2012年06月28日
ザ・テント縦走♪ Ⅲ
2012/6/23・24
ロマンチックな夕暮れ・・・
唐松岳・五竜岳
(後立山エリア)
全山行 301回
標高 初日続き:大黒岳 2511m 白岳 2451m
天気 晴れ
山行時間 6時間30分(スタート地点から)
〈コース〉
初日続き:唐松岳頂上山荘(1:00)-大黒岳-白岳・五竜山荘(3:20)
立山連邦のむこうには駿河湾・・・
ロマンチックな夕日が赤く輝き やがて沈んでいった
ス・テ・キ
第一話はこちら
第二話はこちら
第三話
唐松岳頂上山荘から五竜岳へ向かう
五竜岳
稜線といっても侮れない
本日の正念場、牛首の鎖場が待っているからであ~る
(うぇー)
2511mの牛首から鎖で横移動し、約200m 急降下する
(大丈夫かいな)
小さな看板に
ストックは片づけて両手を空けて 慎重に!! と
牛首の鎖場手前
通常Wストックを使って四足体制で常に山歩きをしている
ひとちがとしては 二本足になることは不安だ
そんでも鎖にしっかりつかまらなきゃいけないから 邪魔な
ストックは素直にザックに縛り付けておくことにした
それが正解だよ
大丈夫ですか?
慎重に進んで下さいね
不安そうに後方から ひとしさんが声をかける
うん
ここを通過しないことにゃ 五竜のテント場には行けない
(ふぇ~ん)
岩がジェンカのように積み重なった牛首の山肌に鎖が
いくつも ブラリとついている
こ、コワそうじゃん
鎖を疑うわけぢゃないけど、万が一 ブチっ なんて
切れたら転落するしかない
あ゛ ヘルメット
持ってくればよかった
切れた稜線から下を覗くと 落ちれば間違いなく大怪我?
いや 間違いなく死亡するであろう山の斜面が
大きな口を開けている
い、いくよ!
雪はないとはいえ 狭い足場、鎖をむんずとつかみ
少しずつ進む
手が震える・・・
息が苦しい・・・
いつ ポコっ ととれてしまうかわからない岩
コワすぎ!
横移動が終わるとガレた岩肌を 今度は おっかなびっくり
下るハメになった
げっ
とれちゃったよ
ちがこさんが 手をかけた岩が ポコっ ととれた
ど、どうすりゃいいの?
これ?
まさかとは思ったが 本当にそんなことだってあるのだ
握り拳大の石を ラークしないように安全な場所に
置きたくても ガレた斜面は置き場に乏しい
っていうか、そーっと 元に戻すしかなかった
おかげさまで 唐松岳から五竜に向かう登山者は ほんの数人で
前にも後ろにも ほとんど人は見当たらない
(ほっ)
ラークさせなくてよかった
やっと足が地についた
ここからは安全な ハイマツ帯を白岳まで縦走できるのだ
(やったぁー)
ふぇー
大変だったね ひとしさん
なかなか危険な鎖場でした
振り返れば唐松岳からの美しい稜線が
唐松岳
うが うが うが うが
足取りは軽い
ついでに身体も軽い?
ここまでくるのに ひとしさんのザックに入っていた
3リットルのお茶は半分以上飲み干した
ひとしさんのザックは
16,4キロ→15,0キロ に
ようやく超過した重さから解放されたわけだ
とはいえ疲労が溜まり やや足ももつれがち
慎重に進みましょう!
鞍部から大黒岳を巻いて 展望のよい尾根を 剣岳・立山を
眺めながら五竜岳に向かって進んで行く
ゴールの五竜山荘
しばらく行くと 前を歩いていた二人の登山者が 雪で迷い
コースを外れ 危険な岩場を登ろうとしているのを発見
そっちじゃないよぉー
正規ルートは樹林帯の中、一歩間違えたコースを
歩けば危険が伴うのだ
(そう! そう!)
結局ふたりの登山者を追い抜き ひとちがが
先を歩くハメになった
(あちゃ)
あは。
今日も先頭さん
すこぷる景色バツグンの稜線歩きは 最高
立山連邦
大急ぎで移動してきたけど テン場はまだそれほど
混雑はしていないはず
(うん、うん)
五竜山荘は近い、景色を眺めながら のんびり歩こう
目の前には白岳の大きな姿、急登ではないけど
ずぅーっと ジグザグに続いている
うが うが うが うが
先を見るとイヤになりそうなので 足元を見ながら
ひたすら登るっきゃない
白岳の分岐に出た
振り返ると小さくなっていく唐松岳と美しい稜線が輝いている
唐松岳・大黒岳の稜線
直下を見れば 五竜山荘の赤い屋根が
ひとちがを待っていた
やったぁー
とうとう今日の目的地に ゴール
予想外に重たいザックを背負ってきたわりに
フツーの山行タイムで到着できた
(よくがんばりました)
一等地に ひとちがテントを設営、小屋の前のテーブルベンチで
乾杯
ゆっくりと贅沢な時間が流れていく
小屋の前からは五竜岳の厳つい姿が迫って
ド迫力
ひとちがより遅れて 次々と登山者が到着した
がんばってテントをかついで登ってきた
大学生たちも無事到着
(よかったね)
嬉しそうな子供たち、誇らしげな顔で手際よくテントを
張る姿は なんとも微笑ましい
(うん、うん)
おや?
大きなザックからは どでかい鍋が出てきたぞ
食欲旺盛な子供たちは すごく楽しそうに
山ごはんを食べていたよ
今夜は小屋泊は10名程、テントも数張と
夏山を迎える前の静かな五竜山荘であ~る
小屋で水をわけてもらい食事の支度
簡単なものでも美味しいのは 山だから?
テントの中からは五竜岳が見える
テントから出たり 入ったり
くつろぐ姿の 海へび も 大満足 のようであった
(あはははは。)
立山連邦のむこうには駿河湾
ロマンチックな夕日が赤く輝き やがて沈んでいった
ス・テ・キ
明日はいよいよ五竜岳にアタック
今夜は爆睡だね ひとしさん
第四話はこちら
ロマンチックな夕暮れ・・・
唐松岳・五竜岳
(後立山エリア)
全山行 301回
標高 初日続き:大黒岳 2511m 白岳 2451m
天気 晴れ
山行時間 6時間30分(スタート地点から)
〈コース〉
初日続き:唐松岳頂上山荘(1:00)-大黒岳-白岳・五竜山荘(3:20)
立山連邦のむこうには駿河湾・・・
ロマンチックな夕日が赤く輝き やがて沈んでいった
ス・テ・キ
第一話はこちら
第二話はこちら
第三話
唐松岳頂上山荘から五竜岳へ向かう
五竜岳
稜線といっても侮れない
本日の正念場、牛首の鎖場が待っているからであ~る
(うぇー)
2511mの牛首から鎖で横移動し、約200m 急降下する
(大丈夫かいな)
小さな看板に
ストックは片づけて両手を空けて 慎重に!! と
牛首の鎖場手前
通常Wストックを使って四足体制で常に山歩きをしている
ひとちがとしては 二本足になることは不安だ
そんでも鎖にしっかりつかまらなきゃいけないから 邪魔な
ストックは素直にザックに縛り付けておくことにした
それが正解だよ
大丈夫ですか?
慎重に進んで下さいね
不安そうに後方から ひとしさんが声をかける
うん
ここを通過しないことにゃ 五竜のテント場には行けない
(ふぇ~ん)
岩がジェンカのように積み重なった牛首の山肌に鎖が
いくつも ブラリとついている
こ、コワそうじゃん
鎖を疑うわけぢゃないけど、万が一 ブチっ なんて
切れたら転落するしかない
あ゛ ヘルメット
持ってくればよかった
切れた稜線から下を覗くと 落ちれば間違いなく大怪我?
いや 間違いなく死亡するであろう山の斜面が
大きな口を開けている
い、いくよ!
雪はないとはいえ 狭い足場、鎖をむんずとつかみ
少しずつ進む
手が震える・・・
息が苦しい・・・
いつ ポコっ ととれてしまうかわからない岩
コワすぎ!
横移動が終わるとガレた岩肌を 今度は おっかなびっくり
下るハメになった
げっ
とれちゃったよ
ちがこさんが 手をかけた岩が ポコっ ととれた
ど、どうすりゃいいの?
これ?
まさかとは思ったが 本当にそんなことだってあるのだ
握り拳大の石を ラークしないように安全な場所に
置きたくても ガレた斜面は置き場に乏しい
っていうか、そーっと 元に戻すしかなかった
おかげさまで 唐松岳から五竜に向かう登山者は ほんの数人で
前にも後ろにも ほとんど人は見当たらない
(ほっ)
ラークさせなくてよかった
やっと足が地についた
ここからは安全な ハイマツ帯を白岳まで縦走できるのだ
(やったぁー)
ふぇー
大変だったね ひとしさん
なかなか危険な鎖場でした
振り返れば唐松岳からの美しい稜線が
唐松岳
うが うが うが うが
足取りは軽い
ついでに身体も軽い?
ここまでくるのに ひとしさんのザックに入っていた
3リットルのお茶は半分以上飲み干した
ひとしさんのザックは
16,4キロ→15,0キロ に
ようやく超過した重さから解放されたわけだ
とはいえ疲労が溜まり やや足ももつれがち
慎重に進みましょう!
鞍部から大黒岳を巻いて 展望のよい尾根を 剣岳・立山を
眺めながら五竜岳に向かって進んで行く
ゴールの五竜山荘
しばらく行くと 前を歩いていた二人の登山者が 雪で迷い
コースを外れ 危険な岩場を登ろうとしているのを発見
そっちじゃないよぉー
正規ルートは樹林帯の中、一歩間違えたコースを
歩けば危険が伴うのだ
(そう! そう!)
結局ふたりの登山者を追い抜き ひとちがが
先を歩くハメになった
(あちゃ)
あは。
今日も先頭さん
すこぷる景色バツグンの稜線歩きは 最高
立山連邦
大急ぎで移動してきたけど テン場はまだそれほど
混雑はしていないはず
(うん、うん)
五竜山荘は近い、景色を眺めながら のんびり歩こう
目の前には白岳の大きな姿、急登ではないけど
ずぅーっと ジグザグに続いている
うが うが うが うが
先を見るとイヤになりそうなので 足元を見ながら
ひたすら登るっきゃない
白岳の分岐に出た
振り返ると小さくなっていく唐松岳と美しい稜線が輝いている
唐松岳・大黒岳の稜線
直下を見れば 五竜山荘の赤い屋根が
ひとちがを待っていた
やったぁー
とうとう今日の目的地に ゴール
予想外に重たいザックを背負ってきたわりに
フツーの山行タイムで到着できた
(よくがんばりました)
一等地に ひとちがテントを設営、小屋の前のテーブルベンチで
乾杯
ゆっくりと贅沢な時間が流れていく
小屋の前からは五竜岳の厳つい姿が迫って
ド迫力
ひとちがより遅れて 次々と登山者が到着した
がんばってテントをかついで登ってきた
大学生たちも無事到着
(よかったね)
嬉しそうな子供たち、誇らしげな顔で手際よくテントを
張る姿は なんとも微笑ましい
(うん、うん)
おや?
大きなザックからは どでかい鍋が出てきたぞ
食欲旺盛な子供たちは すごく楽しそうに
山ごはんを食べていたよ
今夜は小屋泊は10名程、テントも数張と
夏山を迎える前の静かな五竜山荘であ~る
小屋で水をわけてもらい食事の支度
簡単なものでも美味しいのは 山だから?
テントの中からは五竜岳が見える
テントから出たり 入ったり
くつろぐ姿の 海へび も 大満足 のようであった
(あはははは。)
立山連邦のむこうには駿河湾
ロマンチックな夕日が赤く輝き やがて沈んでいった
ス・テ・キ
明日はいよいよ五竜岳にアタック
今夜は爆睡だね ひとしさん
第四話はこちら
この記事へのコメント
こんにちは。
唐松から五竜までのこの稜線、思い出しますね~。
地図で見ると楽そうだったのですが、実際かなり疲れました...
牛首の岩場もだんだんと歩くのが嫌になっていくんですよ...
ホント、ココは侮れませんよねぇ
五竜山荘のテン場はとてもいい景色ですよね♪
私もちょうど同じ位置にテントを設営しましたよ。
そしてあそこの鳥居にテントを干しました...
唐松から五竜までのこの稜線、思い出しますね~。
地図で見ると楽そうだったのですが、実際かなり疲れました...
牛首の岩場もだんだんと歩くのが嫌になっていくんですよ...
ホント、ココは侮れませんよねぇ
五竜山荘のテン場はとてもいい景色ですよね♪
私もちょうど同じ位置にテントを設営しましたよ。
そしてあそこの鳥居にテントを干しました...
Posted by PALOMON at 2012年06月28日 19:26
それにしてもいい天気~!!
写真を見ているだけでは夏山だぁ~
夕焼けも綺麗~ がんばった者だけへのご褒美ですな。
ビールもうまい!!
それにしても、ひとしさんのカラー すごい目立ちます!!
写真を見ているだけでは夏山だぁ~
夕焼けも綺麗~ がんばった者だけへのご褒美ですな。
ビールもうまい!!
それにしても、ひとしさんのカラー すごい目立ちます!!
Posted by tekapo at 2012年06月28日 19:44
ふふふ~ 見たぞ~
山の上にデポしたってか?
しとちがさん、こんばんは♪
(なまっていてごめんね)
雪は意外と少なかったね!
まあ、この時期は流石に敬遠する人が多いから、
逆にチャンスだったみたい。
ガクガクはテレキャビンの下り、正面の里山から
見上げてたけど、下界からは雲がとれなかった。。。
上は晴れていたんだ、良かったね!
つづき楽しみにしてま~す。
山の上にデポしたってか?
しとちがさん、こんばんは♪
(なまっていてごめんね)
雪は意外と少なかったね!
まあ、この時期は流石に敬遠する人が多いから、
逆にチャンスだったみたい。
ガクガクはテレキャビンの下り、正面の里山から
見上げてたけど、下界からは雲がとれなかった。。。
上は晴れていたんだ、良かったね!
つづき楽しみにしてま~す。
Posted by 岳 at 2012年06月28日 21:00
こんにちは!
唐松岳・五竜岳縦走記録
1日目お疲れ様です♪
天気にも恵まれて最高な夕焼けでしたね!
ひとしさんと同じコロンビアのスパッツ
愛用者として海へびとは!ははは!
私は以前、友達にミツバチハッチと言われましたよ・・・・
2日目が楽しみです!
唐松岳・五竜岳縦走記録
1日目お疲れ様です♪
天気にも恵まれて最高な夕焼けでしたね!
ひとしさんと同じコロンビアのスパッツ
愛用者として海へびとは!ははは!
私は以前、友達にミツバチハッチと言われましたよ・・・・
2日目が楽しみです!
Posted by 黒雷鳥 at 2012年06月29日 16:03
PALOMONさんへ♪
牛首は恐怖でした。
あの手の鎖場は初めてだったので足が震えましたわ!
(マンガの岳の読みすぎのせいか、頭の中は 北ア=滑落。)
やだ やだ・・・
コース地図では もっと稜線は平坦かと思ってましたが なかなかのもんですよね。(同感)
テン場の鳥居?
あれは物干しだったの?
思わず笑いました。
ちがこさんみたいに バチがあたりませんでしたか?
前の週に山荘がオープンしたばかりなので 人も少なく静かで快適でしたよ!
tekapoさんへ♪
素晴らしい夕日でした♪
ホント、ご褒美です・・・
ついでにビールも・・・
キリンの氷結、レモン味があったのには感動しました。
(ちがこさんの大好物。。。うふふ。)
ひとしさんの 海へびは 山にマッチしてました!
あはは。
岳さんへ♪
ねぇ、岳さん。
あそこって みんな絶対先走ると思いませんか?
苦労して登って あとちょっとで山頂なら当然ザックを捨てるでしょ?
でも帰りは地味に登る・・・
なんかダマされた感じ・・・
っていうか 早とちり?
よーく考えれば 地図で勉強しておけばあそこでデポすることはなかったよーな。
上は連日よく晴れていましたが 下界からは雲だったようですね。
いい日に登らせていただきました。
黒雷鳥さんへ♪
ミツバチハッチとは可愛らしい!
そ・れ・は!
黒雷鳥さんが履いているからなんです。
どう見ても 色が黒くてギラギラした山おじさんの ひとしさんが履くと 毒々しい海へびに見えるでしょ!
ズボンもはかずテン場をウロウロしている姿は あまりお見せできるもんじゃありませんな。
うはは。
牛首は恐怖でした。
あの手の鎖場は初めてだったので足が震えましたわ!
(マンガの岳の読みすぎのせいか、頭の中は 北ア=滑落。)
やだ やだ・・・
コース地図では もっと稜線は平坦かと思ってましたが なかなかのもんですよね。(同感)
テン場の鳥居?
あれは物干しだったの?
思わず笑いました。
ちがこさんみたいに バチがあたりませんでしたか?
前の週に山荘がオープンしたばかりなので 人も少なく静かで快適でしたよ!
tekapoさんへ♪
素晴らしい夕日でした♪
ホント、ご褒美です・・・
ついでにビールも・・・
キリンの氷結、レモン味があったのには感動しました。
(ちがこさんの大好物。。。うふふ。)
ひとしさんの 海へびは 山にマッチしてました!
あはは。
岳さんへ♪
ねぇ、岳さん。
あそこって みんな絶対先走ると思いませんか?
苦労して登って あとちょっとで山頂なら当然ザックを捨てるでしょ?
でも帰りは地味に登る・・・
なんかダマされた感じ・・・
っていうか 早とちり?
よーく考えれば 地図で勉強しておけばあそこでデポすることはなかったよーな。
上は連日よく晴れていましたが 下界からは雲だったようですね。
いい日に登らせていただきました。
黒雷鳥さんへ♪
ミツバチハッチとは可愛らしい!
そ・れ・は!
黒雷鳥さんが履いているからなんです。
どう見ても 色が黒くてギラギラした山おじさんの ひとしさんが履くと 毒々しい海へびに見えるでしょ!
ズボンもはかずテン場をウロウロしている姿は あまりお見せできるもんじゃありませんな。
うはは。
Posted by ひとちが at 2012年06月29日 16:28
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