2015年05月21日
2015GW 登ったり下ったり♪ Ⅱ
2015/05/02
長年の夢!? 悪路・・・
安平路山
(木曽山脈エリア)
全山行 448回

GW初日の山はこちら
安平路山の情報はこちら
標高 摺古木山2168.5m 安平路山 2363.1m
天気
晴れ
山行時間 8時間(休憩を含む)
〈コース〉摺古木自然園休憩舎(7:30)-直登分岐-摺古木山(9:20)-
白ビソ山-安平路避難小屋-安平路山(12:00)-ピストンで摺古木自然園休憩舎(3:30)
もうかれこれ8年も前のことになる
狙いをつけていた山は悪路の林道を
通過しなければならないため
ひとしさんに即却下 された
思い続けていた安平路山の話

GW二日目
数日前 飯田市に電話して東山林道の
通行情報を訪ねてみた
すみませ~ん
摺古木自然園休憩舎まで車で入れますか?
林道の途中にロープのゲートがあります
そこまでなら大丈夫ですよ
休憩舎までは無理ですか?
明日も確認のため林道に行きますが
根雪が残っていて道路を塞いでいる部分があるので
できればロープのゲート前に駐車した方が
無難だと思いますよ
あのー
そこから休憩舎まで林道はどのくらい歩きますか?
5キロです
5キロって登りですよね
時間に換算するとどのくらいですか?
そうですね
2時間近くかかりますね
冗談ぢゃない
こーなったら意地でも休憩舎まで
ひとしさんにがんばって運転してもらうっきゃない

ウワサ通り 東山林道はボコボコで落石が多く
ハンドルを持つ手に緊張が走る
なんでまたこんな道なんですか?
本当に通れるんでしょうね?
だって山の林道だし
ちゃんと市役所に確認したよ
車は左右上下に激しく揺れ
10キロペースで走ってもムチ打ち症になりそうだ

いやですねー こーゆー道わ
どこまで走ればいいんですか?
そろそろ車停めて歩きませんか?
まだ言うか
日帰り登山で安平路山を歩くためには
休憩舎まで車で入らないと歩くのが遅い
ちがこさんには不利
歩ききれない場合は
避難小屋泊かビバーグになる
ひとしさん避難小屋に泊まるのヤダって
言ったじゃん だったら走って
・・・・
市役所の人が言ってたロープのゲート
周囲には車を駐車できるスペースはある

あのー
ここに停めて歩きませんか?
無理
車を降り 登山ポストに届けを入れて
カラビナを外し車を誘導
本当に大丈夫なんでしょうね?
目の前に普通車発見
なんだか走り方が怪しい
必要以上に路肩の笹の中に斜めに乗り上げながら走行

ひとちがの車に気付くと ドアが一斉に開き
中からうじゃうじゃたくさんのおばさんの群れ
どんだけ乗っているのか?
重量オーバー+悪路のデコボコで車の腹がつき
進むに進めないのだ
少し広い場所でなんとか前の車を追い抜いた
あの車じゃ休憩舎まで無理なんじゃない?
あそこから おばさんたち歩くつもりかな?
恐れていた根雪も問題なく通過
悪路に変わりはなかったけど
あの山の林道 に比べりゃ へ でもない
車はゆっくり進んでいく
あ゛ いで
休憩舎の駐車場には前夜泊したと思われる車が一台
すぐ後から中型の厳ついバンが大型の荷物と
おじさんの群れを乗せすごい勢いでやってきた
その後から例の普通車
おばさんの群れはいない
みなさん歩きですか?
ガイドらしい運転手の人が笑って答えた
先に荷物だけ運んできました
おばさんの群れは諦めないらしい
山おばさんのパワーは絶大
悪路の二百名山 GWでも人は少ないと思っていた
よかったぁ~
みんな行くじゃん

ささっと支度をして休憩舎の横から登山道へ
いきなりの急登の始まり一番乗り
そして目の前は

ガイドブックには 笹の手入れがされなかったり
登山者が踏まないとたちまちヤブになると書いてあった
ひとちがの地図は2009年版
6年の間にこんなになっちゃったのかなぁー?
それともこれがフツー?

悪路の林道運転で疲れ切った ひとしさん
ヤブでも笑顔なのはなんで?

ストックの先っちょで笹をひっかいて
踏み跡を確認しながら急登は大変だ
傾斜がユルくなったころ風穴山をトラバースするように
山へりの雪道が続いている

左に滑って落ちたら笑いごとじゃない
所々山肌がむき出しになり雪は柔らかくなっている
変な場所に足を置けば
雪ごと崩れるんじゃないかとヒヤヒヤ

危険なトラバースがようやく終わったころ
鈴の音と共に大きなザックを背負った
お兄さんが下ってきた
こんにちは
どこまで行かれたんですか?
摺古木山までです
昨日は山頂でテントを張りました
その先はトレースがないのでヤメましたよ
ここまでトレースはあったので
ちょっぴり安心していた

標識は雪にまだ埋まっているのか
ほとんど見かけないし
赤テープもほとんど見なかった
摺古木山より先はトレースなし
ちゃんと安平路山まで間違えないで歩けるか?
アザミ岳を眺めながらブンブン登って行く

展望台との分岐に到着
日帰りなので時間を稼ぐ直登コース

山頂に早く到着できて余裕があったら
展望コースを周遊したいと思ってた

笹の丈が短くなり周囲の展望が開ける

と

せっかく稜線に出たものと喜んでいたのに
先はとっても不明瞭 イヤなヤブ

木々がモジャモジャよくわからない場所から
やや左にコースをとると意外にも登りやすい
(帰路は間違えてモジャモジャコースで迷いましたが
)

白い小山を越えた場所が摺古木山のピーク
見上げた空が青かった

遠く噴煙が上がる御嶽山

今年は残されている登山者を見つけることが
できるのだろうか?

その横には立派な風格ある乗鞍岳
北アルプスの白い頂きがその先に続いている

進むべき方向に目をやれば
大きく下った先に でっかい山が構えている

白ビソ山の先を辿れば

安平路山は中央アルプスの最南端の山
たおやかな山容で尾根筋もはっきりせず植生も亜高山帯から
低山帯のものとなるため笹の繁殖がすさまじいのだ
東方向は青い山並みに浮かぶ
こんな山たちがお出迎え

いいですねぇ~
すれ違ったお兄さんの言った通り
摺古木山から先はトレースはない
ないんじゃなくて 何日前に登ったかわからない
ほとんど消えかかったトレースはあった
陽当りがよければ踏み跡は消え
日影に入ると なんとな~く見える踏み跡
あんまりあてにならない

白ビソ山は無積雪期なら数少ない赤テープも見えるばず
この時期は赤テープも雪の下?
ルートを示す物は期待できそうもない
こーなったら自分のヤマ勘に頼るのみ?
地図を見ながら方向を定め
自分を信じ前進する

みんな遅いね
道間違ったトレースつけたらヤバいよね
先頭さんは責任重大

登ってしまえば平たい白ビソ山
木がいっぱい生えていて迷いやすいのも嘘じゃない
方向を見定めて進む
と

危うく見落としそうな標識が木の根元にチラリ
たぶん雪がなくても気づかず
通過してしまいそうな山頂標識
ここで安心して地図を確認するのを忘れた
その先は左にゆるくカーブするように
稜線を進み安平路避難小屋に向かうはずだった
そのまま真っ直ぐ進む

結果 若干右寄りに山を下ってしまい
山斜面の途中でなんか違うと思い始めた

ひとしさ~ん おかしいね
下ってるしコース外れたかも
今自分たちの現在位置がよくわからない
キョロキョロ見回すと
ほぼ真横に赤い屋根
あっちじゃん 避難小屋
コース修正
斜めっちょに山を再び登り
屋根しか出ていない安平路避難小屋に

あ゛― よかった
ひどい間違えじゃないけど
後から続くみんなに悪い事しちゃったよ
先頭さんは責任重大
コースアウトしなければ
雑作もなく避難小屋に到着できたはず
小屋から見えた安平路山

安心して平たい道を登れる山って
思ってましたがここまで大変でしたぁー
だね
雪があると ないじゃエラい違いかも
でも雪がなかったらもっとヤブだったかな?

うじゃうじゃ話しながら
最後の急登にとりつく

わっせ! こらせ!

登りきるとそこはまた樹林帯
ぽつんと山頂は展望のない
静かな山の中に埋もれていた

ずっと来たかった安平路山
ようやく登れた
地味な山頂だったけど大満足
そのままピストンで下山

ひとちがの後続の登山者たちとすれ違うたび
避難小屋手前の間違えトレースについていかないよう伝える
この日 日帰り登山者は少なく
GWをテントや避難小屋を使って縦走する人ばかり
みなさ~ん
よい山旅を

明日は同じ山域
木曽山脈の山を登ることにする

GW二日目無事終了
お疲れ~っ
次回は車泊地から翌日の山を紹介するよ
どんな冒険が待っていたのか?
お楽しみにぃ~っ♪
この日の立ち寄り湯はこちら
砂払温泉 七色の湯
古い施設の市民温泉? 汗を流すのにはよいでしょう
GW三日目の山はこちら

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安平路山
(木曽山脈エリア)
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GW初日の山はこちら


標高 摺古木山2168.5m 安平路山 2363.1m
天気

山行時間 8時間(休憩を含む)
〈コース〉摺古木自然園休憩舎(7:30)-直登分岐-摺古木山(9:20)-
白ビソ山-安平路避難小屋-安平路山(12:00)-ピストンで摺古木自然園休憩舎(3:30)
もうかれこれ8年も前のことになる

狙いをつけていた山は悪路の林道を
通過しなければならないため
ひとしさんに即却下 された

思い続けていた安平路山の話


GW二日目
数日前 飯田市に電話して東山林道の
通行情報を訪ねてみた

すみませ~ん
摺古木自然園休憩舎まで車で入れますか?
林道の途中にロープのゲートがあります

そこまでなら大丈夫ですよ

休憩舎までは無理ですか?
明日も確認のため林道に行きますが
根雪が残っていて道路を塞いでいる部分があるので
できればロープのゲート前に駐車した方が
無難だと思いますよ

あのー
そこから休憩舎まで林道はどのくらい歩きますか?
5キロです

5キロって登りですよね

時間に換算するとどのくらいですか?
そうですね

2時間近くかかりますね

冗談ぢゃない

こーなったら意地でも休憩舎まで
ひとしさんにがんばって運転してもらうっきゃない


ウワサ通り 東山林道はボコボコで落石が多く
ハンドルを持つ手に緊張が走る

なんでまたこんな道なんですか?
本当に通れるんでしょうね?
だって山の林道だし
ちゃんと市役所に確認したよ

車は左右上下に激しく揺れ
10キロペースで走ってもムチ打ち症になりそうだ


いやですねー こーゆー道わ
どこまで走ればいいんですか?
そろそろ車停めて歩きませんか?
まだ言うか

日帰り登山で安平路山を歩くためには
休憩舎まで車で入らないと歩くのが遅い
ちがこさんには不利

歩ききれない場合は
避難小屋泊かビバーグになる

ひとしさん避難小屋に泊まるのヤダって
言ったじゃん だったら走って

・・・・

市役所の人が言ってたロープのゲート
周囲には車を駐車できるスペースはある


あのー
ここに停めて歩きませんか?
無理

車を降り 登山ポストに届けを入れて
カラビナを外し車を誘導

本当に大丈夫なんでしょうね?
目の前に普通車発見
なんだか走り方が怪しい

必要以上に路肩の笹の中に斜めに乗り上げながら走行


ひとちがの車に気付くと ドアが一斉に開き
中からうじゃうじゃたくさんのおばさんの群れ

どんだけ乗っているのか?
重量オーバー+悪路のデコボコで車の腹がつき
進むに進めないのだ

少し広い場所でなんとか前の車を追い抜いた

あの車じゃ休憩舎まで無理なんじゃない?
あそこから おばさんたち歩くつもりかな?
恐れていた根雪も問題なく通過

悪路に変わりはなかったけど
あの山の林道 に比べりゃ へ でもない

車はゆっくり進んでいく

あ゛ いで

休憩舎の駐車場には前夜泊したと思われる車が一台

すぐ後から中型の厳ついバンが大型の荷物と
おじさんの群れを乗せすごい勢いでやってきた

その後から例の普通車
おばさんの群れはいない

みなさん歩きですか?
ガイドらしい運転手の人が笑って答えた

先に荷物だけ運んできました

おばさんの群れは諦めないらしい

山おばさんのパワーは絶大

悪路の二百名山 GWでも人は少ないと思っていた

よかったぁ~
みんな行くじゃん


ささっと支度をして休憩舎の横から登山道へ
いきなりの急登の始まり一番乗り

そして目の前は


ガイドブックには 笹の手入れがされなかったり
登山者が踏まないとたちまちヤブになると書いてあった

ひとちがの地図は2009年版

6年の間にこんなになっちゃったのかなぁー?
それともこれがフツー?

悪路の林道運転で疲れ切った ひとしさん
ヤブでも笑顔なのはなんで?

ストックの先っちょで笹をひっかいて
踏み跡を確認しながら急登は大変だ

傾斜がユルくなったころ風穴山をトラバースするように
山へりの雪道が続いている


左に滑って落ちたら笑いごとじゃない

所々山肌がむき出しになり雪は柔らかくなっている

変な場所に足を置けば
雪ごと崩れるんじゃないかとヒヤヒヤ


危険なトラバースがようやく終わったころ
鈴の音と共に大きなザックを背負った
お兄さんが下ってきた

こんにちは
どこまで行かれたんですか?
摺古木山までです

昨日は山頂でテントを張りました

その先はトレースがないのでヤメましたよ

ここまでトレースはあったので
ちょっぴり安心していた


標識は雪にまだ埋まっているのか
ほとんど見かけないし
赤テープもほとんど見なかった

摺古木山より先はトレースなし
ちゃんと安平路山まで間違えないで歩けるか?
アザミ岳を眺めながらブンブン登って行く


展望台との分岐に到着

日帰りなので時間を稼ぐ直登コース


山頂に早く到着できて余裕があったら
展望コースを周遊したいと思ってた


笹の丈が短くなり周囲の展望が開ける


と

せっかく稜線に出たものと喜んでいたのに
先はとっても不明瞭 イヤなヤブ


木々がモジャモジャよくわからない場所から
やや左にコースをとると意外にも登りやすい

(帰路は間違えてモジャモジャコースで迷いましたが


白い小山を越えた場所が摺古木山のピーク

見上げた空が青かった


遠く噴煙が上がる御嶽山


今年は残されている登山者を見つけることが
できるのだろうか?

その横には立派な風格ある乗鞍岳
北アルプスの白い頂きがその先に続いている


進むべき方向に目をやれば
大きく下った先に でっかい山が構えている


白ビソ山の先を辿れば

安平路山は中央アルプスの最南端の山
たおやかな山容で尾根筋もはっきりせず植生も亜高山帯から
低山帯のものとなるため笹の繁殖がすさまじいのだ

東方向は青い山並みに浮かぶ
こんな山たちがお出迎え


いいですねぇ~

すれ違ったお兄さんの言った通り
摺古木山から先はトレースはない

ないんじゃなくて 何日前に登ったかわからない

ほとんど消えかかったトレースはあった

陽当りがよければ踏み跡は消え
日影に入ると なんとな~く見える踏み跡

あんまりあてにならない


白ビソ山は無積雪期なら数少ない赤テープも見えるばず
この時期は赤テープも雪の下?
ルートを示す物は期待できそうもない

こーなったら自分のヤマ勘に頼るのみ?
地図を見ながら方向を定め
自分を信じ前進する


みんな遅いね
道間違ったトレースつけたらヤバいよね

先頭さんは責任重大


登ってしまえば平たい白ビソ山

木がいっぱい生えていて迷いやすいのも嘘じゃない

方向を見定めて進む

と

危うく見落としそうな標識が木の根元にチラリ

たぶん雪がなくても気づかず
通過してしまいそうな山頂標識

ここで安心して地図を確認するのを忘れた

その先は左にゆるくカーブするように
稜線を進み安平路避難小屋に向かうはずだった

そのまま真っ直ぐ進む


結果 若干右寄りに山を下ってしまい
山斜面の途中でなんか違うと思い始めた


ひとしさ~ん おかしいね
下ってるしコース外れたかも

今自分たちの現在位置がよくわからない

キョロキョロ見回すと
ほぼ真横に赤い屋根

あっちじゃん 避難小屋

コース修正

斜めっちょに山を再び登り
屋根しか出ていない安平路避難小屋に


あ゛― よかった

ひどい間違えじゃないけど
後から続くみんなに悪い事しちゃったよ

先頭さんは責任重大

コースアウトしなければ
雑作もなく避難小屋に到着できたはず

小屋から見えた安平路山


安心して平たい道を登れる山って
思ってましたがここまで大変でしたぁー

だね

雪があると ないじゃエラい違いかも

でも雪がなかったらもっとヤブだったかな?

うじゃうじゃ話しながら
最後の急登にとりつく


わっせ! こらせ!

登りきるとそこはまた樹林帯

ぽつんと山頂は展望のない
静かな山の中に埋もれていた


ずっと来たかった安平路山

ようやく登れた

地味な山頂だったけど大満足

そのままピストンで下山


ひとちがの後続の登山者たちとすれ違うたび
避難小屋手前の間違えトレースについていかないよう伝える

この日 日帰り登山者は少なく
GWをテントや避難小屋を使って縦走する人ばかり

みなさ~ん
よい山旅を


明日は同じ山域
木曽山脈の山を登ることにする


GW二日目無事終了

お疲れ~っ

次回は車泊地から翌日の山を紹介するよ

どんな冒険が待っていたのか?
お楽しみにぃ~っ♪


砂払温泉 七色の湯
古い施設の市民温泉? 汗を流すのにはよいでしょう

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Posted by ひとちが at 09:46│Comments(0)
│木曽山脈エリア
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