富士山発♪　ひとちが凸凹ライフ２

2012/7/7

集中豪雨！？
笠取山
（奥秩父山塊エリア）


全山行　303回



標高　　笠取山　1953m

天気　 晴れ・ガス・雨

山行時間　4時間30分



〈コース〉自宅(5:00)-作場平橋(10:00-10:10)-一休坂分岐-一休坂-
笠取小屋(11:10-11:30)-小さな分水嶺-西峰(12:20-12:30)-東峰-
水干-笠取小屋(1:20-1:40)-ヤブ沢峠-一休坂分岐-作場平橋(2:40)









今週もぉー


どこのお山を選べばいいのやら


と思いつつ・・・









不安定な天気を勝手に　午後から晴れ！　
と決めこんで山に出かけた
（そう思わなくちゃ　やっちゃいられません）



その上、車泊して連チャン山行
目指せ　山梨百名山♪
（うは！　うは！）




そんなんでいいのかい？



いいの、いいの！






さぁ～てと、出発です
（よっしゃ）





山にとりつくと　緩やかに整備された登山道が続く





苔むした岩、沢沿いに架かる橋を渡り　緑の森を行進だ





レンゲツツジの時期には　ちょいと出遅れちゃったけど　
このまま何事もなく　山頂まで行くことができれば　
御の字じゃん
（そう！　そう！）




空には　どんよりと雲がかかってお世辞にも
いい天気ぢゃない
（はぁ。。。）




昨日降った雨のおかげで　ブナ・ナラの緑が
青々と輝いている

空気が澄んで　沢を流れる水が心地よい風を運ぶ





時折　カブトムシ宅　みたいな匂いがする


なんて気持ちいいんだろ♪





ひとしさぁーん、頭痛どう？



最近、頭痛に悩まされている　ひとしさん



それがね、治っちゃいました・・・




どうやら　平日は　会社イヤイヤ病　か？

ちがこさんの　平日は　どこそこ痛いのが気になる病　と
大して変わらないのかも
（あはは。）


ともかく山にくれば元気になるんだから　
山はヤメられない
（そう！　そう！）







危ないような箇所もなく、整備された綺麗な登山道を　
キョロキョロ物色しながら　ちんたら歩く　ちがこさん


のんびり山歩きを堪能！





と？



もっとメリハリつけて歩けませんか？


後方で　ひとしさんがブツブツ言い始めた



なんで？



このペースじゃ　汗もかきません・・・



ふんじゃ　早く歩くよ



景色を眺めながらゆっくり歩きたい所だけど　ブンブン
登った方がよさそうな気配
（ぶぅ）


ちがこさんペースを上げる




うが　うが　うが　うが




ペースを上げて　5分、またもや後方で　ひとしさんが
また何か叫んでいる





今度は　いったいなに？





あのぉー、登りはもう少しペースを落としても
いいんですけど
平な場所は早く歩くとか・・・
極端なんですよ、心拍数が上がって汗ダクになりました




へっ？



見れば顔から　ダラダラと滝のように汗を流した　
ひとしさんがいる
（あはは。。。）






あらま！
そんじゃ　そうするよ





お天気は気まぐれで　雨がパラパラ降ってきた


水場に到着、小屋まであと少し


ジャブ　　ジャブ　


ひとしさんが顔を洗う、手が凍りそうなほど冷たい


　


ここわぁー　東京都の水源地、素晴らしい
水質を誇る山なのだ
（ふぅ～ん）






小屋に到着

モクモクとストーブの煙が小屋から立ち昇っている





小屋の前には綺麗なテーブルベンチ、テン場も上々



こりゃ　テン泊したら楽しいだろうねぇー



すでに山頂から下山してきた人、これから登る人と入り乱れ、
不安定なお天気でも小屋の前はたくさんの人たちが休憩している





おやつを食べよう！


今日はなぁ～んと　マクドナルドで100円バーガーを買ってきた
（最近は24時間営業だから　たまにはいいね　マクドナルド！）





うま♪　うま♪


腹いっぺーになった






さ～てと、山頂に向けて出発
（うりゃ）





小屋の横のトイレを通過し山頂方向に向かう





しっかり整備された登山道は　ずーっと歩きやすい
（うん、うん）





目の前に小さなコブ山が見える





なんだろ？


標識に　小さな分水嶺　と書かれている




コブの上には石塔が


荒川、富士川、多摩川　と三方に流れる
水の分岐なのであ～る
（ほぉーっ）





目の前に　また大きなコブがある



これがウワサの急登　





＊実は山友たちが先週このお山で楽しそうだったから　
ひとちがも来たかったわけ。
その時の様子はこちらから・・・


　キキさんのブログ　





山から目を離した瞬間で　山頂はガスの中に
隠れてしまった
（あららん）





とりあえず山頂まで登っちゃおう！



うが　うが　うが　うが


結構大変　


そんでも　一気に上まで登った




やったぁー　



山梨百名山の標識が　ガスの中に　ポツンと
一本立っていた





後は真っ白、何も見えない山頂
（うがぁー）



ダメじゃん　


しばらく待てば　もしかしてガスなくなるかも・・・




淡い期待を胸に　しばし石に腰掛けて待ってみる　
ちがこさん





ますます　白くなる山頂
（うぉーっ）





本日も思いっきり　
ガスワールド　


おまけに雨も降ってきた
(最悪ですな)




もう、帰りますよ

しびれを切らし　ひとしさんが立ち上がった




えーっ？
このまんま帰るの？
尾根を通って水干を見てこうよ！



ひとしさんのカッパを　ぎゅっ　とつかむ



なんとも不発だ・・・
景色もなく、花もなく、山梨百名山の棒一本見て　
おさらばなんて





気の進まない　ひとしさんを引きずって　足場の
よろしくない尾根を登っていく
（あはは。）

狭い東峰に出た



あった！
あった！

これだよ、これ！





立派な笠取山の標識と三角点、これを見なくちゃ
意味ないじゃん





よかったですぅ、危うく西峰で下山しちゃう所でした


ひとしさんも満足そう♪




とたんに雨が本降りになった



まるで　ゲリラ豪雨！





すぐにカッパを着たからいいものの、
エラいことになった





あのぉー、この時間帯は天気がいいはず
じゃなかったんですか？




まぁ、山の天気だから　





足早に尾根を下り水干へ向かう





水干とは　多摩川の源流、最初の一滴が流れ出す
貴重な場所なのであ～る
（へぇー）






ぽとん　





意外と地味




さぁ、さぁ、ズンズン歩かないと　
びちょ濡れですぞ！




はい、はい　そうですな




久しぶりに　ここまでひどい雨の中を歩いた

まさに　ピンポイント攻撃　ってとこ





雨で　登山道にはあっという間に水溜まり
（スゴイですな）





はは。　もう笑うっきゃない！





小屋に戻り　しばし雨宿りさせてもらった


ストーブの前でカッパを乾かし小屋番さんとお話し。
（コーヒーご馳走様でした）






このお山はあまり花が咲かないんですか？




そうだねぇー、最近は鹿がみんな
食べちゃうから。




ふぅ～ん、そうなんだ




世間話をしているうちに　ずぶ濡れだったカッパも乾いた
（よかった　よかった）






小雨になった林道をヤブ沢峠に向かって歩く

小屋は昔、造林小屋として使われていたそうだ。
林道は車が入れるから荷上げも便利だね。
（登山道も小屋・トイレも整備が行き届いています）



青空が見え始めた





なんてこったい
山頂じゃ　あんなにひどい雨だったのにさ！


でもね
雨で潤った山の木々たちは生き生きしている
（うん、うん）





やっぱり雨上がりの
山はステキ♪





これだから　雨降りの日も山はヤメられない
（そう　そう）


爽快な気分で山を下りた
（病気にも効くわけですな）






車で移動、道の駅たばやま　にある　のめこい湯　に
立ち寄った
（とても綺麗な施設です）


道の駅にはご当地グルメの　鹿カレーなるものが



ここわー、鹿はみ～んなカレーにして
食べちゃうわけだ





のめこい湯は階段を下りて吊り橋を渡る





川沿いには　たくさんの百合たちが全盛期♪
（いいね　いいね）


　




温泉で雨に濡れた服も着替え　髪も乾いてすっきり



あ～
さっぱり♪



ところが

建物を出ると　またもやピンポイントで雨の攻撃
（ぐぇー）

車まで移動するのにまた　びちょびちょになった
（ツイてないねぇ）







今夜の宿泊地は　柳沢峠

トイレも24時間使える便利な峠であ～る。




ひとしさんが外で夕食の準備を始めた
ソーセージをとろ火で　こんがり焼いている





ジュー　ジュー


おぉ　いいにおい　


車の中で荷物の整理をしながら　ちがこさんは
ワクワクしていた
（もうちょっとで　美味しいソーセージが食べられる！）




あ゛―っ

悲痛な叫び声



ど、どうしたの？





ソ、ソーセージがぁー　


見れば無残にもソーセージは地面に落下し、
鉄板が蓋になっている
（ちゃららん）



やっちゃいました　

フォークを持ったまま茫然として固まっている　
ひとしさん



食べたって死ぬこと
ないから！


拾ったソーセージは　フーフーして　ひとちがの
胃袋に無事収まった
（日本沈没、何があっても　ちがこさんは生き延びるでしょう・・・）



ピュン


大きな声で鹿が鳴いた
メス鹿が　子供をつれてすぐ近くにいる





早く逃げないと　鹿カレーに
されちゃうぞぉーっ


食事が終わると同時に　またもや　ひとちがを狙って
ピンポイントで雨
（本日3度目）





車の中で　雨と雷の音を聞きながら　
フガフガと眠りに入る



明日はお天気どうかな？


今日に懲りずに　明日は峠から　2座目の
山梨百名山を目指そう

うりゃ！



翌日の山歩きはこちら