂ったヤブの奥から崩れ落ちる石と動物の気配を感じた
彼女に案内されたのは沢から少し上がった小広い場所だった
増水すれば水は上がってくるだろう
しばらくその場に立ち茫然とたちすくむ
寒かっただろう 苦しかっただろう 一人ぼっちで淋しかっただろう
心が苦しい、涙が止まらない
三人で河原の石を集めケルンを積んだ
心を込めて積んだ
一番上には姉が弟のために選んだ赤い石
彼を心から悼む家族の愛の色
花束がケルンの前に手向けられ 再び線香の煙が河原にたちのぼる
ありがとうございます
ちがこさんたちが来てくれなかったら私ここに来ることができなかった
本当にありがとうございます
彼女は涙をこらえながら震える声で何度も何度もつぶやいた
終焉の地に立つことができたのはきっと彼の導きだ
姉を連れてきて欲しくて私たちを選んだのだろう
おせっかいな山ヤのおじさんとおばさんを・・・
星が空に輝き始めるころ山友と家族が待つ自宅に向かった
灯りのともった家の中の空気は重い
悲しみを懸命にこらえ家族の柱となっている父
現実を受け入れたくない兄、涙も枯れ憔悴する姉
心優しい孫に戻ってきてもらいたいと願う祖母
それは彼を愛する家族の在り方そのものであった
遺留品捜索
2017/11/3
10月の最終週、葬儀はしめやかに行われた
彼を見送ることができなかった私たちの心は重い
日を改め再び渓谷に車を走らせる
今回は沢に残る遺留品捜索である
父である山友の言葉からまだ沢に彼の遺品が残されていることを知った
日は経ってしまったが、できることなら回収してあげたい
すでに捜索も打ち切られた今、沢を捜索するのは私たち以外いないだろうと
考えたからだ
前日にダムを管理する県の砂防課、建設事務所に許可を嘆願
地元の温泉施設に電話し沢の詳細情報を収集
装備も万端、捜索準備は完璧と思われた
赤い橋5キロ下流から沢を遡り遺留品が残されている場所を捜索する
天気も上々、特に問題はない
橋の上から見た沢は 雨で例年より増水しているようだ
流れも早く困難が予想された
沢に降りできるだけ水から顔を出している岩場を狙って
左右に沢を横断、岩の間や流木の下などを捜索する
沢の側面は崖状で崩れてきそうな岩肌が露出し水がしみだしている
大きな岩には水にうたれヤモリが黒光した身体をうねらせていた
歩いて遡れそうな箇所は次第に狭まっていく これ以上は進めそうもない
ロープで安全確保しても水流を遡るのは難しい
一旦 入沢口まで戻り別の場所からアプローチ
引き返した地点から再び沢に降り捜索を始めた
100mほど先まで進むと小滝が現れ行く先を阻む
そこから先も水流が激しくロープを出したものの遡ることはできなかった
計画変更、今度はダムまでの中間地点にある温泉付近からアプローチ
この日は村の秋祭りであった
たくさんの観光客が賑やかな温泉敷地のイベントを見学
満車の駐車場には村のスタッフが数人立ち車を誘導していた
異様ないでたちの私たちの姿は賑やかな秋祭り会場には異質である
たまたま声をかけたのが運よく村の区長さんだった
私たちが沢の遺留品捜索を行っていることを告げると
すぐさま消防団メンバーを集めてくれた
偶然にも彼らは事故当日警察と共にダムに入り捜索してくれた人たちだった
当時の捜索状況、ダムの状態などの詳しい情報を得ることができた上、
すぐさま区長さん自ら車で誘導、沢への降り口へ案内してくれた
民家を下った畑の一番奥にある小さなお神社さん
車を停めると畑を突っ切り道なきヤブから崖尾根を下る
区長さんの手には自宅から持ってきたカマ、足元は黒長
山ヤも引くような険しい崖をもろともせずヤブをバサバサ下っていく
地元ならではの土地勘と経験が心強い
ありがとうございました
ここから先、ダムまで遡ってみます
区長さんにお礼を述べた後、再び河原歩きが始まった
遺留品が見つかることを祈りながらの懸命の捜索は続いた
水流がハンパない 深みは腰までありそうだ
仕方なく陸に上がりヤブをかき分け進むもののバラヤブは無敵だった
ダムの壁が見えはじめたころ捜索は限界を迎えた
見つけられなかったね・・・
流されちゃったかもしれませんね・・・
消防団のメンバーの話では数日前に工事中だったダムが放流されたという
遺留品は激しい放水により流された可能性が高い
何も発見できず残念な結果に終わってしまったことが悔やまれた
足取りも重く車に戻るとワイパーに紙がはさんであった
区長さんの電話番号が記載されている
ご自宅にお借りしたカマを返却、電話で報告とお礼を伝える
何かお手伝いできることがあればいつでもお電話ください
惜しみない協力を申し出てくれる地元の人たちに深く感謝
ダム入口からゲートをすりぬけ終焉の地に向かった
増水したダム内の沢筋は姿を豹変していた
飛び越えることができた小さな沢ですら膝上の川
終焉の地には簡単に近づけない状態
白い橋の上まで戻るとあの日積んだケルンが見えた
増水した沢はあと数十センチでケルンを飲み込んでしまいそうだ
ごめんね 探してあげられなくて・・・
無力な自分たちが悲しかった
紅葉も終盤、河原にたつ小さなケルンから彼の声がしたように思えた
おじさん、おばさん ありがとう
今日はもういいよ
帰り道、沢で冷えた身体を温めようと捜索前日に沢の情報を
教えていただいた温泉施設にお礼がてら立ち寄ってみる
若いご夫婦が出迎えてくれた
無事に戻れてよかったです、心配していました
彼のことは村でも皆心を痛めています
地元の人たちは親切な人ばかりだった
山友からの手紙Ⅰ
2017/11/21
もう、月命日になります
すぐに21歳の誕生日です
手紙には彼の行方がわからなくなってから終焉の地で発見されるまでの
詳しい状況が数枚にわたりこんこんと綴られていた
川から這い上り見上げていた景色はどんな感じだったのだろう?
痛みは? 寒さは? 孤独感は? 誰かを想っていた?
誰かを憎んでいた? お腹すかしてた? 何に悲しみ? 涙を流してた?
まだ20歳の短い人生で淋しさの方が長かったのか?
楽しみより苦しみが大きかったのか?
ただ、おまえ最後は後悔したよな・・・
凄く後悔したと思う
きっと死にたくなかいと思ったよな 助けを待っていたよな
ごめんな ごめん 助に行けなくてごめん
同じ年ごろ、思春期の迷走する息子をもつ私たちは彼に息子の姿を重ねた
父の深い愛がいっぱい詰まった手紙、涙が止まらない
あの世に知り合い居ないでしょうに
大丈夫ですか?
息子を気遣う優しい父の最後の言葉
何を頼まれても断ることができない性格
人を気遣うことができる優しかった彼
父であるあなたにそっくりだったのでは?
そんな性格の彼だから今はもう言葉にはできない家族への「ありがとう」と
感謝の心を伝えたいと願っているのでは?
先立ってしまった息子
残された家族の時間は止まった
それでも彼の心は家族といつも一緒です
冥福を祈るばかり
追悼
2017/12/22
冬将軍が訪れ雪も舞い始めたこの季節
旅立っていった彼に届けたい物があった
山ヤのおじさんとおばさんからのプレゼント
顔なじみとなった山梨の若草瓦会館にお願いして自分たちの手で
レリーフとお地蔵さんを作り奉納する計画だ
レリーフは姉の言葉をヒントに彼が好きだった音楽と
山と渓谷の流れ、明るく光る水のきらめきをイメージ
窯入前
完成品・ちがこ作
大仏さん・大黒さん・お地蔵さんをイメージしたお友達
優しい表情、短い手足、なんとも癒し系
背中にはシッポみたいな袋を背負っている
大黒地蔵さん曰く、袋の中身はおやつだそうで・・・
窯入前
完成品・ひとし作
母(ちせこさん)が大黒地蔵さんのために冬は寒かろうと
赤い毛糸で帽子を編んでくれた
手紙にあった「あの世に知り合い居ないでしょうに大丈夫ですか?」と
心配している父の気持ちに添えただろうか?
瓦が焼きあがるまで一ヶ月、時間がかかってしまったけれど
ようやく完成、きっと彼も喜んでくれるよね
遺品の回収はできずじまい、せめてこれだけは自分たちの手で届けたい
そんな願いも空しく私達家族の事情で一足先にレリーフと大黒地蔵さんは
山友に託すこととなった
山友からの手紙Ⅱ
2018/1/5
年をまたいで山友から手紙が届いた
12月24日、イブの日に届けました
終焉の地のケルンの前に手向けられたレリーフと大黒地蔵さんの写真が
何枚も手紙に添えられていた
秋の錦に彩られた景色とは違う白い世界
沢の水が減った代わりに深く雪が積もっている
数日後、USBが届いた
12/23・12/24・12/29・12/31の画像ホルダーがあった
昨年の台風で半壊してしまったケルンの再建の一部始終、
奉納したレリーフと大黒地蔵さんの様子だ
荷を担ぎ沢に降り立ちケルンに積もる雪を払い丁寧に一つずつ石を積む
どんなに雨風にさらされても崩れないように
どこからでも息子が見えるように少しでも大きく立派なケルンになるように
大きな石を何度も引きずって運び積んでいく
降雪すれば一日でケルンもレリーフもお地蔵さんも深い雪に埋もれ
大きな綿帽子をかぶり白い景色に溶け込んでしまう
父は彼に会いたくて、少しでも傍にいたくって時間を作り終焉の地に通い
レリーフとお地蔵さんを掘り出すのだ
黄色のバンダナに包まれた大黒地蔵さん幸せそう
父ちゃん、今日も来てくれたんだね ありがとう
この場所に来るたびに父は泣いている
泣きながら今は亡き息子に問いかけている
「あの世に知り合い居ないでしょうに大丈夫ですか?」と
手紙の最後はこう綴られていた
自分自身にしっかりしろと言い聞かす毎日です
どうにもできない悲しみと苦しみから一歩でも前に進もうとする強い父
その姿、気持ちを想像するだけで私達の心もたまらなく辛い
解凍
2018/2/15
信州は今日も雪予報
山友はどうしているだろう?
あの日から私の時間も止まった
ブログは凍結、どうしてもPCに向かうことができず現在に至った
PCだけでなく私自身の生活もすべて氷の世界に閉ざされてしまったように
身も心も閉鎖、まるで引きこもりの息子と同じ状態だ
悩み行き詰っている私を気遣い山友がアドバイスをくれた
「子供を守る最後の結界は親だよ。俺は失敗しちゃったけど」
辛い状況下にもかかわらず冗談交じりに私達の気持ちを考えアドバイスを
くれる山友には本当に感謝の言葉しかなかった
百か日を区切りにして強がって生きる と宣言した山友
私も見習いたいと思う
今は彼の言葉を実行するのみ、必ず雪解けは訪れるはずだと
そしてもう一度あの場所へ
明光の彷徨に・・・
改めて両親と息子と共に訪れ共に冥福を祈ることを心待ちにしたいと思う
それまで待っててね
氷よ 解けろ! 雪よ 解けろ!
春はきっとくるはず
父ちゃん 20年間ありがとう
青年が最後に伝えたかったのはきっと家族への愛と感謝の言葉だ
2018年02月13日
ブログ凍結からの脱出!?
ひとちが凸凹ライフをご覧のみなさまへ・・・
予告なくブログを凍結し長い時が経ってしまいました
これから少しずつ過去のものから更新していきたいと思います

新しい我が家のメンバー 「トーキチ」です♪
みなさま これからもよろしくお願いします
予告なくブログを凍結し長い時が経ってしまいました

これから少しずつ過去のものから更新していきたいと思います

新しい我が家のメンバー 「トーキチ」です♪
みなさま これからもよろしくお願いします

2017年06月19日
腹八分目。。。
2017/06/10
幸せな週末

少し前 山梨に住む ちがこさんの妹 まいこさんから連絡が入った
6月10日 今年もサクランボ来る?
毎年恒例になっているサクランボ狩りへのご招待
行く♪ 行く♪
当日 みんな現地に集合して人の多さにびっくり

姉妹関係から始まり その連合い・両親・子供・孫・両親の姉妹夫婦と
家系図通りに繋がっていったら総勢30人にもなった
くいしんぼうの しょうたろう選手だけがいないのでちょっと寂しい
サクランボ狩りを満喫した後は食事会 お店の座敷はほぼ貸切り
ちびっこがウジャウジャいるもんだから保育園状態
よくしたもので一族の中には保育園・幼稚園の先生(現役・退職者)が
3人もいるから騒いで走り回る悪ガキがいても安心だ
すでにサクランボでいっぱいのお腹に料理が追加され
腹十二分目くらいだ
まいこさん、しんちゃん 今年もゴチでした
翌日はお家の隣に勝手に張ったタープで食事会?
なんか食べてばっかのような気が。。。

週末山に行かなくてもプチアウトドア
お腹も心も満プクプク♪

男性用パックで気持ちよさそうな ひとしさん
幸せな週末

少し前 山梨に住む ちがこさんの妹 まいこさんから連絡が入った

6月10日 今年もサクランボ来る?
毎年恒例になっているサクランボ狩りへのご招待

行く♪ 行く♪
当日 みんな現地に集合して人の多さにびっくり


姉妹関係から始まり その連合い・両親・子供・孫・両親の姉妹夫婦と
家系図通りに繋がっていったら総勢30人にもなった

くいしんぼうの しょうたろう選手だけがいないのでちょっと寂しい

サクランボ狩りを満喫した後は食事会 お店の座敷はほぼ貸切り
ちびっこがウジャウジャいるもんだから保育園状態

よくしたもので一族の中には保育園・幼稚園の先生(現役・退職者)が
3人もいるから騒いで走り回る悪ガキがいても安心だ

すでにサクランボでいっぱいのお腹に料理が追加され
腹十二分目くらいだ

まいこさん、しんちゃん 今年もゴチでした

翌日はお家の隣に勝手に張ったタープで食事会?
なんか食べてばっかのような気が。。。
週末山に行かなくてもプチアウトドア
お腹も心も満プクプク♪
男性用パックで気持ちよさそうな ひとしさん

2017年05月31日
お家テント♪
2017/05/04~07
2017GWでの出来事♪

後半は家族サービス? ってことで
自宅横の空き地にテントとタープを張ってみた
他人様の土地です
まだテント泊の経験のない こはな(花とコハ)は大喜び
もっと喜んだのは すえたろうさん
テントに出たり入ったり・・・
山に行ったような気分になれたらしい
テント生活3泊4日 食事はすべてタープで食べる
近所のおじさん・おばさんも誘ってBQと賑やかな空き地
時同じくして自宅から歩いて2分の富士宮浅間大社では
春のやぶさめ祭り が開催されていた

露店の立ち並ぶ敷地内は訪れる人で賑やか

花ちゃんよく狙ってよ~! コハちゃん上手くとれるかな?
移動のないキャンプにお祭りと子供たちはウハウハ
自宅中心なので意外と楽ちん ひとちがもウハウハ
それでもちょっとくらいは車で出かけましょうかと
近所の里山付近で恒例のワラビ採り

ワラビみ~っけ
キジの鳴き声が聞こえる中 ワラビ・タラの芽ゲット
ついでに ノンビルも採ってきた
天ぷら・おひたし・松前漬と春のご馳走が並んだ♪
新しい事にもチャレンジ
空き地の一角を拝借してこんなものを作った

看板も花ちゃんと手作りしました
花壇を作った経験がないので近所のおじさんの助けを借りて
雑草を引っこ抜き痩せた土を耕し肥料や良い土を足す
ブロックで囲んで植物を植える

最初は わたの木・サルビア
上手く育たない苗は引っこ抜き新しい物にチェンジ
去年の種がこぼれて芽を出したトロロアオイも
ちせこさんに雑草と間違えて抜かれないようにブロックで囲む

ジャリの痩せた土地なのに芽を出してエライ
少しずつ色々な苗を植えて 花畑はとっても賑やかになった
ほうき草・ラベンダー・時計草・ブルーデイジー・アメリカンブルー
名前のわからない植物もいくつか植えた

5月末現在のHANA畑
孫と楽しむガーデニング いいねぇ~♪
GW後半は のんびりと家族で過ごすお家キャンプ
長いお休み自宅でも暇しないで楽しい遊びを満喫した

自宅横に設置したハンモックに入って
ゴキゲンな すえたろうさん
GW前半の山歩きはこちら
2017GWでの出来事♪

後半は家族サービス? ってことで
自宅横の空き地にテントとタープを張ってみた

他人様の土地です

まだテント泊の経験のない こはな(花とコハ)は大喜び
もっと喜んだのは すえたろうさん

テントに出たり入ったり・・・
山に行ったような気分になれたらしい

テント生活3泊4日 食事はすべてタープで食べる

近所のおじさん・おばさんも誘ってBQと賑やかな空き地

時同じくして自宅から歩いて2分の富士宮浅間大社では
春のやぶさめ祭り が開催されていた


露店の立ち並ぶ敷地内は訪れる人で賑やか



花ちゃんよく狙ってよ~! コハちゃん上手くとれるかな?
移動のないキャンプにお祭りと子供たちはウハウハ

自宅中心なので意外と楽ちん ひとちがもウハウハ

それでもちょっとくらいは車で出かけましょうかと
近所の里山付近で恒例のワラビ採り


ワラビみ~っけ

キジの鳴き声が聞こえる中 ワラビ・タラの芽ゲット
ついでに ノンビルも採ってきた

天ぷら・おひたし・松前漬と春のご馳走が並んだ♪
新しい事にもチャレンジ

空き地の一角を拝借してこんなものを作った

看板も花ちゃんと手作りしました

花壇を作った経験がないので近所のおじさんの助けを借りて
雑草を引っこ抜き痩せた土を耕し肥料や良い土を足す

ブロックで囲んで植物を植える


最初は わたの木・サルビア
上手く育たない苗は引っこ抜き新しい物にチェンジ

去年の種がこぼれて芽を出したトロロアオイも
ちせこさんに雑草と間違えて抜かれないようにブロックで囲む

ジャリの痩せた土地なのに芽を出してエライ

少しずつ色々な苗を植えて 花畑はとっても賑やかになった

ほうき草・ラベンダー・時計草・ブルーデイジー・アメリカンブルー
名前のわからない植物もいくつか植えた

5月末現在のHANA畑
孫と楽しむガーデニング いいねぇ~♪
GW後半は のんびりと家族で過ごすお家キャンプ
長いお休み自宅でも暇しないで楽しい遊びを満喫した

自宅横に設置したハンモックに入って
ゴキゲンな すえたろうさん

GW前半の山歩きはこちら
2017年03月16日
不幸なおじいさんの話 Ⅲ
2017/3/16
道迷いの果てに・・・
ここは どこ?

最近高齢者の運転免許について問題視されている
判断力の衰え・痴呆・病気など車を運転するのに
支障をきたすお年寄りが増えているのが現状だ
記憶があいまいな老人の話
先週のことだ
週末の山歩きに向かった先は群馬県軽井沢から登る角落山
ウネウネと沢沿いを山に向かう細い道の突き当たりが登山口
駐車場は群馬一の秘境の温泉と言われる霧積温泉金湯館が管理
ここは「人間の証明」の舞台となった有名な温泉地

金湯館に行くには立ち寄湯は駐車場から30分ほど
ホイホイ坂と呼ばれる山道を登らなければいけない
登山じゃなくても秘湯につかるには根性が必要

さて 不幸なおじいさんの話に移ろう
早春時期はまだお客さんも少ないであろう金湯館
不幸なおじいさんにとって運がよかったのは土曜日だったことだ
午前8時 金湯館の駐車場に到着した
かつて繁栄していた霧積温泉も現在は金湯館が一軒営業しているだけ
他の施設は取り壊されダートの駐車場には目印の水車と公衆電話

ふと見ると電話の近くには中年の男性とおじいさんが立っていた
親子にも見えないし友人でもなさそうな妙な組み合わせ

おまけに おじいさんは薄着でサンダル履き
とても山道を歩いて温泉に行くように見えない
あれ? 温泉に行く人たちかな?
こんな早い時間におかしいよね・・・
車を駐車場に停めると男性が公衆電話で
会話しているのが聞こえた

こちらに向かっているんですね
あとどのくらいかかりますか?
じっと男性を見つめる おじいさん
駐車した車から横を見るとボンネットが木にめりこみ
ホイルカバーも外れ大破している車が目に留まった

ありゃん? もしかして自爆?
車の中に戻って下さい
もうすぐ警察とレッカー車が来ますから
男性にうながされ おじいさんはスゴスゴと大破した
車の運転席に戻った
あちゃー
おじいちゃんひどくぶつかったもんだ・・・
何かお役に立てればと男性に状況を訪ねてみた
おじいさんと一緒にいた男性は地元の人で
オフロードバイクコースの下見に来たとのこと

車で駐車場に着くと どこからともなくおじいさんが現れ驚いたそうだ
おじいさん Uターンしようとして無理やり石に乗り上げて
思いっきりアクセル踏んだから木に激突したみたいですよ
痴呆が入っているらしく話がよくわからないんです
警察に連絡したのでもうじき到着すると思います
おじいさんに怪我はないのか?
慌てて運転席にいる おじいさんのもとに駆け寄った
おじいちゃん 大丈夫?
木に激突した衝撃でハンドルで顔をぶつけたのか
おじいさんの鼻は擦り傷で出血していた
どこから来たの?
・・・・・
握った手が冷たい
助手先にグローブが置かれていた
薄着の身体が小刻みに震えている
寒くない?
いつからここにいるの?
・・・・朝
昨日から車の中で夜を越したのだろうか?
長時間エンジンもかからない車の中にいたとしたら
さぞかし寒かったことだろう
おじいちゃん お家の電話番号わかる?
・・・・・
黙ってシャツの胸ポケットから紙の束を差し出すおじいさん
束ねた紙は一瞬トランプのように見えた

渡された束を一枚一枚確認してみると 免許・マイナンバー・診察券が複数
スタンプカードなど身分証明となるものがいくつかあった
車のナビはついたまま 今いる駐車場を示している
おじいさんがどうしてこの場所に来たのかはわからないけれど
ナビは行きたい場所にはつれていってくれなかったようだ
途方に暮れたおじいさん
現在自分がどこにいるのかわからず ここはどこ?状態
車が動かないショックも重なりパニックになっているのがわかる

携帯電話は所持していなかった
お財布にはお金が入っていたから目の前にある公衆電話から
助けを呼ぶこともできたはず
声をかけてくれた男性は おじいさんにとって
どうにもならない状況を助けてくれる神様だったに違いない
こんな状況で おじいさんと男性を放置して
山へ行くわけにはいかないので警察が来るまで待つことに
おじいさんの家族に連絡しようと警察は試みてくれたが
おじいさんと共に暮らすおばあさんは現在病院に入院しているため
連絡がつかないそうだ
数分後 群馬県警のパトカーがやってきた

車から出てきた警官は早々に事情聴取にとりかかる
野外での業務的な聞き取り開始

大きな怪我はないものの おじいさんの体調を考え
せめてパトカーの中で話を聞いてもらえたらと思った
高みの見物みたいになってしまった ひとちがは放免
おじいさんを気の毒に思いながらもその場を後にした

どうしたかなぁ~
おじいちゃん
山を登っている最中も気になって仕方なかった

下山して駐車場に戻ると おじいさん・男性・パトカーの姿はすでになく
木にくすがった車も無事レッカーで運ばれていた
よかったね
おじいちゃん家に帰れたかな?
大丈夫でしょう
警察も来てくれましたから
午後3時 温泉宿泊者の車と数台 細い沢沿いの道ですれ違う
おじいさんはどんな気持ちでこの道を運転してきたのだろう?
きっと心細かっただろう
高齢になったら問題が起きる前に
免許の返還をしましょう

不幸なおじいさんの一件があった山奥の駐車場は
何事もなかったようにぽつんと置かれた公衆電話だけが
静かにお客さんを待っているのだった

この日に登った山はこちら
不幸なおじいさんⅠはこちら
不幸なおじいさんⅡはこちら
道迷いの果てに・・・
ここは どこ?

最近高齢者の運転免許について問題視されている

判断力の衰え・痴呆・病気など車を運転するのに
支障をきたすお年寄りが増えているのが現状だ

記憶があいまいな老人の話
先週のことだ

週末の山歩きに向かった先は群馬県軽井沢から登る角落山
ウネウネと沢沿いを山に向かう細い道の突き当たりが登山口

駐車場は群馬一の秘境の温泉と言われる霧積温泉金湯館が管理
ここは「人間の証明」の舞台となった有名な温泉地


金湯館に行くには立ち寄湯は駐車場から30分ほど
ホイホイ坂と呼ばれる山道を登らなければいけない

登山じゃなくても秘湯につかるには根性が必要


さて 不幸なおじいさんの話に移ろう

早春時期はまだお客さんも少ないであろう金湯館
不幸なおじいさんにとって運がよかったのは土曜日だったことだ

午前8時 金湯館の駐車場に到着した

かつて繁栄していた霧積温泉も現在は金湯館が一軒営業しているだけ
他の施設は取り壊されダートの駐車場には目印の水車と公衆電話


ふと見ると電話の近くには中年の男性とおじいさんが立っていた

親子にも見えないし友人でもなさそうな妙な組み合わせ

おまけに おじいさんは薄着でサンダル履き
とても山道を歩いて温泉に行くように見えない

あれ? 温泉に行く人たちかな?
こんな早い時間におかしいよね・・・
車を駐車場に停めると男性が公衆電話で
会話しているのが聞こえた


こちらに向かっているんですね
あとどのくらいかかりますか?
じっと男性を見つめる おじいさん

駐車した車から横を見るとボンネットが木にめりこみ
ホイルカバーも外れ大破している車が目に留まった


ありゃん? もしかして自爆?
車の中に戻って下さい
もうすぐ警察とレッカー車が来ますから

男性にうながされ おじいさんはスゴスゴと大破した
車の運転席に戻った

あちゃー
おじいちゃんひどくぶつかったもんだ・・・
何かお役に立てればと男性に状況を訪ねてみた

おじいさんと一緒にいた男性は地元の人で
オフロードバイクコースの下見に来たとのこと


車で駐車場に着くと どこからともなくおじいさんが現れ驚いたそうだ

おじいさん Uターンしようとして無理やり石に乗り上げて
思いっきりアクセル踏んだから木に激突したみたいですよ

痴呆が入っているらしく話がよくわからないんです
警察に連絡したのでもうじき到着すると思います
おじいさんに怪我はないのか?
慌てて運転席にいる おじいさんのもとに駆け寄った

おじいちゃん 大丈夫?
木に激突した衝撃でハンドルで顔をぶつけたのか
おじいさんの鼻は擦り傷で出血していた

どこから来たの?
・・・・・
握った手が冷たい

助手先にグローブが置かれていた
薄着の身体が小刻みに震えている

寒くない?
いつからここにいるの?
・・・・朝
昨日から車の中で夜を越したのだろうか?
長時間エンジンもかからない車の中にいたとしたら
さぞかし寒かったことだろう

おじいちゃん お家の電話番号わかる?
・・・・・
黙ってシャツの胸ポケットから紙の束を差し出すおじいさん
束ねた紙は一瞬トランプのように見えた


渡された束を一枚一枚確認してみると 免許・マイナンバー・診察券が複数
スタンプカードなど身分証明となるものがいくつかあった

車のナビはついたまま 今いる駐車場を示している

おじいさんがどうしてこの場所に来たのかはわからないけれど
ナビは行きたい場所にはつれていってくれなかったようだ

途方に暮れたおじいさん
現在自分がどこにいるのかわからず ここはどこ?状態

車が動かないショックも重なりパニックになっているのがわかる


携帯電話は所持していなかった

お財布にはお金が入っていたから目の前にある公衆電話から
助けを呼ぶこともできたはず

声をかけてくれた男性は おじいさんにとって
どうにもならない状況を助けてくれる神様だったに違いない

こんな状況で おじいさんと男性を放置して
山へ行くわけにはいかないので警察が来るまで待つことに

おじいさんの家族に連絡しようと警察は試みてくれたが
おじいさんと共に暮らすおばあさんは現在病院に入院しているため
連絡がつかないそうだ

数分後 群馬県警のパトカーがやってきた


車から出てきた警官は早々に事情聴取にとりかかる

野外での業務的な聞き取り開始

大きな怪我はないものの おじいさんの体調を考え
せめてパトカーの中で話を聞いてもらえたらと思った

高みの見物みたいになってしまった ひとちがは放免
おじいさんを気の毒に思いながらもその場を後にした


どうしたかなぁ~
おじいちゃん

山を登っている最中も気になって仕方なかった


下山して駐車場に戻ると おじいさん・男性・パトカーの姿はすでになく
木にくすがった車も無事レッカーで運ばれていた

よかったね
おじいちゃん家に帰れたかな?
大丈夫でしょう
警察も来てくれましたから

午後3時 温泉宿泊者の車と数台 細い沢沿いの道ですれ違う

おじいさんはどんな気持ちでこの道を運転してきたのだろう?
きっと心細かっただろう

高齢になったら問題が起きる前に
免許の返還をしましょう


不幸なおじいさんの一件があった山奥の駐車場は
何事もなかったようにぽつんと置かれた公衆電話だけが
静かにお客さんを待っているのだった


この日に登った山はこちら
不幸なおじいさんⅠはこちら
不幸なおじいさんⅡはこちら
2017年03月15日
不幸なおじいさんの話 Ⅱ
2017/3/15
突如訪れた災難・・・
乗れなかったバス

不幸シリーズは続く・・・
気丈な老人の話
二週間ほど前のことだ
すえさんの通院の帰り道 車は大通りに出た
後部座席に すえちせが ちょこんと乗っている

交通量の多い道なので交差点付近は直進する車が
すごいスピードでビュンビュン走っていた
のろのろと左車線を走っていると交差点の先の歩道に
倒れている おじいさんを発見した

きゃぁー
おじいちゃんが転んでる!

やだよー どうしただか?
懸命に起き上がろうとしているらしいがフラフラして足元が危ない
助け起こしてくれる通行者もなく おじいさんはピンチのようだった
道を走る車はスピードを落とすことなく倒れている おじいさんを横目に
ビュンビュン通過していった
交差点付近なので停車するのは危険だし車を寄せる場所もない
緊急事態 無理やり路肩に車を停車させた
おじいちゃん助けなきゃ!
ちせこさん助けに行って!
小走りで おじいさんのもとに駆け寄る ちせこさん
ハザードを出して ちがこさんも後を追う

助け起こした おじいさんを見れば悲惨な状態
顔面から転んだらしく鼻は擦り傷で血だらけ
手のひらも負傷 血が止まらない
おじいちゃん大丈夫?
大丈夫じゃないよね どうしたの?
握った おじいさんの手は冷たかった
バスに乗らなきゃ・・・
手には何も持っていない
この老人はバスに乗ってどこに行くつもりなのか?

おじいちゃん バスには乗れないよ
こんなに血だらけじゃ バスには乗せてもらえないよ
大急ぎで車に戻りテッシュで止血を試みる
傷ついた鼻や手の血液はなかなか止まらない
たちまちティッシュが山になった

ともかく車に乗って
お家まで送っていくから
バスが行っちゃう・・・
聞けば20m程先のバス停から町中の図書館に行こうとしていたようだ

何も持たずポケットに小銭と図書カードを入れて出かける
図書館で重い本を借りて持ち帰ることもしない老人の気ままなお楽しみ

中途半端に履かれた靴が仇となった

図書館はまた違う日に行けばいいよ
今日はお家に帰ろうね
それでもまだ諦めきれないのか
名残惜しそうにバス停方向を見つめていた

目の前にあった工務店に駆け込み おじいさんのことを聞いたが誰も知らない
仕事中とはいえ困っているお年寄りに無関心な人たちに少々腹が立った
無理やり車に おじいさんを押し込むと家まで送り届けた
おじいさんの家は市営アパートの最上階(3階)
おばあちゃんと二人で暮しているそうだ
今日は生憎 おばあさんはお出かけで留守とのこと
一人で大丈夫?
大丈夫 大丈夫・・・
そう答えると気丈に自宅まで戻ろうとする おじいさん
車の後部座席に黙って様子を伺う79才の すえさんよりはずっとお元気だ
87才という高齢なのに一人でバスに乗って出かけるくらいだから
身体も頭脳もしっかりしているのは認める
でもね ピンチの時は一人でがんばらなくてもいいんだよ
手すりにつかまりながら階段を上っていく おじいさんを見送りながら
一刻も早く おばあさんが帰宅してくれることを祈り分かれた
二日後 市役所に用事があり知り合いに声をかけた
転んだ おじいさんが心配で気になっていたからだ
名前も知らない おじいさんの家に押しかけるわけにもいかない
市営アパートの管理をしている市役所なら おじいさんの安否を
確認してくれるかもしれないと思ったから
夕方 市役所から電話があった
おばあさんと連絡がつき おじいさんは大丈夫とのこと
大事に至らなくて本当に よかった よかった

不幸なおじいさんの話Ⅰはこちら
不幸なおじいさんの話Ⅲはこちら
突如訪れた災難・・・
乗れなかったバス

不幸シリーズは続く・・・

気丈な老人の話
二週間ほど前のことだ

すえさんの通院の帰り道 車は大通りに出た
後部座席に すえちせが ちょこんと乗っている


交通量の多い道なので交差点付近は直進する車が
すごいスピードでビュンビュン走っていた

のろのろと左車線を走っていると交差点の先の歩道に
倒れている おじいさんを発見した


きゃぁー
おじいちゃんが転んでる!

やだよー どうしただか?
懸命に起き上がろうとしているらしいがフラフラして足元が危ない

助け起こしてくれる通行者もなく おじいさんはピンチのようだった

道を走る車はスピードを落とすことなく倒れている おじいさんを横目に
ビュンビュン通過していった

交差点付近なので停車するのは危険だし車を寄せる場所もない
緊急事態 無理やり路肩に車を停車させた

おじいちゃん助けなきゃ!
ちせこさん助けに行って!
小走りで おじいさんのもとに駆け寄る ちせこさん

ハザードを出して ちがこさんも後を追う


助け起こした おじいさんを見れば悲惨な状態

顔面から転んだらしく鼻は擦り傷で血だらけ
手のひらも負傷 血が止まらない

おじいちゃん大丈夫?
大丈夫じゃないよね どうしたの?
握った おじいさんの手は冷たかった

バスに乗らなきゃ・・・
手には何も持っていない
この老人はバスに乗ってどこに行くつもりなのか?

おじいちゃん バスには乗れないよ
こんなに血だらけじゃ バスには乗せてもらえないよ

大急ぎで車に戻りテッシュで止血を試みる
傷ついた鼻や手の血液はなかなか止まらない

たちまちティッシュが山になった


ともかく車に乗って
お家まで送っていくから

バスが行っちゃう・・・
聞けば20m程先のバス停から町中の図書館に行こうとしていたようだ


何も持たずポケットに小銭と図書カードを入れて出かける
図書館で重い本を借りて持ち帰ることもしない老人の気ままなお楽しみ

中途半端に履かれた靴が仇となった


図書館はまた違う日に行けばいいよ
今日はお家に帰ろうね

それでもまだ諦めきれないのか
名残惜しそうにバス停方向を見つめていた


目の前にあった工務店に駆け込み おじいさんのことを聞いたが誰も知らない
仕事中とはいえ困っているお年寄りに無関心な人たちに少々腹が立った

無理やり車に おじいさんを押し込むと家まで送り届けた
おじいさんの家は市営アパートの最上階(3階)
おばあちゃんと二人で暮しているそうだ
今日は生憎 おばあさんはお出かけで留守とのこと

一人で大丈夫?
大丈夫 大丈夫・・・
そう答えると気丈に自宅まで戻ろうとする おじいさん
車の後部座席に黙って様子を伺う79才の すえさんよりはずっとお元気だ

87才という高齢なのに一人でバスに乗って出かけるくらいだから
身体も頭脳もしっかりしているのは認める

でもね ピンチの時は一人でがんばらなくてもいいんだよ

手すりにつかまりながら階段を上っていく おじいさんを見送りながら
一刻も早く おばあさんが帰宅してくれることを祈り分かれた

二日後 市役所に用事があり知り合いに声をかけた
転んだ おじいさんが心配で気になっていたからだ
名前も知らない おじいさんの家に押しかけるわけにもいかない

市営アパートの管理をしている市役所なら おじいさんの安否を
確認してくれるかもしれないと思ったから

夕方 市役所から電話があった

おばあさんと連絡がつき おじいさんは大丈夫とのこと
大事に至らなくて本当に よかった よかった


不幸なおじいさんの話Ⅰはこちら
不幸なおじいさんの話Ⅲはこちら
2017年03月14日
不幸なおじいさんの話 Ⅰ
2017/3/14
誰も信じてくれない・・・
入歯の行方

現代社会、高齢者が激増している
私達はどのように関わっていけばよいのだろうか?
いずれ「高齢」という現実に自分たちも向き合う時がくる
その時、手をさしのべてくれるのは若い人たち そう願いたい
今 目の前に助けを求めている高齢者がいたとしたら・・・
手をさしのべるのは この記事を読んでいるあなただ
迷っている場合じゃない、どんな形でもいいから動いてみよう!
思い込みが激しい老人の話
昨年10月
すえたろうさん(ちがこさんの父)が腹痛を訴えた
ゴロゴロ腸が動くらしい
聞けば 就寝時に入歯を呑みこんでしまったとのこと

呑み込んだ入歯は小腸を通過し大腸の中を右に左に
時には上下に移動し暴れながら進んでいるという

大急ぎで入歯を作った歯科に問い合わせたが
大きさ的にも呑み込む可能性は低いとの回答
それでも納得のいかない すえさん訴え続けた
*たぶん入歯は すえさんがどこかに置き忘れたのだと思います
昨年11月
あまりにしつこいので整形外科でレントゲン撮影
もし入歯が入っていても もう出ちゃってると思います
入っているとしても入歯の掛け金部分が写るはずですよ

実際、入歯なんて入っていないのだからレントゲンに写るわけがない
肩をたたかれて自宅に戻された すえさんであった
ヤブ医者め 3mも先から写真なんか撮ったって
腹の中が見えるわけないじゃないか!
入歯の存在を譲らない

昨年12月
毎日のようにトイレにたてこもり
腸に潜伏している入歯の動きを気にする すえさん

しつこく入歯の話を何度もするもんだから
呆れた ちせこさん怒り爆発、夫婦内に亀裂が入り始めた
このままじゃ熟年離婚ならぬ 枯葉離婚になり兼ねない
今度は内視鏡で確認してもらうために胃腸科へ
長々と入歯事件を訴えたものの再びレントゲン

入歯の姿なし と内視鏡の検査は却下された
やる気のないヤブ医者め
あの病院は何もしてくれないバカ医者だ
怒りマックス
心の中で思った
ダメだよ すえさん
だって入歯は入ってないもん
どうやって説得すればいいのか?
今年1月
ひとしさんを筆頭に ちがこさんもインフルAを発病
続いて別宅に住む 花&コハがインフルB
ちせこさんが大風邪でダウンと すえさんどころでない
半月あまり家族が病んでいたので しばらく入歯の話は
することなく すえさんの存在も影が薄かった

今年2月
元気になった家族を横目に すえさんは元気がなくなり
食事の量が減り ついに食べなくなった
おまけに血便が出るようになった
まさか 入歯が腸を噛みついているとか?
ありえない ありえない
すえさんが言う信頼おけない胃腸科とは別の病院にかけこむ
これまでのいきさつを話し血便の原因を探ることに
出された薬は食欲改善と整腸剤
こんなんじゃ 入歯は出ない
すえさん納得がいかない
今年3月
体重が10キロ近くも落ちてしまいすっかり痩せてしまった

とうとう胃腸科では手に負えなくなり大病院に検査入院
まずはCT検査

検査が終わり病室に戻ってきた すえさんが言った
出たぞ 出たぞ!
ガーガーガーって大きな音の機械に入って ウトウトしていたら
先生が入歯を引きずりだしてくれた
CTで入歯が出るわけないじゃん
検査で使われた造影剤は時に眠くなるそうだ
すえさんは夢の中での出来事を信じているようだった
家族内で目で合図
CTと魔法の手を持った先生のおかげで
入歯は無事 すえさんの腸から出たこととする

嘘も方便
たとえ真実が事実と異なっていたとしても
本人納得した方がすっきりするもんね
高齢者を説得するのは大変だ
翌日は内視鏡で血便の原因がわかった
本人は入歯に噛みつかれた傷で出血していると信じ切っていたが
実際は全く違うものであった
身も心も軽くなった すえさんは二日間の検査入院を経て自宅に戻った
終わりよければすべてよし
*長い間ご心配おかけしましたが すえさんは少しずつ回復しています
高齢のため心臓機能の低下、前立腺がん、痴呆と課題はたくさんありますが
家族であたたかく見守っていきたいと思います
不幸なおじいさんの話Ⅱはこちら
不幸なおじいさんの話Ⅲはこちら
誰も信じてくれない・・・
入歯の行方

現代社会、高齢者が激増している

私達はどのように関わっていけばよいのだろうか?
いずれ「高齢」という現実に自分たちも向き合う時がくる

その時、手をさしのべてくれるのは若い人たち そう願いたい

今 目の前に助けを求めている高齢者がいたとしたら・・・
手をさしのべるのは この記事を読んでいるあなただ

迷っている場合じゃない、どんな形でもいいから動いてみよう!
思い込みが激しい老人の話
昨年10月
すえたろうさん(ちがこさんの父)が腹痛を訴えた
ゴロゴロ腸が動くらしい

聞けば 就寝時に入歯を呑みこんでしまったとのこと

呑み込んだ入歯は小腸を通過し大腸の中を右に左に
時には上下に移動し暴れながら進んでいるという


大急ぎで入歯を作った歯科に問い合わせたが
大きさ的にも呑み込む可能性は低いとの回答
それでも納得のいかない すえさん訴え続けた

*たぶん入歯は すえさんがどこかに置き忘れたのだと思います

昨年11月
あまりにしつこいので整形外科でレントゲン撮影

もし入歯が入っていても もう出ちゃってると思います
入っているとしても入歯の掛け金部分が写るはずですよ


実際、入歯なんて入っていないのだからレントゲンに写るわけがない

肩をたたかれて自宅に戻された すえさんであった

ヤブ医者め 3mも先から写真なんか撮ったって
腹の中が見えるわけないじゃないか!
入歯の存在を譲らない


昨年12月
毎日のようにトイレにたてこもり
腸に潜伏している入歯の動きを気にする すえさん


しつこく入歯の話を何度もするもんだから
呆れた ちせこさん怒り爆発、夫婦内に亀裂が入り始めた

このままじゃ熟年離婚ならぬ 枯葉離婚になり兼ねない

今度は内視鏡で確認してもらうために胃腸科へ

長々と入歯事件を訴えたものの再びレントゲン

入歯の姿なし と内視鏡の検査は却下された

やる気のないヤブ医者め
あの病院は何もしてくれないバカ医者だ

怒りマックス

心の中で思った

ダメだよ すえさん
だって入歯は入ってないもん

どうやって説得すればいいのか?
今年1月
ひとしさんを筆頭に ちがこさんもインフルAを発病

続いて別宅に住む 花&コハがインフルB

ちせこさんが大風邪でダウンと すえさんどころでない

半月あまり家族が病んでいたので しばらく入歯の話は
することなく すえさんの存在も影が薄かった


今年2月
元気になった家族を横目に すえさんは元気がなくなり
食事の量が減り ついに食べなくなった

おまけに血便が出るようになった

まさか 入歯が腸を噛みついているとか?
ありえない ありえない

すえさんが言う信頼おけない胃腸科とは別の病院にかけこむ
これまでのいきさつを話し血便の原因を探ることに

出された薬は食欲改善と整腸剤

こんなんじゃ 入歯は出ない

すえさん納得がいかない

今年3月
体重が10キロ近くも落ちてしまいすっかり痩せてしまった


とうとう胃腸科では手に負えなくなり大病院に検査入院

まずはCT検査

検査が終わり病室に戻ってきた すえさんが言った

出たぞ 出たぞ!
ガーガーガーって大きな音の機械に入って ウトウトしていたら
先生が入歯を引きずりだしてくれた

CTで入歯が出るわけないじゃん

検査で使われた造影剤は時に眠くなるそうだ
すえさんは夢の中での出来事を信じているようだった

家族内で目で合図
CTと魔法の手を持った先生のおかげで
入歯は無事 すえさんの腸から出たこととする


嘘も方便
たとえ真実が事実と異なっていたとしても
本人納得した方がすっきりするもんね

高齢者を説得するのは大変だ

翌日は内視鏡で血便の原因がわかった

本人は入歯に噛みつかれた傷で出血していると信じ切っていたが
実際は全く違うものであった

身も心も軽くなった すえさんは二日間の検査入院を経て自宅に戻った

終わりよければすべてよし
*長い間ご心配おかけしましたが すえさんは少しずつ回復しています
高齢のため心臓機能の低下、前立腺がん、痴呆と課題はたくさんありますが
家族であたたかく見守っていきたいと思います

不幸なおじいさんの話Ⅱはこちら
不幸なおじいさんの話Ⅲはこちら
2017年01月05日
新年のごあいさつ♪ 2017年
少し遅くなりましたが・・・・

今年も 富士山発♪ ひとちが凸凹ライフ よろしくお願いします
まだクリスマス以降の山行更新できていません
年末年始も慌ただしい中 俗世を離れ山を歩いていました
ボチボチ更新してきたいと思います
お楽しみにぃ~っ

今年も 富士山発♪ ひとちが凸凹ライフ よろしくお願いします

まだクリスマス以降の山行更新できていません

年末年始も慌ただしい中 俗世を離れ山を歩いていました

ボチボチ更新してきたいと思います

お楽しみにぃ~っ

2016年06月19日
続 険しい山・・・
2016/6/3
険しい山を登り始めて一年・・・
ついに山頂に立つ

それは長い道のりで 登っても登っても
山頂になかなか立つことのできない山歩きだった
パートナーを支えるサポーターたちは
どんなに苦しく大変な時も彼女たちを支え
諦めることな励ましながらく懸命に荷物を背負い運んだ
山頂直下の分岐で サポーターの一人
しょうたろう選手は一足先に別の道に向かった

大きな険しい山に向かって力強く歩いて行く
彼の後姿を見送る
いこっか
ラストスパートをかけた
ねぇ まだつかないの?
もう少しかな
急登を下を向きながら あえぎながら登る
乱れた息を整えながら一歩一歩進むのだ
顔を上げた
目の前に山頂標識、そして先には山々の美しい景色が
やったぁーっ!
一年前に「到底ムリ」と半分諦めながら
登り始めた険しい山をついに登り切った
長かったね~
あ゛ー大変だった・・・ブツブツ
横を見たら別の山が見えた
山は一つだけじゃない
この先は自分たちだけで行ってね♪
大丈夫、道は違えどまたどこかで合流できるよ

新しい目標の山に向かって彼女たちは歩き始めた
先には大変な場所や危険な場所があるかもしれない
それでも歩き登り続けなくちゃいけないのだ
人生は山登り 
今はまだ小さな宝物の子供たちもいずれ共に荷物を背負ってくれる
力強いパートナーになってくれると信じている

分岐で大きく手を振って別れた
*長い間 ひとちがの山歩きは中断していましたが
ようやく再開することができる環境となりました
心配してくれた皆様、この場を借りて深く感謝しお礼申し上げます
by ひとちが
険しい山を登り始めて一年・・・
ついに山頂に立つ

それは長い道のりで 登っても登っても
山頂になかなか立つことのできない山歩きだった

パートナーを支えるサポーターたちは
どんなに苦しく大変な時も彼女たちを支え
諦めることな励ましながらく懸命に荷物を背負い運んだ

山頂直下の分岐で サポーターの一人
しょうたろう選手は一足先に別の道に向かった

大きな険しい山に向かって力強く歩いて行く
彼の後姿を見送る

いこっか

ラストスパートをかけた

ねぇ まだつかないの?
もう少しかな

急登を下を向きながら あえぎながら登る

乱れた息を整えながら一歩一歩進むのだ

顔を上げた

目の前に山頂標識、そして先には山々の美しい景色が

やったぁーっ!
一年前に「到底ムリ」と半分諦めながら
登り始めた険しい山をついに登り切った

長かったね~

あ゛ー大変だった・・・ブツブツ
横を見たら別の山が見えた

山は一つだけじゃない

この先は自分たちだけで行ってね♪

大丈夫、道は違えどまたどこかで合流できるよ

新しい目標の山に向かって彼女たちは歩き始めた

先には大変な場所や危険な場所があるかもしれない

それでも歩き登り続けなくちゃいけないのだ



今はまだ小さな宝物の子供たちもいずれ共に荷物を背負ってくれる
力強いパートナーになってくれると信じている

分岐で大きく手を振って別れた

*長い間 ひとちがの山歩きは中断していましたが
ようやく再開することができる環境となりました

心配してくれた皆様、この場を借りて深く感謝しお礼申し上げます

by ひとちが
2016年04月22日
新生活♪
2016/04/22
しょうたろう選手が選んだ道
自立への一歩

長らくブログご無沙汰してマス
ひとちがの ちがこさんで~す
その後 どうなっちゃってるのか?
皆さんご心配のことかと・・・
今回より昨年のGWからほぼストップ状態のブログを
駆け足で簡単ながら更新していきたいと思います
まずは しょうたろう選手の大学受験の結果から
それでは スタート
長かった受験期を乗り越えセンター試験終了
まずまずかな?
結果に納得した様子の しょうたろう選手
2月初め私大受験始まる
北里大・杏林大・神奈川大の3K
結果 どの大学も合格 したよー
波にのってるね
しょうたろう選手
そして迎えた本命国立大受験
実際 ギリギリまで受験する大学を迷っていた
彼の実力では医者の道に進むにはリスクが高かったから
子供のころからの夢だった医者になれなくても
ボクは将来 医療に従事したい
そう考えた しょうたろう選手
医学の道へ進むことを変えなかった
そのためになんとしても医学部に入らなくては
未来の切符を手に入れるために検査学科のある大学を探した
国立大学は前期勝負
失敗は許されない
しょうたろう選手が選んだのは
パカパカ大学 だった
は?
パカパカ大学って?
う~んと 馬大って
ちせこさんが言ってたよ
でもさー 馬大じゃ かわいくないから
勝手に ちがこさんが パカパカ大学って改名してみた
かわいいでしょ
結果 しょうたろう選手は 合格 しました
やったぁー
しょうたろう選手は念願の医学部・検査学科に
在籍することになったよ

おめでとう しょうたろう選手
信州のみなさん期待させてごめんなさい
お隣の県なのゆるしてね
そして群馬のみなさん
よろしくお願いしま~す
群馬といえば県庁が竪穴式住居などというデマも
ありますがそんなことはございません
実際 ひとちがは しょうたろう選手の引っ越しを
手伝いながら群馬観光と称し 県庁にも足を運んできたよ
竪穴式住居=群馬タワー

群馬の町に一際目立つ大きな建物の最上階の展望室から
眺める群馬の景色は素晴らしいもの

ひとちがが群馬に出没する機会が増えることかと
もうじき山梨百名山も終わるから
今度は群馬百名山始めるよぉ~

しょうたろう選手は大学の寮に入り
大学生活がスタート
食事提供のない施設なのですべて自炊
自立への第一歩
大丈夫? しょうたろう選手

地元・親から離れた一人暮らし
寮には先輩・友達がいるから寂しくないよね
静岡から群馬まで3時間半
離れた場所から見守ってるよ
しょうたろう選手が選んだ道
自立への一歩
長らくブログご無沙汰してマス

ひとちがの ちがこさんで~す

その後 どうなっちゃってるのか?
皆さんご心配のことかと・・・
今回より昨年のGWからほぼストップ状態のブログを
駆け足で簡単ながら更新していきたいと思います

まずは しょうたろう選手の大学受験の結果から
それでは スタート

長かった受験期を乗り越えセンター試験終了

まずまずかな?
結果に納得した様子の しょうたろう選手

2月初め私大受験始まる

北里大・杏林大・神奈川大の3K
結果 どの大学も合格 したよー

波にのってるね
しょうたろう選手

そして迎えた本命国立大受験

実際 ギリギリまで受験する大学を迷っていた

彼の実力では医者の道に進むにはリスクが高かったから

子供のころからの夢だった医者になれなくても
ボクは将来 医療に従事したい

そう考えた しょうたろう選手
医学の道へ進むことを変えなかった

そのためになんとしても医学部に入らなくては

未来の切符を手に入れるために検査学科のある大学を探した

国立大学は前期勝負

失敗は許されない

しょうたろう選手が選んだのは
パカパカ大学 だった

は?
パカパカ大学って?
う~んと 馬大って
ちせこさんが言ってたよ

でもさー 馬大じゃ かわいくないから
勝手に ちがこさんが パカパカ大学って改名してみた

かわいいでしょ
結果 しょうたろう選手は 合格 しました

やったぁー

しょうたろう選手は念願の医学部・検査学科に
在籍することになったよ

おめでとう しょうたろう選手

信州のみなさん期待させてごめんなさい

お隣の県なのゆるしてね

そして群馬のみなさん
よろしくお願いしま~す

群馬といえば県庁が竪穴式住居などというデマも
ありますがそんなことはございません

実際 ひとちがは しょうたろう選手の引っ越しを
手伝いながら群馬観光と称し 県庁にも足を運んできたよ

竪穴式住居=群馬タワー
群馬の町に一際目立つ大きな建物の最上階の展望室から
眺める群馬の景色は素晴らしいもの

ひとちがが群馬に出没する機会が増えることかと

もうじき山梨百名山も終わるから
今度は群馬百名山始めるよぉ~

しょうたろう選手は大学の寮に入り
大学生活がスタート

食事提供のない施設なのですべて自炊

自立への第一歩
大丈夫? しょうたろう選手


地元・親から離れた一人暮らし
寮には先輩・友達がいるから寂しくないよね

静岡から群馬まで3時間半
離れた場所から見守ってるよ

2016年01月16日
夢への第二歩♪
2016/01/16・17
センター試験

15才の夏 心に誓った
ついにこの日が来たのだ
夢を叶えるための最初の試練
これまでの色々な思いを心に秘め
しょうたろう選手は自分自身との戦いに挑む
山登りを始めたのは彼が9才の時
きっかけは闘病中の母の趣味登山に同行したことだ
親友とたくさんの山に登った
12才 日本一高い山へ 登頂
中学に入るとバレー部に入りメタボ体系から脱出

14才で友人と共に 日本で二番目に高い山へ 登った

15才 進むべき人生の目標となる山へ 登頂
彼は心に誓った
この場所に学生として必ず戻ってきてみせる

夢を叶えるため 彼は 山岳部のある高校 を受験

この頃 親バカ達は 山の黄門様と偶然出会う

これもまた運命ではないだろうか
頂いた名刺は大事に宝箱の中に入れてある
山岳部に入部した彼は小学校の少年時代から中学時代を経て
立派な青年になり 大きなザックを背負う山ヤに成長した

16才 ダイヤモンドトレイル に挑む

共に山に登れずとも 近くの山から親バカ達は
いつも彼を見守ってきた
その時登った山の記録はこちら
ピッケル・アイゼンと危険を伴う雪山を本格的に始めたのもこの頃

17才 山を学び友と共に大きく成長していった 白馬三山縦走

正月には 雪天狗岳 を登った

辛い受験期に突入
親の趣味ではなく 自分の趣味になった大好きな山にも登れない
苦しみながらもコツコツと努力を重ねてきた毎日
ついにこの日が来たのだ
夢を叶えるための最初の試練
2月後半の大学受験までの道のりはまだまだ遠い長期戦
そのためにもセンター試験は重要な鍵となる
彼の緊張と不安が伝わってくる
運命は変えられるものじゃない
楽しんでおいでセンター試験
いってきます
出発直前 大きな背中の両肩をポンとたたいた
心配そうに見守っていたジジ・ババも笑いながらポンとたたいた
センター試験

15才の夏 心に誓った

ついにこの日が来たのだ
夢を叶えるための最初の試練

これまでの色々な思いを心に秘め
しょうたろう選手は自分自身との戦いに挑む

山登りを始めたのは彼が9才の時
きっかけは闘病中の母の趣味登山に同行したことだ

親友とたくさんの山に登った


12才 日本一高い山へ 登頂

中学に入るとバレー部に入りメタボ体系から脱出


14才で友人と共に 日本で二番目に高い山へ 登った


15才 進むべき人生の目標となる山へ 登頂

彼は心に誓った

この場所に学生として必ず戻ってきてみせる


夢を叶えるため 彼は 山岳部のある高校 を受験


この頃 親バカ達は 山の黄門様と偶然出会う


これもまた運命ではないだろうか

頂いた名刺は大事に宝箱の中に入れてある

山岳部に入部した彼は小学校の少年時代から中学時代を経て
立派な青年になり 大きなザックを背負う山ヤに成長した

16才 ダイヤモンドトレイル に挑む


共に山に登れずとも 近くの山から親バカ達は
いつも彼を見守ってきた

その時登った山の記録はこちら

ピッケル・アイゼンと危険を伴う雪山を本格的に始めたのもこの頃


17才 山を学び友と共に大きく成長していった 白馬三山縦走

正月には 雪天狗岳 を登った


辛い受験期に突入

親の趣味ではなく 自分の趣味になった大好きな山にも登れない

苦しみながらもコツコツと努力を重ねてきた毎日

ついにこの日が来たのだ

夢を叶えるための最初の試練

2月後半の大学受験までの道のりはまだまだ遠い長期戦

そのためにもセンター試験は重要な鍵となる

彼の緊張と不安が伝わってくる

運命は変えられるものじゃない
楽しんでおいでセンター試験

いってきます

出発直前 大きな背中の両肩をポンとたたいた

心配そうに見守っていたジジ・ババも笑いながらポンとたたいた

2015年06月26日
険しい山・・・
2015/06/26
富士山発♪ ひとちが凸凹ライフをご覧いただいているみなさまへ
只今、登山中

あなたなら充分歩けるからこそ
目の前に与えられる道
それが人生
気付かぬうちに6月もあと数日
実は ちがこさん
ひとしさん以外のパートナーと組んで
山を登り始めたのですわ

おかげで 週末自宅に残されたひとしさんは
お腹がプヨプヨしたおじさん に変化しつつあります
ちがこさんはパートナーと
険しい山の中腹まできたよ
パートナーが負傷しているから
ゆっくりペースだけどね

ちがこさんを信じて山を登るパートナーを励ましながら
山頂を目指して止まることなく登り続けていくつもり
ひとちー ごめんよ
フツーの山に登れなくってさ~
いいんですぅー
山は逃げませんからね
パートナーの荷物は重い
小さな宝物を二つ引きずってるから大変なのだ
でも大丈夫
私達の後ろには二人じゃ持ちきれない荷物を
シェルパしてくれる家族がいるから

険しい山の山頂に立った時
きっと「登ってよかったー」って思えるよ
きっと越えられるよ
あなたに与えられた道だから
*しばらくの期間、ブログ・工作はあまり進まないと思われます
険しい山を越えた時、またいつもみたいに更新しますのでよろしくね♪

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富士山発♪ ひとちが凸凹ライフをご覧いただいているみなさまへ
只今、登山中


あなたなら充分歩けるからこそ
目の前に与えられる道
それが人生
気付かぬうちに6月もあと数日

実は ちがこさん
ひとしさん以外のパートナーと組んで
山を登り始めたのですわ


おかげで 週末自宅に残されたひとしさんは
お腹がプヨプヨしたおじさん に変化しつつあります

ちがこさんはパートナーと
険しい山の中腹まできたよ

パートナーが負傷しているから
ゆっくりペースだけどね


ちがこさんを信じて山を登るパートナーを励ましながら
山頂を目指して止まることなく登り続けていくつもり

ひとちー ごめんよ
フツーの山に登れなくってさ~

いいんですぅー
山は逃げませんからね

パートナーの荷物は重い

小さな宝物を二つ引きずってるから大変なのだ

でも大丈夫

私達の後ろには二人じゃ持ちきれない荷物を
シェルパしてくれる家族がいるから


険しい山の山頂に立った時
きっと「登ってよかったー」って思えるよ

きっと越えられるよ
あなたに与えられた道だから

*しばらくの期間、ブログ・工作はあまり進まないと思われます
険しい山を越えた時、またいつもみたいに更新しますのでよろしくね♪

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2015年01月01日
新年のご挨拶 2015
2014年09月30日
お見舞い・・・
2014/9/30
9月27日の御嶽山の噴火により怪我をされた方
そのご家族さまに心よりお見舞い申し上げます

山頂付近で命を落とされた多数の方
さぞご無念のことだったでしょう
ご家族さまの気持ちを考えるといたたまれません
亡くなられた方のご冥福を深くお祈り致します
合掌
by ひとちが
9月27日の御嶽山の噴火により怪我をされた方
そのご家族さまに心よりお見舞い申し上げます
山頂付近で命を落とされた多数の方
さぞご無念のことだったでしょう
ご家族さまの気持ちを考えるといたたまれません
亡くなられた方のご冥福を深くお祈り致します
合掌
by ひとちが
2014年07月23日
山ヤじゃない一日♪
2014/07/20
思い出の地を歩く・・・
蓮華寺池公園

蓮華寺公園の情報はこちら
むかし むかし
まだ きょうこちゃんが2才のころ
毎日ここで遊んだ
週末になると山に出かける ひとちが
今日は ご用がてら
昔住んでいた場所を訪れてみることにした
当時は藤枝バイパスが清水のバイパスと
つながっていなかったため藤枝市は遠かった
昔とくらべ 道が様変わりしてしまったため
目的地の蓮華池公園までのアクセスがよくわからない

ナビと看板を頼りに進む

といっても 池に住んでたわけぢゃなく
すぐ近くのアパートだけど

夏になると花火大会があって
打ち上げ花火が上がるたびアパートがゆれたっけ
音が怖くって きょうこちゃんはよく泣いた
そんなに近くに住んでたんだ
うん
歩いて2分くらい
池にはハスのピンクの花と
覆い茂った葉が密集して浮かんでいる



池は周遊できるので
昔を思い出しながら一周してみることに
売店の横にある お気に入りの場所

当時 毎日 おむすびを作っては
きょうこちゃんとここでお昼を食べた
懐かしい思い出
ぐるりと音楽堂付近まで歩いていくと
当時なかった物を発見

古墳に行ってみる?
そうですね 静岡の登呂遺跡は有料ですが
ここは無料みたいですから行きたいです
無料が大好きなひとち
バカ暑いじゃん

当時 古墳は整備されてなかったと思う
古墳は山の上だから汗ダクになること覚悟

古墳までは森の中を歩くハイキングコース
ゆるやかな舗装路コースといくつかコースがある
ヤバいくらい暑い

昔 秋は
どんぐり拾ったっけ
へぇー
その当時も拾い乞食だったんだ
うるさいな
古墳は上空から撮影すると全体はこんな感じ

階段を道なりに登っていくと道に沿って左右に
草の盛り上がった囲われた場所が点在している
実に地味
古墳の周囲には木はなく
夏の日差し直撃
あぢぃー
炎天下の一号古墳に到着

横には涼しげな東屋もある
ここからの景色をごらんいただこう
25年前は知らなかった絶景地
藤枝の町が一望
その先は駿河湾と焼津の町

残念ですねぇー
富士山見えませんねぇー

たくさんのお年寄りが健康のために
ウォーキングしている古墳を後にした
森の中のハイキング道を音楽堂に
向かって下ると 小さな川がある
ここはホタルの生息地
そ~いえば
昔 ホタルを見に来たっけ
懐かしくなって川を覗く

あのころのまま
今も保護活動で ホタルのエサとなる貝が
川の中をウロウロ歩いていた

あれ? ひとちは?
こっちですぅ~

あまりの暑さに川に足を突っ込み
涼
こりゃこりゃ
足入れたらダメじゃん
足元には川に住むエビが
大慌てで引っ越ししていたよ
再び 蓮華寺池の本コースに戻り
ハスの花を眺めながら 懐かしい思い出に浸った

蓮華池公園を散策した後
昔 住んでいたアパート
昔 よく買に行った鶏肉屋さん
昔 買い物に行った商店街へ
古くからある町中はさびれていたけど
25年前 あのころのままだった
変わったのは 町をとりまく周辺
新興住宅街と新しい道路なのかもしれない
いつの間にか 近くなっていた藤枝市
また秋に歩きたい 今度は すえちせも連れて

懐かしい思い出めぐり
遠い昔にタイムスリップしたような
そんな気分の一日だったよ
思い出の地を歩く・・・
蓮華寺池公園



むかし むかし
まだ きょうこちゃんが2才のころ
毎日ここで遊んだ

週末になると山に出かける ひとちが

今日は ご用がてら
昔住んでいた場所を訪れてみることにした

当時は藤枝バイパスが清水のバイパスと
つながっていなかったため藤枝市は遠かった

昔とくらべ 道が様変わりしてしまったため
目的地の蓮華池公園までのアクセスがよくわからない


ナビと看板を頼りに進む


といっても 池に住んでたわけぢゃなく
すぐ近くのアパートだけど


夏になると花火大会があって
打ち上げ花火が上がるたびアパートがゆれたっけ
音が怖くって きょうこちゃんはよく泣いた

そんなに近くに住んでたんだ

うん
歩いて2分くらい

池にはハスのピンクの花と
覆い茂った葉が密集して浮かんでいる




池は周遊できるので
昔を思い出しながら一周してみることに

売店の横にある お気に入りの場所


当時 毎日 おむすびを作っては
きょうこちゃんとここでお昼を食べた

懐かしい思い出
ぐるりと音楽堂付近まで歩いていくと
当時なかった物を発見


古墳に行ってみる?
そうですね 静岡の登呂遺跡は有料ですが
ここは無料みたいですから行きたいです

無料が大好きなひとち

バカ暑いじゃん


当時 古墳は整備されてなかったと思う
古墳は山の上だから汗ダクになること覚悟


古墳までは森の中を歩くハイキングコース
ゆるやかな舗装路コースといくつかコースがある

ヤバいくらい暑い


昔 秋は


へぇー
その当時も拾い乞食だったんだ

うるさいな

古墳は上空から撮影すると全体はこんな感じ


階段を道なりに登っていくと道に沿って左右に
草の盛り上がった囲われた場所が点在している

実に地味

古墳の周囲には木はなく
夏の日差し直撃

あぢぃー

炎天下の一号古墳に到着


横には涼しげな東屋もある

ここからの景色をごらんいただこう

25年前は知らなかった絶景地

藤枝の町が一望

その先は駿河湾と焼津の町


残念ですねぇー
富士山見えませんねぇー


たくさんのお年寄りが健康のために
ウォーキングしている古墳を後にした

森の中のハイキング道を音楽堂に
向かって下ると 小さな川がある



そ~いえば
昔 ホタルを見に来たっけ

懐かしくなって川を覗く


あのころのまま

今も保護活動で ホタルのエサとなる貝が
川の中をウロウロ歩いていた


あれ? ひとちは?
こっちですぅ~


あまりの暑さに川に足を突っ込み
涼
こりゃこりゃ
足入れたらダメじゃん

足元には川に住むエビが
大慌てで引っ越ししていたよ

再び 蓮華寺池の本コースに戻り
ハスの花を眺めながら 懐かしい思い出に浸った


蓮華池公園を散策した後
昔 住んでいたアパート
昔 よく買に行った鶏肉屋さん
昔 買い物に行った商店街へ
古くからある町中はさびれていたけど
25年前 あのころのままだった

変わったのは 町をとりまく周辺
新興住宅街と新しい道路なのかもしれない

いつの間にか 近くなっていた藤枝市
また秋に歩きたい 今度は すえちせも連れて


懐かしい思い出めぐり
遠い昔にタイムスリップしたような
そんな気分の一日だったよ

2014年05月19日
鳩のはなし・・・
2014/05/18
母の愛

これは こはちゃんが赤ちゃんの時の写真です
子供を持てば母親
お母さんが子供に持つ愛情は
どんな生き物だって同じこと
「どんぐり&花展」が終わり
平穏な生活が戻ってきた
秋になって どんぐりが落ちるまで工作はお休み
これでしばらくは山ヤに戻れるってわけだ
そういうこと
しかぁ~し
ありがたいことに展示会が終わると ちがこさんの元には
色々な廃材が次々と集まってきた
いったい何でだろ?
まぁ いいです
その中に こんなものがあった

鳥の巣 
自宅の庭に巣をかけた鳥が
子育ても終わり空家が残った
持ってきてくれた おじさん曰く
「この巣は一年で終わり 新しい住人はこない」 と
そこで わざわざ木の枝ごと切って
ちがこさんに鳥の巣を届けてくれたのだ
何かに使ってね
何かって言われてもねぇー
作り物ではない鳥の巣は素晴らしい出来栄え
上から見ると ヒナが居心地よさ気な丸い穴

よく見るとこの巣の下部分は
人間様が捨てたビニール紐でできている

賢いよね 鳥って
ホント! ホント!
巣が丈夫になるように工夫したんだね
それにしても これどうしれってか?
秋になったら どんぐりちゃんの巣にでもしようかな?
なんて庭をウロウロ散歩しながら考えていると
デ デ ポッポー
デ デ ポッポー
庭のキンモクセイの木の中から鳩の声

ありゃ どこにいるんだろ?
ふと足元を見ると 鉄板の上に何やら白い物が
コロンと転がっていた
あっ たまごだ

無残にもヒビが入り あと少しでふ化寸前のヒナが
殻の中で冷たくなって死亡していた
きゃぁー大変
かわいそう
それにしても
いったいどこから落ちたんだろ?
モサモサと葉が増えたキンモクセイ
葉っぱのジャングルを見上げると
いたいた・・・
木の上から鳩がこっちを見ている
細身のきれいな鳩
きっと鳩の世界では美人に違いない

ちがこさんの家の近くには 世界文化遺産に登録された
富士宮浅間大社がある
まだ ちがこさんが子供のころ
神社の公園の中に 鳩小屋ってのがあった
(サル小屋とか クマ小屋もあったんだよ
)
鳩の糞公害かなんか知らなけど
鳩の家はいつの間にか撤去された

住処を失った鳩たちは 近隣の一般住宅地に
家を建てるようになったのだ
そうかー
あの巣から たまごは落ちちゃったわけだ
そうは言っても 死んでしまった
たまごを戻すってわけにもいかない
鳩は淋しそうにいつまでも鳴いていた
三日間ほど鳩は巣から出ることなく
じっと巣に座っていた
まるでたまごを温めているように

ある日突然 鳩は巣から姿を消した
自分の たまごが戻らないと悟ったのだろう
空家になった巣は ちがこさんの頂いた鳥の巣とは違い
とても簡単なつくりで 細い枝を平たく敷いた簡素な物

これじゃぁー 風が強く吹いたら
コロンと落っこちちゃうよ
寂しげだった母鳩のことを思うと
心が痛くなった
今日のかわいい一枚

ウォーリーみたいな すえたろうさん
次回は山歩きのブログ
お楽しみにぃ~っ
母の愛

これは こはちゃんが赤ちゃんの時の写真です

子供を持てば母親

お母さんが子供に持つ愛情は
どんな生き物だって同じこと

「どんぐり&花展」が終わり
平穏な生活が戻ってきた

秋になって どんぐりが落ちるまで工作はお休み
これでしばらくは山ヤに戻れるってわけだ

そういうこと

しかぁ~し
ありがたいことに展示会が終わると ちがこさんの元には
色々な廃材が次々と集まってきた

いったい何でだろ?
まぁ いいです

その中に こんなものがあった



自宅の庭に巣をかけた鳥が
子育ても終わり空家が残った

持ってきてくれた おじさん曰く
「この巣は一年で終わり 新しい住人はこない」 と

そこで わざわざ木の枝ごと切って
ちがこさんに鳥の巣を届けてくれたのだ

何かに使ってね

何かって言われてもねぇー

作り物ではない鳥の巣は素晴らしい出来栄え
上から見ると ヒナが居心地よさ気な丸い穴

よく見るとこの巣の下部分は
人間様が捨てたビニール紐でできている

賢いよね 鳥って

ホント! ホント!
巣が丈夫になるように工夫したんだね

それにしても これどうしれってか?
秋になったら どんぐりちゃんの巣にでもしようかな?
なんて庭をウロウロ散歩しながら考えていると

デ デ ポッポー
デ デ ポッポー
庭のキンモクセイの木の中から鳩の声

ありゃ どこにいるんだろ?
ふと足元を見ると 鉄板の上に何やら白い物が
コロンと転がっていた

あっ たまごだ


無残にもヒビが入り あと少しでふ化寸前のヒナが
殻の中で冷たくなって死亡していた

きゃぁー大変

かわいそう

それにしても
いったいどこから落ちたんだろ?
モサモサと葉が増えたキンモクセイ
葉っぱのジャングルを見上げると
いたいた・・・
木の上から鳩がこっちを見ている

細身のきれいな鳩

きっと鳩の世界では美人に違いない


ちがこさんの家の近くには 世界文化遺産に登録された
富士宮浅間大社がある

まだ ちがこさんが子供のころ
神社の公園の中に 鳩小屋ってのがあった

(サル小屋とか クマ小屋もあったんだよ

鳩の糞公害かなんか知らなけど
鳩の家はいつの間にか撤去された


住処を失った鳩たちは 近隣の一般住宅地に
家を建てるようになったのだ

そうかー
あの巣から たまごは落ちちゃったわけだ

そうは言っても 死んでしまった
たまごを戻すってわけにもいかない

鳩は淋しそうにいつまでも鳴いていた

三日間ほど鳩は巣から出ることなく
じっと巣に座っていた

まるでたまごを温めているように

ある日突然 鳩は巣から姿を消した

自分の たまごが戻らないと悟ったのだろう

空家になった巣は ちがこさんの頂いた鳥の巣とは違い
とても簡単なつくりで 細い枝を平たく敷いた簡素な物

これじゃぁー 風が強く吹いたら
コロンと落っこちちゃうよ

寂しげだった母鳩のことを思うと
心が痛くなった

今日のかわいい一枚
ウォーリーみたいな すえたろうさん
次回は山歩きのブログ

お楽しみにぃ~っ

2014年01月04日
2014年初更新!
2014/01/04
新年のごあいさつ

2014年 ひとちが年賀状
大変遅くなりましたが
明けましておめでとうございます
今年も ひとちが凸凹ライフ
よろしくお願いしまぁ~す♪
年末年始の慌ただしい中
ヘコタレず 山歩き続行中
ブログの更新が滞っていますが
徐々にアップしていきたいと思います
待っててねー
新年のごあいさつ

2014年 ひとちが年賀状
大変遅くなりましたが
明けましておめでとうございます

今年も ひとちが凸凹ライフ
よろしくお願いしまぁ~す♪
年末年始の慌ただしい中
ヘコタレず 山歩き続行中

ブログの更新が滞っていますが
徐々にアップしていきたいと思います

待っててねー

2013年11月05日
2013 紅葉情報♪
2013/11/05
今週の見頃は?
青木ヶ原樹海
(富士山エリア)

富士五湖周辺の山々が
色づき始めたよ
11月前半 河口湖・西湖・精進湖付近は
赤や黄色の木々が 樹海の中を突っ切る道沿いを彩る
(わ~ぉ
)

ちがこさんのイチ押しは
県道71号線
ここは穴場の紅葉スポット 
何故ならば
お仕事中の大きなトラックもいないし
交通量が少ないので ゆっくり車を
走らせることができる
ってわけ

国道と違い やや道幅は狭いものの
信号もないし 牧場の近くを走る道からは
天子山塊・富士山などを眺めながらドライブできるのだ
(いいねぇー
)
道沿いの展望スポットからは
なんと本栖湖も見えちゃう

県道71号と国道139号が交わる場所
ここには素晴らしい山がある
足和田山
只今 人気の 紅葉台付近 は
現在 観光客でコミコミ
紅葉台の先には
もっとステキな場所があるのになぁー
山の麓から歩かずに 稜線上にあるレストハウスまで
車で来る人たちは 大抵が駐車場に車を停め
レストハウスから景色を眺め 満足して帰ってしまうのだ
(はぁ。。。)
ほんの15分程度 ゆるやかな稜線を登っていけば
素晴らしい眺めの三湖台に行くことができるのに
明らかに損してる

今は富士五湖周辺の山々は
紅葉最高潮 

暖かい秋の日差しの中 あなたも三湖台から
樹海の紅葉を山の上から眺めて見ませんか?

今週の見頃は?
青木ヶ原樹海
(富士山エリア)

富士五湖周辺の山々が
色づき始めたよ

11月前半 河口湖・西湖・精進湖付近は
赤や黄色の木々が 樹海の中を突っ切る道沿いを彩る

(わ~ぉ


ちがこさんのイチ押しは
県道71号線



何故ならば
お仕事中の大きなトラックもいないし
交通量が少ないので ゆっくり車を
走らせることができる
ってわけ


国道と違い やや道幅は狭いものの
信号もないし 牧場の近くを走る道からは
天子山塊・富士山などを眺めながらドライブできるのだ

(いいねぇー

道沿いの展望スポットからは
なんと本栖湖も見えちゃう


県道71号と国道139号が交わる場所
ここには素晴らしい山がある

足和田山
只今 人気の 紅葉台付近 は
現在 観光客でコミコミ

紅葉台の先には
もっとステキな場所があるのになぁー

山の麓から歩かずに 稜線上にあるレストハウスまで
車で来る人たちは 大抵が駐車場に車を停め
レストハウスから景色を眺め 満足して帰ってしまうのだ

(はぁ。。。)
ほんの15分程度 ゆるやかな稜線を登っていけば
素晴らしい眺めの三湖台に行くことができるのに

明らかに損してる


今は富士五湖周辺の山々は



暖かい秋の日差しの中 あなたも三湖台から
樹海の紅葉を山の上から眺めて見ませんか?

2013年09月09日
百面相♪
2013/9/8
碧き地球に ようこそ!
9月3日うまれの男の子

ちがこさんの 妹の子供
つまり 姪っ子に赤ちゃんが産まれた
姪っ子の子供って
何ていうのかな?
誰に聞いても
誰も知らない
まっ いいや
また孫がひとり増えたみたいなもんで
何だってかまわないのだ
パパの の と
ママの あ をもらって
名前は のあ と命名された
ちっいゃいけど
男の子だぞぉー

やたら かわいい♪
まだ目も見えない赤ちゃんなのに
百面相はお手の物


早く大きくなぁ~れ
のあくん♪
碧き地球に ようこそ!
9月3日うまれの男の子

ちがこさんの 妹の子供
つまり 姪っ子に赤ちゃんが産まれた

姪っ子の子供って
何ていうのかな?
誰に聞いても
誰も知らない

まっ いいや

また孫がひとり増えたみたいなもんで
何だってかまわないのだ

パパの の と
ママの あ をもらって
名前は のあ と命名された

ちっいゃいけど
男の子だぞぉー


やたら かわいい♪
まだ目も見えない赤ちゃんなのに
百面相はお手の物





早く大きくなぁ~れ
のあくん♪
2013年07月21日
バケツガールズ♪
2013/7/18
水あそび
花ちゃんと小葉ちゃんの夏・・・
やっぱ 暑い日は
アイスとプールでしょ!
おっきいープールはこわいから
あたちには このプールが
一番お似合いよ

まだバケツに入れる
フツーの1才
いいねぇー
こはちゃん
うん♪

あれれ?
もしかして おねえちゃんも
バケツに入りたいの?

あるかなぁー?
ちっちゃな6才が
入れるバケツ
あった! あった!

暑い夏には
これがピッタリ
梅雨明けの猛暑を乗り切らなくっちゃね
水あそび
花ちゃんと小葉ちゃんの夏・・・
やっぱ 暑い日は
アイスとプールでしょ!
おっきいープールはこわいから
あたちには このプールが
一番お似合いよ

まだバケツに入れる
フツーの1才

いいねぇー
こはちゃん

うん♪
あれれ?
もしかして おねえちゃんも
バケツに入りたいの?
あるかなぁー?
ちっちゃな6才が
入れるバケツ

あった! あった!
暑い夏には
これがピッタリ

梅雨明けの猛暑を乗り切らなくっちゃね
