2013年05月06日
がんばったで賞!
2013/4/28
貸切の山頂♪
大滝山
(北アルプス・常念山脈エリア)
全山行 357回

大滝山の情報はこちら
前日の山歩きはこちら
朝の山歩きはこちら
標高 大滝山 2616m
天気
晴れ
山行時間 7時間30分
〈コース〉蝶ヶ岳ヒュッテ(9:00)-ちょっと道迷い?-北峰(11:00-11:20)-
南峰(11:40-11:50)-北峰-まめうち平-三股駐車場(4:30)
ええい!
行ってみなきゃ わかんないじゃん
ええっ?
行くんですか?
連休二日目
(二座目)
朝のお散歩を終え
小屋に戻って朝食を済ませた
すでに人影もない登山者が出発した
抜け殻のような小屋
(あは。)
いつも どん尻ですね
そう
いつも どん尻
お世話になりました
大きな声で小屋のスタッフに挨拶して
大滝山に向かった
(よっしゃ
)

蝶ヶ岳の山頂に ちょいと寄り道して
青空の急斜面を下っていく

大滝山ルートは 赤テープはないけど
夏道はしっかり踏み跡があるらしい
今は雪がガッツリ積もっているので
どこが大滝山の入口なんだかさえわからない
(はぁ。。。)
たぶんこの辺りであろうと思われる場所から
大滝山へ向かうことにする
何の標識もなく 分岐もなく
目印さえない 大滝山ルート
どうすりゃいいの?
こーゆー場合、地図とにらめっこ
地図上では直線コースだけど
真っ直ぐなわけがない
(そう! そう!)
山の山頂は上から見えるわけだから
方向を見定めて あとはルートファインディング
雪山はどこでも
歩けるから
簡単じゃありませんよ
大変なんです
どっちがホント?
今朝 登山者が大滝山へ向かったという情報
足跡ひとつないのは何故だろ?
どう見ても
誰も行っている様子ないですね
すでに不安な ひとち
うじゃうじゃ言っても 始まんない
大きな目立つ木の下に 大型ザックは
捨ててくことにした
(あは。)

身軽になった ひとちが
膝丈ほどの雪を 踏みながら
先陣をきって ちがこさんが進む
ズボ
ズボ
ズボ
ズボ

大滝山の方が 蝶ヶ岳より標高は
低いから楽ちんに見えるでしょ?
あま~い
だぁ~れも入ってないから ずーっとラッセル
意外と 山あり谷あり で大変なわけよ
と
進むべき山へ 樹林帯の横から
ずるして同じルートへ合流している
足跡を見つけた
(やったぁー
)
あれって 朝向かった人の
トレースじゃない?
そうみたいですね
あっちの方が 帰り楽ちんかもよ
どうする? 戻る?
せっかくここまでラッセルしたものの
ブゥブゥ言いながら元来た道を引き返し
捨てたザックを拾って ずるルートから
追っかけることにした
(あららん
)
戻る途中 蝶ヶ岳からスゴイ雪煙が
流れているのがよく見えた
稜線は風が強いのかも

ここで40分以上のロスタイム
気をとりなおして
ずるルートの入口は急斜面の途中にあった
木の下に大型ザックを捨てて足跡を追う
(よっしゃ
)
どう見ても正規ルートとは思えない
人が歩いた後だから安心かと思いきや
目の前には 山の斜面を横断している
危険ポイントにいきなり出た
(げっ
)
がちょび~ん

おっかなびっくり進む
あんまり嬉しくないよね
本当にこのルート正しいのかな?
だって ずるルートでしょ?
雪山はどこでも歩けるって
さっき言ったじゃん
そ そうだけど
とはいえ 深い雪のラッセルよりはマシ
とりあえず ついていく
ひとちがが間違えた 合流地点? にきた
ラッキー♪
これじゃ 迷うこともないよね
そうですね
よかったですぅー
20mほど 足跡を追っかけると
途中で足跡が ブツリと消えた
(はっ
)
消えた?
そう 消えた
この人 諦めて帰っちゃったみたいだね
雪が深いからイヤになっちゃったのかな?
どうします?
この先はスゴイ急斜面ですよ
下ったら這い登るのも大変です
上から覗くと沢筋が見える
時間が気になるのか
ひとしさんは 引き気味
ええい!
行ってみなきゃ わかんないじゃん
ええっ?
行くんですか?
下って登れなかったら諦めるよ
ズルズルと雪斜面を滑り落ちながら
下っていく ちがこさん

シブシブ ひとしさんも後を追う
あ゛―
また始まったよ
ちがこさんの暴走
今度は登りだ
思いのほか 這い登るって感じでもなく
尾根に向かって深い雪を登る
ハァ
ハァ
ハァ

なんとか登れましたね
うん
やっぱ がんばってよかった

目の前には山頂に続く小ピークが並んでいる
(わわわ
)

こうなったら意地でも
山頂まで到達しなければ
ズボ
ズボ
ズボ
ズボ
気温が上がり ほとんど無風状態の尾根は
雪解けが進み アイゼンは高下駄状態
(ぶぅ
)

足が重いよぉー
蹴っ飛ばして 雪を落としながらいけば
歩きやすいですよ
ひとしさんがアドバイスをくれたものの
アイゼンについた雪を 蹴っ飛ばすのは大変だ
たぶん山を巻いているはずのルートも
雪で全くよくわからないので
無視してピークによじ上り通過して行く
やっと出た広い尾根
目の前に樹林帯の境がある北峰が見える

きゃほーっ
いい景色

ゴキゲンな稜線歩きに突入
風もなくポカポカ陽気で飛騨山脈を右に
美しい景色が続いていた
(わ~い
)
さっきまで 乗り気じゃなかった
ひとしさんも いつの間にか笑顔
北峰に到着

いやぁー
なんとも地味な山頂だねぇー
小さな杭みたいな棒が一本
ひょろろ~ん と立っているだけ

ひとしさん?
はい この通り
あー
楽しい♪

振り返ると ひとちがのトレースだけ

左に目をやれば
安曇野の町が霞んで見える

がんばって よかったねぇー
はい
よかったですぅー
ふたりで のんびり
貸切の山頂を楽しむ

大満足

樹林帯を通過して南峰に向かう
深く埋もれた山小屋は 夏の一ヶ月しか
営業しないそう
北アルプスといえど
こんなにも静かな場所もある
(うん、うん
)

南峰からは穂高連邦をはじめ
乗鞍岳 御嶽山まで一望なのだ
いいですねぇー

それにしても ひとち
尋常じゃなく黒いね
いいんですぅーっ
ちょっぴり会社に黒い顔で
出勤するのが憂鬱な ひとちであった
帰りもステキな稜線歩きを楽しみ
避けては通れない 問題の沢筋を這い登る
(がんば! がんば!)
ぐぇぇぇぇ
やっぱ帰りの方が大変だったかも

避けては通れない おっかない
山を横切る雪斜面も無事通過

捨てた大型ザックを拾って
初日に登った雪の本沢ルートを下っていく
うが
うが
うが
うが

大雪で前も横も後ろも見えなかった初日
こんなにも急坂で長かったとわ
大きく常念岳が青空に
どっしりと姿を見せていた

町が近づいてきた

雪のなくなった登山道は
見覚えのない夏道へと変わっていたよ

がんばったじゃん
ひとちが
そうでしょ!
連休前半の山歩きのお話は
これでおしまい
後半も ガッツり雪山に入っちゃうからね
乞うご期待
この日の立ち寄り湯はこちら
安曇野蝶ヶ岳温泉
四季の郷 ほりでーゆー
この日は連休のため?大混雑・・・
貸切の山頂♪
大滝山
(北アルプス・常念山脈エリア)
全山行 357回







標高 大滝山 2616m
天気

山行時間 7時間30分
〈コース〉蝶ヶ岳ヒュッテ(9:00)-ちょっと道迷い?-北峰(11:00-11:20)-
南峰(11:40-11:50)-北峰-まめうち平-三股駐車場(4:30)
ええい!
行ってみなきゃ わかんないじゃん

ええっ?
行くんですか?
連休二日目
(二座目)
朝のお散歩を終え
小屋に戻って朝食を済ませた

すでに人影もない登山者が出発した
抜け殻のような小屋

(あは。)
いつも どん尻ですね

そう
いつも どん尻

お世話になりました

大きな声で小屋のスタッフに挨拶して
大滝山に向かった

(よっしゃ


蝶ヶ岳の山頂に ちょいと寄り道して
青空の急斜面を下っていく


大滝山ルートは 赤テープはないけど
夏道はしっかり踏み跡があるらしい

今は雪がガッツリ積もっているので
どこが大滝山の入口なんだかさえわからない

(はぁ。。。)
たぶんこの辺りであろうと思われる場所から
大滝山へ向かうことにする

何の標識もなく 分岐もなく
目印さえない 大滝山ルート

どうすりゃいいの?
こーゆー場合、地図とにらめっこ

地図上では直線コースだけど
真っ直ぐなわけがない

(そう! そう!)
山の山頂は上から見えるわけだから
方向を見定めて あとはルートファインディング

雪山はどこでも
歩けるから

簡単じゃありませんよ
大変なんです

どっちがホント?
今朝 登山者が大滝山へ向かったという情報
足跡ひとつないのは何故だろ?
どう見ても
誰も行っている様子ないですね

すでに不安な ひとち

うじゃうじゃ言っても 始まんない

大きな目立つ木の下に 大型ザックは
捨ててくことにした

(あは。)

身軽になった ひとちが

膝丈ほどの雪を 踏みながら
先陣をきって ちがこさんが進む

ズボ





大滝山の方が 蝶ヶ岳より標高は
低いから楽ちんに見えるでしょ?
あま~い
だぁ~れも入ってないから ずーっとラッセル
意外と 山あり谷あり で大変なわけよ

と
進むべき山へ 樹林帯の横から
ずるして同じルートへ合流している
足跡を見つけた

(やったぁー

あれって 朝向かった人の
トレースじゃない?
そうみたいですね

あっちの方が 帰り楽ちんかもよ
どうする? 戻る?
せっかくここまでラッセルしたものの
ブゥブゥ言いながら元来た道を引き返し
捨てたザックを拾って ずるルートから
追っかけることにした

(あららん

戻る途中 蝶ヶ岳からスゴイ雪煙が
流れているのがよく見えた

稜線は風が強いのかも


ここで40分以上のロスタイム

気をとりなおして

ずるルートの入口は急斜面の途中にあった
木の下に大型ザックを捨てて足跡を追う

(よっしゃ

どう見ても正規ルートとは思えない

人が歩いた後だから安心かと思いきや
目の前には 山の斜面を横断している
危険ポイントにいきなり出た

(げっ

がちょび~ん

おっかなびっくり進む

あんまり嬉しくないよね
本当にこのルート正しいのかな?
だって ずるルートでしょ?
雪山はどこでも歩けるって
さっき言ったじゃん

そ そうだけど

とはいえ 深い雪のラッセルよりはマシ
とりあえず ついていく

ひとちがが間違えた 合流地点? にきた

ラッキー♪
これじゃ 迷うこともないよね

そうですね
よかったですぅー

20mほど 足跡を追っかけると
途中で足跡が ブツリと消えた

(はっ

消えた?
そう 消えた

この人 諦めて帰っちゃったみたいだね
雪が深いからイヤになっちゃったのかな?
どうします?
この先はスゴイ急斜面ですよ
下ったら這い登るのも大変です

上から覗くと沢筋が見える

時間が気になるのか
ひとしさんは 引き気味

ええい!
行ってみなきゃ わかんないじゃん

ええっ?
行くんですか?
下って登れなかったら諦めるよ

ズルズルと雪斜面を滑り落ちながら
下っていく ちがこさん


シブシブ ひとしさんも後を追う

あ゛―
また始まったよ
ちがこさんの暴走

今度は登りだ

思いのほか 這い登るって感じでもなく
尾根に向かって深い雪を登る

ハァ




なんとか登れましたね

うん

やっぱ がんばってよかった


目の前には山頂に続く小ピークが並んでいる

(わわわ


こうなったら意地でも
山頂まで到達しなければ

ズボ




気温が上がり ほとんど無風状態の尾根は
雪解けが進み アイゼンは高下駄状態

(ぶぅ


足が重いよぉー

蹴っ飛ばして 雪を落としながらいけば
歩きやすいですよ

ひとしさんがアドバイスをくれたものの
アイゼンについた雪を 蹴っ飛ばすのは大変だ

たぶん山を巻いているはずのルートも
雪で全くよくわからないので
無視してピークによじ上り通過して行く

やっと出た広い尾根

目の前に樹林帯の境がある北峰が見える


きゃほーっ
いい景色


ゴキゲンな稜線歩きに突入

風もなくポカポカ陽気で飛騨山脈を右に
美しい景色が続いていた

(わ~い

さっきまで 乗り気じゃなかった
ひとしさんも いつの間にか笑顔

北峰に到着


いやぁー
なんとも地味な山頂だねぇー

小さな杭みたいな棒が一本
ひょろろ~ん と立っているだけ


ひとしさん?
はい この通り

あー
楽しい♪

振り返ると ひとちがのトレースだけ


左に目をやれば
安曇野の町が霞んで見える


がんばって よかったねぇー

はい
よかったですぅー

ふたりで のんびり
貸切の山頂を楽しむ


大満足

樹林帯を通過して南峰に向かう

深く埋もれた山小屋は 夏の一ヶ月しか
営業しないそう

北アルプスといえど
こんなにも静かな場所もある

(うん、うん


南峰からは穂高連邦をはじめ
乗鞍岳 御嶽山まで一望なのだ

いいですねぇー


それにしても ひとち
尋常じゃなく黒いね

いいんですぅーっ

ちょっぴり会社に黒い顔で
出勤するのが憂鬱な ひとちであった

帰りもステキな稜線歩きを楽しみ
避けては通れない 問題の沢筋を這い登る

(がんば! がんば!)
ぐぇぇぇぇ
やっぱ帰りの方が大変だったかも


避けては通れない おっかない
山を横切る雪斜面も無事通過


捨てた大型ザックを拾って
初日に登った雪の本沢ルートを下っていく

うが





大雪で前も横も後ろも見えなかった初日
こんなにも急坂で長かったとわ

大きく常念岳が青空に
どっしりと姿を見せていた


町が近づいてきた


雪のなくなった登山道は
見覚えのない夏道へと変わっていたよ


がんばったじゃん
ひとちが
そうでしょ!
連休前半の山歩きのお話は
これでおしまい

後半も ガッツり雪山に入っちゃうからね

乞うご期待


安曇野蝶ヶ岳温泉
四季の郷 ほりでーゆー
この日は連休のため?大混雑・・・

この記事へのコメント
ひとちがさん、こんにちは
ひとちしゃん、20キロ背負って雪道は凄い!
最高17キロでもザックを下ろすと空中浮遊の雰囲気でした。
蝶ヶ岳は小屋締めの前日行きましたが、蝶ヶ岳ヒュッテ、大滝山荘
も一緒に経営されている女性の経営者で、「おもてなしの精神」が
いき届いた山小屋でしたよ。
絶景ですよね!蝶から見上げたもんだよ~
ひとちしゃん、20キロ背負って雪道は凄い!
最高17キロでもザックを下ろすと空中浮遊の雰囲気でした。
蝶ヶ岳は小屋締めの前日行きましたが、蝶ヶ岳ヒュッテ、大滝山荘
も一緒に経営されている女性の経営者で、「おもてなしの精神」が
いき届いた山小屋でしたよ。
絶景ですよね!蝶から見上げたもんだよ~
Posted by 岳 at 2013年05月07日 18:15
岳さんへ♪
はい、蝶ヶ岳ヒュッテはよかったです。
ストーブもバンバン燃えてましたし、
なんといってっも大型ストーブで濡れた衣類を
乾燥させてもらえるのはありがたい・・・
自炊室もバッチリ、部屋もカーテンで仕切られて
いたので他人を気にすることもなく。
ぐっすり眠れて最高でした。
(シーズン時期はスゴく込み合うんでしょうな。。。)
ひとしさんのザックは20キロですが、ほとんど水分と
食糧だったような。。。
大食漢夫婦ってのは こーゆー時不利ですね。
お天気回復して展望もバツグン
よい山歩きができました。
うはは!
はい、蝶ヶ岳ヒュッテはよかったです。
ストーブもバンバン燃えてましたし、
なんといってっも大型ストーブで濡れた衣類を
乾燥させてもらえるのはありがたい・・・
自炊室もバッチリ、部屋もカーテンで仕切られて
いたので他人を気にすることもなく。
ぐっすり眠れて最高でした。
(シーズン時期はスゴく込み合うんでしょうな。。。)
ひとしさんのザックは20キロですが、ほとんど水分と
食糧だったような。。。
大食漢夫婦ってのは こーゆー時不利ですね。
お天気回復して展望もバツグン
よい山歩きができました。
うはは!
Posted by ひとちが
at 2013年05月08日 08:01

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