2014年11月26日
御嶽山 その後・・・
2014/11/23
一ヶ月ぶりの山歩き♪
小秀山
(阿寺山域エリア)
全山行 427回

小秀山の情報はこちら
標高 小秀山 1981.7m
天気
晴れ
山行時間 8時間(休憩時間を含む)
〈コース〉乙女渓谷キャンプ場(7:15)-二ノ谷口(7:30)-避難小屋-夫婦滝-
カモシカ渡り-兜岩-第一高原-第二高原-小秀山(12:00-12:30)-
分岐から三ノ谷へ-造林小屋-三ノ谷口-林道-キャンプ場(3:30)
あの恐ろしい噴火の日から二ヶ月
青空の元 山頂から望む 御嶽山

白く噴煙を上げ続けるその姿は
脈打つ活火山
そのものであった
10月の後半から今まで
ご用・体調不良・イマイチ天気のおかげで
山はすっかりご無沙汰
こんなんじゃいかん
すっかり落ちてしまった体力・気力を
取り戻すため 今週は気分転換を兼ねて山へ
向かった先は岐阜と長野の県境
御嶽山のお隣に位置する小秀山
この山は今年の春 残雪期に登る予定が
流れてしまった山
9月の御嶽山の噴火災害もあり
近付きがたい山となっていた
すでに閉鎖されたキャンプ場の有料駐車場は
11月になると管理棟も閉鎖になっているので
現在は無料
地図の記載に従い 駐車場のすぐ横が登山口に
なっていると勘違いして舗装路を進むこと10分
ありゃ?
なんか違うみたいだよ
おかしいですね・・・
すぐに滝があるはずなんですが
Uターン
駐車場に戻るとキャンプ場の敷地内に
登山口があるのを発見

さっそく夫婦滝までの滝めぐりコースを楽しむことに
この二ノ谷コースは乙女渓谷の沢沿いに
遊歩道がつけられている観光路

観光路とはいえ ずーっと木の階段が続く登り
整備されているので危険個所はないものの
階段は急登で夫婦滝までは長い
わっせ
こらせ

すっかり紅葉も終わりシーズンオフになった
渓谷は薄暗く ちょっと寒々しい

それでも ねじれ滝・和合ノ滝を眺めながら
じんわり汗をかきかき階段を登った

夫婦滝の展望地になっている天狗岩で
ちょいと休憩
先にある避難小屋は夏場 水遊びの休憩にも使える
きれいな小屋 トイレはない

少し進めば 乙女渓谷最大の滝
夫婦滝
せっかくだから滝壺まで
ちょっと探検してくるね
ひとしさんも行く?
え
私はいいですぅー
なんじゃい 付き合い悪いな
まぁ いいです
ひとりヌルヌル足場のよろしくない岩をのりこえ
滝壺に向かう ちがこさん

どう?
滝の大きさがわかるでしょ!

白いしぶきを上げながら流れ落ちる滝を
見上げて大感動
さあ 先に進みますよ
時間が気になるのか いつものごとく
ちがこさんのお尻を蹴っ飛ばすように
急がせるマイダーリン
わかってるしぃー
子滝・孫滝を経由

ここからはハイキング道ではなく登山道なので
険しく・狭く・足場が悪い
二ノ谷コースが登り専用になっているのにも納得
そして本日のハイライト
カモシカ渡り
それでは ひとちくん
カモシカ渡りとはどんな場所なのか
説明してあげてちょ
わかりましたぁー
カモシカ渡りとは

このように細尾根のような場所を
通過するわけではなく

約7mの大岩をほぼ垂直に飛び出た木の根っこ
岩につかまりながら登るコースなのです
*すんません ひとしさんのかぶりものは
カモシカではなくフツーのシカですな
つまり こんな場所

でわ ちがこさんがお手本に登ってみましょう

はい こんな感じ

カモシカ渡りを登りきると第二展望台
展望台にしては微妙な感じの木々の間から
景色を眺めてみることに
ひとしさんも行く?
私はいいです
あ そう

でわ ご覧いただきましょう
第二展望台からの眺望

再び急坂をどんどん登ると
青空のまぶしいポイントが

さっきまでウジウジ登っていた
ひとちもやる気がでてきたか?

遠くの山々と美しい麓の村が一望

進むべき方向の右手には岩の突き出たピーク

まだまだ先は長い
一ヶ月前は紅葉の山だったのに
1500mを過ぎるとすでに山には雪がお目見え
ザックにはアイゼンを準備してきたので
凍っている場所も安心して歩けるのが嬉しい

小秀山の影に白い雪がつく大きな山が見えた
山腹からモクモクと白い噴煙を上げ
離れた場所からでもすぐに御嶽山とわかった

噴火時は黒かった噴煙も現在は白く
流れの早い噴煙は常に形を変え風に流されながら
山腹から激しく吹き出ている
思わず手を併せずにいられなかった
きっと兜岩の上まで行けば
もっとよく見えるよね
ピッチを上げて登っていく

展望のよい兜岩には先客がいたので
そのまま通過することにした
まだ先は長い
稜線上の尾根をズンズン進むと第一高原(小秀平)

更に進めば第二高原
高原といっても牛や馬がいるわけじゃなくて
小広い平らな展望地という意味らしい
山頂が顔を出す

おかしなことに気が付いた
そうなのだ・・・
ひとちがの持ってる地図は2009年版
すでに5年も経っているため
避難小屋がいつのまにやらできていた
まぁ いいです
近いようでも なかなかつかない山頂
最後の急登を越えると
新しい避難小屋の横にポンと出た
まずは山頂に向かってみる
ガイドブックにも載っていたが
なかなな立派な山頂標識

この山の付近の里は木工業が盛んなためか
小屋をはじめ標識も上質な木材が使われているらしい
そして山頂標識の後ろにはこのような景色

御嶽山の付近に近づくことはタブーと避けていた
積雪期になり まだ行方不明のままの数名の登山者が
残されたまま捜索活動は中断された
来年の無積雪期までは 山に残された人たちは
静かにその地で迎えがくるのを待つしかないのだ
捜索活動が中断されたことにより 少しずつ御嶽山の
噴火災害はニュースから遠ざかり人々から忘れられてしまう
その後 御嶽山はどうなっているのか?
気になっている方も多いと思う
ひとちがは 現在の御嶽山の様子を
この目で確かめるため小秀山に登った
忘れちゃいけないのだ
あの恐ろしい大噴火のことを
そして山で静かに眠る人たちと
まだ帰らぬ人を待ち続けているご家族がいることを
ふたりで御嶽山に向かって再び手を併せた
安らかにお眠り下さい
下山まぎわに新しい避難小屋に立ち寄った

まだ4年ほど前にできた新品の小屋は
入口を入るとバイオトイレもあり
10畳・4.5畳の2部屋の快適なつくり
(トイレは11月現在使用不可 冬季は使えません
)

帰路は分岐から三ノ谷を下る
二ノ谷のような危険な場所もなく安心ではあるものの
ながく ながく なが~いコースでありました
(ほとんど展望はありません
)
*この時期になると三ノ谷コースは雪が多いので
アイゼン等の準備を忘れずにお出かけ下さい

山頂の避難小屋で夜を明かすパーティーたちとすれ違った
御嶽山の影響か 数人がヘルメットをかぶっている
備えあれば憂いなし
みなさんよい山旅を

一ヶ月ぶりの山歩きは 御嶽山噴火後の様子を
みなさんにお届けするための山歩きとなった
この日の立ち寄り湯はこちら
付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯
無色透明のアルカリ単純泉です、露天にある樽風呂最高♪
翌日の滝散策はこちら
うらしま ひとちの話
一ヶ月ぶりの山歩き♪
小秀山
(阿寺山域エリア)
全山行 427回



標高 小秀山 1981.7m
天気

山行時間 8時間(休憩時間を含む)
〈コース〉乙女渓谷キャンプ場(7:15)-二ノ谷口(7:30)-避難小屋-夫婦滝-
カモシカ渡り-兜岩-第一高原-第二高原-小秀山(12:00-12:30)-
分岐から三ノ谷へ-造林小屋-三ノ谷口-林道-キャンプ場(3:30)
あの恐ろしい噴火の日から二ヶ月

青空の元 山頂から望む 御嶽山


白く噴煙を上げ続けるその姿は
脈打つ活火山
そのものであった

10月の後半から今まで
ご用・体調不良・イマイチ天気のおかげで
山はすっかりご無沙汰

こんなんじゃいかん

すっかり落ちてしまった体力・気力を
取り戻すため 今週は気分転換を兼ねて山へ

向かった先は岐阜と長野の県境
御嶽山のお隣に位置する小秀山

この山は今年の春 残雪期に登る予定が
流れてしまった山

9月の御嶽山の噴火災害もあり
近付きがたい山となっていた

すでに閉鎖されたキャンプ場の有料駐車場は
11月になると管理棟も閉鎖になっているので
現在は無料

地図の記載に従い 駐車場のすぐ横が登山口に
なっていると勘違いして舗装路を進むこと10分

ありゃ?
なんか違うみたいだよ

おかしいですね・・・
すぐに滝があるはずなんですが

Uターン

駐車場に戻るとキャンプ場の敷地内に
登山口があるのを発見


さっそく夫婦滝までの滝めぐりコースを楽しむことに

この二ノ谷コースは乙女渓谷の沢沿いに
遊歩道がつけられている観光路


観光路とはいえ ずーっと木の階段が続く登り

整備されているので危険個所はないものの
階段は急登で夫婦滝までは長い

わっせ



すっかり紅葉も終わりシーズンオフになった
渓谷は薄暗く ちょっと寒々しい


それでも ねじれ滝・和合ノ滝を眺めながら
じんわり汗をかきかき階段を登った


夫婦滝の展望地になっている天狗岩で
ちょいと休憩

先にある避難小屋は夏場 水遊びの休憩にも使える
きれいな小屋 トイレはない


少し進めば 乙女渓谷最大の滝
夫婦滝

せっかくだから滝壺まで
ちょっと探検してくるね
ひとしさんも行く?
え

私はいいですぅー

なんじゃい 付き合い悪いな

まぁ いいです

ひとりヌルヌル足場のよろしくない岩をのりこえ
滝壺に向かう ちがこさん


どう?
滝の大きさがわかるでしょ!

白いしぶきを上げながら流れ落ちる滝を
見上げて大感動

さあ 先に進みますよ

時間が気になるのか いつものごとく
ちがこさんのお尻を蹴っ飛ばすように
急がせるマイダーリン

わかってるしぃー

子滝・孫滝を経由


ここからはハイキング道ではなく登山道なので
険しく・狭く・足場が悪い
二ノ谷コースが登り専用になっているのにも納得

そして本日のハイライト
カモシカ渡り
それでは ひとちくん
カモシカ渡りとはどんな場所なのか
説明してあげてちょ

わかりましたぁー

カモシカ渡りとは


このように細尾根のような場所を
通過するわけではなく


約7mの大岩をほぼ垂直に飛び出た木の根っこ
岩につかまりながら登るコースなのです

*すんません ひとしさんのかぶりものは
カモシカではなくフツーのシカですな

つまり こんな場所


でわ ちがこさんがお手本に登ってみましょう


はい こんな感じ


カモシカ渡りを登りきると第二展望台

展望台にしては微妙な感じの木々の間から
景色を眺めてみることに

ひとしさんも行く?
私はいいです

あ そう


でわ ご覧いただきましょう
第二展望台からの眺望


再び急坂をどんどん登ると
青空のまぶしいポイントが


さっきまでウジウジ登っていた
ひとちもやる気がでてきたか?

遠くの山々と美しい麓の村が一望


進むべき方向の右手には岩の突き出たピーク


まだまだ先は長い

一ヶ月前は紅葉の山だったのに
1500mを過ぎるとすでに山には雪がお目見え

ザックにはアイゼンを準備してきたので
凍っている場所も安心して歩けるのが嬉しい


小秀山の影に白い雪がつく大きな山が見えた

山腹からモクモクと白い噴煙を上げ
離れた場所からでもすぐに御嶽山とわかった


噴火時は黒かった噴煙も現在は白く
流れの早い噴煙は常に形を変え風に流されながら
山腹から激しく吹き出ている

思わず手を併せずにいられなかった

きっと兜岩の上まで行けば
もっとよく見えるよね

ピッチを上げて登っていく


展望のよい兜岩には先客がいたので
そのまま通過することにした

まだ先は長い
稜線上の尾根をズンズン進むと第一高原(小秀平)

更に進めば第二高原
高原といっても牛や馬がいるわけじゃなくて
小広い平らな展望地という意味らしい

山頂が顔を出す


おかしなことに気が付いた

そうなのだ・・・
ひとちがの持ってる地図は2009年版

すでに5年も経っているため
避難小屋がいつのまにやらできていた

まぁ いいです

近いようでも なかなかつかない山頂

最後の急登を越えると
新しい避難小屋の横にポンと出た

まずは山頂に向かってみる

ガイドブックにも載っていたが
なかなな立派な山頂標識


この山の付近の里は木工業が盛んなためか
小屋をはじめ標識も上質な木材が使われているらしい

そして山頂標識の後ろにはこのような景色


御嶽山の付近に近づくことはタブーと避けていた
積雪期になり まだ行方不明のままの数名の登山者が
残されたまま捜索活動は中断された

来年の無積雪期までは 山に残された人たちは
静かにその地で迎えがくるのを待つしかないのだ

捜索活動が中断されたことにより 少しずつ御嶽山の
噴火災害はニュースから遠ざかり人々から忘れられてしまう

その後 御嶽山はどうなっているのか?
気になっている方も多いと思う

ひとちがは 現在の御嶽山の様子を
この目で確かめるため小秀山に登った

忘れちゃいけないのだ
あの恐ろしい大噴火のことを

そして山で静かに眠る人たちと
まだ帰らぬ人を待ち続けているご家族がいることを

ふたりで御嶽山に向かって再び手を併せた
安らかにお眠り下さい
下山まぎわに新しい避難小屋に立ち寄った


まだ4年ほど前にできた新品の小屋は
入口を入るとバイオトイレもあり
10畳・4.5畳の2部屋の快適なつくり

(トイレは11月現在使用不可 冬季は使えません


帰路は分岐から三ノ谷を下る

二ノ谷のような危険な場所もなく安心ではあるものの
ながく ながく なが~いコースでありました

(ほとんど展望はありません

*この時期になると三ノ谷コースは雪が多いので
アイゼン等の準備を忘れずにお出かけ下さい


山頂の避難小屋で夜を明かすパーティーたちとすれ違った
御嶽山の影響か 数人がヘルメットをかぶっている

備えあれば憂いなし
みなさんよい山旅を


一ヶ月ぶりの山歩きは 御嶽山噴火後の様子を
みなさんにお届けするための山歩きとなった



付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯
無色透明のアルカリ単純泉です、露天にある樽風呂最高♪




Posted by ひとちが at 21:32│Comments(2)
│阿寺山系エリア
この記事へのコメント
いつも楽しく心なごます。レホ。有難うございます
Posted by たかちやん at 2014年11月30日 05:01
たかちゃんへ♪
コメントありがとうございます。
ブログを読む読者のみなさまは賛否両論かと
思いますが 面白半分ではなく山に登る人間として
素直な気持ちを記したいと思いました。
御嶽山の災害は大変なものだったと思います。
山に残されている人、その家族・・・
里周辺の人もそうです。
少しでも早く立ち直っていただけるよう心から
祈るばかりです。。。
コメントありがとうございます。
ブログを読む読者のみなさまは賛否両論かと
思いますが 面白半分ではなく山に登る人間として
素直な気持ちを記したいと思いました。
御嶽山の災害は大変なものだったと思います。
山に残されている人、その家族・・・
里周辺の人もそうです。
少しでも早く立ち直っていただけるよう心から
祈るばかりです。。。
Posted by ひとちが
at 2014年12月01日 08:50

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