2014年07月17日
中年の証明♪ Ⅱ
2014/07/12
大変な山歩き第二弾!
笹山 (黒河内岳)
(赤石山脈南部エリア)
全山行 416回

笹山(黒河内岳)の情報はこちら
大変な山歩き第一弾はこちら
標高 南峰 2717.6m 北峰 2733m
天気
晴れ
山行時間 11時間30分
*内、山頂で倒れていた時間 1時間30分
〈コース〉自宅(2:00)-奈良田温泉駐車場(4:30)-吊橋-トンネル通過(迷)-
第二発電所登山口(5:00)-ダイレクト尾根へ-水場/1603m(7:00)-テン場/2300m-
南峰-(9:30-9:40)-北峰(9:50-11:30)-ピストンで駐車場(4:00)
4年ぶりに髪を切った
腰丈ほどの長さ
伸びた髪にハサミが入る
バサ
髪が床に落ちた瞬間
暑い夏の扉が開いた
ひとちがの持っている2009年版の「山と高原地図」には
ダイレクト尾根コースの記載がない
現在の地図には破線ルートとして記載はあるが
破線ルートゆえ コースタイムの記載もない

これじゃ
役立たずぢゃん
こーゆー場合 山友たちの記録を
参考にに登るしかないわけで
コースタイムって 個人差あるよね
あまり参考になるとは思えないけど
まぁね
果たして日没までに
下山できるのか ひとちが?
奈良田温泉の駐車場に到着
2007年の夏 白根三山を縦走した時に
車を停めた場所だ
バカに混んでますね
連休ともなれば混雑していても
何の不思議もない
今日はフツーの土曜日
特に天気もすこぷるいいってわけでもない
おかしいですね
でも車停められてよかった
横で出発準備をしている おじさんが教えてくれた
昨日の台風で芦安の林道が崩れて
広河原へは奈良田側からしか入れないからだよ
へぇー
そうなんですかぁー
妙に納得
ひとちがは ウハウハだった
何故ならば
本日登るお山は
バスに乗らなくてもいい
奈良田湖の真ん中にかかる吊橋を渡り

ちがこさんが 一度はヨロけて
足を突っ込むであろう渉渡地点

私先に行きますね
そう言うと ひとしさんはピョンピョンと
石の上を軽やかに渡って行く
あれ ひとち行っちゃったよ
ちがこさんは行かないの?
え゛?
行く! 行く!

ここは 過去 〇むちゃんが落ちたという
伝説の渉渡地点
だよね 〇むちゃん?
ちがこさんも落ちない保障はない
落ちるかも・・・
落ちるかも・・・
バクバク高鳴る鼓動
自分に言い聞かせた
笊の沢よりマシじゃん
そう そう

渡りきるとトンネルが目の前にある

ここを通過すればいいんですか?
いつものごとく 何の山調べもしていない
ノーテンキな ひとしさん
入口には鎖が張られ「立ち入り禁止」の
赤い看板がぶらさがっている
黒くブキミに口を開けたトンネル
ありゃ? トンネルを通過するなんて
誰かの記録にあったっけかな?
まったく記憶にない
ふと横を見ると
こんなもの

あ~
「電気つけろ」ってことね
じゃ 進もうかっ!
ちがこさん ちがこさん
本当に通過していいの?
「立ち入り禁止」だよ
いいの! いいの!
パチン
スイッチを入れると
更に気味悪いトンネル

速足で通過
ポンと出た場所は

なんじゃい
これじゃ せっかく渡った湖を
また渡り返しちゃったじゃん
横には 額に怒りマークの
浮き出た ひとしさん
「立ち入り禁止」って看板があるんだから
違うんじゃないかと言ったのに
まぁ まぁ

Uターン
正規ルートのある第二発電所の横から
ちょっと暗い登山口に向かった

ここからが勝負
登山口の標高は750mほど
山頂の標高は2700mちょいだから
2000m近く登り続けるってことになる
山頂まで どれほどの時間で
到達できるんだろ
大丈夫? ひとちが?
全然大丈夫じゃないですぅー
ちがこさんのノロノロ歩きで
日没までに本当に下山できるのか?

山の中腹にある発電所施設の最高点までは
植林帯に鉄の手すりがジグザグにつけられている
それでも急登に変わりはない

暗い植林帯を登りきると
すてきな緑の山が待っていた
いいじゃん♪

うかれポンチキで登っていく
この先 瀕死の状態になることを
ちがこさんは まだ知らない

すっかり尾根らしくなった明るい登山道を
所々にある赤テープを確認しながら登る
ボトボトと尋常なく汗が落ちる
暑いねぇー
通常 暑くてもあまり汗をかかない
ちがこさんだが 今日は違う
滝のような汗
しばらく登っていくと
事態が急変した
先を歩く ちがこさんの様子が
なんだかおかしい

あれ? どうしたんですか?
もう疲れたんですか?
覗き込むように
ひとしさんが声をかけた
ん
なんか 心臓バクバクするし
息も苦しいし
ヤバくない ひとち!
出だしから こんなんじゃ
ハァ
ハァ
ハァ
1603mの第一ポイントの
水場入口に到着

ここまで2時間
山頂はまだまだ遠い
これじゃ ちがこさん登りきれないよ
敗退したほうがいいんじゃない?
どうしましょう
ペースが遅い上 少し歩いては立ち止まり
すぐに休憩したがる ちがこさん

止まらないで進んで下さい
足取りの重い ちがこさんを前に
イライラする ひとしさん
夏の暑い太陽がサンサンと樹林帯の中に照りつけ
気温はどんどん上昇していく

あぢぃ~
水分をとって下さい
熱中症になるといけないですから
ハァ
ハァ
ハァ
2100mの赤テープまで登った

なんでそんなに苦しいんですか?
お酒の呑みすぎです
休肝日を作りましょう
なんでお酒のせいにするかな
お酒のせいじゃないもん
ブツブツ・・・
納得のいかない ちがこさん
少し歩いては休み
また止まっては水分補給

いつになったら山頂に到達できるんだろ?
イラ イラ イラ イラ
右手側の尾根は 農鳥岳に続く
大唐松尾根

雲がかかっているのは
きっと北岳だよね

いつもなら どんなに大変でも
辛くっても 楽しい登り
山頂からのすばらしい景色を想像して
ワクワクする気持ちを抑えきれない貴重な時間
しかぁ~し
今日は違う
たった100mの標高を上げるのも苦痛で
地面とひたすらにらめっこ
はぁ。。。

ちがこさん 大丈夫?
もうヤメたら?
うるさい
登るよ
強情な

標高が上がるとガスが山を覆った
もしかして展望ダメかもしれませんね
体調が悪い上 無理してまで登ろうっていうのに
景色までダメだったら頭にくる
テンション下がりまくり

かすかに山鈴の音が聞こえた
山頂から下ってきた おじいちゃん
本日初めてすれ違う 貴重な登山者
山頂はガスですか?
いや いいよ
南峰はダメだけど 北峰はいいよ
すっごくいい
ひゃぁ~
そうなんですか
がんばろっと
シャクナゲが出てきたら
あと20分くらいで山頂だよ
がんばってね
テンションアップ
とはいえ 登山道はどんどん狭くなり
倒木も多く登りにくい

体調は回復するどころか
めまいはするし ヨロけて倒れそう
ヤバい ヤバい
しっかりしなくっちゃ
後方から あまりのノロさに
ひとしさんがブウたれる
お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです
お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです
お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです
とうとう ちがこさんがキレた
う うるさいな
週に二回 休肝日入れるよ
うじゃうじゃ言わないで
お酒ヤメる気はないんだね
じゃ 今週から月・木で
ブツブツ。。。
ハァ
ハァ
ハァ

ガスから出た
とたんに ギラギラした太陽が照りつける
ピンクのイワカガミが群生
山頂はもう近い

青空が眩しい南峰に到着
周囲は背丈ほどの木で囲まれていた

よかったですぅー
ここまで5時間半で登れました
不調の割に早い時間に到達できたので
ひとしさんは ルンルン
あれ?
ちがこさんは?

あらあら 座りこんじゃって
ゲボゲボ
おえーっ
でたぁーっ!
ひとちの十八番
って 今日は ちがこさんかい
少しは楽になりましたか?
まぁね
まったく最悪だよ これって笠ヶ岳に登った時と
大して変わんないくらい悲惨な感じ
再び立ち上がると ヨロヨロしながら
今度は北峰に向かった

居心地よさげな山頂のテン場を通過
展望のいい北峰に

先に到着した ひとしさん
ご満悦

ひとち
景色見せてよ
わかりましたぁ~




スゴいでしょ!

もしかしなくて
あの死体みたいなの?
そうですぅ
汗臭いタオルを地面に敷くと
ゴロリと横になった
もう動けましぇん

あ゛―
悲惨だね
ダウンしたのは仕方ないとしても
実は もっと悲惨なことがあったのだ
この時期山頂には ハエとアリがいっぱいいた
ちがこさんを襲ったのは
集団ヤロー人噛みアリ

クロヤマアリ
亜高山帯の陽当りのいい場所に生息
黒い影は敵とみなし攻撃する。
本日来ている服は黒
敵と判断されても仕方ないか

やつらは容赦なく 倒れている
ちがこさんの服の隙間から侵入
瀕死状態で動けないことをいいことに
噛みたい放題
噛まれ続けること1時間半
噛み跡は 赤くふくれ かゆいのなんの
まるで麻疹みたいじゃん
悪かったね
前年まで ブユ・山ヒル・山ダニの餌食
そして今年は 人噛みアリの餌食となった
ここまでアリに噛まれたのは初体験
そー考えると
ブランコ毛虫は見た目はどうであれ
無害でしたね
そーゆーことじゃなくって
で ちがこさんが攻撃されてる間
ひとちは何してたの?
えっ
えっ
かっちょいい私の撮影ですぅ~
見せましょうか?
い いいよ
見たいでしょ?
べ 別に
じゃ~ん

きたぁ~っ

かっちょいい

まだまだぁーっ

とりゃぁーっ

あれ?
もういいんですか?
山頂に誰もいなくてよかったね
間違いなく変人だと思われてたと思うよ
1時間半後
ようやく ちがこさんが起き上った

下山できますか?
うん
歩けるし 帰るよ

南峰に別れを告げ
一気に2000m近い標高を下る
よかったね ちがこさん
元気になって
うん

忘れないで下さいよ
私との約束 休肝日!
わかってるしぃー
登りの時は苦しくて
周囲を見回す気力もなかった

下山時にみつけた
ナラッシー

白いランデブーしているひとたちを
眺めながら下った

足の裏が痛くなるころ
登山口の第二発電所に到着

夏の扉が開いたとたん
辛く苦しい山歩きとなってしまった
それでも
ヨレた中年でもやる気さえあればなんとかなる
ということを証明できたような気がする・・・
by ちがこさん
沢の水で 汗ダクの顔を
ジャブジャブ洗う
さっぱりしましたぁ~

いい顔してるよ ひとち
この日の立ち寄り湯はこちら
奈良田温泉 女帝の湯
田舎の農家のような レトロな雰囲気の温泉です
源泉を飲むこともできるよ
大変な山歩き第二弾!
笹山 (黒河内岳)
(赤石山脈南部エリア)
全山行 416回





標高 南峰 2717.6m 北峰 2733m
天気

山行時間 11時間30分
*内、山頂で倒れていた時間 1時間30分
〈コース〉自宅(2:00)-奈良田温泉駐車場(4:30)-吊橋-トンネル通過(迷)-
第二発電所登山口(5:00)-ダイレクト尾根へ-水場/1603m(7:00)-テン場/2300m-
南峰-(9:30-9:40)-北峰(9:50-11:30)-ピストンで駐車場(4:00)
4年ぶりに髪を切った

腰丈ほどの長さ
伸びた髪にハサミが入る

バサ
髪が床に落ちた瞬間
暑い夏の扉が開いた

ひとちがの持っている2009年版の「山と高原地図」には
ダイレクト尾根コースの記載がない

現在の地図には破線ルートとして記載はあるが
破線ルートゆえ コースタイムの記載もない


これじゃ
役立たずぢゃん

こーゆー場合 山友たちの記録を
参考にに登るしかないわけで

コースタイムって 個人差あるよね

あまり参考になるとは思えないけど

まぁね

果たして日没までに
下山できるのか ひとちが?
奈良田温泉の駐車場に到着

2007年の夏 白根三山を縦走した時に
車を停めた場所だ

バカに混んでますね

連休ともなれば混雑していても
何の不思議もない

今日はフツーの土曜日
特に天気もすこぷるいいってわけでもない

おかしいですね

でも車停められてよかった

横で出発準備をしている おじさんが教えてくれた

昨日の台風で芦安の林道が崩れて
広河原へは奈良田側からしか入れないからだよ

へぇー
そうなんですかぁー

妙に納得

ひとちがは ウハウハだった

何故ならば
本日登るお山は
バスに乗らなくてもいい

奈良田湖の真ん中にかかる吊橋を渡り


ちがこさんが 一度はヨロけて
足を突っ込むであろう渉渡地点


私先に行きますね

そう言うと ひとしさんはピョンピョンと
石の上を軽やかに渡って行く

あれ ひとち行っちゃったよ

ちがこさんは行かないの?
え゛?
行く! 行く!

ここは 過去 〇むちゃんが落ちたという
伝説の渉渡地点
だよね 〇むちゃん?
ちがこさんも落ちない保障はない

落ちるかも・・・
落ちるかも・・・
バクバク高鳴る鼓動

自分に言い聞かせた

笊の沢よりマシじゃん

そう そう


渡りきるとトンネルが目の前にある


ここを通過すればいいんですか?
いつものごとく 何の山調べもしていない
ノーテンキな ひとしさん

入口には鎖が張られ「立ち入り禁止」の
赤い看板がぶらさがっている

黒くブキミに口を開けたトンネル

ありゃ? トンネルを通過するなんて
誰かの記録にあったっけかな?
まったく記憶にない

ふと横を見ると
こんなもの


あ~

「電気つけろ」ってことね

じゃ 進もうかっ!
ちがこさん ちがこさん
本当に通過していいの?
「立ち入り禁止」だよ

いいの! いいの!


スイッチを入れると
更に気味悪いトンネル


速足で通過

ポンと出た場所は


なんじゃい

これじゃ せっかく渡った湖を
また渡り返しちゃったじゃん

横には 額に怒りマークの
浮き出た ひとしさん

「立ち入り禁止」って看板があるんだから
違うんじゃないかと言ったのに

まぁ まぁ

Uターン

正規ルートのある第二発電所の横から
ちょっと暗い登山口に向かった


ここからが勝負

登山口の標高は750mほど

山頂の標高は2700mちょいだから
2000m近く登り続けるってことになる

山頂まで どれほどの時間で
到達できるんだろ

大丈夫? ひとちが?
全然大丈夫じゃないですぅー

ちがこさんのノロノロ歩きで
日没までに本当に下山できるのか?

山の中腹にある発電所施設の最高点までは
植林帯に鉄の手すりがジグザグにつけられている

それでも急登に変わりはない


暗い植林帯を登りきると
すてきな緑の山が待っていた

いいじゃん♪

うかれポンチキで登っていく

この先 瀕死の状態になることを
ちがこさんは まだ知らない


すっかり尾根らしくなった明るい登山道を
所々にある赤テープを確認しながら登る

ボトボトと尋常なく汗が落ちる

暑いねぇー

通常 暑くてもあまり汗をかかない
ちがこさんだが 今日は違う

滝のような汗

しばらく登っていくと
事態が急変した

先を歩く ちがこさんの様子が
なんだかおかしい


あれ? どうしたんですか?
もう疲れたんですか?
覗き込むように
ひとしさんが声をかけた

ん
なんか 心臓バクバクするし
息も苦しいし

ヤバくない ひとち!
出だしから こんなんじゃ

ハァ



1603mの第一ポイントの
水場入口に到着


ここまで2時間
山頂はまだまだ遠い

これじゃ ちがこさん登りきれないよ

敗退したほうがいいんじゃない?
どうしましょう

ペースが遅い上 少し歩いては立ち止まり
すぐに休憩したがる ちがこさん


止まらないで進んで下さい

足取りの重い ちがこさんを前に
イライラする ひとしさん

夏の暑い太陽がサンサンと樹林帯の中に照りつけ
気温はどんどん上昇していく


あぢぃ~

水分をとって下さい

熱中症になるといけないですから

ハァ



2100mの赤テープまで登った


なんでそんなに苦しいんですか?
お酒の呑みすぎです

休肝日を作りましょう

なんでお酒のせいにするかな

お酒のせいじゃないもん

ブツブツ・・・
納得のいかない ちがこさん

少し歩いては休み
また止まっては水分補給


いつになったら山頂に到達できるんだろ?
イラ イラ イラ イラ
右手側の尾根は 農鳥岳に続く
大唐松尾根


雲がかかっているのは
きっと北岳だよね


いつもなら どんなに大変でも
辛くっても 楽しい登り

山頂からのすばらしい景色を想像して
ワクワクする気持ちを抑えきれない貴重な時間

しかぁ~し
今日は違う
たった100mの標高を上げるのも苦痛で
地面とひたすらにらめっこ

はぁ。。。

ちがこさん 大丈夫?
もうヤメたら?
うるさい
登るよ

強情な


標高が上がるとガスが山を覆った

もしかして展望ダメかもしれませんね

体調が悪い上 無理してまで登ろうっていうのに
景色までダメだったら頭にくる

テンション下がりまくり


かすかに山鈴の音が聞こえた

山頂から下ってきた おじいちゃん
本日初めてすれ違う 貴重な登山者

山頂はガスですか?
いや いいよ
南峰はダメだけど 北峰はいいよ

すっごくいい

ひゃぁ~
そうなんですか

がんばろっと

シャクナゲが出てきたら
あと20分くらいで山頂だよ
がんばってね

テンションアップ

とはいえ 登山道はどんどん狭くなり
倒木も多く登りにくい


体調は回復するどころか
めまいはするし ヨロけて倒れそう

ヤバい ヤバい
しっかりしなくっちゃ

後方から あまりのノロさに
ひとしさんがブウたれる

お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです
お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです
お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです お酒が悪いんです
とうとう ちがこさんがキレた

う うるさいな

週に二回 休肝日入れるよ
うじゃうじゃ言わないで

お酒ヤメる気はないんだね

じゃ 今週から月・木で

ブツブツ。。。
ハァ




ガスから出た

とたんに ギラギラした太陽が照りつける

ピンクのイワカガミが群生

山頂はもう近い


青空が眩しい南峰に到着

周囲は背丈ほどの木で囲まれていた


よかったですぅー
ここまで5時間半で登れました

不調の割に早い時間に到達できたので
ひとしさんは ルンルン

あれ?
ちがこさんは?

あらあら 座りこんじゃって

ゲボゲボ
おえーっ

でたぁーっ!
ひとちの十八番

って 今日は ちがこさんかい

少しは楽になりましたか?
まぁね

まったく最悪だよ これって笠ヶ岳に登った時と
大して変わんないくらい悲惨な感じ

再び立ち上がると ヨロヨロしながら
今度は北峰に向かった


居心地よさげな山頂のテン場を通過
展望のいい北峰に


先に到着した ひとしさん
ご満悦


ひとち
景色見せてよ

わかりましたぁ~





スゴいでしょ!

もしかしなくて
あの死体みたいなの?
そうですぅ

汗臭いタオルを地面に敷くと
ゴロリと横になった

もう動けましぇん


あ゛―
悲惨だね

ダウンしたのは仕方ないとしても
実は もっと悲惨なことがあったのだ

この時期山頂には ハエとアリがいっぱいいた

ちがこさんを襲ったのは
集団ヤロー人噛みアリ

クロヤマアリ
亜高山帯の陽当りのいい場所に生息
黒い影は敵とみなし攻撃する。
本日来ている服は黒
敵と判断されても仕方ないか


やつらは容赦なく 倒れている
ちがこさんの服の隙間から侵入

瀕死状態で動けないことをいいことに
噛みたい放題

噛まれ続けること1時間半

噛み跡は 赤くふくれ かゆいのなんの

まるで麻疹みたいじゃん

悪かったね

前年まで ブユ・山ヒル・山ダニの餌食
そして今年は 人噛みアリの餌食となった

ここまでアリに噛まれたのは初体験

そー考えると
ブランコ毛虫は見た目はどうであれ
無害でしたね

そーゆーことじゃなくって

で ちがこさんが攻撃されてる間
ひとちは何してたの?
えっ


かっちょいい私の撮影ですぅ~

見せましょうか?
い いいよ

見たいでしょ?
べ 別に

じゃ~ん

きたぁ~っ


かっちょいい


まだまだぁーっ


とりゃぁーっ


あれ?
もういいんですか?
山頂に誰もいなくてよかったね

間違いなく変人だと思われてたと思うよ

1時間半後
ようやく ちがこさんが起き上った


下山できますか?
うん
歩けるし 帰るよ


南峰に別れを告げ
一気に2000m近い標高を下る

よかったね ちがこさん
元気になって
うん


忘れないで下さいよ
私との約束 休肝日!
わかってるしぃー

登りの時は苦しくて
周囲を見回す気力もなかった


下山時にみつけた
ナラッシー


白いランデブーしているひとたちを
眺めながら下った


足の裏が痛くなるころ
登山口の第二発電所に到着


夏の扉が開いたとたん
辛く苦しい山歩きとなってしまった

それでも
ヨレた中年でもやる気さえあればなんとかなる
ということを証明できたような気がする・・・
by ちがこさん
沢の水で 汗ダクの顔を
ジャブジャブ洗う

さっぱりしましたぁ~


いい顔してるよ ひとち



奈良田温泉 女帝の湯
田舎の農家のような レトロな雰囲気の温泉です

源泉を飲むこともできるよ

この記事へのコメント
笊に続いて笹山も征服ですか~!
日帰りでは厳しいかと思っていましたが・・・さすがは「やれば出来る」中年ですねぇ。
ここも苦労して登っても眺望がなかったら台無しになってしまう所ですが・・・日頃の行いがものを言いましたねぇ。
お酒は活力の源ですから・・・度を過ごさなければ毎日でもOKでしょうね~。
日帰りでは厳しいかと思っていましたが・・・さすがは「やれば出来る」中年ですねぇ。
ここも苦労して登っても眺望がなかったら台無しになってしまう所ですが・・・日頃の行いがものを言いましたねぇ。
お酒は活力の源ですから・・・度を過ごさなければ毎日でもOKでしょうね~。
Posted by 賢パパ@晩酌にはまだ早いか at 2014年07月17日 14:04
お疲れ様です!
やりましたね、笹山!
ご機嫌なひとしさんの写真が最高です(笑
しかし、、この日は台風一過の影響か、全国で暑かったようですね。
低い標高から登る山は鬼門だったのかもしれません。
我々も、ちがこさんのように死にかけていました。。。
やりましたね、笹山!
ご機嫌なひとしさんの写真が最高です(笑
しかし、、この日は台風一過の影響か、全国で暑かったようですね。
低い標高から登る山は鬼門だったのかもしれません。
我々も、ちがこさんのように死にかけていました。。。
Posted by itta
at 2014年07月17日 21:17

賢パパさんへ♪
ほんとそうですね・・・
笹山は山頂に行かないと眺望を得ることができない山なので
ロングの登りをなんとか がんばらねばと思いましたが
体調が悪く苦戦しました。
この日 登山者は ひとちがを含め5名、内 テン泊が2名でした。
翌日は雨も降ったので 日帰りで正解?だった???
ダイレクト尾根からでよかったです。
他コースは大変すぎますもんね・・・
(ダイレクト尾根も大変でしたが)
お酒ですが 通常も焼酎をロックで一杯だけ。
なのに なのに・・・
ひどいと思いません? 毎日のお楽しみなのに・・・
(かえって休肝日を入れる方が具合が悪くなりそうですわ)
これまでだって 肝臓の数値がお酒を呑んでるからといって
悪くなったことなんて一度とたりありません。
(お酒と相性の悪い ひとちくんの嫌がらせとしか考えられませんね!)
いいです、賢パパさんは私の理解者だから!
うはは。。。
ittaさんへ♪
暑かったですねぇ~・・・
私だけぢゃなかったんだ。
あれだけ暑いと体調だって悪くなりますよ。
(これからもっと暑くなるんでしょうけど)
どんなに暑くても冷房の中にいる下界より山の涼しい風邪の
方がず~っといいです。
(たとえ そこまでの行程がどんなに苦しかろうと・・・)
ちがこさんが ぶっ倒れている間(1時間半)、ひとしさんは
ひとり撮りで山頂を満喫していました。
(あのドヤ顔 最高でしょ!)
早く梅雨明けして欲しいですね。
スカっと晴れた夏山に行きたいなぁ~。
うひ。
ほんとそうですね・・・
笹山は山頂に行かないと眺望を得ることができない山なので
ロングの登りをなんとか がんばらねばと思いましたが
体調が悪く苦戦しました。
この日 登山者は ひとちがを含め5名、内 テン泊が2名でした。
翌日は雨も降ったので 日帰りで正解?だった???
ダイレクト尾根からでよかったです。
他コースは大変すぎますもんね・・・
(ダイレクト尾根も大変でしたが)
お酒ですが 通常も焼酎をロックで一杯だけ。
なのに なのに・・・
ひどいと思いません? 毎日のお楽しみなのに・・・
(かえって休肝日を入れる方が具合が悪くなりそうですわ)
これまでだって 肝臓の数値がお酒を呑んでるからといって
悪くなったことなんて一度とたりありません。
(お酒と相性の悪い ひとちくんの嫌がらせとしか考えられませんね!)
いいです、賢パパさんは私の理解者だから!
うはは。。。
ittaさんへ♪
暑かったですねぇ~・・・
私だけぢゃなかったんだ。
あれだけ暑いと体調だって悪くなりますよ。
(これからもっと暑くなるんでしょうけど)
どんなに暑くても冷房の中にいる下界より山の涼しい風邪の
方がず~っといいです。
(たとえ そこまでの行程がどんなに苦しかろうと・・・)
ちがこさんが ぶっ倒れている間(1時間半)、ひとしさんは
ひとり撮りで山頂を満喫していました。
(あのドヤ顔 最高でしょ!)
早く梅雨明けして欲しいですね。
スカっと晴れた夏山に行きたいなぁ~。
うひ。
Posted by ひとちが
at 2014年07月18日 07:47

こんばんは~
体調不良大変でしたね。お疲れさまでした
確かに去年落ちたのココですよ~
大雨の後で、この飛び石の上まで水が!
最高の天気を棒に振りました。
でも、ワタシはついてるので…
何らかの理由でコロボックルが
行くのやめなよ!と言ったのだと理解してます(笑)
それにしても…
たいそう大変で、たいそう展望が素晴らしい山ですね!
今年こそは行けるといいな
体調不良大変でしたね。お疲れさまでした
確かに去年落ちたのココですよ~
大雨の後で、この飛び石の上まで水が!
最高の天気を棒に振りました。
でも、ワタシはついてるので…
何らかの理由でコロボックルが
行くのやめなよ!と言ったのだと理解してます(笑)
それにしても…
たいそう大変で、たいそう展望が素晴らしい山ですね!
今年こそは行けるといいな
Posted by こむ at 2014年07月19日 00:28
こむちゃんへ♪
そうだったんだー。
増水してたら そりゃ落ちたら・・・
考えただけでも悲惨・・・
そうそう!
コロボックルが「行くな!」と警告してくれたんだよ。
ちがこさんの場合、具合が悪くとも「甘えるな!」って
ことだったのかな?
警告のかけらもなかったしぃー。
こむちゃんなら余裕だよ。
なんたって笊を日帰りで歩いちゃうんだから!
山頂に行けば 長い急登の眺望なしも 天気がよければ
報われるはず。
是非とも 好天の日を選んで行ってみてね!
(間違っても人噛みアリの餌食にならないように・・・)
あはは。。。
そうだったんだー。
増水してたら そりゃ落ちたら・・・
考えただけでも悲惨・・・
そうそう!
コロボックルが「行くな!」と警告してくれたんだよ。
ちがこさんの場合、具合が悪くとも「甘えるな!」って
ことだったのかな?
警告のかけらもなかったしぃー。
こむちゃんなら余裕だよ。
なんたって笊を日帰りで歩いちゃうんだから!
山頂に行けば 長い急登の眺望なしも 天気がよければ
報われるはず。
是非とも 好天の日を選んで行ってみてね!
(間違っても人噛みアリの餌食にならないように・・・)
あはは。。。
Posted by ひとちが
at 2014年07月19日 07:32

羨ましい展望。
あの蒸し暑い中、お疲れ様でした。軟弱な私などは体調が悪いと、自分になんだかんだと言い訳して帰ってしまいますが、さすがに違いますネ。
私は奈良田新道ができる前に転付峠から登りましたが5月の吹雪で山頂からの展望どころか山頂標識だけを写真にとってバイバイ。
山頂からの写真を拝見して、また行きたくなりましたが、もう私には無理かな・・・。
あの蒸し暑い中、お疲れ様でした。軟弱な私などは体調が悪いと、自分になんだかんだと言い訳して帰ってしまいますが、さすがに違いますネ。
私は奈良田新道ができる前に転付峠から登りましたが5月の吹雪で山頂からの展望どころか山頂標識だけを写真にとってバイバイ。
山頂からの写真を拝見して、また行きたくなりましたが、もう私には無理かな・・・。
Posted by fujinohide at 2014年07月19日 08:44
fujinohideさんへ♪
転付峠からとはさすがです!!
とても行けそうもありません・・・
新道でようやく笹山へ光が刺しましたが甘くはなく
やられました・・・
体調が悪いのは不安ですね。
運よくピークハントはできたものの ほとんど山頂で
倒れている時間が長く ひとしさんほど眺望を満喫できませんでした。
それでも晴れて景色をおがむことができてよかったです。
(見えなかったら再びリベンジ?)
fujinohideさんならまた行けますよ!
まだまだです・・・
残りの大変な一座、鋸も近くして歩く予定ではありますが
体調不良になったらと心配です。。。
大丈夫かなぁ~。
転付峠からとはさすがです!!
とても行けそうもありません・・・
新道でようやく笹山へ光が刺しましたが甘くはなく
やられました・・・
体調が悪いのは不安ですね。
運よくピークハントはできたものの ほとんど山頂で
倒れている時間が長く ひとしさんほど眺望を満喫できませんでした。
それでも晴れて景色をおがむことができてよかったです。
(見えなかったら再びリベンジ?)
fujinohideさんならまた行けますよ!
まだまだです・・・
残りの大変な一座、鋸も近くして歩く予定ではありますが
体調不良になったらと心配です。。。
大丈夫かなぁ~。
Posted by ひとちが
at 2014年07月22日 13:48

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