2014年10月22日
中年の証明Ⅵ 後編♪
2014/10/11・12
風たちぬ
立山
(後立山エリア)
全山行 425回
立山の情報はこちら
前編はこちら
〈コース〉12日 一ノ越山荘(7:00)-龍王岳-浄土山-室堂山-立山室堂山荘-
一ノ越山荘-東一ノ越-黒部平-ロッジくろよん-黒部ダム(2:30)-
トローリーバス-扇沢(2:45)
標高 龍王岳 2872m 浄土山 2831m 室堂山 2668m
天気 晴れ
山行時間 7時間30分
朝だぁー
山荘の窓から朝日が差し込んだ
ひとしさぁ~ん お天気どう?
くもり?
いや
バッちり晴れてますよ
後編
台風が近づいてお天気悪く
なるかと思っていたのに
どうします
今日は素直に一ノ越から東一ノ越を下って
帰りますか?
帰るわけないじゃん
見てみなよ 青空!
すごいいい天気!
ですよね
さっそく地図を取り出し 夕方5時の駐車料金アップ前までに
下れる時間を逆算 最大限山の上で遊んでいられるコースを物色
山荘は稜線上にあるため
ほとんど大きなアップダウンはない
稜線歩きを楽しんだ後 一端稜線から室堂平まで下り
再び山荘まで登り返す逆八の字コース
それだけ余分に歩くわけだから
のんびりってわけにもいかないわけ
さっそく龍王岳に向かって登っていく
まだアルペンルートで上がってきた人たちはいないし
一ノ越から龍王岳に向かう人もほとんどいないので
稜線は貸切りみたいなもんだ
いいですねぇー
ホント お天気よくて最高だね
帰りに下る予定の登山道は
ゆるやかで気持ちいいだろうなぁ~
少し登ると分岐に到着
広くて稜線上とは思えないような場所
そこから見えた景色は
昨日歩いた真砂岳から雄岳まで
美しい山並みの稜線が続いている
その後ろには剣岳も
南側にある展望地からも
すばらしい絶景が広がっていた
すぐ目の前には五色ヶ原
小さな白い五色ヶ原山荘が豆粒みたい
その後ろには薬師岳
その左隣は黒部五郎岳
おお?
黒部五郎の後ろで噴煙を上げているのは
たくさんの尊い命を呑みこんだ山
今も噴煙が上がり続けている
怒りを表しているとでもいうのか?
御嶽山は信仰の山でもある
秋の紅葉期に罪のないたくさんの登山者が
噴火により犠牲になるという残念な結果となった
普段ならおだやかな山も「時には見せない顔を覗かせる」
そんな出来事だった
心が痛んだ
遠く離れた場所からでも噴煙を上げる山を
恨めしくも思った
そんな出来事があっても
山に登る自分たち
報道では 今年の捜索は打ち切り
無積雪期にならないと捜索は始まらない
山中に残されている人が一刻も早く家族の元へ
帰ることを祈るしかできない
稜線を西に向けて歩く
青くどこまでも続く富山湾
右手には軍人慰霊碑のある浄土山のピーク
そこから先はゴロゴロ足場の悪い急坂を
整備された室堂山のコースまで下っていく
室堂平にはアルペンルートの基地
いつの日か登るのであろう奥大日の立派な姿がある
分岐まで下る
どうします?
室堂山の展望台まで行きます?
あんまり気が進まないらしい
結局 ちがこさんの突っ走りで
展望台までつきあうことに
稜線の上からの景色の方が
全然いいと思うんですけどね
だよね
でわ 展望台からの景色をご覧いただこう
じゃ~ん
すんばらしい
遥か遠くまで山がすっきりと見え
なんとも贅沢な一時
人が多くなってきましたよ
もう行きましょう
ひとしさんに ズルズル引きずられ
室堂平に向かって歩く
アルペンルートを使って上がってきた
たくさんの登山者が展望台に向かっていった
ひとちが 臭いから みなさんの近くには
行かない方がいいよ
わかってるしぃー
紺碧に輝くミクリガ池
近くに行って楽しみたい所
しかぁ~し 後方にうるさい人がいるので
予定通り分岐から一ノ越山荘へ戻ることに
古い歴史を持つ立山室堂
建物の中には靴のまま入ることができるので
お邪魔して展示物を見学
建物の外には 大きく立山三山
きれ~
うっとりと見つめていると後ろで
うるさい人が叫んでいる
早く行きますよ
なんじゃい なんじゃい
雰囲気ブチ壊し
さっさと舗装された道を山荘まで
登っていく ひとしさん
ま 待ってよぉー
たくさんの登山者に混じって ちがこさんも
ノロノロと坂を登っていく
よく考えてみたら そんな長い時間じゃないから
山荘にザックをデポして歩けば楽ちんだったよね
今更ジロー
山荘に着けば室堂平の美しい景色ともお別れ
何度も 何度も振り返って景色を楽しんだ
山荘から稜線を横断して東方向へ下っていく
振り返ると白い山肌に光が当たり
紅葉が終わりかけた高山植物と空の青がきれい
右横には厳つい龍王岳の横顔
他の方向からは見ることのできないアングル
登山道はゆるやかに山を巻くように続いていた
さっきまでいた たくさんの登山者は
どこに向かっていくのだろう
きっと雄岳だよね
こっちは誰もいませんね
登ってくる人はいるのかな?
とても静かな山歩き
ひとしさんのザックについた山鈴の音だけが
カラカラと谷間に響いている
東一の越に到着
単独で阿曽原から山旅をしているお姉さんとすれ違った
女性といえど逞しく
小さなザックしか背負っていない自分が
ちょっと恥ずかしい
立山ロープウェイが左に走っている
大観峰から黒部平まですぐ近くに見えた
あま~い
足場のよろしくないタンボ沢を下り
延々とタンボ平まで下っていくわけ
それでも嬉しいのは東方向の山々が
よ~く見えること
左横には
下るにつれ美しい紅葉が広がっていく
この時期タンボ平付近から紅葉が見頃なので
赤や黄色の紅葉最高潮の山を歩けるのだ
右を向いても 左を向いても
上を見上げても「すばらしい」の一言
カメラでの撮影時間が長く
ここでタイムロス
タンボ平後半から 黒部平までは
こんな道
妙に蒸し暑い
黒部湖が ちらちら見える所まで下れば
大きな紅葉した樹木の森に入る
まるで別世界に迷い込んだような
色鮮やかな錦の美しい森
天気がいいのもあるよねー
すっぽりと紅葉の中にハマりこんだ
紅葉を眺めながら ちんたら下っていくと
黒部湖畔のロッジくろよんにポンと出た
黒部湖沿いの遊歩道は
たくさんの観光客が歩いている
その中を汗くさい 汚い登山者が二名
混じり込んでいた
ねぇー
私達ってクサイよね
お風呂入ってませんから
黒部ダムからはトローリーバスじゃん
すごい迷惑だと思うけど
バスに乗ったら極力動かないようにしましょう
それで済むんかい
この臭さ自分達だけにしかわからない
うじゃうじゃ どうでもいいことを話しながら
橋を渡って黒部ダムへ
おだやかな黒部ダムに遊覧船が浮かんでいた
遊覧船に乗るために長い行列
いったい何時間待ちなんだろ?
山の上では 時間が気になり
機嫌がよろしくなかった ひとしさんもこの通り
じゃ もうちょっと遊ぼ
黒部ダムメインルートのダムの上から
観光放水を覗いてみることに
う゛ぉ゛―
すごい迫力ですぅー
先に覗き込んだ ひとしさん
かたまる
真上から見ると こんな
放水された水の先には
美しい虹と 丸山東壁「黒部の巨人」が
じっとこちらを見ているようだった
北アルプス紅葉紀行終了
今回もよくがんばりました
風たちぬ
立山
(後立山エリア)
全山行 425回
立山の情報はこちら
前編はこちら
〈コース〉12日 一ノ越山荘(7:00)-龍王岳-浄土山-室堂山-立山室堂山荘-
一ノ越山荘-東一ノ越-黒部平-ロッジくろよん-黒部ダム(2:30)-
トローリーバス-扇沢(2:45)
標高 龍王岳 2872m 浄土山 2831m 室堂山 2668m
天気 晴れ
山行時間 7時間30分
朝だぁー
山荘の窓から朝日が差し込んだ
ひとしさぁ~ん お天気どう?
くもり?
いや
バッちり晴れてますよ
後編
台風が近づいてお天気悪く
なるかと思っていたのに
どうします
今日は素直に一ノ越から東一ノ越を下って
帰りますか?
帰るわけないじゃん
見てみなよ 青空!
すごいいい天気!
ですよね
さっそく地図を取り出し 夕方5時の駐車料金アップ前までに
下れる時間を逆算 最大限山の上で遊んでいられるコースを物色
山荘は稜線上にあるため
ほとんど大きなアップダウンはない
稜線歩きを楽しんだ後 一端稜線から室堂平まで下り
再び山荘まで登り返す逆八の字コース
それだけ余分に歩くわけだから
のんびりってわけにもいかないわけ
さっそく龍王岳に向かって登っていく
まだアルペンルートで上がってきた人たちはいないし
一ノ越から龍王岳に向かう人もほとんどいないので
稜線は貸切りみたいなもんだ
いいですねぇー
ホント お天気よくて最高だね
帰りに下る予定の登山道は
ゆるやかで気持ちいいだろうなぁ~
少し登ると分岐に到着
広くて稜線上とは思えないような場所
そこから見えた景色は
昨日歩いた真砂岳から雄岳まで
美しい山並みの稜線が続いている
その後ろには剣岳も
南側にある展望地からも
すばらしい絶景が広がっていた
すぐ目の前には五色ヶ原
小さな白い五色ヶ原山荘が豆粒みたい
その後ろには薬師岳
その左隣は黒部五郎岳
おお?
黒部五郎の後ろで噴煙を上げているのは
たくさんの尊い命を呑みこんだ山
今も噴煙が上がり続けている
怒りを表しているとでもいうのか?
御嶽山は信仰の山でもある
秋の紅葉期に罪のないたくさんの登山者が
噴火により犠牲になるという残念な結果となった
普段ならおだやかな山も「時には見せない顔を覗かせる」
そんな出来事だった
心が痛んだ
遠く離れた場所からでも噴煙を上げる山を
恨めしくも思った
そんな出来事があっても
山に登る自分たち
報道では 今年の捜索は打ち切り
無積雪期にならないと捜索は始まらない
山中に残されている人が一刻も早く家族の元へ
帰ることを祈るしかできない
稜線を西に向けて歩く
青くどこまでも続く富山湾
右手には軍人慰霊碑のある浄土山のピーク
そこから先はゴロゴロ足場の悪い急坂を
整備された室堂山のコースまで下っていく
室堂平にはアルペンルートの基地
いつの日か登るのであろう奥大日の立派な姿がある
分岐まで下る
どうします?
室堂山の展望台まで行きます?
あんまり気が進まないらしい
結局 ちがこさんの突っ走りで
展望台までつきあうことに
稜線の上からの景色の方が
全然いいと思うんですけどね
だよね
でわ 展望台からの景色をご覧いただこう
じゃ~ん
すんばらしい
遥か遠くまで山がすっきりと見え
なんとも贅沢な一時
人が多くなってきましたよ
もう行きましょう
ひとしさんに ズルズル引きずられ
室堂平に向かって歩く
アルペンルートを使って上がってきた
たくさんの登山者が展望台に向かっていった
ひとちが 臭いから みなさんの近くには
行かない方がいいよ
わかってるしぃー
紺碧に輝くミクリガ池
近くに行って楽しみたい所
しかぁ~し 後方にうるさい人がいるので
予定通り分岐から一ノ越山荘へ戻ることに
古い歴史を持つ立山室堂
建物の中には靴のまま入ることができるので
お邪魔して展示物を見学
建物の外には 大きく立山三山
きれ~
うっとりと見つめていると後ろで
うるさい人が叫んでいる
早く行きますよ
なんじゃい なんじゃい
雰囲気ブチ壊し
さっさと舗装された道を山荘まで
登っていく ひとしさん
ま 待ってよぉー
たくさんの登山者に混じって ちがこさんも
ノロノロと坂を登っていく
よく考えてみたら そんな長い時間じゃないから
山荘にザックをデポして歩けば楽ちんだったよね
今更ジロー
山荘に着けば室堂平の美しい景色ともお別れ
何度も 何度も振り返って景色を楽しんだ
山荘から稜線を横断して東方向へ下っていく
振り返ると白い山肌に光が当たり
紅葉が終わりかけた高山植物と空の青がきれい
右横には厳つい龍王岳の横顔
他の方向からは見ることのできないアングル
登山道はゆるやかに山を巻くように続いていた
さっきまでいた たくさんの登山者は
どこに向かっていくのだろう
きっと雄岳だよね
こっちは誰もいませんね
登ってくる人はいるのかな?
とても静かな山歩き
ひとしさんのザックについた山鈴の音だけが
カラカラと谷間に響いている
東一の越に到着
単独で阿曽原から山旅をしているお姉さんとすれ違った
女性といえど逞しく
小さなザックしか背負っていない自分が
ちょっと恥ずかしい
立山ロープウェイが左に走っている
大観峰から黒部平まですぐ近くに見えた
あま~い
足場のよろしくないタンボ沢を下り
延々とタンボ平まで下っていくわけ
それでも嬉しいのは東方向の山々が
よ~く見えること
左横には
下るにつれ美しい紅葉が広がっていく
この時期タンボ平付近から紅葉が見頃なので
赤や黄色の紅葉最高潮の山を歩けるのだ
右を向いても 左を向いても
上を見上げても「すばらしい」の一言
カメラでの撮影時間が長く
ここでタイムロス
タンボ平後半から 黒部平までは
こんな道
妙に蒸し暑い
黒部湖が ちらちら見える所まで下れば
大きな紅葉した樹木の森に入る
まるで別世界に迷い込んだような
色鮮やかな錦の美しい森
天気がいいのもあるよねー
すっぽりと紅葉の中にハマりこんだ
紅葉を眺めながら ちんたら下っていくと
黒部湖畔のロッジくろよんにポンと出た
黒部湖沿いの遊歩道は
たくさんの観光客が歩いている
その中を汗くさい 汚い登山者が二名
混じり込んでいた
ねぇー
私達ってクサイよね
お風呂入ってませんから
黒部ダムからはトローリーバスじゃん
すごい迷惑だと思うけど
バスに乗ったら極力動かないようにしましょう
それで済むんかい
この臭さ自分達だけにしかわからない
うじゃうじゃ どうでもいいことを話しながら
橋を渡って黒部ダムへ
おだやかな黒部ダムに遊覧船が浮かんでいた
遊覧船に乗るために長い行列
いったい何時間待ちなんだろ?
山の上では 時間が気になり
機嫌がよろしくなかった ひとしさんもこの通り
じゃ もうちょっと遊ぼ
黒部ダムメインルートのダムの上から
観光放水を覗いてみることに
う゛ぉ゛―
すごい迫力ですぅー
先に覗き込んだ ひとしさん
かたまる
真上から見ると こんな
放水された水の先には
美しい虹と 丸山東壁「黒部の巨人」が
じっとこちらを見ているようだった
北アルプス紅葉紀行終了
今回もよくがんばりました
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。