2017年01月17日
ブカブカブーツ♪
2017/01/07
選ばれた理由は何?
奥三界岳
(阿寺山地エリア)
全山行 532回

奥三界岳の情報はこちら
標高 奥三界岳 1810.5m
天気
晴れ
山行時間 7時間(休憩を含む)
〈コース〉夕森ふれあいキャンプ場P-ゲート-川上林道起点-
奥くらがり渓谷-林道終点-山頂-ピストンでP
奥三界岳について
三界岳の奥にあることから山名がついた
地元では「奥山」とよばれ麓のどこからも姿は見えない
阿寺山地の最南端に位置する
この付近は冬でも降雪が少ない
2月を過ぎないとほとんど雪はないという
登山時、林道には落石が多いため注意すること

南木曽岳からの奥三界岳
キャンプ場はすでに閉鎖
落ち葉が舞う寒々しい景色
キャンプ場はもちろんのこと
登山者の影すらない
滝から落ちる水音だけがドードーと響いていた

キャンプ場P横にある白龍伝説が伝わる名瀑
数年前 近くの 小秀山 を登った時 奥三界岳周辺を偵察するため
シーズンオフの キャンプ場周辺をウロウロ を歩いてみた
紅葉絶頂期 たくさんの登山者が山に向かっていた

年末年始は 八ヶ岳・稲包山 と雪山を登った
今週もまた雪山を登りたい
山を登ったついでに岐阜の実家へ新年のごあいさつ
ではなく
岐阜の実家へ新年のごあいさつついでに山を登る
という目的でアイゼン・ワカンと準備万端
駐車場に到着 想定外の事態が発覚
全く雪がない
出発時 夏靴を持つべきか 持たぬべきか と迷ったものの
荷物がひとつ増えるだけ という単純な理由から
夏靴は靴箱で留守番することになった
荷物になっても夏靴を車に放りこんでおくべきだった
後の祭り
雪がないのに長い林道を重くてソールの硬い冬靴で歩くのは苦痛
アイゼンもワカンも夏靴より不要だったような気がする

どうしよっかな
足元を見て ひらめいた
そうだ! このブカブカブーツで行こう~っと♪

このブーツ 普段履きのどうでもいい代物
サイズが大き目なので中で若干足の指が動くけど
厚手の山靴下履いてるから問題なし
大丈夫なんですか? そんな靴で
私は冬靴で行きます
ふ~ん
でもさー もし山の上に雪あると困るから
ひとしさん私の靴おんぶして
ちがこさんの冬靴は ひとしさんのザックに
ギューギュー押し込まれた

私の荷物の大半が
ちがこさんの靴じゃないですか
まあ まあ
ボッカ訓練だと思ってヨロシク

ブカブカ ブカブカ
ゲートまでの舗装路を歩いてみた
あはは
いい調子♪

林道の横を流れる清らかな水
透き通ったブルーがガラスを思わせる

忘鱗の滝・かもしか供養塔を通過

銅穴の滝から川に下る

吊橋を渡って一ツ滝・アゼ滝との分岐から
急登を九十九に登った
ブカブカ ブカブカ
いつもの山靴ならフィット感があるのに
今日は他人の靴を履いてるみたいで妙に歩きづらい
やっぱ平地を歩くのとは全く違う
自分が選んで履いてきたんだから文句は言えない
ひとしさんにおんぶしている冬靴よりはまだマシだ
自分に言い聞かせながらひたすら登る
ブカブカ ブカブカ
やっと林道に交わった
ここから再び長い林道歩き
起点から終点まで4.3キロ 途中山道を歩いて距離を稼ぐが
山行の大半が林道だといささか飽きてくる

奥くらがり渓谷と呼ばれる谷を横に夕森山を眺めて歩く
この辺りは林道歩きでも景色がいい方なのだ
林道終点が近づくにつれ どんどん悪路になった

落ちた石が当たってガードレールは無残にも凸凹と傷だらけ
見上げるのも怖いので足早に危険地帯は通過した
ブカブカ ブカブカ ブカブカ ブカブカ・・・
林道から巻き道に
無理やりつけられたような急な階段を上ると再び林道に出た
落石がひどすぎてコースを変更せざるを得なかったらしい
変更した先もまた落石で押しつぶされそう
ふさがれた道の上に覆いかぶさった不安定な落石の上を
そーっと そーっと通過する

ブ カ ブ カ ブ カ ブ カ
たぶん コース中 最難関の通過ポイントかと思われる
やっと林道終点に
枯れた雑草の中に赤い屋根が茶色い屋根に風化したような
半分ひしゃげた作業小屋跡発見

林道歩きお疲れ様でした
やっと奥三界登山口です

見晴しのよい笹地帯
振り返った南東方向に黒々した大きな山

笹原の先に見えたのは

中央アルプスは西側からあまり眺めたことがないので
それぞれの頂きがよくわからない

ズーム

右から越百・南駒・空木・熊沢・三沢・木曽駒と
順番に並んでいるに違いないと思うけど
イセ谷源流の涸沢の中を登っている
ゴロゴロと足場が悪い
ブカブカ ブカブカ

危険なら冬靴にしますか?
せっかく背負ってきたし 使わないのもなんですし
いいの いいの
これでいいの

水は白く凍りつき危ないものの
意外と歩けちゃうブカブカブーツ

稜線を左に折れた
夕森庭園と呼ばれるなだらかな場所
コメツガの暗い森を通過 ヒノキの林から山頂へ
到着した山頂はこんな様子

ボロボロ展望台は崩壊寸前
手すりも半分朽ち落ちてしまっている
下に転がっていた記帳簿が入っていた登山ポスト(白)
当然記帳簿らしきものは存在しない

展望台の上がり口 階段もこの通り
真ん中を歩こうものなら板が折れるだろう

なるべく釘の打ってある部分を選んで上ることにした
展望台の上も床を踏み抜きそうで怖い
床板の隙間から笹っ葉が覗いている
手すりに架けられた看板
「三百名山」の文字が消えそう

それではお楽しみの眺望はいかに?
まずはこっちの方向から

ズーム

続いてこちら

遠くに白い頂きが見えるでしょ!
ズーム

以上 長い林道歩きの末のお楽しみ
展望台からの景色でした
天気がよかっただけマシだけど
なんか不発 な気がする
ま いいかっ!
ブカブカ ブカブカ
下山開始
ちがこさんは悩んでいた
いったいこの山のどの辺りが
三百名山に選ばれた理由なんだろ?
この山の見どころはやっぱここ?

みなさんはどう思われるだろうか?
ひとしさんの背中におんぶしていた冬靴は
履くことなくザックに突っ込まれたまま下山
あ~ 重かった
7時間の山歩き ブカブカブーツも
おつかれさん♪
この日の立ち寄り湯はこちら
付知峡倉屋温泉おんぽいの湯
建物からひのきの香りがする気持ち良い温泉だよ
この日の車泊地はこちら
道の駅花街道付知
コンビニ・産直のある町中の道の駅です
選ばれた理由は何?
奥三界岳
(阿寺山地エリア)
全山行 532回



標高 奥三界岳 1810.5m
天気

山行時間 7時間(休憩を含む)
〈コース〉夕森ふれあいキャンプ場P-ゲート-川上林道起点-
奥くらがり渓谷-林道終点-山頂-ピストンでP
奥三界岳について
三界岳の奥にあることから山名がついた
地元では「奥山」とよばれ麓のどこからも姿は見えない

阿寺山地の最南端に位置する

この付近は冬でも降雪が少ない
2月を過ぎないとほとんど雪はないという

登山時、林道には落石が多いため注意すること


南木曽岳からの奥三界岳
キャンプ場はすでに閉鎖
落ち葉が舞う寒々しい景色

キャンプ場はもちろんのこと
登山者の影すらない

滝から落ちる水音だけがドードーと響いていた


キャンプ場P横にある白龍伝説が伝わる名瀑
数年前 近くの 小秀山 を登った時 奥三界岳周辺を偵察するため
シーズンオフの キャンプ場周辺をウロウロ を歩いてみた

紅葉絶頂期 たくさんの登山者が山に向かっていた


年末年始は 八ヶ岳・稲包山 と雪山を登った

今週もまた雪山を登りたい

山を登ったついでに岐阜の実家へ新年のごあいさつ
ではなく
岐阜の実家へ新年のごあいさつついでに山を登る
という目的でアイゼン・ワカンと準備万端

駐車場に到着 想定外の事態が発覚

全く雪がない

出発時 夏靴を持つべきか 持たぬべきか と迷ったものの
荷物がひとつ増えるだけ という単純な理由から
夏靴は靴箱で留守番することになった

荷物になっても夏靴を車に放りこんでおくべきだった

後の祭り

雪がないのに長い林道を重くてソールの硬い冬靴で歩くのは苦痛
アイゼンもワカンも夏靴より不要だったような気がする


どうしよっかな

足元を見て ひらめいた

そうだ! このブカブカブーツで行こう~っと♪

このブーツ 普段履きのどうでもいい代物
サイズが大き目なので中で若干足の指が動くけど
厚手の山靴下履いてるから問題なし

大丈夫なんですか? そんな靴で

私は冬靴で行きます

ふ~ん
でもさー もし山の上に雪あると困るから
ひとしさん私の靴おんぶして

ちがこさんの冬靴は ひとしさんのザックに
ギューギュー押し込まれた


私の荷物の大半が
ちがこさんの靴じゃないですか

まあ まあ
ボッカ訓練だと思ってヨロシク


ブカブカ ブカブカ
ゲートまでの舗装路を歩いてみた

あはは
いい調子♪

林道の横を流れる清らかな水
透き通ったブルーがガラスを思わせる


忘鱗の滝・かもしか供養塔を通過



銅穴の滝から川に下る


吊橋を渡って一ツ滝・アゼ滝との分岐から
急登を九十九に登った

ブカブカ ブカブカ
いつもの山靴ならフィット感があるのに
今日は他人の靴を履いてるみたいで妙に歩きづらい

やっぱ平地を歩くのとは全く違う

自分が選んで履いてきたんだから文句は言えない

ひとしさんにおんぶしている冬靴よりはまだマシだ

自分に言い聞かせながらひたすら登る

ブカブカ ブカブカ
やっと林道に交わった

ここから再び長い林道歩き

起点から終点まで4.3キロ 途中山道を歩いて距離を稼ぐが
山行の大半が林道だといささか飽きてくる


奥くらがり渓谷と呼ばれる谷を横に夕森山を眺めて歩く

この辺りは林道歩きでも景色がいい方なのだ
林道終点が近づくにつれ どんどん悪路になった


落ちた石が当たってガードレールは無残にも凸凹と傷だらけ
見上げるのも怖いので足早に危険地帯は通過した

ブカブカ ブカブカ ブカブカ ブカブカ・・・
林道から巻き道に

無理やりつけられたような急な階段を上ると再び林道に出た

落石がひどすぎてコースを変更せざるを得なかったらしい

変更した先もまた落石で押しつぶされそう

ふさがれた道の上に覆いかぶさった不安定な落石の上を
そーっと そーっと通過する


ブ カ ブ カ ブ カ ブ カ
たぶん コース中 最難関の通過ポイントかと思われる

やっと林道終点に

枯れた雑草の中に赤い屋根が茶色い屋根に風化したような
半分ひしゃげた作業小屋跡発見


林道歩きお疲れ様でした
やっと奥三界登山口です


見晴しのよい笹地帯
振り返った南東方向に黒々した大きな山


笹原の先に見えたのは


中央アルプスは西側からあまり眺めたことがないので
それぞれの頂きがよくわからない


ズーム

右から越百・南駒・空木・熊沢・三沢・木曽駒と
順番に並んでいるに違いないと思うけど

イセ谷源流の涸沢の中を登っている
ゴロゴロと足場が悪い

ブカブカ ブカブカ

危険なら冬靴にしますか?
せっかく背負ってきたし 使わないのもなんですし

いいの いいの
これでいいの


水は白く凍りつき危ないものの
意外と歩けちゃうブカブカブーツ


稜線を左に折れた
夕森庭園と呼ばれるなだらかな場所

コメツガの暗い森を通過 ヒノキの林から山頂へ

到着した山頂はこんな様子


ボロボロ展望台は崩壊寸前
手すりも半分朽ち落ちてしまっている

下に転がっていた記帳簿が入っていた登山ポスト(白)
当然記帳簿らしきものは存在しない


展望台の上がり口 階段もこの通り
真ん中を歩こうものなら板が折れるだろう


なるべく釘の打ってある部分を選んで上ることにした

展望台の上も床を踏み抜きそうで怖い
床板の隙間から笹っ葉が覗いている

手すりに架けられた看板
「三百名山」の文字が消えそう


それではお楽しみの眺望はいかに?
まずはこっちの方向から


ズーム

続いてこちら


遠くに白い頂きが見えるでしょ!
ズーム

以上 長い林道歩きの末のお楽しみ
展望台からの景色でした

天気がよかっただけマシだけど
なんか不発 な気がする

ま いいかっ!
ブカブカ ブカブカ
下山開始

ちがこさんは悩んでいた

いったいこの山のどの辺りが
三百名山に選ばれた理由なんだろ?
この山の見どころはやっぱここ?

みなさんはどう思われるだろうか?
ひとしさんの背中におんぶしていた冬靴は
履くことなくザックに突っ込まれたまま下山

あ~ 重かった

7時間の山歩き ブカブカブーツも
おつかれさん♪


付知峡倉屋温泉おんぽいの湯
建物からひのきの香りがする気持ち良い温泉だよ



道の駅花街道付知
コンビニ・産直のある町中の道の駅です

Posted by ひとちが at 09:43│Comments(0)
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