2017年04月07日
問題爺!?
2017/04/07
家庭内事件を追え!
監 獄

またしても すえたろう本部長登場
今回は「入歯事件」で検査入院していた病院での話
まずはこっちを読んでね
入歯事件の詳細はこちら

入院初日 昼
本部長は監獄の集合部屋に押し込まれた
ヤローばかりの四人部屋は白いカーテンで仕切られているだけ
明日は本部長念願だった「入歯を出すため」CTで検査してもらい
大腸内視鏡検査を受けるという任務を遂行しなければいけない
そのために監獄の囚人たちと数日間寝起きを共にする
今や 本部長はまな板の上の鯉だ

腸の中で入歯が暴れている現実をわかってもらうためには
検査し事実確認をするしかないのだ

もう生きて会うことはないかもな
あばよ・・・
ちせこ副部長と ちがこ捜査官をベットから見送った
入院初日 夜
監獄に入ってからというもの腕には点滴の針が刺さったまま
とぎれることなく透明の液体が本部長の身体のなかに投与されていく

いつまでこんなものぶら下げて
トイレに行かなきゃいけないんだ・・・
それにしても怪しいぞ
こんなもの本当に必要があるのか?
ふと そんな疑問が本部長の頭の中に浮かんだ
きっとこれは 毒 だ 今すぐなんとかしないと・・・
えーい こんなもの引き抜いてやる
ブチ
数分後・・・
見回りに来た看守に事件現場を発見されてしまった
ダメですよ
点滴の針引き抜いたら!
問題爺 レッテルを貼られた

ごめんなさい
素直に謝るかわいい本部長であった
入院二日目 朝
目を三角にして怒っている本部長が待っていた
なんで誰も来てくれないんだ
おかげで朝ご飯ももらえないじゃないか!
今日は検査日 食事はでない
おまけに検査が始まる時間までに来ればいいと看守から言われていた

昨夜の「点滴の針引き抜き事件」で看守に見張られ
夜中は同室の囚人たちのイビキやら唸り声で眠れず
すっかりパニクっている本部長
それでも入歯を出してもらうためには本部に戻れない

入院二日目 夜
無事検査が終わった
入歯は本部長の腸の中から摘出された
(ということにしておこう
)
すっかり安心した本部長 今すぐ本部に戻りたい所だが
願い空しく却下され再び夜を迎えることとなった
そしてまたもや事件が勃発
昨夜は「点滴の針引き抜き容疑者」として看守に見張られていた
監獄に入っている間は がまん がまん 自分に言い聞かせた
そろそろ就寝時間
電気が落ちた監獄の外通路からぼんやりと光が見える
静けさと共に 今夜も魔の時間 がやってくる

ぐぉ~っ ぐぉ~っ
斜め向かいの囚人が爆音でイビキをかいている
ジョロジョロ・・・ ジョロジョロ・・・
隣の囚人は呼吸器が悪いらしく水溶液の薬剤を投与していた
眠れない 眠れない・・・
あの水の音は何なんだ?
ベットの足元に水が流れてきた
(これは本部長の妄想です
)

高齢の割に耳が達者な本部長
爆音イビキの他に うめき声に気がついた
あ゛~ あ゛~っ
その声は紛れもなく ちせこ副部長のうめき声

毎晩うなされている副部長を起こす係りである本部長の耳が
間違うはずはなかった
ちせこがうなされている 起こさなきゃ

とっさにいつもの習慣で うめき声のする前のカーテンを開け
布団をかぶって寝ている 副部長をゆり起した
大丈夫か? おい 大丈夫か?
痛い・・・ 痛い・・・
その悲鳴に気がついた看守が大急ぎでやってきた
ダメですよ
別の患者さんを起こしちゃ!
問題爺 レッテルを貼られた

ごめんなさい
素直に謝るかわいい本部長であった
二日目 深夜
本部の電話が鳴る 事件か?

本部長を見張っている看守からだった
看守の話によると 知り合いの人(副部長)がうなされている と
何度も同じ囚人を起こしてしまい困っているとのこと
ちがこ捜査官に出動命令が出た
午後11時 緊急ゆえ ひとし警部にだけ告げ監獄に向かう
ヤローだけの棟なので女性は本来夜間出入りできないのだが
今 本部長を説得できるのは ちがこ捜査官しかいない
緊急処置として本部長の耳に 耳栓を押し込んでやった

これで静かに眠れるだろう
結局 ちがこ捜査官は夜間勤務となり
早朝6時まで本部長を見張ることになった
三日目 午前中
ようやく本部長に戻る許可が出た
許可が出たというより 問題爺 とレッテルを貼られ
本部に 強制退去 させられたと言った方が正しい
検査により悪は取り除かれ安心した本部長
本部で不安のない自由な生活に戻ることになった
よかったね 問題爺

家族に痴呆症の方がいるご家庭に・・・
*痴呆症の方は環境が変わると不安になったり、自分のいる場所や方向が
わからなくなったり、時に攻撃的になったりすることがあるそうです。
入院しても他の患者さんもいるため看護スタッフだけでは補えず
家族に協力依頼する場合があります。
家族は何時でも連絡があった場合 病院に出向かなければいけません。
介護は長期戦になる程 家族に重く負担がかかってきます。
無理のない介護を続けられるように協力し合い がんばりましょう♪
その後の本部長の様子はこちら
家庭内事件を追え!
監 獄

またしても すえたろう本部長登場

今回は「入歯事件」で検査入院していた病院での話

まずはこっちを読んでね

入歯事件の詳細はこちら

入院初日 昼
本部長は監獄の集合部屋に押し込まれた
ヤローばかりの四人部屋は白いカーテンで仕切られているだけ

明日は本部長念願だった「入歯を出すため」CTで検査してもらい
大腸内視鏡検査を受けるという任務を遂行しなければいけない

そのために監獄の囚人たちと数日間寝起きを共にする

今や 本部長はまな板の上の鯉だ


腸の中で入歯が暴れている現実をわかってもらうためには
検査し事実確認をするしかないのだ


もう生きて会うことはないかもな
あばよ・・・
ちせこ副部長と ちがこ捜査官をベットから見送った

入院初日 夜
監獄に入ってからというもの腕には点滴の針が刺さったまま
とぎれることなく透明の液体が本部長の身体のなかに投与されていく


いつまでこんなものぶら下げて
トイレに行かなきゃいけないんだ・・・
それにしても怪しいぞ
こんなもの本当に必要があるのか?
ふと そんな疑問が本部長の頭の中に浮かんだ

きっとこれは 毒 だ 今すぐなんとかしないと・・・
えーい こんなもの引き抜いてやる

ブチ

数分後・・・
見回りに来た看守に事件現場を発見されてしまった

ダメですよ

点滴の針引き抜いたら!
問題爺 レッテルを貼られた


ごめんなさい

素直に謝るかわいい本部長であった

入院二日目 朝
目を三角にして怒っている本部長が待っていた

なんで誰も来てくれないんだ
おかげで朝ご飯ももらえないじゃないか!
今日は検査日 食事はでない

おまけに検査が始まる時間までに来ればいいと看守から言われていた


昨夜の「点滴の針引き抜き事件」で看守に見張られ
夜中は同室の囚人たちのイビキやら唸り声で眠れず
すっかりパニクっている本部長

それでも入歯を出してもらうためには本部に戻れない


入院二日目 夜
無事検査が終わった

入歯は本部長の腸の中から摘出された

(ということにしておこう

すっかり安心した本部長 今すぐ本部に戻りたい所だが
願い空しく却下され再び夜を迎えることとなった

そしてまたもや事件が勃発
昨夜は「点滴の針引き抜き容疑者」として看守に見張られていた

監獄に入っている間は がまん がまん 自分に言い聞かせた

そろそろ就寝時間

電気が落ちた監獄の外通路からぼんやりと光が見える
静けさと共に 今夜も魔の時間 がやってくる


ぐぉ~っ ぐぉ~っ
斜め向かいの囚人が爆音でイビキをかいている

ジョロジョロ・・・ ジョロジョロ・・・
隣の囚人は呼吸器が悪いらしく水溶液の薬剤を投与していた

眠れない 眠れない・・・
あの水の音は何なんだ?
ベットの足元に水が流れてきた

(これは本部長の妄想です


高齢の割に耳が達者な本部長
爆音イビキの他に うめき声に気がついた

あ゛~ あ゛~っ

その声は紛れもなく ちせこ副部長のうめき声

毎晩うなされている副部長を起こす係りである本部長の耳が
間違うはずはなかった

ちせこがうなされている 起こさなきゃ

とっさにいつもの習慣で うめき声のする前のカーテンを開け
布団をかぶって寝ている 副部長をゆり起した

大丈夫か? おい 大丈夫か?
痛い・・・ 痛い・・・

その悲鳴に気がついた看守が大急ぎでやってきた

ダメですよ

別の患者さんを起こしちゃ!
問題爺 レッテルを貼られた


ごめんなさい

素直に謝るかわいい本部長であった

二日目 深夜
本部の電話が鳴る 事件か?

本部長を見張っている看守からだった

看守の話によると 知り合いの人(副部長)がうなされている と
何度も同じ囚人を起こしてしまい困っているとのこと

ちがこ捜査官に出動命令が出た

午後11時 緊急ゆえ ひとし警部にだけ告げ監獄に向かう

ヤローだけの棟なので女性は本来夜間出入りできないのだが
今 本部長を説得できるのは ちがこ捜査官しかいない

緊急処置として本部長の耳に 耳栓を押し込んでやった


これで静かに眠れるだろう

結局 ちがこ捜査官は夜間勤務となり
早朝6時まで本部長を見張ることになった

三日目 午前中
ようやく本部長に戻る許可が出た

許可が出たというより 問題爺 とレッテルを貼られ
本部に 強制退去 させられたと言った方が正しい

検査により悪は取り除かれ安心した本部長
本部で不安のない自由な生活に戻ることになった

よかったね 問題爺


家族に痴呆症の方がいるご家庭に・・・
*痴呆症の方は環境が変わると不安になったり、自分のいる場所や方向が
わからなくなったり、時に攻撃的になったりすることがあるそうです。
入院しても他の患者さんもいるため看護スタッフだけでは補えず
家族に協力依頼する場合があります。
家族は何時でも連絡があった場合 病院に出向かなければいけません。
介護は長期戦になる程 家族に重く負担がかかってきます。
無理のない介護を続けられるように協力し合い がんばりましょう♪
その後の本部長の様子はこちら
Posted by ひとちが at 12:00│Comments(0)
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